JP2005193820A - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグが、キー付属品から保護されて、円滑に展開膨張可能な膝保護用エアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】折り畳まれたエアバッグ40が、膨張用ガスの流入時、運転者Dの前方側におけるステアリングコラム2の下方に配置されたケース13から車両後方側へ突出し、上昇しつつ展開膨張を完了させて、運転者Dの膝Kを保護可能とされる膝保護用エアバッグ装置S。エアバッグ40が、展開膨張完了時に、キーシリンダ6に差し込まれたキーEの付属品Aにおける下方側若しくは後方側を覆って付属品Aと接触可能なカバー領域48を、上縁側付近に備える。エアバッグ40が、可撓性を有したシート状素材からなるカバー材51を、周囲に配設させて、ケース13に収納される。カバー材51が、エアバッグ40の展開膨張時において、カバー領域48と付属品Aとの間に介在される干渉防止部56を、備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、膨張用ガスを流入させて展開膨張するエアバッグが、運転者の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置に関する。
従来、運転者の膝を保護する膝保護用エアバッグ装置では、折り畳まれたエアバッグが、運転者の前方側に配置されたケースに収納保持されていた。そして、エアバッグは、膨張用ガスの流入時、ステアリングコラムの下面に沿うように上昇しつつ、展開膨張を完了させて、運転者の膝を保護可能としていた。さらに、エアバッグは、展開膨張完了時に、キーシリンダに差し込まれたキーの付属品における下方側若しくは後方側を覆って付属品と接触可能なカバー領域を、上縁側の左右方向の角部付近に、備えていた(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第02/04261号パンフレット
しかし、キーの付属品としては、様々なサブキーやアクセサリー等の付属品が吊り下げられている場合がある。そして、従来の膝保護用エアバッグ装置では、エアバッグの展開膨張時、キーの付属品の下端側がエアバッグの膨張部位に接触して、エアバッグが傷付けられる虞れが生ずる。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグが、キー付属品から保護されて、円滑に展開膨張可能な膝保護用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグが、
運転者の前方側におけるステアリングコラムの下方に配置されたケースに収納保持され、膨張用ガスの流入時、ケースから車両後方側へ突出するとともに、上昇しつつ展開膨張を完了させて、運転者の膝を保護可能とし、
展開膨張完了時に、キーシリンダに差し込まれたキーの付属品における下方側若しくは後方側を覆って付属品と接触可能なカバー領域を、上縁側付近に備え、
さらに、可撓性を有したシート状素材からなるカバー材を、周囲に配設させて、ケースに収納される構成の膝保護用エアバッグ装置において、
カバー材が、エアバッグの展開膨張時において、カバー領域と付属品との間に介在される干渉防止部を、備えて構成されていることを特徴とする。
本発明の膝保護用エアバッグ装置では、作動時に、エアバッグが、膨張用ガスを流入させて、ケースから車両後方側へ突出するとともに、上昇しつつ展開する。そして、エアバッグの展開膨張時において、カバー材に配設される干渉防止部が、エアバッグのカバー領域と付属品との間に介在されることとなる。そのため、エアバッグは、干渉防止部に保護され、支障なく、展開膨張を完了させることができる。
従って、本発明の膝保護用エアバッグ装置では、エアバッグが、キー付属品から保護されて、円滑に展開膨張することができる。
また、本発明の膝保護用エアバッグ装置では、エアバッグのカバー領域と付属品との間に介在される干渉防止部として、カバー材を利用している。このカバー材は、エアバッグの折り畳み形状の維持や、膨張するエアバッグのケース開口周縁との干渉防止のために、折り畳まれたエアバッグの周囲に配設されるラッピング材として、従来の膝保護用エアバッグ装置でも使用されているものである。すなわち、本発明の膝保護用エアバッグ装置では、従来から使用されているラッピング材を使用していることから、部品点数を増加させずに、エアバッグを保護して、円滑に展開膨張させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sは、図1・4に示すように、運転者Dの膝Kを保護できるように、運転者Dの車両前方側であるステアリングコラム2の下方に配設されている。
