JP2005171895A - 内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 コモンレール式燃料噴射装置においてコモンレール圧力のうねりを軽減することである。
【解決手段】 コモンレール14に燃料を圧送するポンプ13の回転周期が、ポンプ13への燃料流量を調整する電磁弁のPWM駆動の駆動周期の整数倍の近傍の値をとるときに、コモンレール圧力のうねりが強く現れる、との知見に基づき、前記ポンプ制御手段15を、エンジン回転数センサ17より知られるポンプ13の回転周期が前記PWM駆動の駆動周期の整数倍の近傍に設定した所定の範囲内にあるときとその他のときとで、前記電磁弁に供給する電流の電流指令値のフィードバック演算を切換え自在な構成とする。これにより、コモンレール圧力のうねりを効果的に軽減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置に関する。
今日、内燃機関には、複雑な態様の燃料噴射を自在に実現することのできるコモンレール式燃料噴射装置が広く用いられている。コモンレール式燃料噴射装置は、各気筒のインジェクタに共通のコモンレール内にインジェクタに供給する加圧燃料を蓄えておくようにしたもので、インジェクタを開閉弁することで前記コモンレール内の燃料圧力と略等しい噴射圧にて燃料を噴射する。コモンレールには機関回転動力により作動するポンプより燃料が圧送される。ポンプは、圧送に供する低圧燃料の流量の調整を、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)駆動で給電され電流値に応じて開度調整自在な電磁弁により行うようになっており、前記電磁弁に供給する電流は、ポンプ制御手段が、前記コモンレール内の実圧力が目標圧力となるようにフィードバック制御する(特許文献1等)。
特開2001−3791号公報
ところで、内燃機関の出力性能や排気の清浄度などは、インジェクタから噴射された燃料の噴霧の微粒化の程度や噴霧貫通力といった燃料噴霧の特性に左右されるが、燃料噴霧の特性は燃料の噴射圧、したがってコモンレール内の圧力で大きく規定される。したがって、コモンレール内の圧力の制御の高精度化は不可欠であり、さらなる改良が要請されている。
本発明は前記実情に鑑みなされたもので、コモンレール圧力制御のさらなる高精度化を図ることのできるコモンレール式燃料噴射装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明では、燃料を筒内に噴射するインジェクタと、該インジェクタに供給する加圧燃料を蓄えるコモンレールと、機関回転動力により前記コモンレールに燃料を圧送し、圧送に供する低圧燃料の流量の調整を、PWM駆動で給電され電流値に応じて開度調整自在な電磁弁により行うポンプと、前記コモンレール内の実圧力が目標圧力となるように前記電磁弁に供給する電流をフィードバック制御により調整するポンプ制御手段とを有する内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置において、
前記ポンプの回転周期を検出する回転周期検出手段を具備せしめ、
前記ポンプ制御手段は、前記ポンプの回転周期が、前記PWM駆動の駆動周期の整数倍の近傍に設定した所定の範囲内にあるときとその他のときとで、前記電磁弁に供給する電流の電流指令値のフィードバック演算を切換え自在とする。
発明者らの実験研究によれば、前記電磁弁への電流供給がPWM駆動でなされる構成のものでは、コモンレール内の圧力にPWM駆動の駆動周期に比して比較的長い周期の脈動(以下,適宜、圧力のうねりという)が生じることが分かった。また、圧力のうねりはポンプの回転周期がPWM駆動の駆動周期の整数倍の近傍で最も顕著に現れ,ポンプの回転周期がPWM駆動の駆動周期の整数倍となる周期から離れるほど目立たなくなる。前記ポンプの回転周期が、前記PWM駆動の駆動周期の整数倍の近傍に設定した所定の範囲内にあるときとその他のときとで、前記電磁弁に供給する電流の電流指令値のフィードバック演算を切換え自在とすることで、圧力のうねりを効果的に除去することができる。
