JP2005191460A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は半導体チップに設けられたはんだバンプを基板に接合する処理を有する半導体装置の製造方法に関し、バンプ接合時にはんだバンプが潰れたり、隣接するはんだバンプ間が接触したりすることを防止することを課題とする。
【解決手段】 半導体チップ1に配設されたはんだバンプ4を基板2に形成された電極5に接合する工程を含む半導体装置の製造方法において、はんだバンプ4が電極5に接触するまでは半導体チップ1を基板5に向け移動させ、はんだバンプ4が電極5接触した後は、半導体チップ1と電極5との離間距離が所定距離を維持するよう半導体チップ1の移動を調整する。
【選択図】 図3

Description

本発明は半導体装置の製造方法に係り、特に半導体チップに設けられたはんだバンプを基板に接合する処理を有する半導体装置の製造方法に関する。
一般に、半導体チップをマザーボード等の基板或は他の半導体基板上に実装する方法として、半導体チップにはんだバンプを設け、このはんだバンプを基板に形成された電極に接合する方法(フリップチップ接合法)が多用されている。このフリップチップ接合法によれば、ワイヤを用いたワイヤボンディング法に比べて端子数を多くすることができるため、高密度化に対応することができる(例えば、特許文献1参照)。
従来、一般にフリップチップ接合法を用いて基板に接合される半導体チップは、バンプ数が5000個以下、バンプ間のバンプピッチが176μm〜250μmであった。また、使用されるバンプサイズとしては、直径が80μm〜120μm、高さが70μm〜100μm程度であった。図1を用いて、従来のこの種のはんだバンプを基板の電極に接合する方法について説明する。
図1(A)は、半導体チップ1及びこれが接合される基板2が半導体製造装置に装着された状態を示している。この半導体製造装置はフリップチップボンダであり、半導体チップ1を装着する装着ツール6及び半導体チップ1を加熱する上部加熱ヒータ7が上部に設けられており、また下部には基板2を装着するステージ8及び基板2を加熱する下部加熱ヒータ9が設けられている。装着ツール6及び上部加熱ヒータ7は、図示しない移動装置により図中矢印Z1,Z2方向に移動可能な構成とされている。尚、はんだバンプ4は半導体チップ1に形成されたパッド3に配設されている。
はんだバンプ4を電極5に接合するには、先ず半導体チップ1を装着ツール6に装着すると共に、基板2をステージ8に装着する。装着ツール6及びステージ8は、いずれも吸着手段(例えば、エア式の吸着チャック)を設けている。よって、この吸着チャックにより、半導体チップ1及び基板2は装着ツール6及びステージ8に装着される。
半導体チップ1が装着ツール6に装着され、基板2がステージ8に装着された状態では、図1(A)に示すようにはんだバンプ4は電極5から離間した状態となっている。この状態で、上部加熱ヒータ7及び下部加熱ヒータ9に予備加熱用の通電が行なわれ、半導体チップ1及び基板2の予備加熱(例えば、200℃)が開始される。
半導体チップ1及び基板2が所定の予備加熱温度まで上昇すると、半導体チップ1と基板2との位置決め処理が行なわれた上で、図示しない移動装置により半導体チップ1は基板2に向け移動(下動)される。これにより、はんだバンプ4は電極5に近接してゆき、やがてはんだバンプ4と電極5は当接した状態となる。
図1(B)は、はんだバンプ4と電極5は当接した状態を示している。この当接状態となると、上部加熱ヒータ7及び下部加熱ヒータ9に対する通電量が増加され、これにより半導体チップ1及び基板2に対し予備加熱よりも更に高い温度での加熱(例えば260℃)が実施される。また、上記のようにはんだバンプ4が電極5と当接した後も、移動装置は半導体チップ1を基板2に向け所定の圧力(例えば、1個のはんだバンプに対し1gf)で加圧するよう制御されている。
この状態は、所定時間(例えば、10〜20分)維持される。これにより、はんだバンプ4は溶融して電極5に接合され、半導体チップ1と基板2は電気的に接続される。続いて、冷却処理が実施され、はんだバンプ4の冷却が行なわれる。これにより、はんだバンプ4は固化し、半導体チップ1と基板2は機械的に固定される。続いて、装着ツール6による半導体チップ1の吸着、及びステージ8による基板2の吸着が停止され、これにより半導体チップ1が接合された基板2は、半導体製造装置から取り外される。尚、半導体製造装置から取り外された基板2は、リフロー炉に入れられ本加熱処理が実施される。
特開2000−332060号公報(第2−3頁、第2図)
