JP2005238920A - 車両用空気吹出グリル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗員の要望する種々の車室内空調が得られる車両用空気吹出グリル装置を提供する。
【解決手段】 通風路からの送風を車室内に吹き出す車両用空気吹出グリル装置1であって、通風路に連通する筒状のハウジング15と、側部吹出孔28が開口する筒状で側部吹出孔28がハウジング15によって閉じられる収容位置と突出して側部吹出孔28が開放される突出位置とに移動自在にハウジング15内に嵌合配置された中間グリルケース21と、側部吹出孔39が開口すると共に先端に先端吹出孔40が開口する筒状で側部吹出孔39が中間グリルケース21によって閉じられる収容位置と側部吹出孔39が開放される突出位置とに移動自在に中間グリルケース21内に嵌合配置された先端グリルケース31と、先端吹出孔40を開閉するフィン41、42を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通風路から供給された送風を車室内に吹き出して車室内を空調する車両用空気吹出グリル装置に関し、特に乗員の要望により種々の吹出風による車室内の空調が得られる車両用空気吹出グリル装置に関する。
車両において、例えば良好な車室内の空調を図るために車室内前部に配設されるインストルメントパネルに空気吹出グリル装置を備えた空気吹出装置が設けられている。この種の空気吹出装置は、図9にその全体斜視図を示し、かつ図10に断面図を示すように、空調ケース体101に通風路102が形成されると共に通風制御体106が設けられ、空調ケース体101に空気吹出グリル装置110が設けられている。通風制御体106は、前面に配置されたダイヤル107の回転操作により歯車機構等を介して空調ケース体101内のロータ軸108を回転させることによって、そのロータ軸108に取り付けられた遮蔽板109a、スポット整流板109b及び多孔板109c等の通風制御体109を交互に通風路102内に直角に保持させて、遮蔽状態、通常通風状態、スポット流吹出状態、微風吹出状態に切り換える。
空気吹出グリル装置110は、空調ケース体101と一体に形成されたホルダ111内に吹出グリル112aを備えたハウジング112が上下方向に揺動自在に嵌合配置され、かつこのハウジング112に左右方向に揺動自在な風向調節羽根113が設けられ、風向調節羽根113に一体形成されて吹出グリル112aの間から突出するノブ114を操作して揺動する風向調節羽根113及び吹出グリル112aにより吹出風の吹出方向を調整するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平8−240496号公報
上記特許文献1によると、空気吹出グリル装置110のホルダ111内に上下方向に揺動自在に支持されたハウジング112及びこのハウジング112に左右方向に揺動自在に支持された風向調節羽根113によって吹出風の吹出方向が調節できる。
しかし、吹出グリル112aが形成されたハウジング112の上下揺動及び風向調節羽根113の左右揺動による吹出方向の調節範囲は、例えば上下方向及び左右方向にそれぞれ最大約30°前後に制限されることから、乗員の要望による車室内の空調調節が制限されることがある。例えば、乗員の顔等に吹出風を直接的に当てることなく空気吹出グリル装置110からの吹出風により車室内空調を確保することが困難であり、吹出風を顔等に当てたくないときには通風制御体106の遮蔽板109aによって通風路102を遮断し空気吹出グリル装置110からの送風による車室内空調を断念しなければならず、乗員の要望による車室内空調が制限されることが懸念される。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、乗員の要望する種々の車室内空調が可能な車両用空気吹出グリル装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の車両用吹出グリル装置の発明は、通風路に配置されて該通風路から供給された送風を車室内に吹き出し、該吹出風によって車室内を空調する車両用空気吹出グリル装置において、基端側が上記通風路に連通する筒状のハウジングと、内周面と外周面とを連通する側部吹出孔が開口すると共に先端に先端吹出孔が開口する筒状で、上記ハウジング内に収容されて上記側部吹出孔が上記ハウジングによって閉じられる収容位置と上記ハウジングの先端から突出して上記側部吹出孔が開放される突出位置との間で移動自在に上記ハウジング内に嵌合配置された先端グリルケースと、上記先端吹出孔を開閉する先端吹出孔開閉手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成する請求項2に記載の車両用吹出グリル装置の発明は、通風路に