JP2005210839A - モータ制御装置,モータの制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

モータ制御装置,モータの制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 レゾルバを使用した回転位置検出を、低コストで且つ制御応答性の良い構成で実現することを可能としたモータ制御装置を提供する。
【解決手段】 マイクロコンピュータ21は、PWM変調における搬送周期の2倍の周期を有するクロック信号S1を出力し、同期励磁信号形成回路11は、そのクロック信号S1を低域濾波することで正弦波状の励磁信号S2を形成する。そして、マイコン21は、モータ1に配置されたレゾルバ2によって出力される余弦信号S3及び正弦信号S4を搬送波周期に同期してA/D変換すると、連続する2回のA/D変換結果の差として余弦データDx,正弦データDyを得、関数arctanを用いてロータの回転位置Θを演算する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータの回転位置を検出して、前記モータの巻線に通電する電流をPWM変調して制御するモータ制御装置及び制御方法、並びにそのような制御をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
ブラシレスモータを通電制御するモータ制御装置の場合、通電相を最適化するためにブラシレスモータの回転位置を検出する必要がある。回転位置の検出手段としてホールICを使用するのが一般的であるが、1回転中のトルク変動を極力抑制したい場合やブラシレスモータの停止位置を制御する場合などには、レゾルバを使用することが適切である。
回転位置を検出する手段としてレゾルバを使用する際、レゾルバの出力信号から回転位置を得るには変換手段が必要となるが、この手段としては、専用のレゾルバ/デジタル変換IC(例えば多摩川精機製の“AU6802”)が良く知られている。この変換ICを用いた場合の構成例を図7に示す。
ブラシレスモータ1に取り付けられたレゾルバ2の励磁コイルには、制御装置30を構成する変換IC16に内蔵された発振器14による励磁信号が、増幅器12を介して入力される。レゾルバ2の出力コイルである余弦コイル及び正弦コイルの出力信号は、変換IC16に内蔵される差動増幅器13を介してレゾルバ/デジタル(R/D)変換器15に入力され、ここで例えば12ビットのデジタル信号に変換される。マイコン31は、これらのデジタル信号を入力ポートから読み込むことによりモータ1の回転位置情報を得ている。
専用の変換ICを用いることなく回転位置を検出する技術として、特許文献1に開示された構成を図8に示す。制御装置40には励磁信号発生器14及び増幅器12が設けられ、レゾルバ2の励磁コイルが励磁される。余弦コイル及び正弦コイルの出力信号は、差動増幅器13を介した後、同期検波回路17及びローパスフィルタ18を介してマイコン41のアナログ/デジタル変換器(以下、A/D変換器)22cに入力される。この際、交流成分を含む余弦コイル及び正弦コイルの出力信号は、同期検波回路17及びローパスフィルタ18により直流成分に変換されている。マイコン41は、これらのA/D変換結果と変換テーブルに基づいてモータ1の回転位置を検出している。
特開2001-264114号公報
図7に示すように専用の変換ICを使用する構成では、精度の高い位置情報を得ることが出来るが、変換ICが高コストであるという問題点がある。また、特許文献1に開示された構成では、ローパスフィルタ18を使用するためモータ制御の応答性が悪くなるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、レゾルバを使用したモータの回転位置検出を、低コストで且つ制御応答性の良い構成で実現することを可能としたモータ制御装置、及びモータの制御方法並びにコンピュータプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のモータ制御装置は、モータの回転位置を検出し、前記モータの巻線に通電する電流をPWM変調して制御するものにおいて、
制御周期に同期した励磁基準信号を形成及び出力し、前記モータ側に配置されているレゾルバに供給する基準信号形成手段と、
前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記制御周期に同期して且つ前記励磁基準信号の周期よりも速い周期でアナログ/デジタル変換し、その変換結果を演算することで、前記モータの回転位置を得る演算手段とを備えることを特徴とする。