ところで、近年では半導体チップ1の更なる高密度化が進んでおり、これに伴い半導体チップ1の小型化が図られる(例えば、□16mm×24mm)と共に、これに設けられるはんだバンプ数は増大している。具体的には、配設されるバンプ数は160000個に至っており、これに伴いバンプ間のバンプピッチが10μm〜40μmと狭ピッチ化している。また、使用されるはんだバンプのサイズについても、直径が5μm〜25μm、高さが3μm〜20μmと微細化している。
このように、バンプ間ピッチが狭ピッチ化し、これに伴いはんだバンプのサイズが微細化してくると、従来の半導体装置の製造方法(バンプ接合方法)では、接合時にバンプが潰れ、また隣接するバンプ間が接触してしまうという問題点があった。
具体的には、前記したように従来方法では、はんだバンプ4と電極5とが当接した後、加熱しつつ所定の圧力(例えば、1gf/1Bump)で半導体チップ1を基板2に向け加圧することが行なわれている。従来のようにバンプ間ピッチが比較的広ピッチで、バンプサイズも大きい場合には、加熱・加圧処理を実施してもはんだバンプ4が潰れるようなことはなかった。しかしながら、近年のようにバンプ間ピッチが狭ピッチ化しバンプサイズも微細化してくると、上記の加圧力及びツールの熱膨張に耐えることができず、図1(C)に示すようにはんだバンプ4が潰れ、またこれにより隣接するバンプ間で接触が発生する。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、バンプ接合時にはんだバンプが潰れたり、隣接するはんだバンプ間で接触が発生したりすることを防止しうる半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
半導体チップに配設されたはんだバンプを基板に形成された電極に接合する工程を含む半導体装置の製造方法において、
前記はんだバンプが前記電極に接触するまでは前記半導体チップを基板に向け移動させ、
前記はんだバンプが前記電極に接触した後は、前記半導体チップと前記電極との離間距離が所定距離を維持するよう、前記半導体チップの移動を調整することを特徴とするものである。
上記発明によれば、はんだバンプが電極に接触した後においては、半導体チップと電極との離間距離は所定距離に維持されるため、はんだバンプに過大な荷重が印加されることはなくなる。よって、半導体チップの高密度化によりはんだバンプが微細化しても、バンプ接合時にはんだバンプが潰れたり、隣接するはんだバンプ間で接触が発生したりすることを防止できる。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
前記はんだバンプが前記電極に接触した後は、前記はんだバンプの接合を行なうために用いるツールが熱膨張した量に対応する寸法だけ、前記半導体チップを前記電極に対して離間するよう移動させることを特徴とするものである。
上記発明によれば、接合時にはんだバンプを溶融するために加熱処理が行なわれ、これによりはんだバンプの接合を行なうために用いるツールが熱膨張しても、このツールの熱膨張量に対応する寸法だけ、半導体チップは電極に対して離間するよう移動されるため、バンプ接合時にはんだバンプが潰れたり、隣接するはんだバンプ間で接触が発生したりすることを防止できる。
また、請求項3記載の発明は、
請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体チップを前記電極に対して離間させる移動は、前記はんだバンプに対して加熱を開始した加熱開始時と同時、或は加熱開始時よりも前に開始されることを特徴とするものである。
上記発明によれば、はんだバンプが加熱により軟化した状態では半導体チップの電極に対する離間移動は開始されているため、荷重によりはんだバンプが潰れることを確実に防止することができる。
また、請求項4記載の発明は、
はんだバンプが設けられた半導体チップを装着する装着治具と、前記半導体チップを加熱する加熱ヒータとを有しており、ステージ上に装着された基板に形成された電極に前記はんだバンプを接合する半導体装置の製造装置において、
前記装着治具と前記半導体チップとの間、または前記加熱ヒータと前記装着治具との間に、前記基板に対する前記半導体チップの傾きを補正する傾き補正部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、
はんだバンプが設けられた半導体チップを装着する装着治具と、前記半導体チップを加熱する加熱ヒータとを有しており、ステージ上に装着された基板に形成された電極に前記はんだバンプを接合する半導体装置の製造装置において、
前記ステージの前記基板が装着される側に、前記はんだバンプの接合時に前記基板に対する前記半導体チップの傾きを補正する傾き補正部材を設けたことを特徴とするものである。
