JP2005215717A - セキュリティ機能付き文書処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書データに含まれる公開を制限したい単語をにマスキングすることでセキュリティを高め、かつ文書の情報性を損なうことなく文書データをより有効に活用する。
【解決手段】ユーザ認証手段によって、ユーザのアクセスレベルを取得し、該アクセスレベルに応じて公開する文書に含まれる公開制限単語を、公開制限単語データと文書に含まれる単語の照合によって特定し、該公開制限単語の種別を示す文字列と、異なる単語を区別する付加文字列の組から成るマスキング文字列を生成し、該公開制限単語を、該マスキング文字列に置き換えて文書を公開する。
【選択図】図2

Description

本発明は、公開する文書や単語情報(文書から抽出した単語の情報など)に含まれる公開を制限する単語のマスキング(指定した単語を他の文字列に置換する)方法および装置に関する。
企業には、顧客からの問合せ履歴や社内文書など多くの文書データが蓄積されており、これらの文書データを有効に活用したいというニーズが高まっている。文書検索システムやテキストマイニングシステムなどの文書処理装置は、これらの文書データを有効に活用するための装置として挙げられる。しかし、固有名詞として挙げられる個人名や企業名といった、一部のユーザには公開を制限したい単語(以下、公開制限単語と呼ぶ)が文書データに含まれているため、文書データや、文書データから抽出した単語情報にアクセス可能なユーザは、管理者などの一部のユーザに限られていた。
しかし、問題がない範囲で文書データを公開することは、文書データを有効に活用する上で非常に重要なことであり、セキュアーに文書データを閲覧できる仕組みが望まれていた。そこで、文書公開方法として、公開制限単語を他の文字列などに置換して公開する技術が登場した。例えば、特開平11−143871号公報(特許文献1)では、ユーザのプロファイルに応じて公開を制限する部分を特定し、その部分を黒塗りにして公開するという方法を用いている。また、特開2002−312362号公報(特許文献2)では、固有名詞をイニシャル文字列などに置換して公開するという方法を用いている。
特開平11−143871号公報
特開2002−312362号公報
上記従来の技術は、公開制限単語を黒塗りでマスキング(指定部分を黒く塗りつぶす)した場合にはマスキング部分の単語の種別が分からず内容を把握しにくいという問題があった。例えば、「パソコンが故障したので斉藤さんをお願いしたい」という文に含まれる“斉藤さん”をマスキングすると、「パソコンが故障したので■をお願いしたい」となり、 “■”に相当する部分が、企業名、個人名、製品名、あるいは他の種別の単語なのか区別できず、内容把握が困難である。また、種別が分かる文字列やイニシャル文字列を用いたマスキングでは、マスキング文字列が示す部分の種別が確認できるため内容の把握が容易であるが、その反面、一部の文書でマスキング文字列が示す単語が特定されてしまうと他の文書に含まれる同じマスキング文字列が示す単語も特定されてしまうために問題がある。例えば、「佐藤さんが入院した」「佐藤さんが不親切だ」という文があった場合に、「[社員S]が入院した」「[社員S]が不親切だ」とマスキングすると、佐藤さんが入院していることを知っている人が文書を見ると“社員S”が“佐藤さん”であることが分かり、「[社員S]が不親切だ」の“社員S”は“佐藤さん”を示すと特定されてしまう。単に“[社員]”とマスキングすることも考えられるが、同じ文書に同じ種別のマスキング対象が複数ある場合には、各々のマスキング単語が同じ人を示しているのか異なる人を示しているのかが分からず内容を把握しにくいという問題がある。
本発明の目的は、種別が分かるマスキング文字列を提供し、かつ一部の文書でマスキング文字列が示す単語が特定されても他の文書のマスキング文字列が示す単語は特定されず、かつ同じ文書に含まれる異なる単語は区別可能なマスキングをすることである。
本発明の他の目的は、文書から抽出した文書情報をセキュアーに公開することであり、公開制限単語を含む文書情報から文書を検索する仕組みを提供することである。
上記目的を達成するための、本願で開示する発明の概要は以下の通りである。
