JP2005210558A - 光電流・電圧変換回路 - Google Patents

光電流・電圧変換回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2005210558A
JP2005210558A JP2004016572A JP2004016572A JP2005210558A JP 2005210558 A JP2005210558 A JP 2005210558A JP 2004016572 A JP2004016572 A JP 2004016572A JP 2004016572 A JP2004016572 A JP 2004016572A JP 2005210558 A JP2005210558 A JP 2005210558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
mosfet
power supply
bipolar transistor
supply terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004016572A
Other languages
English (en)
Inventor
Akifumi Shimizu
昌文 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2004016572A priority Critical patent/JP2005210558A/ja
Publication of JP2005210558A publication Critical patent/JP2005210558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

【課題】 受光素子の光入力範囲を改善した光電流・電圧変換回路を提供する。
【解決手段】 フォトダイオード1の一端を、出力電圧を帰還抵抗11を介して入力端3に帰還させた増幅器2の入力端3に逆バイアス接続し、フォトダイオード1の光電流出力を電圧変換する回路において、出力電圧のクランプ値を設定するためのクランプ素子としてのNch型MOSFET12と、出力電圧の上昇によりオン動作する第1カレントミラー回路CM1と、これに連動してオン動作する第2カレントミラー回路CM2により、強光入力時の増幅器2の電流能力不足分を第2電源端子VHより補給すると共に、出力電圧を所定値以下にクランプすることで増幅器2の飽和を防止するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、受光素子により発生する光電流を電圧に変換する光電流・電圧変換回路に関し、特に光電流・電圧変換回路の増幅器の飽和防止回路に関する。
フォトダイオードなどの受光素子により発生する光電流を電圧に変換して出力する光電流・電圧変換回路が多くの分野で利用されている。例えば、FA関連のサーボ制御機器やシーケンサやインバータ機器等で入出力間を電気的に絶縁することを目的として、入力側の発光素子(例えば発光ダイオード)に電気信号を供給し、発光素子から出力側の受光素子へ光で信号を伝え、受光素子から電気信号を出力するフォトカプラの受光回路に用いられている。この光電流・電圧変換回路はIC化され受光ICとして使用されている。
以下、受光ICの一例200について、図5を参照して説明する。図5において、21はフォトダイオードで入射光を検出し、光電流Ipdを発生する。22は増幅器で、入力端23と出力端24の間に帰還抵抗25(抵抗値をRfとする)及び反転増幅器26が並列接続されている。フォトダイオード21の一端(図示例ではカソード電極)は増幅器22の入力端23に接続され、他端(アノード電極)は接地され、その両端にはほぼ一定の逆バイアス電圧がかけられている。
フォトダイオード21に光入力されない場合には、光電流Ipdは発生せず、帰還抵抗25には電流が流れないため、増幅器22の出力電圧Vaは入力端23とほぼ等しい電圧Voとなる。この電圧Voが基準値となり、フォトダイオード21に光入力があると、光量に応じた光電流Ipdが帰還抵抗25に流れ、帰還抵抗25の両端に(Ipd×Rf)の電圧を発生し、出力端24の電圧Vaは基準値電圧Voからほぼ電圧(Vo+Ipd×Rf)に変化する。
図5に示す受光ICを用いて例えば、フォトカプラを構成した場合、IC論理素子からHighまたはLowレベルの信号が発光素子に供給されると、発光素子から受光ICへ光で信号が伝わり、受光ICから論理に応じたHighまたはLowレベルの信号が出力される。このようにして、IC論理素子からの信号が入出力間を電気的に絶縁して伝達される。
しかし、フォトカプラの受光素子への入力信号レベルが大きくなると、受光ICに用いられる光電流・電圧変換回路の増幅器22が飽和し応答が遅くなり、IC論理素子からの信号が正確に伝達されなくなるという問題がある。
この増幅器22の飽和の問題を回避する光電流・電圧変換回路が、特許文献1に開示されている。この例を図6、図7に示し簡略に説明すると、微弱光入力時は、帰還抵抗25が支配的となり比較的リニアな増幅をし、強光入力時は、主に帰還抵抗25と並列接続されたクランプ素子の特性に従った増幅となるものである。
図6の光電流・電圧変換回路では、クランプ素子としてダイオード27を用いている。図6において、フォトダイオード21は入射光を検出し、光電流Ipdを発生する。増幅器22は、入力端23と出力端24の間に帰還抵抗25及び反転増幅器26が並列接続されている。フォトダイオード21の一端(図示例ではカソード電極)は増幅器22の入力端23に接続され、その両端にはほぼ一定の逆バイアス電圧がかけられている。図示例ではフォトダイオード21の他端であるアノード電極が接地されている。そして、ダイオード27のカソードが増幅器22の入力端23に、アノードが出力端24に接続されている。
光入力が小さいときは、光電流Ipdも小さく、ダイオード27には電流が流れず帰還抵抗25に流れる電流も少ない。しかし、光入力が大きくなり光電流Ipdが増大すると、増幅器22の入出力間電圧がダイオードの順方向電圧(約0.6v〜1.0v)に達しダイオード27を流れる電流は急に増大する。光電流Ipdが増えて出力電圧が増大しようとするが、ダイオード27の作用で出力電圧は入力電圧と順方向電圧とを加えた電圧以上には上昇しない。このように、微弱光入力時はダイオード27が導通せずリニアな増幅をし、強光入力時は主にダイオード27のV−I特性に従った増幅となる。
図7の光電流・電圧変換回路では、クランプ素子としてエンハンスメント型Nch型MOSFET28を用いている。図7において、フォトダイオード21は入射光を検出し、光電流Ipdを発生する。増幅器22は、入力端23と出力端24の間に帰還抵抗25及び反転増幅器26が並列接続されている。フォトダイオード21の一端(図示例ではカソード電極)は増幅器22の入力端23に接続され、その両端にはほぼ一定の逆バイアス電圧がかけられている。図示例ではフォトダイオード21の他端であるアノード電極が接地されている。そして、MOSFET28のゲートとドレインが増幅器22の出力端24に、ソースが入力端23にそれぞれ接続されている。
