JP2005163992A - 油圧式クラッチ操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧式クラッチ装置において、自動変速操作時に手動変速を行った場合のペダル操作の違和感を低減する。
【解決手段】油圧式クラッチ操作装置5は、クラッチペダル12の操作及びクラッチ制御信号により駆動されるモータの作動を受けて、クラッチ断接用スレーブシリンダ6に油圧を供給しクラッチ3の断接を行うものであって、シリンダ本体30と、第1ピストン31と、第2ピストン32と、第3ピストン33と、リザーバ76と、圧力発生機構61とを備えている。第1ピストン31は、シリンダ本体30内を移動することでスレーブシリンダ6に油圧を供給する。第2ピストン32は、モータの作動を受けて第1ピストン31を駆動する。第3ピストン33は、クラッチペダル12の操作を受けて第1ピストン31を駆動する。圧力発生機構61は、第3ピストン33が第1ピストン31側に移動する際に第4油室40からリザーバ76に流れる油に圧力を発生する。
【選択図】図6

Description

本発明は、油圧式クラッチ操作装置、特に、クラッチペダル装置の操作及びクラッチ制御信号により駆動されるモータの作動を受けてクラッチ断接用スレーブシリンダに油圧を供給しクラッチの断接を行う油圧式クラッチ操作装置に関する。
バスやトラック等の大型車両では、現在でもマニュアル式の変速機が主に採用されている。このマニュアル式変速機では、エンジンと変速機との間にクラッチが設けられ、またコントロールロッド等のリンク機構により運転席のシフトレバーと変速機とが機械的に連結されている。変速時には、クラッチペダルを踏むことによってクラッチを切り(エンジンと変速機との間の動力を断ち)、シフトレバーを操作する必要がある。このため、頻繁に変速が要求される場合には、一連の操作が運転者にとって大きな負担になる。
そこで、この問題を解決するために、電気信号によってトランスミッションの変速制御を行うトランスミッションECU(Electronic Control Unit)を設けた変速機が開発されている。この場合は、リンク機構が設けられていないために、単にシフトレバーを操作するだけの小さな力でシフトを行えるようになり、シフト操作に関する運転者の負担が軽減される。
さらに、シフト操作に関する運転者の負担をさらに軽減するために、クラッチを自動的に断接するクラッチアクチュエータを設けて、クラッチペダルを踏むことなく変速操作を行える自動変速機も提供されている。
また、自動変速と手動変速とを選択的に切り換え可能に構成されたトランスミッションも提供されている(特許文献1を参照。)。そこでの油圧式クラッチ操作装置は、モータの駆動あるいはクラッチペダル操作によって、クラッチ断接用のスレーブシリンダに油圧を供給するように構成されている。手動変速時には、運転者がペダルを踏むと油圧式クラッチ操作装置がクラッチを切断し、次に運転者がシフトレバーによる変速操作を行い、最後にペダルを離すと油圧式クラッチ操作装置がクラッチを接続する。自動変速時には、モータが一方向に回転すると油圧式クラッチ操作装置がクラッチを切断し、次に自動変速操作が行われ、最後にモータが逆方向に回転すると油圧式クラッチ操作装置がクラッチを接続する。
特開2001−13011号公報
前記公報に示された油圧式クラッチ操作装置は、第1のピストン及び第2のピストンを有するシリンダとを有している。第1のピストンは、モータの駆動によって供給される油圧によってクラッチ断位置に駆動される。第2のピストンは、クラッチペダル操作によって供給される油圧によってクラッチ断位置に駆動される。なお、第2のピストンはクラッチ断動作時には第1ピストンを押していく。
このような従来の装置においては、自動変速と手動変速が混在して用いられることがある。例えば、車両発進時には手動変速が用いられ、通常走行時には自動変速が用いられる。さらに通常走行中でも適宜手動変速を行うことがある。
そのような使用において、自動変速でクラッチ断接動作過渡期(クラッチ断状態と接状態の間を移行している時期)に手動変速を行うと、自動側の油圧の影響によってペダル操作に違和感が発生することがある。
