JP2005167025A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエハ等の基板のスリップ等の結晶欠陥の発生を抑制または防止でき、ウエハ回転数を最適化できる基板処理装置を提供する。
【解決手段】
基板200の温度を測定するための複数の温度測定用プローブ(261a、261b、261c、261d)を備え、複数の温度測定用プローブ(261a、261b、261c、261d)の少なくとも2つ(261a、261d)が基板回転の略同半径上に設けられている。
【選択図】 図6

Description

本発明は基板処理装置に関し、特に、半導体ウエハを加熱して処理する基板処理装置に関する。
図2を参照し、従来の半導体ウエハを加熱して処理する基板処理装置に使用されている温度測定用プローブ配置を説明する。
3個の温度測定用プローブ261a、261b、261cにより半導体ウエハ200の温度を測定している。3個の温度測定用プローブ261a、261b、261cは、全て異なる半径の部分の温度を測定している。
しかしながら、このような従来の基板処理装置では、ウエハ200の回転方向の温度差を監視できないことにより、ウエハ200の回転方向の温度差異常を発見できず、ウエハ200に結晶欠陥(スリップ)を発生させる欠点がある。また、回転数を最適化できない欠点がある。
従って、本発明の主な目的は、従来技術の問題点である、ウエハの回転方向の温度差を監視できないことにより、ウエハの回転方向の温度差異常を発見できないことを解決し、ウエハ等の基板のスリップ等の結晶欠陥の発生を抑制または防止でき、ウエハ回転数を最適化できる基板処理装置を提供することにある。
本発明によれば、
基板の温度を測定するための複数の温度測定手段を備え、
前記温度測定手段の少なくとも2つが基板回転の略同半径上に設けられていることを特徴とする基板処理装置が提供される。
好ましくは、基板回転の略同半径上で、前記基板の低温部と高温部の少なくとも2ヶ所に前記温度測定手段をそれぞれ設けている。
また、本発明によれば、
基板を回転させる機構と、
前記ウエハの温度を測定するための温度測定手段とを備え、
前記基板の回転数が前記基板の温度と連動していることを特徴とする基板処理装置が提供される。
また、本発明によれば、
基板を回転させる機構と、
前記基板の温度を測定するための温度測定手段とを備え、
前記基板の温度が高くなるに従って、前記基板の回転数を上げることを特徴とする基板処理装置が提供される。
本発明によれば、ウエハ等の基板のスリップ等の結晶欠陥の発生を抑制または防止でき、ウエハ回転数を最適化できる基板処理装置が提供される。
次に、図面を参照して、本発明の好ましい一実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例の基板処理装置の処理室を説明するための概略縦断面図である。
本実施例の基板処理装置の処理炉はその全体が符号202で示される。例示の態様においては、処理炉202は、半導体ウエハ等の基板200(以下、ウエハ200という。)の様々な処理工程を実行するのに適した枚葉式の処理炉である。また処理炉202は、特に半導体ウエハの熱処理に適している。こうした熱処理の例としては、半導体デバイスの処理における、半導体ウエハの熱アニール、ホウ素−リンから成るガラスの熱リフロー、高温酸化膜、低温酸化膜、高温窒化膜、ドープポリシリコン、末ドープポリシリコン、シリコンエピタキシャル、タングステン金属、又はケイ化タングステンから成る薄膜を形成するための化学蒸着が挙げられる。
処理炉202は、回転筒279に囲まれた上側ランプ207および下側ランプ223から成るヒータアッセンブリを含む。このヒータアッセンブリは、基板温度がほぼ均一になるように放射熱をウエハ200に供給する。好ましい形態においては、ヒータアッセンブリは、放射ピーク0.95ミクロンで照射し、複数の加熱ゾーンを形成し、ウエハ中心部より多くの熱を基板周辺部に加える集中的加熱プロファイルを提供する一連のタングステン−ハロゲン直線ランプ207,223等の加熱要素を、含む。
上側ランプ207および下側ランプ223にはぞれぞれ電極224が接続され、各ランプに電力を供給するとともに、各ランプの加熱具合は主制御部300に支配される加熱制御部301にて制御される。
ヒータアッセンブリは、平ギア277に機械的に接続された回転筒279内に収容されている。この回転筒279は、セラミック、グラファイト、より好ましくはシリコングラファイトで被覆したグラファイト等から成る。ヒータアッセンブリ、回転筒279は、チャンバ本体227内に収容されて真空密封され、更にチャンバ本体227のチャンバ底228の上に保持される。チャンバ本体227は様々な金属材料から形成することができる。通常チャンバ壁は、本技術分野では周知であるように、周知の循環式冷水フローシステムより華氏約45〜47度まで水冷される。
