JP2005169793A - キャリッジユニット及び記録装置。 - Google Patents

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Abstract

【目的】装置の小型化と部品交換コストの低減とを両立させることができ、高速で記録手段を移動させて記録する場合でも、ガタによる振動(ブレ)が原因となって画像品質が劣化することを防止できるキャリッジユニット及び記録装置を提供する。
【構成】ガイド軸102、103に嵌合される軸受6、7を有する枠体2に記録ヘッド3を一体に結合したヘッドユニット1と、エンゴーダセンサ21を実装したフレキシブルケーブル22を有するケーブルユニット20とによって、ガイド軸102、103に沿って移動可能なキャリッジユニット30を構成し、ヘッドユニットとケーブルユニットを着脱可能に結合し、ヘッドユニットの記録ヘッドとケーブルユニットのフレキシブルケーブルとをコネクタ23を介して分離可能に電気的に接続する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録手段を搭載してガイド軸に沿って移動可能なキャリッジユニット、並びに該キャリッジユニットを用いる記録装置に関する。
紙やOHP用シート等の被記録媒体に対して記録(画像形成)を行う機能、すなわちプリンタ、ファクシミリあるいは複写機等の機能を有する記録装置(画像形成装置)として種々の記録方式のもの、例えばインクジェット方式、熱転写方式、感熱方式、レーザービーム方式あるいはワイヤドット方式などの記録装置が実用化されている。これらの記録装置の中でも、記録手段から被記録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット方式の記録装置(インクジェット記録装置)が比較的に広く普及している。本発明は、このような記録装置において、被記録媒体に記録を行う記録手段を搭載してガイド軸に沿って移動可能なキャリッジユニット、並びにキャリッジユニットを用いる記録装置に関する。
上記記録装置に関して、特開2002−086702号公報(特許文献1)に、ガイド軸に沿って走査されるキャリッジ内にインク室を一体的に設けるとともに、インク吐出口を有する記録ヘッドとガイド軸に嵌合される軸受とをキャリッジに一体的に取り付ける構成のインクジェット記録装置が記載されている。この特許文献1の記録装置では、キャリッジの位置を検出するためのエンゴーダセンサが該キャリッジに固定されており、記録装置本体側の制御回路とエンゴーダセンサ及び記録ヘッドとを電気的に接続するフレキシブルケーブルも該キャリッジに固定されている。
上記特許文献1に記載の記録装置では、キャリッジと記録ヘッドとを一体化し、キャリッジの移動方向両端部をガイド部材で支持することにより、キャリッジを高速移動させて記録する場合でも記録ヘッドのガタつきや記録画像のブレが無く、高品位の画像を記録することができる。さらに、部品点数が少なく、簡単な構造で記録装置のコストダウン及び小型化を図ることができる構成が実現されている。
また、特開2000−127450号公報(特許文献2)に、主走査方向に移動可能なキャリッジに記録ヘッドとインクタンクとを交換可能に搭載する構成のインクジェット記録装置が記載されている。この特許文献2の記録装置でも、キャリッジの位置を検出するためのエンゴーダセンサが該キャリッジに固定されており、記録装置本体側の制御回路とエンゴーダセンサ及び記録ヘッドとを電気的に接続するフレキシブルケーブルも該キャリッジに固定されている。また、記録ヘッドとキャリッジとの間はコネクタで電気的に接続されている。
特開2002−086702号公報 特開2000−127450号公報
記録装置では、高価で不良が発生しやすい部品として、記録手段としての記録ヘッド、キャリッジの位置検出用のエンゴーダセンサ、装置本体側と記録ヘッドとを電気接続するためのフレキシブルケーブルなどが挙げられる。特許文献1の記録装置では、記録ヘッド、エンゴーダセンサ及びフレキシブルケーブルのいずれかに不良が発生した場合には、これらの全てがキャリッジに固定されているため、全ての部品を交換する必要があり、交換に要する費用が高くなるという不都合な点であった。
