JP2005253141A - Atc車上装置、及び、車両制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両速度に応じた制御を実現し得るATC車上装置、及び、車両制御装置を提供する。
【解決手段】信号処理部13は、車上子11からATC信号S1が供給されるとともに、車両速度検出部12から車両速度信号S2が供給され、ATC信号S1が受信されない無信号状態を判定するための判定時間T1を、車両速度信号S2に応じて変化させ、車上子11がATC信号S1を受信しなくなった時点を基準にした判定時間T1の経過までにATC信号S1が供給されなかったとき、非常ブレーキ信号を出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】信号処理部13は、車上子11からATC信号S1が供給されるとともに、車両速度検出部12から車両速度信号S2が供給され、ATC信号S1が受信されない無信号状態を判定するための判定時間T1を、車両速度信号S2に応じて変化させ、車上子11がATC信号S1を受信しなくなった時点を基準にした判定時間T1の経過までにATC信号S1が供給されなかったとき、非常ブレーキ信号を出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ATC車上装置、及び、車両制御装置に関する。
従来の一般的なATC装置(自動列車制御装置:Auto Train Control)は、地上装置が閉塞区間毎にATC信号を送信し、車上装置がATC信号を連続的に受信するように構成されている。
車上装置は、フェールセーフの観点から、ATC信号を受信できないときに非常ブレーキ制御を行う構成となっている。地上装置は、故障等により、車両を非常停止させる必要があるときに、当該閉塞区間を非常停止区間としてATC信号を送信しないように構成されている。
しかし、軌道回路やループ回路の閉塞境界部分、線路の分岐(ポイント)部分、駅構内の渡り線部分などにおいて、ATC信号を受信できない区間(以下、死区間と称する)が生ずるので、従来の車上装置は、死区間において、非常ブレーキ制御がかからないように、定められた時間(以下、判定時間と称する。)の間だけ、直前のATC制御信号を維持するように構成されている。
判定時間は、路線全体の最長死区間を低速で運転する場合を考慮して、車両速度に依存しない一定間隔の時間として、一律に設定されていた。例えば、判定時間は、低速(5km/h)で走行する車両が最長死区間を通過するために要する時間に、若干の余裕を加えた値として、例えば1.7秒と定められていた。
しかしながら、上述のように、判定時間は、最長死区間を低速運行する場合を考慮して一律に設定されているので、最長死区間以外を運行している車両や、高速運行している車両にとって、判定時間は、不必要に長いものとなる。
このため、車両が非常停止区間に進入した場合でも、必要以上に長く設定された判定時間の間は非常ブレーキ制御がかからないこととなり、その分だけ空走時間が延び、運転時間間隔を短くできない要因になっていた。
例えば、特許文献1は、前方の閉塞区間が非常停止区間であることを示す予告信号に基づき、遅延時間を設定し、遅延時間経過後にATC信号が得られないときに非常ブレーキ信号を出力するATC車上装置を開示している。しかしながら、特許文献1に開示されたATC車上装置では、上述した問題を完全に解決できるとは言い難い。
また、特許文献2は、所定距離を走行した後に、異常を検出するATC車上装置を開示している。しかしながら、特許文献2のATC車上装置は、走行距離に基づいてブレーキ制御を行うのであって、判定時間そのものを調整するものではない。
更に、例えば、路線中に、閉塞境界部分等と比較して非常に大きな死区間(例えば、5m)を生じさせるZボンド等の装置が設けられる場合がある。この場合、判定時間は、Zポンド部分の非常に大きな死区間に基づいて定められることとなるから、少なくとも、4.5秒程度の判定時間が必要となる。この場合、例えば、従来1.7秒程度であった判定時間が、約2.6倍になるので、上述した問題が、一層深刻になる。
特開平8−130807号公報
特開平9−142302号公報
