JP2005225756A - クラックフリーiii族窒化物半導体材料の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 厚いIII族窒化物層およびウェーハの製造方法を提供する。
【解決手段】 本方法は、少なくとも10μmの厚さを有し、低欠陥、透明無色、クラックフリー、および実質的に平坦な単結晶III族窒化物エピタキシャル層を成長させる方法であり、該層は、Si、SiC、サファイア、GaN、AlN、GaAs、AlGaNおよびその他、を含む基板(125)の広い領域において成長する。クラックフリーIII族窒化物層を、変形HVPE技術を使用して成長させる。必要に応じて、III族窒化物層の形状および応力は制御可能であり、凹層、凸層および平坦層を制御して成長させ得る。III族窒化物層の成長の終了後、基板は除去され得、独立のIII族窒化物層はIII族窒化物材料ブールの成長のためのシードとして使用され得る。ブールは、様々な半導体構造(例えばHEMT、LED)の製造において使用される個別のウェーハにスライスされ得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体材料に関し、詳しくは改善された特性を有するIII族窒化物半導体材料を成長させる方法およびその装置に関する。
III族窒化物半導体材料(例えば、GaN、AlN、InN、BNおよびこれらの合金)は、短波長の光学電子デバイスを含む、次世代のハイパワー電子デバイス、高周波数電子デバイス、高温度電子デバイスに対して、展望のある半導体材料である。しかしながら、これら材料は、その能力および商業的実現性を制限する様々な不都合を有する。
III族窒化物半導体材料に関連する主要な不都合点の1つは、そのクラックが発生しやすい特性にあり、それは多くの科学文献に記載されている。III族窒化物の成長の間において、その厚さが所定の値、典型的には数マイクロメートル(μm)あるいはそれ以下に達すると、クラックが成長層内に製造される。場合によっては、その上で層が成長する基板内にもクラックが形成される。その結果、デバイスに厚いIII族窒化物を使用することが、妨げられる。
したがって、厚いIII族窒化物層およびウェーハの製造手段が望まれる。
本発明の課題は、厚いIII族窒化物層およびウェーハの製造手段を提供することにある。
本発明は、10μm以上の厚さを有し、低欠陥で、光学的に透明で無色のクラックフリー単結晶III族窒化物エピタキシャル層を成長させるための方法および装置を提供する。この層は、基板の広い領域において成長する。適正な基板材料には、シリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)、サファイア、窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム(AlN)、ガリウム砒素(GaAs)、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)およびその他、が含まれる。
本発明の一局面において、単結晶クラックフリーIII族窒化物層を、ハイドライド気相成長法(HVPE)アプローチに基づくガス搬送技術を使用して成長させる。成長の間、窒化物エピタキシャル層の形状および応力は制御可能であり、そのため凹層、凸層および平坦層に制御され得る。クラックフリーIII族窒化物層は、少なくとも1μmの厚さに成長し得、所望の応用の基づいて、5μm、10μm、15μm、20μm、30μm、50μm、1mmあるいはその以上、を超える厚さに成長し得る。III族窒化物層は、2インチから6インチあるいはそれ以上の範囲のサイズを有する、Si、SiC、サファイア、石英、GaN、GaAs、AlN、およびAlGaNの基板を含む様々な基板の内の任意の基板上において、成長させ得る。III族窒化物層の成長がAlNに形成される場合、材料は、300Kにおいて少なくとも10Ωcmの抵抗率を有して電気的に絶縁する。as−grown層内の欠陥密度は、10cm−2より小さく、また10cm−2より小さいレベルあるいは10cm−2より小さいレベルに保持され得る。as−grown層の厚さ不均一性は10%より良く、典型的には1%〜5%の範囲である。as−grown層の熱伝導率は、3W/K−cmより大きい。成長層の表面は、0.5nmより小さい表面二乗平均粗さ(rms)に研磨され得、所望する場合には、0.3nmより小さいあるいは0.1nmより小さい表面二乗平均粗さに研磨され得る。
本発明の他の局面において、独立の、単結晶、クラックフリー、低欠陥III族窒化物ウェーハを形成するための方法および装置が提供される。好ましくは、III族窒化物ウェーハはAlNから形成され、SiC基板上に成長する。AlNの成長の終了後に、基板は除去される。AlNウェーハの厚さは5mmを超過し得、2インチ、3インチ、4インチあるいは6インチ、より大きい直径を有する。そのようなものとして、AlNウェーハの体積は、10cmを超え、より好ましくは、100cm、さらに好ましくは、200cmを超え得る。絶縁性ウェーハの欠陥密度は、10cm−2より小さく、好ましくは、10cm−2より小さい。ウェーハの初期形成が終了すると、ウェーハはより薄いAlNウェーハにスライスされ得る。生成されたAlNは、(0001)Al面、(000−1)N面を含む様々な方位のエピレディ(epi ready)表面を提供するために、研磨および準備され得る。
本発明の他の局面において、1つの厚い、単結晶の、クラックフリーAlN層を含む半導体装置が提供される。AlN層の厚さは、典型的には1μmから50μmまでの範囲にあり、より厚い層も使用され得る。半導体装置は、電子デバイスあるいは光電子デバイスであり得る。半導体装置は、例えばAlGaN/AlGaNからなる1つ以上のヘテロ接合あるホモ接合を含み得る。半導体装置はまた、ドープおよび/またはノンドープ窒化エピタキシャル層を含み得る。好ましくは、基板はSiCあるいはAlNからなり、他の基板も使用され得る。
(要約)
少なくとも10μmの厚さを有し、低欠陥、光学的に透明、無色、クラックフリー、および実質的に平坦な単結晶III族窒化物エピタキシャル層を成長させための方法および装置が提供される。該層は、Si、SiC、サファイア、GaN、AlN、GaAs、AlGaNおよびその他、を含む基板の広い領域において成長する。クラックフリーIII族窒化物層を、変形HVPE技術を使用して成長させる。必要に応じて、III族窒化物層の形状および応力は制御可能であり、凹層、凸層および平坦層を制御して成長させ得る。III族窒化物層の成長の終了後、基板は除去され得、独立のIII族窒化物層が、III族窒化物材料ブールの成長のためのシードとして使用され得る。ブールは、様々な半導体構造(例えばHEMT、LED等)の製造において使用される個別のウェーハにスライスされ得る。
従って、本発明は、クラックフリーAlN層を製造する方法であって、
少なくとも1つの基板をマルチ温度ゾーン反応炉の成長ゾーン内に配置する工程と、
第1のAlソースを第1のソースチャネル内に配置する工程と、
不活性ガスを用いて該反応炉をフラッシュする工程と、
該少なくとも1つの基板を900°Cから920°Cまでの温度範囲内の第1の温度に加熱する工程と、
該第1のAlソースを750°Cから850°Cまでの温度範囲内の第2の温度に加熱する工程と、
ハロゲン化ガス流を該第1のソースチャネル内に、0.1リットル/分から10リットル/分までの範囲内の第1のフローレートにおいて導入する工程であって、該ハロゲン化ガスおよび該第1のAlソースが反応することにより、少なくとも塩化アルミニウムガスを形成する工程と、
アンモニアガス流を該成長ゾーンに、0.1リットル/分から10リットル/分までの範囲内の第2のフローレートにおいて導入する工程と、
該塩化アルミニウムガスを該成長ゾーンに輸送ガスを用いて供給する工程であって、該輸送ガスは、0.1リットル/分から40リットル/分までの範囲内の第3のフローレートを有し、該塩化アルミニウムガスおよび該アンモニアガスが反応することにより、該AlN層を形成する工程と、
該AlN層が少なくとも10μmの厚さとなるまで該プロセスを継続する工程と、
該ハロゲン化ガス流を終了する工程と、
該アンモニアガス流を終了する工程と、
該AlN層を冷却する工程と
