JP2005168705A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】米に吸水させる浸漬工程と米を炊き上げ水を蒸発させる沸騰維持工程とを有する炊飯器において、長粒米、短粒米などの米種の違いに関係なく鍋内全体のご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる炊飯器を提供する。
【解決手段】米と水を入れる鍋1を鍋加熱手段2により加熱して鍋1の温度を鍋温度検知手段3により検知し、長粒米、短粒米などの米の種類を選択する米種選択手段6の出力を受けて、複数の炊飯のシーケンスを記憶する工程記憶手段5の記憶内容より決定した任意の炊飯シーケンスに従って、炊飯制御手段4により鍋温度検知手段3の出力により鍋加熱手段2を駆動制御する。炊飯制御手段4は、米種選択手段6で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の温度が低くなるようにして炊飯を行い、沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、米に吸水させる浸漬工程と米を炊き上げ水を蒸発させる沸騰維持工程とを有する炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器は図8に示すように構成していた(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
図8に示すように、鍋21は米と水を入れ、上面開口部を放熱板23を取り付けた蓋体(図示せず)により開閉自在に覆い、加熱手段22により加熱し、鍋21の温度を鍋センサ26により検知するとともに、蓋センサ24の出力を入力する沸騰検知手段25により沸騰を検知する。炊飯量判定手段27は沸騰検知手段25の出力と鍋センサ26の出力により炊飯量を判定するものである。工程記憶手段32は、複数の炊飯シーケンスを記憶しており、炊飯制御手段31は工程記憶手段32に記憶した複数の炊飯シーケンスにしたがって、電力調整手段34を介して加熱手段22を駆動制御するようにしている。
銘柄選択手段29は、操作手段28により炊飯開始前に米の銘柄を選択するもので、硬さ選択手段30はご飯の炊き上がりの硬さを選択するものであり、これら銘柄選択手段29と硬さ選択手段30の選択の組み合わせに基づいて、工程設定手段33により炊飯シーケンスを設定するよう構成している。炊飯量判定手段27、銘柄選択手段29、硬さ選択手段30、炊飯制御手段31、工程設定手段33、電力調整手段34などで制御手段35を構成している。
銘柄選択手段29は、米の銘柄を硬質、軟質などの米の性質により「標準」群、「標準よりも硬質」群、「標準よりも軟質」群の少なくとも3段階の銘柄群に分類した中から1種類を選択するようにしている。
上記構成において、吸水しやすさや糊化しやすさ、組織の崩れやすさなどの性質が異なる様々な銘柄の米に対して、炊飯をおこなう前に、銘柄選択手段29によって米の銘柄を選択し、炊飯する米が「標準よりも硬質」群に属する銘柄のとき、浸漬工程の時間を延長するか、または浸漬温度設定を浸漬工程の後半または全般において高くする炊飯シーケンスにすることで、浸漬中の吸水率を向上させ糖化酵素の作用を活発にし、沸騰維持中のα化を促進させたご飯ができる。
特開2002−300963号公報
しかしながら、このような従来の構成では、米の銘柄(硬質、軟質)に対しての炊飯は行えても、米種(長粒米、短粒米)に対しては想定されていない。また、長粒米は短粒米に対し米自体の含水率が低く、炊飯時の吸水量が多くなる。したがって、短粒米のような温度制御の炊飯シーケンスでは米の糊化時(沸騰維持工程時)水を必要以上に吸水し、ご飯上層部の水分量が不足し、米粒全体が糊化せず鍋上層部は芯のあるご飯になり、下層部は吸水しすぎて組織の崩れたご飯ができてしまうという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、長粒米、短粒米などの米種の違いに関係なく鍋内全体のご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる炊飯器を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、米と水を入れる鍋を鍋加熱手段により加熱して鍋の温度を鍋温度検知手段により検知し、長粒米、短粒米などの米の種類を選択する米種選択手段の出力を受けて、複数の炊飯のシーケンスを記憶する工程記憶手段の記憶内容より決定した任意の炊飯シーケンスに従って、炊飯制御手段により鍋温度検知手段の出力により鍋加熱手段を駆動制御するよう構成し、炊飯制御手段は、米種選択手段で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の温度が低くなるようにして炊飯を行い、沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加える構成としたものである。
これによって、米種選択手段により米種を選択することで、長粒米、短粒米などの米種の違いに関係なく鍋内全体のご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