本発明のセキュリティ機能付き文書処理装置は、文書および文書から抽出した単語情報(例えば、係り受けの関係にある単語ペアなど)に含まれる公開制限単語を特定し、その単語を種別と付加文字列から成るマスキング文字列に置換して公開する。ここで付加文字列はランダムに生成、あるいは決められた規則に基づいて生成する。文書の情報性を保つために、同じ文書内の異なる単語に対するマスキング文字列は互いに異なるという特徴および、同じ文書内の同じ単語に対するマスキング文字列は同じであるという特徴を設ける。また、情報のセキュリティのために、同じ単語のマスキング文字列は、すべての文書で共通であってはならないという特徴を設ける。また、単語情報指定の文書検索では、検索条件である単語情報に公開制限単語が含まれている場合は、公開制限単語以外の単語情報を構成する単語で検索、あるいは同じ種別の単語に拡張して検索するかどうかの画面を表示し、検索実行の要否を指定できる仕組みを提供する。
本発明の文書処理装置は、同じ公開制限単語であっても異なる文書であれば異なる文字列でマスキングするため、一部の文書でマスキング文字列が示す単語が特定されても、他の文書のマスキング文字列が示す単語が特定されないという効果がある。また、同じ文書に含まれる異なる単語のマスキング文字列は異なるため、文書の情報性を損なうことがなく、内容を誤って把握することを防止できるという効果がある。
その他の効果として、単語情報に含まれる公開制限単語をマスキングしても、セキュアーかつ容易に、単語情報指定の文書検索が実現できる。
情報損失を最小限に抑え、かつ公開制限単語を含む文書をセキュアーに公開するという目的を、マスキング文字列の生成方法の改良により実現した。
以下、本発明の第1の実施例を、図を用いて説明する。
図1は、本実施例の文書公開装置の構成図である。本装置は、中央処理装置CPU101と、主メモリ102と、表示装置103と、入力装置104と、記憶装置110と、で構成される。記憶装置110には、OS(オペレーティングシステム)111と、文書データ112と、公開制限単語データ113と、ユーザ情報データ114と、ユーザ認証プログラム115と、文書検索プログラム116と、公開文書生成プログラム117と、文書表示プログラム118と、が格納されている。
公開制限単語データ113には、公開制限を行う単語が登録される。公開制限単語のほか、各単語に対応して、公開制限を行うユーザのアクセスレベル、単語の種別などが併せて登録される。ユーザ情報データ114には、ユーザごとの認証情報やアクセスレベルが登録される。ユーザ認証プログラム115は、入力装置104からユーザIDおよびパスワードの入力を受け、該入力情報とユーザ情報データ114との照合によってユーザを特定し、ユーザのアクセスレベルを取得する。また、文書検索プログラム116は、入力装置104から単語の入力を受け、該単語が含まれる文書を、文書データ112から抽出する。また、公開文書生成プログラム117は、ユーザのアクセスレベルと公開制限単語データ113を用いて、公開する文書(以下、公開文書と呼ぶ)に含まれる公開制限単語を特定し、該公開制限単語をマスキングする文字列を生成し、該公開制限単語を該生成した文字列に置換した公開文書を生成する。また、文書表示プログラム118は、公開文書を表示装置103に表示させる。尚、上記プログラムは、主メモリ102に読み込まれ、CPU101が制御することにより実行される。
次に、本実施例の処理の流れを、図2のフローチャートを用いて説明する。まず、ユーザ認証プログラム115で、ユーザIDとパスワード、ICカード、生体認証などのユーザ認証手段を用いて、文書を閲覧しようとするユーザを特定し(S201)、ユーザのアクセスレベルを取得する。例えば、図3に示すテーブル(ユーザ情報データ114)でユーザ情報を管理するとすれば、ユーザID“1002”とパスワード“gfddf”が入力された場合には、ユーザID“1002”のユーザであると特定され、アクセスレベル2が取得される。尚、ユーザのアクセスレベルを取得できれば、これ以外の方式を用いても構わない。
