JP2005256517A - 養生部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い圧力が加わっても、床面の傷つきや破損を防止又は減少させることができる養生部材を提供する。
【解決手段】少なくとも2層以上の層が重合して形成される養生部材であって、保護すべき床面に面する裏面を形成する裏層よりも高い硬度の材質によって形成された高硬度層が、該少なくとも2層以上の層のうち該裏層以外に存在するものである、養生部材である。前記高硬度層が表面を形成するものであってもよい。前記裏層が、発泡樹脂材料によって形成されているものであってもよい。前記裏層が、エンボス加工されたシート状又は板状の部材によって形成されているものであってもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、養生部材に関し、より詳細には、工事等を行う際に床の上に敷くことで、工事を行う間に床面が傷つかないよう一時的に保護するための養生部材に関する。
建築工事等を行う際、床が既に完成した後、その周囲の工事を行おうとすると、該完成した床を靴底にて踏みつけることや、該完成した床に工具等を落下させることで、該完成した床を傷つけたり破損させることがあった。
かかる問題を回避するため、従前から、完成した床の上に養生部材を敷くことが行われてきた。従前から用いられてきた養生部材は、紙や樹脂等によって形成された柔らかいシート状のものが用いられてきた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−273799号公報(請求項1等)
しかしながら、従来から用いられてきた、特許文献1に示される紙製のシートや樹脂製のシートは、柔軟であるため高い圧力が加わると(例えば、重たい工具等を落下させた場合や、靴底に石が挟まった状態で該靴底にて踏みつける場合や、重量物を引きずるような場合等)その圧力が床面に伝わり、床面に窪みを形成する等のように床面を傷つけたり破損させることがあった。
そこで、本発明においては、高い圧力が加わっても、床面の傷つきや破損を防止又は減少させることができる養生部材を提供することを目的とする。
本発明の養生部材(以下、「本部材」という。)は、少なくとも2層以上の層が重合して形成される養生部材であって、保護すべき床面に面する裏面を形成する裏層よりも高い硬度の材質によって形成された高硬度層が、該少なくとも2層以上の層のうち該裏層以外に存在するものである、養生部材である。
このため保護すべき床面に面する裏面を形成する裏層を柔らかい材質によって形成することで、該床面の傷つき等を防止し該床面を十分に保護することができる。一方、本部材を構成する少なくとも2層以上の層のうち裏層以外に高硬度層が存在する。高硬度層は、裏層よりも高い硬度の材質によって形成されるので、本部材の表面(本部材が有する両面のうち、保護すべき床面に面する裏面とは反対側の面をいう。以下、同じ。)に高い圧力が加わっても(例えば、重たい工具等を落下させた場合や、靴底に石が挟まった状態で該靴底にて踏みつける場合や、重量物を引きずるような場合等)その圧力を高硬度層が分散させることで床面が受ける圧力を低下させ(圧力が床面に伝わりにくい)、床面に窪みが形成される等のように床面が傷ついたり破損するすることを防止又は減少させることができる。
なお、ここに「硬度」とは、ロックウエル硬さ試験機(B硬さ)によって測定される硬さをいう。
前記高硬度層が、表面を形成するものであってもよい。
高硬度層が表面(本部材が有する両面のうち、保護すべき床面に面する裏面とは反対側の面)を形成することで、該表面に高い圧力が加わった場合、その圧力を高硬度層が直接受けて高硬度層が分散させるので、本部材が受ける圧力によって本部材のうち高硬度層以外の部分が損傷等することを防止又は減少させることができる。
前記裏層が、発泡樹脂材料によって形成されているものであってもよい。
発泡樹脂材料は気泡を有しているので通常柔らかであるので、保護すべき床面に面する裏面を形成する裏層を発泡樹脂材料によって形成することで、床面の傷つき等を防止し該床面を十分に保護することができる。また、気泡が該裏面に開いた状態(即ち、気泡によって該裏面に窪みが形成されている状態)であれば、埃、砂、小さなゴミ等の異物が気泡の内部に収容されることで(該異物が、該窪みに入り込む)、該異物によって床面が傷つけられること等を防止又は減少させることができる。