配置されて該通風路から供給された送風を車室内に吹き出し、該吹出風によって車室内を空調する車両用空気吹出グリル装置において、基端側が上記通風路に連通する筒状のハウジングと、内周面と外周面とを連通する第1側部吹出孔が開口する筒状で、上記ハウジング内に収容されて上記第1側部吹出孔が上記ハウジングによって閉じられる収容位置と上記ハウジングの先端から突出して上記第1側部吹出孔が開放される突出位置との間で移動自在に上記ハウジング内に嵌合配置された中間グリルケースと、内周面と外周面とを連通する第2側部吹出孔が開口すると共に先端に先端吹出孔が開口する筒状で、上記中間グリルケース内に収容されて上記第2側部吹出孔が上記中間グリルケースによって閉じられる収容位置と上記中間グリルケースの先端から突出して上記第2側部吹出孔が開放される突出位置とに移動自在に上記中間グリルケース内に嵌合配置された先端グリルケースと、上記先端吹出孔を開閉する先端吹出孔開閉手段と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用空気吹出グリル装置において、基端側が上記通風路に連通する筒状で球面状の内周面が形成されたホルダを有し、該内周面に上記ハウジングに形成された球面状の外周面が摺動自在に嵌合支持されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1の車両用空気吹出グリル装置において、上記ハウジングに対して突出位置における上記先端グリルケースが揺動自在に嵌合支持されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2の車両用空気吹出グリル装置において、上記ハウジングに対して突出位置における上記中間グリルケースが揺動自在に嵌合支持され、上記中間グリルケースに対して突出位置における上記先端グリルケースが揺動自在に嵌合支持されたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2または3の車両用空気吹出グリル装置において、上記ハウジングと先端グリルケースとの間に、上記中間グリルケースが複数嵌合配置されたことを特徴とする。
請求項1の発明によると、先端グリルケースを収容位置に保持することによって側部吹出孔が閉じられ、先端吹出孔を先端吹出孔開閉手段によって閉じることにより空気吹出グリル装置から車室内への送風がなくなる。また、先端吹出孔開閉手段によって閉じられていた先端吹出孔を開くと先端吹出孔からの吹出風がスポット的に車室内に吹き出される。更に、先端吹出孔を閉じた状態で先端グリルケースを突出位置に移動することによって側部吹出孔から吹出風が吹き出され、かつ先端吹出孔を開くことによって先端吹出孔からも吹出風が車室内に吹き出され、乗員の要望による種々の吹出風による車室内の空調が得られる。
請求項2の発明によると、中間グリルケース及び先端グリルケースをそれぞれ収容位置に保持することによって第1側部吹出孔及び第2側部吹出孔が閉じられ、先端吹出孔を先端吹出孔開閉手段によって閉じると空気吹出グリル装置から車室内への送風はなくなる。また、先端吹出孔開閉手段によって閉じられていた先端吹出孔を開くと先端吹出孔から吹出風がスポット的に車室内に吹き出される。
また、先端吹出孔を閉じた状態で先端グリルケースを突出位置に移動することによって第1側部吹出孔から車室内に吹出風が吹き出され、中間グリルケースを突出位置に移動することで第2側部吹出孔からも吹出風が吹き出される。更に先端吹出孔を開くことによって先端吹出孔からも吹出風が車室内に吹き出され、乗員の要望による種々の吹出風による車室内の空調が得られる。
請求項3の発明によると、基端側が通風路に連通する筒状で球面状の内周面が形成されたホルダの内周面にハウジングの球面状に形成され外周面を摺動自在に嵌合支持することから、ハウジングが揺動可能に支持され、側部吹出孔及び先端吹出孔からの吹出風の吹出方向が調節できる。
請求項4の発明によると、ハウジングに対して先端グリルケースを揺動することが可能になり、先端グリルケースの側部吹出孔及び先端吹出孔からの吹出風の吹出方向を調節することができる。
請求項5の発明によると、ハウジングに対して中間グリルケース、及び中間グリルケースに対して先端グリルケースの揺動が可能になり、中間グリルケースの第1側部吹出孔から吹出風の吹出方向を調節することができ、かつ先端グリルケースの第2側部吹出孔及び先端吹出孔から吹出風の吹出方向を調節することができる。
請求項6の発明によると、それぞれ中間グリルケースの側部吹出孔から吹出風が車室内に吹き出され、更に、乗員の要望による種々の吹出風による車室内の空調が得られる。
以下、本発明による車両用空気吹出グリル装置の実施の形態について図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
