JP2005245167A - 直流電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】交流電圧の変動に拘らず、直流電圧を最適な電圧に調整するとともに、力率の向上を実現すること。
【解決手段】リアクタ7を介して交流電源1を短絡する双方向スイッチ10と、負荷に印加した直流電圧と目標電圧を比較し、直流電圧が目標電圧に近づくように双方向スイッチの開閉時間を選択する開閉時間選択手段aと、負荷量に応じた双方向スイッチの開閉時間を記憶する開閉時間記憶手段18と、開閉時間記憶手段18で記憶された閉時間を、電源半周期に2回以上の開閉のうち何回目に適用するかを選択する開閉時間選択手段b19を備え、前記双方向スイッチの電源半周期に2回以上の開閉のうち、少なくとも1回は閉時間選択手段aで調整された閉時間とし、少なくとも1回は閉時間選択手段bで選択された閉時間とすることにより、交流電圧の変動に拘らず、直流電圧を目標値に近づけながら力率を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】リアクタ7を介して交流電源1を短絡する双方向スイッチ10と、負荷に印加した直流電圧と目標電圧を比較し、直流電圧が目標電圧に近づくように双方向スイッチの開閉時間を選択する開閉時間選択手段aと、負荷量に応じた双方向スイッチの開閉時間を記憶する開閉時間記憶手段18と、開閉時間記憶手段18で記憶された閉時間を、電源半周期に2回以上の開閉のうち何回目に適用するかを選択する開閉時間選択手段b19を備え、前記双方向スイッチの電源半周期に2回以上の開閉のうち、少なくとも1回は閉時間選択手段aで調整された閉時間とし、少なくとも1回は閉時間選択手段bで選択された閉時間とすることにより、交流電圧の変動に拘らず、直流電圧を目標値に近づけながら力率を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は空気調和機等に使用される直流電源装置において、特に力率の向上と直流電圧の昇圧を必要とされる直流電源装置に関するものである。
従来、直流電源装置の力率向上と直流電圧の昇圧を同時に達成する手段としては、交流電源を、リアクトルを経由して高周波で短絡する昇圧チョッパ方式が広く知られている。昇圧チョッパ方式では電源力率の向上と高調波電流の抑制とともに、直流電圧を増減させる事により、特に空気調和機の圧縮機モ−タのような運転範囲の広い負荷に対して、運転範囲の拡大とモ−タ効率の最適化が可能である。また、短絡回数を交流電源の半周期に数回に低減する方式も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来の直流電源装置を示すものである。図7に示すように、交流電源1と、整流手段6と、リアクタ7と、逆流防止ダイオ−ド24と、平滑コンデンサ25と、負荷11と、ゼロクロス検出手段12と、リアクタ7を経由して交流電源を短絡する双方向スイッチ10と、負荷量検出手段15と、双方向スイッチ10の開閉を制御する双方向スイッチ制御手段13と、開閉時間選択手段26と、開閉時間記憶手段18から構成され、開閉時間選択手段26は、負荷量に対応した双方向スイッチ10の開閉時間を開閉時間記憶手段18から選択し、双方向スイッチ制御手段13に伝達し、双方向スイッチ制御手段13は交流電圧のゼロクロスに同期して、電源の半周期に2回以上、双方向スイッチ10を制御する方式である。
特開2000−125545号公報
しかしながら、前記従来の構成では、高周波の昇圧チョッパ方式は、高周波スイッチングに伴う発生ノイズの増大や、スイッチング素子の損失が増大することによるシステム効率の低下、制御の複雑性によるコストアップといった課題を有していた。
また、特許文献1に記載の方式は昇圧チョッパ方式に比べてスイッチング回数を低減しながら力率改善を実現したものであるが、双方向スイッチ10の開閉時間は、あらかじめ記憶手段18に記憶された、負荷に対応した開閉時間に限られるため、例えば交流電圧の変動や低下などによる直流電圧の低下、それに伴う圧縮機モ−タ回転数の低下への対応が困難であるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電源力率の改善と、圧縮機モ−タに代表される負荷の運転範囲拡大ならびに高効率化を両立する直流電源装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の直流電源装置は、交流電源と、前記交流電源を整流する整流回路と、前記交流電源と前記整流回路の入力端の間に接続されたリアクタと、互いに直列接続され、前記整流回路の出力端に並列に接続され、直列接続の接続点は前記整流回路の片側の入力端に接続された倍電圧昇圧用コンデンサと、前記倍電圧昇圧用コンデンサおよび前記整流回路の出力端に並列接続された負荷と、負荷に印加される直流電圧を検出する直流電圧検出手段と、交流電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段と、前記リアクタを介して交流電源を短絡する双方向スイッチと、ゼロクロス検出手段
