JP2005244387A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 レンズ鏡筒部分を大型化させることなく、撮像レンズの温度変化に起因する光学倍率の変動を補正する。
【解決手段】 レンズ鏡筒32よりも熱膨張率の高い材料から生成される倍率補正部材34は、レンズ鏡筒32とCCDホルダ33との間に取り付けられる。周囲温度が基準温度を上回ると、倍率補正部材34が膨張し、その光軸方向の長さが増加して、レンズ鏡筒32が写真フイルム側に押し出される((B)の状態)。これにより、CCDエリアセンサとレンズユニット30との間の光路長が伸び、光学倍率の変動を補正する。一方、周囲温度が基準温度を下回ると、倍率補正部材34が収縮し、その光軸方向の長さが短縮して、レンズ鏡筒32が図中上方に押し戻される((A)の状態)。
【選択図】 図4
【解決手段】 レンズ鏡筒32よりも熱膨張率の高い材料から生成される倍率補正部材34は、レンズ鏡筒32とCCDホルダ33との間に取り付けられる。周囲温度が基準温度を上回ると、倍率補正部材34が膨張し、その光軸方向の長さが増加して、レンズ鏡筒32が写真フイルム側に押し出される((B)の状態)。これにより、CCDエリアセンサとレンズユニット30との間の光路長が伸び、光学倍率の変動を補正する。一方、周囲温度が基準温度を下回ると、倍率補正部材34が収縮し、その光軸方向の長さが短縮して、レンズ鏡筒32が図中上方に押し戻される((A)の状態)。
【選択図】 図4
Description
本発明は、読取対象原稿に記録された画像を光電的に読み取って、画像データを出力する画像読取装置に関するものである。
写真フイルムに記録された画像を光電的に読み取ってデジタルの画像データを出力する画像読取装置と、画像データに基づいて強度変調された記録光で感光性記録紙に画像を露光するプリンタ装置と、記録紙に現像・乾燥処理を行ってプリント写真を生成するプロセサ装置とからなるデジタルプリントシステムが広く普及している。画像読取装置は、光電変換手段としてのCCDイメージセンサと、写真フイルムからの光をCCDイメージセンサの光電面に結像させる撮像レンズと、CCDイメージセンサから出力される画像データを補正する画像処理部とから構成される。
撮像レンズの小型化、及び色収差を極力抑える観点から、低分散ガラスを材料としたレンズ素子が好ましく用いられている。この低分散ガラスは、色収差が小さくなる反面、温度に対する膨張率や屈折率の変化が通常のガラスよりも高いため、光学倍率が変動しやすいという特性がある。そこで、撮像レンズ近傍の温度を測定し、検出された温度に基づいて撮像レンズのみを光軸方向に沿って移動させることで、光学倍率の変動を補正することが行われている(特許文献1参照)。
上記特許文献に記載の装置では、撮像レンズの移動を可能にするためにレンズ鏡胴にカム機構等の移動手段を組み込んでいるので、レンズ鏡胴部分が大型化するとともに、製造コストが高くなってしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、装置を大型化させることなく、光学倍率の変動を補正することが可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、読取原稿からの光を読み取る撮像素子と、撮像素子の受光面に光を結像する撮像レンズと、撮像レンズを内部に保持するレンズ鏡筒とを備え、撮像レンズの周囲温度の上昇に伴い熱膨張し、レンズ鏡筒を読取原稿側に押し出すことで、撮像レンズの温度変化に起因する光学倍率の変動を補正する倍率補正部材をレンズ鏡筒に取り付けたことを特徴とする。
撮像レンズの光軸方向における倍率補正部材の熱膨張量は、撮像素子と撮像レンズとの間の光軸方向の距離をL、撮像レンズの焦点距離をf、焦点距離fの変位量をΔf、撮像レンズの光学倍率をMとすると、((1+M)(f+Δf)−L)×0.5〜((1+M)(f+Δf)−L)×1.5の範囲であることが好ましい。撮像素子及び撮像レンズを含む光学系と、読取原稿とを光軸方向に相対的に移動し、読取原稿に自動的にピント合わせを行うことが好ましい。倍率補正部材は、レンズ鏡筒よりも熱膨張率の高い材料から生成されることが好ましい。倍率補正部材の読取原稿側の面が、レンズ鏡筒に接触した状態で固定されており、撮像レンズの周囲温度の上昇に伴って倍率補正部材が熱膨張し、レンズ鏡筒との接触面を読取原稿側に押圧することで、撮像レンズを光軸方向に移動させることが好ましい。
