JP2005225164A - 液体収容体の製造方法、液体収容体 - Google Patents

液体収容体の製造方法、液体収容体 Download PDF

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Abstract

【課題】 逆止弁を備えた導出部材から液体収容部に液体を注入できるとともに、収納容器の内容積に対して充填可能な液体の量を増加することのできる液体収容体の製造方法、液体収容体を提供する。
【解決手段】導出部12に第2の弁機構V2を経由せずに袋部11内に通じるバイパス流路32を設けたため、第2の弁機構V2がありながらも導出部12から袋部11内にインクを充填できる。又、インクが充填されていないインクパックを内ケース92に収納後、該インクパックにインクを充填したので、第1の封止フィルムF1を内ケース92に溶着する際、袋部11が嵩張っておらず、袋部11の端がカートリッジケースに挟み込まれることはない。従って、カートリッジケースの内容積に対して最大量のインクを充填できる。又、インクパックにインクを充填後にバイパス流路32を閉塞したので、バイパス流路32を介して袋部11内へ気泡が混入することはない。
【選択図】 図4

Description

本発明は、液体収容体の製造方法、液体収容体に関する。
従来から、液体をターゲットに対して噴射させる液体噴射装置として、インクジェット式記録装置が広く知られている。詳しくは、このインクジェット式記録装置は、キャリッジと、同キャリッジに搭載された記録ヘッドと、液体としてのインクを貯留するインクカートリッジとを備えていた。そして、キャリッジを記録媒体に対して相対移動させながら、インクカートリッジから記録ヘッドへとインクを供給し、記録ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出することによって、記録媒体に対して印刷が行われるようになっていた。
なお、このようなインクジェット式記録装置の中には、キャリッジへの負荷を低減させたり、装置を小型化、薄型化させたりするために、インクカートリッジをキャリッジに搭載させない構成(いわゆるオフキャリッジ型)とするものがあった。そして、このようなインクカートリッジは、通常、インクを収容するインクパックと、同インクパックを収納するケースとを備えていた。
そして、従来、このようなインクパックとして、導出部に弁装置を備えたインクパックが知られている(例えば、特許文献1参照。)。詳しくは、この導出部は、インクパックの袋部を構成する開口に挟み込まれるようにして設けられており、袋部内に収容されているインクを外部に排出する。そして、この導出部に備えられた弁装置は、インクパックの内部から外部へのインクの流出のみを許容する逆止弁として機能するようになっていた。
そして、この導出部を備えたインクパックから、記録ヘッドへとインクを供給する場合には、まず、導出部に他端が記録ヘッドに連結されたインク供給チューブの一端に設けたインク導入管を挿入する。その後、袋部を押し潰すなどして、インクパック内のインクの圧力を高くする。この結果、インクパック内のインクは、導出部及びインク供給チューブを介して記録ヘッドへと供給されるようになっていた。
なお、この導出部を備えたインクパックにおいて、例えば、ユーザが導出部の先端側開口部を、スクリュードライバ等で強制的に開放させたとしても、弁装置が逆止弁として機能する。従って、インクパック内のインクが外部に漏れだしたり、外気等がインクパック内に流入したりすることが防止される。その結果、インクパック内におけるインクの脱気度やクリーン度を向上させることができるようになっていた。
特開2002−192739号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクパックでは、導出部に備えられた弁装置が逆止弁として機能するため、導出部を介してインクを注入させることができなかった。
また、インクが充填されたインクパックをインクカートリッジに収納する際に、インクパックの四隅がインクカートリッジに挟み込まれる虞があるため、インクカートリッジの内容積に対して最大量のインクを充填することができなかった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、逆止弁を備えた導出部材から液体収容部に液体を注入できるとともに、収納容器の内容積に対して
充填可能な液体の量を増加することのできる液体収容体の製造方法、液体収容体を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の液体収容体の製造方法は、液体を収容する液体収容部に導出部材が取着され、前記液体収容部に収容された前記液体を前記導出部材から外部に供給する液体貯留体と、容器本体と前記容器本体を閉塞する蓋体とからなり、前記容器本体内に前記液体貯留体を収納した収納容器とを備えた液体収容体の製造方法において、前記導出部材は、前記外部と前記液体収容部の内部とを連通させる液体流路と、前記液体流路上に前記内部から前記外部へのみ前記液体の流れを許容する逆止弁とを備えるとともに、前記液体流路上に前記逆止弁を迂回して前記外部と前記液体収容部の前記内部とを連通させるバイパス流路を形成し、前記液体貯留体を前記容器本体に収納する収納工程と、前記外部から前記液体収容部に前記液体を前記導出部材の前記液体流路及び前記バイパス流路を介して充填する充填工程と、前記液体収容部に前記液体を充填した後、前記バイパス流路を閉塞手段により閉塞する閉塞工程とからなる。
