JP2005236617A - 信号処理回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速での離散時間信号の処理を行う場合に、スイッチング素子に起因する非線形性の影響を低減し、高精度のアナログ信号処理が行える信号処理回路の提供。
【解決手段】この発明は、スイッチトキャパシタ回路41と、これの入出力側にそれぞれ接続されるソースフォロワ回路42、43とからなる。スイッチトキャパシタ回路41は、MOSトランジスタM41と、キャパシタC1と、N型のMOSトランジスタM42、M43とからなる。すなわち、MOSトランジスタM41の両端に、補助用のMOSトランジスタM42,M43が配置されている。そして、この両MOSトランジスタM42,M43は、MOSトランジスタM41のオフ時に、そのMOSトランジスタM41のソース側およびドレイン側から放出される各電荷をそれぞれ吸収するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、離散時間の信号処理を高速に行う信号処理回路に関し、特に、スイッチトキャパシタ回路を含み、その信号処理精度の改善を図るようにした信号処理回路に関するものである。
この種の信号処理回路において、離散時間の信号処理を行う上で、MOSトランジスタなどのスイッチング素子に起因する非線形性を低減することが望まれる。この低減を図るようにした従来の信号処理回路としては、図8に示すような従来回路(非特許文献1参照)、または図9に示すような従来回路(非特許文献2参照)などが知られている。
図8に示す従来回路は、スイッチトキャパシタ回路1と、このスイッチトキャパシタ回路1の入出力側にそれぞれ接続されるソースフォロワ回路2、3とを備えている。
スイッチトキャパシタ回路1は、N型のMOSトランジスタM1およびP型のMOSトランジスタM2からなる相補スイッチと、キャパシタC1とからなる。そして、その両MOSトランジスタM1,M2の各ゲートには、クロック信号CLKが供給されるようになっている。また、ソースフォロワ回路2は、MOSトランジスタM3と定電流源I1とからなる。さらに、ソースフォロワ回路3は、MOSトランジスタM4と定電流源I2とからなる。
このような構成からなる図8の従来回路では、クロックCLKがHレベルのときにはMOSトランジスタM1がオンすると同時にMOSトランジスタM2がオフし、クロックCLKがLレベルのときにはMOSトランジスタM1がオフすると同時にMOSトランジスタM2がオンする。
ここで、ソースフォロワ回路2の出力インピーダンスをZout、ソースフォロワ3の入力インピーダンスをZin、MOSトランジスタM1からみたソースフォロワ回路2側のインピーダンスをZ1、MOSトランジスタM1からみたソースフォロワ回路3側のインピーダンスをZ2、クロックCLKの周波数をf1と定義する。
そうすると、理想的なソースフォロワ回路の条件Zout=0,Zin=∞であることから、インピーダンスZ1,Z2は次式のようになる。
Z1=Zout≒0・・・(1)
Z2=(1/(2×π×f1×C1))//Zin≒1/(2×π×f1×C1)・・・(2)
この条件の下で、MOSトランジスタM1がオフとなり、MOSトランジスタM1に溜まっていた電荷Qのうち、Q/2がソースフォロワ回路2側に吐き出され、残りのQ/2がソースフォロワ回路3側に吐き出されたものとする。この場合、インピーダンスZ1がゼロであるソースフォロワ回路2側の電位V1は変化しないが、インピーダンスZ2が高いソースフォロワ回路3側の電位V2は、次式のようになる。
V2=(Q/2)/C1=Q/(2×1)・・・(3)
この電位の変化が非直線性の原因である。そこで、図8の従来回路では、MOSトランジスタM1のゲートと相補の関係にあるMOSトランジスタM2のゲートとを短絡し、その端子に同相のクロックを印加することで、MOSトランジスタM2がMOSトランジスタM1から放出されたQ/2の電荷を吸収、またはMOSトランジスタM1が吸収する電荷をMOSトランジスタM2に放出させ、上記の影響を相殺している。
図9に示す従来回路は、スイッチトキャパシタ回路11と、スイッチトキャパシタ回路11を挟んで形成されるカレントミラー回路12とを備えている。
スイッチトキャパシタ回路11は、N型のMOSトランジスタM11、M12と、キャパシタC1とからなる。そして、その両MOSトランジスタM11,M12の各ゲートには、図10に示すような相補の関係にあるクロック信号CLK、/CLKが供給されるようになっている。
