JP2005206027A - シートバックのサイドサポート構造 - Google Patents

シートバックのサイドサポート構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005206027A
JP2005206027A JP2004014444A JP2004014444A JP2005206027A JP 2005206027 A JP2005206027 A JP 2005206027A JP 2004014444 A JP2004014444 A JP 2004014444A JP 2004014444 A JP2004014444 A JP 2004014444A JP 2005206027 A JP2005206027 A JP 2005206027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
seat
support
support plate
support structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004014444A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4301014B2 (ja
Inventor
Kenzo Miyagawa
賢三 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2004014444A priority Critical patent/JP4301014B2/ja
Publication of JP2005206027A publication Critical patent/JP2005206027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4301014B2 publication Critical patent/JP4301014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】 着座者をシートバックにてサイドサポートするに際し、シートサイドの位置状態を変えることを滑らかに行うことと、シートサイドと天板部との境界部位に生じ得る段差や間隙や肉余りを少なくして着座者に与える不快感を少なくすることと、をサイドサポート効果を損なうことなく行う。
【解決手段】 シートバック11の両側のサイド部70の位置状態を変化させて着座者の両側部の保持状態を変えることのできるシートバックのサイドサポート構造であって、サイド部70を応動させ得るように配されたサポートプレート40と、サポートプレート40を、シートバック11の天板部とサイド部70との境界部位Bの前端を回動中心Cとして、サイド部70を前後に屈曲回動させる方向に案内するブラケット30と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シートバックのサイドサポート構造に関するものであり、詳しくは、自動車等のシートバックの両側のシートサイドの位置状態を変化させて着座者の両側部の保持状態を変えることのできるシートバックのサイドサポート構造に関する。
自動車等の車両走行時において、悪路走行の際やカーブを曲がる際等に車両にかかる横方向(遠心方向)の加速度は、乗員に対して揺動力を附勢することとなり、乗員は、この附勢に抗して正常な着座姿勢を保持しようと常に気を付けていなければならない。したがって、乗員の座り心地が不快となるばかりでなく、運転者にとっても余計な疲労感を受けることとなる。
そこで、このような問題に対処すべく、例えば、後記特許文献1に示すように、乗員の両サイドを保持状態にして横方向への変位を抑止するサイドサポート装置が開示されている。この開示では、シートバックフレームの両側に、リンク構造により回動可能とされたサポートステーが備えられており、必要時には、このサポートステーが着座者の上体から離反したオープン位置から着座者の両サイドをサポートするクローズ位置に位置調節ができる装置が提案されている。ここで、シートバックは、着座者の背面を支持する天板部と、天板部の両側に設けられて着座者を両サイドから支持するサイドサポートと、を含んで構成されている。したがって、この開示では、サイドサポートを後側から支持しているサポートステーの位置調節を行うことにより、サイドサポートを内向させ、着座姿勢の崩れを抑止するようにしている。
実開平1−110647号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、着座者の着座姿勢の崩れをある程度抑止することはできたが、そのサポート状態は、常に好適であるとは言い難く、しかも、場合によっては座り心地を不快にするものであった。
