JP2005255394A - エレベーターの保全システム - Google Patents

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【課題】稼動データ計測装置無しエレベーターについても、エレベーターの保全指令の出力を可能にするエレベーターの保全システムの提供。
【解決手段】上記課題は、稼動データ計測装置付きエレベーター及び稼動データ計測装置無しエレベーターの仕様を保管する仕様データベース21と、この仕様データベース21の中から稼動データ計測装置無しエレベーターの仕様と類似するところの稼動データ計測装置付きエレベーターを選択する類似仕様エレベーター選択手段22と、この類似仕様エレベーター選択手段22によって選択された稼動データ計測装置付きエレベーターに関する稼動データを稼動データ記憶装置20から取り出す取出手段24と、この取出手段24によって出力された稼動データと判定値データベース23に保管されている判定値とを比較して保全指令を出力する保全指令出力手段25とにより、達成できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベーターの運行状態及び各部品の動作状態を計測して得られた稼動データに基づきエレベーターの保全作業指令や部品交換指令を行うエレベーターの保全システムに関するものである。
従来、エレベーターは、故障などが発生して運行が停止すると、建物を利用する人々に多大な迷惑を与えるだけではなく、故障の種類によっては、人身事故に至る危険性があった。それゆえに、エレベーターを安全に運行させるための保全作業はきわめて重要な業務であるので、その保全作業を定期的に行うようにしている。そして、その保全作業には、各部の動作チェックや調整寸法の確認を行った結果により部品交換が必要となる場合もあり、その判断には保全作業者の経験や知識が必要であった。しかも、近年、新設されるエレベーターの構造やそのエレベーターを制御する制御装置は、複雑で、かつ、高度化されているため、保全作業時間が長くかかるようになってきた。
そこで、エレベーターの制御盤に、エレベーターの運行時間や部品の動作回数及び動作時間などを計測して記憶させるための稼動データ計測装置を取り付けて、その装置によって計測された稼動データを、定期的に通信回線を介して遠隔監視センターに収集し、その収集した稼動データを基に遠隔監視センターで自動的に解析することによって、保全作業で、実施すべき調整・確認の個所や部品交換の時期などの計画をするようにしたエレベーターの保全システムが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−162934号公報(段落番号0011〜段落番号0033、図1)
しかしながら、上述特開平5−162934号公報に記載のエレベーターの保全システムは、エレベーター毎に、エレベーターの運行時間や部品の動作回数及び動作時間などを計測して記憶するための稼動データ計測装置を取り付ける必要があり、かつ、その稼動データ計測装置に記憶した稼動データを、遠隔監視センターに収集するための通信手段なども必要であった。そのために、例えば、同じ仕様のエレベーターが多数台設置された建物において、それらエレベーター1台1台に対して、稼動データ計測装置を取り付けるようにしていたので、その取り付け費用が大幅に掛かると共に、それら稼動データ計測装置から稼動データを収集するための通信費が大幅に掛かるという問題があった。
さらに、エレベーターを設置した建物等の事情により、稼動データ計測装置に記憶した稼動データを収集するための通信手段を、設置できない場合や建物に設置されているエレベーターが旧式で、そのエレベーターに稼動データ計測装置を取り付けることができない場合には、稼動データ計測装置から稼動データを遠隔監視センターに収集できず、エレベーターの稼動状況に従った保全作業指示や部品交換指示を実施することができないという問題があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、エレベーターの稼動データを計測する稼動データ計測装置を取り付けなくとも、エレベーターの保全作業及び部品交換の時期を把握して保全指令を出すことを可能にするエレベーターの保全システムを提供するにある。