光入力が小さいときは、光電流Ipdも小さく、MOSFET28には電流がほとんど流れず帰還抵抗25に流れる電流も少ない。しかし、光入力が大きくなり光電流Ipdが増大するにつれ、増幅器22の入出力間電圧すなわちMOSFET28のゲート・ソース間電圧VGSが増大し、MOSFET28を流れる電流はMOSFET28のVGS−ID特性に従い増大する。つまり、MOSFET28のオン抵抗が電流の増大とともに小さくなり、増幅器22の入出力端間に接続された帰還抵抗25とMOSFET28の合成抵抗も小さくなる。よって、光電流Ipdが増加しても、増幅器22の出力が光電流Ipdに比例して上昇することはない。このように、微弱光入力時は帰還抵抗25が支配的となり比較的リニアな増幅をし、強光入力時は主にMOSFET9のVGS−ID特性に従った増幅となる。
このように図6、図7に示す従来の回路210、220では、フォトダイオード21に大きな光入力があった場合に、帰還抵抗25と並列に接続したクランプ素子が導通状態となり、このため多くの光電流はクランプ素子を流れ増幅器22が飽和することを防止している。
特開昭61−41213号公報 (第2−4頁、第1図、第4図、第5図)
図6、図7に示す従来の回路210、220では、光入力が大きくなり増幅器22の入出力間電圧がクランプ素子の導通し始めるクランプ電圧VCL以上に達するとクランプ素子に電流が流れる。ところが、このクランプ素子に流れる電流は増幅器22より供給されるため、更に大きな光入力があると増幅器22の電流供給能力を超え、増幅器22のドライブ電流が減少し出力波形が崩れるという問題がある。
例えば、反転増幅器26が図8のような構成の場合を考える。図において、5、6、7はNch型MOSFET、8、9、10は定電流源で、それぞれ同一形状、同一サイズの素子で構成されており、Nch型MOSFET5のソースが第1電源端子VLに接続され、ドレインと第2電源端子VHとの間に定電流源8が接続され、ドレインと定電流源8との接続点が次段への入力端となっている。以下、Nch型MOSFET6、定電流源9、Nch型MOSFET7、定電流源10により同様の構成で3段の各反転増幅段が直流結合され、初段の入力端が増幅器22の入力端23となり、最終段の出力端が増幅器22の出力端24となっている。尚、図5〜7に示す従来の回路の反転増幅器26では、第1電源端子VLに接続する代わりに接地している。
このような構成では、最終増幅段の定電流源10のみがクランプ素子に流れる電流を供給するため、Nch型MOSFET7への電流のみが減少しNch型MOSFET5、6とのバランスが崩れ、応答速度が低下し出力波形が崩れる、すなわち光入力に追従した出力電圧波形が得られないという問題がある。
本発明は斯かる実情に鑑みなされたもので、増幅器22のドライブ電流を減少させる強光入力時でも、増幅器22のドライブ電流不足を回避し、回路全体の応答速度が低下しない光電流・電圧変換回路を提供しようとするものである。
請求項1記載の発明は、入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、ゲートとドレインが増幅器の出力端に接続され、増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するための第1のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートとドレインが第1のMOSFETのソースに接続された第2のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートが第2のMOSFETのゲートに共通接続された第3のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートとドレインが第3のMOSFETのドレインに接続された第4のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートが第4のMOSFETのゲートに共通接続され、ドレインが増幅器の入力端に接続された第5のMOSFETとを含み、第1、第2、第3の各MOSFETの極性がNch型であり、第4、第5の各MOSFETの極性がPch型であり、増幅器を構成する反転増幅器が、ソース接地したMOSFETと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項2記載の発明は、入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、ゲートとドレインが増幅器の出力端に接続され、増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するための第1のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートとドレインが第1のMOSFETのソースに接続された第2のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートが第2のMOSFETのゲートに共通接続された第3のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートとドレインが第3のMOSFETのドレインに接続された第4のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートが第4のMOSFETのゲートに共通接続され、ドレインが増幅器の入力端に接続された第5のMOSFETとを含み、第1、第2、第3の各MOSFETの極性がPch型であり、第4、第5の各MOSFETの極性がNch型であり、増幅器を構成する反転増幅器が、ソース接地したMOSFETと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項3記載の発明は、入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、アノードが増幅器の出力端に接続され、増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するためのダイオードと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートとドレインがダイオードのカソードに接続された第2のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートが第2のMOSFETのゲートに共通接続された第3のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートとドレインが第3のMOSFETのドレインに接続された第4のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートが第4のMOSFETのゲートに共通接続され、ドレインが増幅器の入力端に接続された第5のMOSFETとを含み、第2、第3の各MOSFETの極性がNch型であり、第4、第5の各MOSFETの極性がPch型であり、増幅器を構成する反転増幅器が、ソース接地したMOSFETと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項4記載の発明は、入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、カソードが増幅器の出力端に接