本発明の課題は、車両速度に応じた制御を実現し得るATC車上装置、及び、車両制御装置を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、車両が、最長死区間を低速運行する場合でも、非常ブレーキ制御を受けることなく、最長死区間を通過し得るATC車上装置、及び、車両制御装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係るATC車上装置は、車上子と、車両速度検出部と、信号処理部とを含む。車上子は、ATC地上装置からATC信号を受信する。車両速度検出部は、車両速度を検出して、車両速度信号を生成する。
信号処理部は、車上子からATC信号が供給されるとともに、車両速度検出部から車両速度信号が供給され、ATC信号が受信されない無信号状態を判定するための判定時間を、車両速度信号に応じて変化させ、車上子がATC信号を受信しなくなった時点を基準にした判定時間の経過までにATC信号が供給されなかったとき、非常ブレーキ信号を出力する。
本発明に係るATC車上装置は、ATC地上装置と組合されて、車両制御装置を構成する。車両制御装置において、ATC車上装置は、上述したものでなる。ATC地上装置は、ATC車上装置にATC信号を送信する
ここで、本発明に係るATC車上装置は、車上子と、車両速度検出部と、信号処理部とを含む。車上子は、ATC地上装置からATC信号を受信する。車両速度検出部は、車両速度を検出して、車両速度信号を生成する。信号処理部は、車上子からATC信号が供給されるとともに、車両速度検出部から車両速度信号が供給される。
ここで、本発明に係るATC車上装置は、車上子と、車両速度検出部と、信号処理部とを含む。車上子は、ATC地上装置からATC信号を受信する。車両速度検出部は、車両速度を検出して、車両速度信号を生成する。信号処理部は、車上子からATC信号が供給されるとともに、車両速度検出部から車両速度信号が供給される。
信号処理部は、ATC信号が受信されない無信号状態を検出するとともに、ATC信号が受信されない無信号状態を判定するための判定時間を、車両速度信号に応じて変化させる。
無信号状態の判定とは、非常ブレーキの要否を判定することをいう。判定時間は、例えば、車両速度の関数として、車両速度が大きくなるほど、小さくなるように設定することができる。そして、信号処理部は、車上子がATC信号を受信しなくなった時点を基準にした判定時間の経過までにATC信号が供給されなかったとき、非常ブレーキ信号を出力する。
このように、本発明に係るATC車上装置は、車両速度信号に応じた判定時間を用いて非常ブレーキ制御を行うから、高速で運行する車両が非常停止区間に進入した場合、早期に非常ブレーキ制御を加えることができる。このため、ATC信号を受信できなくなってから、実際に非常ブレーキ信号を出力するまでの時間(以下、空走時間と称する)を短縮し、停止距離を短くできるから、停止距離を考慮した過走余裕距離を短くし、列車の運転ヘッド(運転時間間隔)を短縮し得る。
更に、本発明に係るATC車上装置は、車両速度信号に応じた判定時間を用いて非常ブレーキ制御を行うから、低速運行する車両が最長死区間に進入した場合、遅い時期に非常ブレーキ制御を加えることができる。このため、低速運行する車両も、非常ブレーキ制御がかかることなく、最長死区間を通過することができる。
このように、本発明に係る車両制御装置は、低速運行する車両の最長死区間通過が確保できるので、例えば、5m以上の最長死区間を有する場合でも、不要な非常ブレーキ出力を生じることなく列車を運行し得る。
本発明の他の特徴及びそれによる作用効果は、添付図面を参照し、実施例によって更に詳しく説明する。
図1は本発明に係る車両制御装置の一実施例を示すブロック図、図2は図1に示した車両制御装置の部分拡大図である。図1において、図示の車両制御装置は、デジタルATCを用いた車両制御装置であり、車両1と、ATC地上装置5と、軌道6とを含む。車両1は、本発明に係るATC車上装置10と、車輪21と、ブレーキ装置22とを含む。
ATC地上装置5は、地上制御装置50と、複数の閉塞区間1T〜3Tと、Zボンド7と、複数の送信器Tx1〜Tx3とを含む。閉塞区間1T〜3Tは、無絶縁軌道回路に設定されている。閉塞区間1T〜3Tのそれぞれは、車両1の進行方向Xに順次配置されている。送信器Tx1〜Tx3のそれぞれは、閉塞区間1T〜3Tのそれぞれに個別に設けられている。Zボンド7は、閉塞区間1T−2T間、及び、閉塞区間2T−3T間に備えられている。
