JP2005168343A - スピニングリールのオシレーティング機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オシレーティング機構において、体感重量を軽減するとともにリール本体下部の薄型化を図ることができるようにする。
【解決手段】 オシレーティング機構は、ハンドルの回転に連動してスプールを前後移動させる機構であって、駆動ギア15と、カムギア17と、スライダ部18と、ガイド部19とを備えている。駆動ギアは、マスターギア11が装着されたマスターギア軸11aにマスターギアと間隔を隔てて設けられたギアである。カムギアは、側面にカムピン17bを有し、マスターギア軸より釣り竿装着側に配置されかつマスターギア軸と実質的に平行な軸回りに回転自在にリールボディに装着され駆動ギアに連動して回転するギアである。スライダ部は、カムギアのカムピンに係合するカム受け部18aを有し、スプール軸の後端部に前後移動不能に装着されたものである。ガイド部は、リールボディに設けられ、スライダ部を前後移動自在に案内するものである。
【選択図】 図5

Description

本発明は、オシレーティング機構、特に、釣り竿に装着されるスピニングリールのリール本体に回転自在に装着されたロータにより釣り糸が巻き付けられるスプールをスプール軸を介してハンドルの回転に連動して前後往復移動させるスピニングリールのオシレーティング機構に関する。
スピニングリールには、ハンドルの回転に連動してスプールを前後移動させるためにオシレーティング機構が設けられている。オシレーティング機構には、回転カムによりスライダを移動させる減速ギア方式と、スプール軸と平行に配置された螺軸によりスライダを移動させるトラバースカム方式とが知られている。
従来の減速ギア方式のオシレーティング機構は、ハンドルが装着されるマスターギア軸に一体形成された駆動ギアと、カム部を有し駆動ギアに噛み合うカムギア部と、カム部に係合するカム受け部を有し、スプール軸の後端部に回転不能に装着されたスライダ部とを備えている。カムギア部は、駆動ギアの後方かつ下方(釣り竿装着側と逆側)に配置されリール本体に回転自在に支持されている。スライダ部は、リール本体に前後移動自在に支持されている(たとえば、特許文献1参照)。
このように構成されたオシレーティング機構では、ハンドルの回転が駆動ギアを介してカムギア部に伝達され、カムギア部の回転によりスライダ部が前後に移動してスプール軸を介してスプールが前後に往復移動する。
特開2000−175599号公報
前記従来の構成では、カムギア部が駆動ギアの下後方に配置されているので、リール全体の重心が全体的に釣り竿から離れた位置に配置される。このため、キャスティング時に感じる体感重量が重くなる。また、リール本体の下部の厚みが厚くなり、コンパクトなリール本体を実現しにくい。
本発明の課題は、減速ギア方式のオシレーティング機構において、体感重量を軽減するとともにリール本体下部の薄型化を図ることができるようにすることにある。
発明1に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、釣り竿に装着されるスピニングリールのリール本体に回転自在に装着されたロータにより釣り糸が巻き付けられるスプールをスプール軸を介してハンドルの回転に連動して前後移動させる機構であって、駆動ギアと、カムギア部と、スライダ部と、ガイド部とを備えている。駆動ギアは、ロータをハンドルの回転に連動して回転させるためのマスターギアが装着されたマスターギア軸にマスターギアと間隔を隔てて設けられたギアである。カムギア部は、側面にカム部を有し、マスターギア軸より釣り竿装着側に配置されかつマスターギア軸と実質的に平行な第1軸回りに回転自在にリール本体に装着され駆動ギアに連動して回転するギアである。スライダ部は、カムギア部のカム部に係合するカム受け部を有し、スプール軸の後端部に少なくとも前後移動不能に装着されたものである。ガイド部は、リール本体に設けられ、スライダ部を前後移動自在に案内するものである。
このオシレーティング機構では、ハンドルが回転すると、駆動ギアが回転しそれに連動してカムギア部が回転する。カムギア部が回転するとカム部とカム受け部との係合によりスライダ部が前後に往復移動しスプールがスプール軸を介して前後に往復移動する。ここでは、駆動ギアが設けられたマスターギア軸より釣り竿装着側にカムギア部を配置したので、カムギア部の位置が釣り竿に近づくことになる。このため、従来より重心が釣り竿装着側に移動し、体感荷重が軽減する。また、カムギア部が釣り竿装着側に配置されるので、逆側、つまりリール本体下部の薄型化を図ることができる。