請求項2記載の発明では、請求項1の発明の構成において、前記ポンプ制御手段には、前記コモンレール内の実圧力と目標圧力との圧力偏差を入力として制御量としての前記電流指令値を演算する制御量演算手段と、前記ポンプの回転周期が前記所定の範囲内にあるときに前記制御量演算手段に加算する補正値を演算する補正値演算手段とを具備せしめる。
圧力のうねりが顕著に現れる、前記ポンプの回転周期が、前記PWM駆動の駆動周期の整数倍の近傍に設定した所定の範囲内のときに、電流指令値が補正されることで,圧力のうねりを抑制することができる。基本的な電流指令値を演算するための制御量演算手段は従来の装置のものと同じでよいので、実施が容易である。
請求項3記載の発明では、請求項1の発明の構成において、前記ポンプ制御手段には、前記コモンレール内の実圧力と目標圧力との圧力偏差を入力として少なくとも比例項を含む制御量としての前記電流指令値を演算する制御量演算手段を具備せしめ、該制御量演算手段には、前記ポンプの回転周期が前記所定の範囲内にあるときに前記比例項のゲインを補正する比例ゲイン補正手段を具備せしめる。
圧力のうねりが顕著に現れる、前記ポンプの回転周期が、前記PWM駆動の駆動周期の整数倍の近傍に設定した所定の範囲内のときに、比例項のゲインが補正されることで,圧力のうねりを抑制することができる。基本的な電流指令値を演算するための制御量演算手段は従来の装置のものと同じでよいので、実施が容易である。
図1に本発明の内燃機関の燃料制御装置を適用したディーゼルエンジン(以下,適宜、単にエンジンという)の構成を示す。本実施形態は例えば自動車に適用したものである。図例のエンジンは4気筒のもので、エンジン本体1の各気筒に1対1に対応してインジェクタ11が設けてあり、開弁時には燃料を噴射する。燃料は各気筒共通のコモンレール14から供給される。コモンレール14には、ポンプである高圧ポンプ13から燃料タンク12の燃料が供給される。高圧ポンプ13は燃料をコモンレール14に圧送供給し、コモンレール14が高圧に保持されている。高圧ポンプ13の構造については後述する。コモンレール14内の燃料の圧力(以下,適宜、コモンレール圧力という)はインジェクタ11の噴射圧力を規定しており、ポンプ制御手段であるECU15が高圧ポンプ13を制御することにより調整される。
ECU15は前記インジェクタ11や高圧ポンプ13など、エンジン各部を制御する。ECU15は、かかるエンジン各部の制御のため、エンジン各部に設けられてエンジンの運転状態を検出するセンサ類の出力信号が入力している。コモンレール14にはコモンレール圧力を検出する圧力センサ16が取付けてある。また、エンジンの動力を出力するクランクシャフトの回転を検出する回転周期検出手段である回転数センサ17が設けてあり、ECU15でクランクシャフトの回転速度(エンジン回転数)が知られるようになっている。その他にも図示はしないが、ディーゼルエンジンとして一般的なセンサ類を備えているのは勿論である。
ECU15は各種の信号処理回路や演算回路からなり、例えばマイクロコンピュータを中心に構成される。
次に本発明の特徴部分であるECU15における高圧ポンプ13の制御について説明する。高圧ポンプ13は前記のごとくECU15により制御され、ECU15は、圧力センサ16から知られるコモンレール圧力の実圧力と目標圧力とに基づいて実圧力が目標圧力となるように高圧ポンプ13を制御する。前記目標圧力は、スロットルバルブ開度やエンジン回転数などの運転状態に対応した適正な圧力値が随時、設定される。
高圧ポンプ13はコモンレール式燃料噴射装置に採用される公知の構造のもので、これを図2に示す。高圧ポンプ13にはエンジン動力を受けるポンプ回転軸21が設けられ、ポンプ回転軸21に所定の減速比で伝達されるエンジン動力(機関回転動力)により、燃料タンク12から燃料を吸い上げるフィードポンプ132およびコモンレール14に燃料を圧送する燃料圧送部134が作動するようになっている。燃料圧送部134はポンプ回転軸21にリングカム41が配設され、カム41の外周に前記ポンプ回転軸21の径方向に長さ方向をとってシリンダ401が形成されている。シリンダ401は前記ポンプ回転軸21の周方向に等間隔に複数配置され、各シリンダ401には、それぞれプランジャ42が摺動自在に保持されている。ポンプ回転軸21はその中心軸から偏心したカム山を有し、カム山上昇時にリングカム41を介しプランジャ42を押圧するようになっている。