本願出願人は、上記問題を鑑みて、自動変速と手動変速が可能な油圧式クラッチ装置において、自動変速操作時に手動変速を行った場合のペダル操作の違和感を低減することを目的として、シリンダ内に配置された第1ピストンに対して第2ピストンと第3ピストンが並列に作用するように配置された油圧式クラッチ操作装置を開発中である。第1ピストンは、シリンダ本体内に配置され、シリンダ本体内を移動することでスレーブシリンダに油圧を供給するための部材である。第2ピストンは、モータの作動を受けて第1ピストンを駆動する。第3ピストンは、第2ピストンと並列に第1ピストンに作用するようになっており、クラッチペダル装置の操作を受けて第1ピストンを駆動する。
この機構では、モータが作動すると第2ピストンが駆動されて、第1ピストンを駆動する。このため、油圧がスレーブシリンダに供給され、クラッチが切断される。また、クラッチペダルが踏まれると第3ピストンが駆動されて、第1ピストンを駆動する。このため、油圧がスレーブシリンダに供給され、クラッチが切断される。この装置では、第2ピストンと第3ピストンが互いに並列に作用するようになっているため、第2ピストンからの荷重が第3ピストンに対して影響を与えず、その結果ペダル操作に違和感が生じない。
以上に述べた構造では、次のような問題が生じることが想定される。車両の通常走行時は自動変速が用いられるが、発進時には微妙な操作を可能とするために手動変速が好まれる。そして、自動変速による走行の後に停止した場合は、第2ピストンが第1ピストンを駆動してクラッチ断にした状態が保たれている。この状態から発進時に手動変速を行うと、第3ピストンが第1ピストン側に移動するが、その際に油が第3ピストンの移動側の油室からリザーバへと流れていく。このときに第3ピストンが第1ピストンに当接するまでの間は大きな抵抗が生じないため、運転者はペダルからの抵抗を受けず、通常とは異なるペダル操作感(踏力抜け感)を味わうことになる。
本発明の目的は、自動変速と手動変速が可能な油圧式クラッチ装置において、自動変速操作時に手動変速を行った場合のペダル操作の違和感を低減することにある。
請求項1に記載の油圧式クラッチ操作装置は、クラッチペダル装置の操作及びクラッチ制御信号により駆動されるモータの作動を受けて、クラッチ断接用スレーブシリンダに油圧を供給しクラッチの断接を行うものであって、シリンダと、第1ピストンと、第2ピストンと、第3ピストンと、リザーバと、圧力発生機構とを備えている。第1ピストンは、シリンダ内に配置され、シリンダ内を移動することでスレーブシリンダに油圧を供給する。第2ピストンは、シリンダ内に配置され、モータの作動を受けて第1ピストンを駆動する。第3ピストンは、シリンダ内に配置され、第2ピストンと並列に第1ピストンに作用するようになっており、クラッチペダル装置の操作を受けて第1ピストンを駆動する。圧力発生機構は、シリンダ内で第3ピストンの移動側の油室とリザーバとの油移動経路間に配置されている。圧力発生機構は、第2ピストンが第1ピストンを駆動しているクラッチ断状態において、第3ピストンが第1ピストン側に移動する際に油室からリザーバに流れる油に圧力を発生する。
この機構では、モータが作動すると第2ピストンが駆動されて、第1ピストンを駆動する。このため、油圧がスレーブシリンダに供給され、クラッチが切断される。また、クラッチペダル装置が操作されると第3ピストンが駆動されて、第1ピストンを駆動する。このため、油圧がスレーブシリンダに供給され、クラッチが切断される。この装置では、第2ピストンと第3ピストンが互いに並列に作用するようになっているため、第2ピストンからの荷重が第3ピストンに対して影響を与えず、その結果ペダル操作装置の操作に違和感が生じない。
自動変速による走行の後に停止した状態では、第2ピストンが第1ピストンを駆動してクラッチ断にした状態が保たれている。この状態から発進時に運転者がペダルを踏むと、第3ピストンが第1ピストン側に移動し、その際に油が第3ピストンの移動側の油室からリザーバへと流れていく。このときに圧力発生機構が油室とリザーバとの油移動経路間で圧力を発生するため、運転者は通常と同等の抵抗をペダルから受ける。つまり、通常と同じペダル操作感が得られる。
