JP2005233500A - 空気清浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペットが発生源となる臭いや埃等を含む空気を効果的に浄化処理することが可能な空気清浄機を提供する。
【解決手段】 空気清浄機1は、本体ケーシング11、正面パネル21、本体ケーシング11内の空気清浄機構42、送風機構41等から構成されている。正面パネル21は、本体ケーシング11の正面開口を覆うように本体ケーシング11に装着される。正面パネル21は、正面吸い込み孔21aを有しており、正面吸い込み孔21aを覆うように取り付けられた蓋パネル22を備えている。空気清浄機1は、正面パネル21が有する蓋パネル22の裏面側に、冷暖房ユニット30を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、居住空間に存在する空気、特に、ペットから発せられる臭いや埃等を含む空気を効果的に清浄する空気清浄機に関する。
室内には、ハウスダストや花粉などの粉塵や、タバコやペットなどから生じる臭気が存在する。近年、このような粉塵や臭気を取り除いて室内の空気を心地よいものにするため、種々の空気清浄機が提案されている。
特許文献1に開示されている空気清浄機では、タバコの煙や花粉などを急速に捕集しようとする場合に、送風機のモータ回転数を上げると風切り音が発生して騒音(運転音)に悩まされる恐れがあるとして、室内空気を急速に吸い込ませるために吸い込み開口の開口面積を略半分に絞って吸い込み速度を速くする技術を採用している。これにより、送風機のモータ回転数を上げる必要性をなくして、風切り音などの騒音の発生を防止している。
特許文献2に開示されている空気清浄機では、タバコの煙などのように局所から発生するものを吸引するための局所対応モードが用意されている。そして、通常のモードでは吸い込み開口をいわゆる全開状態とするのに対し、局所対応モードでは吸い込み開口を小開状態とする。これにより、局所対応モードでは、開口面積が小さくなった分だけ全開状態に比べて吸い込み速度が大きくなり、吸い込み開口の近傍の空気を急速に吸い込むことができる。
特開2000−146237号公報(平成12年5月26日公開) 特開2002−323243号公報(平成14年11月8日公開)
しかしながら、上記従来の空気清浄機では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、ペットは居住空間において臭いや埃の発生源となるが、ペットから発生する臭い等を含む空気を効果的に清浄することはできなかった。特に、従来の空気清浄機では、送風ファンの騒音等によりペットが近くに寄り付かないことが多かった。このため、ペットが発生源となる臭い等を含む空気を効果的に清浄することはできない。
本発明の課題は、ペットが発生源となる臭いや埃等を含む空気を効果的に浄化処理することが可能な空気清浄機を提供することにある。
請求項1に記載の空気清浄機は、吸気口、空気清浄ユニット、吹出し口、送風機構、伝熱部を備えている。吸気口は、室内空間の空気を吸い込む。空気清浄ユニットは、吸気口から吸い込まれた空気に対して空気浄化処理を行う。吹出し口は、空気清浄ユニットにおいて空気浄化処理された空気が排出される。送風機構は、吸気口から空気を取り込むとともに、吹出し口から空気を排出する。伝熱部は、空気浄化処理を行う空間に輻射熱を放出する。
ここでは、例えば、空気清浄機の正面パネル等に、外部に熱を放出する伝熱部を備えている。このため、動物が伝熱部から発せられる熱を求めて空気清浄機に近寄ってくることが予想される。ここで、動物は特に屋内環境において臭いや埃の発生源となる。そこで、本発明の動物用空気清浄機では、その臭いや埃の発生源となる動物が自然と空気清浄機に近づいて来るように、空気清浄機に伝熱部を組み込んでいる。
これにより、動物から発せられる臭いや埃が混入した空気を、近傍に寄ってきたペットから直接吸い込むことで効率よく浄化することができる。よって、犬や猫等のペットが居る室内空間においてもペットが発生源となる臭いや埃等を含む汚れた空気によって室内が汚染されることをより効果的に防止して、快適な室内環境を提供することができる。
