JP2005181689A - 定着装置およびそれを備える画像形成装置ならびに画像形成装置の制御方法 - Google Patents

定着装置およびそれを備える画像形成装置ならびに画像形成装置の制御方法 Download PDF

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雅彦 佐藤
Naoki Iwatani
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大村  健
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Abstract

【課題】ジャム発生時に内部に留まった記録媒体を容易に取り出せる定着装置を提供する。
【解決手段】像担持体で転写されて入口INより搬送されてきた記録紙P上のトナー画像を加熱とニップにより定着させて出口OUTより排出する定着装置16において、出口OUT外側に記録紙Pの存在の有無を検知する第1用紙センサ(第1通紙検知手段)S1を備え、入口INより搬送されてきた記録紙Pを所定時間内に第1用紙センサS1が検知しなかったとき記録紙Pの搬送を停止するよう制御する定着装置16であって、記録紙Pの搬送方向の長さをL、入口INからニップを加えるニップ部Nまでの距離をA、そのニップ部から第1用紙センサS1の検知領域A1のうち記録紙Pの先端が最初に検知される箇所までの距離をBとするとき、L>(A+B)となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、像担持体で転写されて入口より搬送されてきた記録媒体上のトナー画像を加熱とニップにより定着させて出口より排出する定着装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
従来,電子写真方式を利用した画像形成装置は、たとえば、像担持体である感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録紙に転写して画像を担持させ、圧力や熱等を用いる定着装置によって記録紙上のトナー画像を定着し、定着された記録紙は、排紙経路を通り、装置外に排出される。定着装置には、対向するローラもしくはベルトもしくはそれらの組み合わせによりなる定着回転体が配置されており、記録紙を挟みこみ、熱および圧力を加え、上記トナー像を記録紙上に定着する。
定着回転体は例えば、図6に示すように、加熱手段である加熱ヒータ1を内包した加熱ローラ7と定着ローラ8に定着ベルト2を掛け回し、定着ベルト2一部で加圧ローラ3と接触してニップを形成する。定着装置4に到達したトナー転写済みの記録紙5は、定着ベルト2と加圧ローラ3のニップを通過する。記録紙5が定着ニップを通過する過程で、転写されたトナー像が加熱および加圧され定着する。そして、分離爪6によって定着ベルト2から記録紙5を剥離しながら定着装置4外へ搬出する。
このとき、分離爪6に引っかかったり(以下、爪ジャムという)、分離爪6の下にもぐりこんでしまい巻きついてしまう(以下、巻き付きジャムという)不具合があった。
従来の画像形成装置では、定着装置4内での用紙ジャムを検出できる構成としたものが開示されている。一例をあげると、定着ローラの用紙搬送方向下流側に用紙検知センサを設け、このセンサが用紙先端を検知するとジャムの発生がなかったものとしている。また逆にこのセンサが印刷動作中に所定の時間で用紙を検知しなかった場合はその手前でジャムが発生したものとし、画像形成プロセスを中断させていた。
しかしながら、このとき用紙の先端が定着内部でジャムした場合に、センサの未検知から駆動の停止までの時間が長く、そのため定着装置の内部に紙の後端まで入り込んでしまうものがあった。このような状態になるとユーザーは画像形成装置本体のカバーをあけて定着装置近傍を見ても用紙が見つけられずにジャム処理ができないという不具合があった。また、定着装置内部にジャム紙がもぐりこんでいることを発見した場合でも用紙を手でつかむ面積が少ないので用紙が破れて紙片が残る場合があった。
たとえ、用紙の後端が定着の外に出ている場合であっても、定着ローラや定着ベルトなどに巻きついてジャムが発生した場合は、定着ローラやベルトに一周以上巻き付き、用紙先端の裏面と画像面がトナーを介して密着し、そのためジャム処理時に紙が抜けにくく、用紙が破れて紙片が残る場合があった。さらに、用紙が見えていてもユーザーによってはジャム処理を忘れてしまい、そのまま再度通紙しようとしてジャムを再発させてしまうという問題もあった。加えて、定着装置4の出口側に設けられた不図示の用紙検出手段が記録紙5の先端を検出できないために用紙検出手段より上流側でジャムが発生したと判断し、装置本体の駆動を停止させ、エラー表示していたが、用紙検出手段が判断してから本体が停止するまでの時間が長く、記録紙5の後端が不図示のケースで覆われた定着装置4の入口から内側に入り込んでしまうものがあり、記録紙5を取り出しにくく、ジャム処理が困難であった。