なお、本明細書における上下・前後・左右の関係は、エアバッグ装置Sが車両に搭載された状態を基準とするもので、搭載時の車両の上下・前後・左右の関係と一致するものである。
ステアリングコラム2は、図1に示すように、ステアリングホイール1に連結されるメインシャフト3と、メインシャフト3の周囲を覆うコラムチューブ4と、それらの周囲を覆うコラムカバー5と、を備えて構成されている。
コラムカバー5は、略四角筒形状等の合成樹脂製として、ステアリングホイール1の下方のメインシャフト3やコラムチューブ4を覆うように、メインシャフト3の軸方向に沿って配設されている。コラムカバー5は、インストルメントパネル(以下、「インパネ」と称する)10から斜め上後方に突出するように、配設されている。そして、コラムカバー5の右側面5bには、エンジン始動用のイグニッションキーEを挿入させるキーシリンダ6が、配設されている。なお、実施形態の場合、キーシリンダ6に挿入されたイグニッションキーEには、接続環等の接続具Jを使用して、サブキー等の付属品(キー付属品)Aが、垂れ下がるように接続されている。
膝保護用エアバッグ装置Sは、折り畳まれたエアバッグ40、折り畳まれたエアバッグ40の周囲に配設されるカバー材51、エアバッグ40に膨張用ガスを供給するインフレーター21、折り畳まれたエアバッグ40とインフレーター21とを収納するとともに車両後方側を開口させたケース13、及び、ケース13の車両後方側を覆うエアバッグカバー29、を備えて構成されている。
ケース13は、図1〜3に示すように、板金製として、ステアリングコラム2の下方側に配置されており、略四角筒形状の周壁部14と、周壁部14の車両前方側を塞ぐ底壁部17と、を備えるとともに、車両後方側に略長方形形状の開口13aを備えて、構成されている。そして、ケース13の周壁部14における上下で対向する壁部14a・14bの外表面側には、それぞれ、エアバッグカバー29の側壁部31・32をケース13に組み付けるための複数の係止フック15が、配設されている。係止フック15は、実施形態の場合、各壁部14a・14bに、左右方向に沿って、それぞれ、4個ずつ、配設されており、上側・下側壁部31・32の係止孔31a・32aに挿入されて、係止孔31a・32aの周縁を係止可能な構成とされている。
さらに、周壁部14における右方側の壁部14cには、インフレーター21の本体22の端部を挿通可能な挿通孔14dが、形成されている(図3参照)。また、底壁部17には、インフレーター21の各ボルト23dを挿通させるための2つの挿通孔17aが、形成されている。このケース13は、図示しないブラケットを利用して、車両のボディ側に固定されている。
インフレーター21は、図2・3に示すように、軸方向を車両の左右方向に沿って配設されるシリンダタイプとして構成され、略円柱状の本体22とディフューザー23を備えて構成されている。本体22の一端側には、複数のガス吐出口22aが、配設されている。そして、本体22における他端側に、作動信号入力用のリード線27を結線させたコネクタ26が、接続されることとなる。ディフューザー23は、本体22を覆い可能な略円筒状の板金製の保持筒部23aと、保持筒部23aから突出する複数(実施形態では2本)のボルト23cと、を備えて構成されている。保持筒部23aは、本体22のガス吐出口22aから吐出される膨張用ガスを流出可能な複数のガス流出口23bを、車両搭載状態の保持筒部23aにおける車両後方側の面に、開口させて構成されている。
なお、インフレーター21は、車両に搭載されたエアバッグ作動回路が、車両の前面衝突を検知した際、リード線27を介して、作動信号が入力され、その際、同時に、ステアリングホイール1に搭載された図示しないエアバッグ装置も作動される。
エアバッグカバー29は、オレフィン系等の熱可塑性エラストマーから形成されて、ケース13の車両後方側を覆い可能なように、構成されている。このエアバッグカバー29は、図1・4に示すように、アッパパネル10aとロアパネル10bとからなるインパネ10におけるコラムカバー5の周縁のロアパネル10b側に配置されて、インパネ10から突出するコラムカバー5の下側周縁を覆っている。また、エアバッグカバー29は、ケース13の開口13aを車両後方側で覆う扉部38と、扉部38の周囲に配置されて車両への搭載時に周囲をロアパネル10bに囲まれる一般部30と、を備えて構成されている。
扉部38は、ケース13の開口13aより僅かに大きく形成されて、開口13aを覆う略長方形の板状に形成されている。扉部38は、下端に、扉部38が開く際の回転中心となるヒンジ部37を配設させ、ヒンジ部37を除いた外周縁の逆U字形状の部位に、薄肉の破断予定部36を配設させている。