請求項2に記載の油圧式クラッチ操作装置では、請求項1において、圧力発生機構は圧力発生部と圧力調整部とを有する。圧力調整部は、第2ピストンが第1ピストンを駆動しているクラッチ断状態の場合は圧力発生部の圧力を大きくし、第2ピストンが第1ピストンを駆動していないクラッチ接状態の場合は圧力発生部の圧力を小さくする。
この装置では、第2ピストンが第1ピストンを駆動しているクラッチ断状態の場合は圧力発生部の圧力が大きいため、ペダル操作によって第3ピストンを駆動した際に十分な大きさの抵抗が得られる。それに対して、第2ピストンが第1ピストンを駆動していないクラッチ接状態の場合は圧力発生部の圧力が小さいため、ペダル操作によって第3ピストンを駆動した際に大きな抵抗が得られない。つまり、スレーブシリンダからのみペダルに抵抗が作用して、通常のペダル操作感が得られる。
請求項3に記載の油圧式クラッチ操作装置では、請求項4において、圧力発生機構は、圧力発生部及び圧力調整部と並列に配置されたチェックバルブをさらに有している。チェックバルブは、油がリザーバから油室へ流れることのみを許容する。
この装置では、チェックバルブによって、第3ピストンがクラッチ断方向に移動する際には圧力発生機構での圧力低下を防ぎつつ、第3ピストンがクラッチ接方向に移動する際は、油がリザーバから油室へスムーズに戻ることができる。
請求項4に記載の油圧式クラッチ操作装置では、請求項2又は3において、圧力発生部及び圧力調整部は1つのロジックバルブで実現されている。
この装置では、構造が簡単になる。
請求項5に記載の油圧式クラッチ操作装置は、請求項4において、モータに駆動されて第2ピストンに油圧を供給して駆動するオート操作用シリンダをさらに備えている。オート操作用シリンダからの油圧は、ロジックバルブにパイロット圧として供給される。
この装置では、オート操作用シリンダからパイロット圧が供給されると、圧力調整部が圧力発生部の圧力を大きくする。
請求項6に記載の油圧式クラッチ操作装置では、請求項5において、圧力発生部は、油路の流路面積を変更可能なピストンであり、圧力調整部は、パイロット圧と油室からの油圧との差圧によってピストンを駆動可能なピストン駆動機構である。
この装置では、オート操作用シリンダからパイロット圧が供給されると、ピストン駆動機構がピストンを駆動して油路の流路面積を狭くする。その結果、圧力発生部において大きな圧力が発生する。
請求項7に記載の油圧式クラッチ操作装置では、請求項1において、圧力発生機構はリリーフバルブを有する。
この装置では、リリーフバルブによって、油が油室からリザーバに流れる際に圧力が生じる。また、リリーフバルブを調整することで、任意の圧力が得られる。
請求項8に記載の油圧式クラッチ操作装置では、請求項7において、圧力発生機構は、リリーフバルブと並列に配置されたチェックバルブをさらに有している。チェックバルブは、油がリザーバから油室へ流れることのみを許容する。
この装置では、チェックバルブによって、第3ピストンがクラッチ断方向に移動する際には圧力発生機構での圧力低下を防ぎつつ、第3ピストンがクラッチ接方向に移動する際に、油がリザーバから油室へとスムーズに戻ることができる。
請求項9に記載の油圧式クラッチ操作装置は、請求項8において、圧力発生機構は、リリーフバルブ及びチェックバルブと並列に配置され油が油室からリザーバへ流れることのみを許容するパイロットチェックバルブをさらに有している。パイロットチェックバルブは、第2ピストンが第1ピストンを駆動しているクラッチ断状態の場合は閉鎖され、第2ピストンが第1ピストンを駆動していないクラッチ接状態の場合は開放される。
この装置では、パイロットチェックバルブによって、第2ピストンが第1ピストンを駆動しているクラッチ断状態の場合に第3ピストンがクラッチ断方向に移動する際にはリリーフバルブでの圧力低下を防止しつつ、第2ピストンが第1ピストンを駆動していないクラッチ接状態の場合に第3ピストンがクラッチ断方向に移動する際にはリリーフバルブで圧力を発生させない。この結果、第2ピストンが第1ピストンを駆動していないクラッチ接状態の場合にペダル操作した際に、リリーフバルブで大きな圧力が生じない。つまり、スレーブシリンダからのみペダルに抵抗が作用して、通常のペダル操作感が得られる。