レンズ鏡筒を光軸の垂直方向で固定し、撮像レンズの光軸がずれるのを防止する規制手段を備えることが好ましい。レンズ鏡筒を水平に維持し、撮像レンズの光軸が傾くのを防止する傾き調整部材を倍率補正部材に取り付けることが好ましい。
本発明によれば、撮像レンズの周囲温度の上昇に伴って倍率補正部材が熱膨張し、レンズ鏡筒を読取原稿側に押し出すことで、撮像レンズを光軸方向に移動させるから、撮像レンズを移動する機構を設けることなく、光学倍率の変動を補正することができる。したがって、装置を小型化することができるとともに、コストダウンを図ることができる。
また、レンズ鏡筒よりも熱膨張率の高い材料で生成される倍率補正部材の、読取原稿側の面を、レンズ鏡筒に接触した状態で固定しつつ、規制手段を用いてレンズ鏡筒を光軸の垂直方向で固定するので、撮像レンズの光軸がずれるのを防止することができる。さらに、傾き調整部材を用いてレンズ鏡筒を水平に維持するので、撮像レンズの光軸が傾くのを防止することができる。
図1は、本発明の画像読取装置を備えたデジタルプリントシステムの概略図である。デジタルプリントシステムは、画像読取装置11と画像出力装置12とから構成されている。画像読取装置11は、読取原稿としての写真フイルム13を搬送するフイルムキャリア14、写真フイルム13に読取光を照射する光源部15、及び、写真フイルム13を通過した読取光を検出する読取部16等から構成される。
光源部15には、ハロゲンランプやメタルハライドランプ等からなるランプ17が備えられ、IRカットフィルタ19、光量調整絞り板20、バランスフィルタ21、光拡散ボックス22、拡散板23が光軸28に沿って順に配置されている。ランプ17の周囲にはリフレクタ18が設けられ、ランプ17から発せられた読取光を写真フイルム13に向けて反射する。なお、ランプ17の代わりにLED等の発光素子を用いることもできる。ランプ17からの読取光は光量調整絞り板20においてその光量が調節され、さらに光拡散ボックス22及び拡散板23によって均一な読取光として写真フイルム13の記録面に照射される。
フイルムキャリア14は、写真フイルム13を支持するキャリアベース24、写真フイルム13の光軸方向へのばたつきを抑制するフイルムマスク25、及び、搬送ローラ対26,27からなる。フイルムキャリア14は、135タイプやIX240タイプ等の各種タイプ毎に用意されており、読み取りに用いられる写真フイルム13の種類に適合したものがセットされる。フイルムキャリア14にセットされた写真フイルム13は、搬送ローラ対26,27によって、写真フイルム13の記録面が光軸28の垂直方向に往復搬送される。正方向送り時では、写真フイルム13が1コマずつ間欠搬送され、各コマの画像の読み取りが行われる。所定の画像が全て読み取られると、写真フイルム13が逆方向に搬送され、図示しないフイルムカートリッジに巻き戻される。なお、フイルムキャリアとしては、135フイルム用及びAPSフイルム用の2つの搬送路を光軸28の平行方向、あるいは垂直方向に並べたものを用いても良い。
フイルムマスク25の光軸28に対応する部分には、写真フイルム13の幅方向に細長い開口25aが形成されている。光源部15から写真フイルム13に照射された読取光は、この開口25aを通過して読取部16に照射される。
読取部16は、レンズユニット30(図3参照)、CCDエリアセンサ31、レンズ鏡胴32及びCCDホルダ33等を備えている。レンズユニット30は、色収差の小さな複数の低分散レンズから構成され、レンズ鏡胴32の内部に保持されている。レンズ鏡筒32は、CCDホルダ33との間で後述する倍率補正部材34を挟み込んだ状態で、CCDホルダ33に固定されている。