続され、増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するためのダイオードと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートとドレインがダイオードのアノードに接続された第2のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートが第2のMOSFETのゲートに共通接続された第3のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートとドレインが第3のMOSFETのドレインに接続された第4のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートが第4のMOSFETのゲートに共通接続され、ドレインが増幅器の入力端に接続された第5のMOSFETとを含み、第2、第3の各MOSFETの極性がPch型であり、第4、第5の各MOSFETの極性がNch型であり、増幅器を構成する反転増幅器が、ソース接地したMOSFETと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項5記載の発明は、入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、ベースとコレクタが増幅器の出力端に接続され、増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するための第1のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースとコレクタが第1のバイポーラトランジスタのエミッタに接続された第2のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースが第2のバイポーラトランジスタのベースに共通接続された第3のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースとコレクタが第3のバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第4のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースが第4のバイポーラトランジスタのベースに共通接続され、コレクタが増幅器の入力端に接続された第5のバイポーラトランジスタとを含み、第1、第2、第3の各バイポーラトランジスタの極性がnpn型であり、第4、第5の各バイポーラトランジスタの極性がpnp型であり、増幅器を構成する反転増幅器が、エミッタ接地したバイポーラトランジスタと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項6記載の発明は、入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、ベースとコレクタが増幅器の出力端に接続され、増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するための第1のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースとコレクタが第1のバイポーラトランジスタのエミッタに接続された第2のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースが第2のバイポーラトランジスタのベースに共通接続された第3のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースとコレクタが第3のバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第4のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースが第4のバイポーラトランジスタのベースに共通接続され、コレクタが増幅器の入力端に接続された第5のバイポーラトランジスタとを含み、第1、第2、第3の各バイポーラトランジスタの極性がpnp型であり、第4、第5の各バイポーラトランジスタの極性がnpn型であり、増幅器を構成する反転増幅器が、エミッタ接地したバイポーラトランジスタと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項7記載の発明は、入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、アノードが増幅器の出力端に接続され、増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するためのダイオードと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースとコレクタがダイオードのカソードに接続された第2のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースが第2のバイポーラトランジスタのベースに共通接続された第3のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースとコレクタが第3のバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第4のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースが第4のバイポーラトランジスタのベースに共通接続され、コレクタが増幅器の入力端に接続された第5のバイポーラトランジスタとを含み、第2、第3の各バイポーラトランジスタの極性がnpn型であり、第4、第5の各バイポーラトランジスタの極性がpnp型であり、増幅器を構成する反転増幅器が、エミッタ接地したバイポーラトランジスタと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項8記載の発明は、入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、カソードが増幅器の出力端に接続され、増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するためのダイオードと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースとコレクタがダイオードのアノードに接続された第2のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースが第2のバイポーラトランジスタのベースに共通接続された第3のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースとコレクタが第3のバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第4のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースが第4のバイポーラトランジスタのベースに共通接続され、コレクタが増幅器の入力端に接続された第5のバイポーラトランジスタとを含み、第1、第2、第3の各バイポーラトランジスタの極性がpnp型であり、第4、第5の各バイポーラトランジスタの極性がnpn型であり、増幅器を構成する反転増幅器が、エミッタ接地したバイポーラトランジスタと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項9記載の発明は、受光素子が、PINフォトダイオードであることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項10記載の発明は、受光素子が、アバランシェ・フォト・ダイオードであることを特徴とする光電流・電圧変換回路である。