一方、特許文献2の記録装置では、記録ヘッドに不良が発生した場合には記録ヘッドを交換し、エンゴーダセンサ又はフレキシブルケーブルに不良が発生した場合にはキャリッジを交換することで対処でき、特許文献1の記録装置と比較し、交換にかかる費用は安くなる。しかし、特許文献2の場合、キャリッジに軸受を設け、記録ヘッドを交換可能にキャリッジに搭載しているため、キャリッジと記録ヘッドとの間にガタが生じた状態でキャリッジを高速で移動させると、ガタのために振動(ブレ)が発生し画像品質が劣化するという不都合があった。また、部品点数が多く、構造が複雑であるため、装置の小型化が難しいという難点もあった。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、装置の小型化と部品交換コストの低減とを両立させることができ、高速で記録手段を移動させて記録する場合でも、ガタによる振動(ブレ)が原因となって画像品質が劣化することを防止することができるキャリッジユニット及び記録装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するため、被記録媒体に記録を行う記録手段を搭載してガイド軸に沿って移動可能なキャリッジユニットにおいて、記録手段とガイド軸に嵌合される軸受を有する枠体とを結合したヘッドユニットと、エンゴーダセンサを実装したフレキシブルケーブルを有するケーブルユニットと、から成り、前記ヘッドユニットと前記ケーブルユニットが着脱可能に結合され、前記ヘッドユニットの記録手段と前記ケーブルユニットのフレキシブルケーブルとがコネクタを介して分離可能に電気的に接続されることを特徴とする。
また、本発明は、上記目的を達成するため、被記録媒体に記録を行う記録手段を搭載してガイド軸に沿って移動可能なキャリッジユニットを備えた記録装置において、前記キャリッジユニットは、記録手段とガイド軸に嵌合される軸受を有する枠体とを結合したヘッドユニットと、エンゴーダセンサを実装したフレキシブルケーブルを有するケーブルユニットと、から成り、前記ヘッドユニットと前記ケーブルユニットが着脱可能に結合され、前記ヘッドユニットの記録手段と前記ケーブルユニットのフレキシブルケーブルとがコネクタを介して分離可能に電気的に接続されることを特徴とする。
本発明に係るキャリッジユニット及び該キャリッジユニットを用いる記録装置によれば、装置の小型化と部品交換コストの低減とを両立させることができ、高速でキャリッジを移動させて記録する場合でも、ガタによる振動(ブレ)が原因となって画像品質が劣化することを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明を適用した記録装置のキャリッジユニットの一実施形態を示す模式的斜視図であり、図2は図1中の線2−2から見たキャリッジユニットの模式的側面図であり、図3は図1のキャリッジユニットの構造を示すための模式的分解斜視図であり、図4は図1中のヘッドユニットの模式的側面図であり、図5は本発明の一実施形態に係る記録装置のキャリッジユニットを構成するヘッドユニット及びケーブルユニットの組み付け前の状態を示す模式的斜視図である。
図1〜図5において、1は本実施形態に係るキャリッジユニット30を構成する第1ユニットとしてのヘッドユニットであり、20は本実施形態に係るキャリッジユニット30の第2ユニットとしてのケーブルユニットである。つまり、本発明による記録装置のキャリッジユニット30はヘッドユニット1とケーブルユニット20とで構成されている。なお、以下の説明では、記録装置が、記録手段としての記録ヘッド3から記録用紙等の被記録媒体へインクを吐出して記録(画像形成)を行うインクジェット記録装置である場合を例に挙げて説明する。
先ず、ヘッドユニット1の構成について説明する。2は枠体であり、枠体2の後部(記録装置に装着した状態における被記録媒体搬送方向上流側の部位)には記録装置のガイド軸102(図6)と嵌合する軸受6が圧入等により固定されている。また、枠体2の前部(被記録媒体搬送方向下流側の部位)には記録装置のガイド軸103(図6)と嵌合する小判形断面の軸受7が一体的に形成されている。12、13(図3)は枠体2に設けられた位置決め穴である。枠体2内には必要な室数のインク室8が一体的に形成されている。本実施形態では、イエロー、マゼンタ及びシアンの3色に対応する3室が形成されている。各インク室8の内部には、インクを保持する機能を有するインク吸収体9が収納されている。インク吸収体9の一例として、ポリプロピレン繊維を積層し固めたものが使用され、このインク吸収体9は各インク室8内のほぼ全域に圧縮されて装填されている。