図2において、軌道6は、軌道61、62を含む。閉塞区間1T、2Tにおいて、送信器Tx1は受信器Rx1に軌道回路の信号電流Iaを送信し、送信器Tx2は受信器Rx2に軌道回路の信号電流Iaを送信する。Zボンド7は、閉塞区間1T−2T間において、閉塞区間1Tに近接する部分において軌道61に接続され、閉塞区間2Tに近接する部分において軌道62に接続されている。
Zボンド7は、例えば、5m程度の長さにわたって備えられる。一般に、Zボンドにより生じる死区間は、閉塞境界部分、線路の分岐(ポイント)部分、駅構内の渡り線部分などにより生じる死区間よりも非常に長い。このため、一般に、Zボンドを用いた場合、路線全体の最長死区間は、Zボンドにより生じる死区間の長さで定まることとなる。
再び、図1を参照する。図示するように、ATC車上装置10は、車上子11と、車両速度検出部12と、信号処理部13と、ブレーキ制御部14とを含む。信号処理部13は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ等の計算機である。車両速度検出部12は、例えば、速度発電機である。
このような構成の車両制御装置において、地上制御装置50は、図示しない先行車両の位置、進路等の信号制御条件に応じて、閉塞区間1T〜3T毎に、送信器Tx1〜Tx3からATC信号S1を送信する。ATC信号S1は、例えば、搬送周波数を信号現示に対応した信号周波数で振幅変調した変調波信号である。ATC信号S1は、レールまたはループに供給される。
また、地上制御装置50は、送信器Tx1〜Tx3の故障等により、車両を非常停止させる必要があるときに、当該閉塞区間を非常停止区間としてATC信号S1を送信しないように構成されている。
ATC車上装置10において、車上子11は、送信器Tx1〜Tx3から送信されるATC信号S1を受信し、信号処理部13にATC信号S1を出力する。車両速度検出部12は、車輪21の回転数から車両速度を検出し、信号処理部13に車両速度信号S2を出力する。
信号処理部13は、車両速度信号S2に基づき、定周期で車両の速度照査を行っており、
ATC信号が受信されない無信号状態を判定するための判定時間T1を、車両速度信号に応じて変化させる。そして、信号処理部13は、車上子11がATC信号S1を受信しなくなった時点を基準にした判定時間T1の経過までにATC信号S1が供給されなかったとき、非常ブレーキ信号S3を出力する
判定時間T1とは、死区間において非常ブレーキ制御をかけるまでの時間である。判定時間T1は、信号処理部13の演算により生成したものであってもよいし、ATC地上装置5からレール(軌道及びループを含む)、無線、GPS等を介して設定されたものであってもよいし、信号処理部13のメモリ等に予め記憶された情報に基づき生成するものであってもよい。
ATC信号が受信されない無信号状態を判定するための判定時間T1を、車両速度信号に応じて変化させる。そして、信号処理部13は、車上子11がATC信号S1を受信しなくなった時点を基準にした判定時間T1の経過までにATC信号S1が供給されなかったとき、非常ブレーキ信号S3を出力する
判定時間T1とは、死区間において非常ブレーキ制御をかけるまでの時間である。判定時間T1は、信号処理部13の演算により生成したものであってもよいし、ATC地上装置5からレール(軌道及びループを含む)、無線、GPS等を介して設定されたものであってもよいし、信号処理部13のメモリ等に予め記憶された情報に基づき生成するものであってもよい。
更に、判定時間T1は、ATC信号が受信されない無信号状態になった瞬間に生成するものであってもよいし、無信号状態であるか否かに関わらず生成され、定期的に更新されるものであってもよい。
図3は車両速度が低速である場合の非常ブレーキ制御を説明する図、図4は車両速度が高速である場合の非常ブレーキ制御を説明する図である。
図1、図3において、車上子11がATC信号S1を受信しなくなった時刻t0において、車両速度が低速、例えば、5km/hであった場合、信号処理部13は、時刻t0〜t3までの長い時間、例えば、4.5秒の判定時間T1を生成する。
