JP2005164241A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
さらに、電源電圧の誤投入を容易に発見でき、部品の誤交換を未然に防ぐことができる空気調和機の制御装置を得ることを目的とする。
【解決手段】 この発明に係る空気調和機の制御装置は、圧縮機運転開始時に、圧縮機の運転中の力率を検出する手段と、圧縮機運転中の力率から定格電圧以下の電源の誤接続を判定する手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
図13は、例えば特開昭62−129641号公報に示された従来の空気調和機の制御装置を示す回路図である。図において、1は電源、2は高圧の交流電圧を低圧交流電圧に変換する変圧器、3は室内機制御回路、9は室内機制御回路3内に設けられたコネクタ、7、8は室内機制御回路3内に設けられた接続端子である。10、12は端子盤、11はリモコン、13は室外機制御回路である。14は交流を直流に変換する全波整流器、15は前記全波整流器14により得られる直流電圧を平滑する安定化電源回路、16は上記直流電圧が設定レベルに対して低い時に出力を発生する電圧検知回路、17は電圧検知回路16の出力端に接続されたトランジスタ、18はトランジスタ17の動作により電圧レベルが変化する入力端子とトランジスタ19を動作させる出力端子を持つリセット回路、20は前記リセット回路18の出力端子の出力電圧レベルによりリセットされるとともに、室外機制御回路13に運転信号を送るマイクロコンピュータ、21は上記トランジスタ19の動作時に出力される信号により、リモコン11の電源遮断信号および室外機制御回路13への運転信号を遮断するカットオフ回路、22はバッファである。
一方、23は電流検知回路、24は電流検知回路23の出力で動作するトランジスタであって、上記トランジスタ17と抵抗25を介して直列に接続されていて、そのコレクタ側が上記リセット回路18の入力端子に接続されている。26は直流電圧を表わし、27は0Vを表わす。
図14は、例えば特許文献1に示された従来の空気調和機の電源短絡保護装置のブロック図である。これは、電源線の誤接続による電源のデッドショートが発生したとき、電流保護装置(電流ヒューズ)を溶断することなく、電源線のデッドショートから機器を保護することを目的とするもので、図14に示すように、商用電源に接続された、過電流検出切り替え装置101のNC端子103には過電流検出装置104を接続し、制御装置108内部には、過電流検出装置104の電圧差をデジタル信号化する電圧変換手段109と過電流検出装置104の電圧差をデジタル信号と事前に異常時の過電流値を保存しておく過電流設定値111を比較する比較演算判定手段110と比較演算結果から過電流検出切り替え装置101に信号を送信する送信手段112を設け、電源のループ誤接続によるデッドショートが発生したとき、過電流検出切り替え装置101を制御することにより、室内機に供給する商用電源を停止し、機器が発煙・発火などの不安全状態になることのない電源短絡保護装置ができるというものである。
また、元電源の誤投入を考慮している例もあるが、その場合は機器に直接破損をもたらす定格電源電圧より高い電圧に対してだけで、定格電源電圧より低い電圧に対しては保護する手段が無かった。
また、元電源の誤投入を考慮している従来例3の場合は、定格電圧より低い電圧を接続された場合、表面化しにくい誤動作が続くため電源電圧の誤投入が長期間分からないことがあるという問題点があった。
さらに、電源電圧の誤投入を容易に発見でき、部品の誤交換を未然に防ぐことができる空気調和機の制御装置を得ることを目的とする。
さらに、電源電圧の誤投入を容易に発見でき、部品の誤交換を未然に防ぐことができる。
以下、この発明の実施の形態1による空気調和機の制御装置を図を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1による空気調和機の制御装置のブロック図である。図において、1は外部の電源、31は電源1のノイズを除去するためのノイズフィルター、39はノイズフィルター31を通ったあとの電流値及び電圧位相を検出する一次電流検出手段・電源周波数検出手段である。40は一次電流検出手段・電源周波数検出手段39で検出したデータをデジタル信号に変換するデータ変換手段、20はデータ変換手段40で変換されたデジタル信号が入力されるマイクロコンピュータである。
図2に示すように、リセットして元電源を入れた後の1回目の運転だけ通常運転に入る前に圧縮機を意図的にロックモードで運転する(ステップ200、201)。1回目だけ行うのは、ロック運転における圧縮機34の信頼性低下防止と通常運転に移行するまでのタイムラグをなくすためである。ロックさせる方法は、圧縮機起動時に初めから高周波数運転を適正電圧値より低い電圧値を出力するなどして行わせることで実現できる。
次にこの発明に実施の形態2について図面を参照しながら説明する。図4はこの発明の実施の形態2による空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャート図、図5はこの発明の実施の形態2による空気調和機の制御装置における圧縮機運転開始一定時間後の力率特性図である。なお、実施の形態1と同一または相当部分は同一符号を付し、説明を省略する。
図5は圧縮機運転開始一定時間後の力率データであるが、圧縮機34の運転力率は、図1の圧縮機力率検出回路43にて検出したものである。電源電圧の違いは、圧縮機駆動のための電圧波形データを固定しておけば、そのまま圧縮機34に印加される電圧の違いになってくる。圧縮機駆動のためのトルクは比較的大きな電力が必要なため、圧縮機34に印加される電圧の違いは、そのまま力率の違いに表れる。そこで圧縮機運転中の力率をあらかじめ正常な電源電圧と間違った電源電圧とで確認したデータと比較すれば、電源電圧が正しいのかどうかの判定が行える。