請求項10に記載の油圧式クラッチ操作装置は、請求項9において、モータに駆動されて第2ピストンに油圧を供給して駆動するオート操作用シリンダをさらに備えている。オート操作用シリンダからの油圧は、パイロットチェックバルブにパイロット圧として供給される
この装置では、オート操作用シリンダからパイロット圧が供給されると、パイロットチェックバルブは開放状態から閉鎖状態に切り換えられる。
以上のような本発明では、マニュアル操作及びオート操作が可能な油圧式クラッチ操作装置において、クラッチペダル操作の違和感を軽減でき、操作フィーリングが向上する。
1.第1実施形態
(1)全体構造
図1に、本発明の一実施形態による油圧クラッチ操作装置5を備えた自動変速システムを示す。図において、エンジン1とトランスミッション2との間には、乾式単板クラッチディスクを含むクラッチ3が配置されている。トランスミッション2を駆動するアクチュエータとしては、ギヤ変速装置4が設けられている。また、クラッチ3を駆動するアクチュエータとして、油圧式のクラッチ操作装置5が設けられている。クラッチ操作装置5は、クラッチ3の近傍に設けられたスレーブシリンダ6に配管を介して接続されている。
このシステムにはエンジンECU8とトランスミッションECU9とが設けられており、互いに通信可能となっている。例えば、両者はエンジン回転数情報やアクセル開度情報を送受信することができる。エンジンECU8は、エンジン1の制御を行っており、アクセルペダル10からのアクセル開度信号が入力されるようになっている。トランスミッションECU9は、主にクラッチの断接制御とトランスミッション2の変速制御を行うためのものであり、クラッチ操作装置5にクラッチ制御信号を、ギヤ変速装置4に変速制御信号を出力するようになっている。これら制御信号は具体的には各種モータを駆動するための信号である。また、トランスミッションECU9には各種センサからの信号が入力される。具体的には、アクセルペダル10からアイドル信号、シフトレバー11からシフトポジション信号、クラッチペダル12からクラッチストローク信号、クラッチ操作装置5からクラッチストローク信号及び油圧信号、クラッチ3からクラッチ回転信号、トランスミッション2から車速信号、ギヤ変速装置4からシフト・セレクトストローク信号が、トランスミッションECU9に入力される。
以上に述べたシステムでは、トランスミッションECU9によってクラッチ断接操作とギヤ変速操作を自動的に制御する自動変速と、クラッチペダル12及びペダル操作用シリンダ13からなるクラッチペダル装置14を用いた手動変速とが可能である。自動変速は通常の走行時に使用され、手動変速は、ピットにおける微速走行や寸動走行、あるいは段差を乗り越えるための走行の場合に使用される。
(2)クラッチ操作装置の全体構造
図2を用いて、クラッチ操作装置5の構造について詳細に説明する。クラッチ操作装置5は、クラッチペダル装置14の操作を受けて、あるいは制御モータ機構15(図2)の操作を受けてクラッチ3の断接を行うものである。より詳細には、クラッチ操作装置5は、クラッチペダル装置14の操作によってクラッチ3のスレーブシリンダ6に油圧を供給するマニュアル操作(手動クラッチ切断)機能と、トランスミッションECU9からのクラッチ制御信号にしたがって制御モータ機構15を駆動し、クラッチ3のスレーブシリンダ6に油圧を供給するオート操作(自動クラッチ切断)機能とを有している。制御モータ機構15は、モータ及びその回転を直線方向の動きに変換するための運動変換機構を有している。運動変換機構は、例えば、ロッドと、ロッドの一端が係止され両者でクランク機構を構成するウォームホイールと、それに噛み合うウォームギヤとから構成されている。なお、モータは、前述のトランスミッションECU9からのクラッチ制御信号によって回転が制御される。
クラッチ操作装置5は、主に、オート操作用シリンダ21と、オート操作とマニュアル操作とを切り換えるための切換シリンダ22とを有している。
(3)オート操作用シリンダ