すなわち、この開示のものは、サポートステーをシートバックフレーム(シートバックフレームに剛結合されたリンク)に対向配置し、これらの両側をリンク(主動節と従動節)により回動可能に連結した、いわゆる四節リンクの構造とされている。詳しくは、四節リンクの主動節をシートバックの内方側に配し、従動節(主動節よりも長尺に形成されたもの)を外方側に配し、主動節のシートバックフレーム側の節に駆動力を付与して回動させることで、サポートステーを内方向に移動させるようにしていた。より詳しくは、主動節は、サポートステーをクローズ位置(サポート状態の位置)に移動させるに伴い、前方向(シートの前方向)に立上がる(突出する)ようにして回動していた。すなわち、サポートステーは、あくまでもオープン位置が使用時の基準位置(通常位置)とされるため、クローズ位置(サポート状態となる位置)に到達する頃には、主動節の長さによって基準位置よりも前方向に突出することになる。このことは、サイドサポートを天板部に対して前方向に突出させる(天板部とサイドサポートとの境界部位に段差を生じさせる)ことになり、座り心地を不快にするものであった。または、クローズ位置によっては、サイドサポートの位置が天板部の位置まで到達せず、両者の間に間隙を生じさせることとなった。または、サイドサポートの位置が天板部の位置よりも更に食込んで押圧し、両者の間に肉余りを生じさせることとなった。加えて、サポートステーは、クローズ位置に接近するに連れて、内方向に移動して支持幅を狭め、更に、サイドサポートと天板部との間に生じる段差を大きくする。したがって、特に、体型の細い着座者が利用する場合には、より一層の不快感を与えるものであった。
また、この装置では、主動節のシートバックフレーム側の節に回動駆動力を作用させている。したがって、サポートステーをクローズ位置に移動させる際には、この回動中心に着座者の背面方向の荷重に抗した立上がり力を付与しなければならない。したがって、場合によっては、駆動機構に係る負荷が大となることがあり、作動が滑らかに行われないことがあった。
なお、上述したような問題を解決すべく、例えば、主動節を短尺に形成しすぎると、サポートステーの変位量が減少し、サイドサポートによるサポート効果がほとんど得られない結果となる。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、着座者をシートバックにて両サイドからサポートするに際し、シートサイド(サイドサポート)の位置状態を変えることを滑らかに行うことと、シートサイドと天板部との境界部位に生じ得る段差や間隙や肉余りを少なくして着座者に与える不快感を少なくすることと、をサイドサポート効果を損なうことなく行うことである。
上記課題を解決するために、本発明のシートバックのサイドサポート構造は次の手段をとる。
先ず、本発明の第1の発明は、シートバックの両側のシートサイドの位置状態を変化させて着座者の両側部の保持状態を変えることのできるシートバックのサイドサポート構造であって、シートサイドを応動させ得るように配されたサポートプレートと、該サポートプレートを、シートバックの天板部とシートサイドとの境界部位の前端を回動中心として、シートサイドを前後に屈曲回動させる方向に案内する案内部と、を備えるものである。
この第1の発明によれば、シートバックの両シートサイドは、サポートプレートによって応動可能状態とされている。また、このサポートプレートは、案内部によって、シートバックの天板部とシートサイドとの境界部位の前端を回動中心として前後方向に回動可能状態とされている。したがって、シートサイドは、この回動可能なサポートプレートに応動して、同回動中心回りに屈曲回動される。すなわち、シートサイドを、終始、シートバックの天板部とシートサイドとの間の境界部位の前端を回動中心として回動させる。
次に、本発明の第2の発明は、上述した第1の発明において、サポートプレートの上下部に摺動ピンを備え、案内部に該摺動ピンの摺動案内を行う案内溝が備えられている。
この第2の発明によれば、サポートプレートに備えられた摺動ピンが、案内部の案内溝に係合されて摺動回動される。すなわち、サポートプレートの回動が滑らかに行われ、延いては、シートサイドの回動が滑らかに行われる。
また、摺動ピンがサポートプレートの上下部に備えられているため、案内部の案内溝は、摺動ピンに係合可能なサイズで、かつ、サポートプレートの回動に必要な長さ分だけ形成されれば足る。
次に、本発明の第3の発明は、上述した第1または第2の発明において、更に、サポートプレートを回動させる駆動手段が設けられているものである。
ここで、駆動手段とは、周知の電動モータ等の駆動力を発生させるもののことであり、所定のスイッチ操作によって作動するものや手動操作をアシストするように作動するものを含む。
この第3の発明によれば、サポートプレートの回動が、駆動手段による駆動力の作用によって行われる。したがって、例えば、手動操作による場合と比べて、操作が簡単となり、サポートプレートの回動量の微調整や回動規制などが適確に行われる。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、本発明の第1の発明によれば、着座者をシートバックにてサイドサポートするに際し、天板部とシートサイドとの間の境界部位の前端を回動中心としてシートサイドを屈曲回動させることにより、終始、天板部との間(天板部との境界部位)に段差や間隙や肉余りを生じさせない。したがって、着座者に与える不快感を少なくすることができる。また、案内部の案内によりシートサイドを屈曲回動させるため、シートサイドの位置状態を変えることが滑らかに行える。加えて、このような効果は、従前のサイドサポート効果を何ら損なうことなく得ることができる。
