JP2005190988A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロジェクタ型の車両用前照灯において、側方挿入型の灯具構成を採用した場合であっても、配光パターンの拡散領域の明るさを十分に確保可能とする。
【解決手段】 光源バルブ22を、光軸Axから下方に離れた位置において該光軸Axの側方からリフレクタ24に挿入固定することにより、その反射面24aにおける光軸側方領域を配光制御用として有効に利用可能とする。また、光軸Axから上方に離れた位置に、光源22aの位置を第1焦点F1とする回転楕円面状の反射面34aを有する第1付加リフレクタ34を配置するとともに、光軸Axから下方に離れた位置に、第1付加リフレクタ34の第2焦点F2を焦点とする鉛直断面放物線状の反射面36aを有する第2付加リフレクタ36を配置することにより、光源22aからの光を投影レンズ28を透過させずに前方へ照射するようにする。
【選択図】 図3

Description

本願発明は、いわゆるプロジェクタ型の車両用前照灯に関するものである。
一般に、プロジェクタ型の車両用前照灯は、車両前後方向に延びる光軸上に投影レンズが配置されるとともに、その後側焦点よりも後方側に光源が配置されており、この光源からの光をリフレクタにより光軸寄りに反射させるように構成されている。
そして「特許文献1」や「特許文献2」には、このようなプロジェクタ型の車両用前照灯において、その光源が、光軸の側方からリフレクタに挿入固定された光源バルブの発光部により構成された、いわゆる側方挿入型の灯具構成が記載されている。
実開平2−47704号公報 特開2001−229715号公報
このような側方挿入型の灯具構成を採用すれば、灯具の前後長を短くしてそのコンパクト化を図ることができる。
しかしながら、上記「特許文献1」および「特許文献2」に記載された車両用前照灯においては、光源バルブが光軸と同一水平面上においてリフレクタに挿入固定されているので、次のような問題がある。
すなわち、プロジェクタ型の車両用前照灯においては、リフレクタの反射面における光軸側方領域が、配光パターンの拡散領域を形成するのに適しているが、光源バルブが光軸と同一水平面上においてリフレクタに挿入固定されていると、反射面の光軸側方領域に光源バルブの挿入固定用の孔が形成されることとなるので、該光軸側方領域を配光制御用として有効に利用することができず、このため配光パターンの拡散領域の明るさを十分に確保することが困難となってしまう、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、プロジェクタ型の車両用前照灯において側方挿入型の灯具構成を採用した場合であっても、配光パターンの拡散領域の明るさを十分に確保することができる車両用前照灯を提供することを目的とするものである。
本願発明は、リフレクタに対する光源バルブの挿入固定位置に工夫を施すとともに、所定の付加リフレクタを備えた構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用前照灯は、
車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源と、この光源からの光を前方へ向けて上記光軸寄りに反射させるリフレクタと、を備えてなる車両用前照灯において、
上記光源が、上記光軸から下方に離れた位置において該光軸の側方から上記リフレクタに挿入固定された光源バルブの発光部により構成されており、
上記光軸から上方に離れた位置に、上記光源の位置を第1焦点とする略回転楕円面状の反射面を有する第1付加リフレクタが配置されるとともに、上記光軸から下方に離れた位置に、上記第1付加リフレクタで反射した上記光源からの光を、上記投影レンズを透過させずに前方へ向けて水平方向に拡散反射させる第2付加リフレクタが配置されている、ことを特徴とするものである。
本願発明に係る車両用前照灯からの光照射により形成される配光パターンは、ロービーム用配光パターンであってもよいし、ハイビーム用配光パターンであってもよいし、それ以外の配光パターンであってもよい。
上記「光源バルブ」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、放電バルブや、ハロゲンバルブ等が採用可能である。
上記光源バルブのリフレクタへの挿入固定は「光軸から下方に離れた位置」において行われているが、この挿入固定位置の光軸からの下方変位量は特に限定されるものではない。その際、リフレクタの反射面における光軸近傍領域で反射した光源バルブからの光が該光源バルブによって遮蔽されてしまうのを未然に防止する観点からは、下方向変位量を10mm以上の値に設定することが好ましく、15mm以上の値に設定することがより好ましい。一方、光源バルブからリフレクタの反射面への入射光束を十分に確保する観点からは、下方向変位量を30mm以下の値に設定することが好ましい。
上記「第2付加リフレクタ」は、投影レンズを透過させずに前方へ向けて水平方向に拡散反射させるように構成されたものであれば、その具体的な反射面形状やその配置等は特に限定されるものではない。
上記「リフレクタ」、「第1付加リフレクタ」および「第2付加リフレクタ」は、一体的に形成されたものであってもよいし、別体で形成されたものであってもよい。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用前照灯はプロジェクタ型の車両用前照灯として構成されているが、その光源バルブは車両前後方向に延びる光軸の側方からリフレクタに挿入固定されているので、灯具の前後長を短くしてそのコンパクト化を図ることができる。
その際、光源バルブの挿入固定は、光軸から下方に離れた位置で行われているので、リフレクタの反射面における光軸側方領域を配光制御用として有効に利用することができる。そして、この光軸側方領域からの反射光により配光パターンの拡散領域を形成して、この拡散領域に十分な明るさを確保することができる。
また、本願発明に係る車両用前照灯においては、第1および第2付加リフレクタにより、光源からの光を投影レンズを透過させずに前方へ照射するように構成されているので、この光照射により形成される付加配光パターンが、リフレクタで反射して投影レンズを透過した光により形成される基本配光パターンに付加されることとなり、これにより車両用前照灯からの光照射により形成される配光パターン全体の明るさを十分に確保することができる。
その際、第1付加リフレクタは、光源の位置を第1焦点とする略回転楕円面状の反射面を有しており、第2付加リフレクタは、第1付加リフレクタで反射した光源からの光を、投影レンズを透過させずに前方へ向けて水平方向に拡散反射させるように構成されているので、これら第1および第2付加リフレクタにより、付加配光パターンを横長の配光パターンとして形成することができ、これにより拡散領域を一層明るくすることができる。
しかも、第1付加リフレクタは光軸から上方に離れた位置に配置されているので、光源からの距離を十分に確保することができ、また、第2付加リフレクタは光軸から下方に離れた位置に配置されているので、第1付加リフレクタからの距離を十分に確保することができる。そしてこれにより第1付加リフレクタの反射面の曲率をある程度小さい値に抑えることができるので、第1および第2付加リフレクタによる反射光制御を精度良く行うことができる。