次に、文書検索プログラム116において、文書に含まれる単語などの検索条件を指定し、検索条件に一致する文書を抽出し、公開文書を特定する(S202)。例えば、図4に示すテーブル(公開制限単語データ113)で文書を管理し、“ハードディスク”を検索条件とすると、“ハードディスク”が含まれる文書ID“10002”の文書が公開文書となる。尚、公開文書の特定方法は、文書IDの指定、文書データに付随する登録日時やカテゴリの指定、全文を指定など、公開文書が特定できるものであれば方式を問わない。また、公開文書は複数あっても構わない。次に、メモリやハードディスクなどの記憶装置から公開文書を読み出し(S203)、該公開文書に含まれる単語と、公開制限単語データを照合し、公開文書に含まれる公開制限単語を特定する(S205)。ここで、ユーザのアクセスレベル値が、公開制限単語に設定されているアクセスレベル値より小さい場合は公開制限単語とはしない。例えば、図5に示すテーブルで公開制限単語を管理し、公開文書を「山田さんが不親切だった」とすると、アクセスレベル2のユーザであった場合には、公開制限単語データに含まれる“山田さん”が、公開制限単語として特定される。同じ公開文書を、アクセスレベル1のユーザのために表示させる場合には、公開制限単語データに含まれる“山田さん”は、公開制限単語として特定されず、マスキングされずにそのまま表示される。尚、公開制限単語は同じ文中に複数あっても構わない。公開制限単語が同じ文中に複数ある場合は、それぞれにたいして公開制限を行う。
次に、公開文書作成プログラム117で、公開文書に含まれる公開制限単語の種別を、図5に示すテーブルから取得し、該種別と、付加文字列で構成されるマスキング文字列を生成する(S206)。付加文字列は、ランダムに生成し、同じ公開制限単語であっても文書が異なる場合には異なる付加文字列となるように生成する。したがって、同じ公開制限単語であっても、文書が異なる場合には異なる付加文字列が生成される。例えば、 “山田さん”という公開制限単語の種別が“社員”であり、小数値を持つ乱数R(0≦R<1)を用いて生成した文字列が、
int(R×26)+1 = 2 … B (1はA、2はB、3はC…、26はZを示す)
である場合、種別“社員”と付加文字列“B”を組み合わせた“社員B”が、生成されるマスキング文字列となる。但し、生成したマスキング文字列が、すでに同じ文書に含まれる別の公開制限単語のマスキング文字列と同一の場合は、再度マスキング文字列を生成し、同じ文書内の異なる公開制限単語は、異なるマスキング文字列を生成する。したがって、マスキング文字列に置換しても、同じ文書内で異なる公開制限単語のマスキング文字列は区別できるという特徴がある。また、文書ごとにマスキング文字列を別途作成するようにすれば、複数の文書で同じマスキングが行われた箇所を比較すればマスキング前の単語が判明してしまうということを防ぐことができ、文書情報のセキュリティを向上させることができる。
また、付加文字列は、“001”、“AB”、“○”というように、文字列が区別できるものであれば、どのような文字列を用いても構わない。また、“山田さん”を文字の色が赤の“社員”、“佐藤さん”を文字の色が青の“社員”というように表示されるというように、文字列の代わりに色情報を用いても構わない。また、付加文字列は、ランダムに生成しなくとも、AからZまでのアルファベットを順に用いるなど、事前に決められた文字列集合から決められた順に文字列を抽出して利用する方法を用いても構わない。また、同じ文書内に同じ種別の公開制限単語を複数有する場合のみ種別を示す文字列と付加文字列をマスキング文字列とし、それ以外の場合には種別のみをマスキング文字列としても構わない。
次に、文書表示プログラム118で、公開文書に含まれる公開制限単語を、生成したマスキング文字列に置換して公開文書を生成し(S207)、パソコンのディスプレイなどの表示装置に該公開文書を表示する(S208)。表示の際に、マスキング文字列の表示色を反転させる、四角で囲むなどの強調表示をし、これらの箇所がマスキング処理が行われた箇所であることを視認できるようにすれば、利便性が向上する。尚、すべての単語の閲覧権限を持つユーザは、上記S205〜S207のステップをスキップして文書を公開することが可能である(S204)。また、指定された文書を公開した後に、他の文書の公開要求を受けた場合は、S202〜S208のステップを実行する(S209)。