請求項1〜8記載の光電流・電圧変換回路によれば、強光入力による出力電圧の上昇又は下降によりオン動作する第1のカレントミラー回路と、これに連動してオン動作する第2のカレントミラー回路により、必要光電流に対する反転増幅器の電流能力不足又は超過分を第2の電源端子より補給又は第1の電源端子にて吸収するようにしたことにより、強光入力時の出力電圧を所定値範囲内にクランプすると共に、反転増幅器の飽和を防止することができ、光電流・電圧変換回路の光入力範囲を改善できるという優れたが得られる。
本発明は、強光入力時の光電流・電圧変換回路内の反転増幅器のドライブ電流不足を防止し光入力範囲を改善するという目的を、反転増幅器の電流能力不足(超過)分を反転増幅器以外から与えるように工夫することで実現した。
本発明の第1実施例の光電流・電圧変換回路100を図1を参照して説明する。図1において、1は受光素子としてのフォトダイオード、2は増幅器で、フォトダイオード1はアノードが第1電源端子VLに接続され、カソードが増幅器2の入力端3に接続されている。増幅器2は、入力端3と出力端4の間に帰還抵抗11及び反転増幅器26が並列接続されている。反転増幅器26は、Nch型MOSFET5のソースが第1電源端子VLに接続され、ドレインと第2電源端子VHとの間に定電流源8が接続され、ドレインと定電流源8との接続点が次段への入力端となっている。以下、Nch型MOSFET6、定電流源9、Nch型MOSFET7、定電流源10により同様の構成で3段の反転増幅段が直流結合され、初段の入力端が増幅器2の入力端3となり、最終段の出力端が増幅器2の出力端4となっている。尚、MOSFET5、6、7および定電流源8、9、10はそれぞれ同一形状、同一サイズの素子で構成されている。
12は出力電圧のクランプ値を設定するためのクランプ素子としてのダイオード接続されたNch型MOSFETで、ゲートとドレインが増幅器2の出力端4に接続されている。
13、14はそれぞれNch型MOSFETで、各ソースが第1電源端子VLに接続され、各ゲートが共通接続されると共にNch型MOSFET13のドレインとNch型MOSFET12のソースとの接続点に共通接続され第1カレントミラー回路CM1が構成されている。
15、16はそれぞれPch型MOSFETで、各ソースが第2電源端子VHに接続され、各ゲートが共通接続されると共にNch型MOSFET14のドレインとPch型MOSFET15のドレインとの接続点に共通接続され第2カレントミラー回路CM2が構成されている。そして、Pch型MOSFET16のドレインが増幅器2の入力端3に接続されて光電流・電圧変換回路100が構成されている。
この実施例の光電流・電圧変換回路100の動作を説明する。フォトダイオード1に光入力が無い場合は、光電流Ipdは流れず、初段のMOSFET5のゲートには定電流源8から供給される電流に応じた電圧が発生する。更に次段のMOSFET6のゲートにも定電流源9から供給される電流に応じた電圧が発生する。更に次段も同様であり、それぞれのMOSFET5、6、7および定電流源8、9、10は同一形状、同一サイズの素子となっているため、各ゲートに発生する電圧は同一となる。すなわち、増幅器2の入力端3と出力端4は同一電圧Voとなる。
フォトダイオード1に光入力があると、その光量に応じた光電流Ipdが発生し、この光電流Ipdが帰還抵抗11に増幅器2の出力端4から入力端3の方向に流れる。増幅器2の入力電圧をV、1段目の反転増幅段出力電圧をV、2段目の反転増幅段出力電圧をVで表わすと、増幅器2の入力電圧Vが電圧Voより降下し、1段目の反転増幅段出力電圧をVが電圧Voより上昇し、2段目の反転増幅段出力電圧をVが電圧Voより降下し、増幅器2の出力電圧Vaが電圧Voより上昇する。この電圧の下降および上昇は段を追うに従い順次増幅され、その結果、光電流Ipdは、帰還抵抗11の両端に発生する電圧Vr=Ipd×Rf(Rf:帰還抵抗11の抵抗値)に電圧変換され、出力電圧VaはVa=Vo+Vrとなる。
フォトダイオード1への光入力レベルが更に増加し、増幅器2の出力が2段にダイオード接続されたNch型MOSFET12、13の閾値電圧の合計以上にまで増大すると、それまでオフしていたNch型MOSFET12、13がオンし、第1カレントミラー回路CM1が動作する。これにより、第2カレントミラー回路CM2の駆動用Pch型MOSFET15及び分流用Pch型MOSFET16がオンする。こうして、Nch型MOSFET13、14の素子サイズ比及びPch型MOSFET15、16の素子サイズ比に応じた電流が、帰還抵抗11を流れてきた電流と合流するかたちで光電流Ipdの一部としてフォトダイオード1に流れ込む。そして、増幅器2の出力端4から各MOSFET12→13→14→15→16の経路で増幅器2の入力端3に帰還がかかることになり、出力電圧VaをNch型MOSFET12、13の閾値電圧の合計以下にクランプするように動作する。第1カレントミラー回路CM1を構成するMOSFET13、14のミラー比(素子サイズ比)を1:m(>0)、第2カレントミラー回路CM2を構成するMOSFET15、16のミラー比を1:n(>0)とすると、従来の(m×n)分の1の電流で出力電圧Vaをクランプすることができる。
以上のように、カレントミラー比(m×n)を大きくすることにより、強光入力時の出力電圧Vaを所定値以下にクランプすることができ、増幅器のドライブ電流不足を防止することができる。すなわち、光電流・電圧変換回路の光入力範囲を改善できるという優れた効果が得られる。
本発明の第2実施例の光電流・電圧変換回路110を図2を参照して説明する。図1に示す光電流・電圧変換回路100と異なる点は、
フォトダイオード1の逆バイアスのかけ方を変え、実施例1ではフォトダイオード1のアノードが第1電源端子VLに接続されているが、実施例2ではカソードを第2電源端子VHに接続し、回路を構成する各MOSFETをそれぞれ逆極性型に変えると共に、各カレントミラー回路を構成する各MOSFETのソースの接続先を第1電源端子VLと第2電源端子VHとで入れ替える構成とした点である。
図2において、図1の構成要素に相当するものについては相当符号に添え字「a」を付している。1aは受光素子としてのフォトダイオード、2aは増幅器で、フォトダイオード1aはカソードが第2電源端子VHに接続され、アノードが増幅器2aの入力端3aに接続されている。増幅器2aは、入力端3aと出力端4aの間に帰還抵抗11a及び反転増幅器26aが並列接続されている。反転増幅器26aは、Pch型MOSFET5aのソースが第2電源端子VHに接続されドレインと第1電源端子VLとの間に定電流源8aが接続され、ドレインと定電流源8aとの接続点が次段への入力端となっている。以下、Pch型MOSFET6a、定電流源9a、Pch型MOSFET7a、定電流源10aにより同様の構成で3段の反転増幅段が直流結合され、初段の入力端が増幅器2aの入力端3aとなり、最終段の出力端が増幅器2aの出力端4aとなっている。尚、MOSFET5a、6a、7aおよび定電流源8a、9a、10aはそれぞれ同一形状、同一サイズの素子で構成されている。