このように本願発明によれば、プロジェクタ型の車両用前照灯において側方挿入型の灯具構成を採用した場合であっても、配光パターンの拡散領域の明るさを十分に確保することができる。
上記構成において、第2付加リフレクタの反射面を、第1付加リフレクタの第2焦点を焦点とする略放物線状の鉛直断面形状を有する構成とすれば、第1および第2付加リフレクタにより形成される付加配光パターンの上下幅を最小限に抑えることができる。
この場合において、第2付加リフレクタの反射面を略放物柱状曲面で構成すれば、付加配光パターンの左右拡散角を十分に確保することができる。ここで「略放物柱状曲面」とは、断面形状が放物線またはこれに近似した曲線で構成された柱状曲面を意味するものである。
その際、略放物柱状曲面の焦線を第1付加リフレクタの第1焦点と第2焦点とを結ぶ直線で構成すれば、第1付加リフレクタで反射して第2付加リフレクタに入射する光だけでなく、光源から第2付加リフレクタに直接入射する光についても、この第2付加リフレクタにより上下方向にほとんど拡散しない略平行光として反射させることができるので、これにより付加配光パターンの明るさを一層増大させることができる。
さらに、この場合において、第1焦点と第2焦点とを同じ高さに位置設定すれば、付加配光パターンを正確に水平方向に延びる配光パターンとして形成することができる。
また、上記のように、第2付加リフレクタの反射面を、第1付加リフレクタの第2焦点を焦点とする略放物線状の鉛直断面形状を有する構成とした場合において、光源バルブの発光部を、そのバルブ中心軸に沿って延びる線分光源として構成とした上で、第1付加リフレクタの第1焦点をこの線分光源における車幅方向内側の端部近傍の点に位置設定するとともに、第2付加リフレクタを光軸方向前方に対して車幅方向外側へ向けて配置するようにすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第1付加リフレクタの第1焦点を、バルブ中心軸に沿って延びる線分光源における車幅方向内側の端部近傍の点に位置設定することにより、第1付加リフレクタからの反射光により第2焦点を含む水平面上に形成される光源像を、その車幅方向外側の端部が第2焦点に位置する像とすることができる。そして、この光源像を擬似光源として、この擬似光源からの光を、光軸方向前方に対して車幅方向外側へ向けて配置された第2付加リフレクタにより前方へ反射させることにより、この第2付加リフレクタからの反射光により形成される配光パターンを、擬似光源像(すなわち擬似光源の像)の上端縁が揃った配光パターンとすることができる。その際、第2付加リフレクタの反射面は、第1付加リフレクタの第2焦点を焦点とする略放物線状の鉛直断面形状を有しているので、第2付加リフレクタからの反射光により形成される擬似光源像は、その反射面における反射位置が上端縁から下端縁に変化するに従って徐々に小さくかつ明るい像となる。そして、このように大きさおよび明るさの異なる複数の擬似光源像を、その上端縁を揃えるようにして、配光パターンを形成することにより、車幅方向外側の車両前方路面の遠方視認性を高めることができるとともに、この車両前方路面を略均一に照射することができる。
一方、上記構成において、第2付加リフレクタの反射面を、第1付加リフレクタの第2焦点を第1焦点とするとともに、この第1焦点に対して所定距離前方における該反射面の下端縁近傍の高さに位置する点を第2焦点とする略楕円状の鉛直断面形状を有する構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第2付加リフレクタの反射面における下端縁近傍領域に入射した第1付加リフレクタからの光は、上下方向に関して光軸と略平行な方向に反射し、上端縁に近づくに従って下向きに反射する。その際、第2付加リフレクタからの反射光により形成される擬似光源像は、その反射面における反射位置が上端縁から下端縁に変化するに従って徐々に小さくかつ明るい像となる。そして、このように大きさおよび明るさの異なる複数の擬似光源像のうち、小さくかつ明るい像を上端縁に位置させるようにして、配光パターンを形成することにより、車幅方向外側の車両前方路面の遠方視認性を高めることができるとともに、この車両前方路面を近距離領域から遠距離領域まで略均一に照射することができる。
その際、第2付加リフレクタの第2焦点は、その第1焦点の所定距離前方に位置しているが、その具体的な距離は特に限定されるものではなく、この距離を長い値に設定すれば配光パターンの上下幅を小さくすることができ、一方、この距離を短い値に設定すれば配光パターンの上下幅を大きくすることができる。
上記構成において、第2付加リフレクタを、光源と投影レンズとの間の投影レンズ寄りの位置において、光軸に対して左右いずれかの方向にオフセットさせて配置するとともに、光源の下方に、該光源からの光を前方へ向けて反射させる第3付加リフレクタを配置し、この第3付加リフレクタの反射面を、光源からの光を上下方向に関しては略平行光として反射させるとともに水平方向に関しては光軸寄りに反射させるように構成すれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第2付加リフレクタを、光源と投影レンズとの間において投影レンズ寄りの位置に配置すれば、第2付加リフレクタからの反射光を、他の灯具構成部材によって不用意に遮蔽されてしまうことなく前方へ照射することができる。
このようにした場合には、光源から第2付加リフレクタに直接入射する光は得られなくなるが、光源からの光を第3付加リフレクタで前方へ反射させることができるので、これにより付加配光パターンの明るさを十分に確保することができる。その際、第3付加リフレクタの反射面は、光源からの光を上下方向に関しては略平行光として反射させるとともに水平方向に関しては光軸寄りに反射させるように構成されているので、第3付加リフレクタからの反射光を、光軸に対して左右いずれかの方向にオフセットした配置された第2付加リフレクタやその他の灯具構成部材によって不用意に遮蔽されてしまうことなく、前方へ照射することができ、これにより横長の付加配光パターンを得ることができる。
上記構成において、投影レンズの後側焦点近傍に、リフレクタからの反射光の一部を遮蔽するためのシェードを、その上端縁が光軸近傍に位置するように配置すれば、上端縁にカットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成することができるが、このようにした場合にはシェードの存在により光源光束を一部ロスしてしまうので、本願発明の構成を採用することにより残りの光源光束を有効に利用することが、ロービーム用配光パターンの明るさを十分に確保する上で特に効果的である。
なお、このようにシェードを設けた場合においても、第1付加リフレクタは光軸から上方に離れた位置に配置されており、第2付加リフレクタは光軸から下方に離れた位置に配置されているので、これら第1および第2付加リフレクタによる反射光制御をシェードの存在によって阻害されずに行うようにすることが容易に可能となる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