カレントミラー回路12は、N型のMOSトランジスタM13とN型のMOSトランジスタM14とから構成される。MOSトランジスタM13、M14には、適当なバイアス電流を供給する定電流源I11,I12がそれぞれ直列に接続されている。
このような構成からなる図9の従来回路では、クロックCLK,/CLKがHレベルのときにはMOSトランジスタM11,M12がオンし、クロックCLK,/CLKがLレベルのときにはMOSトランジスタM11,M12がオフする。
ここで、MOSトランジスタM11から見たMOSトランジスタM13側のインピーダンスをZ1、MOSトランジスタM11から見たMOSトランジスタM14側のインピーダンスをZ2、そしてクロックCLK,/CLKの周波数をf2と定義する。
この場合に、MOSトランジスタM13,M14を理想的なMOSトランジスタであると仮定すれば、MOSトランジスタM13のゲートから見たインピーダンスは、ダイオード接続のため1/gm、MOSトランジスタM14のそれは∞となる。ここで、gmはMOSトランジスタM13の相互コンダクタンスである。
この結果、インピーダンスZ1,Z2は次式のようになる。
Z1=1/gm・・・(4)
Z2=1/(2×π×f2×C1)・・・(5)
この条件の下で、MOSトランジスタM11がオフとなり、MOSトランジスタM11に溜まっていた電荷Qのうち、Q/2がMOSトランジスタM13側に放出され、残りのQ/2がMOSトランジスタM14側に吐き出されたものとすると、端子13、14の電圧変動は式(4)(5)に示すインピーダンスZ1,Z2のみに依存する。
MOSトランジスタM13,M14を飽和領域で使用するものと仮定すれば、相互コンダクタンスgmは10-3〜10-5程度、周波数f2は103 〜106 程度、キャパシタC1の容量値C1はC1<10-12 程度である。
これによって、MOSトランジスタM13の電圧変動は、MOSトランジスタM11の電圧変動に比べて無視しうることがわかる。このため、MOSトランジスタM11から供給されるQ/2の電荷を、MOSトランジスタM11の半分の大きさのMOSトランジスタM12を相補クロックでオン/オフさせることで相殺することができる。
以上の説明からわかるように、図8および図9の従来回路では、シグナルパスに直列に挿入されているスイッチからみた左右のインピーダンスが大きく異なる場合に有効であることがわかる。
なお、図9の従来回路にクロックCLK,/CLKを供給する回路として、図11に示すようなノンオーバラップクロック発生回路が知られている(非特許文献3参照)。
図11に示すクロック発生回路は、ノア回路21,22と、インバータ31〜39とからなる。ノア回路21とインバータ31に、デューティが50%のクロック信号Aがそれぞれ入力されるようになっている。また、ノア回路21の出力は、インバータ32〜35を介して出力CLKBとして取り出すとともに、ノア回路22に入力されるようになっている。さらに、ノア回路22の出力は、インバータ36〜39を介して出力CLKAとして取り出すとともに、ノア回路21に入力されるようになっている。
このような構成により、ノア回路22の出力は、クロック信号Aのノア回路21およびインバータ32〜35による伝搬遅延と、クロック信号Aのインバータ31の伝搬遅延との遅延差だけ、Hレベルの期間が短くなる。従って、クロックCLKAは、Hレベルの期間がLレベルの期間よりも短くなる。
これと同様のことが、ノア回路22およびインバータ36〜39の系においても起こり、クロックCLKBは、Hレベルの期間がLレベルの期間よりも短くなる。
従って、図11のクロック発生回路では、クロックCLKAとクロックCLKBとは互いに帰還系の中にあり、両者の位相関係は一意に決まり、そのHレベルの期間は重なることはない。
E.Yeung,M.A.Horowitz「A2.4Gb/s/pin Simultaneous Bidirectional Parallel Link with Per−Pin Skew Compensation」JSSC,U.S.A.2000,November,Vol.35,No.11,pp1619〜1628. H.C.Yang,T.S.Fiez,D.J.Allstot,「Current−Feedthrough Effect and Cancellation Techniques in Switched−Current Circuits」ISCAS,U.S.A.May 1990 pp3186〜3188. R.Gregorian,G.C.Temes,「Analog MOS Integrated Circuits for signal processing」U.S.A.Wiley−Intersience,1986,pp469〜470.