即ち、レゾルバによって出力される正弦波信号と余弦波信号の振幅は、モータ(ロータ)の回転位置に応じて変化する。そこで、レゾルバに供給する励磁基準信号を、モータ巻線に対する通電を制御するための周期に同期させて形成し、且つ、演算手段が、その制御周期に同期して且つ励磁基準信号の周期よりも速い周期で正弦波信号及び余弦波信号をアナログ/デジタル変換し、その変換結果を演算すれば、正弦波信号及び余弦波信号の交流的な振幅変化が反映した値を得ることができる。そして、それらの演算結果を用いれば、ロータの回転位置を得ることができる。
尚、ここで言う「制御周期に同期」とは、必ずしも制御周期に一致することを意味するのみならず、励磁基準信号のレベルが変化するタイミングが制御における何れかの処理時点に一致することを含む意味で用いている。
本発明のモータ制御装置によれば、レゾルバの出力信号を変換するためのICを用いることなく、また、特許文献1とは異なりレゾルバの出力信号にローパスフィルタを介すことなく、低コストで且つ制御応答性の良い構成でロータの回転位置を検出することができる。
以下、本発明の一実施例について図1乃至図6を参照して説明する。モータ制御装置の構成を示す図1において、制御装置20は、ブラシレスモータ1の巻線に流れる電流を検出するための電流検出回路5を備えおり、電流検出回路5の出力端子は、マイクロコンピュータ(マイコン,演算手段)21に内蔵のA/D変換器22aに接続されている。電流検出回路5は、例えばインバータ主回路3の下アームとグランドとの間に挿入されるシャント抵抗の端子電圧を検出するように構成される。
インバータ主回路3は、例えば6個のMOSFETを三相ブリッジ接続して構成されている。マイコン21内蔵のPWM回路23の6本の出力端子は、ゲートドライブ回路4を介して、インバータ主回路3を構成する各FETのゲートに夫々接続されている。そして、インバータ主回路3により、ブラシレスモータ1の三相巻線に対してPWM電圧を供給する構成となっている。
マイコン21は、後述する電流制御処理に同期したクロック信号S1を出力し、そのクロック信号S1は、励磁信号S2(励磁基準信号)を形成する同期励磁信号形成回路(基準信号形成手段)11に与えられている。励磁信号S2は、増幅器12を介して、ブラシレスモータ1に取り付けられたレゾルバ2の励磁コイルに供給される。
レゾルバ2の出力コイルである余弦コイルと正弦コイルとは差動増幅器13の入力端子(+,−)に夫々接続されており、差動増幅器13の出力信号は、余弦信号S3及び正弦信号S4としてマイコン21のA/D変換器22cに与えられている。また、マイコン21は、内部のメモリ24に制御プログラム(コンピュータプログラム)25が記憶されており、そのプログラム25に基づいて処理を実行するようになっている。
図2は、同期励磁信号形成回路11の構成を示すものである。入力されるクロック信号S1は、高調波を除去するための抵抗とコンデンサからなるローパスフィルタ50,51,52とバッファ用のオペアンプ53を介した後、増幅器54に供給される。増幅器54内のコンデンサC1は,基準電位Vrに対する直流成分を除去するために挿入されている。そして、抵抗R1,R2とコンデンサC2によって、出力信号である励磁信号S2の振幅と位相とが調整される。
次に、本実施例の作用について図3乃至図6も参照して説明する。図3は、マイコン21がPWM回路23の動作に同期して実行するPWM割込み処理を示すフローチャートである。PWM割込み処理は、例えば50μ秒周期で実行される。マイコン21は、ステップS1で割込み処理回数をカウントし、続くステップS2では、そのカウント値が奇数か偶数かによって処理を2つの経路に分岐させる。
ステップS2でカウント値が奇数の場合、ステップS3に移行して同期励磁信号形成回路11に対して出力するクロック信号S1をハイレベルとする。そして、ステップS4でA/D変換器22cによる余弦信号S3及び正弦信号S4のデータ読み込みを実行する。この時、A/D変換結果は、夫々データD1,D2としてメモリ24に記憶される。次のステップS5では、A/D変換器22aによる電流検出回路5の検出結果の読み込みを実行する。これにより、ブラシレスモータ1の各相の巻線電流Iu,Iv,Iwが認識される。
尚、本実施例では、制御装置20は所謂ベクトル制御により電流の制御を行っており、ステップS6では、後述する回転位置演算結果に基づいて、巻線電流Iu,Iv,Iwをd(direct)軸,q(quadrature)軸の電流Id,Iqに変換する。ステップS7では、変換した電流Id,Iqと電流指令Idr,Iqrとの差に基づいて比例積分(PI)制御を行い、電圧Vd,Vqを決定する。ステップS8では、電圧Vd,Vqから後述する回転位置演算結果に基づいてブラシレスモータ1に印加する各相の電圧Vu,Vv,Vwを計算し、PWM回路23に出力する。