まず、本願発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯を示す側断面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、車両の右前端部に配置される車両用前照灯であって、ランプボディ12とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、車両前後方向に延びる光軸Axを有する灯具ユニット20が、エイミング機構50を介して上下方向および左右方向に傾動可能に収容されてなっている。
そして、このエイミング機構50によるエイミング調整が完了した段階では、灯具ユニット20は、その光軸Axが車両前後方向に対して0.5〜0.6°程度下向きの方向に延びるようになっている。
図2および3は、灯具ユニット20を単品で示す側断面図であり、図4および5は、灯具ユニット20を単品で示す平断面図であり、図6は、灯具ユニット20を単品で示す正面図である。
これらの図にも示すように、灯具ユニット20は、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、光源バルブ22と、リフレクタ24と、ホルダ26と、投影レンズ28と、シェード32と、第1付加リフレクタ34と、第2付加リフレクタ36とを備えてなっている。
投影レンズ28は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズからなり、光軸Ax上に配置されている。そして、この投影レンズ28は、その後側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。
光源バルブ22は、放電発光部を光源22aとするメタルハライドバルブ等の放電バルブであって、その光源22aはバルブ中心軸Ax1方向に延びる線分光源として構成されている。そして、この光源バルブ22は、投影レンズ28の後側焦点Fよりも後方側でかつ光軸Axから下方に離れた位置(例えば光軸Axから20mm程度下方に離れた位置)において、光軸Axの右側方からリフレクタ24に挿入固定されている。この挿入固定は、バルブ中心軸Ax1を光軸Axと直交する鉛直面内において水平方向に延びるように設定した状態で、光源22aの中心位置を光軸Axの鉛直下方に位置決めするようにして行われている。
リフレクタ24は、光源バルブ22からの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに反射させる反射面24aを有している。この反射面24aは、光軸Axを含む断面形状が略楕円形状に設定されるとともに、その離心率が鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。そしてこれにより、図2および4に示すように、この反射面24aで反射した光源22aからの光を、鉛直断面内においては後側焦点F近傍に略収束させるとともに、水平断面内においてはその収束位置をかなり前方へ移動させるようになっている。
このリフレクタ24における反射面24aの下部右側領域には、バルブ挿入固定部24bが反射面24aから突出するようにして形成されており、このバルブ挿入固定部24bの左側面部にはバルブ挿入孔24cが形成されている。そして、このリフレクタ24は、その3箇所に形成されたエイミングブラケット24dにおいて、エイミング機構50を介してランプボディ12に支持されている。
ホルダ26は、リフレクタ24の前端開口部から前方へ向けて略筒状に延びるように形成されており、その後端部においてリフレクタ24に固定支持されるとともに、その前端部において投影レンズ28を固定支持している。
シェード32は、ホルダ26の内部空間における略下半部に位置するようにして、該ホルダ26と一体で形成されている。このシェード32は、その上端縁32aが投影レンズ28の後側焦点Fを通るように形成されており、これによりリフレクタ24の反射面24aからの反射光の一部を遮蔽して、投影レンズ28から前方へ出射する上向き光の大半を除去するようになっている。
第1付加リフレクタ34は、光源バルブ22と投影レンズ28との間において、光軸Axから上方に離れた位置に配置されており、リフレクタ24の上部前端フランジ部24eに固定されている。
この第1付加リフレクタ34は、その反射面34aの形状が、光源22aの中心位置を第1焦点F1とするとともに、この第1焦点F1の左斜め前方位置を第2焦点F2とする回転楕円面形状に設定されており、これにより該第1付加リフレクタ34で反射した光源22aからの光を第2焦点F2に収束させるようになっている。その際、この第2焦点F2は、第1焦点F1と同じ高さに位置設定されている。また、これら両焦点F1、F2を結ぶ直線FLがバルブ中心軸Ax1となす角度θは、30°程度の値に設定されており、両焦点F1、F2間の距離は、比較的小さい値(例えば15mm程度の値)に設定されている。
一方、第2付加リフレクタ36は、リフレクタ24と投影レンズ28との間において、光軸Axから下方に離れた位置に配置されており、リフレクタ24の底面壁24fに固定されている。
この第2付加リフレクタ36は、その反射面36aが両焦点F1、F2を結ぶ直線FLを焦線とする放物柱状曲面で構成されている。その際、この放物柱状曲面の鉛直断面形状を構成する放物線の軸として定義される第2付加リフレクタ36の基準軸Ax2は、光軸Axに対して右方向へ角度θ傾斜した方向に延びることとなるが、この基準軸Ax2は、光軸Axに対して僅かに下向き(例えば3°程度下向き)に設定されている。そして、この第2付加リフレクタ36は、光源22aからの光を、投影レンズ28を透過させずに基準軸Ax2の方向へ向けて反射させるようになっている。
その際、この第2付加リフレクタ36には、図3、5および6に示すように、光源22aからの直射光が第1焦点F1からの発散光として入射するとともに、第1付加リフレクタ34で反射した光源22aからの光が第2焦点F2からの発散光として入射するが、両焦点F1、F2は、第2付加リフレクタ36の焦線FL上に位置しているので、第2付加リフレクタ36からの反射光は、すべて上下方向には拡散せずに水平方向には拡散する反射光となる。
図7は、車両用前照灯10から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図である。
同図に示すように、この配光パターンは、左配光のロービーム用配光パターンPLであって、その上端縁に水平カットオフラインCL1とこの水平カットオフラインCL1から所定角度(例えば15°程度)で立ち上がる斜めカットオフラインCL2とを有しており、両カットオフラインCL1、CL2の交点であるエルボ点Eの位置は、灯具正面方向の消点であるH−Vの0.5〜0.6°程度下方の位置に設定されている。そして、このロービーム用配光パターンPLにおいては、エルボ点Eを囲むようにして高光度領域であるホットゾーンHZが形成されている。