3は記録手段としての記録ヘッドである。記録ヘッド3の前面(図示の例では下面)には、インクを吐出するための吐出口が形成されたフェイス面(吐出口面、吐出口配設面)3aが形成されており、各吐出口の内部には吐出エネルギーを発生するためのヒータが組み込まれている。すなわち、記録手段としての記録ヘッド3は、記録用紙等の被記録媒体に画像情報に基づいてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドである。各インク室8と記録ヘッド3との間にはフィルタ10が装着されている。このフィルタ10は、インク中の固形物を除去し、記録ヘッド3の吐出口(該吐出口に通じるノズルを含む)のごみ詰まりを防止するためのものであり、例えばSUSワイヤーの積層体等で形成されている。5はヘッドユニット1の上面に固定された蓋である。4はTAB基板であり、このTAB基板4に記録ヘッド3が実装されている。TAB基板4の先端部には後述するコネクタ23に結合するための接続部11が形成されている。
次に、ケーブルユニット20の構成について説明する。21はエンゴーダセンサ、22はフレキシブルケーブル、23はコネクタ、24はセンサホルダである。エンゴーダセンサ21は、記録装置のカバー101(図6)に固定されたリニアスケール106(図6)の目盛りを検出することにより、主走査方向に往復移動するキャリッジユニット1の位置を検知するためのものであり、例えば反射式光学センサで構成されている。フレキシブルケーブル22上にはエンゴーダセンサ21とコネクタ23が実装されており、該フレキシブルケーブル22の他端部には不図示の制御回路(記録装置本体側の制御回路)のコネクタと電気接続される接続部29が設けられている。
センサホルダ24には位置決めピン25、26、29、30が設けられており、フレキシブルケーブル22には位置決め穴27、28が設けられている。そこで、センサホルダ24に対して、エンゴーダセンサ21及びコネクタ23が実装されたフレキシブルケーブル22が、位置決めピン25、26と位置決め穴27、28により位置決めされて接着固定されている。14はコネクタカバーである。このコネクタカバー14は、後述するフォロワーバネ120がTAB基板4に接触することを防止するものである。
ヘッドユニット1は、ケーブルユニット20に対して、センサホルダ24に設けられた位置決めピン29、30と枠体2に設けられた位置決め穴12、13によって位置決めされ、2個の固定ビス15、16によってコネクタカバー14と共に固定される。ケーブルユニット20のフレキシブルケーブル22に実装されたコネクタ23と、ヘッドユニット1の記録ヘッド3が実装されたTAB基板4(その接続部11)とを接続することにより、ヘッドユニット1の記録ヘッド3とケーブルユニット20のフレキシブルケーブル22とが電気的に接続される。そして、フレキシブルケーブル22の他端の接続部29を不図示の制御部(例えば記録装置本体側の制御回路)のコネクタと接続することにより、エンゴーダセンサ21及び記録ヘッド3と該制御部とが電気的に接続される。
図6は本発明の一実施形態に係るキャリッジユニットを備えた記録装置の内部構造を示す模式的分解斜視図であり、図7は図6の記録装置のキャリッジ駆動機構の全体構成を示す模式的斜視図であり、図8は図6中のガイド軸を固定するための構造を示す模式的部分側面図であり、図9は図8中のガイド軸加圧バネの取り付け部を示す模式的部分側面図であり、図10は図6の記録装置のキャリッジ駆動機構を示す模式的斜視図であり、図11は図6の記録装置のキャリッジ駆動機構を示す模式的平面図である。図6〜図9において、100は記録装置本体のシャーシ、101はシャーシ100の上面を覆うカバーである。シャーシ100とカバー101で記録装置の筐体を構成している。102、103は、キャリッジユニット30の主走査方向の往復移動を案内支持するためのガイド軸である。なお、記録ヘッド3により記録される被記録媒体は、不図示の搬送機構によって、ガイド軸102、103と交差(例えば直交)する方向に、該記録ヘッドと対向する通紙面(図示の例では記録ヘッド3の下側)に沿って搬送(紙送り)される。
図9は、カバー101のガイド軸加圧バネ104の取り付け部を示すが、この図9に示す状態は、カバー101がシャーシ100に固定されていないときのものである。図9において、バネ付勢部材から成るガイド軸加圧バネ104はカバー101の突起部101Aに取り付けられており、該加圧バネ104の両腕部104A、104Bはそれぞれカバー101のバネかけ部101B、101Cに係止されている(引っ掛けられている)。このとき、ガイド軸加圧バネ104は、その腕部104A、104Bがカバー101のバネかけ部101B、101Cに弱い加圧力を加える状態で止まっているため、カバー101から外れることは無い。また、記録装置の反対側(カバー101の反対側)にも図9と同様の構成が設けられており、不図示であるが、この反対側にも同様の付勢部材であるガイド軸加圧バネ105(図6、図7)が同様の構造で取り付けられている。