これに対して、定着装置内部でのジャムであって定着回転体対の下流側に設けられた用紙検知センサ(通紙検知手段)に用紙(記録媒体)が達しない状態によるジャムが発生した場合には、定着装置が本体から一度引き出されたことが検知されない場合は、定着装置内部の残紙除去が行われていないと判断して装置動作の再開を禁止してジャム状態のままとする技術も開示され(例えば特許文献1)、ある面での技術的提案がなされてきている。
特開2001−201987号公報
この発明の目的は、ジャム発生時に内部に留まった記録媒体を容易に取り出せる定着装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、像担持体で転写されて入口より搬送されてきた記録媒体上のトナー画像を加熱とニップにより定着させて出口より排出する定着装置において、
前記出口外側に前記記録媒体の存在の有無を検知する第1通紙検知手段を備え、前記入口より搬送されてきた記録媒体を所定時間内に前記第1通紙検知手段が検知しなかったとき前記記録媒体の搬送を停止するよう制御する定着装置であって、
前記記録媒体の搬送方向の長さをL、前記入口から前記ニップを加えるニップ部までの距離をA、該ニップ部から前記第1通紙検知手段の検知領域のうち前記記録媒体の先端が最初に検知される箇所までの距離をBとするとき、
L>(A+B)となることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、出口外側に記録媒体の存在の有無を検知する第1通紙検知手段を備え、入口より搬送されてきた記録媒体を所定時間内に第1通紙検知手段が検知しなかったとき記録媒体の搬送を停止するよう制御する定着装置であって、記録媒体の搬送方向の長さをL、入口からニップを加えるニップ部までの距離をA、そのニップ部から第1通紙検知手段の検知領域のうち記録媒体の先端が最初に検知される箇所までの距離をBとするとき、L>(A+B)となるように構成するので、記録媒体の搬送方向の長さが定着装置よりも長いので、ジャム発生時に内部に留まった記録媒体の先端か後端を摘んで引っ張ることにより容易に記録媒体を取り出せる定着装置を提供することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、前記定着装置が駆動手段を備え、該駆動手段にて一定方向に回転駆動させることによって前記記録媒体を搬送しながら前記トナー画像を定着させるとともに、前記駆動手段の駆動伝達を遮断して回転自在とする駆動伝達遮断手段を備え、
所定時間内に前記第1通紙検知手段が検知しなかったとき前記記録媒体の搬送を停止させた後、前記駆動手段が前記駆動伝達遮断手段により駆動伝達を遮断して回転自在となることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、定着装置が駆動手段を備え、その駆動手段にて一定方向に回転駆動させることによって記録媒体を搬送しながらトナー画像を定着させるとともに、駆動手段の駆動伝達を遮断して回転自在とする駆動伝達遮断手段を備え、所定時間内に第1通紙検知手段が検知しなかったとき記録媒体の搬送を停止させた後、駆動手段が駆動伝達遮断手段により駆動伝達を遮断して回転自在となるので、ジャムによって定着装置内に留まった記録媒体を例えば加熱回転体に接続された駆動手段を遮断することによってフリーにし、詰まった記録媒体を容易に引き出すことが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の定着装置において、前記定着装置が回転可能な加熱搬送手段を備え、該加熱搬送手段の外周をFLとするとき、FL>Bであることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、定着装置が回転可能な加熱搬送手段を備え、その加熱搬送手段の外周をFLとするとき、FL>Bであるので、記録媒体が加熱搬送手段に巻きついてしまい、第1通紙検知手段が記録媒体を非検知で装置が停止してしまった場合であっても、記録媒体が加熱搬送手段に2重には巻きつかず、容易にジャム処理が可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置において、前記入口外側に前記記録媒体の存在の有無を検知する第2通紙検知手段を備え、ジャム発生時、該第2通紙検知手段が前記記録媒体の存在を検知している間、前記記録媒体の搬送を停止するよう制御することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、入口外側に記録媒体の存在の有無を検知する第2通紙検知手段を備え、ジャム発生時、その第2通紙検知手段が記録媒体の存在を検知している間、記録媒体の搬送を停止するよう制御するので、この第2通紙検知手段が紙を検知している場合は印字動作ができないように制御することで、ユーザーがジャム処理をし忘れた場合においても、通常動作に戻ることを防止する。