上記請求項4乃至5記載の発明によれば、基板に対する半導体チップの傾きを補正する傾き補正部材を設けたことにより、全てのはんだバンプを確実に電極に接合することができ、半導体チップの基板に対する接合信頼性を高めることができる。
本発明によれば、半導体チップの高密度化によりはんだバンプが微細化しても、バンプ接合時にはんだバンプが潰れたり、隣接するはんだバンプ間で接触が発生したりすることを防止できる。また、全てのはんだバンプを確実に電極に接合することができるため、半導体チップの基板に対する接合信頼性を高めることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図2は、本発明の一実施例である半導体装置の製造方法を実施するのに用いる半導体製造装置10Aを示している。周知のように、半導体装置は多数の工程を経て製造されるが、本実施例は半導体チップ1に設けられたはんだバンプ4を基板2に形成された電極5に接合する方法に特徴を有しており、他の製造工程は周知の工程を用いている。このため以下の説明では、はんだバンプ4を電極5に接合する方法についてのみ図示して説明するものとする。
尚、本実施例で用いるウェハ1に設けられたはんだバンプ4は、バンプサイズが直径5μm〜25μm、高さが3μm〜20μmと微細化されたものであり、またバンプ間のバンプピッチも10μm〜40μmと狭ピッチ化されたものである。
本発明方法に用いる半導体製造装置10Aはフリップチップボンダであり、大略すると移動装置11,制御装置13,装着ツール16,上部加熱ヒータ17,ステージ18,及び下部加熱ヒータ19等により構成されている。移動装置11は、その下部に装着ツール16及び上部加熱ヒータ17が設けられている。
装着ツール16はエア式の吸着チャックが設けられており、この吸着チャックの吸着作用により半導体チップ1は装着ツール16に装着(固定)される。この装着ツール16の上部には、半導体チップ1を加熱する上部加熱ヒータ17が一体的に設けられている。この一体化した装着ツール16及び上部加熱ヒータ17は、移動装置11により図中矢印Z1,Z2方向に移動可能な構成とされている。
また、装着ツール16の下方位置には、ステージ18及び下部加熱ヒータ19が設けられている。このステージ18及び下部加熱ヒータ19は固定されており、本実施例では移動は行なわない構成とされている。ステージ18はエア式の吸着チャックが設けられており、この吸着チャックの吸着作用により基板2はステージ18に装着(固定)される。このステージ18の下部には、基板2を加熱する下部加熱ヒータ19が一体的に設けられている。
制御装置13は、移動装置11及び各加熱ヒータ17,19に接続されている。この制御装置13は、移動装置11による半導体チップ1の上下移動の制御を行なうと共に、各加熱ヒータ17,19の温度制御も行なうものである。
続いて、上記した半導体製造装置10Aを用いてはんだバンプ4を電極5に接合する方法について説明する。はんだバンプ4を電極5に接合するには、先ず半導体チップ1を装着ツール16に装着すると共に、基板2をステージ18に装着する。
半導体チップ1が装着ツール16に装着され、基板2がステージ18に装着された状態では、図3(A)に示すようにはんだバンプ4は電極5から離間した状態となっている。この状態で、上部加熱ヒータ17及び下部加熱ヒータ19に予備加熱用の通電が行なわれ、半導体チップ1及び基板2の予備加熱(例えば、200℃)が開始される。
半導体チップ1及び基板2が所定の予備加熱温度まで上昇すると、制御装置13により移動装置11は半導体チップ1と基板2との位置決め処理を行なう。この位置決め処理が終了すると、制御装置13は装着ツール16及び上部加熱ヒータ17が下動するよう移動装置11を駆動制御する。これにより、半導体チップ1は基板2に向け移動(下動)される。これにより、はんだバンプ4は電極5に近接してゆき、やがてはんだバンプ4と電極5は当接した状態となる。
図3(B)は、はんだバンプ4と電極5は当接した状態を示している。制御装置13は、はんだバンプ4と電極5は当接したことを図示しないセンサーにより検知しうる構成とされている。このはんだバンプ4と電極5は当接した後の半導体チップ1の移動方法を、図4を参照しつつ以下説明する。
尚、図4において、横軸は時間を示し、左側の縦軸は温度、右側の縦軸ははんだバンプ4(半導体チップ1)の移動量を示している。また、矢印Aで示す特性は装着ツール16及びステージ18の温度(これは半導体チップ1及び基板2の温度と等価)を示し、矢印Bで示す特性は移動装置11による半導体チップ1のZ1,Z2方向の移動量を示し、矢印Cで示す特性は装着ツール16のステージ18に対する高さ(これは、電極5に対する半導体チップ1の高さと等価)を示している。