次に、図6及び図8を用いて、ガイド軸102、103をシャーシ100に対してバネ付勢して固定する手段について説明する。シャーシ100の上端部には、図6に示すように、先端がV字状の溝100A、100B、100C、100Dが形成されている。これらの溝のうち、100A、100Bはガイド軸102の両端部を取り付けるための溝であり、100C、100Dはガイド軸103の両端部を取り付けるための溝である。以下では、図8及び図9を参照して、主として、各ガイド軸102、103の一端部をガイド軸加圧バネ104で固定したり外したりする場合を説明する。そして、各ガイド軸102、103の他端部をガイド軸加圧バネ105で固定する構成及び作用は上記ガイド軸加圧バネ104の場合と同じであるので、加圧バネ104の場合の説明を準用することとし、その詳細説明は省略する。
カバー101をシャーシ100に固定すると、図8に示すように、カバー101に取り付けられたガイド軸加圧バネ104の腕部104A、104Bがガイド軸102、103に当接すると共に、カバー101のバネかけ部101B、101Cから外れる。不図示の反対側のガイド軸加圧バネ105の場合も同様である。こうして、ガイド軸102、103は、ガイド軸加圧バネ104、105によって、溝100A、100B、100C、100DのV字状の部分に押し付けられ(加圧され)、シャーシ100に対してガタなく押圧されて固定される。
次に、キャリッジユニット30を主走査方向に往復移動させるためのキャリッジ駆動機構を説明する。図6及び図7において、キャリッジユニット30は、軸受6を介してガイド軸102によって摺動自在に案内支持され、軸受7を介してガイド軸103によって摺動自在に回転方向の動きを規制されている。このようにキャリッジユニット30は、記録ヘッド3の被記録媒体搬送方向の両側で、枠体2に設けられた軸受6、7を介して、各ガイド軸102、103により案内支持されているので、ガタつきがなく、ガイド軸102、103上をぶれなく高速で安定して移動することができる。キャリッジユニット30(ヘッドユニット1)の主走査方向の位置を検出するための目盛りを有するリニアスケール106は、該キャリッジユニット30のエンゴーダセンサ21と対向するカバー101の部位に固定されている。
シャーシ100にはガイド軸102、103と平行にリードスクリュー107が配置されている。リードスクリュー107は、その両端部で、シャーシ100に固定されるリードスクリュー軸受108、110により回転自在に軸支されている。リードスクリュー107のリードスクリュー軸受108より外側の部位にはリードスクリューギア109が圧入等で固定されている。また、リードスクリュー107には後述するリードスクリューフォロワー111が係合している。シャーシ100に固定されたモータホルダ113には、リードスクリュー107を回転駆動するためのモータ112が固定されている。モータの回転軸にはモータギア114が圧入固定されている。そこで、モータ112の回転力は、モータギア114から、シャーシ100に固定されたアイドラ軸160に回転自在に軸支されたアイドラギア150を介して、リードスクリューギア109へ伝達され、リードスクリュー107が回転駆動される。
図10及び図11において、リードスクリュー107の外周部には螺旋溝が形成されている。リードスクリューフォロワー111の内周部には、リードスクリュー107の螺旋溝と係合する螺旋溝が形成されている。リードスクリュー107とリードスクリューフォロワー111は互いに係合しており、リードスクリュー107の回転はリードスクリューフォロワー111に伝達される。リードスクリューフォロワー111にはヘッドユニット1の枠体2に設けられた穴部2Aに挿入される突起部111Aが設けられている。突起部111Aは、ヘッドユニット1の枠体2の穴部2Aに対し、リードスクリュー107と直交する方向に挟み込まれる形で挿入されている。
つまり、リードスクリューフォロワー111は、回転運動を規制された状態でリードスクリュー107と螺旋溝係合(ねじ係合)しているので、リードスクリュー107の回転により軸方向に移動させられることになる。従って、リードスクリュー107の回転これにより、リードスクリュー107から伝達される回転運動が、リードスクリューフォロワー111を介して、キャリッジユニット30のガイド軸102、103の軸方向への直線運動に変換される。
なお、リードスクリューフォロワー111の突起部111Aは、枠体2の穴部2Aに対し、リードスクリュー107と直交する方向には挟み込まれる反面、ガイド軸102の軸方向には隙間が設けられている。このガイド軸102の軸方向の隙間はフォロワーバネ120によりガタ取り(ガタを無くすこと)されている。このようにリードスクリュー107からの回転を、リードスクリューフォロワー111と枠体2の穴部2Aで直線運動に変換することにより、キャリッジユニット30をガイド軸102に沿ってガタなく円滑に移動させることができる。