オート操作用シリンダ21は、制御モータ機構15によって駆動され切換シリンダ22に油圧を供給するためのものである。オート操作用シリンダ21は、筒状のシリンダ本体45と、シリンダ本体45内に摺動自在に挿入されたピストン46とから構成されている。シリンダ本体45においては、油室47が形成され、ピストン46が移動することによって油室47の容積が変化するようになっている。そして、油室47は、ポート48から油路49及び75を介してそれぞれ切換シリンダ22及び圧力発生機構61に連通している(後述)。
(4)切換シリンダ
切換シリンダ22は、ペダル操作用シリンダ13及びオート操作用シリンダ21から各々別に油圧を提供されることで、スレーブシリンダ6に油圧を供給してクラッチ3を切断するためのものである。切換シリンダ22は、主に、筒状のシリンダ本体30と、シリンダ本体30内に摺動自在に挿入された第1ピストン31、第2ピストン32及び第3ピストン33とから構成されている。
第1ピストン31は、シリンダ本体30内を移動することでスレーブシリンダ6に油圧を供給するためのものである。シリンダ本体30内において、シリンダ本体30の図左側(第1ピストン31の左側)には、第1油室34が確保されている。第1ピストン31が移動することによって第1油室34の容積が変化するようになっている。第1油室34は、第1ポート35からスレーブシリンダ6に連通している。
第2ピストン32は、オート操作用シリンダ21からの油圧によって第1ピストン31を駆動するためのものである。第2ピストン32は、第1ピストン31の右側に配置されている。第2ピストン32は、棒状の部材である。第2ピストン32の右側部分には第2油室36が形成されている。第2ピストン32が移動することによって第2油室36の容積が変化するようになっている。第2油室36は、第2ポート37から油路49を介してオート操作用シリンダ21の油室47に連通している。なお、第2ピストン32は、大径部32aとそこから左側に延びる小径部32bとを有している。第2ピストン32の図左側端(つまり、小径部32bの先端)は第1ピストン31に当接している。
第3ピストン33は、第2ピストン32と並列に第1ピストン31に作用するようになっており、ペダル操作用シリンダ13からの油圧によって第1ピストン31を駆動するためのものである。第3ピストン33は、筒状の部材であり、その中に第2ピストン32が移動可能に配置されている。第3ピストン33は、大径部33aとその左側の小径部33bとから構成されている。大径部33aの外周面はシリンダ本体30の内周面に摺動可能に当接しており、内周面(の右側部分)は第2ピストン32の大径部32aの外周面に摺動可能に当接している。小径部33bの内周面には、第2ピストン32の小径部32bの外周面が摺動可能に当接している。第3ピストン33の図左側端(つまり、小径部33bの先端)は第1ピストン31に当接している。
第3ピストン33の右側には第3油室38が形成されている。第3ピストン33が移動することによって第3油室38の容積が変化するようになっている。第3油室38は、第3ポート39から油路55を介してペダル操作用シリンダ13に連通している(後述)。
第3ピストン33の左側には、第4油室40が確保されている。第3ピストン33が駆動されると、第4油室40の容積が変化するようになっている。第4油室40は、第4ポート41から油路67を介して圧力発生機構61に連通している(後述)。
(5)ペダル操作用シリンダ
ペダル操作用シリンダ13は、クラッチペダル12からの操作によって駆動され、切換シリンダ22に油圧を供給するためのものである。ペダル操作用シリンダ13は、筒状のシリンダ本体51と、シリンダ本体51内に摺動自在に挿入されたピストン52とから構成されている。シリンダ本体51においては、油室53が形成され、ピストン52が移動することによって油室53の容積が変化するようになっている。そして、油室53は、ポート54から油路55を介して切換シリンダ22の第3ポート39に連通している。
(6)圧力発生機構
圧力発生機構61は、シリンダ本体30の第4油室40とリザーバ76との油移動経路間に配置され、第2ピストン32が第1ピストン31を駆動しているクラッチ断状態において、第3ピストン33が第1ピストン31側に移動する際に第4油室40からリザーバ76に流れる油に圧力を発生するための機構である。