本発明の炊飯器は、米種選択手段により米種を選択することで、長粒米、短粒米などの米種の違いに関係なく鍋内全体のご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
第1の発明は、米と水を入れる鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、長粒米、短粒米などの米の種類を選択する米種選択手段と、複数の炊飯のシーケンスを記憶する工程記憶手段と、前記米種選択手段の出力を受けて前記工程記憶手段の記憶内容より決定した任意の炊飯シーケンスに従って前記鍋温度検知手段の出力により前記鍋加熱手段を駆動制御する炊飯制御手段とを備え、前記炊飯制御手段は、前記米種選択手段で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の温度が低くなるようにして炊飯を行い、沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加える構成としたものであり、米種選択手段により米種を選択すれば、長粒米時には、浸漬工程の温度を低くなるようにして炊飯を行い、さらに沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加えることができる。これによって、浸漬工程では、温度を上げすぎないことで必要以上の吸水を抑えることができ、また、沸騰維持工程では、加熱量を多くすることで米の吸水と水の蒸発による鍋上層部の水分量不足をおきにくくし、ご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、炊飯制御手段は、米種選択手段で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の時間が短くなるようにして炊飯を行うようにしたものであり、米種選択手段により米種を選択すれば、長粒米時には、浸漬工程の時間を短く温度が低くなるようにして炊飯を行い、さらに沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加えることができる。これによって、浸漬工程では温度を上げすぎず適正な時間で浸漬することで必要以上の吸水を抑えることができる。また、沸騰維持工程では、加熱量を多くすることで米の吸水と水の蒸発による鍋上層部の水分量不足をおきにくくし、ご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
第3の発明は、上記第1の発明において、米と水を含む鍋の重量を検知する重量検知手段を備え、炊飯制御手段は、前記重量検知手段と鍋温度検知手段の出力により鍋加熱手段を駆動制御し、米種選択手段で米の種類に長粒米を選択されたとき、前記重量検知手段によって検知された重量に基づき浸漬工程の時間と温度とを変更するようにしたものであり、米種選択手段により米種を選択すれば、長粒米時には、重量検知手段により炊飯開始時点での鍋内の米と水の量が判ることで熱を加えることなく、浸漬工程での時間と温度とを容量に応じて変更することができる。また、沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加えることができる。これによって浸漬工程では、炊飯容量に応じて温度と時間を上げすぎないことで必要以上の吸水を抑えることができる。また、沸騰維持工程では加熱量を多くすることで米の吸水と水の蒸発による鍋上層部の水分量不足をおきにくくし、ご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
第4の発明は、上記第1の発明において、ご飯のできあがり時間を設定できる予約設定手段を備え、炊飯制御手段は、前記予約設定手段で設定された時間が所定の時間を越えていた場合、浸漬時間を短縮するようにしたものであり、米種選択手段により米種を選択し予約設定手段によって予約炊飯を行えば、長粒米時には、浸漬工程での時間を短く温度は低くなるようにして炊飯を行い、さらに沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加えることができる。これによって浸漬工程では、温度と時間を上げすぎないことで必要以上の吸水を抑えることができる。また、沸騰維持工程では加熱量を多くすることで米の吸水と水の蒸発による鍋上層部の水分量不足をおきにくくし、ご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図、図2は同炊飯器の断面図である。
図1および図2に示すように、鍋1は米と水を入れるもので、この鍋1を鍋加熱手段2により底面から加熱するようにしている。鍋温度検知手段3は鍋1の底面に接触して鍋1の温度を検知する。米種選択手段6は、長粒米、短粒米などの米の種類を選択するもので、工程記憶手段5は複数の炊飯シーケンスを記憶している。ここで、炊飯シーケンスは、浸漬、昇温、沸騰維持、むらしの各工程で構成している。炊飯制御手段4は、米種選択手段6の出力を受けて、工程記憶手段5に記憶した複数の炊飯シーケンスの内、任意の炊飯シーケンスを決定し、決定した炊飯シーケンスにしたがって、鍋温度検知手段3の検知温度により鍋加熱手段2を駆動制御する。操作部10は米種選択手段6と炊飯制御手段4および工程記憶手段5を内蔵し、マイクロコンピュータにより制御されている。