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、像担持体で転写されて入口より搬送されてきた記録媒体上のトナー画像を加熱とニップにより定着させて出口より排出し、該出口外側に第1通紙検知手段と、前記入口外側に第2通紙検知手段とを有する定着装置を備える画像形成装置の制御方法において、
前記第1通紙検知手段が前記記録媒体を前記記録媒体の存在の有無を検知するステップと、
前記入口より搬送されてきた記録媒体を所定時間内に前記第1通紙検知手段が検知しなかったとき前記記録媒体の搬送を停止するステップと、
ジャム発生時に、前記第2通紙検知手段が前記記録媒体の存在を検知している間、前記記録媒体の搬送を停止するステップとを備えることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、第1通紙検知手段が記録媒体を記録媒体の存在の有無を検知するステップと、入口より搬送されてきた記録媒体を所定時間内に第1通紙検知手段が検知しなかったとき記録媒体の搬送を停止するステップと、ジャム発生時に、第2通紙検知手段が記録媒体の存在を検知している間、前記記録媒体の搬送を停止するステップとを備えるので、ユーザーがジャム処理をし忘れた場合においても、通常動作に戻ることを防止する。
請求項1に記載の発明によれば、出口外側に記録媒体の存在の有無を検知する第1通紙検知手段を備え、入口より搬送されてきた記録媒体を所定時間内に第1通紙検知手段が検知しなかったとき記録媒体の搬送を停止するよう制御する定着装置であって、記録媒体の搬送方向の長さをL、入口からニップを加えるニップ部までの距離をA、そのニップ部から第1通紙検知手段の検知領域のうち記録媒体の先端が最初に検知される箇所までの距離をBとするとき、L>(A+B)となるように構成するので、記録媒体の搬送方向の長さが定着装置よりも長いので、ジャム発生時に内部に留まった記録媒体の先端か後端を摘んで引っ張ることにより容易に記録媒体を取り出せる定着装置を提供することができる。
また、駆動停止時に紙の後端が定着装置の外にある状態で停止することにより、定着装置内部に転写紙が入り込んでしまうことを防止し、ユーザーがジャム紙を除去しようとした場合に容易にジャム紙が発見可能であり、また用紙を除去する際の掴みシロを確保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、定着装置が駆動手段を備え、その駆動手段にて一定方向に回転駆動させることによって記録媒体を搬送しながらトナー画像を定着させるとともに、駆動手段の駆動伝達を遮断して回転自在とする駆動伝達遮断手段を備え、所定時間内に第1通紙検知手段が検知しなかったとき記録媒体の搬送を停止させた後、駆動手段が駆動伝達遮断手段により駆動伝達を遮断して回転自在となるので、ジャムによって定着装置内に留まった記録媒体を例えば加熱回転体に接続された駆動手段を遮断することによってフリーにし、詰まった記録媒体を容易に引き出すことができる。
従来、ロ−ラやベルトに巻き付きジャムが発生した場合、1周以上巻きつくとトナーと用紙先端がくっついてしまい、この用紙を除去しようと引っ張ると用紙が破れる場合があった。駆動停止時に紙が定着装置内部の定着回転体に1周以上巻きつく距離に至る前で停止することにより、ジャム処理時に紙片が残ることを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、定着装置が回転可能な加熱搬送手段を備え、その加熱搬送手段の外周をFLとするとき、FL>Bであるので、記録媒体が加熱搬送手段に巻きついてしまい、第1通紙検知手段が記録媒体を非検知で装置が停止してしまった場合であっても、記録媒体が加熱搬送手段に2重には巻きつかず、容易にジャム処理ができる。
請求項4に記載の発明によれば、入口外側に記録媒体の存在の有無を検知する第2通紙検知手段を備え、ジャム発生時、その第2通紙検知手段が記録媒体の存在を検知している間、記録媒体の搬送を停止するよう制御するので、この第2通紙検知手段が紙を検知している場合は印字動作ができないように制御することで、ユーザーがジャム処理をし忘れた場合においても、通常動作に戻ることを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれかに記載の効果を奏する定着装置を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、第1通紙検知手段が記録媒体を記録媒体の存在の有無を検知するステップと、入口より搬送されてきた記録媒体を所定時間内に第1通紙検知手段が検知しなかったとき記録媒体の搬送を停止するステップと、ジャム発生時に、第2通紙検知手段が記録媒体の存在を検知している間、前記記録媒体の搬送を停止するステップとを備えるので、ユーザーがジャム処理をし忘れた場合においても、通常動作に戻ることを防止することができる。