圧力発生機構61は、主に、ロジックバルブ62と、チェックバルブ63とから構成されている。両部材は、第4油室40とリザーバ76との間で並列に配置されている。
ロジックバルブ62は、第2ピストン32が第1ピストン31を駆動しているクラッチ断状態の場合は圧力を大きくし、第2ピストン32が第1ピストン31を駆動していないクラッチ接状態の場合は圧力を小さくするためのものである。ロジックバルブ62は、移動可能な油路64と、油路64を所定の位置に保持するためのばね65とから構成されている。油路64とばね65は、室66内に配置されている。油路64は、第4油室40側の油路68と、リザーバ76側の油路70とを連結している。また、油路64は、油路68と油路70との間の流路面積を変更可能なように室66内で移動可能であり、ばね65によって流路面積が最大となる位置に保持されている。油路68は油路67に連通しており、油路70は、リザーバ76から延びる油路74に連通している。油路64のばね65側には油路69の端が配置されており、その反対側にはオート操作用シリンダ21からの油路75の端が配置されている。油路69は油路67に連通している。
以上をまとめると、油路64は、オート操作用シリンダ21からの油圧と切換シリンダ22(具体的には、第4油室40)からの油圧の差によって室66内を移動し、流路面積を変更可能である。つまり、油路64は、油路の流路面積を変更可能なピストンであり、圧力発生部でもある。油路75や油路69等は、パイロット圧と第4油室40からの油圧との差圧によって油路64における圧力を変化させる圧力調整部である。なお、ばね65は油路64の位置決めを行うためのものであり、剛性は十分に小さく設定されている。
チェックバルブ63は、油がリザーバ76から第4油室40側に向かってのみ移動することを許容する(油は第4油室40からリザーバ76に向かって流れない)ものである。チェックバルブ63の第4油室40側には油路72が配置され、リザーバ76側には油路73が配置されている。油路72は油路67に連通し、油路73は油路74に連通している。
なお、図2はクラッチ操作装置5の初期状態を示しており、ペダル操作用シリンダ13及びオート操作用シリンダ21は駆動されておらず、その結果第2及び第3ピストン32,33は最も右側に位置している。第1ピストン31も最も右側に位置しており、第1油室34の容積が最大になっている。つまり、スレーブシリンダ6に油圧は供給されておらず、クラッチ接状態になっている。さらに、圧力発生機構61では、オート操作用シリンダ21からロジックバルブ62にパイロット圧が供給されていないため、油路64は流路面積が最大となる位置に配置されている。
(7)自動変速
通常走行時は、一般的に自動変速が実行される。この自動変速時には、トランスミッションECU9は、各種センサからの信号にしたがってトランスミッション2の変速を行う。
具体的には、最初に、トランスミッションECU9は制御モータ機構15にクラッチ制御信号を出力する。この結果、モータが回転し、ウォームギヤ回転させる。このため、図3に示すように、オート操作用シリンダ21のピストン46が右に移動し、次に油室47の作動油が油路49を介して切換シリンダ22側に供給される。この作動油は切換シリンダ22の第2油室36に供給される。このため、第2ピストン32は第1ピストン31を押しながら図3の左側に移動する。この第1ピストン31の移動により、第1油室34の作動油が油路を介してスレーブシリンダ6側に供給される。これにより、スレーブシリンダ6が作動し、クラッチ3は切断状態になる。なお、このとき、オート操作用シリンダ21から圧力発生機構61に対して油路75を介してパイロット圧が供給されているため、ロジックバルブ62において油路64はばね65を圧縮する方向に移動し、その結果ロジックバルブ62において油の流れは遮断されている。リザーバ76からの油は、チェックバルブ63及び油路67,72を通って切換シリンダ22の第4油室40に供給される。
次に、図3の状態から、トランスミッションECU9は、変速制御信号をギヤ変速装置4に出力し、図示しないモータを駆動することでトランスミッション2のギヤ変速を行う。