発明2に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、発明1に記載の機構において、駆動ギアに噛み合い駆動ギアより歯数が多い第1ギアと、第1ギアと同芯に配置され、カムギア部より歯数が少なくカムギア部と噛み合う第2ギアとを有し、マスターギア軸と実質的に平行な第2軸回りに回転自在にリール本体に装着された中間ギア部をさらに備える。この場合には、駆動ギアと第1ギア及び第2ギアとカムギア部との間でそれぞれ減速できるので、ロータの回転に対してスプールの前後移動速度を遅くすることができ、減速ギア方式のオシレーティング機構において釣り糸をスプールに密に巻き付けできる。
発明3に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、発明2に記載のリールにおいて、第2軸は、第1軸より釣り竿装着側に配置されている。この場合には、段付きギア部がカムギア部より釣り竿装着側に配置されるので、段付きギア部を設けても体感荷重がそれほど増加しないとともに、リール本体下部の薄型化を図ることができる。
発明4に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、発明2又は3に記載の機構において、駆動ギア及び第1ギアは円形ギアであり、第2ギア及びカムギア部は非円形ギアである。この場合には、非円形ギアを用いることにより、第2ギアの等速回転をカムギア部の不等速回転に変換することができ、スライダ部を等速直線運動に近づけることができる。
発明5に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、発明1から4のいずれかに記載の機構において、カム受け部は、スプール軸より釣り竿装着側に配置されている。この場合には、カム受け部がスプール軸より上方に配置されるので、マスターギアと駆動ギアとの間にスライダ部を配置することができ、リール全体の厚みを薄くすることができる。
発明6に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、発明1から5のいずれかに記載の機構において、カム受け部は、スプール軸よりマスターギア側に配置されている。この場合には、カム受け部がスプール軸よりマスターギア側に配置されているので、スプールとマスターギアとの間にスライダ部を配置することができ、リール全体の厚みを薄くすることができる。
発明7に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、発明1から6のいずれかに記載の機構において、ガイド部は、スプール軸と実質的に平行に配置され、スライダ部の釣り竿装着側とその逆側とでスライダ部を案内する2本のガイド軸を有する。カム溝が上下に直線的に形成されている場合に比べてストロークを大きくすることができるこの場合には、スライダ部が2本のガイド軸により案内されるので、スライダ部がスムーズに前後移動できる。
発明8に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、発明1から7のいずれかに記載の機構において、カム部は、スライダ部に向けて突出するカムピンを有し、カム受け部は、前記カムピンに係合し、釣り竿装着側の第1端部が逆側の第2端部より前方に位置する直線的に斜めに形成されたカム溝を有する。この場合には、スライダ部が前方に移動してマスターギア軸に接近したとき、マスターギア軸をかわしやすくなるので、リール全体の前後長さを短くすることができるとともに、スライダ部のストロークをカムピンの回転直径より大きくすることができる。
発明9に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、発明1から7のいずれかに記載の機構において、カム部は、スライダ部に向けて突出するカムピンを有し、カム受け部は、カムピンに係合し、釣り竿装着側の第1端部が逆側の第2端部より前方に位置し、かつ第1端部から前方に凸に湾曲して形成された湾曲部と、湾曲部から後方に向かって直線的に斜めに形成された第1直線部と、第1直線部から第2端部に向けて直線的に延びる第2直線部とを含むカム溝を有する。この場合には、スライダ部が前方に移動してマスターギア軸に接近したとき、マスターギア軸をかわしやすくなるので、リール全体の前後長さを短くでき、かつ湾曲部によりスプールの前進時又は後退時の駆動ギアの等速回転をカムギア部の不等速回転にすることができ、スライダ部を等速回転に近づけることができる。