で検出されたゼロクロス点に同期して、交流電源の半周期に少なくとも2回、交流電源の電源周期に同期して前記双方向スイッチを開閉する双方向スイッチ制御手段と、負荷量を検出する負荷量検出手段と、負荷量に対応した直流電圧の目標値を記憶する目標電圧記憶手段と、直流電圧検出手段で検出された直流電圧が前記目標電圧に近づくように双方向スイッチの閉時間の少なくとも一つを調整する閉時間選択手段aと、検出した負荷量に対応した前記双方向スイッチの閉時間を記憶する閉時間記憶手段と、前記閉時間記憶手段で記憶された閉時間を、電源半周期に2回以上の開閉のうち何回目に適用するかを選択する閉時間選択手段bを備え、前記双方向スイッチの電源半周期に2回以上の開閉のうち、少なくとも1回は前記閉時間選択手段aで調整された閉時間であり、少なくとも1回は前記閉時間選択手段bで選択された閉時間としたものである。
で検出されたゼロクロス点に同期して、交流電源の半周期に少なくとも2回、交流電源の電源周期に同期して前記双方向スイッチを開閉する双方向スイッチ制御手段と、負荷量を検出する負荷量検出手段と、負荷量に対応した直流電圧の目標値を記憶する目標電圧記憶手段と、直流電圧検出手段で検出された直流電圧が前記目標電圧に近づくように双方向スイッチの閉時間の少なくとも一つを調整する閉時間選択手段aと、検出した負荷量に対応した前記双方向スイッチの閉時間を記憶する閉時間記憶手段と、前記閉時間記憶手段で記憶された閉時間を、電源半周期に2回以上の開閉のうち何回目に適用するかを選択する閉時間選択手段bを備え、前記双方向スイッチの電源半周期に2回以上の開閉のうち、少なくとも1回は前記閉時間選択手段aで調整された閉時間であり、少なくとも1回は前記閉時間選択手段bで選択された閉時間としたものである。
これによって、交流電源の電圧低下等に拘らず、負荷に対して最適の直流電圧を供給でき、空気調和機の圧縮機が負荷である場合は、最高回転数の低下を防ぐことができる。
本発明の直流電源装置は、高力率を維持しながら直流電圧の最適化を実現することができる。
第1の発明は交流電源と、前記交流電源を整流する整流回路と、前記交流電源と前記整流回路の入力端の間に接続されたリアクタと、互いに直列接続され、前記整流回路の出力端に並列に接続され、直列接続の接続点は前記整流回路の片側の入力端に接続された倍電圧昇圧用コンデンサと、前記倍電圧昇圧用コンデンサおよび前記整流回路の出力端に並列接続された負荷と、負荷に印加される直流電圧を検出する直流電圧検出手段と、交流電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段と、前記リアクタを介して交流電源を短絡する双方向スイッチと、ゼロクロス検出手段で検出されたゼロクロス点に同期して、交流電源の半周期に少なくとも2回、交流電源の電源周期に同期して前記双方向スイッチを開閉する双方向スイッチ制御手段と、負荷量を検出する負荷量検出手段と、負荷量に対応した直流電圧の目標値を記憶する目標電圧記憶手段と、直流電圧検出手段で検出された直流電圧が前記目標電圧に近づくように双方向スイッチの閉時間の少なくとも一つを調整する閉時間選択手段aと、検出した負荷量に対応した前記双方向スイッチの閉時間を記憶する閉時間記憶手段と、前記閉時間記憶手段で記憶された閉時間を、電源半周期に2回以上の開閉のうち何回目に適用するかを選択する閉時間選択手段bを備え、前記双方向スイッチの電源半周期に2回以上の開閉のうち、少なくとも1回は前記閉時間選択手段aで調整された閉時間であり、少なくとも1回は前記閉時間選択手段bで選択された閉時間とすることにより、閉時間選択手段aで調整された双方向スイッチの開閉により、交流電圧の増減にかかわらず直流電圧を目標値に近づけながら、閉時間選択手段bで選択された双方向スイッチの開閉により力率を向上させる事ができる。本発明は、いわゆる倍電圧整流回路をベースとして双方向スイッチにより交流電源を短絡しているが、異なる電源方式においても前記閉時間選択手段aと閉時間選択手段bを設けることにより同様の効果が得られる事はいうまでもない。
第2の発明は、特に、第1の発明の直流電源装置に対して、直流電圧が一定値を超えると前記双方向スイッチ制御手段の制御状態に拘らず、双方向スイッチを強制的に開状態に固定して直流電圧の昇圧を抑制する過電圧保護手段を備えることにより、双方向スイッチ制御手段の異常等が発生した場合においても直流電圧の異常な上昇を抑制することができ、直流電圧が印加される部品の破壊を防ぐことができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の直流電源装置に対して、負荷はインバ−タおよびインバ−タに接続された直流モ−タであり、負荷量検出手段は前記直流モ−タの
負荷を検出することにより、交流電圧の変動に拘らず、直流電圧を負荷である直流モータの効率が最適となる電圧に維持しながら電源力率の向上を実現することができる。