回転筒279は、チャンバ底228の上に回転自在に保持される。具体的には、平ギア276、277がボールベアリング278によりチャンバ底228に回転自在に保持され、平ギア276と平ギア277とは噛み合うように配置されている。更に、平ギア276は主制御部300にて支配される駆動制御部304にて制御されるサセプタ駆動機構267にて回転せしめられ、平ギア276,平ギア277を介して回転筒279を回転させている。
処理炉202は、チャンバ本体227、チャンバ蓋226およびチャンバ底228から成るチャンバ225を有し、チャンバ225にて囲われた空間にて処理室201を形成している。
ウエハ200は、円周方向において複数に分割された(実施例においては4つに分割)炭化ケイ素で被覆したグラファイト、クォーツ、純炭化ケイ素、アルミナ、ジルコニア、アルミニウム、又は鋼等の好適な材料から成る基板保持手段であるサセプタ217の上に保持される。
なお、サセプタ217は円形形状をしており、具体的には中心のサセプタは円板状形状であり、それ以外はドーナッツ形の平板形状であって、回転筒279にて支持されている。
チャンバ蓋226にはガス供給管232が貫通して設けられ、処理室201に処理ガス230を供給し得るようになっている。ガス供給管232は、開閉バルブ243、流量制御手段であるマスフローコントローラ(以下、MFCという。)241を介し、ガスA、ガスBのガス源に接続されている。ここで使用されるガスは、窒素等の不活性ガスや水素、アルゴン、六フッ化タングステン等の所望のガスが用いられ、ウエハ200上に所望の膜を形成させて半導体装置を形成されるものである。
また、開閉バルブ243およびMFC241は、主制御部300にて支配されるガス制御部302にて制御され、ガスの供給、停止およびガスの流量が制御される。
なお、ガス供給管232から供給された処理ガス230は処理室201内にてウエハ200と反応し、残余ガスはチャンバ本体227に設けられた排気口であるガス排気口235から図示しない真空ポンプ等からなる排気装置を介し、処理室外へ排出される。
処理炉202は、様々な製造工程においてウエハ200の放射率(エミシビティ)を測定し、その放射率を計算するための非接触式の放射率測定手段をも含む。この放射率測定手段は、主として放射率測定用プローブ260、放射率測定用リファレンスランプ(参照光)265、光子密度検出部およびプローブ260と光子密度検出部とを結ぶ光ファイバー通信ケーブルを含む。このケーブルはサファイア製の光ファイバー通信ケーブルから成ることが好ましい。
プローブ260はプローブ回転機構274により回転自在に設けられ、プローブ260の一端をウエハ200または参照光であるリファレンスランプ265の方向に方向付けられる。また、プローブ260は光ファイバー通信ケーブルとスリップ結合にて結合されているので、前述したようにプローブ260が回転しても接続状態は維持される。
即ち、プローブ回転機構274は放射率測定用プローブ260を回転させ、これによりプローブ260の先端が放射率測定用リファレンスランプ265に向けてほぼ上側に向けられる第1ポジションと、プローブ260がウエハ200に向けてほぼ下側に向けられる第2ポジションとのプローブ260の向きが変えられる。従って、プローブ260の先端は、プローブ260の回転軸に対し直角方向に向けられていることが好ましい。このようにして、プローブ260はリファレンスランプ265から放射された光子の密度とウエハ200から反射された光子の密度を検出することができる。上述の放射率測定手段は、リファレンスランプ265からの放射とウエハ200からの放射を比較することにより、ウエハ200の放射率を測定する。
ヒータアッセンブリは回転筒279,サセプタ217およびウエハ200に完全に包囲されているので、放射率測定用プローブ260による読み取りに影響を与える得るヒータアッセンブリから処理室201への光の漏れはない。
