JP2005183670A - 放射線画像検出器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 読取光を透過する第1の線状電極および読取光を遮光する第2の線状電極とが交互に配列され、読取光の照射により放射線画像の読取りが行われる放射線画像検出器において、第1の線状電極と第2の線状電極との短絡を防止するとともに、読み取られた放射線画像の画質の向上を図る。
【解決手段】 第1の線状電極5aと第2の線状電極5bとを絶縁するための絶縁膜7を、第2の線状電極5bの長さ方向に延びる両側端面5cおよびその両側端面5cに連続する上面の縁端部5dに設けることにより、第2の線状電極5bのエッジ放電を防止し、また、第2の線状電極5bの上面の縁端部5d以外の上面部分5eには絶縁層7を設けないようにすることにより、蓄電部6から漏れだして電荷輸送層3を透過した負電荷を第2の線状電極5bから流出するようにするようにし、上記負電荷による残像の発生を防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の線状電極5aと第2の線状電極5bとを絶縁するための絶縁膜7を、第2の線状電極5bの長さ方向に延びる両側端面5cおよびその両側端面5cに連続する上面の縁端部5dに設けることにより、第2の線状電極5bのエッジ放電を防止し、また、第2の線状電極5bの上面の縁端部5d以外の上面部分5eには絶縁層7を設けないようにすることにより、蓄電部6から漏れだして電荷輸送層3を透過した負電荷を第2の線状電極5bから流出するようにするようにし、上記負電荷による残像の発生を防止する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、放射線画像を担持した放射線の照射を受けて放射線画像を記録し、読取光により走査されて放射線画像に応じた信号が読み出される放射線画像検出器に関するものである。
従来より、医療分野などにおいて、被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生し、その電荷を蓄積することにより被写体に関する放射線画像を記録する放射線画像検出器が各種提案、実用化されている。
上記のような放射線画像検出器としては、たとえば、特許文献1には、放射線を透過する第1の電極層、放射線の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層、潜像電荷に対しては絶縁体として作用し、かつ潜像電荷と逆極性の輸送電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層、および読取光を透過する線状に延びる第1の線状電極と読取光を遮光する線状に延びる第2の線状電極とが平行に交互に配列された第2の電極層をこの順に積層してなる放射線画像検出器が提案されている。
また、上記のように第1および第2の線状電極により放射線画像に応じた信号を読み出す場合には、第1の線状電極と第2の線状電極とが短絡しないように絶縁性を確保する必要がある。したがって、特許文献2においては、第1の線状電極と第2の線状電極との間に絶縁膜を設けた放射線画像検出器が提案されている。特許文献2に記載の放射線画像検出器20は、図7(a)に示すように、第1の電極層1、記録用光導電層2、電荷輸送層3、読取用光導電層4、第1の線状電極5aと第2の線状電極5bとからなる第2の電極層5およびガラス基板9とを備えている。そして、この放射線画像検出器20は、まず、ガラス基板9上に第2の線状電極5bが形成され、次に、その第2の線状電極の上面および側面を覆うように絶縁膜8がガラス基板9上の全面に形成され、そして、その絶縁膜8の上面に第2の線状電極5bが形成された後、読取用光導電層から上側の各層が形成されることにより作製される。
そして、上記のように構成された放射線画像検出器20により放射線画像の記録を行う際には、まず、図7(a)に示すように、高電圧源30により第1の電極層1に負の高電圧が印加された状態で、被写体を透過した放射線が照射される。上記のようにして照射された放射線は、第1の電極層1を透過し、記録用光導電層2に照射され、記録用光導電層2の放射線の照射された部分において電荷対が発生し、この電荷対のうち正の電荷は負に帯電した第1の電極層1に向かって移動し、第1の電極層1における負の電荷と結合して消滅する。一方、上記ようにして発生した電荷対のうち負の電荷は正に帯電した第2の電極層5に向かって移動するが、上記のように電荷輸送層3は負の電荷に対しては絶縁体として作用するため、上記負の電荷は記録用光導電層2と電荷輸送層3との界面である蓄電部6に蓄積され、この蓄電部への負電荷の蓄積により放射線画像の記録が行われる。