即ち、ステップS5〜S8の処理によって、モータ電流が検出され、指令値との比較結果により電圧が決定される電流制御動作が実行されるようになっている。つまり、図3のフローチャートがPWM変調の搬送波周期で実行されるのに対して、電流制御はその2倍の周期で実行されている。
一方、ステップS2でカウント値が遇数の場合はステップS9に移行する。ステップS9では、同期励磁信号形成回路11に出力するクロック信号S1をローレベルとする。即ち、ステップS3,S9により、クロック信号S1はPWM変調の搬送波周期毎に反転されるため、搬送波周期に対して2倍周期の信号となる。続くステップS10では、A/D変換器22cによる余弦信号S3及び正弦信号S4のデータ読み込みを実行する。この場合も、A/D変換結果は夫々データD3,D4としてメモリ24に記憶される。
次のステップS11では、まず、余弦信号S3及び正弦信号S4の振幅に相当するデータとなる、A/D変換結果の差を求める。以下に、その詳細を説明する。先ず、ステップS4にて取得したデータD1,D2と、ステップS9にて取得したデータD3,D4との差を求め、余弦データDx,正弦データDyとする。
Dx=D1―D3
Dy=D2―D4
次に、これらのデータDx,Dyの関係から、図4に示すように8つのパターンに区別して異なる演算を実行することで、モータ1の回転位置Θを求める。
[パターン1]Dx≧0 且つ Dy≧0 且つ |Dx|≧|Dy|
回転位置Θ=arctan(Dy/Dx)
[パターン2]Dx≧0 且つ Dy≧0 且つ |Dy|≧|Dx|
回転位置Θ=π/2−arctan(Dx/Dy)
[パターン3]Dx<0 且つ Dy≧0 且つ |D|y≧|Dx|
回転位置Θ=π/2+arctan(Dx/Dy)
[パターン4]Dx<0 且つ Dy≧0 且つ |Dx|≧|Dy|
回転位置Θ=π−arctan(Dy/Dx)
[パターン5]Dx<0 且つ Dy<0 且つ |Dx|≧|Dy|
回転位置Θ=π+arctan(Dy/Dx)
[パターン6]Dx<0 且つ Dy<0 且つ |Dy|≧|Dx|
回転位置Θ=−π/2−arctan(Dx/Dy)
[パターン7]Dx≧0 且つ Dy<0 且つ |Dy|≧|Dx|
回転位置Θ=−π/2+arctan(Dx/Dy)
[パターン8]Dx≧0 且つ Dy<0 且つ |Dx|≧|Dy|
回転位置Θ=−arctan(Dy/Dx)
ここで、図4に示すように、Dx,Dyの2次元座標における単位円を1/2象限(π/4)ずつ区切ることで8パターンに区別しているのは、関数arctan(アークタンジェント)の計算ではπ/2付近の計算精度が悪くなることから、その領域を避けて、0〜π/4の範囲のみを使用して計算を行うためである。
即ち、マイコン21は、ステップS10及びS11により、レゾルバの出力信号をPWM周期でA/D変換し、ステップS1,S9において連続する2回のA/D変換結果に基づいた演算で回転位置Θを得ている。図5には、余弦データDx,正弦データDyと回転位置Θの関係を示している。これら2つのデータDx,Dyの値を参照することで、回転位置Θを一意に決定することができる。
次に、図6のタイミングチャートを参照して、図3のフローチャートに基づく回転位置検出動作について説明する。図6(a)は、PWM回路23によって出力されるPWM信号の一例を示しており、このPWM信号の搬送波周期と同期してマイコン21の割込み処理が図6(b)の様に発生する。割込み処理では、前述したようにステップS1,S9における処理により、クロック信号S1が出力される(図6(c)参照)。また、電流制御はPWM搬送波周期の倍の周期で行われているので、図6(a)に示すPWM信号のパルス幅は1回おきに変化している。
同期励磁信号形成回路11により図6(d)に示す励磁信号S2が形成されるが、ここでは時間t1の遅れを与えている。これは、後述するA/D変換タイミングを余弦信号S3や正弦信号S4の最大振幅タイミングと一致させるためである。励磁信号S2は増幅器12を介してレゾルバ2の励磁コイルに印加される。そして、レゾルバ2の出力コイルからは、差動増幅器13を介して余弦信号S3と(図6(e)参照)正弦信号S4(図6(f)参照)とがマイコン21に与えられる。
割込み処理におけるステップS4,S10では、図6(e),(f)及び(g)に示すタイミングでA/D変換動作が行われ、余弦信号S3についてはデータD1,D3が図示のように取り込まれ、その差が余弦データDxとなる(図6(h)参照)。また、余弦信号S4についてはデータD2,D4が図示の様に取り込まれ、その差が正弦データDyとなる(図6(h)参照)。