一般部30における扉部38の周縁近傍となる部位には、ケース13の周壁部14の外周側において、周壁部14と隣接するように車両前方側に突出する4つの側壁部31・32・33・34が、形成されている。そして、ケース周壁部14の上部側に配置される上側壁部31と、周壁部14の下部側に配置される下側壁部32と、は、エアバッグカバー29をケース13に連結保持させる部位となり、これらの各壁部31・32には、既述したように、周壁部14に配設された各係止フック15を挿入させて、各係止フック15に周縁を係止させる係止孔31a・32aが、それぞれ、形成されている。また、一般部30における所定位置には、エアバッグカバー29をロアパネル10bに取付固定させるための取付脚部35が、車両前方側に延びるように形成されている(図3・4参照)。
エアバッグ40は、展開膨張完了時の形状を、図1・4の二点鎖線に示すように、運転者Dの両膝K(KL・KR)を保護可能な左右方向の幅寸法を備えた略長方形板状としている。エアバッグ40は、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等からなる織布から形成されており、膨張完了時に運転者D側に配設される運転者側壁部41と、コラムカバー5側に配設されるコラム側壁部42と、を備えて構成されている。壁部41・42は、相互に略同形状に、形成されている。なお、実施形態の場合、壁部41・42は、エアバッグ40の下縁40b側で連結させた形状の、1枚の布材から、形成されている。
また、実施形態のエアバッグ40では、車両搭載状態で、展開膨張を完了させた際に、図5に示すように、上縁40a側における右縁側の角部C付近を、キーシリンダ6に差し込まれたキーEの付属品Aにおける下方側若しくは後方側を覆って付属品Aと接触可能なカバー領域48としている。
さらに、エアバッグ40内には、左右方向に沿って配設されるテザー45・46が、上下二段に配設されている。各テザー45・46は、壁部41・42を連結して、膨張完了時のエアバッグ40を板形状に維持できるように、配設されている。なお、各テザー45・46は、それぞれ、壁部41・42に連結されるとともに相互に連結される2枚ずつの布材から、形成されている。
エアバッグ40の下縁40b側におけるコラム側壁部42の部位43には、図5に示すように、2つの挿通孔43a・43aと、1つの挿通孔43bと、が、形成されている。挿通孔43a・43aは、インフレーター21の各ボルト23cを挿通させるものであり、挿通孔43bは、インフレーター21の本体22を挿通させるものである。そして、エアバッグ40は、挿通孔43bからインフレーター21の本体22を突出させて、各挿通孔43aの周縁43を、ディフューザー23とケース13の底壁部17とに挟持させて、ケース13に取り付けられている。すなわち、このエアバッグ40は、挿通孔43aの周縁を取付部43として、この取付部43が、ケース13の底壁部17に対して、取付固定されている。
そして、エアバッグ40は、図2・3に示すように、ボルト23cとコネクタ26とを突出させた状態で内部にインフレーター21を収納させて、折り畳まれた折り完了体50とされて、周囲にカバー材51を配設させて、ケース13内に収納されることとなる。
カバー材51は、エアバッグ40の折り畳み状態を維持するために配設されるもので、可撓性を有したシート状素材から、形成されている。実施形態の場合、カバー材51は、エアバッグ40と同様に、可撓性を有したポリエステルやポリアミド糸等からなる織布から、形成されている。カバー材51は、折り完了体の周囲を覆う本体部52と、エアバッグ40の展開膨張時においてエアバッグ40のカバー領域48と付属品Aとの間に介在される干渉防止部56と、を備えて構成されている。
本体部52は、略長方形板状とされて、折り完了体50の上下方向の周囲を略全周にわたって覆い可能に、構成されている。本体部52における長手方向の両端付近には、折り完了体50から突出するように配設されるインフレーター21のボルト23cを挿通可能な挿通孔53が、それぞれ、左右方向に沿って2個ずつ、配設されている。また、本体部52における折り完了体50の車両後方側を覆う部位には、周囲にスリット状の破断予定部55を配設させて、エアバッグ40の展開膨張時に開き可能に構成される2つの扉部54・54が、配設されている。実施形態の場合、扉部54・54は、左右両側に向かって開き可能に、左右方向に沿って配設されており、ケース13の開口13a周縁部位と突出するエアバッグ40との干渉を避けるように、開き時に、ケース13の開口13a周縁部位を覆い可能に、構成されている。