本発明による車両用空気吹出グリル装置の第1実施の形態を図1乃至図6を参照して説明する。
図1は、不使用状態における空気吹出グリル装置1の概要を示す斜視図であり、図2は空気吹出グリル装置1の正面を示す図1のA矢視図、図3は図1のI−I線断面図、図4は空気吹出グリル装置1の使用状態の概要を示す斜視図、図5は図4のII−II線断面図、図6は空気吹出グリル装置の他の使用状態の概要を示す断面図である。なお、図3、図5及び図6において矢印Rは室内側を示している。
空気吹出グリル装置1は、車室内の車体部材、例えば、車両の車室内前部に配設されるインストルメントパネルPに取り付けられた図示しない空気吹出装置の空調ケース体の通風路に連続配置され、かつ図3に示すようにインストルメントパネルPに形成された開口部Paに嵌合して配設される。なお、図1、図2及び図4にはインストルメントパネルPは省略されている。
空調吹出グリル装置1は、図1乃至図3に示すようにホルダ11、ハウジング15、中間グリルケース21、先端グリルケース31、及び先端グリルケース31の先端に形成された先端吹出孔40を開閉するフィン41、42によって構成されている。
ホルダ11は、内周面12が球面状で外周面13がインストルメントパネルPの開口部Paに嵌合すると共に前面14が車室内側に突出し、ホルダ11の基端側が空調ケース体の通風路に連通している。
ハウジング15は、外周面16がホルダ11の内周面12に摺動可能に嵌合する球面状で内周面17が同径で連続する筒状に形成され、その車室内側となる先端に沿って内方に突出する環状の係止部18が一体形成され、係止部18の前面19の内周縁に沿ってテーパ状に面取りされた当接部19aが形成されている。
中間グリルケース21は、筒状であって環状に形成されたハウジング15の係止部18の先端18aに外周面23が摺動可能に嵌合する円筒状の筒部22と、筒部22の基端に外方に向かってフランジ状に突出すると共に先端がハウジング15の内周面17に摺接可能な環状の摺接部25が形成され、筒部22の先端に内方及び外方にフランジ状に突出する環状の係止部26が一体形成されている。係止部26の前面27の内周縁に沿ってテーパ状の当接部27aが形成され、係止部26の外周縁に沿ってハウジング15の当接部19aに当接可能な環状の係合部26bが形成されている。更に、中間グリルケース21の筒部22には内周面24側と外周面23側とを連通する第1側部吹出孔である複数の側部吹出孔28が径方向外側に向かって放射状に開口している。
この中間グリルケース21は、ハウジング15の係止部18に形成された当接部19aに係止部26に形成された係合部26bが当接してハウジング15内に収容された収容位置と、摺接部25がハウジング15の係止部18に当接してハウジング15の先端から筒部22が突出する突出位置との間で移動可能にハウジング15内に嵌合配置されている。
先端グリルケース31は、筒状であって環状に形成された中間グリルケース21の係止部26の先端26aに外周面33が摺動可能に嵌合する円筒状の筒部32と、筒部32の基端に外方に向かってフランジ状に突出すると共に先端が中間グリルケース21の筒部22の内周面24に摺接可能な環状の摺接部35が形成され、筒部32の先端に沿って内方及び外方にフランジ状に突出する環状の係止部36が一体形成され、係止部36の外周縁に沿って中間グリルケース21の当接部27aに当接可能な環状の係合部36bが形成されている。また、係止部36の内周縁に沿って円弧状でかつ係止部36の前面37に連続して突出する一対の当接部38a、38bが形成されている。更に、先端グリルケース31の筒部32には内周面34側と外周面33側を連通する第2側部吹出孔である複数の側部吹出孔39が周方向に沿って径方向外側に向かって放射状に開口している。
この先端グリルケース31は、中間グリルケース21の係止部28に形成された当接部29aに係止部36に形成された係合部36bが当接して中間グリルケース21内に収容された収容位置と、摺接部35が中間グリルケース21の係止部28に当接して中間グリルケース21の先端から筒部32が突出する突出位置との間で移動可能に中間グリルケース21内に嵌合配置されている。
先端グリルケース31の先端に形成された係止部36には、係止部36の内周縁によって形成された円状の先端吹出孔40を開閉すると共に該先端吹出孔40の吹出風を整流する先端吹出孔開閉手段が設けられている。先端吹出孔開閉手段は、先端吹出孔40を閉じた状態において、先端吹出孔40の中心部を直線状に分割する内側縁41a、42aと円弧状の外側縁41b、42bを有する半円板形の一対のフィン41及び42を有し、各フィン41、42はそれぞれ内側縁41a、42aと平行配置された一対の支軸41c、42cによって係止部36に揺動自在に軸支され、図3に実線で示すように外側縁41b、42bがそれぞれ当接部38a、38bに当接することによって揺動が規制されて互いの内側縁41aと42aが互いに接して先端吹出孔40が閉状態に保持される。一方、図3に仮想線で示すように内側縁41a、42a側を押し込み支軸41c、42cを中心に揺動することによって外側縁41b、42b側が突出して先端吹出孔40が開口する開状態となると共に、フィン41、42によって先端吹出孔40からの吹出風を整流されるように構成されている。