このロービーム用配光パターンPLは、基本配光パターンP0と、2つの付加配光パターンPa1、Pa2との合成配光パターンとして形成されている。
基本配光パターンP0は、ロービーム用配光パターンPLの基本形状をなす配光パターンであって、リフレクタ24で反射して投影レンズ28を透過した光源22aからの光によって形成されるようになっている。そして、水平および斜めカットオフラインCL1、CL2は、シェード32の上端縁32aの反転投影像として、基本配光パターンP0において形成されるようになっている。
一方、付加配光パターンPa1、Pa2は、基本配光パターンP0の右側拡散領域を補強するとともにロービーム用配光パターンPLを基本配光パターンP0よりも右側へ大きく拡げるために付加的に形成される配光パターンであって、第2付加リフレクタ36からの反射光によって形成されるようになっている。
その際、付加配光パターンPa1は、光源22aから第2付加リフレクタ36に直接入射した光によって形成される配光パターンであり、付加配光パターンPa2は、光源22aから第1付加リフレクタ34を経由して第2付加リフレクタ36に入射した光によって形成される配光パターンである。このとき、光源22aから第2付加リフレクタ36に直接入射する光と、光源22aから第1付加リフレクタ34を経由して第2付加リフレクタ36に入射する光とでは、入射光量および入射角度範囲が異なったものとなるので、付加配光パターンPa1と付加配光パターンPa2とでは、その形成位置および明るさが異なったものとなる。具体的には、付加配光パターンPa1の方が、付加配光パターンPa2よりも明るい配光パターンとして、基本配光パターンP0寄りの位置に形成されるようになっている。
これら各付加配光パターンPa1、Pa2は、その上端縁が水平カットオフラインCL1よりも僅かに下方に位置しているが、これは、第2付加リフレクタ36の基準軸Ax2が、光軸Axに対して僅かに下向きに設定されていることによるものである。
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、ロービーム用配光パターンPLを形成するための光照射を行うプロジェクタ型の車両用前照灯として構成されているが、その光源バルブ22は車両前後方向に延びる光軸Axの側方からリフレクタ24に挿入固定されているので、灯具の前後長を短くしてそのコンパクト化を図ることができる。
その際、光源バルブ22の挿入固定は、光軸Axから下方に離れた位置で行われているので、リフレクタ24の反射面24aにおける光軸側方領域を配光制御用として有効に利用することができる。そして、この光軸側方領域からの反射光によりロービーム用配光パターンPLの拡散領域を形成して、この拡散領域に十分な明るさを確保することができる。
また、本実施形態に係る車両用前照灯10においては、第1および第2付加リフレクタ34、36により、光源22aからの光を投影レンズ28を透過させずに前方へ照射するように構成されているので、この光照射により形成される付加配光パターンPa1、Pa2が、リフレクタ24で反射して投影レンズ28を透過した光により形成される基本配光パターンP0に付加されることとなり、これによりロービーム用配光パターンPLの明るさを十分に確保することができる。
その際、第1付加リフレクタ34は、光源22aの位置を第1焦点とする回転楕円面状の反射面を有しており、第2付加リフレクタ36は、第1付加リフレクタ34の第2焦点を焦点とする鉛直断面放物線状の反射面を有しているので、これら第1および第2付加リフレクタ34、36により、付加配光パターンPa1、Pa2を横長の配光パターンとして形成することができる。
しかも、第1付加リフレクタ34は光軸Axから上方に離れた位置に配置されているので、光源22aからの距離を十分に確保することができ、また、第2付加リフレクタ36は光軸Axから下方に離れた位置に配置されているので、第1付加リフレクタ34からの距離を十分に確保することができる。そしてこれにより第1付加リフレクタ34の反射面24aの曲率をある程度小さい値に抑えることができるので、第1および第2付加リフレクタ34、36による反射光制御を精度良く行うことができる。
このように本実施形態によれば、プロジェクタ型の車両用前照灯において側方挿入型の灯具構成を採用した場合であっても、ロービーム用配光パターンPLの拡散領域の明るさを十分に確保することができる。
特に本実施形態においては、第2付加リフレクタ36の反射面36aが放物柱状曲面で構成されているので、各付加配光パターンPa1、Pa2の左右拡散角を十分に確保することができる。
しかも、この放物柱状曲面の焦線FLは、第1付加リフレクタ34の第1焦点F1と第2焦点F2とを結ぶ直線で構成されているので、第1付加リフレクタ34で反射して第2付加リフレクタ36に入射する光だけでなく、光源22aから第2付加リフレクタ36に直接入射する光についても、この第2付加リフレクタ36により上下方向に拡散しない平行光として反射させることができ、これにより付加配光パターン全体の明るさを一層増大させることができる。
その際、第1焦点F1と第2焦点F2とが同じ高さに位置設定されているので、各付加配光パターンPa1、Pa2を正確に水平方向に延びる配光パターンとして形成することができる。
本実施形態においては、上端縁に水平および斜めカットオフラインCL1、CL2を有するロービーム用配光パターンPLを形成するため、投影レンズ28の後側焦点F近傍に、シェード32がその上端縁32aを光軸Ax近傍に位置させるようにして配置されており、これによりリフレクタ24からの反射光の一部を遮蔽するようになっているので、光源光束を一部ロスしてしまうこととなるが、本実施形態の構成を採用することにより、残りの光源光束を有効に利用して、ロービーム用配光パターンPLの明るさを十分に確保することができる。
しかも、第1付加リフレクタ34は光軸Axから上方に離れた位置に配置されており、第2付加リフレクタ36は光軸Axから下方に離れた位置に配置されているので、これら第1および第2付加リフレクタ34、36による反射光制御がシェード32の存在によって阻害されずに行われるようにすることができる。
ところで本実施形態においては、付加配光パターンPa1、Pa2の形成により基本配光パターンP0の右側拡散領域を補強するとともにロービーム用配光パターンPLを基本配光パターンP0よりも右側へ大きく拡げるようになっているが、灯具ユニット20に対して、第1および第2付加リフレクタ34、36の配置を左右反転させた、図8に示すような灯具ユニット60を採用すれば、図9に示すように、付加配光パターンPa1、Pa2の形成により、基本配光パターンP0の左側拡散領域を補強するとともにロービーム用配光パターンPLを基本配光パターンP0よりも左側へ大きく拡げることができる。
そこで、この灯具ユニット60を備えた車両用前照灯を、車両の左前端部に配置すれば、左右1対の車両用前照灯を同時に点灯させることにより、図7に示すロービーム用配光パターンPLと図9に示すロービーム用配光パターンPLとを形成することができるので、左右1対の付加配光パターンPa1、Pa2により車両前方路面を左右に幅広く照射することができる。