ところが、図8および図9の従来回路では、高速(特にGHz帯)での離散時間信号の処理を行う場合には、上記のようにスイッチング素子に起因する非線形性の影響を十分に低減できず、高精度のアナログ信号処理を行うことができないという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、高速での離散時間信号の処理を行う場合に、スイッチング素子に起因する非線形性の影響を低減し、高精度のアナログ信号処理を行うことができるようにした信号処理回路を提供することにある。
上記課題を解決して本発明の目的を達成するために、本発明者は、従来考慮されていなかった、スイッチング素子のインピーダンス、およびそのスイッチング素子の前後に位置する増幅器の入出力インピーダンスのバランスに着目し、スイッチング素子から発せられる電荷の影響が低周波でいう低インピーダンス側にも寄与するということを見出した。
そして、この知見に基づき、請求項1〜請求項7に係る各発明を完成させ、その各発明の構成は以下の通りである。
すなわち、請求項1に係る発明は、入力端子と共通接続部との間に直列に接続されるスイッチング用の第1トランジスタおよびキャパシタと、前記第1トランジスタの両端にそれぞれ配置される第2トランジスタおよび第3トランジスタと、前記第1トランジスタと前記キャパシタとの共通接続部の電圧を入力電圧として所定の動作を行う第4トランジスタとを備え、前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタは、前記第1トランジスタのオフ時に、その第1トランジスタから放出される電荷をそれぞれ吸収するようになっている。
請求項2に係る発明は、入力端子と共通接続部との間に直列に接続されるスイッチング用の第1トランジスタおよびキャパシタと、前記第1トランジスタの両端にそれぞれ配置される第2トランジスタおよび第3トランジスタと、前記第1トランジスタと前記キャパシタとの共通接続部の電圧を入力電圧として所定の動作を行う第4トランジスタとを備え、前記第2および第3トランジスタは、そのドレインとソースとをそれぞれ共通接続させ、その各共通接続部を前記第1トランジスタのソースとドレインにそれぞれ接続させ、かつ、前記第1トランジスタのゲートと、前記第2および第3トランジスタの両ゲートとには、逆相の2値信号をそれぞれ供給するようになっている。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の信号処理回路において、前記入力端子には、ソースフォロワ回路からの出力信号を供給するようにした。
請求項4に係る発明は、入力端子と共通接続部との間に直列に接続されるスイッチング用の第1トランジスタおよびキャパシタと、前記第1トランジスタの両端にそれぞれ配置される第2トランジスタおよび第3トランジスタと、前記入力端子に接続される第4トランジスタと、前記第1トランジスタと前記キャパシタとの共通接続部を出力端子とし、この出力端子に接続される第5トランジスタと、を備え、前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタは、前記第1トランジスタのオフ時に、その第1トランジスタから放出される電荷をそれぞれ吸収するようになっており、かつ、前記第4トランジスタと前記第5トランジスタとはカレントミラー回路を形成するようにした。
請求項5に係る発明は、入力端子と共通接続部との間に直列に接続されるスイッチング用の第1トランジスタおよびキャパシタと、前記第1トランジスタの両端にそれぞれ配置される第2トランジスタおよび第3トランジスタと、前記入力端子に接続される第4トランジスタと、前記第1トランジスタと前記キャパシタとの共通接続部を出力端子とし、この出力端子に接続される第5トランジスタと、を備え、前記第2および第3トランジスタは、そのドレインとソースとをそれぞれ共通接続させ、その各共通接続部を前記第1トランジスタのソースとドレインにそれぞれ接続させ、前記第1トランジスタのゲートと、前記第2および第3トランジスの両ゲートとには、逆相の2値信号をそれぞれ供給するようにし、かつ、前記第4トランジスタと前記第5トランジスタとはカレントミラー回路を形成するようにした。
請求項6に係る発明は、請求項2、請求項3または請求項5に記載の信号処理回路において、前記2値信号を生成するクロック生成回路をさらに備え、このクロック生成回路は、電源ラインと共通接続ラインとの間に直列に接続される第1トランジスタおよび第2トランジスタと、前記電源ラインと前記共通接続ラインとの間に直列に接続される第3トランジスタおよび第4トランジスタと、を備え、前記第1トランジスタのゲートにはクロック信号を入力させ、前記第3トランジスタのゲートには前記クロック信号の反転信号を入力させ、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの共通接続部から第1出力信号を取り出すとともに、その第1出力信号を前記第4トランジスタのゲートに供給し、かつ、第3トランジスタと前記第4トランジスタとの共通接続部から第2出力信号を取り出すとともに、その第2出力信号を前記第2トランジスタのゲートに供給するようにした。