仕切弁であるゲートバルブ244を開放し、チャンバ本体227に設けられたウエハ搬入搬出口247を通ってウエハ(基板)200を処理室201内に搬入し、ウエハ200をサセプタ217上に配置後、サセプタ回転機構(回転手段)267は処理中に回転筒279とサセプタ217を回転させる。ウエハ200の放射率の測定時には、プローブ260はウエハ200の真上のリファレンスランプ265に向くように回転し、リファレンスランプ265が点灯する。そして、プローブ260はリファレンスランプ265からの入射光子密度を測定する。リファレンスランプ265が点灯している間、プローブ260は第1ポジションから第2ポジションへと回転し、回転している間にリファレンスランプ265真下のウエハ200に向く。このポジションにおいて、プローブ260はウエハ200のデバイス面(ウエハ200の表面)の反射光子密度を測定する。続いてリファレンスランプ265が消灯される。ウエハ200に直接向いている間、プローブ260は、加熱されたウエハ200からの放射光子を測定する。プランクの法則によれば、特定の表面に放出されたエネルギーは表面温度の四乗に関係する。その比例定数はシュテファン・ボルツマン定数と表面放射率との積から成る。従って、非接触法における表面温度の決定時には、表面放射率を使用するのが好ましい。以下の式を用いてウエハ200のデバイス面の全半球反射率を計算し、引き続きキルヒホッフの法則により放射率が得られる。
(1)ウエハ放射率=反射光強度/入射光強度
(2)放射率=(1−ウエハ反射率)
一旦ウエハの放射率が得られると、プランクの式からウエハ温度が得られる。この技法は、ウエハが高温で、且つこのような適用において上記計算の実行前に基本熱放射が減算される場合にも用いられる。
処理炉202は更に温度検出手段である複数の温度測定用プローブ261を含む。温度測定用プローブ261は、温度測定用プローブ(制御用)261a、261b、261cと、温度測定用プローブ(監視用)261dとを備えている。温度測定用プローブ261を利用してウエハ温度を求め、それに基づきウエハ200の処理が行われる。
ウエハ200の処理後、ウエハ200は、複数の突上げピン266によりサセプタ217の真中にあるサセプタとともに真中以外のサセプタから持ち上げられ、処理炉202内でウエハ200を自動的にローティング及びアンローティングできるようにするために、ウエハ200の下に空間を形成する。突上げピン266は駆動制御部の制御のもと、昇降機構275によって上下する。
次に、図3を参照し、ウエハ外周の吸収エネルギー強度の変化を説明する。
ウエハの平均温度が約1050℃で、ウエハ面内温度がほぼ均一の場合のウエハ外周の単位面積当たりの吸収エネルギー強度の変化を示している。吸収エネルギー強度は、上ランプ207の端ゾーン付近にピークがあり、ウエハ1回転当たり2回のピークがある。最低値は約220kW/m、最高値は約270kW/mであり、その差は約50kW/mである。
次に、温度変化を計算する。
単位面積当たりの吸収エネルギー強度P(t)は次式で近似する。
P(t)=ΔPcos{(2πt)/a}+const・・・・・・・・(式1)
ここで、tは時間、ΔPはエネルギー強度の変化量の1/2、aは周期を意味する。
また、温度T(t)は次式のように表される。
dT(t)/dt=P(t)/C・・・・・・・・・・・・・・・・・・(式2)
ここで、Cは熱容量を意味し、単位面積当たりの質量と比熱を乗算した値である。
式2を式1に代入し、積分すると次式になる。
T(t)={(aΔP)/(2πC)}sin{(2πt)/a}+const・・・(式3)
ここで、温度変化量の1/2を意味するΔTを、
ΔT=(aΔP)/(2πC)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(式4)
とすると、式3は次式のようになる。
T(t)=ΔTsin{(2πt)/a}+const・・・・・・・・(式5)
式5より、温度変化量は(aΔP)/(2πC)であり、温度変化の周期は吸収エネルギー強度変化の周期と同じである。また、温度変化は吸収エネルギー強度変化より1/4周期つまりウエハ1/8回転分(45度)遅れている。
次に、図4を参照し、温度変化量のウエハ回転依存性を説明する。
吸収エネルギー強度変化量2ΔPが約50kW/mの場合、式4より計算すると図4のグラフが得られる。ウエハ回転数が高くなるに従って、温度変化量は小さくなっている。20rpmの場合で約6℃、40rpmの場合で約3℃の温度変化である。
次に、図5を参照し、ウエハ内温度差と結晶欠陥(スリップ)発生との関係を説明する。
横軸がウエハ温度、縦軸がウエハ内温度差を表し、右上がスリップ発生エリアであり、左下がスリップ未発生エリアである。ウエハ温度が高くなるに従って、スリップが発生しないために必要なウエハ内温度差は小さくなっている。通常使用されるアニール条件である1050℃では、ウエハ内温度差は7℃以下であることが必要である。ウエハ内温度差を7℃以下にするためには、図4よりウエハ回転数は20rpm以上必要である。