上記実施例によれば、同じ公開制限単語であっても、異なる文書であれば異なるマスキング文字列が用いられるため、一部の文書でマスキング文字列が示す公開制限単語が特定されても、他の文書の閲覧には影響せず、文書のセキュリティを確保できるという効果がある。また、同じ文書に含まれる公開制限単語は、各々の公開制限単語が区別できるように異なるマスキング文字列を用いるため、文書の内容把握を誤ることを防止するという効果がある。
本発明の第2の実施形態は、実施例1に記載の文書公開装置に加えて、複数の文書から抽出した単語情報などの文書情報を安全に公開できる文書処理装置を提供するものである。ここで単語情報とは、係り受けの関係にある単語ペアなど、少なくとも1つ以上の単語からなる単語の組とするが、文書データから単語の組が抽出できれば、方式は問わない。尚、単語情報は、文書データの内容の傾向を把握するために用いられ、例えば、“パソコン−故障する”という単語ペアの個数が多い場合には、文書データに、パソコンが故障したという内容が多いということが分かる。
図6は本実施例の文書処理装置の構成図である。本実施例は、本装置は、中央処理装置CPU601と、主メモリ602と、表示装置603と、入力装置604と、記憶装置610と、で構成される。記憶装置610には、OS(オペレーティングシステム)611と、文書データ612と、公開制限単語データ613と、ユーザ情報データ614と、ユーザ認証プログラム615と、文書検索プログラム616と、公開文書生成プログラム617と、文書表示プログラム618と、単語情報データ619と、単語情報データ生成プログラム620と、単語情報データ表示プログラム621と、が格納されている。尚、実施例1と異なる構成は、単語情報データ619と、単語情報データ生成プログラム620と、単語情報データ表示プログラム621を、本実施例に加えた点である。
単語情報データ619は、文書データから抽出した単語の組が格納され、該単語情報データ619は、単語情報データ生成プログラム620によって生成される。また、単語情報データ表示プログラム621は、単語情報データ619を表示装置603に表示し、表示された単語の組で検索要求を受けた場合は、文書検索プログラム616にて検索条件に一致する文書を特定し、文書を表示装置603に表示する。
次に、本実施例の処理の流れを図7のフローチャートを用いて説明する。まず、ハードディスクやメモリなどの記憶装置に記憶されている文書データを読み出し(S702)、形態素解析を用いて文書データを単語に分割し、単語と品詞情報を取得する(S703)。次に、単語と品詞情報を用いて、係り受けの関係にある単語のペアを取得し、その単語ペアの計数によって、単語情報を生成する(S704)。例えば、“パソコンが故障したので修理したい”という文書からは、“パソコン(名詞)、が(助詞)、故障(名詞)、し(動詞)、た(助動詞)、ので(助詞)、修理(名詞)、し(動詞)、たい(助動詞)”という単語が得られ、単語の品詞情報を用いて、“パソコン−故障”、“修理−する”という単語ペアが抽出され、単語ペアの計数によって図8に示すような単語情報データが得られる。尚、ここでは係り受けの関係にある単語ペアを用いたが、単語ペアでなくても指定した品詞の単語、ある条件で抽出された複数の単語の組など、文書の特徴を把握できるものであれば方式を問わない。尚、事前に単語情報が事前に生成されている場合は、上記S702〜S704のステップは不要である。
次に、ユーザ認証手段によってユーザのアクセスレベルを特定し(S705)、単語情報に含まれる公開制限単語を特定し、異なる単語ペアに含まれる同じ単語が同じマスキング文字列とならないように、種別とランダムに生成した付加文字列の組から成る該公開制限単語のマスキング文字列を生成し、公開する単語情報を該マスキング文字列でマスキングして公開する(S706)。尚、ユーザ認証と公開制限単語の特定方法は実施例1に記載の通りである。また、マスキング文字列は実施例1に記載のように、種別が分かれば文字列の代わりに色情報などを用いても構わない。また、付加文字列は、ランダムに生成しなくとも、AからZまでのアルファベットを順に用いるなど、事前に決められた文字列集合から決められた順に文字列を抽出して利用する方法を用いても構わない。
次に、頻度上位N位の単語ペアといった指定された条件に基づき表示する単語情報を絞り込み、図9の例のようにディスプレイなどの表示装置に該単語情報を表示する(S707)。