なお、この灯具ユニット60は、左側の車両用前照灯に適したものとするため、図8に示すように、灯具ユニット20に対して、基本配光パターンP0の形状に関係するリフレクタ24の反射面形成部分およびシェード32以外の部材は、光源バルブ22の挿入方向およびエイミングブラケット24dの配置等を含めて左右反転させた構造となっている。
次に、本願発明の第2実施形態について説明する。
図10および11は、本実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニット160を単品で示す側断面図および平断面図である。
これらの図に示すように、この灯具ユニット160は、左側の車両用前照灯に取り付けられるプロジェクタ型の灯具ユニットであって、光源バルブ122と、リフレクタ124と、ホルダ126と、投影レンズ128と、シェード132と、第1付加リフレクタ134と、第2付加リフレクタ136と、第3付加リフレクタ138とを備えてなっている。
光源バルブ122、リフレクタ124、ホルダ126、投影レンズ128およびシェード132の構成は、第1実施形態の灯具ユニット20における各部材の構成と基本的に同様である。
第1付加リフレクタ134は、光源バルブ122と投影レンズ128との間において、光軸Axから上方に離れた位置に配置されており、リフレクタ124に固定されている。
この第1付加リフレクタ134は、その反射面134aの形状が、光源122aの中心位置を第1焦点F1とするとともに、投影レンズ28の後側焦点Fよりも前方側における第1焦点F1の右斜め前方位置を第2焦点F2とする回転楕円面形状に設定されており、これにより該第1付加リフレクタ134で反射した光源122aからの光を第2焦点F2に収束させるようになっている。その際、この第2焦点F2は、第1焦点F1と同じ高さに位置設定されている。なお、シェード132およびホルダ126における第2焦点F2の近傍領域は、開口部132b、126aとして構成されている。
第2付加リフレクタ136は、第1付加リフレクタ134の第2焦点F2の右斜め下方位置に配置されており、ホルダ126に固定されている。
この第2付加リフレクタ136は、その反射面136aが第1付加リフレクタ134の第2焦点F2を通り、光軸Axに対して右方向へ45°程度傾斜した方向へ延びる直線FLを焦線とする放物柱状曲面で構成されている。
その際、この放物柱状曲面の鉛直断面形状を構成する放物線の軸として定義される第2付加リフレクタ136の基準軸Ax2は、光軸Axに対して左方向へ45°程度傾斜した方向に延びることとなるが、この基準軸Ax2は、光軸Axに対して僅かに下向き(例えば3°程度下向き)に設定されている。そして、この第2付加リフレクタ136は、第1付加リフレクタ134で反射した光源122aからの光を、投影レンズ128を透過させずに基準軸Ax2の方向へ向けて、上下方向には拡散せずに水平方向には拡散する光として反射させるようになっている。
第3付加リフレクタ138は、リフレクタ124とシェード132との間において、光軸Axから下方に離れた位置に配置されており、リフレクタ124に固定されている。
この第3付加リフレクタ138は、光源122aの中心位置(すなわち第1付加リフレクタ134の第1焦点F1と同じ位置)を焦点とする鉛直断面放物線状の反射面138aを有している。具体的には、この反射面138aは、その鉛直断面形状が放物線で構成されており、その水平断面形状が光源122aの中心位置を通る光軸Axと略平行な軸線を長軸とする楕円で構成されている。
その際、上記放物線の軸でかつ楕円の長軸として定義される第3付加リフレクタ138の基準軸Ax3は、光軸Axに対して僅かに下向き(例えば3°程度下向き)に設定されている。そして、この第3付加リフレクタ138は、光源122aからの光を、投影レンズ128を透過させずに基準軸Ax3の方向へ向けて、上下方向には拡散せずに水平方向には拡散する光として反射させるようになっている。
なお、第3付加リフレクタ138の反射面138aには、青系の染料を混入させた塗料によるトップコートが施されている。このような表面処理が施されるのは、以下の理由によるものである。
すなわち、光源バルブ122は放電バルブであり、その放電室の下部領域には沃化物が溜まるので、その光源122aからの下向き出射光は黄色味を帯びたものとなる。そして、第3付加リフレクタ138は光源122aの下方に配置されているので、その反射面138aには黄色味を帯びた光が入射することとなる。そこで、この反射面138aに、黄色と補色の関係にある青系の染料を混入させた塗料によるトップコートを施しておくことにより、該反射面138aからの反射光を略白色光とし、これにより配光品質を高めるようになっている。
図12は、灯具ユニット160を備えた車両用前照灯から前方へ照射される光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図である。
同図に示すように、この配光パターンは、基本配光パターンP0と、2つの付加配光パターンPa1、Pa2との合成配光パターンとして形成されるロービーム用配光パターンPLである。
基本配光パターンP0は、上記実施形態の基本配光パターンP0と全く同様である。
一方、付加配光パターンPa1は、基本配光パターンP0の拡散領域をやや右寄りに補強するように付加的に形成される配光パターンであって、第3付加リフレクタ138で直接反射した光源122aからの光によって形成されるようになっている。
また、付加配光パターンPa2は、基本配光パターンP0の左側拡散領域を補強するとともにロービーム用配光パターンPLを基本配光パターンP0よりも左側へ大きく拡げるために付加的に形成される配光パターンであって、第1付加リフレクタ134を経由して第2付加リフレクタ136で反射した光源122aからの光によって形成されるようになっている。
本実施形態においては、付加配光パターンPa1、Pa2の形成により基本配光パターンP0の拡散領域を補強するとともにロービーム用配光パターンPLを基本配光パターンP0よりも左側へ大きく拡げるようになっているが、灯具ユニット160に対して、第1、第2および第3付加リフレクタ134、136、138の配置を左右反転させた、図13に示すような灯具ユニット120を採用すれば、図14に示すように、付加配光パターンPa1、Pa2の形成により基本配光パターンP0の拡散領域を補強するとともにロービーム用配光パターンPLを基本配光パターンP0よりも右側へ大きく拡げることができる。
そこで、この灯具ユニット120を備えた車両用前照灯を、車両の右前端部に配置すれば、左右1対の車両用前照灯を同時に点灯させることにより、図12に示すロービーム用配光パターンPLと図14に示すロービーム用配光パターンPLとを形成することができるので、左右1対の付加配光パターンPa1、Pa2により車両前方路面を左右に幅広く照射することができる。
なお、この灯具ユニット120は、右側の車両用前照灯に適したものとするため、図13に示すように、灯具ユニット160に対して、基本配光パターンP0の形状に関係するリフレクタ124の反射面形成部分およびシェード132以外の部材は、左右反転させた構造となっている。
本実施形態においても、各付加配光パターンPa1、Pa2は、その上端縁が水平カットオフラインCL1よりも僅かに下方に位置しているが、これは、第2および第3付加リフレクタ136、138の基準軸Ax2、Ax3が、光軸Axに対して僅かに下向きに設定されていることによるものである。