この発明によれば、逆止弁を迂回、すなわち、バイパス流路を介して液体収容部の外部と液体収容部の内部とを連通させることができるため、液体貯留体を容器本体に収納した状態で液体収容部に液体を充填できる。従って、液体貯留体を容器本体に収納した後に、導出部材を介して液体収容部に液体を充填するようにすれば、充填前の液体貯留体は嵩張らないため、液体収容部を容器本体からはみ出すことなく収納することができるとともに、容器本体の容積に対する液体収容部への液体の充填量を増加できる。そして、液体充填後はバイパス流路を閉塞するため、液体収容部に気泡等が混入して液体の脱気度やクリーン度が低下させることを防ぐことができる。
本発明の液体収容体の製造方法において、前記液体貯留体を前記容器本体に収納する収納工程の後に、前記容器本体を封止部材で密閉する密閉工程を更に有し、前記封止部材は少なくとも前記バイパス流路を閉塞する閉塞位置に対向する部分は可撓性を有し、前記閉塞手段は前記液体収容部である。
この発明によれば、収納工程の後、容器本体を封止部材で密閉する。この封止部材は少なくともバイパス流路を閉塞する閉塞位置に対向する部分が可撓性を有していることから、封止部材を撓ませながらバイパス流路を液体収容部により閉塞することができる。
本発明の液体収容体の製造方法において、前記封止部材及び前記液体収容部は、少なくとも両者が対向する面においてそれぞれ異なる材質により形成されている。
この発明によれば、封止部材及び液体収容部は、少なくとも両者が対向する面においてそれぞれ異なる材質により形成されている。この結果、例えば、封止部材のうちバイパス流路に対向する部分を加熱することにより封止部材の上からバイパス流路を液体収容部で閉塞するときに、バイパス流路を液体収容部で閉塞しても、封止部材と液体収容部とが接着されることがない。従って、簡単な方法で、しかも閉塞用の部品を追加することなくバイパス流路を閉塞することができる。
本発明の液体収容体の製造方法において、前記バイパス流路の閉塞は、熱溶着により行う。
この発明によれば、バイパス流路の閉塞は熱溶着により行うため、例えば、振動溶着により行うときと比較して液体収容体内に異物が混入することを防ぐとともに、閉塞に要する時間を短縮することができる。
本発明の液体収容体の製造方法において、前記閉塞手段は、前記バイパス流路に嵌着固
定される栓である。
この発明によれば、閉塞手段を栓で形成したので、簡単にバイパス流路を閉塞することができる。
本発明の液体収容体は、液体を収容する液体収容部に導出部材が取着され、前記液体収容部に収容された前記液体を前記導出部材から外部に供給する液体貯留体と、容器本体と前記容器本体を閉塞する蓋体とからなり、前記容器本体内に前記液体貯留体を収納した収納容器とを備えた液体収容体において、前記導出部材は、前記外部と前記液体収容部の内部とを連通させる液体流路と、前記液体流路上に前記内部から前記外部へのみ前記液体の流れを許容する逆止弁とを備えるとともに、前記液体流路上に前記逆止弁を迂回して前記外部と前記液体収容部の前記内部とを連通させるバイパス流路を形成した。
この発明によれば、逆止弁を迂回、すなわち、バイパス流路を介して液体収容部の外部と液体収容部の内部とを連通させることができることから、液体貯留体を容器本体に収納した状態で液体収容部に液体を充填できる。液体充填後はバイパス流路を閉塞すれば、液体収容部に気泡等が混入することはない。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。図1は本実施形態の液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置(以下、プリンタ1とする)の斜視図、図2はプリンタ1の要部斜視図である。図3は、プリンタ1に備えられるインクカートリッジ7の分解斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のプリンタ1は、インクジェット式であり、フレーム2を備えている。そして、そのフレーム2内には、図2に示すように、ガイド部材3、キャリッジ4、記録ヘッド5、バルブユニット6が設けられている。また、プリンタ1には、図1に示すように、液体収容体としてのインクカートリッジ7、空気加圧ポンプ8を備えている。フレーム2は、略直方体形状の箱体であり、その前面には、カートリッジホルダ2aが形成されている。
ガイド部材3は、図2に示すように、棒状に形成され、フレーム2内に架設されている。なお、本実施形態においては、ガイド部材3の架設されている方向を主走査方向というものとする。キャリッジ4は、ガイド部材3に対して相対移動可能に貫挿されており、主走査方向に往復移動可能となっている。そして、キャリッジ4は、タイミングベルト(図示しない)を介してキャリッジモータ(図示しない)に接続されている。キャリッジモータはフレーム2に支持されており、キャリッジモータが駆動されることによりタイミングベルトを介してキャリッジ4が駆動され、キャリッジ4がガイド部材3に沿って、すなわち、主走査方向に往復移動される。