12aは出力電圧のクランプ値を設定するためのクランプ素子としてのダイオード接続されたPch型MOSFETで、ゲートとドレインが増幅器2aの出力端4aに接続されている。
13a、14aはそれぞれPch型MOSFETで、各ソースが第2電源端子VHに接続され、各ゲートが共通接続されると共にPch型MOSFET13aのドレインとPch型MOSFET12aのソースとの接続点に共通接続され第3カレントミラー回路CM1Aが構成されている。
15a、16aはそれぞれNch型MOSFETで、各ソースが第1電源端子VLに接続され、各ゲートが共通接続されると共にPch型MOSFET14aのドレインとNch型MOSFET15aのドレインとの接続点に共通接続され第4カレントミラー回路CM2Bが構成されている。そして、Nch型MOSFET16aのドレインが増幅器2aの入力端3aに接続されて光電流・電圧変換回路110が構成されている。
この実施例の光電流・電圧変換回路110の動作を説明する。フォトダイオード1aに光入力が無い場合は、光電流Ipdは流れず、初段のMOSFET5aのゲートには定電流源8aから要求される電流に応じた電圧が発生する。更に次段のMOSFET6aのゲートにも定電流源9aから要求される電流に応じた電圧が発生する。更に次段も同様であり、それぞれのMOSFET5a、6a、7aおよび定電流源8a、9a、10aは同一形状、同一サイズの素子となっているため、各ゲートに発生する電圧は同一となる。すなわち、増幅器2aの入力端3aと出力端4aは同一電圧Voaとなる。
フォトダイオード1aに光入力があると、その光量に応じた光電流Ipdが発生し、この光電流Ipdが帰還抵抗11aに増幅器2aの入力端3aから出力端4aの方向に流れる。増幅器2aの入力電圧をV、1段目の反転増幅段出力電圧をV、2段目の反転増幅段出力電圧をVで表わすと、増幅器2の入力電圧Vが電圧Voaより上昇し、1段目の反転増幅段出力電圧をVが電圧Voより下降し、2段目の反転増幅段出力電圧をVが電圧Voaより上昇し、増幅器2aの出力電圧Vaが電圧Voaより下降する。この電圧の上昇および下降は段を追うに従い順次増幅され、その結果、光電流Ipdは、帰還抵抗11aの両端に発生する電圧Vra=Ipd×Rf(Rf:帰還抵抗11aの抵抗値)に電圧変換され、出力電圧VaはVa=Voa−Vraとなる。
フォトダイオード1aへの光入力レベルが更に増加し、増幅器2aの出力が2段にダイオード接続されたPch型MOSFET12a、13aの閾値電圧の合計以上にまで増大すると、それまでオフしていたPch型MOSFET12a、13aがオンし、第3カレントミラー回路CM1Aが動作する。これにより、第4カレントミラー回路CM2Bの駆動用Nch型MOSFET15a及び分流用Nch型MOSFET16aがオンする。こうして、Pch型MOSFET13a、14aの素子サイズ比及びNch型MOSFET15a、16aの素子サイズ比に応じた電流が、帰還抵抗11aに流れていく電流と分流するかたちで光電流Ipdの一部としてフォトダイオード1aから流れ出る。そして、増幅器2aの出力端4aから各MOSFET12a→13a→14a→15a→16aの経路で増幅器2aの入力端3aに帰還がかかることになり、出力電圧VaをPch型MOSFET12a、13aの閾値電圧の合計以上にクランプするように動作する。第3カレントミラー回路CM3を構成するMOSFET13a、14aのミラー比(素子サイズ比)を1:m(>0)、第4カレントミラー回路CM4を構成するMOSFET15a、16aのミラー比を1:n(>0)とすると、従来の(m×n)分の1の電流で出力電圧Vaをクランプすることができる。
以上のように、カレントミラー比(m×n)を大きくすることにより、強光入力時の出力電圧Vaを所定値以上にクランプすることができ、増幅器のドライブ電流不足を防止することができる。すなわち、光電流・電圧変換回路の光入力範囲を改善できるという優れた効果が得られる。
本発明の第3実施例の光電流・電圧変換回路120を図3を参照して説明する。
図1に示す実施例1の光電流・電圧変換回路100と異なる点は、トランジスタの種類として、実施例1ではMOSFETを用いているが、図3に示すようにバイポーラトランジスタを用いた点である。この場合、各MOSFETのドレイン、ゲート、ソースをそれぞれバイポーラトランジスタのコレクタ、ベース、エミッタに変更すると共に、各Nch型MOSFETをnpn型バイポーラトランジスタに、各Pch型MOSFETをpnp型バイポーラトランジスタに変更する構成としており実施例1と同様の作用・効果が得られる。尚、図3において、図1の構成要素に相当するものについては相当符号に添え字「b」を付して符号の説明を省略する。
本発明の第4実施例の光電流・電圧変換回路130を図4を参照して説明する。
図2に示す実施例2の光電流・電圧変換回路110と異なる点は、トランジスタの種類として、実施例2ではMOSFETを用いているが、図4に示すようにバイポーラトランジスタを用いた点である。この場合、各MOSFETのドレイン、ゲート、ソースをそれぞれバイポーラトランジスタのコレクタ、ベース、エミッタに変更すると共に、各Nch型MOSFETをnpn型バイポーラトランジスタに、各Pch型MOSFETをpnp型バイポーラトランジスタに変更する構成としており実施例2と同様の作用・効果が得られる。尚、図4において、図2の構成要素に相当するものについては相当符号の添え字「a」に替え添え字「c」を付して符号の説明を省略する。
尚、反転増幅器の段数として、実施例1〜4では3段で構成されているが、1段以上の奇数段で構成してもよい。
また、フォトダイオードに光入力が無い場合の反転増幅器の初期出力値となる電圧Voが安定するように、実施例1〜2では反転増幅器を構成する各段のMOSFETと定電流源との直列接続点に、ゲートとドレインが接続されソースがフォトダイオードのアノードと同じ電源端子に接続された反転増幅器を構成する各段のMOSFETと同じ型のMOSFETを接続してもよいし、実施例3〜4では反転増幅器を構成する各段のバイポーラトランジスタと定電流源との直列接続点に、ベースとコレクタが接続されエミッタがフォトダイオードのアノードと同じ電源端子に接続された反転増幅器を構成する各段のバイポーラトランジスタと同じ型のバイポーラトランジスタを接続してもよい。更にまた、受光素子として、PINフォトダイオードの他、アバランシェ・フォトダイオードを用いてもよい。
本発明の光電流・電圧変換回路は、赤外線通信や光ケーブル通信等の光受信回路および最近の光ディスク装置でのレーザー反射光信号を電気的ディジタル信号に変換する光検出回路にも広く適用できる。
本発明の第1実施例の光電流・電圧変換回路100を示す回路図。 本発明の第2実施例の光電流・電圧変換回路110を示す回路図。 本発明の第3実施例の光電流・電圧変換回路120を示す回路図。 本発明の第4実施例の光電流・電圧変換回路130を示す回路図。 従来の一実施例の光電流・電圧変換回路200を示す回路図。 従来の他の実施例の光電流・電圧変換回路210を示す回路図。 従来の更に他の実施例の光電流・電圧変換回路220を示す回路図。 光電流・電圧変換回路の反転増幅器の1例を示す回路図。