請求項7に係る発明は、請求項2、請求項3、請求項5または請求項6に記載の信号処理回路において、前記2値信号の周波数が、100〔MHz〕以上10〔GHz〕の範囲である。
このような構成からなる本発明によれば、高速での離散時間信号の処理を行う場合には、スイッチング素子に起因する非線形性の影響を低減し、高精度のアナログ信号処理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の信号処理回路の構成を図1に示す。
この第1実施形態に係る信号処理回路は、図1に示すように、スイッチトキャパシタ回路41と、このスイッチトキャパシタ回路41の入力側と出力側にそれぞれ接続されるソースフォロワ回路42、43とを備えている。
スイッチトキャパシタ回路41は、スイッチング素子であるN型のMOSトランジスタM41と、キャパシタ(容量素子)C1と、N型のMOSトランジスタM42、M43とを備えている。そして、MOSトランジスタM41とキャパシタC1とは、ソースフォロワ回路42の出力端子44と共通接続ライン(共通接続部)45との間に、直列に接続されている。
また、MOSトランジスタM41の両端に、補助用のMOSトランジスタM42,M43が、MOSトランジスタM41を挟んで左右対称に配置されている。この両MOSトランジスタM42,M43は、MOSトランジスタM41のオフ時に、そのMOSトランジスタM41のソース側およびドレイン側から放出される各電荷をそれぞれ吸収するようになっている。
さらに具体的に説明すると、MOSトランジスタM41は、そのソースがソースフォロワ回路42の出力端子44に接続され、そのドレインがキャパシタC1の一端に接続されるとともにソースフォロワ回路43を構成するMOSトランジスタM45のゲートに接続されている。また、MOSトランジスタM42は、そのソースとそのドレインとが共通接続され、その共通接続部がMOSトランジスタM41のソースに接続されている。さらに、MOSトランジスタM43は、そのソースとそのドレインとが共通接続され、その共通接続部がMOSトランジスタM41のドレインに接続されている。キャパシタC1の他端は、共通接続ライン45に接続されている。
MOSトランジスタM41は、そのゲートにクロックCLKが供給され、オンオフ制御されるようになっている。また、MOSトランジスタM42,M43の各ゲートは共通接続され、その各ゲートには同一のクロック/CLKが供給されるようになっている。すなわち、MOSトランジスタM41のゲートと、MOSトランジスタM42,M43のゲートとには、例えば図10に示すような位相が逆相の2値信号、すなわち、それぞれ極性が反対である2値相補信号であるクロックCLKとクロック/CLKとを、それぞれ供給するようにしている。
ソースフォロワ回路42は、図1に示すように、N型のMOSトランジスタM44と、このMOSトランジスタM44の負荷となる定電流源I41とからなる。すなわち、MOSトランジスタM44と定電流源I41とが、電源ライン46と共通接続ライン45との間に直列に接続されている。そして、MOSトランジスタM44のゲートに入力信号が供給され、そのソースから出力信号を取り出すようになっている。
ソースフォロワ回路43は、図1に示すように、P型のMOSトランジスタM45と、このMOSトランジスタM45の負荷となる定電流源I42とからなる。すなわち、定電流源I41とMOSトランジスタM44とが、電源ライン46と共通接続ライン45との間に直列に接続されている。そして、MOSトランジスタM45のゲートにキャパシタC1の両端電圧が入力され、そのソースから出力信号を取り出すようになっている。
次に、このような構成からなる第1実施形態のMOSトランジスタM42,M43の有用性について、高周波領域における数値例を用いて具体的に説明する。
ここで、高周波領域における、入出力用のソースフォロワ回路42、43のインピーダンスは、低周波領域に比べて、
(1)ソースフォロワ回路42の出力インピーダンスZoutが高くなる。
(2)ソースフォロワ回路43の入力インピーダンスZinが低くなる。
(3)セトリング時間を早くするため、MOSトランジスタM41のオン抵抗Ronと、MOSトランジスタM45の入力容量と寄生容量の総和の容量Csとを小さくする。
また、セトリング時間tsとオン抵抗Ronなどは、次式で関係づけられる。
ts∝(Ron×Cs)・・・(6)
(4)MOSトランジスタM41から非線形効果を軽減したので、MOSトランジスタM41は小さくしたい。これは、オン抵抗Ronを大きくすることと等価である。