一方、記録ヘッド5は、キャリッジ4の下面に設けられており、液体としてのインクを噴射させるための複数のノズル(図示しない)を備えている。バルブユニット6は、キャリッジ4上に搭載されており、一時貯留したインクを、圧力を調整した状態で前記記録ヘッド5へと供給するようになっている。
なお、本実施形態においては、バルブユニット6は、1つあたり2種類のインクを圧力を調整した状態で、個別に記録ヘッド5へと供給できるようになっている。そして、本実施形態においては、バルブユニット6は計3つ設けられており、6つのインクの色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、ライトマゼンタ、ライトシアン)に対応している。
さらに、記録ヘッド5の下方には、プラテン(図示しない)が設けられており、このプラテンは、紙送り手段(図示しない)によって、主走査方向と直交する副走査方向に紙送りされる記録媒体Pを支持する。
図1に示すように、インクカートリッジ7は、カートリッジホルダ2aに対して着脱可能に収容されており、上述したインクの色に対応して6個具備されている。
このインクカートリッジ7は、図3に示すように、収納容器としてのカートリッジケース9内に液体貯留体としてのインクパック10を備えている。インクパック10は、インクを貯留する液体収容部としての袋部11を備え、その内部にはインクが封入されている。そして、インクパック10は、導出部材としての導出部12を備え、インクカートリッジ7のカートリッジケース9内に収納されている。なお、このとき、インクパック10は、導出部12の一部がカートリッジケース9から露出した状態となり、それ以外の部分がカートリッジケース9内に気密状態となるようにして収納される。また、カートリッジケース9には、カートリッジケース9とインクパック10との間に形成される隙間Sに連通するように、空気導入口Hが設けられている。このように構成することによって、空気導入口Hから空気を流入させることにより、隙間Sにおける圧力を上昇させ、インクパック10を押し潰すような力を発生させることが可能となっている。
一方、インクパック10の導出部12は、インクの色毎に設けられているインク供給チューブ14(図2参照)を介して、バルブユニット6に接続されている。このバルブユニット6は、上述したように記録ヘッド5に接続されている。このように構成することによって、インクパック10内のインクは、インク供給チューブ14を介して、バルブユニット6に対して供給されるようになっている。
また、図1に示すように、空気加圧ポンプ8は、フレーム2の背面側に固定されている。そして、空気加圧ポンプ8は、大気を吸引して、吸引した大気を加圧空気として排出することが可能となっている。また、空気加圧ポンプ8は、6本の図示しないエアチューブを介して、対応するインクカートリッジ7の空気導入口H(図3参照)にそれぞれ接続されている。
このように構成することによって、空気加圧ポンプ8にて加圧された空気は、エアチューブを介してインクカートリッジ7の隙間Sに導入される。
従って、例えば、空気加圧ポンプ8から隙間Sに加圧空気が流入され、各インクカートリッジ7のインクパック10が加圧されると、同インクパック10内のインクは、バルブユニット6に供給される。そして、バルブユニット6に一時貯留されたインクは、圧力が調整された状態で、記録ヘッド5へと供給される。そして、プリンタ1は、画像データに基づいて、紙送り手段によって記録媒体Pを副走査方向に移動させながらキャリッジ4を主走査方向に移動させ、記録ヘッド5からインクを噴射させることにより、記録媒体P上に印刷を行うようになっている。
次に、上述したインクカートリッジ7の詳細な構成について、図3及び図4に従って説明する。
図3に示すように、インクカートリッジ7は、カートリッジケース9と、同カートリッジケース9に収納したインクパック10とからなる。また、カートリッジケース9は、容器本体としての本体ケース16と蓋体としての上ケース18からなる。なお、図3には、6個のインクカートリッジ7のうちの1つのみを図示しており、残りの5つのインクカートリッジ7については、同じ構造を有するためその図示を省略する。
インクパック10は、袋部11と導出部12とを備えている。袋部11は、本実施形態では、図4に示すように、2枚の長方形状のフィルム部材11a,11bから構成されて
いる。各フィルム部材11a,11bは、例えば、ポリアミド系合成繊維、アルミニウム等の複数の層が積層されたガスバリア層と、ポリプロピレン、又はポリエチレン等の複数の熱可塑性樹脂層が積層された樹脂層とを蒸着することにより形成されている。袋部11は、両フィルム部材11a,11bを、前記熱可塑性樹脂層を向かい合わせて、それらの1辺の中央部に導出部12を挟んだ状態で重ね合わせ、その4辺の縁を熱溶着することにより袋状に形成されている。すなわち、袋部11は外側がガスバリア層となる。