なお、発泡樹脂材料としては、様々なものを用いることができ、何ら制限されるものではないが、一例としては、発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン等を例示的に挙げることができる。
前記裏層が、エンボス加工されたシート状又は板状の部材によって形成されているもの(以下、「エンボス使用部材」という。)であってもよい。
エンボス加工されたシート状又は板状の部材は凹凸を有しているので、保護すべき床面に面する裏面を形成する裏層をエンボス加工されたシート状又は板状の部材によって形成することで、埃、砂、小さなゴミ等の異物が凹部に収容されることで(該異物が、凹部に入り込む)、該異物によって床面が傷つけられること等を防止又は減少させることができる。
エンボス使用部材の場合、前記シート状又は板状の部材が、エンボス加工された紙によって形成されるもの(以下、「エンボス紙使用部材」という。)であってもよい。
こうすることで前記裏層がエンボス加工された紙(エンボス紙)によって形成されるので、エンボス加工が容易な紙を用いることにより安価かつ容易に本部材を構成することができる。また、紙は廃棄が比較的容易なので、本部材の廃棄を容易ならしめる。
エンボス紙使用部材の場合、前記紙の両主表面のうち少なくとも一面が、非水溶性の樹脂材料によって被覆されているものであってもよい。
こうすることで本部材の表面から水分がしみこむ場合、非水溶性の樹脂材料による被覆が、保護すべき床面への水分の到達を防止又は減少させることができる。また、非水溶性の樹脂材料による被覆が存する該一面から水分が紙にしみこむことを防止することができるので、水分による紙の破壊等を防止又は減少させることもできる。
前記高硬度層が、木材によって形成されているもの(以下、「木材使用部材」という。)であってもよい。
前記高硬度層は、様々なものによって構成されてよく何ら制限されるものではないが、一例を挙げるとすれば、鋼板やアルミニウム板等のような金属材料、コンクリート板やセラミック板等のような無機材料、樹脂製の板等のような有機材料、木材等を例示的に列挙することができる。
木材は高硬度層を形成した際、本部材の表面に高い圧力が加わっても、通常、十分な硬度及び強度を有していることから、床面に窪みが形成される等のように床面を傷つけたり破損させることを防止又は減少させることができると共に、本部材を破れにくくし高い耐久性を与える。また、木材は廃棄又はリサイクル使用が比較的容易なので、本部材の廃棄を容易ならしめる。
木材使用部材の場合、前記高硬度層が、ベニヤ板によって形成されているものであってもよい。
ベニヤ板は、木材の薄板を木目の方向を違えて貼りあわせたものであるので、単板に比して、方向(木目の方向に対する応力の方向)による強度の差が小さい。このためベニヤ板により高硬度層を形成した際、高硬度層に生じる応力の方向による強度変化が小さいので、いずれの方向の応力についても高い信頼性を発揮することができる。
前記裏層を含む部分と前記高硬度層を含む部分とが互いに固定されており、さらに分離可能であってもよい(以下、「分離可能部材」という。)。
本部材が使用される際には、本部材を構成する重合された各層は互いに固定される必要があるが、本部材を廃棄する際には各層が分離できるようにされていてもよい。本部材の使用が終わり本部材をリサイクル使用又は廃棄する際、それぞれの層を構成している材質等に応じてリサイクル使用又は廃棄の方法が異なることがある。とりわけ裏層と高硬度層とは、それらの硬度が異なることから通常材質が大きく異なることが多いので、前記裏層を含む部分と前記高硬度層を含む部分とは別々にリサイクル使用又は廃棄されることが多く、かかる点から前記裏層を含む部分と前記高硬度層を含む部分とは分離可能(両部分は、使用時には互いに固定されている。)である方が、本部材のリサイクル使用又は廃棄に際して好都合であることが多い。
分離可能部材の場合、前記裏層を含む部分と前記高硬度層を含む部分との固定が接着によるものであってもよい。