図1にて本発明の実施例を説明する。定着回転体は対向するローラとベルトの組み合わせの例で説明する。加圧ローラ11はアルミ又は鉄等の芯金の上にシリコンゴムなどの弾性層を設けてあり、表層はPFAやPTFEの離型層となっている。定着ベルト12はニッケル、ポリイミドなどの基材にPFAやPTFEなどの離型層を有するもの、または、その中間にシリコンゴムなどの弾性層を設けたもので構成されている。この加圧ローラ11は、定着ベルト12に一定の力で押圧され両者の接触部分はニップ部Nを形成している。
定着ベルト12は定着ローラ13と加熱ローラ14に掛け渡されており、定着ベルト12の外側からテンションローラ15で適切な張力に保たれている。定着ローラ13は金属の芯金にシリコンゴムを有したものである。加熱ローラ14はアルミ、又は、鉄の中空ローラで内部にハロゲンヒータ14aなどの熱源を有している。テンションローラ15は定着ベルト12を傷つけないように表層がフェルトやゴムの弾性体となっている。
また、定着装置16の出口OUT外側に記録紙(記録媒体)Pの存在の有無を検知する第1用紙センサ(第1通紙検知手段)S1を備え、入口IN外側に記録紙Pの存在の有無を検知する第2通紙検知手段を備える。この第1用紙センサS1は、フィラーを用いたフォトインタラプタや、反射型のフォトセンサなどがあるが、用紙の搬送や画像に影響を与えないので非接触で検知できるフォトセンサの方が望ましい。本実施形態では反射型のフォトセンサを例にして説明する。
なお、このとき、記録紙Pの搬送方向の長さをL、入口INからニップを加えるニップ部Nまでの距離をA、そのニップ部Nから第1用紙センサS1の検知領域A1のうち記録紙Pの先端が最初に検知される箇所A1までの距離をBとするとき、L>(A+B)となるように構成する。また、入口IN外側に記録紙Pの存在の有無を検知する第2用紙センサS2を備える。
換言すると、ジャムを起こした記録紙Pの後端がP1で止まるように装置構成や制御を設定し、ジャム検出後に第2用紙センサS2で用紙の有無を検知することにより実施される。P1から入口INまでの距離をDとすると、L/V>(a+b+d)または、L/V>(a+b+d+m)となるように制御することで、実現可能である。ここで、Vは記録紙Pの搬送速度であり、a=A/V、b=B/V、d=D/V、mは、駆動モータの反応時間(0〜2秒程度)である。
また、このとき第2用紙センサS2は非画像面側に配置すると未定着画像からのトナーの飛散を防止でき、第2用紙センサS2を汚すことがなく、精度よく測定することができる。
加えて、図2に示すように、定着装置16の回転可能な加熱搬送手段、すなわち定着ベルト12を備え、その定着ベルト12の外周をFLとするとき、FL>Bとなるように構成する。
さらに、定着装置16の加熱ローラ14の回転軸にモータ(駆動手段)を直結して備え、そのモータにて一定方向に回転駆動させることによって記録紙Pを搬送しながらトナー画像を定着させる。この加熱ローラ14とその回転軸との間には、モータの駆動伝達を遮断して回転自在とする電磁クラッチ(駆動伝達遮断手段)を備え、所定時間内に第1用紙センサ1Sが記録紙Pを検知しなかったとき、記録紙Pの搬送を停止させた後、モータが電磁クラッチにより駆動伝達を遮断して回転自在となるようになっている。
なお、モータと電磁クラッチは、加熱ローラ14に配設されることに限定されず、定着ローラ13、加圧ローラ11に設けてもよい。さらに、駆動伝達遮断手段はトルクリミッタに限定されるものではなく、カップリングクラッチ、トルクリミッタなどであってもよい。
このように構成された定着装置16は、記録紙Pが定着ローラ13と加圧ローラ11により形成されるニップに向かって入口INから定着装置16に進入する。ニップにおいて所定の熱と圧力を与えられてトナー画像が定着され、分離爪17により記録紙Pが定着ベルト12から剥離されながらガイドされて、出口OUTよりに定着装置16へ搬送される。すなわち、不図示の像担持体で転写されて入口INより搬送されてきた記録紙P上のトナー画像を加熱とニップにより定着させて定着装置16の出口OUTより排出する。