次に、導出部12について説明する。図4に示すように、導出部12は、第1の管体20及び第2の管体22を備えており、フィルム部材11a,11bの前記熱可塑性樹脂層と熱溶着可能な樹脂から形成されている。第2の管体22は、第1の管体20の基端部に形成された嵌合凹部30に嵌合され、インクパック10の袋部11内に配置されるように設けられる。
第1の管体20は、図4に示すように、嵌合部24、溶着部26及び円筒部28を有している。嵌合部24は、その内部に嵌合凹部30を備えている。溶着部26は、その外周面が前記フィルム部材11a,11bに挟まれて、フィルム部材11a,11bに対して固着される。また、溶着部26の上面26a(インクパック10をカートリッジケース9に収納したときの上面)には、バイパス流路32が形成されている。
円筒部28は、略円筒状に形成されている。これらの嵌合部24、溶着部26及び円筒部28には、嵌合部24から円筒部28に向かって、液体流路としての第1の連通孔36、第2の連通孔38及び第3の連通孔40が貫通形成されている。そして、第1の連通孔36、第2の連通孔38及び第3の連通孔40を介して袋部11内に収容されたインクが取り出される。第1の連通孔36は、前記バイパス流路32と連通している。第2の連通孔38は、第1の連通孔36よりも大径であって、中心孔38aと、中心孔38aに形成された複数の連通溝38bとから構成されている。中心孔38aは、断面略円形状に形成されている。連通溝38bは、中心孔38aの内周面に軸線方向に沿って凹設されている。ここでは、連通溝38bは、中心孔38aの内周面の2箇所に形成されている。第3の連通孔40は、円筒部28内に形成されている。
また、図4に示すように、第2の連通孔38及び第3の連通孔40には、第1の弁機構V1が備えられている。第1の弁機構V1は、弁体50とシール部材52とを備えている。弁体50は、第2の連通孔38の中心孔38a内に移動可能に設けられている。弁体50は、その外径が中心孔38aの内径とほぼ同じ大きさであって、その中心孔38aを軸線方向に摺動可能に配設されている。
シール部材52は、エラストマ等の可撓性材質からなり、略円筒状に形成されている。シール部材52の中心を貫通する挿入孔52aは、弁体50側の内径が、インク供給チューブ14に備えた中空針(図示せず)がしまり嵌めとなる径であって、その導出側に向かうに従って拡開形成されている。シール部材52の基端面52bには、前記挿入孔52aの開口を囲むように弁座54が突設されている。この弁座54に前記弁体50が着座することによって、シール部材52の挿入孔52aは同弁体50にて閉塞される。尚、前記中空針は、中空状に形成されており、その孔を介してインクを内部に流入するようになっている。
さらに、第1の弁機構V1は、弁体50を付勢するコイルバネ56を備えている。コイルバネ56は、中心孔38a内に、弁体50をシール部材52側に付勢するように配設されている。外部から力が加えられていない場合には、図4に示すように、コイルバネ56は弁体50をシール部材52の弁座54に圧接するように付勢する。そして、シール部材52の挿入孔52aを介して弁体50に中空針が挿入されると、弁体50はコイルバネ5
6の付勢力に抗してシール部材52から離間する方向に移動する。このとき、中空針の先端はシール部材52にシールされた状態で挿入されている。また、弁体50がシール部材52から離間すると、前記中空針の孔と、弁体50を挟んで反対側の中心孔38aとが前記連通溝38bを介してつながる。従って、第1の連通孔36を介して第2の連通孔38に袋部11内のインクが導入されると、インクは連通溝38bを介して弁体50を挟んでシール部材52側の中心孔38aに導かれ、前記中空針の孔からインク供給チューブ14に流入する。つまり、インクカートリッジ7がカートリッジホルダ2aに装着されると、中空針がシール部材52に挿入され、インクがインク供給チューブ14を介してバルブユニット6に供給される。
第1の管体20の基端部に形成された嵌合凹部30に嵌着固定された第2の管体22は、その基端面22aから先端面22bに向かって連続する液体流路としての第4の連通孔42及び第5の連通孔44が形成されている。第4の連通孔42の内径は、第5の連通孔44の内径よりも大きく形成されている。
第2の管体22の先端面22bより第1の弁機構V1側の前記第1の連通孔36内には、逆止弁としての第2の弁機構V2が設けられている。第2の弁機構V2は、弁体80と弁座82とから構成されている。弁体80は、第2の管体22の第5の連通孔44の開口を閉塞可能な大きさの略円盤状に形成されている。弁座82は、弁体80と独立して形成されており、第2の管体22の先端面22bにおいて、前記第5の連通孔44の開口部の周りに環状に突設されている。従って、弁体80が、弁座82に当接すると、前記第5の連通孔44を閉塞する。