本発明によれば、駆動ギアが設けられたマスターギア軸より釣り竿装着側にカムギア部を配置したので、カムギア部の位置が釣り竿に近づくことになる。このため、従来のものより重心が釣り竿装着側に移動し、体感荷重が軽減する。また、カムギア部が釣り竿装着側に配置されるので、逆側、つまりリール本体下部の薄型化を図ることができる。
〔全体構成〕
図1において、本発明の第1実施形態が採用されたスピニングリールは、釣り竿の長手方向に沿う軸芯X回りに釣り糸を巻き取るフロントドラグ型のリールである。スピニングリールは、ハンドル1を備えたリール本体2と、リール本体2の前部に軸芯X回りに回転自在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部に配置された釣り糸を巻き取るスプール4とを備えている。
リール本体2は、例えば金属製又は合成樹脂製である。リール本体2は、図1及び図2に示すように釣り竿に装着される前後に長い装着部2cと、装着部2cと間隔を隔てて配置されたリールボディ2a(図2)と、装着部2cとリールボディ2aとを連結する脚部2bとを有している。リールボディ2aは、内部に機構装着空間を有しており、その側部は開口している。この開口部分は蓋部材2dにより覆われている。
リールボディ2aの内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構5と、スプール4をハンドル1の回転に連動して前後に往復移動させるオシレーティング機構6とが設けられている。
ロータ3は例えば合成樹脂又は金属製であり、リール本体2に回転自在に支持されている。ロータ3は、円筒部3aと、円筒部3aの側方に互いに対向して設けられた第1アーム部3b及び第2アーム部3cとを有している。また、円筒部3aの前壁3dの中央部には貫通孔3eを有するボス部3fが形成されている。この貫通孔3eにスプール軸8及びピニオンギア12(後述)が貫通している。第1アーム部3bの先端と第2アーム部3cの先端部とには、ベールアーム9が糸巻取姿勢と糸開放姿勢との間で揺動自在に設けられている。このベールアーム9により釣り糸がスプール4に案内される。
ベールアーム9は、第1及び第2ベール支持部材40,41とそれらを連結するベール43とを有している。第1及び第2ベール支持部材40,41は、第1及び第2アーム部3b,3cの先端にそれぞれ揺動自在に装着されている。
ベールアーム9は、第1アーム部3bに装着されたベール反転機構7によりロータの糸巻取方向の回転に連動して糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻るようになっている。ベール反転機構7は、第1アーム部3bの収納空間48内に配置されている。ベール反転機構7は、ベールアーム9を糸開放姿勢から糸巻取姿勢にロータ3の回転に連動して復帰させるとともに、両姿勢でその状態を保持するために設けられている。また、ベール反転機構7は、糸開放姿勢にベールアーム9が配置されているとき、ロータ3の回転を制動する機能も有している。
ベール反転機構7は、図2〜図4に示すように、収納空間48内で第1アーム部3bに揺動自在に装着されたトグルばね機構50と、収納空間48内に略前後移動自在に装着された移動部材51と、移動部材51に接触可能にリールボディ2aの前端面に着脱自在に装着された切換部材52(図3)と、ロータ3を制動するための制動部材65とを有している。
トグルばね機構50は、ベールアーム9を糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに振り分けて付勢するものである。移動部材51は、先端が第1ベール支持部材41に係止されており後端がリールボディ2aの前部に対向して配置された棒状部材であり、ベールアーム9の揺動に応じて前後に移動する。具体的には、移動部材51は、ベールアーム9が糸巻取姿勢にあるとき、後端部が切換部材52に接触不能かつ制動部材65に接触不能な前進位置に配置され、糸開放姿勢にあるとき、後端部が切換部材52に接触可能かつ制動部材65に接触した状態に配置される。この移動部材51が切換部材52に接触して後退位置から前進位置へ移動することにより、ベールアーム9が糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻る。