次にこの発明の実施の形態3について図面を参照しながら説明する。図6はこの発明の実施の形態3による空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャート図、図7はこの発明の実施の形態3による空気調和機の制御装置における圧縮機のV/F特性図である。なお、実施の形態1、2と同一または相当部分は同一符号を付し、説明を省略する。
次にこの発明の実施の形態4について図面を参照しながら説明する。図8はこの発明の実施の形態4による空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャート図、図9はこの発明の実施の形態4による空気調和機の制御装置の要部回路図、図10はこの発明の実施の形態4による空気調和機の制御装置の動作を示すタイムチャート図である。なお、実施の形態1〜3と同一または相当部分は同一符号を付し、説明を省略する。
次にこの発明の実施の形態5について図面を参照しながら説明する。図11はこの発明の実施の形態5による空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャート図である。次に第5実施例について図を参照しながら説明する。
圧縮機34がロックして運転しない場合ももちろんのこと、運転した場合でも電源電圧の違いが大きい場合は、圧縮機34の運転可能な能力が違ってくるため、冷媒配管の温度変化の割合が違ってくる。図11に示すフローチャートは、その温度変化の違いを使って電源電圧違いを検出することを示したものである。絶対温度を使用せずに温度変化の量を使用したのは、気温のなどの環境条件の違いによって発生する誤差を小さくするためである。200V電源による運転時に比較して、100V電源による運転時は、圧縮機の運転能力が落ちるため、配管温度の変化幅も小さくなるわけである。
次にこの発明の実施の形態6について図面を参照しながら説明する。図12はこの発明の実施の形態6による空気調和機の制御装置の動作を示すフローチャート図である。
一次電流の検出値によって判定を行うのは同様であるが、圧縮機34を通常に運転させるところが異なる。前述したように圧縮機34の運転負荷は、周囲の運転条件や運転モードによって大きく変わるため、運転時間を短時間にし、冷房と暖房または電源周波数が50Hzと60Hzとで判定条件を変える。
次にこの発明の実施の形態7について説明する。図1の四方弁36は、マイクロコンピュータ20からの信号を受け、ドライブ回路38が動作させているが、直接の動作には電源電圧を使用している。ところが電源電圧200V用の四方弁は、100Vの電圧では動作しない。そのため動作させると暖房に切り替わるような四方弁を使用した場合、100Vの電源電圧状態で暖房運転しても、四方弁が切り替わらずに冷房運転を行うことになる。つまり、冷媒配管の温度は、正常時と全く違うものになるため、絶対温度で判定が可能となる。
Claims (8)
- 圧縮機運転開始時に、前記圧縮機の運転中の力率を検出する手段と、
前記圧縮機運転中の力率から定格電圧以下の電源の誤接続を判定する手段と、
を備えたことを特徴とする空気調和機の制御装置。 - 圧縮機駆動用電源等を過電流から保護する過電流保護手段と、
圧縮機運転開始時に、電源電圧を所定電圧上昇させて、前記圧縮機を運転する手段と、
前記電源電圧を所定電圧上昇させて前記圧縮機を運転した場合、前記過電流保護手段が動作しない場合は定格電圧以下の電圧と判定する手段と、
を備えたことを特徴とする空気調和機の制御装置。 - 圧縮機運転開始時に、電源の周波数を検出する電源周波数検出手段と、
前記電源周波数検出手段で検出した電源電圧波形の幅から、定格電圧以下の電源の誤接続を判定する手段と、
を備えたことを特徴とする空気調和機の制御装置。 - 圧縮機運転開始時に、冷媒配管の温度を検出する冷媒配管温度検出手段と、
前記冷媒配管温度検出手段が検出した前記冷媒配管温度の変化する時間の違いから定格電圧以下の電源の誤接続を判定する手段と、
を備えたことを特徴とする空気調和機の制御装置。 - 圧縮機運転開始時に、短時間前記圧縮機を運転し、前記圧縮機の運転電流を検出する手段と、
前記運転電流から定格電圧以下の電源の誤接続を判定する手段と、
を備えたことを特徴とする空気調和機の制御装置。 - 冷房運転と暖房運転とを切り替える手段と、
圧縮機運転開始時に、配管温度を検出する配管温度検出手段と、
前記配管温度検出手段が検出した配管温度を、予め求められた正常電源電圧時の配管温度と比較することにより定格電圧以下の電源の誤接続を判定する手段と、
を備えたことを特徴とする空気調和機の制御装置。 - 前記電源電圧が異電圧の場合は、前記圧縮機の運転を停止する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の空気調和機の制御装置。
- 前記電源電圧の判定結果を表示する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の空気調和機の制御装置。
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CN106124836A (zh) * | 2016-08-15 | 2016-11-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 电压检测方法 |
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- 2005-03-09 JP JP2005064881A patent/JP3987071B2/ja not_active Expired - Lifetime
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