符号の説明
1、1a、1b、1c フォトダイオード
2、2a、2b、2c 増幅器
3、3a、3b、3c 入力端
4、4a、4b、4c 出力端
5、6、7 Nch型MOSFET
5a、6a、7a Pch型MOSFET
5b、6b、7b npn型バイポーラトランジスタ
5c、6c、7c pnp型バイポーラトランジスタ
8、9、10 定電流源
8a、9a、10a 定電流源
8b、9b、10b 定電流源
8c、9c、10c 定電流源
11、11a、11b、11c 帰還抵抗
12、13、14 Nch型MOSFET
12a、13a、14a Pch型MOSFET
12b、13b、14b npn型バイポーラトランジスタ
12c、13c、14c pnp型バイポーラトランジスタ
15、16 Pch型MOSFET
15a、16a Nch型MOSFET
15b、16b pnp型バイポーラトランジスタ
15c、16c npn型バイポーラトランジスタ
CM1、CM1a、CM1b、CM1c 第1カレントミラー回路
CM2、CM2a、CM2b、CM2c 第2カレントミラー回路
VL 第1電源端子
VH 第2電源端子
21 フォトダイオード
22 増幅器
23 入力端
24 出力端
25 帰還抵抗
26、26a 反転増幅器
27 ダイオード
28 Nch型MOSFET
100、110、120、130 本発明の光電流・電圧変換回路
200、210、220 従来の光電流・電圧変換回路

Claims (10)

  1. 入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、前記増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、ゲートとドレインが前記増幅器の出力端に接続され、前記増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するための第1のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートとドレインが前記第1のMOSFETのソースに接続された第2のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートが前記第2のMOSFETのゲートに共通接続された第3のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートとドレインが前記第3のMOSFETのドレインに接続された第4のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートが前記第4のMOSFETのゲートに共通接続され、ドレインが前記増幅器の入力端に接続された第5のMOSFETとを含み、前記第1、第2、第3の各MOSFETの極性がNch型であり、前記第4、第5の各MOSFETの極性がPch型であり、前記増幅器を構成する反転増幅器が、ソース接地したMOSFETと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
  2. 入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、前記増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、ゲートとドレインが前記増幅器の出力端に接続され、前記増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するための第1のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートとドレインが前記第1のMOSFETのソースに接続された第2のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートが前記第2のMOSFETのゲートに共通接続された第3のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートとドレインが前記第3のMOSFETのドレインに接続された第4のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートが前記第4のMOSFETのゲートに共通接続され、ドレインが前記増幅器の入力端に接続された第5のMOSFETとを含み、前記第1、第2、第3の各MOSFETの極性がPch型であり、前記第4、第5の各MOSFETの極性がNch型であり、前記増幅器を構成する反転増幅器が、ソース接地したMOSFETと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
  3. 入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、前記増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、アノードが前記増幅器の出力端に接続され、前記増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するためのダイオードと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートとドレインが前記ダイオードのカソードに接続された第2のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートが前記第2のMOSFETのゲートに共通接続された第3のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートとドレインが前記第3のMOSFETのドレインに接続された第4のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートが前記第4のMOSFETのゲートに共通接続され、ドレインが前記増幅器の入力端に接続された第5のMOSFETとを含み、前記第2、第3の各MOSFETの極性がNch型であり、前記第4、第5の各MOSFETの極性がPch型であり、前記増幅器を構成する反転増幅器が、ソース接地したMOSFETと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
  4. 入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、前記増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、カソードが前記増幅器の出力端に接続され、前記増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するためのダイオードと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートとドレインが前記ダイオードのアノードに接続された第2のMOSFETと、ソースが第1の電源端子に接続され、ゲートが前記第2のMOSFETのゲートに共通接続された第3のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートとドレインが前記第3のMOSFETのドレインに接続された第4のMOSFETと、ソースが第2の電源端子に接続され、ゲートが前記第4のMOSFETのゲートに共通接続され、ドレインが前記増幅器の入力端に接続された第5のMOSFETとを含み、前記第2、第3の各MOSFETの極性がPch型であり、前記第4、第5の各MOSFETの極性がNch型であり、前記増幅器を構成する反転増幅器が、ソース接地したMOSFETと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