なお、上記伝熱部が放出する熱は、冷房運転時に放出される冷熱と、暖房運転時に放出される暖熱とを含むものとする。
請求項2に記載の空気清浄機は、請求項1に記載の空気清浄機であって、伝熱部は、吸気口の近傍に取り付けられている。
ここでは、動物が近寄っていく伝熱部を、例えば、正面パネル等の空気清浄機の吸気口の近傍に取り付けている。このため、動物が発生源となる臭いや埃等を含む空気を直接吸い込んでさらに効率よく浄化処理を行うことができる。
請求項3に記載の空気清浄機は、請求項2に記載の空気清浄機であって、伝熱部は、吸気口を形成する正面パネルの一部または全体として形成されている。
ここでは、動物が近寄っていく伝熱部を、正面パネルの一部または全体として形成しているため、さらに効果的に動物を吸気口近傍まで引き寄せることができる。よって、動物から発せられる臭いや埃等を直接吸い込んでより効率的に空気浄化処理を行うことができる。
請求項4に記載の空気清浄機は、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気清浄機であって、伝熱部に対して、電熱変換により発生した熱を伝達する電子冷暖部をさらに備えている。
ここでは、伝熱部に熱を伝達する熱源として、ペルチェ素子のような電子冷暖部を備えている。このため、電熱変換によって熱を発生させることができ、空気を汚さずに熱を発生させることができる。
また、電子冷暖部に流れる電流の向きを切り替えることにより容易に冷暖房の運転切り替えを行うことができる。さらに、電子冷暖部を備えると通常必要となる送風機構を別途設けなくても、空気清浄機が備えている送風機構を電子冷暖部用の送風機構として共用できる。このため、単に電子冷暖部を付加した構成と比較して、部品点数を削減してコストダウンが図れる。
請求項5に記載の空気清浄機は、請求項4に記載の空気清浄機であって、伝熱部には、電子冷暖部において発生した熱が、送風機構によって送られる空気を介して伝達される。
ここでは、電子冷暖部において発生した熱を、空気を介して間接的に伝熱部に伝達している。このため、電子冷暖部と伝熱部とを直接接触させる構成と比較して、伝熱部の温度分布を均一化することができる。さらに、電子冷暖部と伝熱部とを直接接触させる構成では、電子冷暖部の分だけ伝熱部の部分が厚くなるが、本発明の構成では伝熱部の下層には熱伝達媒体となる空気が流れる経路があればよい。このため、電子冷暖部と伝熱部とを直接接触させる構成と比較して、伝熱部の部分を大幅に薄型化できる。よって、動物にとって上に乗りやすい構造を備えた空気清浄機を提供できる。
請求項6に記載の空気清浄機は、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気清浄機であって、吸気口から吸い込まれた空気に対して脱臭処理を行う脱臭ユニットをさらに備えている。
ここでは、脱臭機能を備えた空気清浄機であるため、動物の臭いを含む空気についても効果的に浄化処理することができる。
請求項7に記載の空気清浄機は、請求項1から6のいずれか1項に記載の空気清浄機であって、空気浄化処理を行う空間に存在する蚊を撃退する超音波発生部をさらに備えている。
ここでは、蚊を撃退する超音波を発生させる超音波発生部を備えているため、伝熱部周辺に寄ってきた動物が蚊に刺されてフィラリア等の病気になることを予防することができる。
請求項1に記載の空気清浄機によれば、動物から発せられる臭いや埃が混入した空気を近傍によってきたペットから直接吸い込んで効率よく浄化することができる。
請求項2に記載の空気清浄機によれば、さらに効率よく動物が発生源となる臭いや埃等を含む空気を吸い込んで浄化することができる。
請求項3に記載の空気清浄機によれば、さらに効果的に動物を吸気口近傍まで引き寄せることができ、動物から発せられる臭いや埃等を直接吸い込んでより効率的に空気浄化処理を行うことができる。
請求項4に記載の空気清浄機によれば、電熱変換によって熱を発生させることができ、空気を汚さずに熱を発生させることができる。