次に、このように構成された車両用空気吹出グリル装置の作用について説明する。
図1乃至図3に示すように、不使用状態では、空気吹出グリル装置1は、ホルダ11に嵌合したハウジング15の係止部18の前面19に形成された当接部19aに中間グリルケース21の係止部26に形成された係合部26bが当接して中間グリルケース1がハウジング15内に収容された収容位置に保持され、かつ中間グリルケース21の係止部26の前面27に形成された当接部27aに先端グリルケース31の係止部36に形成された係合部36bが当接して先端グリルケース31が中間グリルケース21内に収容された収容位置に保持され、更に、先端グリルケース31の当接部38a、38bにフィン41、42の外側縁41b、42bが当接して先端吹出孔40が閉じられている。
この不使用状態においては、ハウジング15の当接部19aと中間グリルケース21の係合部26bが当接すると共に、中間グリルケース21の筒部22の外周面23がハウジング15の係止部18に形成された環状の先端18aに嵌合し、かつ中間グリルケース21に形成された摺接部25の先端がハウジング15の内周面17に当接してハウジング15と中間グリルケース21が互いに嵌合して安定した状態に保持される。同様に、中間グリルケース21の係止部26に形成された当接部27aと先端グリルケース31の係合部36bが当接すると共に、先端グリルケース31の筒部32の外周面33が中間グリルケース21の係止部26に形成された環状の先端26aに嵌合し、かつ先端グリルケース31に形成された摺接部35の先端が先端グリルケース21の筒部22の内周面24に当接して中間グリルケース21と先端グリルケース31が互いに嵌合して安定した状態に保持され、ハウジング15と中間グリルケース21と先端グリルケース31が互いに嵌合した状態に保持される。
また、不使用状態において、インストルメントパネルPの開口部Paから車室内側に露出する空気吹出グリル装置1の部分は、ホルダ11の前面14、ハウジング15に形成された係止部18の前面19、中間グリルケース21に形成された係止部26の前面27、及びフィン41、42の表面によって緩やか連続する球面状に形成されて、かつこれらホルダ11の前面14、ハウジング15の前面19、中間グリルケース21の前面27、及びフィン41、42によって多重円を基本形とした斬新な意匠的効果が得られる。
この不使用状態においては、中間グリルケース21の筒部22に開口する側部吹出孔28がハウジング15によって閉じられ、先端グリルケース31の筒部32に開口する側部吹出孔39が中間グリルケース21によって閉じられ、かつ第2グリルケース31に形成された先端吹出孔40がフィン41及び42によって閉じられ、通風路から空気吹出グリル装置1に供給された送風は遮蔽されて室内に供給されることはない。
この不使用状態において、フィン41及び42の内側縁41a、42a側を開口部40内に押し込み支軸41c、42cを中心にフィン41、42を図3に仮想線で示すように揺動することによってフィン41、42の外側縁41b、42b側が突出して先端吹出孔40が開き、空気吹出グリル装置1に供給された送風は開放された先端吹出孔40から室内にスポット的に吹き出され、かつフィン41、42によって吹出風が整流される。
更に、乗員の要望によってホルダ11の内周面12に摺動可能に嵌合するハウジング15を適宜揺動することによって、中間グリルケース21及び先端グリルケース31が共に揺動して先端吹出孔40からスポット的に吹出風の吹出方向を調節することができる。また、フィン41及び42の揺動範囲及び揺動方向を調節することによって吹出風の吹出方向及びその範囲を調節できる。
また、フィン41及び42が図3に仮想線で示す先端吹出孔40が開口している状態から、フィン41及び42の外側縁41b、42bを押して支軸41c、42cを中心に揺動させて外側縁41b、42bがそれぞれ当接部38a、38bに当接することによって先端吹出孔40が閉じる。
一方、中間グリルケース21をハウジング15から引き出し、かつ先端グリルケース31を中間グリルケース21から引き出すことによって図4及び図5に使用状態を示すように、中間グリルケース21がハウジング15の係止部18の先端18aに筒部22が摺動案内され、かつ摺接部25の先端がハウジング15の内周面17に摺動案内されて、その摺接部25がハウジング15の係止部18に当接する突出位置までハウジング15から引き出される。同様に、先端グリルケース31が、中間グリルケース21の係止部26の先端26aに筒部32の外周が摺動案内され、かつ摺接部35の先端が筒部22の内周面24に摺動案内されて、その摺接部35が中間グリルケース21の係止部26に当接する突出位置まで中間グリルケース21から引き出される。