このとき、入口INより搬送されてきた記録紙Pを所定時間内に第1用紙センサ1Sが検知(第1通紙検知手段が記録紙Pを記録紙Pの存在の有無を検知するステップ)しなかったとき前記記録媒体の搬送を停止するよう制御する(入口INより搬送されてきた記録紙Pを所定時間内に第1用紙センサS1が検知しなかったとき前記記録媒体の搬送を停止するステップ)第1用紙センサS1を備えるので、定着装置16内でジャムが発生した時に記録紙Pの後端が定着装置16の入口INより上流側に出た状態で停止し、ジャムを起こした記録紙Pを定着装置16の入口IN側から除去し易い。加えて、加熱ローラ14とその回転軸との間には、モータの駆動伝達を遮断して回転自在とする電磁クラッチを備えているので、より簡単にジャムを起こした記録紙Pを取り除くことができる。
加えて、入口IN外側に記録紙Pの存在の有無を検知する第2用紙センサをS2備え、ジャム発生時、その第2用紙センサS2が記録紙Pの存在を検知している間、記録紙Pの搬送を停止するよう制御している(ジャム発生時に、第2用紙センサS2が記録紙Pの存在を検知している間、記録紙Pの搬送を停止するステップ)ので、ユーザがジャム処理をし忘れて、詰った記録紙Pを取り除き忘れることを防止できる。
上記のような定着装置16であればユーザが記録紙Pの除去を怠った場合でもP1に記録紙Pが存在するので、第2用紙センサS2により検知され、通常の印刷モードに戻らず、エラー表示をしたままとなる。この制御フローを図3に示す。
先ずS1にて印刷命令が出されると、S2にて画像形成装置が給紙動作を開始する。そして、通紙制御時間の起点となるレジストをONにして(S3)、(s+a+b)秒経過後の第1用紙センサS1に記録紙Pが検知されているかを判定する(S4)。第1用紙センサS1に記録紙Pが検知されなければS5にて正常動作であると判断して、画像形成処理を継続する。
一方、第1用紙センサS1に記録紙Pが検知されているときは、ジャムが発生したと判断して、S6にて、画像形成装置本体の駆動を停止するとともに、不図示の表示部にエラー表示をする。その後、S7にて、画像形成装置本体カバーを開けると共に(S7)、第2用紙センサS2に記録紙Pが検知されているかを判定する(S8)。第2用紙センサS2に記録紙Pが検知されなければS10にて定着装置16にある詰った記録紙Pを取り除いて復帰動作を行い、画像形成処理を継続する。
一方、第2用紙センサS2に記録紙Pが検知されているときは、残紙が画像形成装置本体内にあると判断して、S9にて、画像形成装置本体の駆動を再び停止するとともに、不図示の表示部に再度エラー表示をして、S7に戻る。このようにして、ジャム発生時の処理を行って画像形成処理を復帰させる。
なお、上述では、定着装置16の出口OUT外側に記録紙Pの存在の有無を検知する第1用紙センサS1を備え、かつ入口IN外側に記録紙Pの存在の有無を検知する第2用紙センサS2を備え、ジャム発生時、その第2用紙センサS2が記録紙Pの存在を検知している間、記録紙Pの搬送を停止するよう制御したが、この発明はこれに限定されるものではなく、図4に示すように、定着装置16の出口OUT外側に記録紙Pの存在の有無を検知する第1用紙センサS1のみを備えても上記効果を奏することができる。
また、上述の実施形態では、第2用紙検知センサS2を定着装置16の入口IN外側に備えたが、不図示の給紙レジストローラ近傍に備えてもよい。
この場合、給紙レジストローラからP1まで記録紙Pの先端が移動する時間をs秒、P1〜P2、P2〜P3までそれぞれ用紙の先端が移動する時間は、前述と同様にしてそれぞれa秒、b秒とする。つまり、第2用紙センサS2またはレジストローラのクラッチの信号を起点に(s+a+b)秒で第1用紙センサS1に到達する。つまり、起点の信号から(s+a+b)秒以上経過してセンサーが用紙を検知しない場合は、ジャムが発生したものとして画像形成装置本体の駆動を停止する。請求項1の発明は、記録紙Pの搬送方向長さL、通紙線速度Vとしたとき、L/V>(a+b)であることで実施可能である。このとき、センサーの反応速度や取り付け位置のばらつき、駆動モータの反応時間からm秒(0〜2秒程度)をマージンとして設けたほうがよりよく、L/V>(a+b+m)としてもよい。このように制御することにより、用紙の後端がP1を超える前に駆動が止まることになり、用紙が完全に定着装置16の内部にもぐりこむことを防止できる。
請求項3の発明は、定着ベルト12の周長をFLとした場合に、FL/V>(b+m)とすることで実施可能である。このように制御することにより、記録紙Pの先端が1周以上定着ベルト12に巻きつく前に駆動が止まることになり、用紙が互いにくっつくことを防止できる。
なお、上述の実施形態では、定着装置16を、加圧ローラ11、定着ベルト12、定着ローラ13、ハロゲンヒータ14aを内部に設けた加熱ローラ14、テンションローラ15、分離爪17などからなる構成としたが、この発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、定着装置26を、加圧ローラ21、ハロゲンヒータ24aを内部に設けた加熱ローラ24、分離爪17などからなる構成としてもよい。