CCDホルダ33は、CCDエリアセンサ31を保持している。CCDエリアセンサ31は、二次元状に並べられたR,G,B用受光素子を有しており、写真フイルム13を通過した読取光を光電変換して画像信号を生成する。この画像信号は画像処理部35へ送られ、種々の信号処理及びA/D変換が施された後、画像データとして画像出力装置12に出力される。なお、CCDエリアセンサ31に代えて、公知の各種エリアセンサやラインセンサを用いてもよい。
CCDホルダ33は、支持板38に固定されている。支持板38には、ネジ穴が形成されており、これにガイドロッド39が螺合している。ガイドロッド39には、ギア40を介してモータ41が接続されている。モータ41からの駆動力を受けてガイドロッド39が回転すると、支持板38が光軸方向に移動するとともに、レンズ鏡筒32とCCDホルダ33とが一体となって光軸方向に移動する。この際、CCDエリアセンサ31とレンズユニット30との距離は変化しない。これにより、写真フイルム13とCCDエリアセンサ31との距離(共役長)が変化し、焦点調整が行われる(オートフォーカス機能)。この焦点調整によって、ランプ17から発せられた光で照明された撮影コマがCCDエリアセンサ31の光電面に結像される。
ここで、温度変動に起因してレンズユニット30の光学特性が変化すると、焦点調整後の読取画像の光学倍率が変動する。すなわち、図2に示すように、CCDエリアセンサ31の撮像範囲50内で予め定められたトリミング範囲51に対して、写真フイルム13の画像範囲52にずれが生じてしまう。図2の例では、トリミング範囲51がフイルム画像範囲52よりも大きいため、トリミングで得られた読取画像のエッジに余白部分が生じてしまう。
本実施例では、レンズユニット30の周囲温度が後述する基準温度に達し、上昇するに伴い熱膨張する倍率補正部材34を用いて、レンズユニット30を写真フイルム13側に微小に押し出すことで、低分散レンズの温度変化に起因する光学倍率の変動を補正する。倍率補正部材34は、熱膨張率がレンズ鏡筒32の生成材料よりも高い材料を用いて生成される。この倍率補正部34の生成材料としては、金属、エボナイト、プラスチック、木材等、あらゆる物質を用いることが可能である。倍率補正部材34の形状は、例えば、光軸28を囲む輪状に形成される。倍率補正部材34は、低分散レンズの光学特性に基づいて設定された基準温度からの温度上昇に対応して、補正距離C1だけ光軸方向に膨張し、その光軸方向の長さが増加する。
補正距離C1は、以下のようにして求められる。図3に示すように、レンズユニット30の後側主点とCCDエリアセンサ31との距離をL1とし、レンズユニット30の前側主点と写真フイルム13との距離をL2とする。このとき、レンズユニット30の焦点距離をfとすると、
1/L1+1/L2=1/f ・・・(1)
が成り立つ。そして、温度変動により焦点距離が(f+Δf)に変化するとともに、距離L1が(L1+ΔL1)に、距離L2が(L2+ΔL2)に変動すると、以下の式が成り立つ。
1/(L1+ΔL1)+1/(L2+ΔL2)=1/(f+Δf) ・・・(2)
1/L1+1/L2=1/f ・・・(1)
が成り立つ。そして、温度変動により焦点距離が(f+Δf)に変化するとともに、距離L1が(L1+ΔL1)に、距離L2が(L2+ΔL2)に変動すると、以下の式が成り立つ。
1/(L1+ΔL1)+1/(L2+ΔL2)=1/(f+Δf) ・・・(2)
また、温度変動により読取画像の倍率がMに変化すると、この値は次式で求められる。
M=(L1+ΔL1)/(L2+ΔL2) ・・・(3)
M=(L1+ΔL1)/(L2+ΔL2) ・・・(3)
式(3)より(L2+ΔL2)を導き、これを(2)に代入すると、ΔL1が次式で求められる。
ΔL1=(1+M)(f+Δf)−L1 ・・・(4)
ΔL1=(1+M)(f+Δf)−L1 ・・・(4)
上記実施形態に係る読取部16は、オートフォーカス機能、すなわち上式のΔL2を補正する機能を有しているため、倍率変動に起因するΔL1を打ち消すことができるように、倍率補正部材34を設計する。また、温度変動に対応する倍率Mや焦点距離(f+Δf)の値は、製造時でのテストで予め求められるので、温度特性が(4)式に近い倍率補正部34を選択することが好ましい。特に、温度に対する膨張量が、ΔL1×0.5〜ΔL1×1.5の範囲にあることが好ましい。