このように、ウエハ回転数はウエハ温度に連動して制御することが好ましく、ウエハの温度が高くなるに従って、ウエハの回転数を上げることにより、ウエハ内に結晶欠陥(スリップ)が発生することを防止または抑制することができる。
次に、図6を参照し、本実施例の温度測定用プローブを説明する。
上述のように、温度測定用プローブ261は、温度測定用プローブ(制御用)261a、261b、261cと、温度測定用プローブ(監視用)261dとを備えている。
温度測定用プローブ(制御用)261a、261b、261cおよび温度測定用プローブ(監視用)261dはチャンバ蓋226に固定され、すべての処理条件においてウエハ200のデバイス面から放射される光子密度を常に測定する。
温度測定用プローブ(制御用)261a、261b、261cおよび温度測定用プローブ(監視用)261dによって測定された光子密度に基づき温度検出部303にてウエハ温度が算出される。なお、温度測定用プローブ(制御用)261a、261b、261cおよび温度測定用プローブ(監視用)261dにて算出されたウエハ温度は、放射率測定用プローブ260にて算出された放射率により補正されることでウエハ温度の検出を可能としている。
温度測定用プローブ(制御用)261a、261b、261cを利用して検出されたウエハ温度は、主制御部300にて設定温度と比較される。主制御部300は比較の結果、あらゆる偏差を計算し、加熱制御部301を介してヒータアッセンブリ内の加熱手段である上側ランプ207,下側ランプ223の複数のゾーンへの電力供給量を制御する。温度測定用プローブ(制御用)261a、261b、261cは、ウエハ200の異なる部分(異なる半径)の温度を測定するために、異なる半径の箇所に位置決めされており、これによって処理サイクル中の半径方向の温度の均一性が確保される。
また、温度測定用プローブ(制御用)261a、261b、261cの内の1つと、1つの温度測定用プローブ261d(監視用)の、2つがウエハ中心から同じ半径上に設けられている。図6においては、一例として、温度測定用プローブ(制御用)261aと、温度測定用プローブ261d(監視用)とが、ウエハ中心から同じ半径上に設けられている。このように、上ランプ207端から45度の位置とそこから90度の位置に温度測定用プローブを設けることにより、ウエハ200の回転方向における高温部の温度と低温部の温度を測定している。
機構部の寿命や振動によるパーティクル発生などの観点から、ウエハ回転はできるだけ遅いほうがよい。一方、上述したように、ウエハ内に結晶欠陥(スリップ)が発生することを防止または抑制するためには、ウエハの温度が高くなるに従って、ウエハの回転数を上げたほうがよい。従って、温度測定用プローブ(制御用)261aと、温度測定用プローブ261d(監視用)とにより、ウエハ回転方向の温度差を監視し、結晶欠陥(スリップ)が発生せずかつ高すぎない回転数でウエハ処理する。例えば、ウエハ温度1050℃の場合は、図4、5より20rpmとする。ウエハ回転数は、主制御部300によりウエハ温度に合わせて自動的に最適な回転数に設定され制御される。また、処理中に温度差の異常が発生した場合は、アラームを発生するなどの異常処理を実行する。
以上、本発明を実施することにより、ウエハの回転方向の温度差を監視でき、ウエハの回転方向の温度差異常を発見することができ、ウエハの結晶欠陥(スリップ)の発生を防止または抑制し、ウエハ回転数を最適化した基板処理装置を可能にする点で、実用上極めて大きな効果がある。
次に、図7を参照し、本発明が好適に適用される基板処理装置の概要を説明する。
なお、本発明が適用される基板処理装置においてはウエハなどの基板を搬送するキャリヤとしては、FOUP(front opening unified pod。以下、ポッドという。)が使用されている。また、以下の説明において、前後左右は図7を基準とする。すなわち、図7が示されている紙面に対して、前は紙面の下、後は紙面の上、左右は紙面の左右とする。
図7に示されているように、基板処理装置は真空状態などの大気圧未満の圧力(負圧)に耐えるロードロックチャンバ構造に構成された第1の搬送室103を備えており、第1の搬送室103の筐体101は平面視が六角形で上下両端が閉塞した箱形状に形成されている。第1の搬送室103には負圧下でウエハ200を移載する第1のウエハ移載機112が設置されている。第1のウエハ移載機112は、エレベータ115によって、第1の搬送室103の気密性を維持しつつ昇降できるように構成されている。