しかしながら、上記のようにして放射線画像を記録する際、照射された放射線の線量が大線量である場合などには、図7(a)に示すように蓄電部6から電荷輸送層3を通過してしまう負電荷があり、この負電荷は読取用光導電層4を通過して第1および第2の線状電極5a,5bに向かっていく。そして、第1の線状電極5aに向かった負電荷は第1の線状電極5aに帯電した正の電荷と結合して消滅するが、第2の線状電極5bに向かった負電荷は、第2の線状電極5bと読取用光導電層4との間に絶縁膜が存在するため、第2の線状電極5bに帯電した正の電荷と結合することができず、図7(b)に示すように、第2の線状電極5b上の絶縁膜近傍に残ってしまう。
そして、放射線画像検出器20から放射線画像を読み取る際には、まず、図8に示すように、第2の電極層5側から読取光が照射され、この読取光が第1の線状電極5aを透過して読取用光導電層4に照射されることにより読取用光導電層4において電荷対が発生する。そして、上記電荷対のうち正の電荷が蓄電部6に蓄積された負の電荷と結合するとともに、負の電荷が第1の線状電極5aに帯電した正の電荷と結合することにより、その電流変化が第1の線状電極5aに接続された電流検出アンプなどによって画像信号として検出される。
しかしながら、図7(b)に示すような状態において、放射線画像の読取りを行った際には、図8に示すように、蓄電部6に蓄積された負電荷だけでなく、第2の線状電極5b上の絶縁膜近傍に残ってしまった負電荷も画像信号として検出され、特に第2の線状電極5b上の絶縁膜近傍に残った負電荷は非常大きな時定数で読取用光導電層4で発生した正の電荷と結合するため、検出された画像信号に基づく放射線画像に残像として現れてしまう。
また、図7および図8に示す放射線画像検出器20のように第2の線状電極5bの上面および側面の全面を絶縁膜で覆うのではなく、第1および第2の線状電極間のみに絶縁物を設け、第1および第2の線状電極の上面に絶縁膜を設けない放射線画像検出器も提案されており、上記のような放射線画像検出器であれば、上記のような残像は発生しないが、第1の線状電極および第2の線状電極のエッジで発生するリーク電流(エッジ電流)を適切に防止するためには、第1および第2の線状電極の側面だけでなく上面にも絶縁膜を設けることが望ましい。
本発明は、上記事情に鑑み、上記のように第1および第2の線状電極を用いて放射線画像の読取りを行う放射線画像検出器において、第1の線状電極と第2の線状電極との短絡を防止するとともに、上記のような残像の発生を防止することができる放射線画像検出器を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の放射線画像検出器は、放射線画像を担持した記録用の電磁波を透過する第1の電極層と、第1の電極層を透過した記録用の電磁波の照射により電荷を発生する記録用光導電層と、記録用光導電層において発生した電荷を蓄積する蓄電部と、読取光の照射により電荷を発生する読取用光導電層と、読取光を透過する複数の第1の線状電極が所定の間隔を空けて平行に配列された第1のストライプ電極および読取光を遮光する複数の第2の線状電極が第1の線状電極の間に絶縁膜を介して平行に配列された第2のストライプ電極を有する第2の電極層とをこの順に積層してなる放射線画像検出器において、絶縁膜が、第1の線状電極または第2の線状電極の長さ方向に延びる両側端面およびその両側端面に連続する上面の一部に設けられているとともに、上記上面の一部以外の上面部分に設けられていないことを特徴とする。
本発明の第2の放射線画像検出器は、放射線画像を担持した記録用の電磁波を透過する第1の電極層と、第1の電極層を透過した前記記録用の電磁波の照射により電荷を発生する記録用光導電層と、記録用光導電層において発生した電荷を蓄積する蓄電部と、読取光の照射により電荷を発生する読取用光導電層と、読取光を透過する複数の第1の線状電極が所定の間隔を空けて平行に配列された第1のストライプ電極および読取光を遮光する複数の第2の線状電極が第1の線状電極の間に絶縁膜を介して平行に配列された第2のストライプ電極を有する第2の電極層とをこの順に積層してなる放射画像検出器において、絶縁膜が、第1の線状電極の長さ方向に延びる両側端面のうちの一方の側端面およびその側端面に連続する上面の一部と、第2の線状電極の長さ方向に延びる両側端面のうちの上記一方と同じ側の側端面およびその側端面に連続する上面の一部とに設けられているとともに、上記上面の一部以外の上面部分に設けられていないことを特徴とする。