干渉防止部56は、本体部52における長手方向の一方の縁部から延設されるようにして、本体部52と一体的に構成されている。実施形態の場合、干渉防止部56は、本体部52において、折り完了体50の下部側を覆うように配設される部位側の縁部(下縁)52b側に配設されており、左右方向の幅寸法を、本体部52より小さく設定されて、本体部52の右縁側に配設されている。また、干渉防止部56は、エアバッグ40の展開膨張時において、エアバッグ40とともにケース13の開口13aから突出して、エアバッグ40のカバー領域48と付属品Aとの間に介在可能な大きさに、設定されている。実施形態の場合、干渉防止部56は、左右方向の幅寸法W1を、カバー領域48の左右方向の幅寸法より大きくし、上下方向の長さ寸法L1を、膨張を完了させたエアバッグ40の上縁40aより上方に延びるような長さ寸法に、設定されている。そして、実施形態では、干渉防止部56は、先端側の部位56aにより、付属品Aの車両後方側のみならず、キーE自体の車両後方側も覆う構成とされている。また、干渉防止部56は、先端側の部位56aを折り完了体50の車両後方側に配置させるように折り畳まれて、ケース13内に、収納される構成である。実施形態の場合、干渉防止部56の先端側部位56aは、図2に示すごとく、ロール折りされて、ケース13内に収納されている。
次に、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sの車両への搭載について述べる。まず、各挿通孔43a・43bからボルト23cとコネクタ26とを突出させるようにして、インフレーター21をエアバッグ40内に収納させて、エアバッグ40を折り畳み、折り完了体50を形成する。
次いで、折り完了体50の周囲に、カバー材51を配置させる。具体的には、本体部52における折り完了体50の上部側を覆う部位の縁部(上縁)52a側の各挿通孔53Aにインフレーター21のボルト23cを挿通させ、本体部52を、折り完了体50の周囲に配設させるようにして、下縁52b側の各挿通孔53Bにインフレーター21のボルト23cを挿通させれば、カバー材51の本体部52を、折り完了体50の周囲に配置させることができる。なお、干渉防止部56は、折り完了体50の上部側を覆うとともに先端側の部位56aを車両後方側に位置させるように、本体部52の周囲に配設させておく。
その後、各ボルト23cを挿通孔17aから突出させるとともに、インフレーター21の本体22の端部を挿通孔14dから突出させるようにして、折り完了体50を、ケース13内に収納させ、ケース13から突出しているインフレーター21の各ボルト23cにナット24を締結させて、インフレーター21とエアバッグ40とをケース13に取り付ける。そして、干渉防止部56の先端側の部位56aを、折り完了体50の車両後方側となる位置で折り畳んで、ケース13内に収納させる。実施形態の場合、干渉防止部56の先端側の部位56aは、図2に示すごとく、干渉防止部56の下面側で本体部52に接近させるように、ロール折りされて、ケース13内に収納されている。
次いで、ケース13の図示しないブラケットを、既にアッパパネル10aやロアパネル10bを取り付けた車両のインパネリインフォースメントに取り付け、リード線27を結線させたコネクタ26をインフレーター21の本体22に接続させる。その後、エアバッグカバー29を車両前方側に押し込んで、各取付脚部35をロアパネル10b側に係止させるとともに、上側壁部31・下側壁部32の各係止孔31a・32aに、ケース13の係止フック15を係止させて、エアバッグカバー29をケース13に連結させ、アンダーカバー11(図1・2参照)を取り付ければ、エアバッグ装置Sを車両に搭載することができる。
エアバッグ装置Sの車両への搭載後、リード線27を経て、インフレーター21の本体22に作動信号が入力されれば、インフレーター21のガス吐出口22aから膨張用ガスが吐出され、膨張用ガスが、ディフューザー23のガス流出口23bを経て、エアバッグ40内に流入することとなる。そして、エアバッグ40は、膨張して、カバー材51の破断予定部55を破断させ扉部54を開かせるとともに、エアバッグカバー29の扉部38を押圧し、破断予定部36を破断させる。そして、エアバッグ40は、扉部38を開かせて、図1の二点鎖線に示すように、ケース13の開口13aから車両後方側へ突出し、さらに、ステアリングコラム2のコラムカバー下面5aに沿って上昇しつつ、展開膨張することとなる。