以上のように本実施例によれば、マイコン21は、PWM変調における搬送波周期の2倍の周期を有するクロック信号S1を出力し、同期励磁信号形成回路11は、そのクロック信号S1を低域濾波することで正弦波状の励磁信号S2を形成する。そして、マイコン21は、モータ1に配置されたレゾルバ2によって出力される余弦信号S3及び正弦信号S4を搬送波周期に同期してA/D変換すると、連続する2回のA/D変換結果の差により余弦データDx,正弦データDyを得て、関数arctanを用いてロータの回転位置Θを演算するようにした。
即ち、この場合、マイコン21がA/D変換を行う周期はPWM変調の搬送周期に等しいので、励磁信号S2並びに余弦信号S3及び正弦信号S4の周期に対しては1/2の周期となり、余弦信号S3及び正弦信号S4の交流的な振幅変化が最大値,最小値を示す付近でA/D変換を行うことができる。従って、レゾルバ2の出力信号を変換するための専用ICを用いることなく、また、特許文献1とは異なりレゾルバ2の出力信号にローパスフィルタを介すことなく、低コストで且つ制御応答性の良い構成で回転位置Θを検出することができる。
そして、マイコン21がPWM制御周期に同期したクロック信号S1を出力し、同期励磁信号形成回路11が励磁信号S2を形成するので、マイコン21は、電流制御処理とA/D変換処理、及び回転位置検出演算を一連の動作で実行することが可能となるから、同期制御が容易となり、プログラムの負担を軽減することができる。また、マイコン21は、A/D変換して得られる正弦波データ及び余弦波データの正負及び大小関係により、8つの異なるパターンに区別して演算を行なうので、関数arctanを用いた演算を精度良く実行することができる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
励磁基準信号は、PWM制御周期のn(nは自然数)倍の周期となるように形成すれば良く、それ対して余弦信号及び正弦信号をA/D変換する周期は、PWM制御周期のn/2倍とすれば良い。
また、励磁基準信号を、電流制御周期を基準としてそのn(nは自然数)倍の周期にする場合、A/D変換周期は電流制御周期のn/2倍とすれば良い。
電流制御処理の同期基準となるクロック信号を出力する回路は、マイコン21の外部に存在しても良い。
計算精度の高さが要求されない場合には、関数arctanを用いた演算を8つのパターンに区別して行なう必要はない。
本発明の一実施例であり、モータ制御装置の構成を示す図 同期励磁信号形成回路の構成を示す図 マイクロコンピュータがPWM回路の動作に同期して実行するPWM割込み処理を示すフローチャート Dx,Dyの2次元座標上で、回転位置を検出するための演算式を切換える8つのパターンを示す図 余弦データDx,正弦データDyの値と回転位置Θとの関係を示す図 図3のフローチャートによる処理内容に対応する各信号の変化状態を示すタイミングチャート 従来技術を示す図1相当図(その1) 従来技術を示す図1相当図(その2)
符号の説明
図面中、1はブラシレスモータ、2はレゾルバ、11は同期励磁信号形成回路、12は増幅器、21はマイクロコンピュータ、23はPWM回路、25は制御プログラムを示す。

Claims (13)

  1. モータの回転位置を検出し、前記モータの巻線に通電する電流をPWM変調して制御するモータ制御装置において、
    制御周期に同期した励磁基準信号を形成及び出力して、前記モータ側に配置されているレゾルバに供給する基準信号形成手段と、
    前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記制御周期に同期して且つ前記励磁基準信号の周期よりも速い周期でアナログ/デジタル変換し、その変換結果を演算することで、前記モータの回転位置を得る演算手段とを備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記基準信号形成手段は、電流制御周期のn倍(nは自然数)に同期した励磁基準信号形成し、
    前記演算手段は、前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記電流制御周期のn/2倍でアナログ/デジタル変換し、連続する2回のアナログ/デジタル変換結果を演算することで、前記モータの回転位置を得ることを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記基準信号形成手段は、前記PWM変調に使用する搬送波周期のn倍(nは自然数)に同期した励磁基準信号を形成し、
    前記演算手段は、前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記PWM搬送波周期のn/2倍でアナログ/デジタル変換し、連続する2回のアナログ/デジタル変換結果を演算して前記モータの回転位置を得ることを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  4. 前記演算手段は、制御周期に同期したクロック信号を出力し、