上記目的は、1個以上の稼動データ計測装置付きエレベーターと、1個以上の稼動データ計測装置無しエレベーターとを含み、前記稼動データ計測装置付きエレベーターに設置した稼動データ計測装置によって得られた稼動データに基づき保全指令を出力するようにしたエレベーターの保全システムにおいて、予め設定した判定値を保管する判定値データベースと、前記稼動データ計測装置付きエレベーター及び前記稼動データ計測装置無しエレベーターの仕様を保管する仕様データベースと、この仕様データベースの中から前記稼動データ計測装置無しエレベーターの仕様と類似するところの前記稼動データ計測装置付きエレベーターを選択する類似仕様エレベーター選択手段と、この類似仕様エレベーター選択手段によって選択された前記稼動データ計測装置付きエレベーターに関する稼動データを前記稼動データ記憶装置から取り出す取出手段と、この取出手段によって出力された稼動データと前記判定値データベースに保管されている判定値とを比較して保全指令を出力する保全指令出力手段とを少なくとも具備することにより、達成できる。
本発明によれば、エレベーターの稼動データを計測する稼動データ計測装置が取り付けていないエレベーターについても、適切な保全作業指令及び部品交換指令を出すことを可能にするエレベーターの保全システムを提供できた。
以下、本発明に係る昇降機のエレベーターの保全システムの一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示すエレベーターの保全システムの概略構成図である。図2は、本発明の一実施形態を示すエレベーターの保全システムにおける要部機能ブロック図である。図3は、本発明の一実施形態を示し、エレベーターの保全システムにおける保全指令を出力する部分の機能ブロック図である。図4は、本発明の一実施形態に係わる仕様データベースに保管されるところのエレベーターの仕様内容例を示す図である。図5は、本発明の一実施形態に係わる判定値データベースに保管される保全作業指令のための判定値を示す図である。図6は、本発明の一実施形態に係わる判定値データベースに保管される交換作業指令のための判定値を示す図である。
図1において、建物1(以下、Aビル1と称する。)内には、第1のエレベーター2と、この第1のエレベーター2と仕様が同じである第2のエレベーター3が併設されている。第1のエレベーター2及び第2のエレベーター3は、乗りかご4とつり合いおもり5が主ロープ6を介して連結されており、この主ロープ6が巻き掛けられた巻上機7を電動機8で、回転させることにより、昇降路9内を乗りかご4及びつり合いおもり5が釣瓶式に昇降するように構成されている。第1のエレベーター2及び第2のエレベーター3の主ロープ6は、図1に示すように、機械室10内に設けられたガイドプーリ11に巻き掛けられている。
第1のエレベーター2は、図1に示すように、制御盤12により、階床2A、2B、2C、2D、2Eの5階床で停止するように制御されている。第2のエレベーター3は、制御盤13により、階床3A、3B、3C、3D、3Eの5階床で停止するように制御されている。Aビル1に隣接して設けられた建物14(以下、Bビル14と称する。)内には、図1に示すように、第2のエレベーター3と仕様が同じである第3のエレベーター15が単独で設置されている。Bビル14の第3のエレベーター15は、第2のエレベーター3と同じく、昇降路9内に、乗りかご4、つり合いおもり5、及び主ロープ6などを有し、かつ、機械室10内に、巻上機7、電動機8、ガイドプーリ11、及び制御盤13などを有し、その制御盤13により、階床15A、15B、15C、15D、15Eの5階床で停止するように制御されている。
第1のエレベーター2の機械室10内には、図1に示すように、制御盤12に接続された稼動データ計測装置16が設置されている。第2のエレベーター3及び第3のエレベーター15は、図1に示すように、稼動データ計測装置16が設置されていない。よって、以下、第1のエレベーター2を稼動データ計測装置付きエレベーター2と、第2のエレベーター3を稼動データ計測装置無しエレベーター3と、第3のエレベーター15を稼動データ計測装置無しエレベーター15と、それぞれ称することとする。なお、稼動データ計測装置無しエレベーター15は、建物等の事情により、稼動データ計測装置16及び通信手段17を設置できないものとする。
稼動データ計測装置16は、稼動データ計測装置付きエレベーター2の運行状態に関する各種のデータや各部品の動作状態に関する各種のデータなど(以下、総称して、稼動データという)を計測し、かつ、記憶しておく機能を有している。稼動データ計測装置16に記憶された稼動データは、通信手段17により、通信回線18を介して稼動データ収集センター19に、常時あるいは定期的に、送信されるようにしてある。