切換部材52は、たとえばポリアミド系合成樹脂やポリアセタールなどの合成樹脂製の部材であり、図3及び図4に示すように、リールボディ2aの前部に形成された装着ボス2hに着脱自在にねじ止めされている。切換部材52は、2つの傾斜面60a,60bを有する山形のカム部60と、カム部60から中心側に延びるアーチ部61と、装着ボス2hにねじ止めされる円筒形状の取付部62とを有している。傾斜面60aは、図4に矢印で示すロータ3の糸巻取回転方向の下流側が上流側によりロータ3に向けて前方に突出する傾斜面である。傾斜面60bは、傾斜面60aの突出部分から糸巻取回転方向下流側に向けて突出量が減少する傾斜面である。傾斜面60a,60bの最も突出した突出端の突出量は、傾斜面60aに後端部が接触した移動部材51がベールアーム9を糸巻取姿勢に向けて押圧したときにトグルばね機構50の死点を超えるように設定されている。なお、カム部60のリールボディ2aと接触する底面には、リールボディ2aの前面に突出して形成された位置決め突起2iに嵌合する凹部が形成されており、ビス止めされた切換部材52が位置決め及び回り止めされるように構成されている。
アーチ部61は、リールボディ2aの前面との間に制動部材65が通過可能に切り欠かれた形状を有している。取付部62は、円筒形状の部材であり、ビスによりリールボディ2aの装着ボス2hに固定される。
制動部材65は、ベールアーム9が糸開放姿勢にあるとき、ロータ3の回転を制動するために設けられている。制動部材65は、合成ゴムからなる弾性体製のリング状の部材である。制動部材65の外周面には、切換部材52を回避する部分を除いて平坦な円周面で構成された制動面65aが形成されている。制動部材65は、断面がD字状のリールボディ2aの前部に装着されている。したがって、制動部材65は、正面視D字状に装着されている。この制動部材65の直線部は、図4に示すように、切換部材52のアーチ部61の後部を後方に湾曲しながら迂回している。このように制動部材65を湾曲させながら切換部材52の後方で内周側に迂回させることにより、制限された空間を有効利用して制動部材65を配置できる。
制動部材65の制動面65aの先端端縁には、導入面65bが制動面65aと連続して形成されている。導入面65bは、糸開放姿勢への揺動に連動した移動部材51の移動方向上流側が下流側より遠ざかるように形成されており、本実施形態では、制動面65aと連続して丸みをおびたアール面で形成されている。このように制動面65aに連続して傾斜した導入面65bを形成すると、移動部材51が制動部材65に接触するとき、移動部材51の丸みを帯びた後端部が制動部材65の導入面65bを経て制動面65aに滑らかに接触する。このため、ベールアーム9の姿勢の切り換えがスムーズになる。
スプール4は、図2に示すように、たとえば金属製又は合成樹脂製の部材であり、ロータ3の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置されている。スプール4は、軸芯Xに沿って前後に配置されたスプール軸8の先端にドラグ機構53を介して回転自在に装着されている。スプール4は、釣り糸が巻き付けられる筒状の糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後端部に一体成形された大径筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端部に一体形成された大径の前フランジ部4cとを有している。
ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定されたハンドル軸10とともに回転するマスターギア軸11aを有するマスターギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。マスターギア軸11aは、リール本体2に回転自在に支持されている。ピニオンギア12は筒状に形成されており、中心をスプール軸8が貫通している。ピニオンギア12の前部12aはロータ3の貫通孔3eを貫通してスプール4側に延びている。この前部12aで、ロータ3はナット13によりピニオンギア12に回転不能に固定されている。ピニオンギア12は、前部と中間部とで軸受14a,14bによりリール本体2に回転自在に支持されている。ナット13は、リテーナ36により緩み止めされている。リテーナ36は前壁3dに形成されたねじ孔にねじ止めされたビスにより固定されている。