次に、本発明の第2の発明によれば、シートサイドの屈曲回動を、更に滑らかに行うことができる。また、サポートプレートを摺動案内する案内部をコンパクトにすることができ、係る構成を簡単にすることができる。
次に、本発明の第3の発明によれば、シートサイドの屈曲回動操作を簡単に行うことができ、更に、回動量の微調整や回動規制などが適確に行える。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
図1〜図6は、シートバック11のサイドサポート構造の一実施例を示すものである。図1はシートバック11のサイドサポート構造の斜視図、図2は図1における部分拡大斜視図、図3は図2におけるA方向から見た図(通常状態)、図4はサイド部のサイドサポート状態を示す図、図5は図4において更にエアバッグを展開させた時のサイドサポート状態を示す図、図6はシート10の使用状態を示す概略平面図である。なお、本実施例において、「前」を示す方向は車両のフロント方向のことであり、「後」を示す方向は車両のリア方向のことである。
本実施例のシートバック11のサイドサポート構造は、図1に良く示されているように、自動車等の車両用シート10のシートバック11の両側を構成するサイド部70の位置状態を変化させて、着座者の両側部の保持状態を変えることのできる構成を有している。なお、12はシートクッションである。詳しくは、サイド部70を、着座者の上体両側から離反する方向に位置するオープン位置と着座者の両サイドをサポートするクローズ位置との間で移動させ得る構成とされる。なお、サイド部70が、本発明のシートサイドに相当する。
具体的には、シートバック11のサイドサポート構造は以下のような構成とされている。
先ず、図1及び図2に良く示されるように、シートバック11には、平板面21を有して形成されたシートバックフレーム(以下、フレーム20とする)が内部に備えられている。そして、この平板面21の所定位置において、上下一対のブラケット30が左右にそれぞれ固設されている。ここで、ブラケット30が本発明の案内部に相当する。
また、一方で、シートバック11は、天板部60を挟む両側に形成されたサイド部70内所のパッド71(図3参照)において、上下に摺動ピン41,43を有するサポートプレート40(摺動ピン43を有する補助具42が一体的に形成されている)が着接状態で配されている。詳しくは、図3等に良く示されるように、サイド部70のパッド71後側が窪み形状を呈しており、サポートプレート40が嵌込まれている。なお、天板部60内のパッド61とサイド部70のパッド71(これらパッド61,71はウレタン樹脂等から成る)は、互いに分離して形成されている。
また、上述したブラケット30には、円弧状の第1溝31と第2溝32とが形成されており、サポートプレート40の摺動ピン41,43をそれぞれ係合させることによりサポートプレート40を円弧に沿った摺動可能に支持している。詳しくは、第1溝31及び第2溝32は、天板部60とサイド部70との境界部位Bの前端(図3における紙面左方向)を回動中心Cとした円弧形状とされている。すなわち、サポートプレート40は、この回動中心Cの回りを円弧状の溝31,32に沿って摺動するようになっている。
また、このサポートプレート40が嵌込まれたサイド部70は、上述したサポートプレート40の回動に応動する構成とされている。すなわち、サイド部70のパッド71は、天板部60内のパッド61と互いに分離して形成されており、サイド部70のパッド71がサポートプレート40の回動によって押引されると、サイド部70も同回動中心Cの回りに回動し、天板部60に対して屈曲する。このとき、サイド部70は、天板部60との境界部位Bの前端を常に不動の回動中心Cとしているため、サイド部70のパッド71の前隅部位(図3における紙面左方向)と天板部60のパッド61の前隅部位との間(回動中心Cの近傍)の相対的離間寸法は、終始、一定とされる。したがって、サイド部70と天板部60との間の境界部位Bでは、サイド部70の屈曲回動によって、前後方向に離間して段差や間隙を生じたり、互いに食込んで肉余りを生じさせたりすることはない。
すなわち、例えば、サイド部70の回動中心Cが、天板部60とサイド部70との境界部位Bの前端にない場合には、サイド部70が屈曲回動すると、サイド部70のパッド71が天板部60のパッド61に対して前後左右方向に離間して、両者の間に段差や間隙を生じさせる。または、サイド部70のパッド71が天板部60のパッド61を押圧し、シートバック11の表面に肉余りを発生させる。しかしながら、本実施例の場合には、この両パッド61,71の前隅部位が略当接状態の位置関係を保持したままサイド部70が屈曲回動するため、両パッド61,71間に段差や間隙や肉余りを生じさせることはない。