稼動データ収集センター19は、図2に示すように、稼動データ記憶装置20と、多数の稼動データ計測装置付きエレベーター2及び多数の稼動データ計測装置無しエレベーター3、15の仕様を保管する仕様データベース21と、この仕様データベース21の中から稼動データ計測装置無しエレベーター3、15の仕様と類似するところの稼動データ計測装置付きエレベーター3を一つ選択する類似仕様エレベーター選択手段22とを有している。
さらに、稼動データ収集センター19は、図3に示すように、予め設定した判定値を保管する判定値データベース23と、類似仕様エレベーター選択手段22によって選択された稼動データ計測装置付きエレベーター2に関する稼動データを稼動データ記憶装置20から取り出す取出手段24と、この取出手段24によって出力された稼動データに基づく実測値と判定値データベース23に保管されている判定値とを比較して保全指令を出力する保全指令出力手段25とを有している。保全指令出力手段25は、稼動データに基づく実測値と判定値を比較する比較部25Aと、比較部25Aの比較結果に基づき保全指令を出力する保全指令出力部25Bとを備えている。
仕様データベース21には、図4に示すように、現場名と共に、エレベーター機種、定格速度、積載荷重、停止階床、仕様用途、稼動データ計測装置16の取り付けの有無などの仕様が、予め保管させている。図4の例では、Aビル1に設置されているAビル1号機及びAビル2号機のエレベーターと、Bビル14に設置されているエレベーターと、C百貨店に設置されているエレベーターとについての仕様が予め保管させている。ここで、Aビル1号機のエレベーターは、図1の稼動データ計測装置付きエレベーター2に、Aビル2号機のエレベーターは、図1の稼動データ計測装置無しエレベーター3に、Bビル14のエレベーターは、図1の稼動データ計測装置無しエレベーター15に、それぞれ該当する。
そして、仕様データベース21に保管されている仕様は、図4に示すように、Aビル1のAビル1号機及びAビル2号機のエレベーターとBビル14のエレベーターは、エレベーター機種、定格速度、積載荷重、停止階床、仕様用途が同一であるが、Aビル1号機のエレベーターは、稼動データ計測装置16を取り付けているのに対して、Aビル2号機のエレベーター及びBビル14のエレベーターは、稼動データ計測装置16を取り付けていないという内容になっている。
さらに、仕様データベース21には、C百貨店における1号機から6号機のエレベーターの仕様が保管されている。そのC百貨店における1号機から4号機のエレベーターの仕様は、図4に示すように、エレベーター機種、定格速度、積載荷重、停止階床、仕様用途が同一であるが、C百貨店における1号機のエレベーターは、稼動データ計測装置16を取り付けているのに対して、C百貨店における2号機から4号機のエレベーターは、稼動データ計測装置16を取り付けていない。また、C百貨店における5号機及び6号機のエレベーターの仕様は、図4に示すように、C百貨店における1号機から4号機のエレベーターとは異にし、しかも、C百貨店における5号機のエレベーターは、稼動データ計測装置16を取り付けているのに対して、C百貨店における6号機のエレベーターは、稼動データ計測装置16を取り付けていないという内容になっている。
判定値データベース23には、図5に示すように、保全作業の必要性を判定する際に用いる判定項目及び判定値が、保全作業項目毎に予め保管されている。図5の例では、トラブルデータ読み出し作業の場合は、判定項目をエレベーターの走行時間とし、かつ、判定値を200時間としてある。また、Gリレー清掃作業の場合は、判定項目をGリレー動作時間とし、かつ、判定値を10,000時間としてある。Hコンタクタの外観確認作業の場合は、判定項目をHコンタクタ動作回数とし、かつ、判定値を50,000回としてある。
さらに、判定値データベース23には、図6に示すように、部品交換作業の必要性を判定する際に用いる判定項目及び判定値が、部品名毎に予め保管されている。図6の例では、部品Dの場合は、判定項目をDリレーの動作回数とし、かつ、判定値を100,000回としてある。部品Eの場合は、判定項目をEリレーの動作時間とし、かつ、判定値を10,000時間としてある。部品Fの場合は、判定項目をFコンタクタの動作回数とし、かつ、判定値を50,000回としてある。
上記実施形態エレベーターの保全システムでは、図1の稼動データ計測装置付きエレベーター2の稼動データが、稼動データ計測装置16により、常時、計測され、かつ、記憶されている。そして、稼動データ計測装置16に記憶された稼動データが、通信手段17により、定期的に、通信回線18を介して、稼動データ収集センター19に送信される。稼動データ収集センター19に送信されてきた稼動データ計測装置付きエレベーター2の稼動データは、図2に示す稼動データ記憶装置20に保管される。