〔オシレーティング機構の構成〕
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部に固定されたスプール軸8を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、マスターギア軸11aに設けられた駆動ギア15と、駆動ギア15に噛み合う中間ギア部16と、中間ギア部16を介して駆動ギア15に連動して回転するカムギア部17と、カムギア部17に係合してスプール軸8の後端に回転不能かつ移動不能に固定されカムギア部17に係合して前後移動するスライダ部18と、リールボディ2aに設けられ、スライダ部18を前後移動自在に案内するガイド部19とを有している。
駆動ギア15は、図5及び図6に示すように、たとえば歯数が14の平歯車又ははす歯歯車等の円形ギアであり、マスターギア軸11aにマスターギア11と間隔を隔てて一体に設けられている。なお、駆動ギア15をマスターギア軸11aと別体で設けてもよい。
中間ギア部16は、円板状の部材であり、マスターギア軸11aと平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。具体的には、図6に示すように、リールボディ2aの後部内壁面にマスターギア軸11aと平行に突出して形成された装着軸2fに回転自在に装着されている。装着軸2fは、図5に示すように、マスターギア軸11aより後方(図5において右方)かつ装着部2cに接近する側(図5において上方)に配置されている。中間ギア部16は、駆動ギア15に噛み合う第1ギア16aと、第1ギア16aと同芯に配置された第2ギア16bとを有している。第1ギア16aは、駆動ギア15より歯数が多くたとえば歯数が22の平歯車又ははす歯歯車等の円形ギアである。第2ギア16bは、たとえば歯数が12の2葉の楕円ギア等の非円形ギアである。第1ギア16aと第2ギア16bは、一体形成されていてもよく、また別体で形成されていてもよい。また、間隔を隔てて配置されてもよく密着されてもよい。なお、図5において、第2ギア16bの側面に描かれた2つのマーク16cは、最大歯先円直径の位置を示している。
カムギア部17は、円板状の部材であり、中間ギア部16と平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。具体的には、図6に示すように、リールボディ2aの後部内壁面にマスターギア軸11aと平行に突出して形成された装着軸2gに回転自在に装着されている。装着軸2gは、図5に示すように、装着軸2fより後方、装着軸2fより装着部2cから離反する側、かつマスターギア軸11aより装着部2cに接近する側(図5において上方)に配置されている。この結果、上下方向における位置関係では、マスターギア軸11aと装着軸2fとの間に装着軸2gが配置されている。また前後方向の位置関係では、マスターギア軸11aと装着軸2gとの間に装着軸2fが配置されている。
カムギア部17は、外周部に形成されたギア部17aとマスターギア軸11aと平行な軸方向に突出して設けられた円柱状のカムピン17bとを有している。ギア部17aは、第2ギア16bより歯数が多い、たとえば歯数が24の4葉の非円形ギアである。ギア部17aは、最大歯先円直径の歯が第2ギア16bの最小歯先円直径の歯と噛み合うように配置されている。なお、図5において、カムギア部17の側面に描かれた4つのマーク17cは、最小歯先円直径の位置を示している。したがって、2つのマーク16c,17cが合うように2つのギア16b,17aを噛み合わせて組み込めば正規の噛み合いが保証され組み立て作業が容易になる。
スライダ部18は、カムピン17bに係合する貫通する溝状に形成されカムピン17bが係合するカム受け部18aを有し、リールボディ2aにスプール軸方向に往復移動自在に支持されている。カム受け部18aは、スプール軸8より装着部2cに接近する側かつマスターギア11に接近する側に配置されている。スライダ部18には、スプール軸8の後端部8aがスライダ部18の下部にねじ込まれた皿ねじ21により回転不能かつ前後移動不能に装着されている。スプール軸8のスライダ部18に固定される後端部8aは、他の部分より小径に形成されている。このため、スライダ部18のスプール軸8取付部分を小型化でき、スライダ部18が後退端に位置したときにリールボディ2aとの干渉を最小限に抑えることができる。したがって、リールボディ2a後端部のデザイン形状の自由度を高くすることができる。