なお本実施形態においても、第2焦点F2が第1焦点F1と同じ高さに位置設定されているものとして説明したが、本実施形態においては、第2焦点F2を第1焦点F1と異なる高さに位置設定した場合においても、同様の作用効果を得ることができる。
次に、本願発明の第3実施形態について説明する。
図15は、本実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニット220を単品で示す平断面図である。
同図に示すように、この灯具ユニット220は、右側の車両用前照灯に取り付けられるプロジェクタ型の灯具ユニットであって、その基本的な構成は、第2実施形態の灯具ユニット120と同様であるが、第1および第2付加リフレクタ234、236の構成が第2実施形態の第1および第2付加リフレクタ134、136と異なっている。
すなわち、第1付加リフレクタ234は、光源バルブ122と投影レンズ128との間において、光軸Axから上方に離れた位置に配置されており、リフレクタ124に固定されている。
この第1付加リフレクタ234は、その反射面234aの形状が、光源122aの車幅方向内側の端部(すなわち左端部)を第1焦点F1とするとともに、投影レンズ28の後側焦点Fよりも前方側における第1焦点F1の左斜め前方位置を第2焦点F2とする回転楕円面形状に設定されており、これにより該第1付加リフレクタ234で反射した光源122aからの光を第2焦点F2に収束させるようになっている。その際、この第2焦点F2は、第1焦点F1と同じ高さに位置設定されている。なお、シェード132およびホルダ126における第2焦点F2の近傍領域は、開口部132c、126bとして構成されている。
第2付加リフレクタ236は、第1付加リフレクタ234の第2焦点F2の左斜め下方位置に配置されており、ホルダ126に固定されている。
この第2付加リフレクタ236の反射面236aは、第1付加リフレクタ234の第2焦点F2を通り、光軸Axに対して左方向へ45°程度傾斜した方向へ延びる直線FLを焦線とする放物柱状曲面で構成されている。
その際、この放物柱状曲面の鉛直断面形状を構成する放物線の軸として定義される第2付加リフレクタ236の基準軸Ax2は、光軸Axに対して右方向へ45°程度傾斜した方向に延びることとなるが、この基準軸Ax2は、上下方向に関して光軸Axと平行な方向に設定されている。そして、この第2付加リフレクタ236は、第1付加リフレクタ234で反射した光源122aからの光を、投影レンズ128を透過させずに基準軸Ax2の方向へ向けて、上下方向には拡散せずに水平方向には拡散する光として反射させるようになっている。
図16(a)は、本実施形態に係る灯具ユニット220において、その第1付加リフレクタ234および第2付加リフレクタ236を経由して前方へ照射される光源122aからの光の光路を示す側断面図である。また、同図(b)は、第2実施形態に係る灯具ユニット120において、その第1付加リフレクタ134および第2付加リフレクタ136を経由して前方へ照射される光源122aからの光の光路を示す側断面図である。
同図(b)に示すように、第2実施形態に係る灯具ユニット120においては、第2付加リフレクタ136からの反射光は、光軸Axに対して僅かに下向きに設定された基準軸Ax2と平行な光となるが、その際、第1付加リフレクタ134の第1焦点F1は光源122aの中心に位置しているので、その第2焦点F2を含む水平面上に形成される光源像も、その略中心が第2焦点F2に位置する像となる。したがって、第2付加リフレクタ136の反射面136aの各位置からの反射光は、図中矢印を付けて示す光線の上下両側に略均等に広がる光となり、この反射光により形成される擬似光源像は、反射位置が反射面136aの上端縁から下端縁に変化するに従って徐々に小さくかつ明るい像となる。
一方、同図(a)に示すように、本実施形態に係る灯具ユニット220においては、第2付加リフレクタ236からの反射光は、光軸Axと上下方向に関して平行な向きに設定された基準軸Ax2と平行な光となるが、その際、第1付加リフレクタ234の第1焦点F1は光源122aの左端部に位置しているので、その第2焦点F2を含む水平面上に形成される光源像Ioは、その右端部が第2焦点F2に位置する像となる。そして、第2付加リフレクタ236の基準軸Ax2は、光軸Axに対して右方向へ傾斜した方向に延びているので、第2付加リフレクタ236の反射面236aの各位置からの反射光は、図中矢印を付けて示す光線の下側に広がる光となり、この反射光により形成される擬似光源像は、反射位置が反射面236aの上端縁から下端縁に変化するに従って徐々に小さくかつ明るい像となる。
図17(a)は、本実施形態に係る灯具ユニット220において、その第1付加リフレクタ234および第2付加リフレクタ236を経由して前方へ照射される光源122aからの光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンPa2を示す図である。また、同図(b)は、第2実施形態に係る灯具ユニット120において、その第1付加リフレクタ134および第2付加リフレクタ136を経由して前方へ照射される光源122aからの光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンPa2を示す図である。
なお、これらの図においては、説明の都合上、配光パターンPa2の水平方向の拡散角を実際の拡散角よりも小さくした状態で示している。
同図(b)に示すように、第2実施形態に係る灯具ユニット120の第2付加リフレクタ136からの反射光によって形成される配光パターンPa2は、第2付加リフレクタ136の反射面136aの各位置からの反射光により形成される無数の擬似光源像の集合体として構成されるが、その際、上述したように、反射面136aの上端縁からの反射光により形成される擬似光源像Iaに対して、その下端縁からの反射光により形成される擬似光源像Icは、小さくかつ明るい像となり、その中央部からの反射光により形成される擬似光源像Ibは、その中間的な像となる。そして、これら擬似光源像Ia、Ib、Icは、第2付加リフレクタ136の基準軸Ax2が光軸Axに対して下向きになっている分だけ水平カットオフラインCL1よりも下方に位置している。
一方、同図(a)に示すように、本実施形態に係る灯具ユニット220の第2付加リフレクタ236からの反射光によって形成される配光パターンPa2も、第2付加リフレクタ236の反射面236aの各位置からの反射光により形成される無数の擬似光源像の集合体として構成される。また、反射面236aの上端縁からの反射光により形成される擬似光源像Iaに対して、その下端縁からの反射光により形成される擬似光源像Icは、小さくかつ明るい像となり、その中央部からの反射光により形成される擬似光源像Ibは、その中間的な像となる。ただし、これら擬似光源像Ia、Ib、Icは、第2付加リフレクタ236の基準軸Ax2が上下方向に関して光軸Axと平行に延びており、その反射面236aの各位置からの反射光が、図16(a)において矢印を付けて示す光線の下側に広がる光となることから、その上端縁が水平カットオフラインCL1の位置に略揃ったものとなる。