(5)容量Csは、ソースフォロワ回路43の入力容量がその主たる部分を占める。これは、キャパシタCsの最小値に制限が加わることになる。
これらの5つの条件を考慮したときのインピーダンスZin,Zout,Ronの高周波領域での数値例を見積もると以下のようになる。
(高周波領域での数値例)
いま、サンプリングクロックの周波数をf=1〔GHz〕、MOSトランジスタM41のオン抵抗をRon=100〔Ω〕としたときに許される容量値Csの最大値は、次式のようになる。
Cs=(1/(2×π×Ron×f))×(1/2)×(1/3)=2.652×10-13 ・・・(7)
(1/2):セトリングに使えるのはクロックがHレベルの期間、つまりクロックの半周期である。
(1/3):時定数の3倍の時間があれば、信号は99%以上のセトリングができる。
(7)式を参照してソースフォロワ回路43の入力インピーダンスZinを求めると、次式のようになる。
Zin=(1/(2×π×109 ×2.652×10-13 ))=600・・・(8)
また、ソースフォロワ回路42の出力インピーダンスZoutは、概ね数10〜数100〔Ω〕程度になる。MOSトランジスタM41のオン抵抗Ronは、上記のように仮定により100〔Ω〕であり、MOSトランジスタM41の大きさに逆比例する。
以上からわるように、インピーダンスZin,Zout,Ronの高周波領域での値は、それぞれ100〔Ω〕近傍の値を示している。
図8に示す従来回路では、スイッチング素子のスイッチング動作(オンオフ動作)に伴う電荷の放出・吸収と、スイッチング素子に接続される回路素子のインピーダンスの高低との相互作用が、非直線性の主たる原因である。
しかし、この第1実施形態では、図1に示すように、MOSトランジスタM41の左右にMOSトランジスタM42,M43を対称に配置させ、スイッチング動作による電荷の再分配、インピーダンスの変動を最小にするようにしたので、高い非線形除去の効果を得ることができる。
ここで、ソースフォロワ回路43の入力インピーダンスZinとソースフォロワ回路42の出力インピーダンスZoutとの関係がZin=Zoutであれば、MOSトランジスタM42とMOSトランジスタM43のトランジスタサイズは同じで良い。
なお、実際の回路では、その入力インピーダンスZinと出力インピーダンスZoutの僅かな違いに対してMOSトランジスタM42,M43の大きさを調整することで、性能の最適化を実現できる。この最適化による効果をSpice(電子回路シミュレータ)で検証したところ、10dBの3次歪低減効果が認められた。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の信号処理回路について、図2を参照して説明する。
第1実施形態の信号処理回路は、図1に示すように、スイッチトキャパシタ回路41の入出力側にソースフォロワ回路42、43をそれぞれ設けたものである。
しかし、第2実施形態の信号処理回路は、スイッチトキャパシタ回路41の入力側に設ける入力回路をソースフォロワ回路に限定することなく、各種の増幅回路を含む一般的な回路とし、この回路から出力される信号をスイッチトキャパシタ回路41が入力信号INとして受け取るようにしたものである。
従って、この第2実施形態は、図2に示すように、図示しない入力回路と、スイッチトキャパシタ回路41と、このスイッチトキャパシタ回路41の出力側に接続されるソースフォロワ回路43とを備え、これらの構成は入力回路を除けば、図1に示す第1実施形態の対応する構成と同じである。このため、同一の構成要素には同一符号を付して、その構成の説明は省略する。
このような構成からなる第2実施形態によれば、スイッチトキャパシタ回路41の入力側に設ける入力回路の出力インピーダンスZoutと、ソースフォロワ回路43の入力インピーダンスZinに対して、MOSトランジスタM41のスイッチングによる非線形性の影響を最小にするように、MOSトランジスタM42,M43の大きさを最適化すれば、高精度の信号処理が実現できる。
図2では、スイッチキャパシタ回路41の出力側にソースフォロワ回路43を接続するようにしたが、これに代えてその出力側に各種の増幅回路を含む一般的な回路を接続するようにしても良い。この場合にも、上記と同様に高精度の信号処理が実現できる。
次に、第2実施形態の変形例について、図3を参照して説明する。
この変形例は、図3に示すように、図2のスイッチトキャパシタ回路41のN型のMOSトランジスタM41〜M43を、P型のMOSトランジスタM51〜M53に置き換えたものである。さらに、図3に示すように、図2のソースフォロワ回路43のP型のMOSトランジスタM45をN型のMOSトランジスタM55に置き換えるとともに、図2の定電流源I42を定電流源I52に置き換えたものである。