請求項5に記載の空気清浄機によれば、伝熱部の温度分布を均一化するとともに、伝熱部が取り付けられている部分の厚みを薄型化できる。
請求項6に記載の空気清浄機によれば、動物の臭いを含む空気についても効果的に浄化処理することができる。
請求項7に記載の空気清浄機によれば、伝熱部周辺に寄ってきた動物が蚊に刺されてフィラリア等の病気になることを予防することができる。
本発明の一実施形態に係る空気清浄機について、図1〜図5を用いて説明すれば以下の通りである。
本実施形態の空気清浄機1は、室内の空気を清浄に保ち室内の快適性を向上させるために、室内の床などに載置される。具体的には、空気清浄機1によって、室内空気に含まれる塵(ペットの毛、ハウスダスト花粉、ダニの糞や死骸、カビ胞子など)や臭気(ペットの臭い、タバコの煙、雑菌、ウィルス、自動車などの排ガス、カビ臭、タバコの臭いなど)が除去される。
<空気清浄機の構成>
空気清浄機1は、主として、本体ケーシング11、正面パネル21、本体ケーシング11内の冷暖房ユニット(電子冷暖部)30(以上、図1および図2参照)、空気清浄機構(空気清浄ユニット)42、送風機構41を備えている(以上、図3参照)。
〔本体ケーシング〕
本体ケーシング11には、吹出し口12と、上面吸い込み開口(吸気口)13と、側面吸い込み開口(吸気口)14とが形成されている。また、本体ケーシング11の正面側は大きく開口しており、その開口が正面パネル21によって覆われる。
吹出し口12は、本体ケーシング11の上面の背面寄りの部分に形成されている。吹出し口12は、清浄した空気を空気清浄機構42により上方に向けて吹き出すために設けられている開口である。
上面吸い込み開口13および側面吸い込み開口14は、清浄する室内空気を空気清浄機構42によって本体ケーシング11内に吸い込むための開口である。上面吸い込み開口13は、本体ケーシング11の上面の正面寄りの部分に形成されている。上面吸い込み開口13の横方向の長さは、正面パネル21の横方向の長さと略同一である。
側面吸い込み開口14は、本体ケーシング11の左右の側面の正面寄りの部分にそれぞれ形成されている一対の開口である。
〔正面パネル〕
正面パネル21は、本体ケーシング11の正面開口を覆うように本体ケーシング11に装着される。また、正面パネル21は、正面吸い込み孔21aを有しており、正面吸い込み孔21aを覆うように取り付けられた蓋パネル(伝熱部)22を備えている。
正面吸い込み孔21aは、正面パネル21の略中央部に設けられ室内空気を本体ケーシング11内に吸い込むための開口であるが、正面視において蓋パネル22によって覆われて見えない状態となる(図1参照)。すなわち、正面視において蓋パネル22の面積は正面吸い込み孔21aの面積よりも大きい。但し、蓋パネル22と正面パネル21との間には常に前後方向(図2の左右方向)の隙間(吸気口)15が確保されており、この隙間15を通って室内空気が正面側から本体ケーシング11内へと吸い込まれることになる。すなわち、隙間15は、室内空気を本体ケーシング11内へと吸い込ませるための吸い込み開口となっている。
正面パネル21の下部には、図1に示すように、本体ケーシング11内に配備される表示LEDを正面から目視できるように複数の表示用小孔21bが形成されている。また、正面パネル21の下部には、ON/OFFなどを行うための操作ボタン25やスピーカからの音を出すための小孔21cが設けられている。
蓋パネル22は、正面パネル21に形成された正面吸い込み孔21aを覆うように取り付けられる熱伝導性の高いパネルである。この蓋パネル22の裏面側の下部には、図2に示すように、冷暖房ユニット30が取り付けられている。ここで、本実施形態の空気清浄機1が有している蓋パネル22は、冷暖房ユニット30において発生した熱を伝達する熱伝熱部としての機能を有している。このため、冷暖房ユニット30において発生した熱は、接触している蓋パネル22に伝達され、蓋パネル22は外部に対して輻射熱を放出する冷暖房の熱源となる。なお、蓋パネル22が放出する熱には、冷房運転時の冷熱と暖房運転時の暖熱とが含まれる。
〔冷暖房ユニットの構成〕