ここで、炊飯制御手段4は、米種選択手段6で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の温度が低くなるようにして炊飯を行い、沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上にするよう構成している。
上記構成において図3を参照しながら動作を説明する。まず、ステップ40で炊飯開始前に米種選択手段6から米種を入力する。ステップ41で炊飯開始操作をされたか判定し、炊飯開始されるまでステップ40から41を繰り返す。ステップ41で炊飯開始されるとステップ42へ進み、米種に長粒米が選択されたか判定する。短粒米である場合はステップ43へ進み、短粒米である通常の炊飯シーケンスを実行し、炊飯終了するとステップ52へ移行する。
ステップ42で長粒米であると判定されるとステップ44へ進み、鍋加熱手段2により70%の加熱量を与える。ステップ45で鍋温度検知手段3により検知した温度が40℃になるまでステップ44からステップ45を繰り返す。ステップ45で鍋温度検知手段3により検知した温度が40℃になると、ステップ46で浸漬工程の時間(約15分)が経過したか判定する。浸漬工程の時間が経過するまでステップ44から46を繰り返し、鍋1内の温度を40℃に維持する。
ステップ46で浸漬工程の時間が経過して浸漬工程を終了するとステップ47へ進み、鍋加熱手段2に最大加熱量を与える。ステップ48で鍋温度検知手段3の温度勾配から鍋1内の炊飯合数を計測する。ステップ49で鍋温度検知手段3が所定の温度(93℃)に達し炊飯合数の計測が終了するまでステップ48から49で炊飯合数の計測を行う。ステップ49で炊飯合数の計測が終了するとステップ50へ進み、鍋1内を沸騰状態に保ち、炊飯合数が多い場合は多くの加熱量を設定し、長粒米に最適の加熱量(短粒米より大きい加熱量)を与える。ステップ51で鍋温度検知手段3の温度が急激に上昇し、鍋1内が炊き上がった(ドライアップした)ことを検知するまでステップ50から51で鍋1を加熱しつづける。ステップ51で炊き上がりを検知するとステップ52へ移行する。
これらのステップから、米種選択手段6により米種を選択すれば、長粒米時には、浸漬工程の温度を低くなるようにして炊飯を行い、さらに沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加えることができる。これによって、浸漬工程では、温度を上げすぎないことで必要以上の吸水を抑えることができる。また、沸騰維持工程では加熱量を多くすることで米の吸水と水の蒸発による鍋上層部の水分量不足をおきにくくし、ご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
以上のように、本実施の形態においては、炊飯制御手段4は、米種選択手段6で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の温度が低くなるようにして炊飯を行い、沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加える構成としたので、浸漬工程では、温度を上げすぎないことで必要以上の吸水を抑えることができ、また、沸騰維持工程では、加熱量を多くすることで米の吸水と水の蒸発による鍋上層部の水分量不足をおきにくくし、ご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
(実施の形態2)
図1に示す炊飯制御手段4は、米種選択手段6で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の時間が短くなるようにして炊飯を行うようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において図3を参照しながら動作を説明する。なお、ステップ40からステップ43までと、ステップ48からステップ52までの動作は上記実施の形態1の動作と同じであるので説明を省略する。
ステップ42で長粒米であると判定されるとステップ44へ進み、鍋加熱手段2により70%の加熱量を与える。ステップ45で鍋温度検知手段3により検知した温度が40℃になるまでステップ44からステップ45を繰り返す。ステップ45で鍋温度検知手段3により検知した温度が40℃になると、ステップ46で長粒米に最適な浸漬工程の時間(約8分)が経過したか判定する。この浸漬工程の時間が経過するまでステップ44から46を繰り返し、鍋1内の温度を40℃に維持する。ステップ46で浸漬工程の時間が経過し浸漬工程を終了するとステップ47へ進み鍋加熱手段2に最大加熱量を与える。
これらのステップから、米種選択手段6により米種を選択すれば、長粒米時には、浸漬工程の時間を短く温度が低くなるようにして炊飯を行い、さらに沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加えることができる。これによって浸漬工程では、温度を上げすぎず適正な時間で浸漬することで必要以上の吸水を抑えることができる。また、沸騰維持工程では加熱量を多くすることで米の吸水と水の蒸発による鍋上層部の水分量不足をおきにくくし、ご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