また、第1の管体20の溶着部26全体をフィルム部材11a,11bにて溶着することによって、上面26aに形成したバイパス流路32が閉塞手段としてのフィルム部材11aにて閉塞される。そして、閉塞することによって、バイパス流路32と連通し前記弁体80が収容された第1の連通孔36に、弁体収容室84が形成される。その結果、弁体収容室84において、弁体80は、第5の連通孔44内の流体の圧力と第1の連通孔36内の流体の圧力差によって、軸線方向に往復移動する。具体的には、第1の連通孔36から第5の連通孔44へ(袋部11にインクを注入する方向)と流体(例えば、インク又は空気)が移動するとき等、第5の連通孔44内の流体の圧力が第1の連通孔36内の流体の圧力よりも低くなるときには、弁体80が弁座82側に移動する。そして、弁体80が弁座82に当接し、第1の連通孔36から第5の連通孔44への流体の流れを遮断する。
なお、本実施形態のインクパック10は、袋部11にインクを充填する前までは、バイパス流路32がフィルム部材11aにて閉塞されないように、フィルム部材11aを溶着部26に溶着する。そして、第1の弁機構V1を介して第1の連通孔36に供給されるインクを、バイパス流路32を介して袋部11内に充填するようになっている。袋部11にインクが充填されると、バイパス流路32が閉塞されるようにフィルム部材11aを溶着部26に溶着する。
一方、袋部11からインクが導出される場合、第5の連通孔44内のインクの圧力が、第1の連通孔36のインクの圧力よりも大きくなり、弁体80は弁座82から離間する。その結果、インクは、第5の連通孔44から第1の連通孔36へ流れることができる。つまり、第2の弁機構V2は、第5の連通孔44から第1の連通孔36への流体の流れを許容するとともに、その逆の流れを遮断する逆止弁として機能するようになっている。従って、加圧空気にてインクパック10が外側から押圧されると、第5の連通孔44内の圧力が第1の連通孔36の圧力よりも高くなり、第2の弁機構V2の弁体80が弁座82から離間して、袋部11内と中空針の孔とが連通された状態になる。尚、ユーザ等が治具を用いて第1の弁機構V1の弁体50を強制的に押し込むことにより、シール部材52を介し
て空気が流入すると、第1の連通孔36内の圧力が高くなる。その結果、弁体80が弁座82に圧接され、袋部11内に空気が流入されるのを阻止することができる。
次に、本体ケース16と上ケース18からなるカートリッジケース9について説明する。図3に示すように、本体ケース16は2重構造であって、外ケース90と内ケース92からなり、それぞれ例えばポリプロピレンにより形成されている。外ケース90は、略直方形状で、上側が開口した箱体となっている。内ケース92は、外ケース90より1回り小さく、インクパック10と似た形状になっており、カートリッジケース9の動きに応じてインクパック10が動くのを規制している。
本体ケース16(外ケース90)の前面94の中央には、正方形状の導出部取付け部96が形成されている。導出部取付け部96には、内ケース92と連通する開口部98が設けられている。導出部取付け部96の一側には、空気導入口Hが形成されている。空気導入口Hは、本体ケース16(外ケース90)の外部と内ケース92内とを連通している。更に、内ケース92の正面内側には、導出部12を挟持する左右一対の導出部固定リブ100が形成されている。そして、導出部固定リブ100の端部102が、導出部12(円筒部28)の外周に円盤状に形成された環状突起部104と係合して、インクパック10の導出部12を本体ケース16に固定している。
内ケース92内の底面であって、左右一対の導出部固定リブ100間には回転防止部材106が形成されている。回転防止部材106は、導出部12の円筒部28に形成された凹部(図示せず)と係合する突起であり、インクパック10の回転方向の動きを規制してインクパック10を所定の位置に位置決めしている。インクパック10は、前記カートリッジケース9内に収納するとき、インクパック10の導出部12を前記開口部98の内側から外側に露出させるように、内ケース92内に収納する。
本実施形態では、内ケース92内にインクパック10を収納固定する場合には、袋部11にインクが充填されていない状態で収納される。従って、インクパック10は、導出部12のバイパス流路32がフィルム部材11aにて閉塞されていない状態で内ケース92内に収納される。
内ケース92にインク充填前のインクパック10が収納されると、その内ケース92に、ポリプロピレンよりなり可撓性を有する封止部材としての第1の封止フィルムF1が熱溶着されるようになっている。これによって、内ケース92の開口部は、第1の封止フィルムF1によって、インクパック10を収納した状態で閉塞される。又、外ケース90の正面の導出部取付け部96には、インクパック10にインクが充填された後において、ポリプロピレンよりなる第2の封止フィルムF2が熱溶着されるようになっている。従って、開口部98及び導出部12の開口部は第2の封止フィルムF2にて密閉される。また、第2の封止フィルムF2にて開口部98と導出部12との間の隙間が封止される。その結果、インクパック10を収納する内ケース92と第1及び第2の封止フィルムF1,F2とで形成される隙間Sは、前記空気導入口Hを除いて密閉された状態となる。従って、空気導入口Hから内ケース92内に前記フレーム2に支持された空気加圧ポンプ8(図1参照)から供給される空気は、内ケース92が気密に保持されていることから、隙間Sに収納されたインクパック10を加圧することになる。