本実施形態の構成を採用することにより、車幅方向外側の車両前方路面の遠方視認性を高めることができるとともに、この車両前方路面を略均一に照射することができる。
次に、本願発明の第4実施形態について説明する。
図18は、本実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニット320を単品で示す側断面図である。
同図に示すように、この灯具ユニット320は、右側の車両用前照灯に取り付けられるプロジェクタ型の灯具ユニットであって、その基本的な構成は、第2実施形態の灯具ユニット120と同様であるが、第2付加リフレクタ336の構成が第2実施形態の第2付加リフレクタ136と異なっている。
すなわち、第2付加リフレクタ336は、第1付加リフレクタ134の第2焦点F2の左斜め下方位置に配置されており、ホルダ126に固定されている。
この第2付加リフレクタ336の反射面336aは、第1付加リフレクタ134の第2焦点F2を第1焦点とするとともに、この第1焦点に対して所定距離前方における該反射面336aの下端縁と同じ高さに位置する点A(図19(a)参照)を第2焦点とする楕円状の鉛直断面形状を有しており、その長軸は、光軸Axに対して右方向へ45°程度傾斜した方向に延びている。そして、この反射面336aは、光軸Axに対して左方向へ45°程度傾斜した方向へ延びる直線を焦線とする楕円柱状曲面で構成されている。
そして、この第2付加リフレクタ336は、第1付加リフレクタ134で反射した光源122aからの光を、投影レンズ128を透過させずに基準軸Ax2(図19(a)参照)の方向へ向けて、上下方向にはほとんど拡散せずに水平方向には拡散する光として反射させるようになっている。
図19(a)は、本実施形態に係る灯具ユニット320において、その第1付加リフレクタ134および第2付加リフレクタ336を経由して前方へ照射される光源122aからの光の光路を示す側断面図である。また、同図(b)は、図16(b)と同様の図である。
同図(a)に示すように、本実施形態に係る灯具ユニット320において、第2付加リフレクタ336の反射面336aにおける下端縁近傍領域に入射した第1付加リフレクタ134からの光は、上下方向に関して光軸Axと略平行な方向に反射し、上端縁に近づくに従って下向きに反射する。その際、第2付加リフレクタ336からの反射光により形成される擬似光源像は、その反射面336aにおける反射位置が上端縁から下端縁に変化するに従って徐々に小さくかつ明るい像となる。
図20(a)は、本実施形態に係る灯具ユニット320において、その第1付加リフレクタ134および第2付加リフレクタ336を経由して前方へ照射される光源122aからの光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンPa2を示す図である。また、同図(b)は、図17(b)と同様の図である。
なお、これらの図においても、説明の都合上、配光パターンPa2の水平方向の拡散角を実際の拡散角よりも小さくした状態で示している。
同図(a)に示すように、本実施形態に係る灯具ユニット320の第2付加リフレクタ336からの反射光によって形成される配光パターンPa2は、第2付加リフレクタ336の反射面336aの各位置からの反射光により形成される無数の擬似光源像の集合体として構成される。また、反射面336aの上端縁からの反射光により形成される擬似光源像Iaに対して、その下端縁からの反射光により形成される擬似光源像Icは、小さくかつ明るい像となり、その中央部からの反射光により形成される擬似光源像Ibは、その中間的な像となる。その際、第2付加リフレクタ336の反射面336aにおける下端縁からの反射光は、上下方向に関して光軸Axと略平行な方向に反射するので、この反射光により形成される擬似光源像Icは、その上端縁が水平カットオフラインCL1近傍に位置し、その反射位置が上端縁に近づくに従って下向きに反射するので、擬似光源像Iaは、水平カットオフラインCL1よりも下方に形成され、擬似光源像Ibは、その中間的な位置に形成される。
本実施形態の構成を採用することにより、大きさおよび明るさの異なる複数の擬似光源像Ia、Ib、Icのうち、小さくかつ明るい擬似光源像Icを上端縁に位置させるようにして、配光パターンPa2を形成することができるので、車幅方向外側の車両前方路面の遠方視認性を高めることができる。また、この配光パターンPa2の上下幅を、図17(a)に示す第3実施形態の場合に形成される配光パターンPa2に比して大きくすることができ、これにより車両前方路面を近距離領域から遠距離領域まで略均一に照射することができる。
ところで、上記第1実施形態においては、第2付加リフレクタ36の基準軸Ax2が光軸Axに対して30°程度傾斜した方向に延びているものとして説明したが、傾斜角度をこれ以外の値に設定することももちろん可能であり、このようにすることにより、付加配光パターンPa1、Pa2の形成位置を左右方向にずらすことができる。
また、上記第2実施形態においては、第2付加リフレクタ136の基準軸Ax2が光軸Axに対して45°程度傾斜した方向に延びており、第3付加リフレクタ138の基準軸Ax3が光軸Axの方向に延びているものとして説明したが、これら第2および第3付加リフレクタ136、138の傾斜角度をこれ以外の値に設定することももちろん可能であり、このようにすることにより、付加配光パターンPa1、Pa2の形成位置を個別に左右方向にずらすことができる。この点に関しては、上記第3および第4実施形態の場合も同様である。
上記第1実施形態においては、第2付加リフレクタ36の反射面36aが鉛直断面放物線状に形成されているものとして、また上記第2実施形態においては、第2および第3付加リフレクタ136、138の反射面136a、138aが鉛直断面放物線状に形成されているものとして説明したが、このようにする代わりに、鉛直断面形状として、例えば、反射光を遠方へ照射するための放物線と、反射光をやや下向きに照射するために放物線を多少変形させた曲線とを繋げた曲線を採用することも可能である。このような構成を採用することにより、付加配光パターンPa1、Pa2を、車両前方路面を手前側領域まで幅広く照射する配光パターンとすることができる。この点に関しては、上記第3実施形態の場合も同様である。
上記各実施形態においては、光源バルブ22、122がリフレクタ24、124に対して真横の方向から挿入されているものとして説明したが、この真横の方向に対して多少挿入角度がずれていても、その上下方向あるいは前後方向のズレが30°程度以下であれば、上記各実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。