プランジャ42を挟んでリングカム41とは反対側にプランジャ42とシリンダ401とで形
成される空間はプランジャ42の変位により拡縮する圧力室402としてある。圧力室402には、圧力室402への流入方向を順方向とする逆止弁により構成された吸入弁135を通過する加圧前の燃料が供給され、前記カム山の上昇に伴ってプランジャ42が燃料を圧縮し、加圧された燃料が圧力室402からの流出方向を順方向とする逆止弁により構成された吐出弁136を介してコモンレール14へと供給される。
圧力室40への燃料の供給は、燃料タンク12からの燃料が調圧用のレギュレートバルブ131を介してフィードポンプ132により吸上げられ、フィードポンプ132から燃料調量弁(以下,適宜、SCVという)133および前記吸入弁135を介してなされるようになっている。
SCV133は、棒状のバルブボディ31の縦穴に挿置した弁体32の変位量により開度(以下,適宜、SCV開度という)を変えて燃料の流量を調整する電磁弁で、SCV開度が開側ほど圧力室402への燃料供給量が増えて吐出量が増え、これがコモンレール圧力を上昇せしめる。SCV133からの燃料はカム山が下降する期間に圧力室402へと吸入される。
弁体32の変位はソレノイド33による電磁駆動でなされ、変位量はソレノイド33への電流量を調整することでなされる。ソレノイド33への電流駆動方法は、一般的なPWM(Pulse Width Modulation)駆動であり、例えば電流指令値に応じたデューティ比のオンオフ時間をソフトで制御する方法が採用し得る。これにより、電流指令値に応じたデューティ比でSCV133のソレノイド33に電流が流れる。なお、ソレノイド33に対する電流駆動の駆動周期(以下,適宜、SCV駆動周期という)は予めECU15に記憶しておく。
図3はSCV133のソレノイド33に流す駆動電流(以下,適宜、SCV駆動電流という)の平均電流と高圧ポンプ13の吐出量との関係を示す特性線の一例である。図例は平均電流が大きいほど開度が小さくなるSCVのものであり、所定の電流値でSCV開度が0になり吐出量も0となる。平均電流が小さいほどSCV開度が大きくなって吐出量が増大する。平均電流に対して吐出量が漸増する電流域では、吐出量はSCV開度およびポンプ回転軸21のカム山が下降し圧力室402が拡大方向となる期間の長さに略比例する。低電流領域で吐出量が一定値をとるのは、SCV開度が大きい低電流域では、吐出量がプランジャ42のストロークで規定されるからである。このとき、エンジン回転数が低いほど圧力室402が拡大方向となる期間の長さが長くなるので、特性線の傾きが急になり、吐出量が一定値をとる電流域の上限が高電流域側に伸びる。ECU15は要求される吐出量に対して、制御対象であるコモンレール圧力を調整するための制御量として、電流指令値を演算する。電流指令値の演算にあたっては、前記のごとく吐出量に対する依存性を有するエンジン回転数が考慮される。
図4はECU15で実行される高圧ポンプ13の制御を機能ブロックで表している。コモンレール圧力の目標圧力と実圧力との圧力偏差を入力としてPID演算部151を有しており、比例項、積分項、および微分項を加算するPID演算を実行する。演算では電流指令値が求められる。また、前記圧力偏差を入力として、補正値演算部152を有しており、その演算出力により前記PID演算部151の演算出力が加算補正されるようになっている。加算補正される補正値は、圧力偏差に所定の係数を乗じることで求める。係数は、エンジン回転数、燃料の噴射量およびコモンレール圧力などに基づいて設定される。
補正値演算部152では、エンジン回転数をポンプ回転軸21の回転周期(以下,適宜、ポンプ回転周期という)Tpに換算し、ポンプ回転周期TpがSCV駆動周期Tsの整数倍(Ts×n)となる周期の近傍に設定した所定範囲外では補正値を0とし、PID演算部151の演算出力に対し実質的に補正は行わない。また、前記係数は前記エンジン回転数などの運転状態の検出値を入力とするマップを予め記憶しておき、マップを参照して決定するのがよい。