冷暖房ユニット30は、主要な構成として、ペルチェ素子(電熱変換半導体素子)31、放熱用フィン32を備えており、上述したように蓋パネル22の裏面側に密着配置されている。
ペルチェ素子31は、図5に示すように、流れる電流の方向によって熱伝導面31aと放熱面31bとを、吸熱面と加熱面、あるいは加熱面と吸熱面に切り替えることができる。具体的には、電流を所定の方向へ流すと、熱伝導面31aが吸熱面となり放熱面31bが加熱面となる(第1状態)。一方、電流を上記所定の方向とは反対方向へ流すと、熱伝導面31aが加熱面となり放熱面31bが吸熱面となる(第2状態)。これにより、電流の向きを切り替えることで上述した第1状態と第2状態とを使い分け、冷房運転と暖房運転との切り替えを行うことができる。このため、例えば、冷房運転を行う場合には、蓋パネル22と接触する側のペルチェ素子31の熱伝導面31aが吸熱面となるように電流を流す。これにより、蓋パネル22を冷却して蓋パネル22から冷熱を放射することができる。一方、暖房運転を行う場合には、反対に熱伝導面31aが放熱面となるように電流を流す。これにより、蓋パネル22を加熱して、蓋パネル22から暖熱を放射することができる。
放熱用フィン32は、ペルチェ素子31の放熱面31b側に、ねじや接着剤等を用いて固定されている。また、放熱用フィン32は、アルミニウム合金やマグネシウム合金、高機能グラファイト等の比較的軽量で熱伝達効率が高い材料を用いて形成されている。放熱用フィン32には、熱的に結合している(接触している)ペルチェ素子31の放熱面31bにおいて発生した熱が伝達される。そして、放熱用フィン32に伝達された熱は、送風機構41によって送られる空気を介して外部に放出される。このように、ペルチェ素子31の放熱面31bにおいて発生した熱を表面積の大きい放熱用フィン32に伝達し、放熱用フィン32に対して空気を送って放熱させることで、冷暖房に使用する熱とは反対の面(放熱面31b)において発生した熱を効率よく放熱させることができる。
なお、本実施形態の空気清浄機1では、空気清浄機が元来備えている送風機構41による送風を利用して放熱用フィン32に伝達された不要な熱を放出している。このため、空気清浄機1に対して冷暖房ユニット30を組み合わせた場合でも、別途冷暖房ユニット30の放熱用送風ファンを設ける必要がない。このため、単に空気清浄機と冷暖房ユニットとを組み合わせた構成と比較して、放熱用送風ファンを設けるコストを削減して、コストダウンが図れる。
〔空気清浄機構〕
空気清浄機構42は、図4に示すように、プレフィルタ61と、プラズマイオン化装置62と、静電フィルタ63および酸化チタンフィルタ64から成る第1光触媒フィルタ68と、第2光触媒フィルタ65と、インバータランプ67と、第3光触媒フィルタ66とから構成されている。
プレフィルタ61は、一番正面側に配置されており、比較的大きな埃やペットの毛などを除去する。ここでは、プレフィルタ61として、合成樹脂繊維などの防塵ネットを採用している。
プラズマイオン化装置62は、プレフィルタ61の後方に配置されている。このプラズマイオン化装置62は、プレフィルタ61を通過してきた煙、粉塵、花粉、その他の汚れの粒子に強い電荷をかけて帯電させるものであり、後述する各フィルタ68,65における粒子の捕集効率を高める。
第1光触媒フィルタ68は、プラズマイオン化装置62の後方に配置されている。第1光触媒フィルタ68は、プラズマイオン化装置62で帯電させられた粒子を吸着するための静電フィルタ63と、光触媒作用を有する酸化チタンを含む酸化チタンフィルタ64とが積層されたものである。この第1光触媒フィルタ68は、複数回分の長さを巻き込んだロール状とされており、使用中の面が汚れた場合に引き出して汚れた部分をカットするような構成となっている。
第2光触媒フィルタ65および第3光触媒フィルタ66は、第1光触媒フィルタ68の後方に配置されており、酸化チタンを含有する材料で構成される。
インバータランプ67は、第2光触媒フィルタ65および第3光触媒フィルタ66の中間に配置されている。このインバータランプ67は、第1光触媒フィルタ68、第2光触媒フィルタ65、および第3光触媒フィルタ66に紫外線を照射するものであり、各光触媒フィルタの光触媒作用を活性化させる。