本願発明の第1実施形態に係る車両用前照灯を示す側断面図 上記車両用前照灯の灯具ユニットを単品で示す側断面図であって、リフレクタで反射した光の光路を示す図 上記灯具ユニットを単品で示す側断面図であって、第1および第2付加リフレクタで反射した光の光路を示す図 上記灯具ユニットを単品で示す平断面図であって、リフレクタで反射した光の光路を示す図 上記灯具ユニットを単品で示す平断面図であって、第1および第2付加リフレクタで反射した光の光路を示す図 上記灯具ユニットを単品で示す正面図であって、第1および第2付加リフレクタで反射した光の光路を示す図 上記車両用前照灯から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図 上記実施形態の変形例を示す、図6と同様の図 上記変形例の作用を示す、図7と同様の図 本願発明の第2実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを単品で示す側断面図 上記第2実施形態に係る灯具ユニットを単品で示す平断面図 上記第2実施形態に係る車両用前照灯から前方へ照射される光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図 上記第2実施形態の変形例を示す、図11と同様の図 上記第2実施形態の変形例の作用を示す、図12と同様の図 本願発明の第3実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを単品で示す平断面図 上記第3実施形態に係る灯具ユニットにおいて、その第1および第2付加リフレクタを経由して前方へ照射される光源からの光の光路(同図(a))を、上記第2実施形態に係る灯具ユニットの場合の上記光路(同図(b))と対比して示す側断面図 上記第3実施形態に係る灯具ユニットにおいて、その第1および第2付加リフレクタを経由して前方へ照射される光源からの光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターン(同図(a))を、上記第2実施形態に係る灯具ユニットの場合の配光パターン(同図(b))と対比して示す側断面図 本願発明の第4実施形態に係る車両用前照灯の灯具ユニットを単品で示す側断面図 上記第4実施形態に係る灯具ユニットにおいて、その第1および第2付加リフレクタを経由して前方へ照射される光源からの光の光路(同図(a))を、上記第2実施形態に係る灯具ユニットの場合の上記光路(同図(b))と対比して示す側断面図 上記第4実施形態に係る灯具ユニットにおいて、その第1および第2付加リフレクタを経由して前方へ照射される光源からの光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターン(同図(a))を、上記第2実施形態に係る灯具ユニットの場合の配光パターン(同図(b))と対比して示す側断面図
符号の説明
10 車両用前照灯
12 ランプボディ
14 透光カバー
20、60、120、160、220、320 灯具ユニット
22、122 光源バルブ
22a、122a 光源
24、124 リフレクタ
24a、34a、36a、134a、136a、138a、234a、236a、336a 反射面
24b バルブ挿入固定部
24c バルブ挿入孔
24d エイミングブラケット
24e 上部前端フランジ部
24f 底面壁
26、126 ホルダ
28、128 投影レンズ
32、132 シェード
32a 上端縁
34、134、234 第1付加リフレクタ
36、136、236、336 第2付加リフレクタ
50 エイミング機構
126a、126b、132b、132c 開口部
138 第3付加リフレクタ
Ax 光軸
Ax1 バルブ中心軸
Ax2、Ax3 基準軸
CL1 水平カットオフライン
CL2 斜めカットオフライン
E エルボ点
F 後側焦点
F1 第1焦点
F2 第2焦点
FL 焦線
HZ ホットゾーン
Io 光源像
Ia、Ib、Ic 擬似光源像
PL ロービーム用配光パターン
P0 基本配光パターン
Pa1、Pa2、Pa3 付加配光パターン

Claims (9)

  1. 車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源と、この光源からの光を前方へ向けて上記光軸寄りに反射させるリフレクタと、を備えてなる車両用前照灯において、
    上記光源が、上記光軸から下方に離れた位置において該光軸の側方から上記リフレクタに挿入固定された光源バルブの発光部により構成されており、
    上記光軸から上方に離れた位置に、上記光源の位置を第1焦点とする略回転楕円面状の反射面を有する第1付加リフレクタが配置されるとともに、上記光軸から下方に離れた位置に、上記第1付加リフレクタで反射した上記光源からの光を、上記投影レンズを透過させずに前方へ向けて水平方向に拡散反射させる第2付加リフレクタが配置されている、ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 上記第2付加リフレクタの反射面が、上記第1付加リフレクタの第2焦点を焦点とする略放物線状の鉛直断面形状を有している、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
  3. 上記第2付加リフレクタの反射面が、略放物柱状曲面で構成されている、ことを特徴とする請求項2記載の車両用前照灯。
  4. 上記略放物柱状曲面の焦線が、上記第1焦点と上記第2焦点とを結ぶ直線で構成されている、ことを特徴とする請求項3記載の車両用前照灯。
  5. 上記第1焦点と上記第2焦点とが、同じ高さに位置設定されている、ことを特徴とする請求項4記載の車両用前照灯。
  6. 上記発光部が、上記光源バルブのバルブ中心軸に沿って延びる線分光源として構成されており、
    上記第1付加リフレクタの第1焦点が、上記線分光源における車幅方向内側の端部近傍の点に位置設定されており、
    上記第2付加リフレクタが、上記光軸方向前方に対して車幅方向外側へ向けて配置されている、ことを特徴とする請求項2〜5いずれか記載の車両用前照灯。
  7. 上記第2付加リフレクタの反射面が、上記第1付加リフレクタの第2焦点を第1焦点とするとともに、この第1焦点に対して所定距離前方における該反射面の下端縁近傍の高さに位置する点を第2焦点とする略楕円状の鉛直断面形状を有している、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
  8. 上記第2付加リフレクタが、上記光源と上記投影レンズとの間の該投影レンズ寄りの位置において上記光軸に対して左右いずれかの方向にオフセットして配置されており、
    上記光源の下方に、該光源からの光を前方へ向けて反射させる第3付加リフレクタが配置されており、
    この第3付加リフレクタの反射面が、上記光源からの光を、上下方向に関しては略平行光として反射させるとともに、水平方向に関しては上記光軸寄りに反射させるように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
  9. 上記後側焦点近傍に、上記リフレクタからの反射光の一部を遮蔽するためのシェードが、該シェードの上端縁を上記光軸近傍に位置させるようにして配置されている、ことを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の車両用前照灯。
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