時刻t0から4.5秒を経過する前の時刻t2に、信号処理部13にATC信号S1が供給された場合、信号処理部13が非常ブレーキ信号S3を出力しないから、非常ブレーキ制御はかからない。これに対し、時刻t0から4.5秒経過前に、信号処理部13にATC信号S1が供給されなかった場合、時刻t0から4.5秒経過後に、信号処理部13は非常ブレーキ信号S3をブレーキ制御部14に供給し、ブレーキ制御部14はブレーキ装置22を非常ブレーキ制御する。
一方、図1、図4において、車上子11がATC信号S1を受信しなくなった時刻t0において、車両速度が高速、例えば、100km/hであった場合、信号処理部13は、t0〜t1までの短い時間、例えば、1.7秒の判定時間T1を生成する。
時刻t0から1.7秒経過前に、信号処理部13にATC信号S1が供給された場合、信号処理部13が非常ブレーキ信号S3を出力しないから、非常ブレーキ制御はかからない。これに対し、時刻t0から1.7秒経過前に、信号処理部13にATC信号S1が供給されなかった場合、時刻t0から1.7秒経過後に、信号処理部13は非常ブレーキ信号S3を出力し、非常ブレーキ制御がかかる。
図5、図6は判定時間T1を説明する図である。図5において、判定時間T1は、車両速度の関数であり、一定範囲の車両速度(例えば、10km/h)で区切られ、段階的に変化する。図6において、判定時間T1は、車両速度の関数であり、車両速度に対してリニア(直線的)に変化する。また、本発明において、判定時間T1は、曲線的に変化する車両速度の関数であってもよい。
本発明において、判定時間T1は、車両速度の関数であり、車両速度が大きくなるほど、小さくなる。このため、高速運行する車両に対しては、早期に非常ブレーキ制御を実行し得る。また、低速運行する車両に対しては、遅い時期に非常ブレーキ制御を実行するので、低速運行した場合でも非常ブレーキ制御がかかることなく最長死区間を通過することができる。
図5、図6においては、Zボンドの最長死区間(5m)を考慮して、低速(5km/h)で走行する車両に対しては、判定時間T1を4.5秒とし、非常ブレーキ制御が加わるまでに6.2m走行させ、高速(100km/h)で走行する車両に対しては、判定時間T1を0.225秒とし、非常ブレーキ制御が加わるまでに6.2m走行させる。
また、例えば、最長死区間が2m程度である場合、低速(5km/h)で走行する車両に対しては、判定時間T1を1.7秒とし、非常ブレーキ制御が加わるまでに2.36m走行させ、高速(100km/h)で走行する車両に対しては、判定時間T1を0.085秒とし、非常ブレーキ制御が加わるまでに2.36m走行させることもできる。
更に、判定時間T1が固定の数値ではなく、速度の関数であるため、車両の制動距離を考慮して、最適な判定時間T1を設定することも可能である。例えば、低速(5km/h)で走行する車両に対しては、判定時間T1を4.5秒とし、非常ブレーキ制御が加わるまでに6.2m走行させ、高速(100km/h)で走行する車両に対しては、判定時間T1を0.085秒とし、非常ブレーキ制御が加わるまでに2.36m走行させてもよい。
上述したように、本発明に係るATC車上装置10は、車上子11と、車両速度検出部12と、信号処理部13とを含む。車上子11は、ATC地上装置5からATC信号S1を受信する。車両速度検出部12は、車両速度を検出して、車両速度信号S2を生成する。信号処理部13は、車上子11からATC信号S1が供給されるとともに、車両速度検出部12から車両速度信号S2が供給される。
このため、信号処理部13は、ATC信号S1が受信されない無信号状態を検出するとともに、ATC信号S1が受信されない無信号状態を判定するための判定時間T1を、車両速度信号S2に応じて変化させることができる。判定時間T1は、例えば、車両速度の関数であり、車両速度が大きくなるほど、小さくなるように設定することができる。そして、信号処理部13は、車上子11がATC信号S1を受信しなくなった時点を基準にした判定時間T1の経過までにATC信号S1が供給されなかったとき、非常ブレーキ信号を出力することができる。