倍率補正部材34の好適な設置方法について説明する。図4(A)に示すように、CCDホルダ33の底面には取付軸60が設けられている。レンズ鏡筒32は、その底部32aが取付軸60に軸支され、光軸方向に移動自在になっている。取付軸60には、レンズ鏡筒32の底部32aと、CCDホルダ33との間に倍率補正部材34が取り付けられ、その底部32aの前面側にバネ61が取り付けられている。バネ61は、取付軸60の先端に設けられたバネ押さえ60aと、レンズ鏡筒32の底部32aとの間に取り付けられ、レンズ鏡筒32を図中上方に押圧している。倍率補正部材34の光軸28側の面は、レンズ鏡筒32の側面に当接している。倍率補正部材34は、レンズ鏡筒32及びCCDホルダ33に必ずしも固定する必要はない。レンズ鏡筒32とCCDホルダ33のいずれか一方であっても良いし、どちらにも固定しなくても良い。
周囲温度が基準温度を上回ると、低分散レンズの屈折率が小さくなり、焦点調整後の読取画像の光学倍率が変動する。この時、図4(B)に示すように、倍率補正部材34が膨張し、その光軸方向の長さが増加する。レンズ鏡筒32は、倍率補正部材34によってレンズ鏡筒32の底部32aが上面側から押圧され、バネ61の付勢力に抗して写真フイルム13側に押し出される。これにより、CCDエリアセンサ31とレンズユニット30との間の光路長が伸び、温度変動に起因する倍率変動を補正する。
周囲温度が基準温度を下回ると、倍率補正部材34が収縮し、その光軸方向の長さが短縮される。これにより、レンズ鏡筒32の底部32aがバネ61の弾性力によって上面側に押し戻される(図4(A))。
図4に示す倍率補正部材34の設置方法では、周囲の温度差によってレンズユニット30の光軸28がずれることが予想される。そこで、図4の設置方法に加え、レンズ鏡筒を光軸28の垂直方向で固定し、レンズユニット30の光軸28がずれるのを防止する規制手段を設ける。図5に示す例では、倍率補正部材74の外周を保持する金属性の円管75と、この円管75を光軸28に向けて付勢するバネ76とが設けられている。バネ76は、CCDホルダ33を包囲する外筒(図示せず)の内周面に取り付けられ、外筒と円筒75との隙間嵌めの役割を果たす。このバネ76の付勢により、レンズ鏡筒72、倍率補正部材74及び円筒75が光軸28に対して位置決めされる。
周囲温度が基準温度を上回ると、図5(B)に示すように、倍率補正部材74が膨張し、レンズ鏡筒72が補正距離C1だけ写真フイルム側に押し出される。この時、バネ76の付勢によってレンズユニット30の光軸28がずれることはない。
なお、他の規制手段としては、図6に示すように、ピン83aの圧入によりCCDホルダ83に固定した倍率補正部材84を、直接に隙間嵌め用バネ85で光軸28に向けて付勢する。周囲温度が基準温度を上回ると、図6(B)に示すように、倍率補正部材84が膨張し、レンズ鏡筒82が写真フイルム側に押し出される。この時、バネ85の付勢によってレンズユニット30の光軸28がずれることはない。
図5及び図6に示す例では、レンズユニットの光軸ずれを防止するのに、バネ67,85を用いてレンズ鏡筒を光軸の垂直方向で固定したが、レンズ鏡筒全体を、温度変化の影響を受けない読取部本体等に固定するようにしても良い。これにより、レンズ鏡筒を光軸方向にだけ移動可能にし、レンズユニットの光軸ずれを防止することができる。
レンズユニットの光軸ずれは、周囲の温度差から生じる他に、読取部を構成する部品のガタ、不良、取り付けの不具合によりレンズユニットが傾いて生じることがある。そこで、図7に示すように、倍率補正部材96に傾き調整部材97を取り付ける。図7(A)は、レンズ鏡筒92及びCCDホルダ93を写真フイルム側から見た様子を示し、図7(B)は、図7(A)のA1−A2断面を示している。倍率補正部材96は、各々が円柱状に形成され、レンズ鏡筒92の底部92aに少なくとも3つ取り付けられる。傾き調整部材97は、例えば、各倍率補正部材96の上面に配置可能になっている。