前記裏層を含む部分と前記高硬度層を含む部分との固定は、両部分を確実に固定することができ分離することができるものであればいかなるものであってもよく何ら制限されるものではないが、例えば、両部分が互いに係合することで互いに固定されるものや、ボルトとナット等のような別部材によって両部分を連結して固定するものや、両部分を接着して固定するもの等を例示することができる。とりわけ両部分が接着により固定されるものであれば、係合のための特別な構造を形成したり、ボルトやナット等のような別部材を用意することなく、両部分を簡単に固定することができると共に、本部材を適宜の形状に切断しても(本部材の主表面が所望形状になるように切断する)両部分が不意に分離することがない。また、両部分を分離した後も、付着した接着剤は通常小さいので(乾燥した接着剤は溶媒が除かれているので、体積及び重量ともに小さい。)、両部分のリサイクル使用又は廃棄に与える影響が小さい。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の本発明の養生部材(以下、「第1本部材」という。)11の断面図である。図1を参照して、第1本部材11について説明する。なお、図1は、第1本部材11の裏面11a及び表面11bに垂直な断面を示している。また、第1本部材11の厚み(図1中、矢印t1にて示す。)はほぼいずれの場所も同じであり、裏面11a及び表面11bは互いに略平行である。
第1本部材11は、裏面11aを形成する裏層21と、裏層21に重合された高硬度層31と、裏層21と高硬度層31との間に介在する接着層(図示せず)と、を備えて形成されている。
高硬度層31は、ベニヤ板(通常、養生ベニヤ等と呼ばれる。)によって構成されており、厚み(図1中、矢印t2にて示す。)はここでは約4mmである。なお、高硬度層31の厚み(t2)は、第1本部材11の使用条件等に応じて適宜定められてよく特に制限されるものではないが、通常、2〜30mm程度とされてもよい。
裏層21は、発泡ポリエチレン(シート)によって構成されており、厚み(図1中、矢印t3にて示す。)はここでは約2.5mmである。なお、裏層21の厚み(t3)は、第1本部材11の使用条件等に応じて適宜定められてよく特に制限されるものではないが、通常、2〜3mm程度とされてもよい。
そして、裏層21と高硬度層31との間に介在する接着層(図示せず)は、裏層21と高硬度層31との間(全面)に塗布された接着剤が乾燥して形成されたものである。該接着剤としては裏層21と高硬度層31とをうまく接着することができるものであればいかなるものが用いられてもよく何ら制限されるものではない(例えば、塩化ビニール樹脂系接着剤(商標名「軟質ビニールセメダイン」)を用いてもよい。)。なお、裏層21と高硬度層31とを引き離すように所定の大きさ以上の力を加えると、該接着層により接着された裏層21と高硬度層31とは破壊されることなく互いに分離される。
以上説明したように、第1本部材11は、少なくとも2層以上の層(ここでは裏層21と高硬度層31との2層)が重合して形成される養生部材であって、保護すべき床面に面する裏面11aを形成する裏層21よりも高い硬度の材質(ベニヤ板)によって形成された高硬度層31が、該少なくとも2層以上の層(裏層21と高硬度層31との2層)のうち裏層21以外に存在するものである、養生部材である。
そして、第1本部材11においては、高硬度層31が表面11bを形成する。
加えて、裏層21が、発泡樹脂材料たる発泡ポリエチレンによって形成されている。また、高硬度層31が、ベニヤ板(木材)によって形成されている。
そして、裏層21を含む部分(ここでは該部分は裏層21のみから構成される。)と高硬度層31を含む部分(ここでは該部分は高硬度層31のみから構成される。)とが互いに接着により固定されており、さらに裏層21と高硬度層31とを引き離すように力を加えることでこれら両者は分離可能である。
(第2実施形態)
図2は、第2実施形態の本発明の養生部材(以下、「第2本部材」という。)51の断面図であり、図3は図2の円A中の拡大図である。図2及び図3を参照して、第2本部材51について説明する。なお、図2は、第2本部材51の裏面51a及び表面51bに垂直な断面を示している。また、第2本部材51の厚み(図2中、矢印t5にて示す。)はほぼいずれの場所も同じであり、裏面51a及び表面51bは互いに略平行である。また、図示を容易にするため、図2においては、後述の裏層61の詳細断面を示していない(該詳細断面は図3を参照されたい。)。
