JP2005178025A - タイヤ金型の洗浄方法 - Google Patents

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Michihiro Sugata
通博 姿
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Abstract

【課題】金型の母材自体を削り取ったり摩耗させたりすることもなく、かつ装置的にそれぼど大がかりなものとすることがなく、高い洗浄能力で、タイヤ金型の微細な部分まで効果的に洗浄をなし得る新規なタイヤ金型の洗浄方法を提供すること。
【解決手段】主エネルギーが390nm以下の波長からなる紫外線光と、酸化チタンの水溶液を用いて、洗浄浴槽内のタイヤ金型を洗浄することを特徴とするタイヤ金型の洗浄方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ加硫成形用の金型(以下、単に「タイヤ金型」あるいは「金型」と呼ぶことがある)の洗浄方法に関する。
従来、タイヤ加硫成形用の金型の洗浄法として知られている方法は、以下の(1)〜(5)の方法があるが、それぞれ以下に記載するような欠点や不都合点があった。
(1)ショットブラスト法
ショットブラスト法は、アルミナ、ガラスビーズ、プラスチックビーズ、ドライアイス等を高圧ガスとともに吹き付け、金型の汚れを除去するものである。この方法は、タイヤ金型の汚れと共に金型の母材(アルミ合金)自体も削り取ってしまうため、金型の表面が荒れたり、摩耗するという問題がある。
(2)液体洗浄法
液体洗浄法は、酸・アルカリ・界面活性剤・溶剤などを使用して、金型の汚れを除去するものである。この方法は、溶剤がタイヤ金型の母材(アルミ合金)を腐食させるという問題がある。
(3)レーザー照射法
レーザー照射法は、レーザーで汚れを燃焼させ、金型の除去するものである。この方法は、タイヤ金型へ与えるダメージがない反面、レーザー照射の死角となる部分の汚れが取れないという問題がある。
(4)プラズマ洗浄法
減圧した状態で反応ガスを吹き付けながらプラズマを発生させ、金型の汚れを燃焼除去するものである。この方法は、レーザー照射法のような死角となる部分が発生することはないが、タイヤ金型のエアー抜き機能の一種である、隙間が0.05mm前後の間隔からなるスリッドベント内へは、反応ガスが浸透し難く、十分な洗浄効果を得ることができない。
(5)超臨界水洗浄法
超臨界流体を用いて、金型の汚れを除去するものである。この方法は、タイヤ金型へ与えるダメージがなく、また前記スリッドベント内の洗浄効果も高く、超臨界流体として超臨界水を用いる方法がに提案されている(特許文献1)。
しかし、超臨界水反応を得るためには、水の臨界点である温度373.9℃、圧力21.3MPa以上の高温、高圧の環境を作り出す装置が不可欠となるため、一般に金型の洗浄設備としては非常に高価なものとなり、実用化には不向きなものである。
特開2000−280262号公報
上述したような点に鑑み、本発明の目的は、金型の母材自体を削り取ったり摩耗させたりすることがなく、かつ装置的にそれぼど大がかりなものとすることもなく、高い洗浄能力で、タイヤ金型の微細な部分まで効果的に洗浄をなし得る新規なタイヤ金型の洗浄方法を提供することにある。
上述した目的を達成する本発明のタイヤ金型の洗浄方法は、以下の(1)の構成からなる。
(1)主エネルギーが390nm以下の波長からなる紫外線光と、酸化チタンの水溶液を用いて、洗浄浴槽内のタイヤ金型を洗浄することを特徴とするタイヤ金型の洗浄方法。
(2)洗浄浴槽内の酸化チタンの水溶液を撹拌しながらタイヤ金型を洗浄することを特徴とする上記(1)記載のタイヤ金型の洗浄方法。