読取部の組立時、部品ガタによりCCDホルダ93が傾いて組み付けられた場合、各傾き調整部材97は、CCDホルダ93に固定されるレンズ鏡筒92を水平に維持するようにその形体を変位させる(図7(B))。これにより、レンズ鏡筒92の姿勢を調整し、レンズユニット90の光軸28が傾くのを防止することができる。
レンズユニットの傾きを防止する方法としては、図7に示す傾き調整部材97に限定されず、あおり調整部材を用いてレンズの角度調整を行うようにしても良い。
上記実施形態では、レンズ鏡筒32とCCDホルダ33とを光軸方向に移動することで焦点調整を行ったが、これら光学系を移動せずに、フイルムキャリア14を光軸方向に変位させ、写真フイルム13を移動することで焦点調整を行っても良い。
上記実施形態では、倍率補正部材が熱膨張し、レンズ鏡筒の底部を読取原稿側に押圧することで、レンズユニットを光軸方向に移動させたが、レンズユニットを直接に押圧するようにしても良い。
11 画像読取装置
13 写真フイルム
30 レンズユニット
31 CCDエリアセンサ
32 レンズ鏡筒
34 倍率補正部材
97 傾き調整部材
13 写真フイルム
30 レンズユニット
31 CCDエリアセンサ
32 レンズ鏡筒
34 倍率補正部材
97 傾き調整部材
Claims (7)
- 読取原稿からの光を読み取る撮像素子と、前記撮像素子の受光面に前記光を結像する撮像レンズと、前記撮像レンズを内部に保持するレンズ鏡筒とを備えた画像読取装置において、
前記撮像レンズの周囲温度の上昇に伴い熱膨張し、前記レンズ鏡筒を前記読取原稿側に押し出すことで、前記撮像レンズの温度変化に起因する光学倍率の変動を補正する倍率補正部材を前記レンズ鏡筒に取り付けたことを特徴とする画像読取装置。 - 前記撮像レンズの光軸方向における、前記倍率補正部材の熱膨張量は、前記撮像素子と撮像レンズとの間の前記光軸方向の距離をL、撮像レンズの焦点距離をf、焦点距離fの温度変位量をΔf、撮像レンズの光学倍率をMとすると、
((1+M)(f+Δf)−L)×0.5〜((1+M)(f+Δf)−L)×1.5
の範囲であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。 - 前記撮像素子及び撮像レンズを含む光学系と、前記読取原稿とを光軸方向に相対的に移動し、前記読取原稿に自動的にピント合わせを行うことを特徴とする請求項1または2記載の画像読取装置。
- 前記倍率補正部材は、前記レンズ鏡筒よりも熱膨張率の高い材料から生成されることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の画像読取装置。
- 前記倍率補正部材の前記読取原稿側の面が、前記レンズ鏡筒に接触した状態で固定されており、
前記撮像レンズの周囲温度の上昇に伴って前記倍率補正部材が熱膨張し、前記レンズ鏡筒との接触面を前記読取原稿側に押圧することで、前記撮像レンズを光軸方向に移動させることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の画像読取装置。 - 前記レンズ鏡筒を光軸の垂直方向で固定し、前記撮像レンズの光軸がずれるのを防止する規制手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の画像読取装置。
- 前記レンズ鏡筒を水平に維持し、前記撮像レンズの光軸が傾くのを防止する傾き調整部材が前記倍率補正部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の画像読取装置。
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- 2004-02-25 JP JP2004048950A patent/JP2005244387A/ja active Pending
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