を包含する、方法、を提供する。
1つの実施形態において、本発明の方法は、Si基板、SiC基板、AlN基板、AlGaN基板、GaN基板、GaAs基板、およびサファイア基板よりなる群から、少なくとも1つの基板を選択する工程をさらに包含する。
別の実施形態において、本発明の方法は、
第2のAlソースを第2のソースチャネル内に配置する工程と、
該第2のAlソースを前記第2の温度に加熱する工程と、
前記ハロゲン化ガス流を該第2のソースチャネル内に導入する工程であって、該ハロゲン化ガス流および該第2のAlソースが反応することにより、少なくとも前記塩化アルミニウムガスを形成する工程と、
前記第1のソースチャネルから前記成長ゾーンへの該塩化アルミニウムガスの供給を終了する工程と、
該第2のソースチャネルから該成長ゾーンへ該塩化アルミニウムガスを供給する工程とをさらに包含する。
さらに別の実施形態において、前記ハロゲン化ガスはHClである。
さらに別の実施形態において、前記不活性ガスはArである。
さらに別の実施形態において、本発明の方法は、基板直径を、1インチ、2インチ、3インチ、4インチ、5インチ、6インチ、あるいはそれ以上の大きさから選択する工程をさらに包含する。
さらに別の実施形態において、本発明の方法は、
アクセプタ不純物を第2のソースチャネル内に配置する工程と、
該アクセプタ不純物を第3の温度に加熱する工程と、
該アクセプタ不純物の一部を前記成長ゾーンに供給する工程と
をさらに包含する。
さらに別の実施形態において、本発明の方法は、
ドナー不純物を第2のソースチャネル内に配置する工程と、
該ドナー不純物を第3の温度に加熱する工程と、
該ドナー不純物の一部を前記成長ゾーンに供給する工程と
をさらに包含する。
さらに別の実施形態において、本発明の方法は、
前記基板をエッチングする工程であって、前記アンモニアガス流を前記成長ゾーンに導入する工程および前記塩化アルミニウムガスを該成長ゾーンに供給する工程の前に実施される工程をさらに包含する。
さらに別の実施形態において、本発明の方法は、前記AlN層の表面に半導体構造を成長させる工程をさらに包含する。
好ましい実施形態において、前記半導体成長構造は、前記終了工程の前に実施される。
さらに別の実施形態において、本発明の方法は、前記基板の成長表面をアングリングする工程であって、前記アンモニアガス流を前記成長ゾーンに導入する工程および前記塩化アルミニウムガスを該成長ゾーンに供給する工程の前に実施される工程をさらに包含する。
さらに別の実施形態において、本発明の方法は、ガス状のシランを前記成長ゾーンに供給する工程をさらに包含する。
さらに別の実施形態において、本発明の方法は、
前記AlN層を前記基板から除去する工程と、
さらなる成長のために、前記AlN層の少なくとも1つの表面を準備する工程と、
該AlN層の該少なくとも1つの表面上に、少なくとも1つの追加のIII族窒化物層を成長させる工程と
をさらに包含する。
好ましい実施形態において、前記除去する工程は、前記基板を研削除去する工程をさらに含む。
別の好ましい実施形態において、前記除去する工程は、前記基板をエッチング除去する工程をさらに含む。
さらに別の好ましい実施形態において、前記除去する工程は、前記基板の前記AlN層を切り離す工程をさらに含む。
さらに別の好ましい実施形態において、前記準備する工程は、前記少なくとも1つの表面を機械的に研磨する工程をさらに含む。
さらに別の好ましい実施形態において、前記準備する工程は、前記少なくとも1つの表面を化学的に研磨する工程をさらに含む。
さらに別の好ましい実施形態において、前記少なくとも1つの追加のIII族窒化物層はAlNを含む。
さらに別の実施形態において、前記輸送ガスは前記不活性ガスである。
別の局面において、本発明は、独立したAlN単結晶であって、該AlN単結晶はクラックフリーであり、かつ少なくとも5mmの厚さ、少なくとも2インチの直径、および10cm−2より小さい欠陥密度を有する、独立したAlN単結晶、を提供する。
以下において、本発明の特徴および利点が、添付図面を参照してさらに理解され得る。(方法)
ガス相成長
ガス相からクラックフリーIII族窒化物材料を成長させるために、好ましくは、変形(modified)ハイドライド気相成長法(HVPE)アプローチが、図1に示されるような水平型反応チューブを用いて、利用される。要求されるソースと容易に適応するため、水平型反応炉101が好ましい。しかしながら、本発明は特別な炉構造に限定されるものではない。温度、温度ゾーン、ガス流、ソースおよび基板の配置、ソース構成等、の要求されたコントロールを提供する他の構造(例えば縦型炉)も使用され得る。
炉は、好ましくは多数のヒータの使用によって得られる多数の温度ゾーンを含む。各ヒータは、反応炉チューブを少なくとも部分的に囲み、かつ好ましくは自身の温度コントローラを有する。好ましい実施形態においては、抵抗ヒータ(103〜108)を備えた6ゾーン構成が使用される。反応炉チューブ101は、好ましくは円筒状の断面を有するが、矩形の断面を有する「チューブ」のような他の構造も使用され得る。反応炉チューブ内に、1つ以上のソース管111が存在する。反応炉チューブに関して上記されたように、ソース管111は、好ましくは円筒状の断面を有するが。本発明は円筒状のソース管に限定されない。さらに、ここにおいて使用される用語「ソース管」および「ソースチャネル」は、互換性があり、かつ等価である。
ノンドープの厚いクラックフリーAlNを成長させるために、少なくとも1つの単一Alソース管(例えば、ソース管111)が要求される。他のIII族窒化物材料を成長させるために、Alより他のソース、あるいはAlと組み合わせる他のソース(例えば、Ga)が使用され得る。ソース管内にソースボート113が存在する。ここで使用される場合、用語「ボート」は、単にソース材料を保持する手段を意味する。例えば、ボート113は、一対の端部を有するチューブの1つの端部から構成される。変形例として、ソース材料は、個別のボートを使用せずにソース管内に保持され得る。ボート構造の変形は、発明者によって明らかに想定される。
本発明の少なくとも1つの実施形態において、所望の成長温度は、結晶成長の段階(例えば、高成長レートに対する結晶核形成)に依存する。しがって、ソースの温度は、好ましくは、例えば特定のゾーンヒータによって供給される熱を変化されることによって、制御可能である。
本発明の少なくとも1つの実施形態において、反応炉チューブ101内の特定のソースの配置は、典型的にはソースの位置を変えることによって、制御されて可変され得る。例えば、ソース管111内において、制御棒115がボート113に結合される。そのため、ボート113およびボート内のソースは、反応炉内において制御棒115によって可変される。制御棒115は、示された構成に提供されるように手動によって操作され得、あるいは機械的位置決めシステム(図示されず)に接続され得る。
1つ以上のガスソース(例えば、ガスソース(117および119))が、各ソース管に接続される。個別ソース管のガス流量レートは、バルブ(例えば、バルブ(121および123))を介して手動であるいは自動処理システムによって制御される。
少なくとも1つの基板125が、反応炉の成長ゾーン内の台座127上に配置される。典型的には、多数の基板が同時処理のために反応炉内に手動でロードされるが、本発明において単一の基板が処理され得る。さらに、基板は、自動製造運転のために、自動的に炉内に配置され得る。成長ゾーンの温度、および基板の温度を変更するために、反応炉内の基板の位置が変更されるか、あるいは成長ゾーンに最も近いヒータによって提供される熱量が変更される。
反応炉100は、好ましくはホットウォール、水平型反応炉であり、プロセスは大気圧の不活性ガス内において実行されるが、他の反応炉構成が、本発明の変形HVPEプロセスの実行が使用され得る。好ましくは、ソース管111およびソースボート113は石英からなる。しかしながら、他の材料、サファイアあるいはシリコンカーバイドがボート113に使用され得る。ボート113内、あるいは個別ボートが使用されない場合は単にソース管111内に、ソース(第1のソース)129が存在する。本発明がAlNの成長に使用される場合、ソース129はアルミニウム金属からなる。