この中間グリルケース21及び先端グリルケース31の収容位置から突出位置への引き出しに伴って、ハウジング15によって閉じられていた中間グリルケース21の筒部22に形成された側部吹出孔28、及び中間グリルケース21によって閉じられていた先端グリルケース31の筒部32に形成された側部吹出孔39が開く。この側部吹出孔28及び39の開口により通風路から空気吹出グリル装置1に供給された送風は、中間グリルケース21の筒部22に放射状に開口する側部吹出孔28、及び先端グリルケース31の筒部32に放射状に開口する側部吹出孔39から中間グリルケース21及び先端グリルケース31の延在方向とほぼ直交するインストルメントパネルPの表面に沿って放射状に広範囲に吹き出される。これにより、先端吹出孔40をフィン41、42が閉じた状態であり乗員の顔に直接的に吹出風が当たることなく、側部吹出孔28及び39から放射状に吹出風により車室内の空調が得られる。
この中間グリルケース21及び先端グリルケース31が突出位置に引き出された状態で、先端吹出孔40を閉じていたフィン41及び42の内側縁41a、42a側を先端吹出孔40内に押し込み支軸41c、42cを中心にフィン41、42を図5に仮想線で示すように揺動することによってフィン41、42の外側縁41b、42b側が突出して先端吹出孔40が開となる。この先端吹出孔40の開口により空気吹出グリル装置1に供給された送風は、中間グリルケース21の筒部22及び先端グリルケース31の筒部32に開口する側部吹出孔28及び39から放射状に吹き出されると共に、先端吹出孔40から車室内にスポット状吹き出される。また、フィン41及び42の揺動範囲及び揺動方向を調節することによって先端吹出孔40からの吹出範囲及び吹出方向が調節できる。
また、中間グリルケース21及び先端グリルケース31を突出位置に引き出した状態で、乗員の要望によりホルダ11の内周面12に摺動可能に嵌合するハウジング15を揺動することによって、中間グリルケース21及び先端グリルケース31を適宜方向に揺動でき、側部吹出孔28、39及び先端吹出孔40から吹き出される吹出風の吹出方向を調節することができる。
更に、図6に示すように、中間グリルケース21の側部吹出孔28がハウジング15によって閉じられた中間グリルケース21を収容位置に保持する一方、先端グリルケース31を中間グリルケース21から突出位置に引き出して、先端グリルケース31の筒部32に形成された側部吹出孔39を開くことによって、先端グリルケース31の側部吹出孔39からインストルメントパネルPの表面に沿って放射状に吹出風を吹き出されることもできる。また、この先端グリルケース31が突出位置に引き出された状態で、図6に仮想線で示すようにフィン41及び42を揺動することによって先端吹出孔40が開状態となり、先端グリルケース31の筒部32に開口する側部吹出孔39からインストルメントPの表面に沿って放射状に吹出風を吹き出されると共に、先端吹出孔40から車室内にスポット状に吹き出すこともできる。更に、フィン41及び42の揺動範囲及び揺動方向を調節することによって先端吹出孔40からの吹出範囲及び吹出方向が調整できる。また、ホルダ11の内周面12に摺動可能に嵌合するハウジング15を揺動することによって、側部吹出孔39及び先端吹出孔40から吹き出される吹出風を乗員の要望によって適宜方向に調節することができる。
従って、このように構成された空気吹出グリル装置1によると、乗員の要望により中間グリルケース21、先端グリルケース31を収容位置或いは突出位置への移動により中間グリルケース21及び先端グリルケース31の各筒部22、32に開口する側部吹出孔28、39が開閉し、かつフィン41、42の揺動によって先端吹出孔40を開閉することによって、更に、中間グリルケース21及び先端グリルケース31を保持するハウジング15の揺動により、種々の吹出風による車室内の空調が制御できる。
(第2実施の形態)
本発明による車両用空気吹出グリル装置の第2実施の形態を図7及び図8を参照して説明する。
図7は不使用状態における空気吹出グリル装置50の概要を示す断面図であり、図8は使用状態における空気吹出グリル装置50の概要を示す断面図である。なお、矢印Rは室内側を示している。
空気吹出グリル装置50は、例えば、車両の車室内前部に配設されるインストルメントパネルPに取り付けられた図示しない空気吹出装置の空調ケース体の通風路に連続して形成され、かつインストルメントパネルPに形成された開口部Paに嵌合して配設されている。