また、上記第1および第2の放射線画像検出器においては、絶縁膜として、読取光を透過するものを利用することができる。
また、絶縁膜として、読取光を遮光するものを利用するようにしてもよい。
ここで、上記「上面の一部」としては、たとえば、上記線状電極の側端面に沿って線状電極の一端から他端まで延びる上面の縁端部であることが望ましい。
本発明の第1の放射線画像検出器によれば、絶縁膜を、第1の線状電極または第2の線状電極の長さ方向に延びる両側端面およびその両側端面に連続する上面の一部に設けるようにしたので、第1の線状電極または第2の線状電極のエッジ放電を防止し、第1の線状電極と第2の線状電極との短絡をより適切に防止することができるとともに、上記上面の一部以外の上面部分に設けないようにしたので、蓄電部から漏れ出した電荷を第1または第2の線状電極から流出させることができ、上記電荷による残像の発生を抑制することができる。
本発明の第2の放射線画像検出器によれば、絶縁膜を、第1の線状電極の長さ方向に延びる両側端面のうちの一方の側端面およびその側端面に連続する上面の一部と、第2の線状電極の長さ方向に延びる両側端面のうちの上記一方と同じ側の側端面およびその側端面に連続する上面の一部とに設けるとともに、上記上面の一部以外の上面部分に設けないようにしたので、上記第1の放射線画像検出器と同様の効果を得ることができる。
また、上記第1および第2の放射線画像検出器において、絶縁膜として、読取光を透過するものを利用するようにした場合には、読取光を読取用光導電層により多く導光することができるので、読取効率の向上を図ることができる。
また、絶縁膜として、読取光を遮光するものを利用するようにした場合には、読み出された放射線画像の鮮鋭度の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の放射線画像検出器の一実施形態について説明する。図1は本放射線画像検出器の斜視図、図2は図1に示す放射線画像検出器の2−2線断面図、図3は図1に示す放射線画像検出器の3−3線断面図である。
本放射線画像検出器10は、図1に示すように、放射線画像を担持した放射線を透過する第1の電極層1、第1の電極層1を透過した放射線の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層2、記録用光導電層2において発生した電荷に対しては絶縁体として作用し、且つその電荷と逆極性の輸送電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層3、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層4、および読取光を透過する複数の第1の線状電極5aからなる第1のストライプ電極と読取光を遮光する複数の第2の線状電極5bからなる第2のストライプ電極とを有する第2の電極層5をこの順に積層してなるものである。記録用光導電層2と電荷輸送層3との間には、記録用光導電層2内で発生した電荷を蓄積する蓄電部6が形成されている。なお、上記各層は、ガラス基板上に第2の電極層5から順に形成されるものであるが、図1〜図3においては、ガラス基板を省略している。
第1の電極層1としては、放射線を透過するものであればよく、たとえば、ネサ皮膜(SnO2)、ITO(Indium Tin Oxide)、アモルファス状光透過性酸化膜であるIDIXO(Idemitsu Indium X-metal Oxide ;出光興産(株))などを50〜200nm厚にして用いることができ、また、100nm厚のAlやAuなども用いることもできる。
第2の電極層15は、上記のように第1のストライプ電極と第2のストライプ電極とを有するものであるが、第1のストライプ電極の第1の線状電極5aと第2のストライプ電極の第2の線状電極5とは、図1に示すように、所定の間隔を空けて交互に平行に配列されている。第1の線状電極5aの材料としては読取光を透過し、導電性を有するものであれば如何なるものでもよいが、たとえば、第1の電極層1と同様に、ITOやIDIXOを用いることができる。また、Al、Crなどの金属を用いて読取光を透過する程度の厚さ(たとえば、10nm程度)で形成するようにしてもよい。また、第2の線状電極5bの材料としては読取光を遮光し、導電性を有するものであれば如何なるものでもよいが、たとえば、Al、Crなどの金属を用いて読取光を遮光する程度の厚さ(たとえば、100nm厚程度)で形成するようにすればよい。
記録用光導電層2は、放射線の照射を受けることにより電荷を発生するものであればよく、放射線に対して比較的量子効率が高く、また暗抵抗が高いなどの点で優れているa−Seを主成分とするものを使用する。厚さは500μm程度が適切である。
電荷輸送層3としては、たとえば、第1の電極層1に帯電する電荷の移動度と、その逆極性となる電荷の移動度の差が大きい程良く(例えば102以上、望ましくは103以上)ポリN−ビニルカルバゾール(PVK)、N,N'−ジフェニル−N,N'−ビス(3−メチルフェニル)−〔1,1'−ビフェニル〕−4,4'−ジアミン(TPD)やディスコティック液晶等の有機系化合物、或いはTPDのポリマー(ポリカーボネート、ポリスチレン、PVK)分散物,Clを10〜200ppmドープしたa−Se等の半導体物質が適当である。
読取用光導電層4としては、読取光の照射を受けることにより導電性を呈するものであればよく、例えば、a−Se、Se−Te、Se−As−Te、無金属フタロシアニン、金属フタロシアニン、MgPc(Magnesium phtalocyanine),VoPc(phaseII of Vanadyl phthalocyanine)、CuPc(Cupper phtalocyanine)などのうち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質が好適である。厚さは0.1〜1μm程度が適切である。
ここで、本実施形態の放射線画像検出器10においては、図2に示すように、第2の線状電極5bの長さ方向に延びる両側端面5cおよびその両側端面5cに連続し、上記側端面5cに沿って長さ方向に延びる上面の縁端部5dに絶縁膜7を設けるとともに、上記縁端部5d以外の上面部分5eには絶縁膜を設けないようにしている。そして、絶縁膜7は、上記両側端面5cおよび縁端部5dだけでなく第2の線状電極5b間にも設けられており、第1の線状電極5aは、第1の線状電極5aと第2の線状電極5bとが絶縁されるように、第2の線状電極間の絶縁膜上に設けられている。
そして、上記のようにして構成された放射線画像検出器10を用いて放射線画像の記録を行った際には、上述したように、照射された放射線の線量が大線量である場合などには、蓄電部6から電荷輸送層3を通過してしまう負電荷があるが、本実施形態の放射線画像検出器10によれば、第2の線状電極5bの上面の縁端部5d以外の上面部分5eには絶縁層7を設けないようにしたので、上記負電荷は第2の線状電極5bから流出し、図7に示す従来の放射線画像検出器20のように、第2の線状電極5b上の絶縁膜近傍に上記負電荷が蓄積されるのを防止することができ、上記負電荷による残像の発生を防止することができる。また、絶縁膜7を、第2の線状電極5bの長さ方向に延びる両側端面5cおよびその両側端面5cに連続する上面の縁端部5dに設けるようにしたので第2の線状電極のエッジ放電を防止することができ、第1の線状電極と第2の線状電極との短絡をより適切に防止することができる。
また、上記実施形態では、第2の線状電極5b間に絶縁膜7を設け、その絶縁膜上に第1の線状電極5aを設けるようにしたが、図4に示すように、第2の線状電極5bの両側端面5cおよびその両側端面5cに連続する縁端部5dにのみ絶縁膜7を設け、第1の線状電極5aを第2の線状電極5bと同一面上に設けるようにしてもよい。また、図5に示すように、第1の線状電極5aの長さ方向に延びる両側端面5fおよびその両側端面5fに連続する上面の縁端部5gに絶縁膜7を設けるとともに、縁端部5g以外の上面部分5hには絶縁膜を設けないようにしてもよい。また、図6に示すように、第1の線状電極5aの長さ方向に延びる両側端面5cのうちの一方の側端面およびその側端面に連続する上面の縁端部5dと、第2の線状電極5bの長さ方向に延びる両側端面5fのうちの上記一方と同じ側の側端面およびその側端面に連続する上面の縁端部5gとに絶縁膜7を設けるようにし、第1の線状電極5aの上面の縁端部5d以外の上面部分および第2の線状電極5bの上面の縁端部5g以外の上面部分に絶縁膜7を設けないようにしてもよい。なお、図4〜図6に示す実施形態においては、第2の線状電極5bの上面の縁端部5dおよび第1の線状電極aの上面の縁端部5g以外の上面部分に絶縁膜7を設けないようにすれば、その他の部分に絶縁膜7をさらに設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態に示すように、第1および第2の線状電極の上面には、その縁端部に絶縁膜を設けるようにすることが望ましいが、必ずしもそれに限らず、第1および第2の線状電極の側面に連続する上面の一部に設けるようにするのであれば如何なる範囲に絶縁膜を設けるようにしてもよい。また、上記実施形態のように上面の縁端部に絶縁膜を設ける場合には、その範囲はたとえば、上面の幅の30%程度に絶縁膜が設けられるようにすることが望ましい。
また、上記絶縁膜7の材料としては、読取光を透過するもの、または遮光するものでもいずれでもよく、読取光を透過する材料としては、アクリル樹脂など、遮光する材料としては、カーボンブラックを含有したアクリル樹脂などがある。
また、本発明の放射線画像検出器における放射線画像検出器の層構成は上記実施形態のような層構成に限らずその他の層を加えたりしてもよい。
1 第1の電極層
2 記録用光導電層
3 電荷輸送層
4 読取用光導電層
5 第2の電極層
5a 第1の線状電極
5b 第2の線状電極
6 蓄電部
7,8 絶縁膜
9 ガラス基板
10,20 放射線画像検出器
30 高圧電源
2 記録用光導電層
3 電荷輸送層
4 読取用光導電層
5 第2の電極層
5a 第1の線状電極
5b 第2の線状電極
6 蓄電部
7,8 絶縁膜
9 ガラス基板
10,20 放射線画像検出器
30 高圧電源
Claims (4)
- 放射線画像を担持した記録用の電磁波を透過する第1の電極層と、該第1の電極層を透過した前記記録用の電磁波の照射により電荷を発生する記録用光導電層と、該記録用光導電層において発生した電荷を蓄積する蓄電部と、読取光の照射により電荷を発生する読取用光導電層と、前記読取光を透過する複数の第1の線状電極が所定の間隔を空けて平行に配列された第1のストライプ電極および前記読取光を遮光する複数の第2の線状電極が前記第1の線状電極の間に絶縁膜を介して平行に配列された第2のストライプ電極を有する第2の電極層とをこの順に積層してなる放射線画像検出器において、
前記絶縁膜が、前記第1の線状電極または第2の線状電極の長さ方向に延びる両側端面および該両側端面に連続する上面の一部に設けられているとともに、前記上面の一部以外の上面部分に設けられていないことを特徴とする放射線画像検出器。 - 放射線画像を担持した記録用の電磁波を透過する第1の電極層と、該第1の電極層を透過した前記記録用の電磁波の照射により電荷を発生する記録用光導電層と、該記録用光導電層において発生した電荷を蓄積する蓄電部と、読取光の照射により電荷を発生する読取用光導電層と、前記読取光を透過する複数の第1の線状電極が所定の間隔を空けて平行に配列された第1のストライプ電極および前記読取光を遮光する複数の第2の線状電極が前記第1の線状電極の間に絶縁膜を介して平行に配列された第2のストライプ電極を有する第2の電極層とをこの順に積層してなる放射線画像検出器において、
前記絶縁膜が、前記第1の線状電極の長さ方向に延びる両側端面のうちの一方の側端面および該側端面に連続する上面の一部と、前記第2の線状電極の長さ方向に延びる両側端面のうちの前記一方と同じ側の側端面および該側端面に連続する上面の一部とに設けられているとともに、前記上面の一部以外の上面部分に設けられていないことを特徴とする放射線画像検出器。 - 前記絶縁膜が、前記読取光を透過するものであることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像検出器。
- 前記絶縁膜が、前記読取光を遮光するものであることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像検出器。
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Cited By (3)
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JP2008098330A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Fujifilm Corp | 放射線画像検出器 |
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US7667179B2 (en) | 2007-06-27 | 2010-02-23 | Fujifilm Corporation | Radiation image detector |
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2003
- 2003-12-19 JP JP2003422346A patent/JP2005183670A/ja not_active Withdrawn
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