拡大された成長、およびその結果の非常に厚い層を達成するために、発明者は、好ましくは多数のソースが使用され、該多数のソースは、層形成反応に関与するソース量を制限するために、1つ以上の温度に維持されることを見出した。例えば、意図された層がAlNからなる場合、反応炉100は少なくとも2つのAlソース(例えば、ソース(129および131))を含む。層形成の間、反応に関与するために指定されたソースの温度は、比較的高温に、典型的には750°Cから850°Cまでの、好ましくはほぼ800°Cに保持される。一方、第2の(あるいは追加の)ソース131はより低い温度に維持される。多数のソースを使用する場合、他のソースを用いて成長プロセスを継続中に1つのソース(例えば、枯渇したソース)を交換することが可能である。
変形HVPEアプローチを使用する本発明の好ましい実施形態に従って、厚いクラックフリーAlNを成長させるために、好ましくはHClであるハロゲン化ガスのソース117が、好ましくはArである不活性ガスのソース119に沿ったソース管に結合されている。不活性ガスは、材料をソース管から成長ゾーンに運ぶためのキャリアガスとして使用される。好ましくはアンモニアガスである窒素含有ガスのソース133がまた、反応炉に接続されている。基板結晶台座127が、好ましくは石英から形成される。しかしながら、シリコンカーバイドあるいはグラファイトのような他の材料も使用され得る。
厚いAlNを成長させるために、好ましくは基板125はSiCあるいはAlNからなり、それにより、格子、およびシードと成長する材料との間の熱的膨張の整合の協調を提供する。AlN基板の使用の結果として、as−grown材料内の改善された品質が得られる。変形例として、基板は、サファイア、GaAs、GaN、あるいは上記された他の材料から構成され得る。AlN基板が使用された場合、基板は、1018cm−3より小さい酸素原子濃度、あるいは1019cm−3より小さい酸素原子濃度、1020cm−3より小さい酸素原子濃度を有し得る。シード材料のためのωスキャンx線(0002)ロッキング曲線のFWHMは、60秒角から10度角までの範囲にあり得る。基板の直径は反応炉の大きさに依存するが、発明者は、本発明は任意の基板サイズに制限されないこと(すなわち、1インチ、2インチ、3インチ、4インチ、5インチ、6インチ、およびより大きな直径が使用され得ること)を見出した。同様に、発明者は、本発明は、0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、および大きな厚さの基板を使用し得ることを見出した。
層成長の前に、基板は、研磨され得、および/または反応性イオンエッチング(RIE)あるいはウェットエッチングによってエッチングされ得る。成長ゾーンへの導入の後に、HCl、塩化アルミニウム、あるいはHClおよび塩化アルミニウムを含む混合ガスが、基板のエッチングのために使用され得る。基板の表面は、(000−1)Nあるいは(0001)Al極性を有し得る。表面は、0度から90度の角度範囲において、(0001)結晶面から、配向ずれされ得る。さらに、シード基板は、クラックフリー層成長の結果でありながら、マイクロメートル毎に0から10000の密度のクラックを有し得る。基板は、反応炉ないにおいて、フェイスアップあるいはフェイスダウンの状態で載置され得る。変形例として、基板は、フェイスアップおよびフェイスダウン構成において、同時に基板ホルダに固定され得る。このような構成は、単一の形成において成長させ得るウェーハ数を増加させる。
最初、反応炉100はフラッシュされ、ガスソース119からの不活性ガス、好ましくはArによって充填される。不活性ガスはソース管を経由して反応炉に導入され得、その際、ソース管はフラッシュされ、あるいは個別の導入ライン(図示されず)を経由して、あるいはその両方を経由して反応炉に導入され得る。不活性ガスの流量は計量バルブによって制御され、典型的には1リットル/分から25リットル/分の範囲である。次に、基板125は所定の成長温度まで加熱される。本発明の一実施形態においては、成長ゾーンおよび成長ゾーン内の基板は、600°Cから1500°Cまでの温度範囲内の温度まで加熱され、より好ましくは、850°Cから1050°Cまでの温度範囲、さらにより好ましくは900°Cから950°Cまでの温度範囲、なおさらにより好ましくは900°Cから920°Cまでの温度範囲内の温度まで加熱される。もっとも好ましい範囲内の温度は比較的遅い成長レートを生じるが、これらの温度は、as−grown結晶内に高品質材料を保証する。
本発明の好ましい実施形態において、および図2に示されるように、成長ゾーンは、該ゾーン内の温度によって部分的に規定される、3つの成長サブゾーンによって構成される。ソースゾーンに最も接近して配置され、かつ最も低い成長温度を有する成長サブゾーンは、一般に凸型形状の層(例えば、サンプル201)を形成する。ソースゾーンから最も遠くに配置され、かつ最も高い成長温度を有する成長サブゾーンは、一般に凹型形状の層(例えば、サンプル203)を形成する。これら2つの成長サブゾーン間に配置された成長サブゾーンは、実質的に平坦な層成長(例えば、サンプル205)を生じる。
本発明の少なくとも1つの実施形態において、成長ゾーンに導入されるガス流は、外形的に材料の不均一性を改善しかつ欠陥密度を減少するように、基板ホルダの表面に対する角度に向けられる。図3に示されるように、ガス流は、該ガス流に対して所定の角度に傾斜された台座(例えば、台座301)に対して水平であり得る。好ましくは、その角度は1度から10度までである。必要に応じては、台座301は軸303の回りに回転され得る。
最初、特別な成長サブゾーン内の基板は900°Cから950°Cまでの範囲の高温度に加熱され、それにより高品質結晶成長および制御されたサンプル形状が開始される。結晶成長が開始されると、ソース温度は850°Cから1000°Cまでの範囲に低められ、かつ維持され、それにより速い結晶成長が達成される。好ましくは、高品質結晶成長の期間は少なくとも10分間であり、速い結晶成長の期間は少なくとも12時間である。より好ましくは、高品質結晶成長の期間は少なくとも30分間であり、速い結晶成長の期間は少なくとも24時間である。
成長プロセスの間において、ソース材料の加熱の後に、ハロゲン化反応性ガス、好ましくはHClが、0.1〜10リットル/分のフローレートにおいてソース管内に導入される。Alソースである場合、AlClおよび他のガス成分が、反応ガスとソース間の反応により形成される。AlClは、0.1〜40リットル/分のフローレートを有する不活性ガス(例えば、Ar)の流れによって反応炉の成長ゾーンに運ばれる。同時に、ソース133からのアンモニアガス(NH)が、0.1〜10リットル/分のフローレートにおいて成長ゾーンに提供される。アンモニアガスおよび塩化アルミニウムガスが反応することにより、基板125の表面においてAlNを形成する。成長速度は、1〜100μm/時間の範囲であり、好ましくは20〜40μm/時間の範囲である。所望のAlN層厚が得られた後、HClガス流およびNHガス流は停止され、基板は不活性ガス内において冷却される。
結晶成長の間、成長層は反応炉内のいかなる部分との接触も許されない。これによって、高品質結晶成長が保証される。必要に応じては、例えば長い成長期間の間に、成長は、寄生的堆積が反応炉内の成分によってエッチング除去されるために、中断され得る。as−grown材料の品質は、結晶成長の間の、バッファ層あるいは割り込み層の導入によってさらに改善され得る。これらの層は、単一層あるいは多層構造であり得、例えば、GaN、InGaN、InGaAlNあるいは他の材料から構成され得る。バッファ層あるいは割り込み層の厚さは、50オングストロームから100μmの範囲であり得る。好ましくは、これらの層を、ブール(boule)成長に使用されるのと同一のプロセス、例えばHVPEプロセスを使用して成長させる。
AlN層は、(0001)、(11−20)、(10−10)方位と、および他の結晶構造の方位と、平行方向に成長し得る。as−grownの厚いAlNからスライスされたAlNは、(0001)、(11−20)、(10−10)面と、および他の結晶面と平行な表面を有し得る。その表面は、特定の結晶方位に方位付けされ得るか、あるいは0度〜90度の角度で特定の結晶方位からずれて方位付けされ得る。例えば、(0001)面は、(11−20)方位に対して8度、ずれて方位付けされ得る。