上ケース18は、本体ケース16の上面に被せられる略四角形の板状体からなり、例えばポリプロピレンにより形成されている。上ケース18は、所定の箇所に係止片K1が設けられていて、本体ケース16の上面に被せられる時、外ケース90と内ケース92との間に形成された係合部材K2と係合するようになっている。そして、本体ケース16は上ケース18にてその開口部が閉塞されてカートリッジケース9が形成される。
次に、上記のように構成されたインクパック10の製造方法について、図4〜図6に従って説明する。
図4に示すように、インクパック10は、本体ケース16の内ケース92に収納され(収納工程)、第1の封止フィルムF1にて同内ケース92内に密閉されている(密閉工程)。この時点では、インクパック10は、その内部空間Rにインクが充填されていない状態となっている。そして、導出部12の溶着部26の上面26aについては、前記フィルム部材11aと完全には熱溶着されておらず、下面26bのみが前記フィルム部材11bと熱溶着された状態となっている。従って、導出部12の溶着部26の上面26aに設けられているバイパス流路32は、フィルム部材11aによって封止されていない状態となっている。その結果、インク充填前のインクパック10においては、弁体80を収容する弁体収容室84が形成されていない状態となっており、袋部11の内部空間Rは、第5の連通孔44を介さなくても、バイパス流路32と連通するようになっている。なお、この時点では、本体ケース16の開口部98は第2の封止フィルムF2にて封止されていない。従って、袋部11の内部空間Rは、第2の弁機構V2を通ることなく、導出部12の第2及び第3の連通孔38,40と連通可能となっている。その結果、この組み立て前のインクパック10においては、袋部11の内部から外部への流体の流れだけでなく、袋部11の外部から内部への流体の流れも許容されるようになっている。
そして、導出部12の第1の管体20に設けたシール部材52の挿入孔52aに、インク充填用のチューブ(図示せず)の先端に設けた中空針を装着する。すると、同中空針にて弁体50はコイルバネ56の付勢力に抗してシール部材52から離間する方向に移動する。従って、中空針の孔と、弁体50を挟んで反対側の中心孔38aとが連通溝38bを介してつながる。この状態で、インク充填用のチューブ(図示せず)から導出部12にインクを導入させる。充填用のインクは、連通溝38bを介してコイルバネ56側の中心孔38aに流入する。コイルバネ56側の中心孔38aに流入した充填用のインクは、第1の連通孔36、バイパス流路32を経由して袋部11に供給される(充填工程)。
インクが袋部11に満タンに充填され、インク充填用のチューブの中空針をシール部材52から引き抜くと、インクパック10へのインクの充填作業が完了し、閉塞段階に移る。閉塞段階では、図5に示すように、ヒーター等の熱圧着具108にて、バイパス流路32を閉塞するために、第1の封止フィルムF1の上からフィルム部材11aを溶着部26の上面26aに対して熱圧着させる(閉塞工程)。このとき、第1の封止フィルムF1は可撓性を有しているため、熱圧着具108を押し当てても撓むだけで破損することはない。そして、フィルム部材11aの内側(溶着部26側)と溶着部26とは、それぞれ例えば熱可塑性樹脂層から形成されているため同素材であり、互いに熱溶着される。一方、第1の封止フィルムF1は、例えば熱可塑性樹脂層から形成されているが、前記フィルム部材11aの外側は、例えばガスバリア層から形成されている。すなわち、前記フィルム部材11aの外側と前記第1の封止フィルムF1とは異素材であるので、互いに熱溶着されない。そのため、図6に示すように、フィルム部材11aの内側と溶着部26の上面26aとは熱溶着され、バイパス流路32が閉塞される。また、第1の封止フィルムF1がフィルム部材11aの外側と熱溶着されないので、第1の封止フィルムF1とインクパック10(フィルム部材11a)とは、互いに固着されない状態で内ケース92に収納される。
閉塞段階が終了すると、上ケース18を本体ケース16の上面に被せる。このとき、上ケース18に設けられた前記係止片K1と外ケース90と内ケース92との間に形成された前記係合部材K2とを係合させる。そして、最後に、第2の封止フィルムF2で本体ケース16の開口部98を封止すると、インクパック10がカートリッジケース9に収納されたインクカートリッジ7が完成される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、袋部11内にインクが充填されていないインクパック10を内ケース92(本体ケース16)に収納後に、該インクパック10にインクを充填した。従って、従来のように、インクを充填したインクパックをケースに収納した後に第1の封止フィルムF1を溶着する場合に、インクが充填されて袋部が嵩張って、袋部11の端がカートリッジケース9からはみ出し、カートリッジケース9に挟み込まれるといった問題は生じない。又、袋部11の端のはみ出しの心配がないので、カートリッジケース9の内容積に対して最大量のインクを充填することができる。