次に、ユーザから単語ペアで文書検索の要求を受け、該単語ペアが含まれる文書を文書データから抽出し、表示装置に該文書を表示する(S709)。ここで、公開制限単語を含む単語ペアが指定された場合には、図10に示す画面を表示装置に表示し、公開制限単語が含まれているため検索できない旨を表示し、単語ペアに含まれる公開制限単語以外の単語で検索するかどうかの確認画面を表示し、ユーザに検索実行の有無を確認させる。例えば、“[社員A]−不親切”という単語ペアがあり、この単語ペアで検索要求を受けた場合には、“[社員A]”が公開制限単語であるため“不親切”という単語で検索するかどうかの確認画面を表示し、“はい”が選択された場合は“不親切”という単語が含まれている文書を検索し、“いいえ”が選択された場合は検索を実行しない。したがって、公開制限単語を含む単語ペアであっても、簡単な操作で問題ない単語を検索条件として検索できる。また、文書の検索要求がない場合は、ステップS709をスキップする。
上記実施例によれば、単語ペアなどの単語情報に含まれるマスキング文字列が示す単語が特定されても、他の単語ペアに含まれる同じ公開制限単語は異なるマスキング文字列が使われているため、他の単語ペアには影響しないという効果がある。また、公開制限単語を含む単語ペアでの検索を制限することによって、本文閲覧によるマスキング文字列でマスキングされた公開制限単語の特定を防止できるという効果がある。その他、マスキング文字列を含む単語ペアの検索を容易にするという効果がある。
次に、本発明の第3の実施例を、図を用いて説明する。
本実施例は、実施例2に記載の文書処理装置において、公開制限単語を含む単語ペアは、アクセス権に応じて公開制限単語を種別が共通の単語に展開して本文を検索できる文書処理装置を提供するものであって、公開制限単語テーブルを、公開制限単語と、公開制限単語のアクセスレベルと、公開制限単語の種別と、上位概念と、上位概念のアクセスレベルから成る、図11に示すテーブルのように拡張する。図11の例では、各々の公開制限単語に1つの上位概念を設定しているが、アクセスレベルに応じて上位概念を複数用意したい場合は、テーブルを更に拡張し、1つの公開制限単語に対して複数の上位概念を設定しても構わない。
次に、本実施例の処理の流れを説明する。本実施例は、実施例2に記載の単語情報表示画面にて、単語ペアで検索要求を受け、該単語ペアに公開制限単語が含まれている場合は、公開制限単語データベースを参照し、上位概念のアクセスレベルを参照し、上位概念での検索可否を決定する。検索が可能な場合には、上位概念であれば検索できる旨を図12に示す画面で表示し、検索するかどうかの確認を求めて、公開制限単語データベースから、同じ上位概念を持つ公開制限単語を抽出し、その単語すべてと、文書情報に含まれる公開制限単語以外の単語で文書を検索する。
例えば、「山田さん−不親切」という単語ペアが「[社員A]−不親切」とマスキングされていて、アクセス権限2を持つユーザが、この単語ペアで検索要求を出した場合には、上位概念は“部署A社員”でアクセス権限2のユーザが閲覧可能であるため、公開制限単語データベースから、同じ上位概念“部署A社員”を持つ“佐藤さん”を抽出し、“(山田さん or 佐藤さん) and 不親切”を検索キーとして文書を検索する。検索された文書に含まれる、これらの公開制限単語は、実施例1に記載の文書公開装置のように、同じ単語であっても文書が異なる場合には異なるマスキング文字列が用いられているため、検索された文書各々のマスキング文字列が示す単語が特定されることはない。
本実施例によれば、公開制限単語が含まれる単語ペアであっても、アクセス権限に応じて上位概念に属する単語に展開して検索することができるので、公開制限単語を含む単語ペアを用いた検索をセキュアーに、かつ公開制限単語を用いた場合と近い検索結果を得ることができるという効果がある。
同じ単語を異なる文字列でマスキングし、一部の情報からマスキング文字列が示す単語が特定されても影響が少ない本方式は、一部の単語を伏せて情報を公開するという文書処理装置全般に適用できる。
文書公開装置の構成図を示した図である(実施例1)。 文書処理装置の処理の流れを示した説明図である(実施例1)。 ユーザ情報データの例を示した図である(実施例1)。 文書データの例を示した図である(実施例1)。 公開制限単語データの例を示した図である(実施例1)。 文書処理装置の構成図を示した図である(実施例2)。 文書処理装置の処理の流れを示した図である(実施例2)。 単語情報の例を示した図である(実施例2)。 マスキングされた単語情報の例を示した図である(実施例2)。 文書検索の確認画面の例を示した図である(実施例2)。 拡張した公開制限単語データの例を示した図である(実施例3)。 文書検索の確認画面の例を示した図である(実施例3)。