〔送風機構〕
本体ケーシング11内の空気清浄機構42の後方空間には、図4に示すように、送風機機構41が配備されている。送風機構41は、主として、ファンモータ71と、ファンモータ71によって回転駆動される遠心ファン72とから構成されている。ファンモータ71は、インバータ回路により周波数制御されるインバータモータである。
<空気清浄機の動作説明>
本実施形態の空気清浄機1は、操作ボタン25やリモコン等を用いて運転開始指示が入力されると、図示しない制御部が図3に示す送風機構41を回転させる。このとき、送風機構41は、図2に示すF9の方向に空気を送り出す一方で、F1〜F3の方向から空気を吸い込んで、装置内に室内の空気を取り込む。
空気清浄機1内に取り込まれた空気は、図3に示す空気清浄機構42を通過してペットの毛、ハウスダスト等を除去した後、脱臭ユニット43を通過してペットの臭いやタバコの臭い等を浄化する。そして、空気清浄化処理された空気は、送風機構41によって再び室内空間に送り出される。
本実施形態の空気清浄機1は、以上のような空気清浄処理とともに、上述した冷暖房ユニット30に電流を流して冷暖房を行う。
すなわち、空気清浄機1は、操作ボタン25やリモコン等を用いて運転開始指示が入力されると、上述した空気浄化処理を行うとともに、冷暖房ユニット30に対して電流を流して蓋パネル22から室内空間に対して輻射熱を放出する。
例えば、冷房運転を行うように操作ボタン25等から指示入力がされた場合には、図示しない制御部が、冷暖房ユニット30が有しているペルチェ素子31の熱伝導面31aが吸熱面となり放熱面31bが放熱面となるような向きに電流を流すように制御する。これにより、吸熱面となる熱伝導面31aが接触している蓋パネル22が冷やされて、室内空間に対して冷熱を放出することができる。
一方、暖房運転を行うように操作ボタン25等から指示入力がされた場合には、図示しない制御部が、冷暖房ユニット30が有しているペルチェ素子31の熱伝導面31aが放熱面となり放熱面31bが吸熱面となるような向きに電流を流すように制御する。これにより、放熱面となる熱伝導面31aが接触している蓋パネル22が加熱されて、室内空間に対して暖熱を放出することができる。
この結果、犬や猫等のペットは、特に、暑い日あるいは寒い日には、冷気あるいは暖気に当たろうとして空気清浄機1の蓋パネル22に近寄ってきて、蓋パネル22の近傍に留まることが考えられる。このため、本実施形態の空気清浄機1では、室内空間等において臭いや埃の発生源となるペットを、空気清浄機1の空気吸い込み口付近である蓋パネル22の近傍にひきつけてその臭い等をペット方直接取り込んで空気浄化処理を行うことができる。この結果、従来よりも効果的にペットが発生源となる臭い等を含む空気を浄化処理して、より快適な室内環境を提供できる。
[空気清浄機の特徴]
(1)
本実施形態の空気清浄機1は、図1〜図3に示すように、正面パネル21が有する蓋パネル22の裏面側に、冷暖房ユニット30を備えている。
これにより、空気浄化機能とともに、空気清浄機1近傍の空間を冷暖房する機能も併せ持つことができる。このため、本実施形態の空気清浄機1が載置されている室内空間でペットを飼っている場合には、伝熱部から放射される輻射熱を求めてペットが冷暖房ユニット30の近くに寄っていくことが考えられる。
例えば、夏季の気温が高い日に空気清浄運転を行いながら冷房運転を行うと、ペットが冷感を得ようと冷暖房ユニット30によって冷却された蓋パネル22の近傍に寄り添うことが考えられる。一方、冬季のような気温が低い日には、空気清浄運転を行いながら暖房運転を行うと、ペットは暖気を得ようと冷暖房ユニット30によって加熱された蓋パネル22に寄り添うことが考えられる。
このように、空気清浄機能に冷暖房機能も付加した本実施形態の空気清浄機1では、臭いや埃等の発生源となるペットを、空気清浄機1の近傍まで引き寄せることができるため、ペットが発生源となる臭い等を含む空気を直接取り込んで効果的に浄化処理を行うことができる。この結果、従来よりも効率よく空気浄化機能を発揮する空気清浄機1を得ることができる。