ここで、キャリッジユニット30を記録装置に組み込む手順を説明する。第1工程として、キャリッジユニット30の2箇所の軸受6、7にガイド軸102、103を差し込む。第2工程として、リードスクリューフォロワー111をその先端部(突起部)111Aがヘッドユニット1の枠体2の穴部2Aに差し込まれる位置にセットし、ガイド軸102、103をシャーシ100の溝100A、100B、100C、100Dに挿入し、枠体2の穴部2Aにリードスクリューフォロワー111の先端部(突起部)111Aを差し込む。第3工程として、カバー101を上方からシャーシ100に位置決め固定する。カバー101をシャーシ100に組み込むことにより、2個のガイド軸加圧バネ104、105が両側の2箇所ずつ合計4箇所で、2本のガイド軸102、103がシャーシ100に形成された溝100A、100B、100C、100DのV字状の部分に加圧(押圧)されるので、ガイド軸102、103はガタなくシャーシ100に取り付けられる。
次に、キャリッジユニット30を記録装置から取り外す手順を説明する。第1工程として、カバー101をシャーシ100から取り外す。ガイド軸加圧バネ104、105がカバー101に取り付けられているため、カバー101をシャーシ100から外すことによりガイド軸加圧バネ104、105の加圧が解除され、ガイド軸102、103は取り外し可能になる。第2工程として、ガイド軸102、103をシャーシ100から取り外す。第3工程として、キャリッジユニット30をガイド軸102、103から抜く。このとき、リードスクリューフォロワー111の先端部111Aもキャリッジユニット30から外れる。第4工程として、ケーブルユニット20のコネクタ23からヘッドユニット1のTAB基板4を外す。第5工程として、固定ビス15、16を外してコネクタカバー14をケーブルユニット20から外すことにより、ケーブルユニット20からヘッドユニット1を取り外す。
このように、カバー101をシャーシ100に固定したり、シャーシ100から取り外しすることにより、ガイド軸102、103を押圧固定したり、解除解放したりすることができ、組み立て性及び分解性を向上させることができる。すなわち、本実施例によれば、記録手段としての記録ヘッド3を搭載して移動可能なキャリッジユニット30を、ガイド軸102、103に嵌合される軸受6、7を有する枠体2に記録ヘッド3を一体に結合して構成したヘッドユニット1と、エンゴーダセンサを実装したフレキシブルケーブルを有するケーブルユニットと、で構成し、ヘッドユニット1とケーブルユニット20とを着脱可能に結合するとともに、ヘッドユニット1の記録ヘッド3とケーブルユニット20のフレキシブルケーブル22とをコネクタ23を介して分離可能に電気的に接続する構成としたので、装置の小型化と部品交換コストの低減とを両立させることができ、高速でキャリッジを移動させて記録する場合でも、ガタによる振動(ブレ)が原因となって画像品質が劣化することを防止することができる。
以上の実施形態では、記録ヘッド3が3色のインクを用いて記録するインクジェット記録手段である場合を示したが、本発明は、単色又は複数色で記録する1個の記録ヘッドを用いる記録装置、異なる色のインクで記録する複数の記録ヘッドを用いるカラー記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃度で記録する複数の記録ヘッドを用いる階調記録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
さらに、本発明は、記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に適用する場合、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可能なインクカートリッジを用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用チューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。なお、本発明は、インクジェット記録装置に適用する場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録手段を使用するものである場合にも適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