ところで、図3等に良く示されるように、このシートバック11の表面にはシートカバー80が張設されており、シートバック11の後部において、シートカバー80の両至端がバネ90によって伸張可能に連結されている。より詳しくは、シートカバー80は、シートバック11の後部に設けられたボード100とフレーム20との間に両至端がそれぞれ挿入されて、これらがバネ90によって連結されている。
したがって、例えば、サイド部70を前方向に屈曲回動させるなどの場合には、シートバック11の後側面において不足されるシートカバー80がボード100とフレーム20との間の隠れた位置から必要な分だけ送出される。また、この状態(サイド部70が前方向に屈曲回動させた状態)から後方向に屈曲回動させる場合には、余分なシートカバー80がバネ90の弾性力によってボード100とフレーム20との間の隠れた位置に引戻される。
これにより、シートカバー80自体を伸張性のある素材にすることなくして、シートカバー80を常に張設した状態に保持するとともに、サイド部70の前後方向への屈曲回動時には、引張り等の負荷を大きく与えることなく滑らかな挙動を達成している。
また、前述したように、サイド部70を屈曲回動してもパッド61,71間に段差や間隙や肉余りが生じない。したがって、シートカバー80の前面側の張設状態は一定とされ、屈曲回動によってシートカバー80の前面側にシワが生じるといったことはない。
次に、図3に良く示されるように、ブラケット30とサポートプレート40との間位置には、サポートプレート40を摺動駆動するための駆動装置50が介在されている。具体的には、駆動装置50は、モータ51により発生する回動駆動力を、サポートプレート40の摺動ピン43に回動自在に連結されたプッシュロッド54を押引する直線方向の駆動力に変換し、サポートプレート40を駆動(押引)している。詳しくは、モータ51の回動駆動力を、図示しない傘歯車等によってスクリュー52に伝達している。また、スクリュー52に伝達された回動駆動力は、外周にピン53aが付設されたナット53を介して、プッシュロッド54の直線方向の駆動力に変換される。詳しくは、プッシュロッド54の一端側の貫通孔54aには、回動自在にピン53aが挿通されており(ピン53aはCリングにより抜止めされている)、他端側の貫通孔54bには、回動自在にサポートプレート40の摺動ピン43が挿通されている。
したがって、この回動駆動力によって摺動ピン43を押引することにより、サポートプレート40を第2溝32に沿って(第1溝31にも沿って)摺動させることができる。なお、本実施例においては、スイッチ操作により駆動装置50が駆動され、サポートプレート40を所望の分だけ回動させることが簡単に(スイッチ操作により自動的に)行えるようになっている。
なお、本実施例においては、図5に良く示されるように、サイド部70のパッド71とサポートプレート40との間にエアチューブ110が介設されている。このエアチューブ110は、必要時に、インフレータやポンプ等により吸気を受けて展開するようになっている。これにより、サイド部70が第1溝31及び第2溝32の終端まで回動した状態において、エアチューブ110を展開させると、サイド部70を更に前方向に屈曲回動させることができる。すなわち、必要に応じて、サポートプレート40の回動範囲を更に広げることができる。
以上のように、本実施例のシートバック11のサイドサポート構造が構成されている。続いて、着座者をサイドサポートするための使用方法について図3〜図6に基づいて説明する。
始めに、図3及び図6(サイド部70の二点鎖線で示す開いた側)に示されるように、サポートプレート40がオープン位置の姿勢とされている。この状態においては、サイド部70の前面は天板部60に対して滑らかな略面一状態とされている。また、サポートプレート40の補助具42との間に形成されている段差は、着座者に違和感を感じさせない程度に形成されたものである。
次に、スイッチ操作により駆動装置50を駆動し、サポートプレート40をクローズ位置の方向に移動(摺動)させる。すると、図4及び図6(サイド部70の実線)に示されるように、サポートプレート40の移動にサイド部70が応動し、天板部60に対して前側に滑らかに屈曲回動する。詳しくは、シートバック11の後側面において、不足されるシートカバー80がボード100とフレーム20との間位置から必要量だけ送出されながら、サイド部70が回動中心Cの回りに滑らかに回動する。
したがって、サイド部70の天板部60の前隅部位と天板部60のパッド61の前隅部位との位置関係は常に保持され、両パッド61,71間に段差や間隙や肉余りを生じさせることはない。また、シートバック11の前面側に、シートカバー80のシワを生じさせることもない。
そして、サイド部70が着座者の両側部を好適に保持する位置まで到達したら、駆動装置50の駆動を停止する。このようにして、サイド部70は、着座者に凹凸による違和感を与えることなく、オープン位置からクローズ位置に滑らかに移動される。