最後に、トランスミッションECU9は、制御モータ機構15にクラッチ制御信号を出力する。この結果、モータが反対方向に回転し、ウォームギヤを回転させる。このため、図4に示すように、オート操作用シリンダ21のピストン46が前記とは逆方向に移動し、切換シリンダ22の第1及び第2ピストン31,32も前記とは逆方向に移動する。このため、スレーブシリンダ6に供給されていた作動油が第1油室34に戻る。したがって、スレーブシリンダ6のピストンは図示しないリターンスプリングによって戻り、クラッチ3は接続状態となる。なお、このときにオート操作用シリンダ21から圧力発生機構61にパイロット圧が供給されていないため、ロジックバルブ62は初期状態になっている。
(8)手動変速
a)モータが駆動されておらずクラッチ接の状態
ピットでの微速走行や寸動走行を行う際は、トランスミッションを低速側(例えば1速)に設定し、クラッチペダル12を操作する。このような手動変速時には、制御モータ機構15は作動しておらず、各ピストン31〜33はそれぞれ図2に示すように初期位置に位置している。
最初に、運転者がクラッチペダル12を踏み込めば、図5に示すように、クラッチ操作装置5において、ペダル操作用シリンダ13から作動油が油路55を介して切換シリンダ22に供給される。油は第3油室38に供給され、第3ピストン33が左側に駆動される。第3ピストン33は第1ピストン31を左側に移動させる。このため、前記同様にクラッチ3が切断状態になる。
次に、運転者がシフトレバー11を操作すると、シフトポジション信号がトランスミッションECU9に送られる。トランスミッションECU9は、変速制御信号をギヤ変速装置4に出力し、図示しないモータを駆動することでトランスミッション2のギヤ変速を行う。
最後に、運転者がクラッチペダル12の踏み込みを解除すれば、クラッチ操作装置5において、逆に作動油は切換シリンダ22から油路55を介してペダル操作用シリンダ13側に戻り、クラッチ3は接続状態となる。
以上のクラッチ断接動作において、圧力発生機構61では、第4油室40が小さくなるときに油はロジックバルブ62を通って第4油室40からリザーバ76に流れ、第4油室40が大きくなるときに油はチェックバルブ63及びロジックバルブ62を通ってリザーバ76から第4油室40へと流れる。いずれの場合も圧力発生機構61において大きな圧力が発生することがない。
具体的には、図5に示す第2ピストン32が第1ピストン31を駆動していないクラッチ接状態の場合は油路64で発生する圧力が小さいため、ペダル操作によって第3ピストン33を駆動した際に大きな抵抗が得られない。つまり、スレーブシリンダ6からのみクラッチペダル12に抵抗が作用して、通常のペダル操作感が得られる。さらに、第3ピストン33がクラッチ接方向に移動する際に、油路64の油路面積が小さくなっている場合でも、チェックバルブ63を油が流れることができるため、油がリザーバ76から第4油室40へスムーズに戻ることができる。
b)モータが駆動されておりクラッチ断の状態
次に、モータ駆動によってよってクラッチが断状態にあるときに、ペダル操作を行った場合のクラッチ操作装置5の動作について説明する。例えば、自動変速による走行後に停止して、発進時に手動変速を用いる場合である。
この状態で、図6に示すように、オート操作用シリンダ21のピストン46は右側に移動しており、そのため第2ピストン32が左側に移動し、第1ピストン31も左側に移動している。この状態で運転者がクラッチペダル12を踏むと、ペダル操作用シリンダ13のピストン52が図右側に移動する。すると、油室53から切換シリンダ22の第3油室38に油が供給され、第3ピストン33が第1ピストン31側に移動していく。このとき、第4油室40の容積が小さくなっていき、第4油室40から油路67を通って圧力発生機構61に油が供給される。この油は、油路69に供給され、オート操作用シリンダ21からのパイロット圧との間に油路64を挟んで対抗する。パイロット圧の方が高い場合は、油路64がばね圧縮方向に移動して、油路68と油路70の間の流路面積を狭くする。この結果、油路64での圧力が高くなり、つまり油路69の圧力が高くなる。以上の結果、油路64はばね非圧縮方向に移動して、油路68と油路70の間の流路面積を広くする。以上に述べたように、油路64は流路面積を狭くしたり広くしたりしている。