このような構成からなる変形例によれば、図2に示す第2実施形態と同様に、非線形性の低減効果が得られ、高精度の信号処理が実現できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態の信号処理回路の構成について、図4を参照しながら説明する。
この第3実施形態に係る信号処理回路は、図4に示すように、スイッチトキャパシタ回路61と、スイッチトキャパシタ回路61を挟んだ形態または含む形態で形成されるカレントミラー回路62と、を備えている。
スイッチトキャパシタ回路61は、スイッチング素子であるN型のMOSトランジスタM61と、キャパシタC1と、N型のMOSトランジスタM62、M63とを備えている。そして、MOSトランジスタM61とキャパシタC1とは、カレントミラー回路62を構成するN型のMOSトランジスタM64のゲートと共通接続ライン65との間に、直列に接続されている。
また、MOSトランジスタM61の両端に、補助用のMOSトランジスタM62,M63が、MOSトランジスタM61を挟んで左右対称に配置されている。この両MOSトランジスタM62,M63は、MOSトランジスタM61のオフ時に、そのMOSトランジスタM61のソース側およびドレイン側から放出される各電荷をそれぞれ吸収するようになっている。
さらに具体的に説明すると、MOSトランジスタM61は、そのソースがMOSトランジスタM64のゲートに接続され、そのドレインがキャパシタC1の一端に接続されるとともにカレントミラー回路62を構成するMOSトランジスタM65のゲートに接続されている。また、MOSトランジスタM62は、そのソースとそのドレインとが共通接続され、その共通接続部がMOSトランジスタM61のソースに接続されている。さらに、MOSトランジスタM63は、そのソースとそのドレインとが共通接続され、その共通接続部がMOSトランジスタM61のドレインに接続されている。
MOSトランジスタM61は、そのゲートにクロックCLKが供給され、オンオフ制御されるようになっている。また、MOSトランジスタM62,M63の各ゲートは共通接続され、その各ゲートには同一のクロック/CLKが供給されるようになっている。
すなわち、MOSトランジスタM61のゲートと、MOSトランジスタM62,M63のゲートとには、例えば図10に示すような位相が逆相の2値信号である、クロックCLKとクロック/CLKとがそれぞれ供給されるようになっている。
カレントミラー回路62は、図4に示すように、N型のMOSトランジスタM64とN型のMOSトランジスタM65とからなり、MOSトランジスタM64には定電流源I61が直列に接続され、MOSトランジスタM66には定電流源I62が直列に接続されている。
すなわち、MOSトランジスタ64のドレインは、定電流源I61を介して電源ライン66に接続されている。また、MOSトランジスタM64のドレインとゲートが共通接続され、その共通接続部がスイッチトキャパシタ回路61のMOSトランジスタM61のソースに接続されている。さらに、MOSトランジスタM64のソースは、共通接続ライン65を介してMOSトランジスタM65のドレインに接続されている。
MOSトランジスタM65のゲートは、スイッチトキャパシタ回路61のMOSトランジスタM61のドレインに接続されている。また、MOSトランジスタM65のドレインは、定電流源I62を介して電源ライン66に接続され、かつ、そのドレインから出力を取り出すようになっている。
このような構成からなる第3実施形態では、MOSトランジスタM61から見たMOSトランジスタM64側のインピーダンスをZ1、MOSトランジスタM61から見たMOSトランジスタM65側のインピーダンスをZ2、MOSトランジスタM61のオン抵抗Ronとすると、これらのオーダが第1実施形態と同様に同等になる。
そこで、この第3実施形態において、第1実施形態と同様の効果をSpice(電子回路シミュレータ)で検証したところ、3dBの3次歪低減効果が認められた。
次に、第3実施形態の変形例について、図5を参照して説明する。
この変形例は、図5に示すように、図4のスイッチトキャパシタ回路61のN型のMOSトランジスタM61〜M63を、P型のMOSトランジスタM71〜M73に置き換えたものである。さらに、図5に示すように、図4のカレントミラー回路62のN型のMOSトランジスタM64,65をP型のMOSトランジスタM74,M75に置き換えるとともに、図4の定電流源I61,I62を定電流源I71,I72に置き換えたものである。
このような構成からなる変形例によれば、図4に示す第3実施形態と同様に、非線形性の低減効果が得られ、高精度の信号処理が実現できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について、図6を参照して説明する。
この第4実施形態は、上記の第1〜第3の各実施形態のスイッチトキャパシタ回路に供給される位相が逆相のクロックCLK,CKL2を生成するクロック生成回路であり、図6のように構成される。