なお、図5及び図6(サイド部70の二点鎖線で示す閉じた側)に示されるように、サイド部70が上述した駆動操作によって第1溝31及び第2溝32の終端まで回動した状態で、エアチューブ110を展開させると、サイド部70は、更に前方向に屈曲回動する。詳しくは、前述したサイド部70の回動挙動と同様にして回動を更に進行させるため、やはり両パッド61,71間に段差や間隙や肉余りを生じさせることなく滑らかに回動する。すなわち、サイド部70の回動可能な領域が更に広げられる。したがって、例えば、体型の細い着座者に対して適用する場合であっても、サイドサポートが好適に行える。
このように、本実施例のシートバック11のサイドサポート構造では、着座者をシートバック11にてサイドサポートするに際し、天板部60との境界部位Bの前端を回動中心Cとしてサイド部70を回動させている。具体的には、円弧状の第1溝31及び第2溝32に沿ってサポートプレート40(の摺動ピン41,43)を摺動させるのみで、サイド部70を好適な状態(回動中心Cの回りに回動する状態)で応動させることができる。
したがって、終始、天板部60との間に段差や間隙や肉余りを生じさせることなく、サポートするに十分な位置までサイド部70を滑らかに屈曲回動させる(位置状態を変える)ことができる。すなわち、着座者の座り心地を不快にすることなく十分なサイドサポート効果を得ることができるため、好適である。
また、上述したように、サポートプレート40を摺動させるための構成は、サポートプレート40の摺動ピン41,43を係合可能な溝31,32をブラケット30に設けるのみでよい。したがって、ブラケット30をコンパクトに形成することができ、係る構成も非常に簡単にすることができる。
更に、サイド部70の回動は、駆動装置50(駆動手段)により自動的に(スイッチ操作のみで)行える。したがって、例えば、サイド部70の回動を手動操作で行う場合に比べて、係る操作が簡単となり、また、サポートプレート40の回動量の微調整や回動規制などを適確に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を一実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
例えば、本実施例においては、ブラケット30に形成される溝31,32を、図2及び図3などに示すようにして2箇所に形設したものを示したが、このような形設位置に限定されることはなく、同様にしてサイド部70を回動中心Cの回りに回動させることのできる位置に形成されていれば構わない。すなわち、サポートプレートに付設される摺動ピンの位置に対応させて溝を形成するようにすれば、同様の作用及び効果を得ることができる。
また、シートカバー80の素材は、特に伸張性のないものとし、両至端をシートバック11の後側においてバネ90で連結することにより、サイド部70の回動に柔軟に対応できるものを示したが、バネ90に限定されるものではなく、ゴム等の弾性素材に代替したものであってもよい。また、シートカバーを伸張性のある素材で形成した場合には、このような構成をとることなくサイド部の回動に柔軟に対応できることは言うまでもない。
本発明の一実施例を示すシートバックのサイドサポート構造の斜視図である。 図1における部分拡大斜視図である。 図2におけるA方向から見た図(通常状態)である。 サイド部のサイドサポート状態を示す図である。 図4において更にエアバッグを展開させた時のサイドサポート状態を示す図である。 シートの使用状態を示す概略平面図である。
符号の説明
10 シート
11 シートバック
12 シートクッション
20 フレーム
21 平板面
30 ブラケット(案内部)
31 第1溝(案内溝)
32 第2溝(案内溝)
40 サポートプレート
41 摺動ピン
42 補助具
43 摺動ピン
50 駆動装置(駆動手段)
51 モータ
52 スクリュー
53 ナット
53a ピン
54 プッシュロッド
54a 貫通孔
54b 貫通孔
60 天板部
61 パッド
70 サイド部(シートサイド)
71 パッド
80 シートカバー
90 バネ
100 ボード
110 エアチューブ
B 境界部位
C 回動中心

Claims (3)

  1. シートバックの両側のシートサイドの位置状態を変化させて着座者の両側部の保持状態を変えることのできるシートバックのサイドサポート構造であって、
    前記シートサイドを応動させ得るように配されたサポートプレートと、
    該サポートプレートを、前記シートバックの天板部と前記シートサイドとの境界部位の前端を回動中心として、前記シートサイドを前後に屈曲回動させる方向に案内する案内部と、
    を備えることを特徴とするシートバックのサイドサポート構造。
  2. 請求項1に記載のシートバックのサイドサポート構造であって、
    前記サポートプレートの上下部に摺動ピンを備え、前記案内部に該摺動ピンの摺動案内を行う案内溝が備えられていることを特徴とするシートバックのサイドサポート構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシートバックのサイドサポート構造であって、
    更に、前記サポートプレートを回動させる駆動手段が設けられていることを特徴とするシートバックのサイドサポート構造。