結晶成長の間、AlN層(ブール)は、任意の様々な不純物によってドーピングされ得る。様々な不純物は、マグネシウウム(Mg)、亜鉛(Zn)、シリコン(Si)、酸素(O)、すず(Sn)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、エルビウム(Er)およびインジウム(In)を含み、これらに限定されない。ドーピングによって成長材料の導電性(nタイプ、pタイプ、あるいはiタイプの導電性)が制御される。これら不純物の原子濃度は、成長材料内において、1015cm−3から1020cm−3まで変更され得る。不純物は、0.1〜50リットル/分のガスフローレートを有するキャリアガスとしてArを使用して、成長ゾーンに導入され得る。金属ソースの温度範囲は、200°Cから1200°Cまでである。不純物ソース(例えば、Mg金属)は、HVPE反応炉内部での成長の前に、HClによってエッチングされ得る。Siドーピングは、ガス状のシラン(例えば、Ar内の50ppmシラン)の供給によって行われ得る。(0001)面内のドーピング不均一性は10%より良く、好ましくは5%より良く、さらに好ましくは1%より良い。
結晶成長の間、基板は、所望のガス成分を維持するため、および反応炉部への寄生的な堆積のナガティブな影響を避けるために、移動(例えば、回転)され得る。
ウェーハ準備
厚い結晶成長の後に、例えば上記好ましい実施形態に従って、ウェーハは成長ブールからスライスされ得る。好ましくは、スライス作業は、切断幅がほぼ200μmを有するダイヤモンドワイヤソーを用いて行われる。成長ブールの厚さに依存して、10、20、30枚、あるいはそれ以上のウェーハが単一のブールから生産され得る。スライスの後に、ウェーハは、損傷した表面層を除去するために、研磨およびエッチングされる。
本発明によって生成されたウェーハは、直接、例えばデバイス構造のための基板として使用され得る。変形例として、下に位置するシード基板からスライスされたIII族窒化物ウェーハは、研磨され、準備され、および追加的ウェーハの成長のためのシード基板として使用され得る。例えば、AlNを、上記概要のように、任意の可能な基板(例えば、SiC)を用いて、最初、成長させる。AlNの厚いクラックフリー層の成長の終了の後に、上記されたように、下位の基板からスライスされかつ準備され得る。準備が終了すると、AlNの個別ウェーハは、本発明のプロセスを用いてさらなるAlN材料の成長に使用され得る。この例において、新しいAlN材料を、AlN基板の(000−1)N面上、あるいは(0001)Al面上に成長させ得る。成長が終了すると、多数の薄いウェーハが、クラックフリーのAlN材料のブールからスライスされ得る。
スクラビングシステム
本発明の好ましい実施形態において、成長装置は、HVPEプロセス消耗物からの全ての有害成分および固体粒子を効果的に除去するためのエアスクラビングシステムを備える。そのような廃物利用システムによって、現HVPE装置は、所望層厚を得るために要求される拡大された期間に対して動作することができる。
エアスクラビングシステムは、ウェット静電沈殿槽(ESP)に連続して接続された湿式スクラバから構成され、ここで、スクラバおよびESPは個別のユニットであるか、あるいはスクラバ上にESPを有する単一のユニット内に配置される。スクラビングシステムのエア流容量は、50ACFM〜5000ACFMの範囲内である。HClおよびアンモニアガスの除去効率は99%より小さくなく、固体粒子の除去効率は99.9%より小さくない。典型的には、スクラバ前のガス入力濃度は、アンモニアに対しては15800PPMまでであり、HClに対しては6600PPMまでであり、固体粒子に対しては2.8GR/ACFMまでである。固体粒子の100%までには、0.1μm〜3.0μmの範囲の粒子サイズを有するアンモニア塩化物(NHCl)が含まれ得る。
スクラブされるガス流、ならびに湿式スクラバおよび廃液タンクと接する湿式ESPのパーツは、好ましくは、FRPあるいはHastelloy C−276から構成される。スクラビング液は、スクラバおよびESPを循環する水である。排出される前に、スクラビング液のpHは、許可レベル以内に調整されねばならない。
プロセス適用性
−HVPEプロセスによるAlN成長に対して、層は、AlN基板の(0001)Al面上および(000−1)N面上に成長し得、
− 大面積の基板(すなわち、2インチ、3インチ、4インチ、6インチ、およびより大きなもの)に適用可能、
− 様々な基板(例えば、SiC、AlN、GaAs、サファイア、GaN等)に適用可能、
− 平坦面の、凹面の、凸面の、あるいはパターニングされた基板に適用可能、
− 方位表面、あるいは方位ずれ(mis−oriented)表面(好ましくは、0.8度以下の方位ずれ角度を有する)に適用可能。
獲得可能な材料特性
− クラックフリーIII族窒化物層(例えば、AlN、AlGaN、GaN、InN、InGaAlBN等) エピタキシャル成長が平坦成長サブゾーンで行われる場合、層は、シード基板上に直接成長するか、あるいはバッファ層上、あるいは中間層に成長する
−所望の合成物の厚いクラックフリー層を形成し、続いて初期基板から成長層を分離することによる、クラックフリーIII族窒化物(例えば、AlN、AlGaN、GaN等)の大面積ウェーハ
− 10μm〜1cm、あるいはその以上の層厚
− 10cm−2より小さい、好ましくは10cm−2より小さい、さらに好ましくは、10cm−2より小さい、as−grownの厚い層内の欠陥密度。これら欠陥密度は、横方向オーバーグロース技術を用いずに得られた。欠陥密度は、サンプルを熱い酸の中でエッチングした後に、エッチピット濃度を計算することによって計測された。低欠陥密度は、x線回折計を用いたx線回折ロッキング曲線の計測によって実証された(例えば、ωスキャン外形を用いたx線ロッキング曲線の半最大値での全幅は、300秒角(arc−second)より小さい)。
− 3.3W/Kcmまでの、as−grownAlN層内の熱伝導率
− 10Ωcm〜1015Ωcm(300Kでの)の範囲の、as−grown層内の電気抵抗率
− 無色であること
− 表面研磨されたAlNウェーハに対する5%より小さい光学的吸収を有し、200nm〜6μmの範囲の波長に対し光学的に透明なAlN
− as−grown材料の形状、応力、および格子定数が、多数の成長サブゾーン(すなわち、凹成長、凸成長および平坦成長ゾーン)の使用、および成長プロセスの間での基板を1つの成長サブゾーンから他のサブゾーンへの移動によって、制御され得ること
− 大面積クラックフリー単結晶III族窒化ウェーハ(例えば、AlNウェーハ)上への半導体装置の製造
− 高品質、半絶縁の大面積基板(2インチ、3インチ、4インチ、6インチ、およびより大きなもの)の製造、および超ハイパワー窒化物に基づく高周波数デバイス内での使用のための高熱伝導率基板の製造;本発明の基板によって、格子定数および熱膨張率は所望のデバイス構造(例えば、AlGaN/GaNに基づくデバイス)に整合する、
− 周辺の多結晶領域の非存在。
(実施形態)
(第1の実施形態−AlN材料成長およびウェーハ準備)
本発明のプロセスによるAlNの成長は、ホットウォール、水平型反応炉チャンバ内において、大気圧のもと不活性ガス中で行われた。SiC基板が石英台座の上に置かれ、石英反応炉の成長ゾーン内に載置された。成長は、0.3nmあるいはそれ以上の表面二乗平均粗さを有する、(0001)Si on−axis 6H−SiC基板上で行われた。
ほぼ1ポンドのAl金属(5N)が、AlNの厚層の成長に使用するために、サファイア性のソースボート内に配置された。拡張作業のために、典型的には48時間以上の成長期間が要求され、多数のAlソース/ボートが、並行にあるいは連続に使用された。ソースボートは、反応炉のソースゾーン内の石英ソース管(あるいは、ソースチャネル)内に配置された。このソース管(多数のAlソースが使用される場合は複数)は、AlClを反応炉の成長ゾーンに供給する。さらに石英管(あるいはチャネル)は、成長ゾーンへのアンモニア(NH)の供給およびHClガスの供給に使用され、個別のHCl管がSiC基板のエッチングのために使用された。