そこで、稼動データ計測装置付きエレベーター2の保全作業の必要性の有無を確認したい場合には、図3に示す判定値データベース23から該当する判定値を取り出すと共に、稼動データ記憶装置20から取出手段24によって該当する稼動データを取り出した後、その稼動データに基づく実測値と判定値とを、保全指令出力手段25の比較部25Aで比較する。そして、比較した結果、稼動データが判定値を超えたとき、保全指令出力手段25の保全指令出力部25Bにより、稼動データ計測装置付きエレベーター2に対して保全作業指令や部品交換指令などの保全指令が、設備監視センターまたは保守会社の営業所に、通信回線により、送信される。例えば、Dリレーの動作回数が100,000回を超えると、保全指令出力手段25から「Dリレーを交換しなさい。」との保全指令が、設備監視センターまたは保守会社の営業所に、送信される。したがって、設備監視センターまたは保守会社の営業所では、保全指令出力手段25から送信されてきた保全指令に基づき保全作業を計画して実行すればよく、経験の浅い保全作業者であっても、間違いなく、かつ、円滑に、その保全作業を行うことができる。
さらに、稼動データ計測装置無しエレベーター3、15の保全作業の必要性の有無を確認したい場合には、図2に示す類似仕様エレベーター選択手段22を作動させて、仕様データベース21の中から稼動データ計測装置無しエレベーター3、15の仕様と類似するところの稼動データ計測装置付きエレベーター2を選択した後、その稼動データ計測装置付きエレベーター2に関する稼動データを稼動データ記憶装置20から取出手段24により取り出すと共に、判定値データベース23から該当する判定値を取り出す。その後、稼動データ計測装置付きエレベーター2に関する稼動データに基づく実測値と判定値とを、保全指令出力手段25の比較部25Aで比較する。そして、比較した結果、稼動データ計測装置付きエレベーター2に関する稼動データが判定値を超えたとき、保全指令出力手段25の保全指令出力部25Bにより、稼動データ計測装置無しエレベーター3、15に対して保全作業指令や部品交換指令などの保全指令が設備監視センターまたは保守会社の営業所に、通信回線により、送信される。例えば、Hコンタクタの動作回数が50,000回を超えると、保全指令出力手段25から「Hコンタクタの外観を点検しなさい。」との保全指令が、設備監視センターまたは保守会社の営業所に、送信される。したがって、稼動データ計測装置無しエレベーター3、15についても、保全指令出力手段25から送信されてきた保全指令に基づき保全作業を計画して実行すればよく、経験の浅い保全作業者であっても、間違いなく、かつ、円滑に、その保全作業を行うことができる。
以上のように、上記実施形態エレベーターの保全システムでは、稼動データ計測装置無しエレベーター3、15についても、仕様が類似するところの稼動データ計測装置付きエレベーター2の稼動データを利用することにより、保全作業指令や部品交換指令などの保全指令を設備監視センターまたは保守会社の営業所に、通信回線により、送信することができるので、従来のように、同じ仕様のエレベーターが多数台設置された建物などにおいて、それらエレベーター1台1台につき、それぞれ稼動データ計測装置を取り付けなくともよくなり、1台の稼動データ計測装置で済むので、稼動データ計測装置や稼動データを収集するための通信費を大幅に軽減化させることができる。また、建物等の事情により、稼動データ計測装置や通信手段を設置できないエレベーターに対しても、そのエレベーターの稼動状況に従った保全作業指令や部品交換指令を実施することを可能にする。同様に、図4に示すC百貨店においても、1号機のエレベーターに取り付けた稼動データ計測装置16により、C百貨店における2号機から4号機のエレベーターに対する保全指令を出力し、かつ、C百貨店における5号機のエレベーターに取り付けた稼動データ計測装置16により、C百貨店における6号機のエレベーターに対する保全指令を出力して、それら2号機から4号機のエレベーターあるいは6号機のエレベーターの稼動状況に従った保全作業指令や部品交換指令を実施することを可能にする。
上記実施形態では、稼動データ計測装置付きエレベーター2の保全指令と、稼動データ計測装置無しエレベーター3、15の保全指令を別々に行っているが、これに限定されない。稼動データ計測装置16によって得られた稼動データ計測装置付きエレベーター2の稼動データが判定値データベース23に保管されている該当の判定値を超えたとき、稼動データ計測装置付きエレベーター2に対して保全指令を出すと同時に、類似仕様エレベーター選択部22により選択された稼動データ計測装置無しエレベーター3、15に対しても、保全指令を出すようにしてもよい。