JP2004014444A 2004-01-22 2004-01-22 シートバックのサイドサポート構造 Expired - Fee Related JP4301014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004014444A JP4301014B2 (ja) 2004-01-22 2004-01-22 シートバックのサイドサポート構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004014444A JP4301014B2 (ja) 2004-01-22 2004-01-22 シートバックのサイドサポート構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005206027A true JP2005206027A (ja) 2005-08-04
JP4301014B2 JP4301014B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=34900230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004014444A Expired - Fee Related JP4301014B2 (ja) 2004-01-22 2004-01-22 シートバックのサイドサポート構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4301014B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000390A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nhk Spring Co Ltd 車両用シート装置
DE102009044817A1 (de) 2008-12-09 2010-07-08 Toyota Boshoku K.K., Kariya-shi Fahrzeugsitz
JP2011178202A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Aisin Seiki Co Ltd サイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置
EP2431220A1 (en) * 2009-05-11 2012-03-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat
JP2012136040A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2013018372A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Aisin Seiki Co Ltd サイドサポート装置
DE102011116634A1 (de) * 2011-10-20 2013-04-25 Faurecia Autositze Gmbh Rückenlehne eines Fahrzeugsitzes
JP2015096403A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 トヨタ自動車株式会社 車両用シート
CN111164013A (zh) * 2017-10-03 2020-05-15 新加坡航空公司 飞机座椅
DE102019207286A1 (de) * 2019-05-18 2020-11-19 Robert Bosch Gmbh Fahrzeugsitz
DE102010063478B4 (de) 2010-12-20 2021-08-19 Robert Bosch Gmbh Insassenstütze
DE102023002177A1 (de) 2023-05-30 2023-11-30 Mercedes-Benz Group AG Sitzanlage für einen Fondbereich eines Kraftwagens sowie Verfahren
DE102023002355B3 (de) 2023-06-09 2024-02-29 Mercedes-Benz Group AG Fahrzeugsitz

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000390A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nhk Spring Co Ltd 車両用シート装置
DE102009044817A1 (de) 2008-12-09 2010-07-08 Toyota Boshoku K.K., Kariya-shi Fahrzeugsitz
EP2431220A1 (en) * 2009-05-11 2012-03-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat
JP5099226B2 (ja) * 2009-05-11 2012-12-19 トヨタ自動車株式会社 車両用シート