(2)本実施形態によれば、インクが充填されていないインクパック10を内ケース92に収納後に、該インクパック10にインクを充填した。この結果、プリンタ1の組み立ての際に、予め各色のインクを充填したインクパック10を用意する必要がない。従って、プリンタ1の組み立て工数を削減することができる。
(3)本実施形態によれば、インクが充填されていないインクパック10を内ケース92に収納後に、該インクパック10にインクを充填した。この結果、プリンタ1の組み立ての際に、作業者が、インクが充填されたインクパック10を取り扱う必要がなくなる。従って、プリンタ1を組み立てる際に、作業者が誤ってインクが充填されたインクパック10を損傷させることはない。
(4)本実施形態によれば、インクが充填されていないインクパック10を内ケース92に収納後に、該インクパック10にインクを充填した。この結果、インクカートリッジ7の色種は、インクをインクパック10に充填する段階で決めることができる。従って、インクカートリッジ7に表示されたインクカートリッジ7の色種と、実際に該インクカートリッジ7に収納されたインクパック10に充填されたインクの色種とが異なるのを防ぐことができる。
(5)本実施形態によれば、導出部12にバイパス流路32を設けた。従って、第2の弁機構V2がありながらも、導出部12から袋部11にインクを注入することができる。
(6)本実施形態によれば、インクパック10にインクを充填した後にバイパス流路32を閉塞した。従って、ユーザの誤動作等による袋部11内への気泡混入等を防ぐことができる。
(7)本実施形態によれば、袋部11と導出部12(バイパス流路32)とを熱溶着した。従って、例えば、振動溶着した場合と比較して、袋部11内にゴミ等が混入することにより、インクのクリーン度が低下するのを防ぐことができる。また、例えば、振動溶着した場合と比較して、溶着にかかる時間を短縮することができる。
(8)本実施形態によれば、導出部12と袋部11の内側とを同素材とし、一方、袋部11の外側と第1の封止フィルムF1とを異素材にした。この結果、第1の封止フィルムF1の上からヒーターで熱圧着しても、袋部11と導出部12とは接着されながらも、袋部11と第1の封止フィルムF1とが接着されることがない。従って、簡単な方法で、閉塞用の部品を追加することなくバイパス流路32を閉塞することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図7、図8に従って説明する。本実施形態では、第1実施形態で説明したインクパック10のバイパス流路32の閉塞方法に特徴を有するため、以下の実施形態において、前記第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、インク充填前のインクパック10においては、バイパス流路32の開口部分に閉塞手段、栓としての閉塞部材110が回動可能に導出部12に連結されている。閉塞部材110は、連結部110aを介して導出部12に連結され、その連結部110aを回動中心として回動する。閉塞部材110は通常時にはバイパス流路32を開放する位置に配置され、上方から押圧するとその連結部110aを回動中心として回動してバイパス流路32に嵌着固定され閉塞する。
そして、インクパック10にインクを充填するときには、図7に示すように、閉塞部材110を開放状態にして、前記第1実施形態と同様にインクを充填する(充填工程)。
インクパック10にインクを充填した後、閉塞段階に移る。閉塞段階では、押圧治具又は指を使って、第1の封止フィルムF1の上からフィルム部材11aを介して、図8に示すように、閉塞部材110をバイパス流路32に嵌着固定して同バイパス流路32を閉塞する(閉塞工程)。このとき、第1の封止フィルムF1は可撓性を有しているため、押圧治具又は指を押し当てても撓むだけで破損することはない。そして、本実施形態では、前記第1実施形態のように、フィルム部材11aを溶着部26(バイパス流路32)に対して熱溶着させることはしない。
そして、上ケース18に設けられた前記係止片K1と外ケース90と内ケース92との間に形成された前記係合部材K2とを係合させる。これにより、インクパック10がカートリッジケース9に収納されたインクカートリッジ7が完成される。
上記実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、インク充填前には、閉塞部材110が開放位置にあり、インクパック10のバイパス流路32は開口している。そして、インクパック10にインクを充填後、閉塞部材110をバイパス流路32に嵌着固定して同バイパス流路32を閉塞するようにした。従って、本実施形態は、熱溶着しないでバイパス流路32を閉塞できるため、その閉塞作業はより簡単且つ少ない工程数でできる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記第1実施形態では、バイパス流路32を閉塞後に上ケース18を本体ケース16の上面に被せた。これを、上ケース18のバイパス流路32と対向する部分に熱溶着用の開口部を形成する。そして、前記上ケース18を本体ケース16の上面に被せる。その後、前記開口部の上から熱圧着具108により、バイパス流路32を閉塞し、その後、前記開口部を閉塞するようにしてもよい。