符号の説明
101:CPU、102:主メモリ、103:表示装置、104:入力装置、110:記憶装置、111:OS、112:文書データ、113:公開制限単語データ、114:ユーザ情報データ、115:ユーザ認証プログラム、116:文書検索プログラム、117:公開文書生成プログラム、118:文書表示プログラム。

Claims (9)

  1. ユーザのアクセス権限を取得するステップと、
    公開文書に含まれる公開制限単語を該アクセス権限に基づき特定するステップと、
    該公開制限単語の種別を示す文字列と、ランダムあるいは決められた順に生成される文字列の組から成るマスキング文字列を生成するステップと、
    該公開文書に含まれる該公開制限単語を、該マスキング文字列に置き換えて表示するステップと、を有することを特徴とする文書公開方法。
  2. 上記マスキング文字列として、上記公開制限単語の種別を示す文字列に単語を区別するための色情報を用いる、または、上記単語を区別するための文字列に上記公開制限単語の種別を区別するための色情報を用いることを特徴とする請求項1記載の文書公開方法。
  3. 公開文書および公開制限単語データを格納する記憶装置と、演算部と、表示装置とを有する文書公開装置であって、
    上記演算部は、上記公開制限単語データを用いて上記記憶装置に格納された公開文書に含まれる公開制限単語を特定し、該公開制限単語の種別を示す文字列と該種別内の単語を区別するための文字列とを組み合わせたマスキング文字列を生成し、上記公開文書に含まれる上記公開制限単語を上記マスキング文字列に置き換える置き換え処理を行い、
    上記表示装置は、該置き換え処理を行った公開文書を表示することを特徴とする文書公開装置。
  4. 請求項3記載の文書公開装置であって、上記種別内の単語を区別するための文字列として色情報を用いることを特徴とする文書公開装置。
  5. 公開文書および公開制限単語データを格納する記憶装置と、演算部と、表示装置とを有する文書公開装置の演算部に、
    上記記憶装置から上記公開文書を読み出すステップと、
    上記公開制限単語データを用いて上記読み出した公開文書に含まれる公開制限単語を特定するステップと、
    該公開制限単語の種別を示す文字列と該種別内の単語を区別するための文字列とを組み合わせたマスキング文字列を生成するステップと、
    上記公開文書に含まれる上記公開制限単語を上記マスキング文字列に置き換えるステップとを実行させ、
    上記表示装置に上記置き換えを行った公開文書を表示させることを特徴とする文書公開プログラム。
  6. 請求項5記載の文書公開プログラムであって、上記種別内の単語を区別するための文字列として色情報を用いることを特徴とする文書公開プログラム。
  7. 文書データを形態素解析し単語に分割するステップと、
    該分割された単語から、1つ以上の単語の組を抽出し、該抽出した単語の組を計数し、単語情報を生成するステップと、
    該単語の組を構成する単語に含まれる公開制限単語を特定するステップと、
    該公開制限単語の種別を示す文字列と、ランダムあるいは決められた順に生成される文字列の組から成るマスキング文字列を生成するステップと、
    該単語情報に含まれる該公開制限単語を該マスキング文字列に置き換えて表示するステップと、を有することを特徴とする文書処理方法。
  8. 単語の組で検索要求を受け、該単語の組に公開制限単語が含まれている場合は、検索ができない旨と、検索が可能な条件を提示し、検索実行の要否を選択させることを特徴とする請求項7に記載の文書処理装置。
  9. 単語の組で検索要求を受け、該単語の組に公開制限単語が含まれ、該公開制限単語の上位概念で検索可能な場合は、該上位概念であれば検索できる旨を表示し、検索実行の要否を選択させることを特徴とする請求項3に記載の文書処理装置。
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