筐体101の六枚の側壁のうち前側に位置する2枚の側壁には、搬入用の予備室122と搬出用の予備室123とがそれぞれゲートバルブ244、127を介して連結されており、それぞれ負圧に耐え得るロードロックチャンバ構造に構成されている。さらに、予備室122には搬入室用の基板置き台140が設置され、予備室123には搬出室用の基板置き台141が設置されている。
予備室122および予備室123の前側には、略大気圧下で用いられる第2の搬送室121がゲートバルブ128、129を介して連結されている。第2の搬送室121にはウエハ200を移載する第2のウエハ移載機124が設置されている。第2のウエハ移載機124は第2の搬送室121に設置されたエレベータ126によって昇降されるように構成されているとともに、リニアアクチュエータ132によって左右方向に往復移動されるように構成されている。
図7に示されているように、第2の搬送室121の左側にはオリフラ合わせ装置106が設置されている。
図7に示されているように、第2の搬送室121の筐体125には、ウエハ200を第2の搬送室121に対して搬入搬出するためのウエハ搬入搬出口134と、ウエハ搬入搬出口を閉塞する蓋142と、ポッドオープナ108がそれぞれ設置されている。ポッドオープナ108は、IOステージ105に載置されたポッド100のキャップ及びウエハ搬入搬出口134を閉塞する蓋142を開閉するキャップ開閉機構136とを備えており、IOステージ105に載置されたポッド100のキャップ及びウエハ搬入搬出口134を閉塞する蓋142をキャップ開閉機構136によって開閉することにより、ポッド100のウエハ出し入れを可能にする。また、ポッド100は図示しない工程内搬送装置(RGV)によって、IOステージ105に、供給および排出されるようになっている。
図7に示されているように、筐体101の六枚の側壁のうち背面側に位置する2枚の側壁には、ウエハに所望の処理を行う第1の処理炉202と、第2の処理炉137とがそれぞれ隣接して連結されている。第1の処理炉202および第2の処理炉137はいずれもコールドウォール式の処理炉によってそれぞれ構成されている。また、筐体101における六枚の側壁のうちの残りの互いに対向する2枚の側壁には、第3の処理炉としての第1のクーリングユニット138と、第4の処理炉としての第2のクーリングユニット139とがそれぞれ連結されており、第1のクーリングユニット138および第2のクーリングユニット139はいずれも処理済みのウエハ200を冷却するように構成されている。
以下、構成をもつ基板処理装置を使用した処理工程を説明する。
未処理のウエハ200は25枚がポッド100に収納された状態で、処理工程を実施する基板処理装置へ工程内搬送装置によって搬送されて来る。図7に示されているように、搬送されて来たポッド100はIOステージ105の上に工程内搬送装置から受け渡されて載置される。ポッド100のキャップ及びウエハ搬入搬出口134を開閉する蓋142がキャップ開閉機構136によって取り外され、ポッド100のウエハ出し入れ口が開放される。
ポッド100がポッドオープナ108により開放されると、第2の搬送室121に設置された第2のウエハ移載機124はポッド100からウエハ200をピックアップし、予備室122に搬入し、ウエハ200を基板置き台140に移載する。この移載作業中には、第1の搬送室103側のゲートバルブ244は閉じられており、第1の搬送室103の負圧は維持されている。ウエハ200の基板置き台140への移載が完了すると、ゲートバルブ128が閉じられ、予備室122が排気装置(図示せず)によって負圧に排気される。
予備室122が予め設定された圧力値に減圧されると、ゲートバルブ244、130が開かれ、予備室122、第1の搬送室103、第1の処理炉202が連通される。続いて、第1の搬送室103の第1のウエハ移載機112は基板置き台140からウエハ200をピックアップして第1の処理炉202に搬入する。そして、第1の処理炉202内に処理ガスが供給され、所望の処理がウエハ200に行われる。
第1の処理炉202で処理が完了すると、処理済みの2枚のウエハ200は第1の搬送室103の第1のウエハ移載機112によって第1の搬送室103に搬出される。
そして、第1のウエハ移載機112は第1の処理炉202から搬出したウエハ200を第1のクーリングユニット138へ搬入し、処理済みのウエハを冷却する。
第1のクーリングユニット138に2枚のウエハ200を移載すると、第1のウエハ移載機112は予備室122の基板置き台140に予め準備されたウエハ200を第1の処理炉202に前述した作動によって移載し、第1の処理炉202内に処理ガスが供給され、所望の処理がウエハ200に行われる。