第2本部材51は、裏面51aを形成する裏層61と、裏層61に重合された高硬度層71と、裏層61と高硬度層71との間に介在する接着層(図示せず)と、を備えて形成されている。
高硬度層71は、第1本部材11の高硬度層31を構成するのと同様のベニヤ板が用いられるので、ここでは説明を省略する(第1本部材11の高硬度層31の説明を参照されたい。)。
裏層61は、両主表面にポリエチレンが被覆された紙によって形成されている。即ち、裏層61は、紙本体61aと、紙本体61aの両主表面のうち一面を被覆する第1ポリエチレン被膜61bと、紙本体61aの両主表面のうち他面を被覆する第2ポリエチレン被膜61cと、を有してなる(特に、図3を参照されたい。なお、裏層61のいずれの部分も、このような紙本体61aと第1ポリエチレン被膜61bと第2ポリエチレン被膜61cとによって形成されている。)。また、裏層61は、エンボス加工されたシート状の部材(紙)から形成されており、このため裏層61が形成する裏面51aには、凹部61gと凸部61fとが形成されている。そして、裏層61の厚み(図2中、矢印t6にて示す。)はここでは約2mmであるが、第2本部材51の使用条件等に応じて適宜定められてよく特に制限されるものではないが、通常、1〜3mm程度とされてもよい。なお、このような両面がポリエチレンによって被覆された紙は、市販されており(例えば、「養生紙PE両面ラミネート紙」として知られている。)、かかる両面がポリエチレンによって被覆された紙にエンボス加工がされたものも知られている。
そして、裏層61と高硬度層71との間に介在する接着層(図示せず)は、裏層61と高硬度層71との間に塗布された接着剤が乾燥して形成されたものである。該接着剤としては裏層61と高硬度層71とをうまく接着することができるものであればいかなるものが用いられてもよく何ら制限されるものではない(例えば、塩化ビニール樹脂系接着剤(商標名「軟質ビニールセメダイン」)を用いてもよい。)。なお、裏層61と高硬度層71とを引き離すように所定の大きさ以上の力を加えると、該接着層により接着された裏層61と高硬度層71とは破壊されることなく互いに分離されるが、ベニヤ板(木材)により形成された高硬度層71と、ポリエチレンによって被覆された紙により形成された裏層61と、は、通常、互いに分離することなく一緒にリサイクル使用又は廃棄できる場合が多い。
以上説明したように、第2本部材51は、少なくとも2層以上の層(ここでは裏層61と高硬度層71との2層)が重合して形成される養生部材であって、保護すべき床面に面する裏面51aを形成する裏層61よりも高い硬度の材質(ベニヤ板)によって形成された高硬度層71が、該少なくとも2層以上の層(裏層61と高硬度層71との2層)のうち裏層61以外に存在するものである、養生部材である。
そして、第2本部材51においては、高硬度層71が、表面51bを形成する。
また、裏層61が、エンボス加工されたシート状又は板状の部材によって形成されている。そして、前記シート状又は板状の部材が、エンボス加工された紙によって形成されている。また、該紙の両主表面のうち少なくとも一面(ここでは両主表面の両方)が、非水溶性の樹脂材料たるポリエチレンによって被覆されている(該両主表面のうち一面は第1ポリエチレン被膜61bにより、該両主表面のうち他面は第2ポリエチレン被膜61cにより、それぞれ被覆されている。)。
加えて、高硬度層71が、ベニヤ板(木材)によって形成されている。
そして、裏層61を含む部分(ここでは該部分は裏層61のみから構成される。)と高硬度層71を含む部分(ここでは該部分は高硬度層71のみから構成される。)とが互いに接着により固定されており、さらに裏層61と高硬度層71とを引き離すように力を加えることでこれら両者は分離可能である。
なお、第2本部材51の裏層61は、ここでは第1ポリエチレン被膜61bと第2ポリエチレン被膜61cとによって両主表面が被覆されていたが、これに限定されるものではなく、第1ポリエチレン被膜61bと第2ポリエチレン被膜61cとのいずれか1を有さないものや、第1ポリエチレン被膜61bと第2ポリエチレン被膜61cとのいずれも有さないもの(即ち、主表面のいずれの場所にもポリエチレン被膜が存しないもの)を用いてもよい。