すなわち、このクロック生成回路81は、インバータ81と、N型のMOSトランジスタM81と、P型のMOSトランジスタM82と、N型のMOSトランジスタM83と、P型のMOSトランジスタM84とを備え、図7(A)に示すようなクロックAを入力すると、同図(E)(F)に示すような相補のクロックCLKA,/CLKAを生成して出力するようになっている。
ここで、このクロック生成回路81の各部の波形例を示すと、図7の(A)〜(F)に示すようになる。
さらに具体的に説明すると、MOSトランジスタM81とMOSトランジスタM82とが直列に接続され、この両端が電源ライン83と共通接続ライン84にそれぞれ接続されている。また、MOSトランジスタM81のゲートにはクロックAが入力されるようになっている。MOSトランジスタM81とMOSトランジスタ82の共通接続部からクロック/CLKを取り出すとともに、その共通接続部が後段のMOSトランジスタM84のゲートに接続されるようになっている。
MOSトランジスタM83とMOSトランジスタM84とが直列に接続され、この両端が電源ライン83と共通接続ライン84にそれぞれ接続されている。また、MOSトランジスタM83のゲートには、インバータ82で反転されたクロック/Aが入力されるようになっている。MOSトランジスタM83とMOSトランジスタ84の共通接続部からクロックCLKを取り出すとともに、その共通接続部が前段のMOSトランジスタM82のゲートに接続されるようになっている。
次に、このような構成からなるクロック生成回路の動作について説明する。
ソース接地の増幅器を構成するMOSトランジスタM81から出力される反転クロック/CLKAを、MOSトランジスタM84のゲートに接続するようになっている。このため、インバータ82から出力されるクロック/Aとその反転クロック/CLKとの極性が揃ったときに、MOSトランジスタM83とMOSトランジスタM84からなる相補型増幅器は、インバータとして動作する。また、インバータ82の遅延と、MOSトランジスタM81の遅延とは、トランジスタ1段による反転増幅器同士であるので、その両遅延量はほぼ同じとなる。
従って、MOSトランジスタM83とMOSトランジスタM84からなる相補型増幅器は、単なるインバータとして動作することになる。
他方、MOSトランジスタM81とMOSトランジスタM82とからなる相補型増幅器は、インバータ82とMOSトランジスタM83との遅延が重なり、Hレベルの期間が少し短くなる。しかし、出力されるクロックCLKA,/CLKAは、図11に示すノンオーバラップクロック発生回路に比べてデューティ比が50%に近いものなる。
さらに、上記の両者は図6に示すように正帰還ループ86で結合されているので、定常状態では、出力されるクロックCLKA,/CLKAのデューティ比は、ほぼ50%の値が得られることになる。
ところで、高速のクロック発生回路では、上記のインバータ82に起因する僅かな遅延時間の減少も回路動作に大きく影響する。
他方、図9に示すような従来の信号処理回路では、ノンオーバラップクロックが必要なため、逆に遅延を大きくする必要があり、これが回路規模を大きくし、ひいては素子数の増加に伴う遅延のばらつきの増大を招いていた。
しかし、本発明に係る第1〜第3の各実施形態では、ノンオーバラップ区間が必要ないために、図6に示すような構成が簡単で遅延のばらつきの少ないクロック信号生成回路の使用ができ、これにより高精度の信号処理が実現できる。
本発明は、スイッチング素子を用いた、離散時間系アナログ信号処理の分野において好適に利用できる。
本発明の第1実施形態の回路構成を示す回路図である。 本発明の第2実施形態の回路構成を示す回路図である。 その第2実施形態の変形例の回路構成を示す回路図である。 本発明の第3実施形態の回路構成を示す回路図である。 その第3実施形態の変形例の回路構成を示す回路図である。 本発明の第1〜第3の各実施形態に使用されるクロック生成回路の回路構成を示す回路図である。 そのクロック生成回路の動作時における各部の波形の一例を示す波形図である。 従来の信号処理回路の構成を示す回路図である。 従来の他の信号処理回路の構成を示す回路図である。 図9の回路に供給されるクロックの一例を示す波形図である。 従来の信号処理回路に供給されるクロックを発生するノンオーバラップクロック発生回路の一例を示す回路図である。 そのノンオーバラップクロック発生回路の各部の波形例を示す波形図である。
符号の説明
41 スイッチトキャパシタ回路
42、43 ソースフォロワ回路
46、66、83 電源ライン
45、65、84 共通接続ライン(接地ライン)
62 カラントミラー回路
81 クロック生成回路
82 インバータ
C1 キャパシタ
M41〜M44 N型のMOSトランジスタ