このように、本発明に係るATC車上装置10は、車両速度信号S2に応じた判定時間T1を用いて非常ブレーキ制御を行うから、高速で運行する車両1が非常停止区間に進入した場合、早期に非常ブレーキ制御を加えることができる。このため、ATC信号S1を受信できなくなってから、実際に非常ブレーキ信号を出力するまでの時間(空走時間)を減少させ、停止距離を短くできるから、停止距離を考慮した過走余裕距離を短くし、列車の運転ヘッド(運転時間間隔)の短縮に寄与し得る。
更に、本発明に係るATC車上装置10は、車両速度信号S2に応じた判定時間T1を用いて非常ブレーキ制御を行うから、低速運行する車両1が最長死区間に進入した場合、遅い時期に非常ブレーキ制御を加えることができる。このため、低速運行する車両1も、非常ブレーキ制御がかかることなく、最長死区間を通過することができる。
このように、本発明に係る車両制御装置によれば、車両1が、例えば、5m以上の最長死区間を低速運行する場合でも、非常ブレーキ制御が加わるのを回避し得るから、列車運行効率の向上に資することができる。
また、例えば、特許文献2のATC車上装置のように、所定距離を走行した後に異常を検出する構成を採用した場合、所定距離を走行する前に車両が死区間に停止した場合、車上装置は、車両が死区間に停車している旨の警告を車両の運転手に発することができない。死区間では、車上装置−地上装置間の情報伝達ができないので、車両の運転手は、地上装置から、車両が死区間に停車している旨の警告を受けることもできない。このため、特許文献2のATC車上装置では、長い時間、死区間に車両が停車することとなり、列車運行の遅延の問題を生じる。
これに対し、図示の実施例のATC車上装置は、信号処理部13が非常ブレーキ信号S3を出力した際に、車両1の運転手に対して、警報を発する構成を採用することができる。この構成によれば、車両1の運転手は、車両1が死区間に長時間在線していることを明確に認識できる。
以上、実施の形態を参照して説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々の変形、変更が可能であることは言うまでもない。
5 ATC地上装置
10 ATC車上装置
11 車上子
12 車両速度検出部
13 信号処理部
14 ブレーキ制御部
10 ATC車上装置
11 車上子
12 車両速度検出部
13 信号処理部
14 ブレーキ制御部
Claims (3)
- 車上子と、車両速度検出部と、信号処理部とを含むATC車上装置であって、
前記車上子は、ATC地上装置からATC信号を受信し、
前記車両速度検出部は、車両速度を検出して、車両速度信号を生成し、
前記信号処理部は、前記車上子から前記ATC信号が供給されるとともに、前記車両速度検出部から前記車両速度信号が供給され、前記ATC信号が受信されない無信号状態を判定するための判定時間を、前記車両速度信号に応じて変化させ、前記車上子が前記ATC信号を受信しなくなった時点を基準にした判定時間の経過までに前記ATC信号が供給されなかったとき、非常ブレーキ信号を出力する
ATC車上装置。 - 請求項1に記載されたATC車上装置であって、
前記判定時間は、前記車両速度の関数であり、前記車両速度が大きくなるほど、小さくなる
ATC車上装置。 - ATC車上装置と、ATC地上装置とを含む車両制御装置であって、
前記ATC車上装置は、請求項1又は2に記載されたものでなり、
前記ATC地上装置は、前記ATC車上装置にATC信号を送信する
車両制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004056640A JP2005253141A (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | Atc車上装置、及び、車両制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2005253141A true JP2005253141A (ja) | 2005-09-15 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-03-01 JP JP2004056640A patent/JP2005253141A/ja not_active Withdrawn
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