○上記第2実施形態では、閉塞部材110を導出部12に対して回動可能に連結した。これを、バイパス流路32に閉塞部材を緩嵌しておき、インクパック10にインクを充填後に、閉塞部材を深く打ち込み、閉塞部材をバイパス流路32に嵌合させるようにしてもよい。
○上記各実施形態では、第1の封止フィルムF1は、その全体が可撓性を有していた。これを、少なくともバイパス流路32と対向する部分のみ可撓性を有するようにしてもよい。
○上記各実施形態では、インクパック10は、6個設けられるようにしたが、プリンタ1に搭載されるインクパック10の数は何個でもよい。
○上記各実施形態では、液体噴射装置をプリンタ1に具体化したが、この限りではなく、他の液体を噴射する液体噴射装置に具体化するようにしてもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材
などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
第1実施形態のプリンタの概略を説明するための斜視図。 同じく、プリンタの内部構成を説明するための斜視図。 同じく、インクカートリッジの構成を説明するための分解斜視図。 同じく、閉塞前のインクカートリッジの構成を説明するための側断面図。 同じく、インクカートリッジの閉塞方法を説明するための側断面図。 同じく、閉塞後のインクカートリッジの構成を説明するための側断面図。 第2実施形態の閉塞前のインクカートリッジの構成を説明するための側断面図。 同じく、閉塞後のインクカートリッジの構成を説明するための側断面図。
符号の説明
1…プリンタ、7…インクカートリッジ、9…カートリッジケース、10…インクパック、11…袋部、11a,11b…フィルム部材、12…導出部、16…本体ケース、18…上ケース、32…バイパス流路、92…内ケース、108…熱圧着具、110…閉塞部材、110a…連結部、F1…第1の封止フィルム、V1…第1の弁機構、V2…第2の弁機構。

Claims (6)

  1. 液体を収容する液体収容部に導出部材が取着され、前記液体収容部に収容された前記液体を前記導出部材から外部に供給する液体貯留体と、
    容器本体と前記容器本体を閉塞する蓋体とからなり、前記容器本体内に前記液体貯留体を収納した収納容器と
    を備えた液体収容体の製造方法において、
    前記導出部材は、前記外部と前記液体収容部の内部とを連通させる液体流路と、前記液体流路上に前記内部から前記外部へのみ前記液体の流れを許容する逆止弁とを備えるとともに、前記液体流路上に前記逆止弁を迂回して前記外部と前記液体収容部の前記内部とを連通させるバイパス流路を形成し、
    前記液体貯留体を前記容器本体に収納する収納工程と、
    前記外部から前記液体収容部に前記液体を前記導出部材の前記液体流路及び前記バイパス流路を介して充填する充填工程と、
    前記液体収容部に前記液体を充填した後、前記バイパス流路を閉塞手段により閉塞する閉塞工程と
    からなることを特徴とする液体収容体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の液体収容体の製造方法において、
    前記液体貯留体を前記容器本体に収納する収納工程の後に、前記容器本体を封止部材で密閉する密閉工程を更に有し、前記封止部材は少なくとも前記バイパス流路を閉塞する閉塞位置に対向する部分は可撓性を有し、
    前記閉塞手段は前記液体収容部であることを特徴とする液体収容体の製造方法。
  3. 請求項2に記載の液体収容体の製造方法において、
    前記封止部材及び前記液体収容部は、少なくとも両者が対向する面においてそれぞれ異なる材質により形成されていることを特徴とする液体収容体の製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体収容体の製造方法において、前記バイパス流路の閉塞は、熱溶着により行うことを特徴とする液体収容体の製造方法。
  5. 請求項1に記載の液体収容体の製造方法において、
    前記閉塞手段は、前記バイパス流路に嵌着固定される栓であることを特徴とする液体収容体の製造方法。
  6. 液体を収容する液体収容部に導出部材が取着され、前記液体収容部に収容された前記液体を前記導出部材から外部に供給する液体貯留体と、
    容器本体と前記容器本体を閉塞する蓋体とからなり、前記容器本体内に前記液体貯留体を収納した収納容器と
    を備えた液体収容体において、
    前記導出部材は、前記外部と前記液体収容部の内部とを連通させる液体流路と、前記液体流路上に前記内部から前記外部へのみ前記液体の流れを許容する逆止弁とを備えるとともに、前記液体流路上に前記逆止弁を迂回して前記外部と前記液体収容部の前記内部とを連通させるバイパス流路を形成したことを特徴とする液体収容体。
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