負荷を検出することにより、交流電圧の変動に拘らず、直流電圧を負荷である直流モータの効率が最適となる電圧に維持しながら電源力率の向上を実現することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の直流電源装置を空気調和機の圧縮機の直流電源装置として使用し、開閉時間選択手段bは、負荷量に加えて室外温度、圧縮機温度、冷媒の吐出温度の情報に基づいて双方向スイッチの開閉時間を選択することで、圧縮機モ−タの負荷および動作環境に対して最適な直流電圧の供給と、電源力率の向上を両立することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における直流電源装置のブロック図を示すものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態における直流電源装置のブロック図を示すものである。
図1において、従来の構成と同一の構成要素に対しては同一の符号を付与して説明を省略する。開閉時間選択手段a17は、直流電圧検出手段14で検出された直流電圧と、目標電圧記憶手段16に記憶された目標電圧を比較して、直流電圧の検出値が目標電圧に近づくように双方向スイッチ10の開閉時間を調整して双方向スイッチ制御手段13に伝え、双方向スイッチ制御手段13は、伝えられた開閉時間にしたがって、ゼロクロス検出手段12で検出されたゼロクロス点に同期して、双方向スイッチ10の開閉動作を行なうものである。また、開閉時間選択手段b19は、負荷量検出手段15で検出された負荷量に対応した双方向スイッチ10の開閉時間を、開閉時間記憶手段18に記憶された開閉時間から選択し、双方向スイッチ制御手段13に伝え、双方向スイッチ制御手段13は伝えられた開閉時間にしたがって双方向スイッチ10の開閉動作を行なうものである。なお、整流手段6はダイオード2,3,4,5から構成されている。8と9は、互いに直列接続され、整流手段6の出力端に並列に接続され、直列接続の接続点は整流手段6の片側の入力端に接続された倍電圧昇圧用コンデンサである。
以上のような動作を行なうことにより、本実施の形態の直流電源装置は、交流電源1の電圧の変化等にかかわらず、常に負荷11に印加する直流電圧を目標値に近づけることができ、負荷量に対して最適な直流電圧を供給すると共に、力率の向上を実現する事ができる。
図2および図3において、同一の負荷量で交流電圧が100Vの状態と交流電圧が90Vの状態における、本実施の形態の直流電源装置の動作波形を、双方向スイッチ10の開閉動作が電源の半周期に2回の場合を例に説明する。
図2は、交流電圧Viが100Vの場合の本実施の形態の動作波形図である。閉時間aは、開閉時間選択手段a17で調整された双方向スイッチ10の閉動作の時間であり、開閉時間選択手段a17は、直流電圧Vdcを目標電圧に近づけるように閉時間aを増減させている。ここでは、負荷が安定している状態の動作波形で説明するため、目標電圧と、直流電圧検出手段14で検出される直流電圧はほぼ同一であるため、直流電圧Vdcは、目標電圧と、検出される直流電圧を共に示すものとする。また、閉時間bは、開閉時間選択手段b19で選択された双方向スイッチ10の閉動作の時間であり、負荷量に対応するものである。
図3は、本実施の形態の直流電源装置が、図2の場合と同一の負荷量において、交流電圧Viが90Vに変化した後、安定動作している状態における動作波形図である。交流電
圧Viの低下に拘らず負荷量は同一であるため、負荷量に対応した値である目標電圧も図2の場合と同一である。しかしながら、交流電圧が低下したために、直流電圧を図2の状態と同一の電圧に維持するためには、開閉時間選択手段a17は双方向スイッチ10の閉時間aを、図2の状態よりも増加させることで、直流電圧を目標電圧に近づけていることが分かる。
圧Viの低下に拘らず負荷量は同一であるため、負荷量に対応した値である目標電圧も図2の場合と同一である。しかしながら、交流電圧が低下したために、直流電圧を図2の状態と同一の電圧に維持するためには、開閉時間選択手段a17は双方向スイッチ10の閉時間aを、図2の状態よりも増加させることで、直流電圧を目標電圧に近づけていることが分かる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における直流電源装置を示すブロック図である。図4において、実施の形態1で使用した図1と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。第一の実施の形態は、双方向スイッチ10を開閉することによる、直流電圧の昇圧作用を利用して、検出された直流電圧を目標電圧に近づけるものであるが、例えば双方向スイッチ制御手段13を形成する部品異常が発生した際に、双方向スイッチ10が必要以上に長時間閉状態を維持し、その結果直流電圧が異常に昇圧され、負荷を形成する部分等の直流電圧が印加される部品の破壊につながり、安全性を損なう危険性を有する。そこで本発明の第2の実施の形態において、過電圧保護手段20は内部に直流電圧の閾値を記憶し、直流電圧検出手段14で検出された直流電圧が前記の閾値を超過すると、開閉時間選択手段a17もしくは開閉時間選択手段b19で選択された閉時間a、閉時間bに拘らず、双方向スイッチ10を強制的に開状態に固定して、閾値以上の直流電圧になる事を防止するものである。