M45 P型のMOSトランジスタ
M61〜M65 N型のMOSトランジスタ

Claims (7)

  1. 入力端子と共通接続部との間に直列に接続されるスイッチング用の第1トランジスタおよびキャパシタと、
    前記第1トランジスタの両端にそれぞれ配置される第2トランジスタおよび第3トランジスタと、
    前記第1トランジスタと前記キャパシタとの共通接続部の電圧を入力電圧として所定の動作を行う第4トランジスタとを備え、
    前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタは、前記第1トランジスタのオフ時に、その第1トランジスタから放出される電荷をそれぞれ吸収するようになっていることを特徴とする信号処理回路。
  2. 入力端子と共通接続部との間に直列に接続されるスイッチング用の第1トランジスタおよびキャパシタと、
    前記第1トランジスタの両端にそれぞれ配置される第2トランジスタおよび第3トランジスタと、
    前記第1トランジスタと前記キャパシタとの共通接続部の電圧を入力電圧として所定の動作を行う第4トランジスタとを備え、
    前記第2および第3トランジスタは、そのドレインとソースとをそれぞれ共通接続させ、その各共通接続部を前記第1トランジスタのソースとドレインにそれぞれ接続させ、
    かつ、前記第1トランジスタのゲートと、前記第2および第3トランジスタの両ゲートとには、逆相の2値信号をそれぞれ供給するようになっていることを特徴とする信号処理回路。
  3. 前記入力端子には、ソースフォロワ回路からの出力信号を供給するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号処理回路。
  4. 入力端子と共通接続部との間に直列に接続されるスイッチング用の第1トランジスタおよびキャパシタと、
    前記第1トランジスタの両端にそれぞれ配置される第2トランジスタおよび第3トランジスタと、
    前記入力端子に接続される第4トランジスタと、
    前記第1トランジスタと前記キャパシタとの共通接続部を出力端子とし、この出力端子に接続される第5トランジスタと、を備え、
    前記第2トランジスタおよび前記第3トランジスタは、前記第1トランジスタのオフ時に、その第1トランジスタから放出される電荷をそれぞれ吸収するようになっており、
    かつ、前記第4トランジスタと前記第5トランジスタとはカレントミラー回路を形成するようにしたことを特徴とする信号処理回路。
  5. 入力端子と共通接続部との間に直列に接続されるスイッチング用の第1トランジスタおよびキャパシタと、
    前記第1トランジスタの両端にそれぞれ配置される第2トランジスタおよび第3トランジスタと、
    前記入力端子に接続される第4トランジスタと、
    前記第1トランジスタと前記キャパシタとの共通接続部を出力端子とし、この出力端子に接続される第5トランジスタと、を備え、
    前記第2および第3トランジスタは、そのドレインとソースとをそれぞれ共通接続させ、その各共通接続部を前記第1トランジスタのソースとドレインにそれぞれ接続させ、
    前記第1トランジスタのゲートと、前記第2および第3トランジスの両ゲートとには、逆相の2値信号をそれぞれ供給するようにし、
    かつ、前記第4トランジスタと前記第5トランジスタとはカレントミラー回路を形成するようにしたことを特徴とする信号処理回路。
  6. 前記2値信号を生成するクロック生成回路をさらに備え、
    このクロック生成回路は、
    電源ラインと共通接続ラインとの間に直列に接続される第1トランジスタおよび第2トランジスタと、
    前記電源ラインと前記共通接続ラインとの間に直列に接続される第3トランジスタおよび第4トランジスタと、を備え、
    前記第1トランジスタのゲートにはクロック信号を入力させ、前記第3トランジスタのゲートには前記クロック信号の反転信号を入力させ、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの共通接続部から第1出力信号を取り出すとともに、その第1出力信号を前記第4トランジスタのゲートに供給し、
    かつ、第3トランジスタと前記第4トランジスタとの共通接続部から第2出力信号を取り出すとともに、その第2出力信号を前記第2トランジスタのゲートに供給するようにしたことを特徴とする請求項2、請求項3または請求項5に記載の信号処理回路。
  7. 前記2値信号の周波数が、100〔MHz〕以上10〔GHz〕の範囲であることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5または請求項6に記載の信号処理回路。
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