このような第1本部材11や第2本部材51は、図4(a)及び(b)に示すように、いずれも床面91に敷設されて床面91を保護することができる。
第1本部材11は、図4(a)に示すように、その裏面11aが床面91に面するように敷設されており、かかる状態においてその表面11bに高い圧力が加わっても(例えば、表面11bに重たい工具等を落下させる場合や、靴底に石が挟まった状態で該靴底にて表面11bを踏みつける場合や、重量物を表面11b上を引きずるような場合等)その圧力を高硬度層31が分散させることで床面91が受ける圧力を低下させ(圧力が床面91に伝わりにくい)、床面91に窪みが形成される等のように床面91を傷つけたり破損させることを防止又は減少させることができる。また、第1本部材11が床面91を覆っているので、床面91が汚れることも防止又は減少させることができる。
同様に、第2本部材51は、図4(b)に示すように、その裏面51a(凸部61f)が床面91に面するように敷設されており、かかる状態においてその表面51bに高い圧力が加わっても(例えば、表面51bに重たい工具等を落下させる場合や、靴底に石が挟まった状態で該靴底にて表面51bを踏みつける場合や、重量物を表面51b上を引きずるような場合等)その圧力を高硬度層71が分散させることで床面91が受ける圧力を低下させ(圧力が床面91に伝わりにくい)、床面91に窪みが形成される等のように床面91を傷つけたり破損させることを防止又は減少させることができる。また、第2本部材51が床面91を覆っているので、床面91が汚れることも防止又は減少させることができる。
また、このような本部材(第1本部材11、第2本部材51)は、高硬度層31、71が存在するので、破れやすく耐久性の面で問題があった従来のシート(例えば、特許文献1に示される紙製のシートや樹脂製のシート)に比して、破れにくく高い耐久性を有する。
第1実施形態の本発明の養生部材(第1本部材)の断面図である。 第2実施形態の本発明の養生部材(第2本部材)の断面図である。 図2の円A中の拡大図である。 第1本部材及び第2本部材の使用状態を示す断面図である。
符号の説明
11 第1本部材
11a 裏面
11b 表面
21 裏層
31 高硬度層
51 第2本部材
51a 裏面
51b 表面
61 裏層
61a 紙本体
61b 第1ポリエチレン被膜
61c 第2ポリエチレン被膜
61f 凸部
61g 凹部
71 高硬度層
91 床面

Claims (10)

  1. 少なくとも2層以上の層が重合して形成される養生部材であって、
    保護すべき床面に面する裏面を形成する裏層よりも高い硬度の材質によって形成された高硬度層が、該少なくとも2層以上の層のうち該裏層以外に存在するものである、養生部材。
  2. 前記高硬度層が、表面を形成するものである、請求項1に記載の養生部材。
  3. 前記裏層が、発泡樹脂材料によって形成されているものである、請求項1又は2に記載の養生部材。
  4. 前記裏層が、エンボス加工されたシート状又は板状の部材によって形成されているものである、請求項1又は2に記載の養生部材。
  5. 前記シート状又は板状の部材が、エンボス加工された紙によって形成されるものである、請求項4に記載の養生部材。
  6. 前記紙の両主表面のうち少なくとも一面が、非水溶性の樹脂材料によって被覆されているものである、請求項5に記載の養生部材。
  7. 前記高硬度層が、木材によって形成されているものである、請求項1乃至6のいずれか1に記載の養生部材。
  8. 前記高硬度層が、ベニヤ板によって形成されているものである、請求項7に記載の養生部材。
  9. 前記裏層を含む部分と前記高硬度層を含む部分とが互いに固定されており、さらに分離可能である、請求項1乃至8のいずれか1に記載の養生部材。
  10. 前記裏層を含む部分と前記高硬度層を含む部分との固定が接着によるものである、請求項9に記載の養生部材。
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