空調吹出グリル装置50は、インストルメントパネルPに取り付けられるハウジング51と、中間グリルケース61、先端グリルケース71及び先端グリルケース71に設けられたフィン81、82によって構成される。
ハウジング51は、ベース部52及びこのベース部52の前端に連結されてベース部52をインストルメントパネルPの開口部Paに支持するホルダ55を有する筒状に形成されている。ベース部52は円筒状であって、ベース部52の基端側が図示しない空調ケース体の通風路に連通している。ホルダ55は、ベース部52の前端に結合されてベース部52の内周面53の前端に連続する球面状の内周面56aを有する環状の係合部56、及びこの係合部56からテーパ状に拡径して連続するガイド部57を有し、ガイド部57の外周縁に平面状に折曲形成された取付部58を介してインストルメントパネルPの開口部Paに取り付けられている。
中間グリルケース61は、筒部62と係止部67を有する筒状に形成されている。筒部62は外周面63aがベース部52の内周面53に摺動可能に嵌合すると共に係合部56の内周面56aに嵌合及び係合可能な球面状の球状部63と、球状部63に連続する環状で内周面64aが球面状に形成された係合部64を有し、係合部64の先端外周がホルダ55に形成された球面状の内周面56aの端縁56bに嵌合可能に環状に拡径形成されている。更に球状部63の係合部64に近接した位置には第1側部吹出孔である側部吹出孔66が周方向に沿って径方向外側に向かって放射状に複数開口し、かつ球状部63の内周に環状に突出して先端65aによって円形の開口部を形成する保持部65が設けられている。
係止部67は、筒部62の係合部64に結合される環状で内周面68aが係合部64の内周面64aに連続する球面状の係合部68と、係合部68に連続形成されてテーパ状に拡径する第1ガイド部69a及び第1ガイド部69aの端縁から平面状折曲形成された第2ガイド部69bからなるガイド部69が形成されている。
このように形成された中間グリルケース61は、図7に示すようにハウジング51のベース部52に球状部63が嵌合し、係合部64の前端外周がホルダ55の内周面56aの端縁56bに嵌合すると共にガイド部69の外周縁69cがホルダ55のガイド部57に当接してハウジング51内に収容された収容位置と、図8に示すように、球状部63の外周面63aを係合部56の内周面56aに嵌合して係合部64及び側部吹出孔66がハウジング51から突出する突出位置との間で移動可能に形成されている。
先端グリルケース71は筒状であって筒部72を有し、筒部72は中間グリルケース61の保持部65の先端65aに嵌合可能でかつ係合部64、68の内周面64a及び68aに係合して摺動可能な球面状の外周面73aを有する球状部73と、球状部73に連続する円筒状の係合部74を有し、係合部74にその内周面と外周面とを連通する第2側部吹出孔である側部吹出孔78が周方向に複数放射状に開口し、かつ先端近傍の外周に、中間グリルケース61の係合部68に形成された内周面68aの端縁68bに嵌合可能に環状に拡径形成されている。係合部74の前端外周に平面状で拡径するガイド部77が形成された係止部76が取り付けられている。更に、係合部74の先端に先端吹出孔79が開口し、この先端吹出孔79を開閉すると共に先端吹出孔79からの吹出風を整流する先端吹出孔開閉手段となるフィン81、82が設けられている。
このように形成された先端グリルケース71は、図7に示すように中間グリルケース61の保持部65の先端65a及び係合部68に形成された内周面68aの端縁68bにそれぞれ球状部73の外周面73a及び係合部74が嵌合すると共に、係止部76の外周が中間グリルケース61の係止部67に当接して中間グリルケース61に収容された収容位置と、図8に示すように球状部73の外周面73aが中間グリルケース61に形成された係合部64、68の内周面64a及び68aに係合して係合部74及び側部吹出孔78が中間グリルケース61の先端から突出する突出位置との間で移動可能に形成されている。
次にこのように構成された車両用空気吹出グリル装置の作用について説明する。
図7に示す不使用状態において、ハウジング51のベース部52に中間グリルケース61の球状部63が嵌合し、係合部64がホルダ55の内周面56aの端縁56bに嵌合すると共にガイド部69の外周縁がホルダ55のガイド部57に当接して中間グリルケース61が収容位置に保持されている。更に、中間グリルケース61の保持部65の先端65a及び係合部68に形成された内周面68aの端縁68bに先端グリルケース71の球状部73の外周面73a及び係合部74が嵌合すると共に、係止部76の外周が中間グリルケース61の係止部67に当接して先端グリルケース71が収容位置に保持され、先端吹出孔79がフィン81及び82によって閉じられている。