  5. 入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、前記増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、ベースとコレクタが前記増幅器の出力端に接続され、前記増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するための第1のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースとコレクタが前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタに接続された第2のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースが前記第2のバイポーラトランジスタのベースに共通接続された第3のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースとコレクタが前記第3のバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第4のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースが前記第4のバイポーラトランジスタのベースに共通接続され、コレクタが前記増幅器の入力端に接続された第5のバイポーラトランジスタとを含み、前記第1、第2、第3の各バイポーラトランジスタの極性がnpn型であり、前記第4、第5の各バイポーラトランジスタの極性がpnp型であり、前記増幅器を構成する反転増幅器が、エミッタ接地したバイポーラトランジスタと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
  6. 入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、前記増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、ベースとコレクタが前記増幅器の出力端に接続され、前記増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するための第1のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースとコレクタが前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタに接続された第2のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースが前記第2のバイポーラトランジスタのベースに共通接続された第3のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースとコレクタが前記第3のバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第4のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースが前記第4のバイポーラトランジスタのベースに共通接続され、コレクタが前記増幅器の入力端に接続された第5のバイポーラトランジスタとを含み、前記第1、第2、第3の各バイポーラトランジスタの極性がpnp型であり、前記第4、第5の各バイポーラトランジスタの極性がnpn型であり、前記増幅器を構成する反転増幅器が、エミッタ接地したバイポーラトランジスタと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
  7. 入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、前記増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、アノードが前記増幅器の出力端に接続され、前記増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するためのダイオードと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースとコレクタが前記ダイオードのカソードに接続された第2のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースが前記第2のバイポーラトランジスタのベースに共通接続された第3のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースとコレクタが前記第3のバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第4のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースが前記第4のバイポーラトランジスタのベースに共通接続され、コレクタが前記増幅器の入力端に接続された第5のバイポーラトランジスタとを含み、前記第2、第3の各バイポーラトランジスタの極性がnpn型であり、前記第4、第5の各バイポーラトランジスタの極性がpnp型であり、前記増幅器を構成する反転増幅器が、エミッタ接地したバイポーラトランジスタと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
  8. 入出力端間に帰還抵抗及び反転増幅器が接続された増幅器と、前記増幅器の入力端に逆バイアス接続され光信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、カソードが前記増幅器の出力端に接続され、前記増幅器の出力電圧のクランプ値を設定するためのダイオードと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースとコレクタが前記ダイオードのアノードに接続された第2のバイポーラトランジスタと、エミッタが第1の電源端子に接続され、ベースが前記第2のバイポーラトランジスタのベースに共通接続された第3のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースとコレクタが前記第3のバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第4のバイポーラトランジスタと、エミッタが第2の電源端子に接続され、ベースが前記第4のバイポーラトランジスタのベースに共通接続され、コレクタが前記増幅器の入力端に接続された第5のバイポーラトランジスタとを含み、前記第1、第2、第3の各バイポーラトランジスタの極性がpnp型であり、前記第4、第5の各バイポーラトランジスタの極性がnpn型であり、前記増幅器を構成する反転増幅器が、エミッタ接地したバイポーラトランジスタと定電流源との直列回路からなる同一構成の反転増幅段を奇数段直流結合して構成されていることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