第1のクーリングユニット138において予め設定された冷却時間が経過すると、冷却済みのウエハ200は第1のウエハ移載機112によって第1のクーリングユニット138から第1の搬送室103に搬出される。
冷却済みのウエハ200が第1のクーリングユニット138から第1の搬送室103に搬出されたのち、ゲートバルブ127が開かれる。そして、第1のウエハ移載機112は第1のクーリングユニット138から搬出したウエハ200を予備室123へ搬送し、基板置き台141に移載した後、予備室123はゲートバルブ127によって閉じられる。
予備室123がゲートバルブ127によって閉じられると、排出用予備室123内が不活性ガスにより略大気圧に戻される。予備室123内が略大気圧に戻されると、ゲートバルブ129が開かれ、第2の搬送室121の予備室123に対応したウエハ搬入搬出口134を閉塞する蓋142と、IOステージ105に載置された空のポッド100のキャップがポッドオープナ108によって開かれる。続いて、第2の搬送室121の第2のウエハ移載機124は基板置き台141からウエハ200をピックアップして第2の搬送室121に搬出し、第2の搬送室121のウエハ搬入搬出口134を通じてポッド100に収納して行く。処理済みの25枚のウエハ200のポッド100への収納が完了すると、ポッド100のキャップとウエハ搬入搬出口134を閉塞する蓋142がポッドオープナ108によって閉じられる。閉じられたポッド100はIOステージ105の上から次の工程へ工程内搬送装置によって搬送されて行く。
以上の作動が繰り返されることにより、ウエハが、順次、処理されて行く。以上の作動は第1の処理炉202および第1のクーリングユニット138が使用される場合を例にして説明したが、第2の処理炉137および第2のクーリングユニット139が使用される場合についても同様の作動が実施される。
なお、上述の基板処理装置では、予備室122を搬入用、予備室123を搬出用としたが、予備室123を搬入用、予備室122を搬出用としてもよい。また、第1の処理炉202と第2の処理炉137は、それぞれ同じ処理を行ってもよいし、別の処理を行ってもよい。第1の処理炉202と第2の処理炉137で別の処理を行う場合、例えば第1の処理炉202でウエハ200にある処理を行った後、続けて第2の処理炉137で別の処理を行わせてもよい。また、第1の処理炉202でウエハ200にある処理を行った後、第2の処理炉137で別の処理を行わせる場合、第1のクーリングユニット138(又は第2のクーリングユニット139)を経由するようにしてもよい。
本発明の一実施例の基板処理装置の処理室を説明するための概略縦断面図である。 従来の基板処理装置の処理室の温度測定用プローブ配置を説明するための概略平面図である。 ウエハ外周の吸収エネルギー強度の変化を示す図である。 温度変化量のウエハ回転依存性を示す図である。 ウエハ内温度差と結晶欠陥(スリップ)との関係を示す図である。 本発明の一実施例の基板処理装置の処理室の温度測定用プローブ配置を説明するための概略平面図である。 本発明が好適に適用される基板処理装置の一例の概略横断面図である。
符号の説明
200…ウエハ
201…処理室
202…処理炉
207…上側ランプ
217…サセプタ
223…下側ランプ
225…チャンバ
261…温度測定用プローブ
261a、261b、261c…温度測定用プローブ(制御用)
261d…温度測定用プローブ(監視用)
300…主制御部
301…加熱制御部
302…ガス制御部
303…温度検出部
304…駆動制御部
305光子密度検出部

Claims (1)

  1. 基板の温度を測定するための複数の温度測定手段を備え、
    前記温度測定手段の少なくとも2つが基板回転の略同半径上に設けられていることを特徴とする基板処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007109701A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Hitachi Aic Inc 発光素子搭載用基板
JP2010034288A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Sumco Corp シリコンウェーハの熱処理方法
JP2011233556A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Covalent Materials Corp シリコンウェーハの熱処理方法

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