また、インストルメントパネルPの開口部Paから車室内側に露出する吹出グリル装置50の部分は、ハウジング51の取付部58、中間グリルケース61の第2ガイド部69b、先端グリルケース71のガイド部77及びフィン81、82によって平面状に形成されている。
この不使用状態では、先端吹出孔79がフィン81、82によって閉じられ、中間グリルケース61の側部吹出孔66がハウジング51によって閉じられ、かつ先端グリルケース71の側部吹出孔78が中間グリルケース61及びハウジング51によって閉じられて、通風路から空気吹出グリル装置50に供給された送風は遮蔽されて車室内に吹き出すことはない。
この不使用状態において、図7に仮想線で示すようにフィン81及び82を揺動し先端吹出孔79を開くと、通風路から空気吹出グリル装置50に供給された送風は先端吹出孔79からスポット状に室内に吹き出され、かつその吹出風はフィン81、82によって整流される。また、フィン81及び82を図7に実線で示すように揺動することによって、先端吹出孔79が閉じられる。
一方、図7に示す不使用状態から、図8に示すように中間グリルケース61をハウジング52から突出位置に引き出して球状部63の外周面63aを係合部56の内周面56aに嵌合させ、先端グリルケース71を中間グリルケース61から突出位置に引き出して球状部73の外周面73aを中間グリルケース61に形成された係合部64、68の内周面64a及び68aに係合させることによって使用状態となり、中間グリルケース61の引き出しに伴ってハウジング51によって閉じられていた側部吹出孔66が開放され、先端グリルケース71の引き出しに伴って中間グリルケース61によって閉じられていた側部吹出孔78が開放する。
この使用状態では、空気吹出グリル装置50に供給された送風は、中間グリルケース61に放射状に開口する側部吹出孔66から吹き出され、ガイド部57及びガイド部69によって誘導されてインストルメントパネルPの表面に沿って放射状に吹き出される。先端グリルケース71に放射状に開口する側部吹出孔78から吹き出された吹出風はガイド部67及びガイド部77によって誘導されてインストルメントパネルPの表面に沿って放射状に吹き出される。これにより、先端吹出孔79がフィン81、82を閉じ状態で乗員の顔に直接的に吹出風が当たることなく、吹出風が室内に吹き出され車室内の空調が得られる。
また、中間グリルケース61及び先端グリルケース71がそれぞれ突出位置に引き出された状態で、図8に仮想線で示すようにフィン81及び82を揺動して先端吹出孔79を開くことによって、中間グリルケース61及び先端グリルケース71に開口する側部吹出孔66及び78から放射状に広範囲で吹き出されると共に、先端吹出孔79からスポット状で室内に吹き出される。また、フィン81及び82の揺動範囲及び揺動方向を調節することによって先端吹出孔79からの吹出風の吹出範囲及び吹出方向を調節することもできる。
また、中間グリルケース61及び先端グリルケース71が突出位置に引き出された状態で、図8に仮想線で示すようにベース部52の係合部56の内周面56aに係合する球状部63を中心に球状部63の外周面63aを係合部56の内周面56a上を摺動させてハウジング51に対して中間グリルケース61を傾倒させ、同様に中間グリルケース61の係合部64、68の内周面64a、68aに係合する球状部73を中心に球状部73の外周面73aを係合部64、68の内周面64a、68a上を摺動させて中間グリルケース61に対して先端グリルケース71を傾倒することによって、中間グリルケース61の側部吹出孔66、先端グリルケース71の側部吹出孔78及び先端吹出孔79から吹き出される吹出風の吹出方向を調節することができる。
従って、このように構成された空気吹出グリル装置50によると、乗員の要望により中間グリルケース61、先端グリルケース71を突出位置或いは収容位置に移動することによって側部吹出孔66、78が開閉し、フィン81、82の揺動によって先端吹出孔79が開閉でき、更に中間グリルケース61及び先端グリルケース71の揺動により側部吹出孔66、78及び先端吹出孔79からの吹出方向が調節でき、種々の吹出風による車室内の空調が制御できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記各実施の形態では先端グリルケース及び中間グリルケースの2つのグリルケースを備えた例について説明したが、ハウジングと先端グリルケースとの間に中間グリルケースを複数嵌合配置することもでき、この場合各中間グリルケースの側部吹出孔から吹出風が車室内に吹き出され、更に、乗員の要望による種々の吹出風による車室内の空調が確保できる。また、中間グリルケースを省略して先端グリルケースをハウジング内に収容されてハウジングによって側部吹出孔が閉じられる収容位置とハウジングの先端から突出して側部吹出孔が開放される突出位置との間で移動可能にハウジングに直接的に嵌合配置にすることで構造の簡素化を図ることもできる。また、上記各実施の形態では空気吹出グリル装置をインストルメントパネルに配設したが、車室内のルーフトリム等他の適宜箇所に配置することもできる。