反応炉はArガスで充填され、Arガスは反応炉内に、1リットル〜25リットル/分のレートで流された。次に、基板は、Ar流内において900°C〜1150°Cの範囲の温度に加熱され、Alは700°C〜900°Cの範囲の温度に加熱された。HClガスは、HClチャネルを経由して成長ゾーンに導入された。HClガス流の結果として、SiC基板の(0001)Si面は、膜成長の前にエッチングされた。基板のエッチングの後に、HClガスがソースゾーン、すなわちAlチャネルに導入された。HClとAlとの反応結果として、塩化アルミニウム(AlCl)が形成され、Ar流によって成長ゾーンに供給された。同時に、アンモニアガス(NH)が成長ゾーンに供給された。AlClとNHとの反応結果として、単結晶エピタキシャルAlNが基板上に形成された。成長中の基板温度は、800°C〜1200°Cの範囲の温度に一定保持され、異なるエピタキシャルの実施には異なる温度が使用された。
エピタキシャル成長によって制御された形状は、900°C〜950°Cの範囲の成長温度において観察された。HClの流量レートに依存して、AlN材料の成長レートは0.1μm〜1.2μm/分の範囲であった。異なるエピタキシャルの実施は異なる成長サイクル期間を使用し、その期間は10時間〜100時間の範囲であった。特定の成長サイクルの終了の後、全てのガス流が、Ar流を除いて停止された。サンプルはAr流内において冷却され、反応炉から降ろされた。as−grown表面は、(0001)Alの方位を有する。
SiC基板は、研削ホイール上において、および/または反応性イオンエッチング(RIE)によって研削されることによって、成長AlN層から除去された。機械的な研削プロセスのために、サンプルはワックスによってウェーハホルダに接着され、液状の研磨剤を用いて研削された。ウェーハを剥がした後、ワックスの痕跡は、20分間の熱アセトンの中において除去された。残留するSiCは、RIEによって、および/または溶解したKOH中でのウェットエッチングによって全て除去された。
次に、個別のAlNウェーハは、通常の洗浄プロセスを使用して洗浄され、HVPE反応炉内に配置された。続いて、AlNホモエピタキシャル成長が、AlNウェーハのas−grownAlN表面上において行われた。もう一度、多重エピタキシャル実施が行われ、そこでは、特定実施の成長温度は一定に維持された。様々な実施の成長温度は、900°C〜1150°Cの範囲にあった。様々な実施の成長時間は、10時間〜100時間の範囲であり、その時間内に1cmの厚さまでのAlN板が成長した。サンプル冷却手順の終了後、0.1mm〜1mmの厚さ範囲のウェーハが、0.005インチのワイヤソーを用いてAlN板から切断された。AlNウェーハの両面は研削および研磨された。
(第2の実施形態−AlN材料成長およびウェーハ準備)
変形HVPEプロセスを用いて、400μm厚のAlNブールを、2インチSiC基板上に、成長温度900°C、および30μm/時の成長レートにおいて成長させた。AlNブールを、実質的に平坦な層成長を生成する成長サブゾーン内において、成長させた。成長サイクルの後、SiC基板は、化学的エッチングRIEと機械的研磨との組み合わせによって除去された。生成されたAlNウェーハは、研磨、エッチング、および洗浄され、続いてHVPE反応炉の平坦成長サブゾーンに再導入された。厚さ1cmのAlNブールを、用意されたAlNシードウェーハの(0001)N面上に成長させた。生成されたAlNブールはクラックフリーであった。
AlNブールは、8枚の、200μm〜500μmの範囲の厚さを有する2インチAlNウェーハにスライスされた。X線回折検査(例えば、X線のFWHMは300秒角より小さい)によって、AlNウェーハが単結晶構造であることが示された。
AlNウェーハに対して化学機械的研磨が行われ、その結果、ウェーハは0.3nmより小さい表面粗さを示した。損傷した表面のサブ層は、ウェットおよび/またはドライエッチングによって除去され得た。RHEED検査によって、ウェーハの表面はダメージフリーであることが示された。最終ウェーハはクラックフリーであり、無色透明であり、かつ20μmより小さいたわみを有した。
(第3の実施形態−AlNデバイス製造)
本発明のプロセスによるAlN材料の成長は、ホットウォール、水平型反応炉チャンバ内において、大気圧のもと不活性ガス流中で行われた。2インチSiC基板が石英台座の上に置かれ、(0001)Siのon−axis面上へのAlN堆積のために、石英反応炉の成長ゾーン内に載置された。
ほぼ1kgのAl金属が、ソースボート内に配置された。Arガスを用いた反応炉のパージの後に、成長ゾーンは920°Cに加熱され、Alソースゾーンは750°Cにそれぞれ加熱された。AlN堆積のための基板準備のために、HClガスが、SiC基板をエッチングするための成長ゾーンに導入された。そのとき、HClガスはAl成長ゾーンに導入され、それにより塩化アルミニウムが形成され、塩化アルミニウムはArキャリアガスによって成長ゾーンに運ばれた。同時に、NHガスが成長ゾーンに導入され、NHガスは窒素ソースを供給した。塩化アルミニウムとNHガスとの反応結果として、AlN層がSiC表面に成長した。NHガスおよび塩化アルミニウムは、Arガス流によって反応炉から排出された。許可された2時間の成長プロセスの継続の後に、HClガス流およびNHガス流は停止され、炉は、全てのガスチャネルを経由したArガス流を用いて、室温までゆっくり冷却された。そのとき、反応炉は開放され、サンプルホルダが取り除かれた。この成長プロセスの結果として、51μm厚のクラックフリーAlN層がSiC基板上に成長した。
さらなる処理のためのAlN基板を準備するために、SiC基板は、溶解したKOH中において材料を化学的にエッチングすることによって、成長したAlN材料から除去された。エッチングは、450°C〜650°Cの範囲の温度において、ニッケルるつぼの中で行われた。エッチングプロセスを開始する前に、溶解したKOHは、溶解物およびるつぼから湿気を除去するために、数時間の間、エッチング温度に維持された。基板が溶解したKOH中に配置されると、成長したAlNからSiC基板のほとんどをエッチング除去するために、単に数時間を要した。基板除去のプロセスには、機械的除去あるいはレーザ導入による除去が好ましい。残留するSiC基板は、SiF/Arガス混合物内でのRIEによって除去された。サンプルの一部に、多結晶材料が周辺領域に認められたが、多結晶材料は続く研削によって除去された。さらに、いくつかの例において、表面をなめらかにするために、as−grown材料の表面に機械的な研磨が要求された。これらの例において、研磨の終了後に、研磨によって損傷した薄い表面層を除去するために、RIEあるいは化学的エッチングが使用された。この手順の結果として、所望のAlNシードが得られた。生成材料の高品質は、x線ロッキングωスキャン曲線(例えば、(0002)AlN反射のための半値幅(FWHM)のための300秒角)によって実証された。X線回折測定によって、as−grown材料は2H−AlNであることが示された。
発明者は、初期成長プロセスの間において、生成材料が規定の極性を有するため、サファイア基板よりSiC基板が好ましいことを見出した。特に、生成材料はアルミニウム(Al)極性と窒素(N)極性との混合を有する。SiC基板の隣接するas−grown材料の側面はN極性を有し、反対側の材料の最も遠い層はAl極性を有する。
次の厚いAlN層の成長の前に、基板の除去の間にほとんどの材料が除去されたこれらサンプル、および表面準備工程に、さらなる準備が行われた。特に、薄いAlN層、典型的には10μm〜100μmの厚さ範囲のAlN層が、AlNウェーハの1つ面にあるいは両面に成長したか問題である。追加の材料はこれら基板の機械的強度を改善し、かつ一般的にバルク成長のためのAlN表面を準備した。バルク成長の前に、AlNシード基板は、ほぼ1mmの厚さであり、ほぼ6cmの直径であった。
AlNの厚い層(ブール)の成長には、上記AlNの成長に使用されたのと同一の反応炉が使用された。基板は、新しい材料が(0001)Al on−axis面の上に成長するように、反応炉内に配置される。(0001)面は特定結晶方位(例えば、「11−20」)に傾斜可能であり、また、傾斜角は、0.5度〜90度の間において可変であることに留意すべきである。本実施形態において、傾斜角はゼロであった。