カム受け部18aは、図5に示すように、カムピン17bに係合し、釣り竿装着側の第1端部Q1が逆側の第2端部Q2より前方に位置し、かつ第1端部Q1から前方に凸に湾曲して形成された湾曲部18bと、湾曲部18bから後方に向かって直線的に斜めに形成された第1直線部18cと、第1直線部18cから第2端部Q2に向けて直線的に延びる第2直線部18dとを含むカム溝を有している。
ガイド部19は、リールボディ2aに上下に間隔を隔てて平行に配置された2本のガイド軸19a,19bにより、スプール軸に沿った前後方向に案内されている。
ここでは、駆動ギア15が設けられたマスターギア軸11aより釣り竿装着側にカムギア部17を配置したので、カムギア部17の位置が釣り竿に近づくことになる。このため、従来のものより重心が釣り竿装着側に移動し、体感荷重が軽減する。また、カムギア部17が釣り竿装着側に配置されるので、逆側、つまりリール本体2の下部の薄型化を図ることができる。
〔リールの操作及び動作〕
キャスティング時には、釣り糸を人差し指で引っ掛けた状態でベールアーム9を糸開放姿勢側に倒してキャスティングを行う。
釣り糸巻き取り時には、ベールアーム9を糸巻き取り姿勢側に倒す。この状態でハンドル1を糸巻き取り方向に回転させると、この回転力はハンドル軸10及びマスターギア11を介してピニオンギア12に伝達される。このピニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア12の前部12aを介してロータ3に伝達される。
一方、マスターギア11の回転に伴い駆動ギア15に噛み合う第1ギア16aにより中間ギア部16が回転し、第2ギア16bとギア部17aとの噛み合いによりカムギア部17が回転し、この回転がカムピン17bによりスライダ部18に伝達される。この結果、スライダ部18がスプール軸8の軸芯Xに沿って前後に往復移動する。
このときの駆動ギア15と第1ギア16aとの間で減速されるとともに、第2ギア16bとギア部17aとの間でも減速され、ハンドル1の回転が大きく減速されてカムギア部17の回転が従来に比べて遅くなる。このため、スプール4の往復移動速度が遅くなり、スプール4に釣り糸を密に巻き付けできる。また、第2ギア16bとギア部17aとは非円形ギアであるので、等速円運動を不等速円運動に変換できる。このため、スプール4の前後移動速度の変動による糸巻形状の乱れを円形ギアを使用する場合に比べて抑えることができる。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、中間ギア部を用いてハンドル1の回転を大きく減速しているが、中間ギア部を用いないオシレーティング機構にも本発明を適用できる。
図7において、オシレーティング機構106は、マスターギア軸11aに設けられた駆動ギア15と、カムギア部117と、スライダ部118と、ガイド部19とを備えている。駆動ギア15はカムギア部117のギア部117aに直接噛み合っている。カムギア部117はマスターギア軸11aの後方かつ釣り竿装着側に配置されている。また、スライダ部118のカム受け部118aは、装着部2c側の第1端部Q1が逆側の第2端部Q2より前方に位置する直線的に斜め右下がりに形成されたカム溝を有している。また、駆動ギア15及びギア部117aはともに非円形ギアではなく円形ギアを用いている。その他の構成は前記実施形態と同様なため説明を省略する。
(b)前記実施形態では、フロントドラグ式のを例に説明したが本発明はこれに限定されない。たとえば、スピニングリールレバーブレーキ式のスピニングリールやリアドラグ式のスピニングリールやクローズドフェイス形のスピニングリールなど全てのスピニングリールの減速カム式のオシレーティング機構に本密命を適用できる。なお、リアドラグ式のスピニングリールの場合、スライダにはスプール軸が回転自在かつ軸方向移動不能に装着される。
(c)前記実施形態では、非円形ギアの葉数を2葉及び4葉の場合を例に説明したが、非円形ギアの葉数は4,5,6葉などの複数葉であればどのような葉数でもよい。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの側面図。 その側面断面図。 そのベール反転機構の拡大断面図。 図3のIV−IV断面図。 オシレーティング機構の断面拡大図。 その横断面図。 他の実施形態の図5に相当する図。