以上のように、本実施の形態においては、炊飯制御手段4は、米種選択手段6で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の時間が短くなるようにして炊飯を行うようにしたので、浸漬工程では温度を上げすぎず適正な時間で浸漬することで必要以上の吸水を抑えることができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3の炊飯器のブロック図である。
図4に示すように、重量検知手段7は、米と水を含む鍋1の重量を検知するもので、炊飯制御手段4は、重量検知手段7と鍋温度検知手段3の出力により鍋加熱手段2を駆動制御し、米種選択手段6で米の種類に長粒米を選択されたとき、重量検知手段7によって検知された重量に基づき浸漬工程の時間と温度とを変更するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において図5を参照しながら動作を説明する。まず、ステップ60で炊飯開始前に米種選択手段6から米種を入力する。ステップ61で炊飯開始操作をされたか判定し、炊飯開始されるまでステップ60から61を繰り返す。ステップ61で炊飯開始されるとステップ62へ進み、米種に長粒米が選択されたか判定する。短粒米である場合はステップ63へ進み、短粒米である通常の炊飯シーケンスを実行し、炊飯終了するとステップ75へ移行する。
ステップ62で長粒米であると判定されるとステップ64へ進み、重量検知手段7により鍋1内の米と水の重量を測定した結果を判定し、鍋1内の米と水の重量が少量である場合はステップ65へ進む。鍋1内の重量が通常以上の場合はステップ68へ進む。ステップ65で鍋加熱手段2により60%の加熱量を与える。ステップ66で鍋温度検知手段3により検知した温度が40℃になるまでステップ65からステップ66を繰り返す。ステップ66で鍋温度検知手段3により検知した温度が40℃になるとステップ67で浸漬工程の時間(約10分)が経過したか判定する。浸漬工程の時間が経過するまでステップ65から67を繰り返し、鍋1内の温度を40℃に維持する。
一方、ステップ68で鍋加熱手段2により70%の加熱量を与える。ステップ69で鍋温度検知手段3により検知した温度が43℃になるまでステップ68からステップ69を繰り返す。ステップ69で鍋温度検知手段3により検知した温度が43℃になるとステップ70で浸漬工程の時間(約18分)が経過したか判定する。浸漬工程の時間が経過するまでステップ68から70を繰り返し、鍋1内の温度を43℃に維持する。
ステップ67および70で浸漬工程の時間が終了したならステップ71へ進み鍋加熱手段2に最大加熱量を与える。ステップ72で鍋温度検知手段3の温度勾配から鍋1内の炊飯合数を計測する。ステップ72で鍋温度検知手段3が所定の温度(93℃)に達し炊飯合数の計測が終了するまでステップ71から72で炊飯合数の計測を行う。
ステップ72で炊飯合数の計測が終了するとステップ73へ進み鍋1内を沸騰状態に保ち、炊飯合数が多い場合は多くの加熱量を設定し、長粒米に最適の加熱量(短粒米より大きい加熱量)を与える。ステップ74で鍋温度検知手段3の温度が急激に上昇し鍋1内が炊き上がった(ドライアップした)ことを検知するまでステップ73から74で鍋1を加熱しつづける。ステップ74で炊き上がりを検知したらステップ75へ移行する。
これらのステップから、米種選択手段6により米種を選択すれば、長粒米時には、重量検知手段7により炊飯開始時点での鍋1内の米と水の量が判ることで熱を加えることなく、炊飯開始当初から浸漬工程での時間と温度とを容量に応じて変更することができる。また、沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加えることができる。これによって浸漬工程では、炊飯容量に応じて温度と時間を上げすぎないことで必要以上の吸水を抑えることができる。また、沸騰維持工程では加熱量を多くすることで米の吸水と水の蒸発による鍋上層部の水分量不足をおきにくくし、ご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
以上のように、本実施の形態においては、炊飯制御手段4は、重量検知手段7と鍋温度検知手段3の出力により鍋加熱手段2を駆動制御し、米種選択手段6で米の種類に長粒米を選択されたとき、重量検知手段7によって検知された重量に基づき浸漬工程の時間と温度とを変更するようにしたので、長粒米時には、重量検知手段7により炊飯開始時点での鍋1内の米と水の量が判ることで熱を加えることなく、浸漬工程での時間と温度とを容量に応じて変更することができ、これによって浸漬工程では、炊飯容量に応じて温度と時間を上げすぎないことで必要以上の吸水を抑えることができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4の炊飯器のブロック図である。