本コモンレール式燃料噴射装置の作動を説明する。図5にSCV133の開口面積(以下,適宜、SCV開口面積という)および吐出量を時系列的に示す。開口面積はSCV133において弁体32の変位量に応じて変わる燃料流量を規定する通路断面積である。吐出量はポンプ回転周期Tpあたりの吐出量で表している。これは、実質的に、ポンプ回転周期Tpの長さの期間におけるSCV開口面積の積分値に比例する。吐出量としてポンプ回転周期Tpの異なる2つの場合を示している。第1の場合はポンプ回転周期Tp(A)の場合で、ポンプ回転周期Tp(A)はSCV駆動周期Tsの整数倍(Ts×n)の近傍の値をとる。図例ではポンプ回転周期TpがSCV駆動周期Tsの1.125倍程度に設定してある。ポンプ回転周期Tpの異なる2つの場合のうちの第2の場合は、ポンプ回転周期Tp(B)の場合で、ポンプ回転周期Tp(B)はSCV駆動周期Tsの近傍から離れた値をとる。図例ではポンプ回転周期TpがSCV駆動周期Tsの0.5倍程度に設定してある。
さて、SCV133はPWM駆動で電流を制御するため、SCV開口面積は図例のごとくSCV駆動周期Tsと同じ周期で変動が生じる。ポンプ回転周期がSCV駆動周期の整数倍の近傍にある時、ポンプ1回転当たりの吐出量は徐々に増減する。これが吐出量のうねりとなり、これに基因してコモンレール圧力にうねりが生じる。また、ポンプ1回転当たりの吐出量の変化率は、SCV駆動周期の整数倍の近傍から遠ざかるにつれて大きくなり、吐出量の脈動は短周期の小刻みなものになり、コモンレール圧力にうねりが生じない。ポンプ回転周期TpがSCV駆動周期Tsの近傍の値であるポンプ回転周期Tp(A)の例では、吐出量にうねりが生じている。一方、ポンプ回転周期Tpが(Ts×1/2)であるポンプ回転周期(B)の例では、SCV駆動周期Tsと同じ周期の脈動が生じるのみである。この場合には吐出量の脈動は短周期の小刻みな振動であり、吐出量やコモンレール圧力において、うねり現象は顕在化しない。
したがって、本コモンレール式燃料噴射装置では、ポンプ回転周期TpがSCV駆動周期の整数倍(Ts×n)の近傍の値をとるときに制御量としてのSCV133の電流指令値が補正されるので、図6に示すように、コモンレール圧力のうねりを効果的に低減せしめることができる。
なお、前記のごとく、ポンプ回転周期TpがSCV駆動周期の整数倍(Ts×n)に近いほど圧力のうねりの周期は長くなるから、PID演算部151の演算出力に対して実質的な補正を行うポンプ回転周期Tpの所定範囲は、ポンプ回転周期TpがSCV駆動周期の整数倍(Ts×n)の近傍の範囲に設定することになるが、その範囲を規定する、(Ts×n)に近い側の限界値と(Ts×n)から遠い側の限界値は、要求される圧力うねり抑制作用に応じて設定する。
また、前記係数のマップは、前記のごとく、パラメータとなる前記運転状態として燃料噴射量やコモンレール圧力を含めているが、これは、燃料噴射量によって、目標圧力を維持すべく要求される吐出量も変化し、また、吐出弁136の出口側の圧力であるコモンレール圧力によって、吐出圧が変化するので、運転状態によって、コモンレール圧力のうねりの山の高さが変化するからである。
(第2実施形態)
図7に本発明の第2実施形態になるコモンレール式燃料噴射制御装置のECUにおける高圧ポンプの制御を機能ブロックで示す。第1実施形態において、電流指令値を別の方法で演算するようにしたものである。第1実施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番号を付して第1実施形態との相違点を中心に説明する。
圧力偏差を入力とする制御量演算手段であるPID演算部151Aは比例項演算部1511、積分項演算部1512、および微分項演算部1513を有しており、各演算出力を加算して制御量としてのSCV133の電流指令値が求められる。比例項演算部1511、積分項演算部1512、および微分項演算部1513は一般的なもので、比例項演算部1511は圧力偏差に比例ゲインを乗じ、積分項演算部1512は圧力偏差の積分値に積分ゲインを乗じ、微分項演算部1513は圧力偏差の微分値に微分ゲインを乗じる。