図4は、本発明の第2の実施の形態における直流電源装置を示すブロック図である。図4において、実施の形態1で使用した図1と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。第一の実施の形態は、双方向スイッチ10を開閉することによる、直流電圧の昇圧作用を利用して、検出された直流電圧を目標電圧に近づけるものであるが、例えば双方向スイッチ制御手段13を形成する部品異常が発生した際に、双方向スイッチ10が必要以上に長時間閉状態を維持し、その結果直流電圧が異常に昇圧され、負荷を形成する部分等の直流電圧が印加される部品の破壊につながり、安全性を損なう危険性を有する。そこで本発明の第2の実施の形態において、過電圧保護手段20は内部に直流電圧の閾値を記憶し、直流電圧検出手段14で検出された直流電圧が前記の閾値を超過すると、開閉時間選択手段a17もしくは開閉時間選択手段b19で選択された閉時間a、閉時間bに拘らず、双方向スイッチ10を強制的に開状態に固定して、閾値以上の直流電圧になる事を防止するものである。
以上のような動作を行なうことにより、双方向スイッチ10の開閉時間の選択もしくは開閉動作の制御に関わるブロックの異常動作等に伴う直流電圧の過剰な上昇を防ぐことができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における直流電源装置を示すブロック図である。図5において、実施の形態1で使用した図1と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。本実施の形態において、負荷はインバ−タ21およびインバ−タ21に直結した直流モ−タ22であり、負荷量検出手段15はモ−タ22の負荷を検出するものである。インバ−タ21で駆動される直流モ−タ22の一般的な特性として、直流電圧が低い程モ−タ効率が向上する事や、直流電圧が高い程最高回転数が向上する事は良く知られている。本実施の形態3においては、あらかじめ把握している直流モ−タの特性と検出した負荷量に応じて、目標電圧を最適な直流電圧に設定する事により、モ−タ効率の向上と、直流電圧の昇圧による最高回転数の向上を実現することができる。
図5は、本発明の第3の実施の形態における直流電源装置を示すブロック図である。図5において、実施の形態1で使用した図1と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。本実施の形態において、負荷はインバ−タ21およびインバ−タ21に直結した直流モ−タ22であり、負荷量検出手段15はモ−タ22の負荷を検出するものである。インバ−タ21で駆動される直流モ−タ22の一般的な特性として、直流電圧が低い程モ−タ効率が向上する事や、直流電圧が高い程最高回転数が向上する事は良く知られている。本実施の形態3においては、あらかじめ把握している直流モ−タの特性と検出した負荷量に応じて、目標電圧を最適な直流電圧に設定する事により、モ−タ効率の向上と、直流電圧の昇圧による最高回転数の向上を実現することができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の実施の形態における直流電源装置を示すブロック図である。図6において、実施の形態1で使用した図1と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。本実施の形態において、直流電源装置は空気調和機の圧縮機の直流電源装置であり、負荷はインバ−タ21および圧縮機モ−タ23である。開閉時間選択手段b19は、負荷量に加えて室外温度、圧縮機温度、冷媒の吐出温度の情報21に基づいて双方向スイッチ10の開閉時間を選択することで、圧縮機モ−タ23の負荷および動作環境に対して最適な直流電圧の供給と、電源力率の向上を両立することができる。
図6は、本発明の第4の実施の形態における直流電源装置を示すブロック図である。図6において、実施の形態1で使用した図1と同一構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。本実施の形態において、直流電源装置は空気調和機の圧縮機の直流電源装置であり、負荷はインバ−タ21および圧縮機モ−タ23である。開閉時間選択手段b19は、負荷量に加えて室外温度、圧縮機温度、冷媒の吐出温度の情報21に基づいて双方向スイッチ10の開閉時間を選択することで、圧縮機モ−タ23の負荷および動作環境に対して最適な直流電圧の供給と、電源力率の向上を両立することができる。