符号の説明
1 ハンドル
2 リール本体
2f,2g 装着軸
3 ロータ
4 スプール
6 オシレーティング機構
8 スプール軸
11 マスターギア
11a マスターギア軸
15 駆動ギア
16 中間ギア部
16a 第1ギア
16b 第2ギア
17,117 カムギア部
17a,117a ギア部
17b,117b カムピン
18,118 スライダ部
18a,118a カム受け部
19 ガイド部
19a,19b ガイド軸

Claims (9)

  1. 釣り竿に装着されるスピニングリールのリール本体に回転自在に装着されたロータにより釣り糸が巻き付けられるスプールをスプール軸を介してハンドルの回転に連動して前後往復移動させるスピニングリールのオシレーティング機構であって、
    前記ローをハンドルの回転に連動して回転させるためのマスターギアが装着されたマスターギア軸に前記マスターギアと間隔を隔てて設けられた駆動ギアと、
    側面にカム部を有し、前記マスターギア軸より前記釣り竿装着側に配置されかつ前記マスターギア軸と実質的に平行な第1軸回りに回転自在に前記リール本体に装着され前記駆動ギアに連動して回転するカムギアと、
    前記カムギアのカム部に係合するカム受け部を有し、前記スプール軸の後端部に少なくとも前後移動不能に装着されたスライダ部と、
    前記リール本体に設けられ、前記スライダ部を前後移動自在に案内するガイド部と、
    を備えたスピニングリールのオシレーティング機構。
  2. 前記駆動ギアに噛み合い前記駆動ギアより歯数が多い第1ギアと、前記第1ギアと同芯に配置され、前記カムギアより歯数が少なく前記カムギアと噛み合う第2ギアとを有し、前記マスターギア軸と実質的に平行な第2軸回りに回転自在に前記リール本体に装着された中間ギア部をさらに備える、請求項1に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  3. 前記第2軸は、前記第1軸より前記釣り竿装着側に配置されている、請求項2に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  4. 前記駆動ギア及び第1ギアは円形ギアであり、前記第2ギア及びカムギアは非円形ギアである、請求項2又は3に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  5. 前記カム受け部は、前記スプール軸より釣り竿装着側に配置されている、請求項1から4のいずれかに記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  6. 前記カム受け部は、前記スプール軸より前記マスターギア側に配置されている、請求項1から5のいずれかに記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  7. 前記ガイド部は、前記スプール軸と実質的に平行に配置され、前記スライダ部の前記釣り竿装着側とその逆側とで前記スライダ部を案内する2本のガイド軸を有する、請求項1から6のいずれかに記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  8. 前記カム部は、前記スライダ部に向けて突出するカムピンを有し、
    前記カム受け部は、前記カムピンに係合し、前記釣り竿装着側の第1端部が逆側の第2端部より前方に位置する直線的に斜めに形成されたカム溝を有する、請求項1から7のいずれかに記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  9. 前記カム部は、前記スライダ部に向けて突出するカムピンを有し、
    前記カム受け部は、前記カムピンに係合し、前記釣り竿装着側の第1端部が逆側の第2端部より前方に位置し、かつ第1端部から前方に凸に湾曲して形成された湾曲部と、前記湾曲部から後方に向かって直線的に斜めに形成された第1直線部と、前記第1直線部から前記第2端部に向けて直線的に延びる第2直線部とを含むカム溝を有する、請求項1から7のいずれかに記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
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