図6に示すように、予約設定手段8は、ご飯のできあがり時間を設定できるもので、炊飯制御手段4は、予約設定手段8で設定された時間が所定の時間を越えていた場合、浸漬時間を短縮するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において図7を参照しながら動作を説明する。まず、ステップ80で予約設定手段8による予約時刻(ご飯のできあがり時刻)の入力受付をする。つぎに、ステップ81で炊飯開始前に米種選択手段6から米種を入力する。ステップ82で予約設定がされたかどうか判定し、予約設定されてないならばステップ83へ進む。ステップ83で炊飯開始操作をされたか判定し、炊飯開始されるか予約炊飯がされるまでステップ80から83を繰り返す。ステップ83で炊飯開始されるとステップ84へ進み炊飯モードに移行する。
ステップ82で予約炊飯が開始されるとステップ85で炊飯開始時刻(現在の時刻と入力された予約時刻から換算する)に到達するまで待機する。ステップ85で炊飯開始時刻に到達するとステップ86へ進み、米種に長粒米が選択されたか判定する。短粒米である場合はステップ87へ進み、短粒米である通常の炊飯シーケンスを実行し、炊飯終了するとステップ96へ移行する。
ステップ86で長粒米であると判定されるとステップ88へ進み、鍋加熱手段2により60%の加熱量を与える。ステップ89で鍋温度検知手段3により検知した温度が40℃になるまでステップ88からステップ89を繰り返す。ステップ89で鍋温度検知手段3により検知した温度が40℃になるとステップ90で予約待機時間が2時間を超えていた場合は浸漬工程の時間を4分、2時間未満の時は10分とし、その時間が経過したか判定する。浸漬工程の時間が経過するまでステップ88から90を繰り返し、鍋1内の温度を40℃に維持する。ステップ90で浸漬工程の時間が終了するとステップ91へ進み、鍋加熱手段2に最大加熱量を与え炊飯を実行する。
これらのステップから、米種選択手段6により米種を選択し予約設定手段8によって予約炊飯を行えば、長粒米時には、予約時間によって浸漬工程での時間をさらに短く設定でき、温度は低くなるようにして炊飯を行い、沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加えることができる。これによって予約をして炊飯する場合などの吸水が起きやすい状況でも、浸漬工程では、温度と時間を上げすぎないことで必要以上の吸水を抑えることができる。また、沸騰維持工程では加熱量を多くすることで米の吸水と水の蒸発による鍋上層部の水分量不足をおきにくくし、ご飯の炊きむらを抑えて炊くことができる。
以上のように、本実施の形態においては、炊飯制御手段4は、予約設定手段8で設定された時間が所定の時間を越えていた場合、浸漬時間を短縮するようにしたので、長粒米時には、浸漬工程での時間を短く、温度は低くなるようにして炊飯を行い、これによって、浸漬工程では、温度と時間を上げすぎないことで必要以上の吸水を抑えることができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、米種選択手段により米種を選択することで、長粒米、短粒米などの米種の違いに関係なく鍋内全体のご飯の炊きむらを抑えて炊くことができるので、米に吸水させる浸漬工程と米を炊き上げ水を蒸発させる沸騰維持工程とを有する炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図 同炊飯器の断面図 同炊飯器の要部動作フローチャート 本発明の実施の形態3における炊飯器のブロック図 同炊飯器の要部動作フローチャート 本発明の実施の形態4における炊飯器のブロック図 同炊飯器の要部動作フローチャート 従来の炊飯器のシステム構成図
符号の説明
1 鍋
2 鍋加熱手段
3 鍋温度検知手段
4 炊飯制御手段
5 工程記憶手段
6 米種選択手段

Claims (4)

  1. 米と水を入れる鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、長粒米、短粒米などの米の種類を選択する米種選択手段と、複数の炊飯のシーケンスを記憶する工程記憶手段と、前記米種選択手段の出力を受けて前記工程記憶手段の記憶内容より決定した任意の炊飯シーケンスに従って前記鍋温度検知手段の出力により前記鍋加熱手段を駆動制御する炊飯制御手段とを備え、前記炊飯制御手段は、前記米種選択手段で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の温度が低くなるようにして炊飯を行い、沸騰維持工程の加熱量を短粒米炊飯時に比べ同等以上に加える構成とした炊飯器。
  2. 炊飯制御手段は、米種選択手段で米の種類に長粒米を選択されたとき、炊飯シーケンスの浸漬工程の時間が短くなるようにして炊飯を行うようにした請求項1記載の炊飯器。
  3. 米と水を含む鍋の重量を検知する重量検知手段を備え、炊飯制御手段は、前記重量検知手段と鍋温度検知手段の出力により鍋加熱手段を駆動制御し、米種選択手段で米の種類に長粒米を選択されたとき、前記重量検知手段によって検知された重量に基づき浸漬工程の時間と温度とを変更するようにした請求項1記載の炊飯器。
  4. ご飯のできあがり時間を設定できる予約設定手段を備え、炊飯制御手段は、前記予約設定手段で設定された時間が所定の時間を越えていた場合、浸漬時間を短縮するようにした請求項1記載の炊飯器。
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