本発明を適用した記録装置のキャリッジユニットの一実施形態を示す模式的斜視図である。 図1中の線2−2から見たキャリッジユニットの模式的側面図である。 図1のキャリッジユニットの構造を示すための模式的分解斜視図である。 図1中のヘッドユニットの模式的側面図である。 本発明の一実施形態に係る記録装置のキャリッジユニットを構成するヘッドユニット及びケーブルユニットの組み付け前の状態を示す模式的斜視図である。 本発明の一実施形態に係るキャリッジユニットを備えた記録装置の内部構造を示す模式的分解斜視図である。 図6の記録装置のキャリッジ駆動機構を示す模式的斜視図である。 図6中のガイド軸を固定するための構造を示す模式的部分側面図である。 図8中のガイド軸加圧バネの取り付け部を示す模式的部分側面図である。 図6の記録装置のキャリッジ駆動機構を示す模式的斜視図である。 図6の記録装置のキャリッジ駆動機構を示す模式的平面図である
符号の説明
1 ヘッドユニット
2 枠体
3 記録手段(記録ヘッド)
3a 吐出口面(吐出口配設面)
4 TAB基板
6、7 軸受 8 インク室
9 インク吸収体
11 接続部(TAB基板)
12、13 位置決め穴
14 コネクタカバー
15、16 固定ビス
20 ケーブルユニット
21 エンゴーダセンサ
22 フレキシブルケーブル
23 コネクタ
24 センサホルダ
25、26 位置決めピン
27、28 位置決め穴
29 接続部(フレキシブルケーブル)
30 キャリッジユニット
100 シャーシ
100A、100B、100C、100D V字状の溝
101 カバー
102、103 ガイド軸
104、105 ガイド軸加圧バネ
106 リニアスケール
107 リードスクリュー
108、110 リードスクリュー軸受
109 リードスクリューギア
111 リードスクリューフォロワー
111A 突起部(先端部)
112 モータ
114 モータギア
150 アイドラギア

Claims (4)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録手段を搭載してガイド軸に沿って移動可能なキャリッジユニットにおいて、
    記録手段とガイド軸に嵌合される軸受を有する枠体とを結合したヘッドユニットと、エンゴーダセンサを実装したフレキシブルケーブルを有するケーブルユニットと、から成り、
    前記ヘッドユニットと前記ケーブルユニットが着脱可能に結合され、前記ヘッドユニットの記録手段と前記ケーブルユニットのフレキシブルケーブルとがコネクタを介して分離可能に電気的に接続されることを特徴とするキャリッジユニット。
  2. 被記録媒体に記録を行う記録手段を搭載してガイド軸に沿って移動可能なキャリッジユニットを備えた記録装置において、
    前記キャリッジユニットは、記録手段とガイド軸に嵌合される軸受を有する枠体とを結合したヘッドユニットと、エンゴーダセンサを実装したフレキシブルケーブルを有するケーブルユニットと、から成り、
    前記ヘッドユニットと前記ケーブルユニットが着脱可能に結合され、前記ヘッドユニットの記録手段と前記ケーブルユニットのフレキシブルケーブルとがコネクタを介して分離可能に電気的に接続されることを特徴とする記録装置。
  3. 被記録媒体へインクを吐出して記録を行う記録手段を搭載し、ガイド軸に沿って移動可能なキャリッジユニットにおいて、
    インクタンクを有する記録手段とガイド軸に嵌合される軸受を有する枠体とを結合したヘッドユニットと、エンゴーダセンサを実装したフレキシブルケーブルを有するケーブルユニットと、から成り、
    前記ヘッドユニットと前記ケーブルユニットが着脱可能に結合され、前記ヘッドユニットの記録手段と前記ケーブルユニットのフレキシブルケーブルとがコネクタを介して分離可能に電気的に接続されることを特徴とするキャリッジユニット。
  4. 被記録媒体へインクを吐出して記録を行う記録手段を搭載し、ガイド軸に沿って移動可能なキャリッジユニットを備えたインクジェット記録装置において、
    前記キャリッジユニットは、インクタンクを有する記録手段とガイド軸に嵌合される軸受を有する枠体とを結合したヘッドユニットと、エンゴーダセンサを実装したフレキシブルケーブルを有するケーブルユニットと、から成り、
    前記ヘッドユニットと前記ケーブルユニットが着脱可能に結合され、前記ヘッドユニットの記録手段と前記ケーブルユニットのフレキシブルケーブルとがコネクタを介して分離可能に電気的に接続されることを特徴とするインクジェット記録装置。
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