EP2431220A4 (en) * 2009-05-11 2013-09-04 Toyota Motor Co Ltd VEHICLE SEAT
US8469448B2 (en) 2010-02-26 2013-06-25 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Operation mechanism of side support apparatus and side support apparatus using same for vehicular seat
JP2011178202A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Aisin Seiki Co Ltd サイドサポート装置の作動機構およびそれを使用した車両用シートのサイドサポート装置
DE102010063478B4 (de) 2010-12-20 2021-08-19 Robert Bosch Gmbh Insassenstütze
JP2012136040A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2013018372A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Aisin Seiki Co Ltd サイドサポート装置
DE102011116634A1 (de) * 2011-10-20 2013-04-25 Faurecia Autositze Gmbh Rückenlehne eines Fahrzeugsitzes
JP2015096403A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 トヨタ自動車株式会社 車両用シート
CN111164013A (zh) * 2017-10-03 2020-05-15 新加坡航空公司 飞机座椅
CN111164013B (zh) * 2017-10-03 2023-10-31 新加坡航空公司 飞机座椅
DE102019207286A1 (de) * 2019-05-18 2020-11-19 Robert Bosch Gmbh Fahrzeugsitz
DE102023002177A1 (de) 2023-05-30 2023-11-30 Mercedes-Benz Group AG Sitzanlage für einen Fondbereich eines Kraftwagens sowie Verfahren
DE102023002355B3 (de) 2023-06-09 2024-02-29 Mercedes-Benz Group AG Fahrzeugsitz

Also Published As

Publication number Publication date
JP4301014B2 (ja) 2009-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9371011B2 (en) Seat cushion extension apparatus
US7614693B2 (en) Seating area adjuster
JP4301014B2 (ja) シートバックのサイドサポート構造
WO2015049937A1 (ja) ショルダサポートアジャスタ及び車両用シート
JP2009279952A (ja) シートクッション長可変の車両用シート
JP4825612B2 (ja) 車両用シート装置
KR101180677B1 (ko) 차량용 레그레스트
JP2008143364A (ja) 車両用シート
JPH06284940A (ja) 車両のシート装置
KR101731848B1 (ko) 자동차 시트의 시트프레임
KR101470223B1 (ko) 차량의 시트 사이드 볼스터 장치
JP2016049961A (ja) 車両用後席シートリクライニング装置
JP4438556B2 (ja) シートクッション長可変の車両用シート
JP2007301222A (ja) 車両用シート装置
JP4501581B2 (ja) 自動車の運転姿勢調整装置
JP3985470B2 (ja) 車両用シート
JP2006224847A (ja) 車両用シート
KR20110031781A (ko) 시트쿠션 익스텐션 장치
JP5609601B2 (ja) オットマン装置
KR102647189B1 (ko) 차량용 시트의 럼버서포트 장치
KR101553524B1 (ko) 차량 시트쿠션
JP4981384B2 (ja) オットマン装置及びシート
JP4661123B2 (ja) 自動車の運転姿勢調整装置
JP2001238753A (ja) ヘッドレスト装置
JP4175237B2 (ja) 椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090413

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees