JP2005182543A - 電子メールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】POP3プロトコルベースの従来の電子メールサーバは変えずに、電子メールクライアント側だけの変更によって、移動先などから携帯端末を使って整理後のメールタイトル一覧やアドレス帳の確認・利用やメールコンテンツの選択指定受信が可能なサービスを提供できる電子メールシステムを実現する。
【解決手段】電子メールサーバに蓄積中のメールを最新のものから受信するメール受信部、該メール受信部が受信した電子メールのデコードを行なうメール解析部、該メール解析部がデコードした解析結果から受信メールタイトル一覧作成を行なう機能操作部、該機能操作部が作成した受信メールタイトル一覧を表示するGUI入出力部、該GUI入出力部で処理操作後の受信メールタイトル一覧整理情報を前記の機能操作部、メール解析部を通じて受取り、電子メールフォーマットに変換後送信するメール送信部、を備えた電子メールクライアントを有する電子メールシステム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、POP3プロトコルをベースとした既存の電子メールシステムの改良案に係り、出張先や移動中にリソースの限られた携帯パソコンや、携帯電話、PDA等を使って、オフィスや自宅でデスクトップパソコンを使って行なうのと同様に、メールタイトル一覧の確認が出来、さらにアドレス帳の確認、指定メールのみのコンテンツのダウンロード確認が行なえる、電子メールシステムに関するものである。
近年、インターネットを使った電子メールは人が文章を送る手段としてだけでなく、若者間におけるチャットなど音声通話に代わるコミュニケーション手段として一般的に使われるようになってきている。
従来、電子メールにおいては、電子メールの送信にSMTP(Simple Mail Transfer Protocol:rfc821)、受信には、POP3(Post Office Protocol 3:rfc1939)プロトコルが一般的に使われている。
図10に、従来の電子メールシステムの構成図を示す。図10において、100は電子メールサーバ、200は電子メールクライアント、300はインターネット、110は電子メールの転送機能を持つSMTPサーバ部、120はユーザからの電子メールダウンロード要求を受付け電子メールのダウンロードを行なうPOP3サーバ部、130は受信電子メールをユーザ毎に順次蓄積するメールボックス、140はネットワークとの物理インタフェース処理を行なう通信インタフェース部、210は電子メールの送信処理を行なうSMTPクライアント、220はメールの受信処理を行なうPOP3クライアント、230はユーザとの入出力インタフェース役を果たし、メール作成支援やダウンロード後のメール用のメールホルダ管理やアドレス帳管理等を行なうWindows(登録商標)Outlook Express等のメーラ、231は、メーラ230管理下のメールホルダ、250は通信インタフェース部を示す。
SMTPサーバ110、POP3サーバ120、SMTPクライアント210、POPクライアント220、メーラ230は、通常、ソフトモジュールで構築される。
又、通信インタフェース部140、250は、TCP/IPパケットの組立・分解処理や関連する他のソフトモジュール群とのインタフェース処理を行なうソフトモジュール、デバイスドライバソフト、外部ネットワークとの電気インタフェースをとるネットワークインタフェースカード等のハードウェアからなる。
電子メールクライアント200は、メーラ230を介してユーザからの電子メール送信要求を受付け、SMTPクライアント210を呼出し、電子メールの送信指示を行なう。
SMTPクライアント210は、SMTPプロトコルに従って、通信インタフェース250、140を介して、SMTPサーバ110を呼出し、メールアドレスやパスワードを使って、アクセス認証を得た後、電子メールの送信を行なう。
SMTPサーバ部110とSMTPクライアント部210がやりとりするSMTPプロトコルは、テキストベースを基本とし、SMTPクライアント部からの標準コマンドとパラメータを含むリクエストと、該リクエストに応えるSMTPサーバ110からのレスポンスを標準シーケンスに従って順次進める簡明なプロトコルである。
電子メールは、メーラ部で、電子メールタイトルや発信日時、発信者、受信者等を含む所定のヘッダ部と本文に組立られ、SMTPクライアント210に渡され、通信インタフェース部250で、IPパケットに分解され、インターネット300を通してSMTPサーバ110に順次送信される。
この時、通信インタフェース250は、TCPの通信セッションがSMTPである事を知らせる為に、IPパケットヘッダ部のTCPのセッション識別番号として、SMTPのウェルノウンポート番号である、PORT番号25を指定する。
これによって、通信インタフェース部140は、送られてきたIPパケットが、SMTPセッション用のIPパケットであることを認識し、該IPパケットの処理をSMTPサーバ部110に依頼する。
SMTPサーバ部110は、SMTPコマンドで指定した宛て先アドレスから、電子メールの宛て先アドレスを確認し、SMTPクライアントから要求された宛て先アドレスのメール受信者が電子メールサーバ100に収容されていない場合は、中継ルート上の隣の電子メールサーバ100のSMTPサーバ110に中継処理を依頼する。
途中のSMTPサーバ110は、宛て先アドレスのユーザの電子メールボックスを管理する電子メールサーバ100のSMTPサーバ部110宛に、電子メールを順次、中継・転送する。
電子メール受信者が収容された受信側の電子メールサーバ100のSMTPサーバ110は、受信者毎のメールボックス130に該受信者宛の受信電子メールを着信順に蓄積する。
受信側では、電子メールクライアント200は、メーラ部230を介してユーザからの電子メール受信要求を受けつけ、POP3クライアント220を呼出し、電子メールの受信指示を行なう。
POP3クライアント220は、POP3プロトコルに従って、通信インタフェース250、140を介して、POP3サーバ120を呼出し、メールアドレスやパスワードを使ったアクセス認証を得た後、電子メールのダウンロード受信を行なう。
POP3サーバ部120とPOP3クライアント部220がやりとりするPOP3プロトコルは、SMTPプロトコルと同様に、テキストベースを基本とする。POP3クライアント部220からの標準コマンドとパラメータを含むリクエストと、該リクエストに応えるPOP3サーバ120からのレスポンスを標準シーケンスに従って順次進める簡明なプロトコルである。
POP3クライアント220は、アクセス認証を受け、それまで受信されユーザのメールボックス130に蓄積されていた電子メールを受信順にダウンロードする。
この時、通信インタフェース250、140は、TCPの通信セッションがPOP3である事を知らせる為に、IPパケットヘッダ部のTCPのセッション識別番号として、POP3ウェルノウンポート番号である、PORT番号110を指定する。
これによって、通信インタフェース部140は、送られてきたIPパケットがPOP3セッション用のパケットがあることを認識し、該IPパケットをPOP3サーバに引き渡し処理を依頼する。
POP3サーバ120は、POP3クライアント220からのリクエストに従って、標準手順によって、メールボックス130からユーザ宛の電子メールをPOP3クライアント220に引き渡す。
POP3クライアント220は、受信した電子メールをメーラ230をに引き渡し、メーラ230は、受信電子メールを受信メールホルダ231に順次蓄積する。
このPOP3クライアント220がPOP3サーバ120から電子メールの受信処理を行なう場合、通常は、メールボックス内における受信済の電子メールは、POP3クライアント220からのリクエストを受けてダウンロード直後に自動的に消去される。
メーラ230は、メールホルダ231に蓄積された受信済の電子メールのヘッダ部から電子メールタイトル、送信者名、送信時刻等のメールタイトル一覧情報を抽出し、メーラのGUI−Window画面表示上に一覧表示を行なう。
又、ユーザの設定又は指定に応じて、本文の表示や、送信アドレスのアドレス帳への新規登録、重要度等のマーク付与、分類ホルダへの仕分け蓄積、削除処理などを行なう。
上記の如く、POP3は、POP3クライアント220とPOP3サーバ120間で、アクセス認証や、電子メールのダウンロードを行なう場合のフレームフォーマットや信号やりとりの種類と手順を決めたプロトコルであり、基本的には、POP3クライアント220からのコマンドとパラメータとPOP3サーバ120によるレスポンスの単純な繰り返しを基本としている。
図11は、POP3によるメールダウンロード例である。
図11において、Cは電子メールクライアントからのコマンドとパラメータ、Sは電子メールサーバからのレスポンスを示す。
図11は、アクセス認証、蓄積メール総規模、受信順のメール毎の規模の確認、受信順のメールの逐次ダウンロードの指示、メールの逐次削除指示、終了の様子を示す。
図11に示す如く、POP3は比較的簡単なプロトコルであり、電子メールサーバ、電子メールクライアント共に実装が容易である。
又、電子メールサーバ100からダウンロードし終わった電子メールは、DELEコマンドを使ったリクエストによって通常は自動的に消去する使用(設定)法が一般的に行なわれている。
このため、電子メールボックスのサイズも小さくて済み、インターネットアクセスサービスを提供するISPにとっても、管理負担やHDD装置等の資源投資が少なくて済む為、現在、広く普及している。
POP3では、電子メールサーバは、メールボックスへの蓄積メールの状況を蓄積順番号とそのバイト数を到着順の昇順に電子メールクライアントに伝え、電子メールクライアントは電子メールのダウンロードの仕方を番号指定によって通常はメールの着信順と同じ昇順に伝え、ダウンロード後のメールボックスからの削除も同じく昇順の番号の逐次指定によって行なっている。
電子メールサーバは、電子メールクライアントからのコマンド+パラメータによるリクエストに応えて、レスポンスする形で動作が行なわれる。
従って、電子メールクライアントからの指定によって、メールのダウンロードを昇順でなく降順に行なわせたり、メールの削除を指示せずメールボックスに残したり、一部を番号を指定して削除したりすることができる。
上記の如く、従来は、メーラは、昇順のダウンロードを基本として設計され、自動消去を基本として設定されて使用され、電子メールサーバのメールボックスにはダウンロード後メールは残らない形で使用される。
又、自動的な新規メールの到着確認は、定期的に電子メールクライアントが電子メールサーバにアクセスして新着メールの到着状況を確認することによって行なわれる。
POP3の場合、ユーザは、メーラ230のGUIを使って、メールホルダ231にダウンロードし、ダウンロード後の受信メールの閲覧や消去、整理をスタンドアロンモードで行なう。また、電子メールのアドレス管理もメーラ230のアドレス帳管理機能を使って行なわれる。
しかし、POP3を使った従来の電子メールシステムでは、一旦、電子メールクライアント200にダウンロードした電子メールは、メールボックス130には残っていないため、移動先で、再度メールのタイトルや内容を確認することは出来ない。
また、電子メールのタイトル一覧処理も一旦ダウンロードした電子メール文書群のヘッダ部からメーラ230が、タイトル一覧を抽出し表示する仕組みの為、携帯電話などの受信メモリに制約がある端末では、メモリオーバフローを生起しやすい。
図12は、POP3を使ったメールサービスの様子を示す。
図12で、100は、電子メールサーバ、130は従業員Aのメールボックス、200は電子メールクライアント、231は、電子メールクライアント200に付属したローカルなメールホルダ、301、302は社内ネットワークである。
図11、図12で示した如く、POP3プロトコルのダウンロードシーケンスでは、電子メールサーバ100のメールボックスにはダウンロードされたメールが残らない為、社内ネットワーク301を通じて電子メールサーバ100にアクセスが行なわれると、社内ネットワーク302にアクセスした同じ従業員が同じメール内容を確認することが出来なくなる。
したがって、サーバ側にメールを残して、移動先からも利用出来る様にしたいというニーズがある。
これらのニーズに応える為に、受信電子メールを基本的に電子メールサーバ100に残し、携帯パソコン、携帯電話等の携帯端末を使って、任意の場所からアクセスして受信電子メールの確認や分類処理や削除処理などをサーバ側の処理機能を行なう為の通信プロトコルとしてIMAP4(Internet Mail AccessProtocol:rfc1730)が標準化されている。
IMAP4は、POP3にはないメールタイトル一覧機能を持ち、受信メールのタイトル一覧のみをサーバからダウンロードし確認できる。
これに対して、POP3では、電子メールクライアントのメーラがダウンロード後のメールのヘッダからタイトル情報を抽出して、受信メールタイトル一覧表の作成・表示を行なっている。
他方、IMAP4では、アドレス帳機能としては、集中管理型のアドレス帳管理プロトコルのLDAP(Lightweight Directory Access Protocol:rfc1777)、個別サーバ管理型のアドレス管理プロトコルのACAP(Application Configuration Access Protocol :rfc2244)が利用される。
又、IMAP4の場合も、メールの送信に関してはSMTPプロトコルが使用される。
これを受けて、Outlook Express等のメーラ230も、IMAP4をサポートする商品が登場している。
電子メールサーバ100側のIMAP4対応製品も既に多数の製品がメーカから出荷されている。
IMAP4プロトコルも、基本的には、IMAP4クライアントからのコマンド+パラメータによるリクエストに応えるIMAP4サーバからのレスポンスの形で、電子メールの受信処理が行なわれる。
基本的な構成は、POP3サーバとPOP3クライアントをIMAP4サーバとIMAP4クライアントに置き換え、アドレス帳機能をサーバ側にも持たせるだけで、大きな差異はない。
但し、IMAP4には、コマンドの指定パラメータによって、メールタイトル一覧を提供する機能が備えられている。これによって、必要なメールのみを確認・選択してダウンロードすることができる。
しかし、IMAP4プロトコルを基本とする電子メールシステムは、電子メールをダウンロード後も長期間保存させる必要があるため電子メールサーバ100側に備えるメールボックスが巨大となり、リソース管理が厄介なこと、電子メールクライアント200側に標準では実装されていないIMAP4クライアントを新たに実装する必要がある事などの為に、IMAP4プロトコルをクライアント側に直接実装したシステムの普及は進んでいない。
しかし、近年、WEBブラウザとHTTPプロトコルを使って、WEBサーバにアクセスし、WEBサーバをゲートウェイとし、そのバックエンドにあるIMAP4プロトコルをサポートした電子メールサーバとの間でIMAP4プロトコルを使ったやりとりを行なう事によって、IMAP4のプロトコル機能を間接的に使用できるWEBメールシステムが登場している。
図13に、WEBメールシステムの構成を示す。
図13において、100はIMAP4対応の電子メールサーバ、240はWEBブラウザ、300は電子メールサーバ100に対するIMAPインタフェース変換をサポートするゲートウェイ機能を持つWEBサーバ、である。
WEBメールシステムは、メーラとして、パソコンから携帯端末までひろく普及しているWEBブラウザを使って、TCPプロトコルのウエルノウンポート番号80を使ったHTTPプロトコルによってWEBサーバ300を介し、IMAP4対応の電子メールサーバ100とサーバ処理サービス型の電子メールサービスを提供する。
このため、クライアント側における導入が容易であり、IMAP4対応メールサービスへのニーズに応える為、WEBメールサービスを提供するISPの数も増え、これにつれて、企業内利用や一般利用の形でWEBメールを導入するユーザの数も増えている。
しかし、WEBメールでは、コンテンツの表示プロトコルがHTMLを基本としている為に、ウイルスなどを含むコンテンツが画像ファイル等に紛れて隠れていた場合でも、自動的に展開表示が行なわれウイルスに汚染されてしまう恐れがある。
これに対し、テキストベースを基本とし、画像ファイル等のウイルスを潜在的に含むファイルはMIME(Multimedia Internet Mail Extension:rfc1341)プロトコルを使って添付ファイルとして送るPOP3プロトコルベースの電子メールシステムでは、不審な送り手や不審なタイトルの電子メールは添付ファイルを開かずに廃棄することが出来る。
この為、WEBメールは安全上の障壁が従来のPOP3プロトコルを使った電子メールに比べて低く、セキュリティ上の潜在的な危険性が高い。
また、特開2000−298629の先願発明例に、電子メールクライアント200から電子メールサーバ100に、受信電子メールのヘッダ部に含まれるタイトル一覧情報のみをダウンロードする様に指示し、受信したタイトル一覧情報から選択した特定の電子メールを特定の転送先に転送指定する技術が開示されている。
しかし、この先願発明の構成では、電子メールサーバ100、電子メールクライアント200共に、メール処理ソフトを全面的に入れ換える必要があり、実際に普及させるのは困難である。
又、自分が普段使っている会社のデスクトップパソコンに蓄積されているアドレス帳の中にある顧客のメールアドレスを携帯端末から確認して使用したい場合がある。
これは、LDAPサーバの様な集中型のアドレス帳管理サーバには、会社の従業員のメールアドレスは管理されているが、顧客のメールアドレスは営業担当者等が個々に管理している運用形態がまだ一般的な為である。
また、携帯端末に顧客のアドレスを含むメールアドレスを常時搭載して携行することは、セキュリティ上のリスクも大きく、必要な時にだけ顧客メールアドレスを確認し、用済み後には消去し、常時は搭載しないで置きたいというニーズもある。
したがって、POP3プロトコルベースの従来の電子メールシステムをベースに、電子メールサーバの仕組みは変えずに、導入移行が容易で、移動先などから、メールタイトル一覧や電子メールコンテンツの選択受信、自分のデスクトップパソコン上のアドレス帳の遠隔確認・利用が可能なサービスを提供できる電子メールシステムの登場が期待されている。
さらに、前記メールタイトル一覧は一般的にメーラで整理の為に行っている如く、自分の目的に合わせた分類別ホルダに分類され、重要度識別マーク等が付与された、整理済みのメールタイトル一覧となっている方が利用しやすい。
図14に、受信メールの整理例を示す。
図14は、デスクトップパソコンのメーラの受信ホルダ(INBOX)に一旦受信されたメールを、重要度に応じて、重要なメールと一般的なメールに仕分け、さらに重要なメールは、さらに階層化し、小分類している例を、メーラのGUI表示画面に表示している例である。
また、受信メール一覧のヘッダ表示部分に、ユーザの判断に応じて重要度識別符号を付加することも一般的に行なわれている。
特開2000−298629号公報 「インターネットRFC事典」、アスキー出版局、PP.270-290、1998年 「電子メールシステム完全マスタ」、インタフェース増刊、Open Design、N08、PP.63-85、CQ出版、1995年5月 「WEBメールとは」、Active mail紹介資料、Transware社HP 、URL:www.transware.co.jp/product.am/、2003年
解決しようとする課題は、POP3プロトコルベースの従来の電子メールシステムを基に、従来の電子メールサーバの仕組みは変えずに、電子メールクライアント側だけの変更によって、導入が容易で、移動先などから、携帯端末を使って、整理後のメールタイトル一覧やアドレス帳の確認・利用やメールコンテンツの選択指定受信が可能なサービスを提供できる、電子メールシステムを実現することである。
上記課題を解決するための第1の発明は、POP3プロトコルベースの電子メールシステムにおいて、 電子メールサーバに蓄積中のメールを最新のものから受信するメール受信部、該メール受信部が受信した電子メールのデコードを行なうメール解析部、該メール解析部がデコードした解析結果から受信メールタイトル一覧作成を行なう機能操作部、
該機能操作部が作成した受信メールタイトル一覧を表示するGUI入出力部、該GUI入出力部で処理操作後の受信メールタイトル一覧整理情報を前記の機能操作部、メール解析部を通じて受取り、電子メールフォーマットに変換後送信するメール送信部、を備えた電子メールクライアントを有することを特徴とする電子メールシステムを提供する。
本発明によれば、従来のPOP3をベースとする電子メールサーバを、何ら変更するこ
となしに、IMAP4やWEBメールと同様に、移動先等において、メールタイトル、送
信者、受信日時、重要度等を一覧形式にしたメールタイトル一覧情報のみを電子メール
アドレス及び携帯端末等の特定の宛先への電子メール情報として送信することが可能と
なる。
この結果、ユーザは、出張先などの移動先においても、メモリ容量が少なく、伝送帯域
の限られたPDAや携帯電話、携帯パソコン等を用いて、電子メールタイトル情報のみを受信して、重要な情報の再確認を迅速に行なうことができる。
さらに、ユーザは、移動先などにおいてもコンテンツを確認したいメールのみをダウンロード番号を指定することによってダウンロードし、さらに詳細な検討を行なうことが出来る。
上記課題を解決するための第2の発明は、第1の発明記載の電子メールシステムにおいて、前記メール受信部は、受信メールのヘッダ部に、メールタイトル一覧を示す識別符号を検出した時は、以降のメール受信を停止すると同時に、新着順の新規メールをメールタイトル一覧に追加した新規のメールタイトル一覧表をユーザのメールアドレスに向けて送信することを特徴とする電子メールシステムを提供する。
本発明によれば、メールタイトル一覧の作成済のメールを二重にダウンロードすることによる無駄の発生を防止することが出来、メールタイトル一覧を最新状態に維持する事が出来る。
上記課題を解決するための第3の発明は、第1の発明記載の電子メールシステムにおいて、前記機能操作部は、特定アドレスからの受信メールの到着監視を定期的に行なう新着受信メールの定期監視手段、該新着受信メールにおける特定キーワードの検出手段、該特定キーワード受信時において該特定キーワードに応じた所定電子メールの作成手段、該所定電子メールの前記特定アドレスへの送信手段、を有することを特徴とする電子メールシステムを提供する。
本発明によって、事前にアドレス帳データをメールとしてアップロードしておく事によって、出張先等からのユーザの携帯端末からの受信メールのヘッダや本文に含まれた特定キーワードによる指示に応じたメールの自動転送処理が可能となる。
この為、移動先などで、ユーザが使用中の電子メールサーバにアクセスできない環境下にあっても、携帯電話や携帯パソコンを使って必要な情報を入手することができる。
上記課題を解決する為の第4の発明は、第3の発明記載の電子メールシステムにおいて、前記特定キーワードは、新着メールの着信状況報告要求メール、指定メールのコンテンツダウンロード転送要求メール、最新メールタイトルメール、の送信を識別するキーワードである事を特徴とする電子メールシステムを提供する。
本発明によって、セキュリティ確保上などの何らかの事情によって、ユーザが常時使用中の電子メールサーバに、直接アクセス出来ない場合でも、ユーザは出張先等から携帯端末を使用して、新着メールの着信状況、指定メールのコンテンツ、最新メールタイトル一覧を入手する事が出来る。
上記課題を解決するための第5の発明は、第1の発明記載の電子メールシステムにおいて、前記機能操作部は、アドレス帳のデータを、前記メール解析部、メール送信部を通じて、電子メールフォーマットに変換して、ユーザの電子メールアドレス、特定宛て先に送信する、アドレス帳送信手段を有することを特徴とする電子メールシステムを提供する。
本発明によって、出張先などでアドレス帳データが必要になった場合でも、電子メールサーバにアクセスしてアドレス帳を入手することが出来る様になる。
本発明の電子メールシステムは、POP3プロトコルベースの従来の電子メールシステムをベースに、電子メールサーバの仕組みは変えずに、導入移行が容易で、移動先などから、電子メールタイトル一覧や電子メールコンテンツの選択受信、アドレス帳確認・利用が可能なサービスを提供できる。
POP3プロトコルベースの電子メールシステムにおいて、電子メールサーバのメ―ルボックスには受信メールをダウンロード後も常時残し、電子メールクライアントにおいて、最新のメールタイトル一覧を作成する様にし、該メールタイトル一覧を移動先の携帯端末等で確認し、必要なコンテンツのみを指定してダウンロードできる様にする。
図1は、本発明に係る電子メールシステムの構成である。
図1において、100は電子メールサーバ、130はメールボックス、200は電子メールクライアント、210bは電子メールサーバへのメールの送信処理、コマンドの送信処理を行なうメール送信部、220bは電子メールサーバからのメール受信処理、レスポンスの受信処理を行なうメール受信部、235は、メール受信部220bで受信された受信メールからのヘッダ、本文の分解・抽出、メールヘッダの文字コードへの変換・メール送信部210bに送信する場合の逆変換・組立処理を行なうメール解析部、236はユーザが電子メールクライアント200を操作して、受信メールの確認や送信メールの作成、メールの選択受信指示、アドレス帳の作成・管理、受信メールや送信済メールの蓄積管理、受信メールの分類整理等に用いるGUI入出力部、237は、メール解析部235からの解析後の受信メールを文字コード変換し、GUI入出力部236が表示可能な形式に変換して引き渡し、又は、ユーザによるGUI入出力部236を通じたメールの受信指示や送信指示、メール削除指示を解読し、所定のフォーマットに変換し、メール解析部235に引き渡す手段を備えた機能操作部、238は、ユーザ指定に応じた定期的なメールの自動受信や電子メールサーバ100におけるメールボックス130のオーバーフロー防止の為の管理ルール、メール削除時の選択ルールにしたがった自動処理等の自動化処理ルールを定めた操作ルール、特定アドレスからのメール受信時のデジタル署名の正当性確認の為の認証処理用の秘密鍵と処理ルール、及びこれらの処理プログラムを格納した操作支援DBである。
尚、GUI入出力支援部236は、従来のメーラが備えているGUI機能を用いた分類別ホルダの追加作成及び分類支援、メールヘッダへの重要度識別マーク付与、等の機能も持つ。
また、図1では省略したが、使用する外部ネットワークは、インターネット、イントラネットを含み、TCP/IPプロトコルをネットワーク構成の基本とする。
イントラネットの場合は、通常は、イントラネット内の別の拠点から同じ電子メールサーバにアクセスすることは可能だが、セキュリティの確保の為、外部のインターネットから同じ電子メールサーバに直接アクセスすることをファイアウォールでガードし、禁じている運用形態も多い。
本発明は、イントラネット、インターネットいずれからもセキュリティを確保しながらメールタイトル一覧やアドレス帳、特定メールコンテンツの入手を可能とする。
本発明では、図11の例に示したPOP3によるメールダウンロード例のシーケンスの場合とは異なり、メールダウンロード完了直後に、電子メールサーバ100のメールボックス130からダウンロードしたメールを削除しない。
すなわち、図11のシーケンスの終わりに発信される、電子メールクライアント200から電子メールサーバ100に対して、iを削除指定メール番号として発信される一連のDLE iのコマンドは発信されない。
この為、受信メールのダウンロードが終わっても、メールボックスには、受信メールがそのまま蓄積されている。
また、メールの受信は、従来のPOP3プロトコルによる電子メールシステムの如く、先着順のメールボックス内における登録番号による昇順ではなく、最新メールからの降順の番号順に.ダウンロードが行われる。
さらに、本発明による、メールの重要度や分類を示す識別符号、受信メールタイトル、送信者、受信日時を含む受信メールタイトルの一覧(以下、メールタイトル一覧)の作成は、通常の運用モードでは、ユーザがネットワークにログオンし、着信メールをダウンロードした直後に行なわれ、電子メールサーバに、メールタイトル一覧作成直後又はユーザがメーラを閉じるタイミングで、ユーザのメールアドレスに向けて、該電子メールサーバへのアップロード送信が行なわれる。
これによって、電子メールサーバ100のユーザのメールボックス130には、メールタイトル一覧が通常のメールと同様に着信順に蓄積される。
図2に、本発明に係るメールタイトル一覧作成方法を示す。
図2において、ステップ1で、ユーザは、GUI入出力部236を通じて、電子メールサーバ100へのアクセスを指示する。ステップ2で、ユーザからの指示を受けた、機能操作部237はメール解析部235、メール送信部210bを通じて、電子メールサーバ100にアクセスし、ステップ3で、ID、パスワードによるアクセス認証を得る。ステップ3で電子メールサーバは、メール送信部210bからの問い合わせリクエストに応えて、到着順のメール蓄積番号とメール規模をメール受信部220b、メール解析部235を通じて、機能操作部237に伝える。ステップ4で、機能操作部237は、該メール蓄積番号の最大値のメール(最新の到着メール)から降順の番号で、逐次メールボックス130からのメールダウンロードを行なう様に、メール解析部235、メール送信部210bを通じて、電子メールサーバ100に伝える。ステップ5で、機能操作部237は、受信メールのヘッダ部を監視し、ヘッダ部に、前に作成したメールタイトル一覧識別符号があるかどうかをチェックする。
ステップ5で、機能操作部237は、メールタイトル一覧等一覧識別符号が検出されない場合、ステップ6でメールタイトル等をヘッダから抽出し、ステップ7でメールの蓄積番号が1に達していなければ、ステップ8でダウンロード指定のメール蓄積番号を1減らして、次のメールのダウンロード継続を行なう。
ステップ7で、機能操作部237は、メールダウンロード指定値(蓄積番号値)が1であれば、ステップ9で、最初のメールタイトル一覧を、それまで抜粋したメールタイトル等を元に作成し、GUI入出力部236に引き渡す。
ステップ6で、機能操作部がヘッダ部にメールタイトル一覧識別符号付きのメールの受信を確認すると、ステップ10で、以降のメールのダウンロード受信を停止する。
ステップ11で、該メールタイトル一覧メールの直前までのメールの分について、部分メールタイトル一覧を作成し、ステップ12で、メール受信停止直前に受信したメールタイトル一覧に追加して、最新のメールタイトル一覧を作成する。
ステップ13で、必要に応じて、該最新のメールタイトル一覧について、重要度の付与、分類ホルダなどの見直し、整理を行い、ステップ14で、メールタイトル一覧識別符号をヘッダ部に付加して、宛て先アドレスとして、ユーザのメールアドレスを指定し、メール解析部235、メール送信部210bを通じて、電子メールサーバ100に向けてアップロードする。ステップ15で、電子メールサーバ100は、メールボックス130の最新のメール格納位置に該メールタイトル一覧を格納する。
以上の処理によって、電子メールサーバ100におけるユーザのメールボックス130には、常に最新のメールタイトル一覧が登録される。又、メールタイトル一覧が一旦作成されると、メールの受信は、最新の着信メールから最新のメールタイトル一覧までで停止する為に、既にダウンロード済みのメールを二重にダウンロードする無駄が避けられる。
これに対して、従来の電子メールシステムでは、メールボックス130からメールを削除しない様にすると、毎回同じメールのダウンロードが行なわれ、無駄が発生する。
従って、普段の業務を会社等で主にデスクトップパソコンで処理しており、携帯端末で出張先の別の事務所などから前日の受信メールの再確認などを行なう場合でも、使用帯域の制約やメモリ容量の制約を軽減しながら、メールタイトル一覧の確認を行なうことができる。
また、ユーザがユーザの電子メールサーバに直接アクセス出来ない様な出張先等の利用環境に出掛け、携帯電話などからメールタイトル一覧や、最新到着メール一覧、自分のデスクトップパソコン上のアドレス帳にある顧客のメールアドレスを確認したい場合がある。
次の発明は、この様な環境にあるユーザでもメールタイトル一覧やアドレス帳が利用出来る様にすることを目的とする。
図3は、本発明に係る遠隔メール等入手方法を示す。
図3において、ステップ1で、ユーザは、デスクトップパソコンのGUI入出力部236を通じて、機能操作部237に対し定期的に特定アドレスからの新着メールのヘッダ部又は本文に特定キーワードが含まれているかどうか監視する様に指示(設定)する。
どの程度の頻度で、どの様な特定キーワードをチェックの対象とするのかは、事前に操作支援DBに登録されており、ユーザによるGUI入出力部236を使った選択・更新が可能である。ユーザは、GUI入出力部236を使って自動監視起動の指示を行なう。
ステップ2で、機能操作部237は、定期的に特定アドレスからの新着メール到着のチェックを行い、ステップ3で、特定アドレスからの新着メールの到着を検知した場合は、
ステップ5で、該新着メールのヘッダ部、又は、メール本文の先頭等所定位置に、特定キーワードが含まれているか、どうかの検出を行なう。
ステップ5で特定キーワードが含まれていた場合は、ステップ6で、該新着メールが真正なものであるかどうかをデジタル署名チェックによって行なう。デジタル署名チェックは、特定アドレスの携帯端末と会社のデスクトップパソコンの前記操作支援DB238に蓄積された携帯端末等特定アドレスの発信元と共通の秘密鍵を使い、MD5(Message Digest 5)等の演算アルゴリズムによる剰余照合チェックによって行なう。
デジタル署名が真正なものである場合は、ステップ7で、機能操作部237は、特定キーワードに応じた処理内容の選択を行なう。
前記特定キーワードが新着メールの到着状況通知依頼を示すKaの場合、ステップ8aで、機能操作部237は、電子メールサーバ100にアクセスし、新着メールすなわち前回のメールタイトル一覧作成以降の最新の受信メール部分のダウンロード処理を行い、ステップ9aで、機能操作部237は、ステップ8aで作成したメールタイトル一覧を内容とするメール本体を作成し、ステップ10aで該メール本体に、特定応答を示す識別符号をヘッダ部に付与し、
ステップ11で、前記特定アドレスに向けて、メール解析部235、メール送信部210bを通じて送信する。
ステップ7における前記特定キーワードが指定メールのコンテンツダウンロードを指示するKbである場合は、
ステップ8bで、機能操作部237は、特定キーワードと同時に送られてきた電子メールサーバ100のメールボックス130に到着順の昇順に蓄積されている蓄積メールのどの蓄積番号かを示すダウンロード指示番号を確認する。
ステップ9bで、該ダウンロード指示番号のコンテンツをダウンロードする様に、メール解析部235、メール送信部210bを通じてリクエスト文を組立て、メールサーバ100に依頼し、コンテンツを含む指定メール全文のダウンロードを行なう。
ステップ10bで、機能操作部237は、該ダウンロードしたメールのヘッダ情報として、特定応答を示す識別符号をヘッダ部に付与し、
ステップ11で前記特定アドレスに向けて、メール解析部235、メール送信部210bを通じて送信する。
ステップ7における前記特定キーワードが、最新のメールタイトル一覧要求を示すKcである場合は、ステップ8cで、機能操作部237は、電子メールサーバ100にアクセスし、最新の到着メールから直近に作成したメールタイトル一覧メールの直前までのメールを到着メールの蓄積管理番号の降順に入手する。
ステップ9cで、機能操作部237は、受信したメールのヘッダ部からメールタイトル一覧情報を抽出し、前回作成したメールタイトル一覧表と合成して、最新メールタイトル一覧の作成を行なう。
ステップ10cで、機能操作部237は、該最新メールタイトル一覧本文データに、特定応答を示す識別符号をヘッダ部に付与し、
ステップ11で、前記特定アドレスに向けて、メール解析部235、メール送信部210bを通じて送信する。
尚、図3の利用形態においては、ユーザのデスクトップパソコンは、常時、オンラインに設定されているものとする。
図4は、図3対応の携帯端末における操作フローを示す。
図4において、ステップ1で、ユーザは外出先などで、前記特定アドレスを持った携帯端末などから、携帯端末のGUI入出力部236の操作画面を使って、前記Ka、Kb、Kc等のキーワードに対応するメニュー選択操作を行なう。
ステップ2で、携帯端末の機能操作部237は、ユーザによる該メニュー選択結果に応じて、操作支援DB238に組み込まれているキーワードや秘密鍵、MD5処理アルゴリズム、宛て先アドレス情報等を使って、メール本文の組立、前記特定キーワードの指定箇所への埋め込み、デジタル署名の組み込み、メールフォーマットの組立を行なう。
ステップ3で、機能操作部237は、メール解析部235、メール送信部210bを介して、デスクトップパソコンの電子メールアドレスを指定した発信が行なわれる。
ステップ4で、電子メールサーバ100に適当な時間の経過後にアクセスし、
ステッフ5で、着信メールを蓄積番号の逆順で逐次ダウンロードする。
ステップ6で、機能操作部237は、受信したメールのヘッダ部に、特定キーワードに対応した応答メールであることを示す特定応答識別符号が含まれているかどうかのチェックを行なう。
ステップ6で、受信メールのヘッダ部に、該特定応答識別符号に含まれていることを認識すると、
ステップ7で、該特定応答メールのコンテンツを、展開・フォーマット変換し、GUI入出力部236に引き渡し、ステップ8で、GUI入出力部236によって、ユーザに見やすい形式に展開・表示が行なわれる。
ユーザは、特定キーワードに応じた各種コンテンツを、出張先等で自分の電子メールサーバに直接アクセス出来ない場合でも、携帯端末を使って自分のデスクトップパソコンを介して必要な情報を入手する事が出来る。
但し、この場合、ユーザの会社等におけるデスクトップパソコンは常時電源ONとするか、常時は待機モードで、定期的な電子メールサーバへのアクセス時において、電源ON
とする様にする。
次の2つの発明は、出張先が、携帯端末で、デスクトップパソコンと同じ電子メールサーバにアクセス可能な場合の例を想定している。
先ず、メールタイトル一覧から特定のメールを指定してそのコンテンツを入手したい場合がある。
図5は、特定のメールコンテンツの入手方法を示す。
図5において、ステップ1で、ユーザは、GUI入出力部236の画面表示結果によって、前記メールタイトル一覧の展開結果を確認し、指定のメールコンテンツのダウンロードを機能操作部237に指示する。この指示は、GUI画面を使ったメールタイトル一覧のクリック・選択操作によって行なわれる。
ステップ2で、機能操作部237は、受信メールのダウンロード時に、電子メールサーバ100に対して指示し、操作支援DB238に蓄積した、メールボックス内における受信メールの蓄積番号対応表とメールタイトルの対応リストによって、指定メールの蓄積番号の抽出を行なう。尚、この抽出操作は受信時に、メールタイトルとダウンロード指示番号(指定メールの蓄積番号)をセットにしてメールホルダに蓄積しておいて行なっても良い。
ステップ3で、電子メールサーバ100にアクセスし、アクセス認証が行なわれる。
ステップ4で、蓄積番号を指定したメールのコンテンツを含む全文のダウンロードが行なわれる。
ステップ5で、機能操作部237は、該ダウンロードコンテンツをメール受信部220b、メール解析部235を通じて入手し、画面表示の為に所要の形式に変換し、GUI入出力部236に引き渡す。
ステップ6で、GUI入出力部は、機能操作部237から入手したコンテンツを展開し、画面表示する。
また、自分のデスクトップパソコンに格納されているアドレス帳に登録されている顧客のメールアドレスを知る為に、携帯端末で出張先から知りたい場合がある。
図6は、本発明に係るアドレス帳の遠隔取得方法を示す。
図6において、会社等のデスクトップパソコン環境において、ステップ1で、機能操作部237がユーザからアドレス帳のアップロード要求を受ける。
ステップ2で、機能操作部237は、GUI入出力部236のアドレスホルダのデータをコピーし、ステップ3で、アドレス帳のデータを、メール本文に組み込み、ヘッダ部に所定の
識別符号を付け、メール宛て先として、ユーザのメールアドレスを指定し、
ステップ4で、メール解析部235、メール送信部210bを通じて、メールサーバ100に送信する。
同じ会社や系列会社等の出張先等において、
ステップ5で、ユーザは、自分の携帯端末を使って、自分の電子メールサーバ100にアクセスし、最新のコンテンツから直近のメールタイトル一覧までの着信メールをダウンロードする。
ステップ6で、携帯端末の機能操作部237は、新着メール、メールタイトル一覧に含まれる受信メールのヘッダ部に含まれるアドレス帳識別符号の検出を行なう。
ステップ6で、新着メールに、アドレス帳識別符号が検出された場合は、ステップ7で機能操作部237は、メールのコンテンツ部分をGUI入出力部236に引き渡し、ステップ8で、GUI入出力部236でユーザの見易い形式に展開し、表示を行なう。
ステップ9で、特定の顧客のメールアドレス等の確認、コピー利用が行なわれる。
尚、ステップ6で、メールタイトル一覧のタイトルに、アドレス帳が含まれていた場合も、該タイトルのコンテンツは既にダウンードされているため、該コンテンツ部分を、メールホルダに蓄積されたメールから対応番号を指定して抽出し、GUI入出力部236に引き渡し、ステップ8で、GUI入出力部236でユーザの見易い形式に展開し、表示を行なう。
尚、図3、図4に示した方法で、特定キーワードとして、アドレス帳を指定するキーワードを示し、特定アドレスとして、電子メールサーバ100に登録されたユーザのメールアドレスとしても、アドレス帳を必要時に随時入手することが出来る。
図7に、本発明に係るメールボックスの内部構成を示す。
図7で示す如く、ユーザのメールボックス130内には、着信メールが着信順に機械的に昇順の番号と対応させて累積される。又、ユーザが電子メールサーバにアクセスした時に最新のメールタイトル一覧の自動作成、自動アップロードが行なわれる。尚、アップロードは、メーラを終了する時などに、自動的に行なう様にしても良い。
従って、メールボックス130内は、到着順の受信メール、最新のメールタイトル一覧、メールタイトル一覧をアップロードした時の後に受信した新着メールの順に、メールが入っている。
メールタイトル一覧は、電子メールサーバにアクセスする都度更新され、古いメールも保存される為、図7の過去の着信メールの中には、古いメールタイトル一覧が一緒に蓄積されている。
メールタイトル一覧は、重要度による識別符号がヘッダ部に付与され、分類フォルダ別に分けて保存される形式をとる為、図14の従来例と同様に論理的には多階層の構成も取り得る。
また、メールボックス130は移動中の携帯端末などからの遠隔利用の為、メールを消去しないで到着順に順次蓄積する為、定期的にメモリ残量のチェック管理を行わないとオーバーフローが発生する。
<付記6>〜<付記8>には、上記問題に対する解決方法を開示している。
図8に、メールタイトル一覧のメールフォーマット例を示す。
図8に示す如く、ヘッダ情報としてメールタイトル一覧を示す“maillist”が“X−Remote−Mail−Type:”というヘッダに識別符号として含まれており、機能操作部237は、この識別符号を検出する事によって、メールボックス内における以降のメールのダウンロード停止の自動制御を行なうことができる。
図9に、図6のアドレス帳の遠隔取得時におけるメールフォーマット例を示す。
図8と同様に、ヘッダ情報として“mailaddress”が、“X−Remote−Mail−Type:”というヘッダに識別符号として含まれており、機能操作部237は、この識別符号を検出する事によって、該メールがアドレス帳の情報であることが分かる為、該メールの中身をフォーマット変換し、GUI入出力部236に引き渡し、GUI入出力部236で、展開・表示、ユーザによる利用が行なわれる。
<付記1> POP3プロトコルベースの電子メールシステムにおいて、電子メールサーバに蓄積中のメールを最新のものから受信するメール受信部、該メール受信部が受信した電子メールのデコードを行なうメール解析部、該メール解析部がデコードした解析結果から受信メールタイトル一覧作成を行なう機能操作部、該機能操作部が作成した受信メールタイトル一覧を表示するGUI入出力部、該GUI入出力部で処理操作後の受信メールタイトル一覧整理情報を前記の機能操作部、メール解析部を通じて受信し、電子メールフォーマットに変換後送信するメール送信部、を備えた電子メールクライアントを有することを特徴とする電子メールシステム。
<付記2> 付記1記載の電子メールシステムにおいて、前記メール受信部は、受信メールのヘッダ部に、メールタイトル一覧を示す識別符号を検出した時は、以降のメール受信を停止すると同時に、新着順の新規メールをメールタイトル一覧に追加した新規のメールタイトル一覧表をユーザのメールアドレスに向けて送信することを特徴とする電子メールシステム。
<付記3> 付記1記載の電子メールシステムにおいて、前記機能操作部は、特定アドレスからの受信メールの到着監視を定期的に行なう新着受信メールの定期監視手段、該新着受信メールにおける特定キーワードの検出手段、該特定キーワード受信時において該特定キーワードに応じた所定電子メールの作成手段該所定電子メールの前記特定アドレスへの送信手段、を有することを特徴とする電子メールシステム。
<付記4> 付記3記載の電子メールシステムにおいて、前記特定キーワードは、新着メールの着信状況報告要求メール、指定メールのコンテンツダウンロード転送要求メール、最新メールタイトルメール、の送信を識別するキーワードである事を特徴とする電子メールシステム。
<付記5> 付記1記載の電子メールシステムにおいて、前記機能操作部は、アドレス帳のデータを、前記メール解析部、メール送信部を通じて、電子メールフォーマットに変換して、ユーザの電子メールアドレスに送信する、アドレス帳送信手段を有することを特徴とする電子メールシステム。
<付記6> 付記1記載の電子メールシステムにおいて、前記機能操作部は、前記電子メールサーバにおけるメールボックスのメモリ容量残量の算定手段、該メモリ容量残量が所定値に達したことを検出するメモリ残量検出手段、該メモリ残量検出手段が所定値に達した場合に、所定のアラーム情報を前記GUI入出力手段へのアラーム文の表示指示、ユーザのメールアドレス及び前記特定宛て先への該アラーム文を含む警告メール発信、として伝える警告伝達手段、を有することを特徴とする電子メールシステム。
<付記7> 付記1記載の電子メールシステムにおいて、前記機能操作部は、前記GU
I入力手段を通したユーザからの蓄積メール削除指定を受け、電子メールサーバのメールボックスから該蓄積メール削除指定による削除ルールに従って電子メールの削除を行なう蓄積メール削除手段、を有することを特徴とする電子メールシステム。
<付記8> 付記1記載の電子メールシステムにおいて、前記機能操作部は、前記蓄積メール削除指定によって削除された番号のメールタイトルを最新のメールタイトル一覧から自動削除する、メールタイトル一覧同期手段を有することを特徴とする電子メールシステム。
POP3プロトコルベースの従来の電子メールシステムをベースに、電子メールサーバの仕組みは変えずに、導入移行が容易で、移動先などから、電子メールタイトル一覧や電子メールコンテンツの選択受信、アドレス帳確認・利用が可能なサービスを提供できる。
本発明に係る電子メールシステムの構成である。 本発明に係るメールタイトル一覧作成方法である。 本発明に係る遠隔メール等入手方法である。 図3対応の携帯端末における操作フローである。 特定のメールコンテンツの入手方法である。 本発明に係るアドレス帳の遠隔取得方法である。 本発明に係るメールボックスの内部構成である。 メールタイトル一覧のメールフォーマット例である。 アドレス帳の遠隔取得時のメールフォーマット例である。 従来の電子メールシステムの構成である。 POP3によるメールダウンロード例である。 POP3を使ったメールサービスの様子である。。 WEBメールシステムの構成である。 受信メールの整理例である。
符号の説明
100 電子メールサーバ
110 SMTPサーバ
120 POP3サーバ
130 メールボックス
140、250 通信インタフェース
200 電子メールクライアント
210 SMTPクライアント
220 POP3クライアント
210b メール送信部
220b メール受信部
230 メーラ
231 メールホルダ
200 電子メールクライアント
235 メール解析部
236 GUI入出力部
237 機能操作部
238 操作支援DB

Claims (5)

  1. POP3プロトコルベースの電子メールシステムにおいて、
    電子メールサーバに蓄積中のメールを最新のものから受信するメール受信部、
    該メール受信部が受信した電子メールのデコードを行なうメール解析部、
    該メール解析部がデコードした解析結果から受信メールタイトル一覧作成を行なう機能
    操作部、
    該機能操作部が作成した受信メールタイトル一覧を表示するGUI入出力部、
    該GUI入出力部で処理操作後の受信メールタイトル一覧整理情報を前記の機能操作部、
    メール解析部を通じて受信し、電子メールフォーマットに変換後送信するメール送信部、を備えた電子メールクライアントを有することを特徴とする電子メールシステム。
  2. 請求項1記載の電子メールシステムにおいて、
    前記メール受信部は、受信メールのヘッダ部に、メールタイトル一覧を示す識別符号を検出した時は、以降のメール受信を停止すると同時に、新着順の新規メールをメールタイトル一覧に追加した新規のメールタイトル一覧表をユーザのメールアドレスに向けて送信することを特徴とする電子メールシステム。
  3. 請求項1記載の電子メールシステムにおいて、
    前記機能操作部は、
    特定アドレスからの受信メールの到着監視を定期的に行なう新着受信メールの定期監視
    手段、
    該新着受信メールにおける特定キーワードの検出手段、
    該特定キーワード受信時において該特定キーワードに応じた所定電子メールの作成手段
    該所定電子メールの前記特定アドレスへの送信手段、を有することを特徴とする電子メールシステム。
  4. 請求項3記載の電子メールシステムにおいて、
    前記特定キーワードは、新着メールの着信状況報告要求メール、指定メールのコンテンツダウンロード転送要求メール、最新メールタイトルメール、の送信を識別するキーワードである事を特徴とする電子メールシステム。
  5. 請求項1記載の電子メールシステムにおいて、
    前記機能操作部は、
    アドレス帳のデータを、前記メール解析部、メール送信部を通じて、電子メールフォー
    マットに変換して、ユーザの電子メールアドレスに送信する、アドレス帳送信手段を有することを特徴とする電子メールシステム。
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