反応炉の成長ゾーン内へのシード基板の載置に加え、2kgのAlがマルチAlソース管のソースボート内に載置された。Arガスによる反応炉のパージの後に、成長ゾーンは930°Cに加熱され、Alソースゾーンは750°Cにそれぞれ加熱された。初期AlN成長の前に、基板表面をリフレッシュするために、NHガスおよびHClガスの混合物が成長ゾーン内に導入された。前成長と同様に、HClガスが、塩化アルミニウムを形成するためにAl成長ゾーンに導入され、塩化アルミニウムはArキャリアガスによって成長ゾーンに運ばれた。同時に、窒素ソースとして使用されるNHガスが成長ゾーンに導入された。塩化アルミニウムとNHガスとの反応によって、AlN層が形成された。
この成長プロセスには、ほぼ40時間の継続が許可された。その後、HClガス流およびNHガス流は停止された。炉は、全てのガスチャネルを経由したArガス流を用いて、室温までゆっくり冷却された。そのとき、反応炉は開放され、サンプルホルダが取り除かれた。生成されたブールは、ほぼ6cmの直径とほぼ1cmの厚さを有した。結晶は、X線回折測定によって示されたように、単結晶2Hポリタイプ(polytype)構造を有した。
成長の後、ブールは5.08cmの直径(すなわち、2インチ直径)を有する完全な円筒状の形状に機械加工され、それにより、欠陥のある周辺領域が除去された。ブールの1つの側面は、(11−20)面を示すように研削された。次に、ブールは、ほぼ200μmのダイヤモンドワイヤ有する水平ダイヤモンドワイヤソーを用いて、12枚のウェーハにスライスされた。スライスの前に、ブールは、(0001)に方位された面を有するウェーハにスライスするために、X線技術を用いて方位付けられた。スライスレートは、ほぼ1mm/分であった。スライス中、ワイヤはブールの回りに固定された。ウェーハの厚さは、150μm〜400μmの間で変更された。ウェーハ厚の均一性は、5%より良好であった。
スライスの後に、ウェーハはダイヤモンド研磨サスペンションを用いて研磨された。一部のウェーハはAl面のみが研磨され、一部のウェーハはN面のみが研磨され、一部のウェーハは両面が研磨された。最後の表面処理は、機械的処理によって損傷した表面層を除去するために、RIEおよび/または化学的エッチング技術を使用して行われた。ウェーハの表面は、高エネルギー電子回折技術によって示されたように、単結晶構造を有した。完成したAlNウェーハの表面は、5μm×5μmの視野領域を用いた原子間力顕微鏡によって決定されたように、2nm以下の二乗平均粗さ(rms)を有した。欠陥密度は、熱い酸の中でウェット化学的エッチングを用いて計測された。異なるウェーハにおいて、エッチングピット密度は、10〜1000/cmであった。一部のAlNウェーハは、残留応力を低減するために、450°C〜1020°Cの温度範囲でのAr雰囲気中において熱処理された。ラマン拡散測定によって、そのような処理によって20%〜50%の応力が低減されることが示された。
上記形成されたAlN基板を使用して形成されたデバイスの特性と、SiCおよびサファイア上に形成されたデバイスの特性とを比較するために、AlNホモエピタキシャル層およびpnダイオードの多層構造を成長させた。デバイス構造はAlGaN/GaN構造を含んだ。デバイス形成の前に、AlNウェーハの成長表面の表面汚染が、NH−HCl混合ガスを用いて側成長反応炉内において除去された。個別の層の厚さは、デバイス構造に依存して、0.002μm〜200μmの間で変化した。例えば、高周波数デバイス(例えば、ヘテロ接合電界効果トランジスタ)は、0.002μm〜5μmの範囲の層を有した。ハイパワー整流ダイオードに対して、層は1μm〜200μmの範囲であった。p型の層を得るためにMg不純物が使用され、n型のドーピングがSi不純物を使用して得られた。形成されたデバイス構造は、コンタクトメタライゼーション、フォトリソグラフィ、およびメサ分離を使用して形成された。
AlNウェーハ上に形成された構造は、光学および電子顕微鏡、二次イオン質量分析法、容量−電圧および電流−電圧法によって検査された。デバイスは、SiCおよびサファイア基板上に形成されたデバイスと比較して、優れた特性を示した。さらに、反応炉内でのウェーハ表面洗浄処置は、成長エピタキシャル層内での転位およびクラック密度を含む欠陥密度を低減させた。
(第4の実施形態−AlNデバイス製造)
この実施形態においては、AlN材料を、第3の実施形態において示されたホットウォール、水平型反応炉チャンバを使用して、大気圧のもと不活性ガス流の中において成長させた。6Hポリタイプの2インチSiC基板が石英台座の上に置かれ、石英反応炉の平坦成長サブゾーン内に載置された。基板は、(0001)Siのon−axis表面がAlN堆積のために位置するように、配置された。ほぼ0.5kgのAl金属(7N)が、反応炉のAlソースゾーン内の石英ボート内に配置された。このチャンネルは、塩化アルミニウムを反応炉の成長ゾーンに供給するために使用された。第2の石英管は、成長ゾーンにアンモニア(NH)を供給するために使用された。第3の石英管は、成長ゾーンにHClガスを供給するために使用された。
反応炉はArガスによって充填され、反応炉内のArガス流は1リットル〜25リットル/分の範囲であった。そのとき、基板はAr流内において920°Cに加熱され、金属Alソースの高温部分は750°C〜800°Cの範囲の温度に加熱された。HClガスが、HClチャネルを経由して成長ゾーンに導入された。結果として、成長処置の開始の前に、SiCシードがAr−HClの環境のもとでエッチングされた。さらに、シードは塩化アルミニウムによってエッチングされた。
成長プロセスを開始するために、HClガスがAlソースゾーンに導入され、塩化アルミニウムが形成され、塩化アルミニウムはArガス流によって成長ゾーンに供給された。同時に、NHが成長ゾーンに導入された。塩化アルミニウムガスとアンモニアガスとの反応結果として、単結晶AlN層が基板上に成長した。成長プロセス中の基板温度は、920°Cで一定に保持された。20時間の成長期間の後に、HCl流およびNH流は停止され、サンプルはArガス流内において冷却された。
成長プロセスの結果として、6個のAlN/SiCサンプルが得られ、そのAlNの厚みは、1mm〜3mmの範囲であった。SiC基板を除去するために、サンプルは、まず、130°Cの温度において、取り付けワックス(例えば、QuickStickTM135)を用いて、AlN層がホルダに面するように金属ホルダに接着された。ホルダは研磨機(例えば、SBT Model920)上に配置され、SiC基板の厚い部分が、30μmダイヤモンドサスペンションを用いて、100rpmにおいて0.1kg〜3kg/cmの圧力を用いて、研磨除去された。このプロセスは8時間〜24時間の期間、継続された。SiCの200μm〜250μmの除去の後、サンプルはホルダからはずされ、ほぼ20分の間、熱アセトン内において洗浄された。
残留するSiC材料は、反応性イオンエッチング(RIE)技術を用いて、各サンプルから除去された。各サンプルは、石英エッチングチャンバ内のステンレス鋼ホルダ上に配置された。RIEは、残留SiCの厚さに依存して、5時間〜12時間の期間の間、SiF/Arを用いて行われた。RIEプロセスの終了後、サンプルは、可能のある表面汚染を除去するために洗浄される。上記プロセスの結果、いかなるSiC痕跡からも完全にフリーな個別のAlN板が得られた。
通常の洗浄処置の終了後、AlN板はHVPE反応炉内に配置された。AlNホモエピタキシャル成長が、AlN板のas−grown(0001)Al表面上において開始された。成長温度は、ほぼ910°Cであった。10分の成長期間の後、サンプルは冷却され、反応炉からはずされた。AlN板上のAlN層の成長が、AlN板内に存在する欠陥を覆うために意図された。したがった、このプロセスの終了後のサンプルは、新たに成長したほぼ10μmのAlNを有する、直径2インチのAlN板から構成された。一部のサンプルにおいて、AlN板が、AlN板の(0001)Al表面上、および板の(000−1)N表面上に成長したことを留意すべきである。AlN板の周辺の高い欠陥領域は、研削によって除去された。