前記したように、はんだバンプ4と電極5とが当接する前は、半導体チップ1及び基板2は予備加熱がされており、その温度は例えば、200℃とされている(図4に矢印T1で示す)。これに対し、はんだバンプ4と電極5が当接状態(図4に矢印T2で示す)となると、上部加熱ヒータ17及び下部加熱ヒータ19に対する通電量が増加され、これにより半導体チップ1及び基板2に対し予備加熱よりも更に高い例えば260℃での加熱が実施される(矢印A参照)。これにより、はんだバンプ4は溶融を開始する。
ところで、上記のようにはんだバンプ4と電極5とが当接した後に上部加熱ヒータ17及び下部加熱ヒータ19の加熱温度が上昇することにより、各加熱ヒータ17,19自体、及び各加熱ヒータ17,19と一体的に設けられている装着ツール16やステージ18に熱膨張(以下、この熱膨張を当接後熱膨張という)が発生する。
この当接後熱膨張は、はんだバンプ4と電極5との当接位置に対し上部においては、半導体チップ1を図中矢印Z1方向に移動させる力となる。また、上記の当接位置に対し下部においては、基板2を図中矢印Z2方向に移動させる力として作用する。従って、仮に移動装置11が停止させたとしても、当接後熱膨張により発生する力は、はんだバンプ4を上下から潰す方向に作用し、よってはんだバンプ4は潰れてしまう。
そこで本発明では、はんだバンプ4と電極5とが当接した後、制御装置13が移動装置11を制御し、装着ツール16及び上部加熱ヒータ17をZ2方向に、即ち半導体チップ1が電極5に対して離間する方向に移動させる構成とした(図4の矢印Bで示す特性を参照)。この際、装着ツール16及び上部加熱ヒータ17のZ2方向への移動量(移動寸法)は、当接後熱膨張量に対応した移動量となるよう設定されている。
この方法を用いることにより、当接後熱膨張が発生しても、この当接後熱膨張に対応する寸法だけ半導体チップ1は電極5に対して離間するため、図4に矢印Cで示すように、電極5に対する半導体チップ1の離間位置は一定の位置に維持保持される。よって、本実施例に係る接合方法を用いることにより、半導体チップ1の高密度化によりはんだバンプ4が微細化しても、バンプ接合時にはんだバンプ4が潰れたり、隣接するはんだバンプが接触したりすることを防止できる。
また、図4に示されるように、本実施例では半導体チップ1を電極5に対して離間移動させる開始時期を、はんだバンプ4に対して加熱を開始する加熱開始時T2と同時となるよう設定している。これにより、はんだバンプ4が加熱により軟化或は溶融した状態では、半導体チップ1の電極5に対する離間移動は開始されているため、はんだバンプ4が潰れることをより確実に防止することができる。尚、半導体チップ1を電極5に対して離間移動させる開始時期は、必ずしもはんだバンプ4に対して加熱を開始する加熱開始時T2と同時とする必要はなく、加熱開始時T2よりも前から開始されることとしてもよい。
上記した移動装置11を制御装置13により駆動制御することによる半導体チップ1と電極5との離間距離を一定に保つ処理は、所定時間(例えば、10〜20分)維持される。図3(C)は、半導体チップ1と電極5との離間距離を一定に保っている状態を示している。同図に示すように、この状態においてはんだバンプ4が潰れたり、隣接するはんだバンプが接触したりすることはない。
この所定時間内に、はんだバンプ4は電極5に接合され、半導体チップ1と基板2は電気的に接続される。続いて、冷却処理が実施され、はんだバンプ4の冷却が行なわれる。これにより、はんだバンプ4は固化し、半導体チップ1と基板2は機械的に固定される。続いて、装着ツール16による半導体チップ1の吸着、及びステージ18による基板2の吸着が停止され、これにより半導体チップ1が接合された基板2は、半導体製造装置10Aから取り外される。尚、半導体製造装置10Aから取り外された基板2は、リフロー炉に入れられ本加熱処理が実施される。
続いて、本発明に係る半導体製造装置について説明する。図5乃至図7は、本発明の第1乃至第3実施例である半導体製造装置10B〜10Dを示している。この各半導体製造装置10B〜10Dは、図2に示した半導体製造装置10Aと基本構成は同一である。このため、図1に示した半導体製造装置10Aと同一構成については同一符号を付してその説明は省略するものとする。
第1乃至第3実施例である半導体製造装置10B〜10Dは、いずれも装着された半導体チップ1の有する傾きを補正する傾き補正部材15A〜15Cを設けたことを特徴とするものである。この補正部材15A〜15Cは、例えば樹脂よりなる膜状或はブロック状の部材であり、弾性変形可能な材質が選定されている。従って、補正部材15A〜15Cは、押圧されることにより弾性変形すると共に、押圧解除されることにより元の形状に弾性復元する。