この発明の定着装置の概略断面図である。 図1に示す定着ベルトの周長FLを示す図である。 図1に示す定着装置の制御方法を示すフローチャートである。 この発明の別の定着装置の概略断面図である。 この発明のさらに別の定着装置の概略断面図である。 従来の定着装置の概略断面図である。
符号の説明
11,21 加圧ローラ
12 定着ベルト
13 定着ローラ
14,24 加熱ローラ
14a,24a ハロゲンヒータ(熱源)
15 テンションローラ
16,26 定着装置
17 分離爪
A1,A2 センサ感知エリア
IN 入口
N ニップ部
OUT 出口
P 記録紙(記録媒体)
S1 第1用紙センサ(第1通紙検知手段)
S2 第2用紙センサ(第2通紙検知手段)

Claims (7)

  1. 像担持体で転写されて入口より搬送されてきた記録媒体上のトナー画像を加熱とニップにより定着させて出口より排出する定着装置において、
    前記出口外側に前記記録媒体の存在の有無を検知する第1通紙検知手段を備え、前記入口より搬送されてきた記録媒体を所定時間内に前記第1通紙検知手段が検知しなかったとき前記記録媒体の搬送を停止するよう制御する定着装置であって、
    前記記録媒体の搬送方向の長さをL、前記入口から前記ニップを加えるニップ部までの距離をA、該ニップ部から前記第1通紙検知手段の検知領域のうち前記記録媒体の先端が最初に検知される箇所までの距離をBとするとき、
    L>(A+B)となることを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着装置が駆動手段を備え、該駆動手段にて一定方向に回転駆動させることによって前記記録媒体を搬送しながら前記トナー画像を定着させるとともに、前記駆動手段の駆動伝達を遮断して回転自在とする駆動伝達遮断手段を備え、
    所定時間内に前記第1通紙検知手段が検知しなかったとき前記記録媒体の搬送を停止させた後、前記駆動手段が前記駆動伝達遮断手段により駆動伝達を遮断して回転自在となることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着装置が回転可能な加熱搬送手段を備え、該加熱搬送手段の外周をFLとするとき、FL>Bであることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記入口外側に前記記録媒体の存在の有無を検知する第2通紙検知手段を備え、ジャム発生時、該第2通紙検知手段が前記記録媒体の存在を検知している間、前記記録媒体の搬送を停止するよう制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 像担持体で転写されて入口より搬送されてきた記録媒体上のトナー画像を加熱とニップにより定着させて出口より排出する定着装置において、
    前記出口外側に前記記録媒体の存在の有無を検知する第1通紙検知手段を備え、前記入口より搬送されてきた記録媒体を所定時間内に前記第1通紙検知手段が検知しなかったとき前記記録媒体の搬送を停止するよう制御する定着装置であって、
    前記記録媒体の搬送方向の長さをL、該記録媒体の搬送速度をV、前記入口から前記ニップを加えるニップ部までの距離をA、該ニップ部から前記第1通紙検知手段の検知領域のうち前記記録媒体の先端が最初に検知される箇所までの距離をBとするとき、
    L/V>(A/V+B/V)となることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 像担持体で転写されて入口より搬送されてきた記録媒体上のトナー画像を加熱とニップにより定着させて出口より排出し、該出口外側に第1通紙検知手段と、前記入口外側に第2通紙検知手段とを有する定着装置を備える画像形成装置の制御方法において、
    前記第1通紙検知手段が前記記録媒体を前記記録媒体の存在の有無を検知するステップと、
    前記入口より搬送されてきた記録媒体を所定時間内に前記第1通紙検知手段が検知しなかったとき前記記録媒体の搬送を停止するステップと、
    ジャム発生時に、前記第2通紙検知手段が前記記録媒体の存在を検知している間、前記記録媒体の搬送を停止するステップとを備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020008619A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 コニカミノルタ株式会社 定着装置およびこれを備える画像形成装置

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