前プロセスからの3枚のAlN板が、厚いAlN層を成長させるために反応炉内に載置された。塩化アルミニウム(この用語は可能性のある全てのAl−Cl化合物を含む、例えば、AlCl)およびアンモニアガスが、前記されたよう成長のためのソース材料として使用された。さらに、成長サイクルの間に、AlNブールにはSiH4ガスによって成長ゾーンに供給されたシリコンが注入された。成長温度範囲は910°C〜920°Cであり、成長は48時間、継続した。5mm、7mm、および9mmの厚さを有する3つの層が、それぞれ、平坦成長ゾーンに成長した。
該層はAlNウェーハにスライスされた。ウェーハ準備の前に、ブールの一部は円筒状の形状に研削され、通常1mm〜2mmの厚さである周辺の多結晶AlN領域が除去された。150μm〜500μmの範囲であるウェーハ厚に依存して、ブール毎に7枚〜30枚のウェーハが得られた。次に、ウェーハは、片面あるいは両面において、SBT Model920を使用して、15μmダイヤモンドサスペンションを用い、かつ100rpmにおいて0.5kg〜2kg/cmの圧力を用いて、面毎に9分間、研磨された。全ての部分およびボルダの洗剤を用いた5分〜10分間の洗浄の後に、研磨プロセスが、10分間、同一の圧力において5μmダイヤモンドサスペンションを用いて繰り返された。この繰り返し洗浄の後に、ウェーハは、新しい研磨布および0.1μmダイヤモンドサスペンションを用いて、100rpmにおいて0.5kg〜2kg/cmの圧力を用いて、1時間、研磨された。
洗浄の後、AlNは、結晶構造、電気的および光学的特性によって特徴付けられた。X線回折によって、ウェーハは、2Hポリタイプ構造を有する単結晶AlNであることが示された。他のサンプルにおいて、x線ロッキング曲線のFWHMが、60秒角から760秒角までの範囲のωスキャニング外形において計測された。化学的エッチングの後に、エッチングピット密度は、サンプルに依存して、100〜10000/cmの間であった。ウェーハは、5×1018〜9×1018/cm〜の濃度(Nd−Na)を有するn型の導電性を有した。ウェーハは、デバイス形成のための基板、特に、MOCVDプロセスによって成長するAlN/AlGaN多層デバイス構造のための基板として使用される。
(第5の実施形態−厚いAlNウェーハの製造)
上記されたようなSiC基板上へのAlNの成長およびSiC基板の分割の後に、3インチ直径の個別AlN基板の(0001)Al面上に、クラックフリーの5mm厚AlN層を、910°Cにおいて前記HVPEプロセスによって、成長させた。(0001)Al面は、厚いAlNエピタキシャル成長のためにRIEによって準備された。AlNの成長レートは50μm/分であり、成長サイクル期間は100時間であり、そして成長プロセスは平坦成長サブゾーンにおいて行われた。
5mm厚のAlN層は、ダイヤモンドワイヤによって8枚のAlNウェーハにスライスされた。これらウェーハは、AFMによって測定されたように、表面二乗平均粗さを0.1nmまで低減させるために、化学機械的プロセスによって研磨された。一部のウェーハは(000−1)N面が研磨され、他のウェーハは(0001)Al面が研磨された。機械的処置により損傷したほぼ0.1μmの表面層は、ドライエッチングによって除去された。残された3インチAlNウェーハは、デバイス形成のために使用可能な90%以上の領域を有した。一部のウェーハはon−axisにあり、一部のウェーハは、0度〜10度の範囲において(0001)面から方位ずれであった。ウェーハは30μmより小さいたわみを有した。ウェーハは、いかなるポリタイプ含有物あるいは方位ずれの結晶ブロックをも含まなかった。AlNウェーハは2H結晶構造を有した。陰極ルミネセンス測定によって、5.9eV〜6.1eVの波長範囲において接近バンドエッジルミネセンスが示された。ウェーハはクラックフリーであり、無色であり、光学的に透明であった。ホットウェットエッチングによって計測されたエッチングピット密度は、10cm−2であった。厚いAlN層の最上部の欠陥密度は、開始AlNウェーハより小さかった。ウェーハは、0.1mmより大きいサイズの、1〜5個のマクロ欠陥を有した。異なるサンプルにおいては、x線ロッキング曲線のFWHMは、60秒角から1200秒角までの範囲であった。Siの原子濃度および炭素汚染は、1018cm−3より小さかった。ウェーハ内の酸素濃度は、1018〜1021cm−3の範囲であった。
(第6の実施形態−デバイス製造)
開発されたクラックフリーAlN層の利点を検査するために、多数のデバイスが形成された。この実施形態において示される全てのデバイスにおいて、AlNあるいは他のIII族窒化物基板は、上記技術に従って形成された。さらに、その際、デバイス製造の前に、基板上に厚いホモエピタキシャル層を成長させ、この厚い層を本発明に従って成長させた。
図4に示されるように、高電子移動度トランジスタ(HEMT)が製造された。このデバイスは、AlN基板401、および(0001)Al面方位を有し、1000°Cにおいて基板401上に成長させたAlNホモエピタキシャル層403を含んだ。層403の厚さは、1つのデバイス製造実施においては12μmであり、他のデバイス製造実施においては30μmであった。要求されないが、厚いAlNホモエピタキシャル層は、最終デバイス構造内の欠陥密度を低減し、かつデバイス特性を改善する。AlN層は、1000xまでの倍率を有する透過型および反射型光学顕微鏡によって実証されたように、クラックフリーであった。同一のHEMT成長プロセスにおいて、HEMT構造を形成するために、GaN層405およびAlGaN層407を成長させた。GaN層405の厚さはほぼ0.2μmであり、AlGaN層407の厚さはほぼ30nmであった。サンプルに依存して、AlGaN層407に含まれるAlNは、10mol.%〜50mol.%の範囲であった。X線回折検査によって、全てのデバイス層の成長が実証された。AlGaNのアクティブ構造に、ソース接続、ドレイン接続、およびゲート接続が追加された(図示されず)。GaN/AlGaN構造は、MOCVDおよび/またはMBE技術によって製造され得る。HEMTは、1GHz〜100GHzの周波数において動作する、2000cm/Vsec(300K)までの2DEG移動度を示し、かつデバイスサイズ依存して、10W、20W、50W、および100Wあるいはそれ大きいパワー、の単一トランジスタの動作電力を示した。
赤、緑、青、紫、および紫外を含む群から選択された色の光を放出可能な発光ダイオード(LED)が製造された(図5〜図7に示される)。検査されたLEDは、ほぼ200nm〜400nmのピーク放出波長を有し、0.001mW〜100mW(20mA)の出力電力を有した。少なくとも1つの実施形態において、III族窒化物基板501は、n型のAlGaNあるいはAlNを含み、他の少なくとも1つの実施形態において、基板601はAlNを含んだ(例えば、基板601および701)。図5に示された実施形態は、さらにAlGaNのn型層503、InGaN量子井戸層505、p型AlGaN層507、p型GaN層509、基板501上に堆積された第1のオーミック接続511、およびGaN層509上に堆積された第2のオーミック接続513を含んだ。図6に示された実施形態は、さらにバッファ層603、AlGaNのn型層605、InGaN量子井戸層607、p型AlGaN層609、p型GaN層611、AlGaNのn型層605上に堆積された第1のオーミック接続613、およびp型GaN層611上に堆積された第2のオーミック接続615を含んだ。図7に示された実施形態は、さらに少なくとも10μmの厚さのAlN層703、AlGaNのn型層705、InGaN量子井戸層707、p型AlGaN層709、p型GaN層711、AlGaNのn型層705上に堆積された第1のオーミック接続713、および型GaN層711上に堆積された第2のオーミック接続715を含んだ。
本方法は、少なくとも10μmの厚さを有し、低欠陥、透明無色、クラックフリー、および実質的に平坦な単結晶III族窒化物エピタキシャル層を成長させる方法であり、該層は、Si、SiC、サファイア、GaN、AlN、GaAs、AlGaNおよびその他、を含む基板(125)の広い領域において成長する。クラックフリーIII族窒化物層を、変形HVPE技術を使用して成長させる。必要に応じて、III族窒化物層の形状および応力は制御可能であり、凹層、凸層および平坦層を制御して成長させ得る。III族窒化物層の成長の終了後、基板は除去され得、独立のIII族窒化物層はIII族窒化物材料ブールの成長のためのシードとして使用され得る。ブールは、様々な半導体構造(例えばHEMT、LED)の製造において使用される個別のウェーハにスライスされ得る。