第1実施例に係る半導体製造装置10Bは、図5に示すように、補正部材15Aを装着ツール16の半導体チップ1が装着される側に設けた構成とされている。また、第2実施例に係る半導体製造装置10Cは、図6に示すように、補正部材15Bを装着ツール16と上部加熱ヒータ17との間に設けた構成とされている。更に、第3実施例に係る半導体製造装置10Dは、図7に示すように、補正部材15Cを下部に配設されたステージ18の基板2が装着される側に設けた構成とされている。
この構成とすることにより、基板5に対する半導体チップ1の傾きを補正することができ、はんだバンプ4と電極5の位置を常に正規な状態(水平に対向する状態)とすることができる。即ち、半導体装置の小型化の要求により、半導体チップ1の薄型化を図るため、その背面1aを研磨するいわゆるバックグラインドが実施されている。このバックグラインドを実施した後は、半導体チップ1の背面1aに傾きが発生することがある。
この傾きが発生した半導体チップ1を装着ツール16に装着すると、背面1aが装着ツール16に装着されるため、半導体チップ1のはんだバンプ4が形成された面が基板2に対して傾いた状態となってしまう。そして、この状態ではんだバンプ4を電極5に接合する処理を行なうと、全てのはんだバンプ4が電極5に当接しない状態が発生し、よって半導体チップ1と基板2との接続不良が発生してしまうおそれがある。
しかしながら、第1乃至第3実施例である半導体製造装置10B〜10Dのように半導体チップ1の有する傾きを補正する傾き補正部材15A〜15Cを設けることにより、基板5に対する半導体チップ1の傾きを補正することができ、はんだバンプ4と電極5の位置を常に正規な状態(水平に対向する状態)とすることができる。これにより、全てのはんだバンプ4を確実に電極5に接合することができ、半導体チップ1の基板2に対する接合信頼性を高めることができる。
図1は、従来の一例であるはんだバンプを基板に形成された電極に接合する方法を説明するための図である。 図2は、本発明の一実施例である半導体装置の製造方法に用いる半導体製造装置を示す図である。 図3は、本発明の一実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図4は、加熱ヒータ及び移動装置の制御の一例を説明するための図である。 図5は、本発明の第1実施例である半導体製造装置を示す図である。 図6は、本発明の第2実施例である半導体製造装置を示す図である。 図7は、本発明の第3実施例である半導体製造装置を示す図である。
符号の説明
1 半導体チップ
2 基板
4 はんだバンプ
5 電極
10A〜10D 半導体製造装置
11 移動装置
13 制御装置
15A〜15C 補正部材
16 装着ツール
17 上部加熱ヒータ
18 ステージ
19 下部加熱ヒータ

Claims (5)

  1. 半導体チップに配設されたはんだバンプを基板に形成された電極に接合する工程を含む半導体装置の製造方法において、
    前記はんだバンプが前記電極に接触するまでは前記半導体チップを基板に向け移動させ、
    前記はんだバンプが前記電極に接触した後は、前記半導体チップと前記電極との離間距離が所定距離を維持するよう、前記半導体チップの移動を調整することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記はんだバンプが前記電極に接触した後は、前記はんだバンプの接合を行なうために用いるツールが熱膨張した量に対応する寸法だけ、前記半導体チップを前記電極に対して離間するよう移動させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体チップを前記電極に対して離間させる移動は、前記はんだバンプに対して加熱を開始した加熱開始時と同時、或は加熱開始時よりも前に開始されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. はんだバンプが設けられた半導体チップを装着する装着治具と、前記半導体チップを加熱する加熱ヒータとを有しており、ステージ上に装着された基板に形成された電極に前記はんだバンプを接合する半導体装置の製造装置において、
    前記装着治具と前記半導体チップとの間または前記加熱ヒータと前記装着治具との間に、前記基板に対する前記半導体チップの傾きを補正する傾き補正部材を設けたことを特徴とする半導体装置の製造装置。
  5. はんだバンプが設けられた半導体チップを装着する装着治具と、前記半導体チップを加熱する加熱ヒータとを有しており、ステージ上に装着された基板に形成された電極に前記はんだバンプを接合する半導体装置の製造装置において、
    前記ステージの前記基板が装着される側に、前記はんだバンプの接合時に前記基板に対する前記半導体チップの傾きを補正する傾き補正部材を設けたことを特徴とする半導体装置の製造装置。
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