    前記基準信号形成手段は、前記クロック信号に同期した励磁基準信号を形成するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のモータ制御装置。
  5. 前記演算手段は、アナログ/デジタル変換して得られる正弦波データ及び余弦波データの正負及び大小関係により、8つの異なるパターンに区別して演算を行なうことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のモータ制御装置。
  6. モータの回転位置を検出し、前記モータの巻線に通電する電流をPWM変調して制御するモータ制御方法において、
    制御周期に同期した励磁基準信号を形成して、前記モータ側に配置されているレゾルバに供給し、
    前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記制御周期に同期して且つ前記励磁基準信号の周期よりも速い周期でアナログ/デジタル変換し、
    その変換結果を演算することで、前記モータの回転位置を得ることを特徴とするモータ制御方法。
  7. 電流制御周期のn倍(nは自然数)に同期した励磁基準信号を形成し、
    前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記電流制御周期のn/2倍でアナログ/デジタル変換し、
    連続する2回のアナログ/デジタル変換結果を演算することで、前記モータの回転位置を得ることを特徴とする請求項6記載のモータ制御方法。
  8. 前記PWM変調に使用する搬送波周期のn倍(nは自然数)に同期した励磁基準信号を形成し、
    前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記PWM搬送波周期のn/2倍でアナログ/デジタル変換し、
    連続する2回のアナログ/デジタル変換結果を演算して前記モータの回転位置を得ることを特徴とする請求項6記載のモータ制御方法。
  9. アナログ/デジタル変換して得られる正弦波データ及び余弦波データの正負及び大小関係により、8つの異なるパターンに区別して演算を行なうことを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載のモータ制御方法。
  10. モータの回転位置を検出し、前記モータの巻線に通電する電流をPWM変調して制御するコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    制御周期に同期した励磁基準信号を形成させて、前記モータ側に配置されているレゾルバに供給させ、
    前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記制御周期に同期して且つ前記励磁基準信号の周期よりも速い周期でアナログ/デジタル変換させ、
    その変換結果を演算させることで、前記モータの回転位置を得るように処理させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 電流制御周期のn倍(nは自然数)に同期した励磁基準信号を形成させ、
    前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記電流制御周期のn/2倍でアナログ/デジタル変換させ、
    連続する2回のアナログ/デジタル変換結果を演算させることで、前記モータの回転位置を得るように処理させることを特徴とする請求項10記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記PWM変調に使用する搬送波周期のn倍(nは自然数)に同期した励磁基準信号を形成させ、
    前記レゾルバによって出力される正弦波信号及び余弦波信号を、前記PWM搬送波周期のn/2倍でアナログ/デジタル変換させ、
    連続する2回のアナログ/デジタル変換結果を演算して前記モータの回転位置を得るように処理させることを特徴とする請求項10記載のコンピュータプログラム。
  13. アナログ/デジタル変換して得られる正弦波データ及び余弦波データの正負及び大小関係により、8つの異なるパターンに区別して演算を行なわせることを特徴とする請求項10乃至12の何れかに記載のコンピュータプログラム。

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