  9. 請求項1〜8のうちの1つに記載の光電流・電圧変換回路において、前記受光素子が、PINフォトダイオードであることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
  10. 請求項1〜8のうちの1つに記載の光電流・電圧変換回路において、前記受光素子が、アバランシェ・フォト・ダイオードであることを特徴とする光電流・電圧変換回路。
JP2004016572A 2004-01-26 2004-01-26 光電流・電圧変換回路 Pending JP2005210558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004016572A JP2005210558A (ja) 2004-01-26 2004-01-26 光電流・電圧変換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004016572A JP2005210558A (ja) 2004-01-26 2004-01-26 光電流・電圧変換回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005210558A true JP2005210558A (ja) 2005-08-04

Family

ID=34901687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004016572A Pending JP2005210558A (ja) 2004-01-26 2004-01-26 光電流・電圧変換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005210558A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9153708B2 (en) 2013-03-22 2015-10-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Light receiving circuit and photocoupler
JP2016167703A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社東芝 トランスインピーダンス回路
US9562808B2 (en) 2014-08-29 2017-02-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Light receiving circuit and light coupling device
WO2021161675A1 (ja) * 2020-02-10 2021-08-19 三菱電機株式会社 赤外線検出素子

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9153708B2 (en) 2013-03-22 2015-10-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Light receiving circuit and photocoupler
US9562808B2 (en) 2014-08-29 2017-02-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Light receiving circuit and light coupling device
JP2016167703A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社東芝 トランスインピーダンス回路
CN105958951A (zh) * 2015-03-09 2016-09-21 株式会社东芝 跨阻电路
CN105958951B (zh) * 2015-03-09 2020-02-14 株式会社东芝 跨阻电路
WO2021161675A1 (ja) * 2020-02-10 2021-08-19 三菱電機株式会社 赤外線検出素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8054123B2 (en) Fast differential level shifter and boot strap driver including the same
US8575986B2 (en) Level shift circuit and switching regulator using the same
JP4303057B2 (ja) 光電流・電圧変換回路
US7683687B2 (en) Hysteresis characteristic input circuit including resistors capable of suppressing penetration current
JP2016048849A (ja) 光受信回路および光結合装置
KR920020834A (ko) 외부 바이어스를 이용한 광대역 선형 이득 조절증폭기
JP4727187B2 (ja) 光電流・電圧変換回路
JP2005210558A (ja) 光電流・電圧変換回路
JP5231118B2 (ja) 受光アンプ回路
US8384055B2 (en) Output circuit, light-receiver circuit using the same, and photocoupler
JP2010050619A (ja) 光受信増幅器
TW200935206A (en) Low voltage cascode current mirror with enhanced input current dynamic range
JP2006186344A (ja) 光結合装置
JP2005072925A (ja) 光電流・電圧変換回路
JP4536393B2 (ja) 光電流・電圧変換回路
JP5003586B2 (ja) 半導体レーザ駆動回路
JP2005072924A (ja) 光電流・電圧変換回路
JP2008011001A (ja) 電流電圧変換回路及び電流電圧変換方法
JP4079621B2 (ja) 光電流・電圧変換回路
JP2006025085A (ja) Cmos駆動回路
JP4092243B2 (ja) 光増幅回路
JP2005217468A (ja) 光電流・電圧変換回路
CN220492858U (zh) 一种防止反向输入漏电的推挽式输出电路
US7629567B2 (en) Light receiving circuit having two switched photodiodes
WO2021111994A1 (ja) 基準電圧生成回路