PID演算部151Aにはまた、前記比例ゲインを補正する比例ゲイン補正手段であるゲイン補正部1514が設けられており、比例項演算部1511で用いられる比例ゲインが前記補正により更新される。比例ゲインに対して実質的な補正を行うポンプ回転周期Tpの所定範囲は、ポンプ回転周期TpがSCV駆動周期の整数倍(Ts×n)の近傍の範囲に設定することになる。また、比例ゲインの補正は、第1実施形態と同様にエンジン回転数、噴射量、およびコモンレール圧力などを入力とするマッを参照してなされる。
本実施形態によってもコモンレール圧力のうねりの現象を効果的に低減し得る。
また、前記各実施形態において、PID演算部151や比例項演算部1511、積分項演算部1512、および微分項演算部1513は従来の装置のものと同じでよいので、実施が容易である。
本発明のコモンレール式燃料噴射装置を備える内燃機関の構成図である。 前記コモンレール式燃料噴射装置を構成する高圧ポンプの断面図である。 前記高圧ポンプの特性図である。 前記コモンレール式燃料噴射装置を構成するECUで実行される本発明の第1の制御内容を示すブロック図である。 前記高圧ポンプの作動を説明するタイミングチャートである。 前記コモンレール式燃料噴射装置と従来のコモンレール式燃料噴射装置とを比較するタイミングチャートである。 前記コモンレール式燃料噴射装置を構成するECUで実行される本発明の第2の制御内容を示すブロック図である。
符号の説明
11 インジェクタ
12 燃料タンク
13 高圧ポンプ(ポンプ)
132 フィードポンプ
133 SCV(電磁弁)
134 燃料圧送部
136 吐出弁
14 コモンレール
15 ECU(ポンプ制御手段)
151,151A PID演算部(制御量演算手段)
152 補正演算部(補正量演算手段)
1511 比例項演算部
1512 積分項演算部
1513 微分項演算部
1514 比例ゲイン補正部(比例ゲイン補正手段)
17 エンジン回転数センサ(回転周期検出手段)

Claims (3)

  1. 燃料を筒内に噴射するインジェクタと、該インジェクタに供給する加圧燃料を蓄えるコモンレールと、機関回転動力により前記コモンレールに燃料を圧送し、この圧送に供する低圧燃料の流量の調整を、PWM駆動で給電され電流値に応じて開度調整自在な電磁弁により行うポンプと、前記コモンレール内の実圧力が目標圧力となるように前記電磁弁に供給する電流をフィードバック制御により調整するポンプ制御手段とを有する内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置において、
    前記ポンプの回転周期を検出する回転周期検出手段を具備せしめ、
    前記ポンプ制御手段は、前記ポンプの回転周期が、前記PWM駆動の駆動周期の整数倍の近傍に設定した所定の範囲内にあるときとその他のときとで、前記電磁弁に供給する電流の電流指令値のフィードバック演算を切換え自在としたことを特徴とする内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置において、前記ポンプ制御手段には、前記コモンレール内の実圧力と目標圧力との圧力偏差を入力として制御量としての前記電流指令値を演算する制御量演算手段と、前記ポンプの回転周期が前記所定の範囲内にあるときに前記制御量演算手段に加算する補正値を演算する補正値演算手段とを具備せしめた内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置。
  3. 請求項1記載の内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置において、前記ポンプ制御手段には、前記コモンレール内の実圧力と目標圧力との圧力偏差を入力として少なくとも比例項を含む制御量としての前記電流指令値を演算する制御量演算手段を具備せしめ、該制御量演算手段には、前記ポンプの回転周期が前記所定の範囲内にあるときに前記比例項のゲインを補正する比例ゲイン補正手段を具備せしめた内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置。
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