(3)洗浄浴槽内の酸化チタンの水溶液に超音波振動を発生させながらタイヤ金型を洗浄することを特徴とする上記(1)または(2)記載のタイヤ金型の洗浄方法。
請求項1にかかる本発明のタイヤ金型の洗浄方法によれば、金型の母材自体を削り取ったり摩耗させたりすることがなく、かつ装置的にそれぼど大がかりなものとすることもなく、高い洗浄能力で、タイヤ金型の微細な部分まで効果的に洗浄を行うことが可能となるものである。
請求項2にかかる本発明のタイヤ金型の洗浄方法によれば、請求項1にかかる本発明のタイヤ金型の洗浄方法に基づく効果をそのまま有しながら、より高い洗浄効果を呈してタイヤ金型の微細な部分まで効果的に洗浄を行うことが可能となる。
請求項3にかかる本発明のタイヤ金型の洗浄方法によれば、請求項1または請求項2にかかる本発明のタイヤ金型の洗浄方法に基づく効果をそのまま有しながら、更により高い洗浄効果を呈してタイヤ金型の微細な部分まで効果的に洗浄を行うことが可能となる。
以下、図面等に基づきながら、更に詳しく本発明のタイヤ金型の洗浄方法について、説明する。
本発明のタイヤ金型の洗浄方法は、主エネルギーが390nm以下の波長からなる紫外線光と、酸化チタンの水溶液を用いて、洗浄浴槽内のタイヤ金型を洗浄するものであり、図1は、本発明のタイヤ金型の洗浄方法を実施するためのタイヤ金型洗浄装置の一構成例をモデル的に示した概略概念図である。
図1において、タイヤ金型1は、酸化チタンの水溶液2が充填されているタイヤ金型洗浄浴槽3において、主エネルギーが390nm以下の波長からなる紫外線光に照射されて、光触媒作用により、金型の汚れ、油分などが洗浄・除去されるものである。図1において、4は主エネルギーが390nm以下の波長からなる紫外線光源であり、5は超音波発生機構であり、6は攪拌機であり、酸化チタンの水溶液を撹拌するものである。
これらの超音波発生機構5や、攪拌機6は、本発明方法に従い、タイヤ金型の洗浄を行うにあたりその光触媒(酸化チタン)による洗浄作用を補助するものであり、必須の構成ではないものである。
本発明において、酸化チタンの水溶液2は、洗浄浴槽内に満たされていてかつ被洗浄物たるタイヤ金型がその中に浸漬されて洗浄処理に供される必要は必ずしもなく、例えば、該水溶液2がタイヤ金型1の表面に散布されて存在している状態で、上記した紫外線光の照射をして洗浄するような態様としてもよいものである。
すなわち、本発明において、洗浄浴槽とは、酸化チタンの水溶液を満たすものの他、散布や噴射などされる酸化チタン水溶液を受ける槽も含んだ概念である。
上述のように構成することにより、光触媒反応を利用して金型の汚れを除去することができる。特に、金型内の微細な内部にわたる汚れを効果的に洗浄できる点で、本発明方法はタイヤ金型の洗浄法として最適なものである。
図1は、本発明のタイヤ金型の洗浄方法を実施するためのタイヤ金型洗浄装置の一構成例をモデル的に示した概略概念図である。
符号の説明
1:タイヤ金型
2:酸化チタンの水溶液
3:タイヤ金型洗浄浴槽
4:主エネルギーが390nm以下の波長からなる紫外線光源
5:超音波発生機構
6:攪拌機

Claims (3)

  1. 主エネルギーが390nm以下の波長からなる紫外線光と、酸化チタンの水溶液を用いて、洗浄浴槽内のタイヤ金型を洗浄することを特徴とするタイヤ金型の洗浄方法。
  2. 洗浄浴槽内の酸化チタンの水溶液を撹拌しながらタイヤ金型を洗浄することを特徴とする請求項1記載のタイヤ金型の洗浄方法。
  3. 洗浄浴槽内の酸化チタンの水溶液に超音波振動を発生させながらタイヤ金型を洗浄することを特徴とする請求項1または2記載のタイヤ金型の洗浄方法。
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