以上のように、本発明にかかる直流電源装置は、交流電圧の変化に拘らず、負荷に応じた最適な直流電圧の出力と電源力率の向上が可能となるので、洗濯機モ−タ駆動等の用途にも適用できる。
1 交流電源
6 整流手段
7 リアクタ
8 倍電圧昇圧用コンデンサa
9 倍電圧昇圧用コンデンサb
10 双方向スイッチ
11 負荷
12 ゼロクロス検出手段
13 双方向スイッチ制御手段
14 直流電圧検出手段
15 負荷量検出手段
16 目標電圧記憶手段
17 開閉時間選択手段a
18 開閉時間記憶手段
19 開閉時間選択手段b
20 過電圧保護手段
21 インバ−タ
22 モ−タ
6 整流手段
7 リアクタ
8 倍電圧昇圧用コンデンサa
9 倍電圧昇圧用コンデンサb
10 双方向スイッチ
11 負荷
12 ゼロクロス検出手段
13 双方向スイッチ制御手段
14 直流電圧検出手段
15 負荷量検出手段
16 目標電圧記憶手段
17 開閉時間選択手段a
18 開閉時間記憶手段
19 開閉時間選択手段b
20 過電圧保護手段
21 インバ−タ
22 モ−タ
Claims (4)
- 交流電源と、前記交流電源を整流する整流回路と、前記交流電源と前記整流回路の入力端の間に接続されたリアクタと、互いに直列接続され、前記整流回路の出力端に並列に接続され、直列接続の接続点は前記整流回路の片側の入力端に接続された倍電圧昇圧用コンデンサと、前記倍電圧昇圧用コンデンサおよび前記整流回路の出力端に並列接続された負荷と、負荷に印加される直流電圧を検出する直流電圧検出手段と、交流電源のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段と、前記リアクタを介して交流電源を短絡する双方向スイッチと、ゼロクロス検出手段で検出されたゼロクロス点に同期して、交流電源の半周期に少なくとも2回、交流電源の電源周期に同期して前記双方向スイッチを開閉する双方向スイッチ制御手段と、負荷量を検出する負荷量検出手段と、負荷量に対応した直流電圧の目標値を記憶する目標電圧記憶手段と、直流電圧検出手段で検出された直流電圧が前記目標電圧に近づくように双方向スイッチの閉時間の少なくとも一つを調整する開閉時間選択手段aと、検出した負荷量に対応した前記双方向スイッチの開閉時間を記憶する開閉時間記憶手段と、前記開閉時間記憶手段で記憶された開閉時間を、電源半周期に2回以上の開閉のうち何回目に適用するかを選択する開閉時間選択手段bを備え、前記双方向スイッチの電源半周期に2回以上の開閉のうち、少なくとも1回は前記開閉時間選択手段aで調整された閉時間であり、少なくとも1回は前記閉時間選択手段bで選択された閉時間である直流電源装置。
- 直流電圧が一定値を超えると前記双方向スイッチ制御手段の制御状態に拘らず、双方向スイッチを強制的に開状態に固定して直流電圧の昇圧を抑制する過電圧保護手段を備えた請求項1に記載の直流電源装置。
- 負荷はインバ−タおよびインバ−タに接続された直流モ−タであり、負荷量検出手段は前記直流モ−タの負荷を検出する請求項1乃至2に記載の直流電源装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の直流電源装置を圧縮機の直流電源装置として使用し、開閉時間選択手段bは、負荷量に加えて室外温度、圧縮機温度、冷媒の吐出温度の情報に基づいて双方向スイッチの開閉時間を選択することを特徴とする空気調和機。
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CN102055350A (zh) * | 2009-11-06 | 2011-05-11 | 日立空调·家用电器株式会社 | 直流电源装置和使用了该装置的空调装置 |
CN107251405A (zh) * | 2014-08-08 | 2017-10-13 | 德昌电机(深圳)有限公司 | 电机组件及用于电机驱动的集成电路 |
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2004
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JP2011101505A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Hitachi Appliances Inc | 直流電源装置およびこれを用いた空気調和機 |
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CN107306517A (zh) * | 2014-08-08 | 2017-10-31 | 德昌电机(深圳)有限公司 | 风机、泵、电机组件及用于电机驱动的集成电路 |
CN107306517B (zh) * | 2014-08-08 | 2020-09-15 | 德昌电机(深圳)有限公司 | 风机、泵、电机组件及用于电机驱动的集成电路 |
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