そして、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sでは、カバー材51に配設される干渉防止部56の先端側の部位56aが、ケース13における折り畳まれたエアバッグ40の車両後方側となる位置に、収納されている。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Sでは、干渉防止部56が、折り畳まれたエアバッグ40の上方におけるケース13の上壁部14aの下面から、エアバッグ40の後面を、覆うように、配設されている。そして、干渉防止部56の先端側部位56aは、コラムカバー5の下面5aとエアバッグ40との間で円滑に展開可能に、下面側で本体部52に接近させるように、ロール折りされている。そのため、この干渉防止部56の先端側部位56aが、膨張するエアバッグ40に押し出されて、ケース13の開口13aから車両後方側へ突出し、さらに、エアバッグ40に押圧されるようにして、コラムカバー下面5aに沿って上昇しつつ、展開することとなる(図8参照)。すなわち、干渉防止部56の先端側部位56aが、エアバッグ40の上縁40a側より先行して、コラムカバー下面5aに沿って上昇するような状態となり、この先端側部位56aが、キーEの付属品Aの下方側から後方側を覆うような態様となる。
そのため、エアバッグ40の展開膨張時において、カバー材51に配設される干渉防止部56の先端側部位56aが、エアバッグ40のカバー領域48と付属品Aとの間に介在されることとなり、エアバッグ40は、干渉防止部56に保護され、支障なく、展開膨張を完了させることができる。
従って、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sでは、エアバッグ40が、キー付属品Aから保護されて、円滑に展開膨張することができる。
また、実施形態の膝保護用エアバッグ装置Sでは、エアバッグ40のカバー領域48と付属品Aとの間に介在される干渉防止部56として、カバー材51を利用している。このカバー材51は、エアバッグ40の折り畳み形状の維持や、膨張するエアバッグ40のケース開口13a周縁との干渉防止のために、折り畳まれたエアバッグ40の周囲に配設されるラッピング材として、従来の膝保護用エアバッグ装置でも使用されているものである。すなわち、本発明の膝保護用エアバッグ装置Sでは、干渉防止部56として、従来から使用されているラッピング材を使用していることから、部品点数を増加させずに、エアバッグ40を保護して、円滑に展開膨張させることができる。
なお、実施形態では、キーシリンダ6がステアリングコラム2(コラムカバー5)自体の右側面5bに配置されている場合について、説明したが、キーシリンダ6が、コラム2の左側面、あるいは、コラムカバー5から離れた位置に配置されている場合にも、カバー材51における干渉防止部56の配置位置を変更することにより、対処可能である。
本発明の一実施形態である膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両前後方向の概略縦断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大縦断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置における車両前後方向の概略拡大縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置の使用状態を示す車両後方側から見た概略正面図である。 実施形態のインフレーターを内蔵させた展開状態のエアバッグを示す概略正面図である。 図5のVI−VI部位の概略断面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置で使用するカバー材を平らに展開した状態の平面図である。 実施形態の膝保護用エアバッグ装置における作動状態を説明する概略断面図である。
符号の説明
2…ステアリングコラム、
6…キーシリンダ、
13…ケース、
21…インフレーター、
29…エアバッグカバー、
40…エアバッグ、
40a…上縁、
48…カバー領域、
51…カバー材、
56…干渉防止部、
56a…先端側部位、
A…付属品、
D…運転者、
E…イグニッションキー、
K(KL・KR)…膝、
S…膝保護用エアバッグ装置。

Claims (1)

  1. 折り畳まれたエアバッグが、
    運転者の前方側におけるステアリングコラムの下方に配置されたケースに収納保持され、膨張用ガスの流入時、前記ケースから車両後方側へ突出するとともに、上昇しつつ展開膨張を完了させて、運転者の膝を保護可能とし、
    展開膨張完了時に、キーシリンダに差し込まれたキーの付属品における下方側若しくは後方側を覆って前記付属品と接触可能なカバー領域を、上縁側付近に備え、
    さらに、可撓性を有したシート状素材からなるカバー材を、周囲に配設させて、前記ケースに収納される構成の膝保護用エアバッグ装置において、
    前記カバー材が、前記エアバッグの展開膨張時において、前記カバー領域と前記付属品との間に介在される干渉防止部を、備えて構成されていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
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