(2)
本実施形態の空気清浄機1は、冷暖房ユニット30を、吸い込み孔21aの近傍に配置された蓋パネル22に接触するように配置している。
これにより、ペットをひきつける輻射熱を放出する蓋パネル22の近傍に形成された吸い込み孔から、ペットが発生源となる臭いや埃等を含む空気を直接吸い込んで、さらに効率よく空気浄化処理を行うことができる。
(3)
本実施形態の空気清浄機1は、冷暖房ユニット30の熱源として、電熱変換を行うペルチェ素子31を用いている。
これにより、電流の向きを切り替えるだけで容易に冷暖房運転の切り替えを行うことが可能になる。また、電熱変換処理によって熱を発生させるため、空気を汚さずに熱を発生させることができる。さらに、ペルチェ素子31の放熱面側に対して送風する送風機構を別途設けなくても、空気清浄機1が備えている送風機構41を冷暖房ユニット30の送風機構として共用できるため、無駄なコストアップを回避できる。
(4)
本実施形態の空気清浄機1は、図3に示すように、本体ケーシング12の内部に脱臭ユニット43を備えている。
これにより、ペットが発生源となる臭いを含む空気を吸い込んで、効果的に空気浄化処理を行うことができる。
(5)
本実施形態の空気清浄機1は、図1に示すように、超音波発生器40を備えている。
これにより、伝熱部としての蓋パネル22に近寄ってくるペットに対して寄ってくる蚊を超音波によって撃退し、ペットが蚊に刺されることを防止できる。よって、例えば、犬等のペットが蚊に刺されてフィラリア等の病気になることを予防できる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、冷暖房ユニット30が伝熱部となる蓋パネル22に対して直接接触している例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図6に示すように、冷暖房ユニット30において発生した熱を、送風機構41によって送られる空気を介して伝熱部として機能する蓋パネル22に伝達してもよい。この場合には、冷暖房ユニット30が蓋パネル22に対して直接接触して熱を伝達する構成と比較して、蓋パネル22の温度分布を均一化することができる。このため、蓋パネル22からの輻射熱を受けるペットに対して温度ムラのないさらに快適な冷暖房を提供することが可能になる。この結果、空気清浄機1にペットが近寄りやすくなり、さらに効果的にペットが発生源となる臭いや埃等を含む空気を浄化処理して快適環境を提供することができる。また、熱伝達媒体となる空気を空気清浄機1の送風機構41によって送っているため、別途送風機構を設ける必要がない。
なお、上記のような冷暖房ユニット30において発生した熱を、空気を介して伝熱部として機能する蓋パネル22に伝達する構成では、図6に示すように、熱伝導面31aに熱伝導フィン33を形成することがより好ましい。これにより、冷暖房に用いられる熱を発生させる熱伝導面31aの熱を効率よく空気に伝達することができるため、蓋パネル22への熱効率を高めることができる。
(B)
上記実施形態では、冷暖房の熱源となる冷暖房ユニット30を空気清浄機1の正面パネル21に取り付けている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、正面パネル21以外の場所に取り付けられていてもよい。この場合でも、空気清浄機1の近傍に臭いや埃の発生源となるペットを引き寄せる効果については同様に得ることができる。
ただし、冷暖房ユニット30は、正面パネル21以外の場所に取り付けられる場合でも、空気清浄機1の吸い込み口付近に取り付けられていることが好ましい。これにより、近傍まで引き寄せたペットから発せられる臭い等を含んだ空気を効果的に空気清浄機1において清浄することができる。
(C)
上記実施形態では、蓋パネル22を伝熱部として用いる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、蓋パネル22とは別途独立して伝熱部となる熱伝導板等を設けてもよい。ただし、吸気口(正面吸い込み孔21a)の付近に設置することができ、部品点数も削減できるため、上記実施形態のように蓋パネル22を伝熱部として用いることがより好ましい。
(D)
上記実施形態では、正面パネル21の一部である蓋パネル22が冷暖房ユニット30と接触しており、輻射熱を放出する伝熱部として機能する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、蓋パネル22だけでなく、正面パネル21全体が輻射熱を放出する伝熱部として機能する構成であってもよい。これにより、輻射熱を放出する面積が大きくなるため、より冷暖房効果を高めることができる。
本発明の空気清浄機は、ペットから発生する臭いや埃等を含む空気を効果的に清浄することができるという効果を奏することから、ペット居住空間に設置される空気清浄機に対して広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る空気清浄機を示す正面図。 図1の空気清浄機の側面図。 図1の空気清浄機の内部の構成を示す断面図。 図1の空気清浄機が備えている空気清浄機構の構成を示す概略図。 図3の空気清浄機が備えている冷暖房ユニットの構成を示す側面図。 本発明の他の実施形態に係る空気清浄機の正面パネル周辺の構成を示す側面図。
符号の説明
1 空気清浄機
11 本体ケーシング
12 吹出し口
13 上面吸い込み開口
14 側面吸い込み開口
15 隙間(吸い込み開口)
21 正面パネル
21a 正面吸い込み孔(吸気口)
22 蓋パネル(伝熱部)
30 冷暖房ユニット(電子冷暖部)
31 ペルチェ素子
31a 熱伝導面
31b 放熱面
32 放熱用フィン
33 熱伝導フィン
40 超音波ユニット
41 送風ファン(送風機構)
42 空気清浄機構(空気清浄ユニット)
43 脱臭ユニット
50 冷暖房ユニット(電子冷暖部)
51 ペルチェ素子
51a 熱伝導面
51b 放熱面
F1〜F3 吸い込み方向
F9 吹出し方向

Claims (7)

  1. 空気が吸い込まれる吸気口(13,14,15)と、
    前記吸気口(13,14,15)から吸い込まれた空気に対して空気浄化処理を行う空気清浄ユニット(42)と、
    前記空気清浄ユニット(42)において空気浄化処理された空気が排出される吹出し口(12)と、
    前記吸気口(13,14,15)から空気を取り込むとともに、前記吹出し口(12)から空気を排出する送風機構(41)と、
    前記空気浄化処理を行う空間に輻射熱を放出する伝熱部(22)と、
    を備えている空気清浄機(1)。
  2. 前記伝熱部(22)は、前記吸気口(13,14,15)の近傍に取り付けられている、
    請求項1に記載の空気清浄機(1)。
  3. 前記伝熱部(22)は、前記吸気口(21a)を形成する正面パネル(21)の一部または全体として形成されている、
    請求項2に記載の空気清浄機(1)。
  4. 前記伝熱部(22)に対して、電熱変換により発生した熱を伝達する電子冷暖部(30)をさらに備えている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空気清浄機(1)。
  5. 前記伝熱部(22)には、前記電子冷暖部(30)において発生した熱が、前記送風機構(41)によって送られる空気を介して伝達される、
    請求項4に記載の空気清浄機(1)。
  6. 前記吸気口(13,14,15)から吸い込まれた空気に対して脱臭処理を行う脱臭ユニット(43)をさらに備えた、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の空気清浄機(1)。
  7. 前記空気浄化処理を行う空間に存在する蚊を撃退する超音波発生部(40)をさらに備えた、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の空気清浄機(1)。
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