本発明による車両用空気吹出グリル装置の第1実施の形態の概要を示す不使用状態における空気吹出グリル装置の斜視図である。 同じく、空気吹出グリル装置の正面を示す図1のA矢視図である。 同じく、図1のI−I線断面図である。 同じく、空気吹出グリル装置の使用状態における概要を示す斜視図である。 同じく、図4のII−II線断面図である。 同じく、空気吹出グリル装置の他の使用状態の概要を示す断面図である。 本発明による車両用空気吹出グリル装置の第2実施の形態の概要を示す不使用状態における空気吹出グリル装置の断面図である。 同じく、使用状態における空気吹出グリル装置の断面図である。 従来の空気吹出グリル装置を備えた空気吹出装置の全体斜視図である。 同じく、図9の要部断面図である。
符号の説明
1 空気吹出グリル装置
11 ホルダ
12 内周面
13 外周面
15 ハウジング
16 外周面
17 内周面
21 中間グリルケース
22 筒部
23 外周面
24 内周面
28 側部吹出孔(第1側部吹出孔)
31 先端グリルケース
32 筒部
33 外周面
34 内周面
39 側部吹出孔(第2側部吹出孔)
40 先端吹出孔
41、42 フィン(正面吹出孔開閉手段)
50 空気吹出グリル装置
51 ハウジング
53 内周面
55 ホルダ
56 係止部
61 中間グリルケース
62 筒部
63 球状部
63a 外周面
65 保持部
66 側部吹出孔(第1側部吹出孔)
68 係合部
68a 内周面
71 先端グリルケース
72 筒部
73 球状部
78 側部吹出孔(第2側部吹出孔)
79 先端吹出孔
81、82 フィン(正面吹出孔開閉手段)

Claims (6)

  1. 通風路に配置されて該通風路から供給された送風を車室内に吹き出し、該吹出風によって車室内を空調する車両用空気吹出グリル装置において、
    基端側が上記通風路に連通する筒状のハウジングと、
    内周面と外周面とを連通する側部吹出孔が開口すると共に先端に先端吹出孔が開口する筒状で、上記ハウジング内に収容されて上記側部吹出孔が上記ハウジングによって閉じられる収容位置と上記ハウジングの先端から突出して上記側部吹出孔が開放される突出位置との間で移動自在に上記ハウジング内に嵌合配置された先端グリルケースと、
    上記先端吹出孔を開閉する先端孔開閉手段と、を有することを特徴とする車両用空気吹出グリル装置。
  2. 通風路に配置されて該通風路から供給された送風を車室内に吹き出し、該吹出風によって車室内を空調する車両用空気吹出グリル装置において、
    基端側が上記通風路に連通する筒状のハウジングと、
    内周面と外周面とを連通する第1側部吹出孔が開口する筒状で、上記ハウジング内に収容されて上記第1側部吹出孔が上記ハウジングによって閉じられる収容位置と上記ハウジングの先端から突出して上記第1側部吹出孔が開放される突出位置との間で移動自在に上記ハウジング内に嵌合配置された中間グリルケースと、
    内周面と外周面とを連通する第2側部吹出孔が開口すると共に先端に先端吹出孔が開口する筒状で、上記中間グリルケース内に収容されて上記第2側部吹出孔が上記中間グリルケースによって閉じられる収容位置と上記中間グリルケースの先端から突出して上記第2側部吹出孔が開放される突出位置とに移動自在に上記中間グリルケース内に嵌合配置された先端グリルケースと、
    上記先端吹出孔を開閉する先端吹出孔開閉手段と、を有することを特徴とする車両用空気吹出グリル装置。
  3. 基端側が上記通風路に連通する筒状で球面状の内周面が形成されたホルダを有し、該内周面に上記ハウジングに形成された球面状の外周面が摺動自在に嵌合支持されたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空気吹出グリル装置。
  4. 上記ハウジングに対して突出位置における上記先端グリルケースが揺動自在に嵌合支持されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用空気吹出グリル装置。
  5. 上記ハウジングに対して突出位置における上記中間グリルケースが揺動自在に嵌合支持され、上記中間グリルケースに対して突出位置における上記先端グリルケースが揺動自在に嵌合支持されたことを特徴とする請求項2に記載の車両用空気吹出グリル装置。
  6. 上記ハウジングと先端グリルケースとの間に、上記中間グリルケースが複数嵌合配置されたことを特徴とする請求項2または3に記載の車両用空気吹出グリル装置。
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