上記実施形態では、判定値データベース23に保管されている判定値を、図5及び図6に示すように、各判定項目に1つ設定しているが、これに限定されない。保全作業指令や部品交換指令を送信しなければならない判定値に近づいたことを知らせるための判定値を設定しておくことにより、保全作業や部品交換を実施しなければならない時期が近づいたことを、設備監視センターまたは保守会社の営業所で知ることができ、保全作業や部品交換をするための準備作業を、事前に正確にしておくことができる。
本発明の一実施形態を示すエレベーターの保全システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態を示すエレベーターの保全システムにおける要部機能ブロック図である。 本発明の一実施形態を示し、エレベーターの保全システムにおける保全指令を出力する部分の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係わる仕様データベースに保管されるところのエレベーターの仕様内容例を示す図である。 本発明の一実施形態に係わる判定値データベースに保管される保全作業指示のための判定値を示す図である。 本発明の一実施形態に係わる判定値データベースに保管される交換作業指示のための判定値を示す図である。
符号の説明
1 建物(Aビル)
2 第1のエレベーター(稼動データ計測装置付きエレベーター)
2A、2B、2C、2D、2E 階床
3 第2のエレベーター(稼動データ計測装置無しエレベーター)
3A、3B、3C、3D、3E 階床
4 乗りかご
5 つり合いおもり
6 主ロープ
7 巻上機
8 電動機
9 昇降路
10 機械室
11 ガイドプーリ
12 制御盤
13 制御盤
14 建物(Bビル)
15 第3のエレベーター(稼動データ計測装置無しエレベーター)
15A、15B、15C、15D、15E 階床
16 稼動データ計測装置
17 通信手段
18 通信回線
19 稼動データ収集センター
20 稼動データ記憶装置
21 仕様データベース
22 類似仕様エレベーター選択手段
23 判定値データベース
24 取出手段
25 保全指令出力手段
25A 比較部
25B 保全指令出力部

Claims (3)

  1. 1個以上の稼動データ計測装置付きエレベーターと、1個以上の稼動データ計測装置無しエレベーターとを含み、前記稼動データ計測装置付きエレベーターに設置した稼動データ計測装置によって得られた稼動データに基づき保全指令を出力するようにしたエレベーターの保全システムにおいて、予め設定した判定値を保管する判定値データベースと、前記稼動データ計測装置付きエレベーター及び前記稼動データ計測装置無しエレベーターの仕様を保管する仕様データベースと、この仕様データベースの中から前記稼動データ計測装置無しエレベーターの仕様と類似するところの前記稼動データ計測装置付きエレベーターを選択する類似仕様エレベーター選択手段と、この類似仕様エレベーター選択手段によって選択された前記稼動データ計測装置付きエレベーターに関する稼動データを前記稼動データ記憶装置から取り出す取出手段と、この取出手段によって出力された稼動データと前記判定値データベースに保管されている判定値とを比較して保全指令を出力する保全指令出力手段とを少なくとも具備してなることを特徴とするエレベーターの保全システム。
  2. 前記保全指令には、保全作業指令や部品交換指令が、前記稼動データには、エレベーター運行状態に関するデータや各部品の動作状態に関するデータが、前記判定値には、動作時間や動作回数が、前記仕様には、エレベーター機種、定格速度、積載荷重、停止階床、仕様用途が、それぞれ含まれていることを特徴とする請求項1記載のエレベーターの保全システム。
  3. 前記稼動データ計測装置によって得られた前記稼動データ計測装置付きエレベーターの稼動データに基づく実測値が、前記判定値データベースに保管されている判定値を超えたとき、前記稼動データ計測装置付きエレベーターに対して保全指令を出すと同時に、前記類似仕様エレベーター選択部により選択された稼動データ計測装置無しエレベーターに対しても、保全指令を出すようにしたことを特徴とする請求項1若しくは2記載のエレベーターの保全システム。
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