当業者には明らかなように、本発明は、その真意および本質から逸脱することなく、他の形態によっても実施され得る。したがって、ここに記載事項は、請求項に明記された本発明の特徴を例示するものであり、それに限定されるものではない。
本発明に使用するために好適な水平型反応炉の概略図である。 図1に示された反応炉内に配置された3つの成長サブゾーンを示す図である。 図1に示された反応炉内に配置された傾斜した基板台座を示す図である。 本発明に従って製造されたHEMTデバイスを示す図である。 本発明に従って製造された発光ダイオードの第1の実施形態を示す図である。 本発明に従って製造された発光ダイオードの第2の実施形態示す図である。 本発明に従って製造された発光ダイオードの第3の実施形態示す図である。
符号の説明
100 反応炉
101 反応炉チューブ
103〜108 ヒータ
111 ソース管
113 ソースボート
117 ガスソース(HCl)
119 ガスソース(Ar)
125 基板(SiC)
127 台座
129 第1のソース(Al)
131 第2のソース(Al)
133 ガスソース(NH
201 サンプル(凸状)
203 サンプル(凹状)
205 サンプル(平坦)
301 台座
303 軸

Claims (22)

  1. クラックフリーAlN層を製造する方法であって、
    少なくとも1つの基板をマルチ温度ゾーン反応炉の成長ゾーン内に配置する工程と、
    第1のAlソースを第1のソースチャネル内に配置する工程と、
    不活性ガスを用いて該反応炉をフラッシュする工程と、
    該少なくとも1つの基板を900°Cから920°Cまでの温度範囲内の第1の温度に加熱する工程と、
    該第1のAlソースを750°Cから850°Cまでの温度範囲内の第2の温度に加熱する工程と、
    ハロゲン化ガス流を該第1のソースチャネル内に、0.1リットル/分から10リットル/分までの範囲内の第1のフローレートにおいて導入する工程であって、該ハロゲン化ガスおよび該第1のAlソースが反応することにより、少なくとも塩化アルミニウムガスを形成する工程と、
    アンモニアガス流を該成長ゾーンに、0.1リットル/分から10リットル/分までの範囲内の第2のフローレートにおいて導入する工程と、
    該塩化アルミニウムガスを該成長ゾーンに輸送ガスを用いて供給する工程であって、該輸送ガスは、0.1リットル/分から40リットル/分までの範囲内の第3のフローレートを有し、該塩化アルミニウムガスおよび該アンモニアガスが反応することにより、該AlN層を形成する工程と、
    該AlN層が少なくとも10μmの厚さとなるまで該プロセスを継続する工程と、
    該ハロゲン化ガス流を終了する工程と、
    該アンモニアガス流を終了する工程と、
    該AlN層を冷却する工程と
    を包含する、方法。
  2. Si基板、SiC基板、AlN基板、AlGaN基板、GaN基板、GaAs基板、およびサファイア基板よりなる群から、少なくとも1つの基板を選択する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  3. 第2のAlソースを第2のソースチャネル内に配置する工程と、
    該第2のAlソースを前記第2の温度に加熱する工程と、
    前記ハロゲン化ガス流を該第2のソースチャネル内に導入する工程であって、該ハロゲン化ガス流および該第2のAlソースが反応することにより、少なくとも前記塩化アルミニウムガスを形成する工程と、
    前記第1のソースチャネルから前記成長ゾーンへの該塩化アルミニウムガスの供給を終了する工程と、
    該第2のソースチャネルから該成長ゾーンへ該塩化アルミニウムガスを供給する工程とをさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ハロゲン化ガスはHClである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記不活性ガスはArである、請求項1に記載の方法。
  6. 基板直径を、1インチ、2インチ、3インチ、4インチ、5インチ、6インチ、あるいはそれ以上の大きさから選択する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  7. アクセプタ不純物を第2のソースチャネル内に配置する工程と、
    該アクセプタ不純物を第3の温度に加熱する工程と、
    該アクセプタ不純物の一部を前記成長ゾーンに供給する工程と
    をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  8. ドナー不純物を第2のソースチャネル内に配置する工程と、
    該ドナー不純物を第3の温度に加熱する工程と、
    該ドナー不純物の一部を前記成長ゾーンに供給する工程と
    をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記基板をエッチングする工程であって、前記アンモニアガス流を前記成長ゾーンに導入する工程および前記塩化アルミニウムガスを該成長ゾーンに供給する工程の前に実施される工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記AlN層の表面に半導体構造を成長させる工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記半導体成長構造は、前記終了工程の前に実施される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記基板の成長表面をアングリングする工程であって、前記アンモニアガス流を前記成長ゾーンに導入する工程および前記塩化アルミニウムガスを該成長ゾーンに供給する工程の前に実施される工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  13. ガス状のシランを前記成長ゾーンに供給する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  14. 前記AlN層を前記基板から除去する工程と、
    さらなる成長のために、前記AlN層の少なくとも1つの表面を準備する工程と、
    該AlN層の該少なくとも1つの表面上に、少なくとも1つの追加のIII族窒化物層を成長させる工程と
    をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  15. 前記除去する工程は、前記基板を研削除去する工程をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記除去する工程は、前記基板をエッチング除去する工程をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  17. 前記除去する工程は、前記基板の前記AlN層を切り離す工程をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  18. 前記準備する工程は、前記少なくとも1つの表面を機械的に研磨する工程をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  19. 前記準備する工程は、前記少なくとも1つの表面を化学的に研磨する工程をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つの追加のIII族窒化物層はAlNを含む、請求項14に記載の方法。
  21. 前記輸送ガスは前記不活性ガスである、請求項1に記載の方法。
  22. 独立したAlN単結晶であって、該AlN単結晶はクラックフリーであり、かつ少なくとも5mmの厚さ、少なくとも2インチの直径、および10cm−2より小さい欠陥密度を有する、独立したAlN単結晶。
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