以上の効果を説明すると、図6の状態で第3ピストン33が第1ピストン31側に移動した際に、圧力発生機構61で所定の圧力が発生するため、運転者は通常と同等の抵抗をペダルから受ける。つまり、通常と同じペダル操作感が得られる。
第3ペダル33が第1ペダル31に当接した後は、第3ペダル33がクラッチ接方向に移動すると、第1ピストン31のみならず第2ピストン32も図右側に移動し、以後通常のペダル操作が続けられるようになる。
(9)基本的効果
以上に述べたように、第2ピストン32と第3ピストン33は第1ピストン31に対して並列に駆動するようになっている。言い換えると、第2ピストン32と第3ピストン33は、機械的に独立して(互いの油圧に影響を受けることなく)、第1ピストン31を駆動するようになっている。
そのため、自動断接操作過渡期に手動操作を行った場合にペダル操作の違和感が生じにくい。従来の技術であれば、自動断接操作過渡期に手動操作を行った場合に自動側の油圧がペダル操作のピストンに影響していた。
また、図2の初期状態から例えば第2ピストン32が駆動された状態はクラッチ断方向への移動であり、例えば第3ピストン33が第1ピストン31を駆動したとしても、第1ピストン31は第2ピストン32によってクラッチ接方向に移動することが妨げられる。つまり、第2ピストン32及び第3ピストン33の一方がクラッチ断方向に移動している際にはその状態が優先されるため、突然のクラッチ接続(車両の急発進)は生じにくい。従来であれば自動変速中に自動変速のピストンがクラッチ断状態で停止した場合にペダルを踏むと、自動変速側のピストンがクラッチ接状態に戻ってしまう(車両は急発進する)ことがありえた。本発明では、そのような場合にも自動変速側のピストンはクラッチ断位置に維持されているため、上記問題は生じない。
2.第2実施形態
(1)圧力発生機構
クラッチ操作装置5の他の実施形態について説明する。この実施形態では、前記第1実施形態に比べて、シリンダ13,21,22の構造は同じであり、圧力発生機構の構造のみが異なる。
図7に示すように、圧力発生機構81は、シリンダ本体30の第4油室40とリザーバ76との油移動経路間に配置され、第2ピストン32が第1ピストン31を駆動しているクラッチ断状態において、第3ピストン33が第1ピストン31側に移動する際に第4油室40からリザーバ76に流れる油に圧力を発生するための機構である。
圧力発生機構81は、主に、リリーフバルブ82と、チェックバルブ83と、パイロットチェックバルブ84とから構成されている。各部材は、第4油室40とリザーバ76との油移動経路間で並列に作用するように配置されている。
リリーフバルブ82は、第4油室40からリザーバ76へと油が流れるのを許容しつつ、その際に所定の圧力を発生するためのものである。リリーフバルブ82の第4油室40側には油路86が配置され、リザーバ76側には油路89が配置されている。油路86は油路67に連通し、油路89はリザーバ76から延びる油路92に連通している。
パイロットチェックバルブ84は、油が第4油室40からリザーバ76に向かってのみ移動する(油はリザーバ76から第4油室40に向かって流れない)ようにするものであり、パイロット圧によって開閉状態が切り換えられるようになっている。パイロットチェックバルブ84の第4油室40側には油路87が配置され、リザーバ76側には油路90が配置されている。油路87は油路67に連通しており、油路90は油路92に連通している。パイロットチェックバルブ84には、オート操作用シリンダ21の油室47から油路75を介してパイロット圧が供給されるようになっている。パイロット圧が供給されると、パイロットチェックバルブ84は閉じられる。
チェックバルブ83は、油がリザーバ76から第4油室40側に向かってのみ移動することを許容する(油は第4油室40からリザーバ76に向かって流れない)ものである。チェックバルブ83の第4油室40側には油路88が配置され、リザーバ76側には油路91が配置されている。油路88は油路67に連通し、油路91は油路92に連通している。
(2)手動変速
a)モータが駆動されておらずクラッチ接の状態
ピットでの微速走行や寸動走行を行う際は、トランスミッションを低速側(例えば1速)に設定し、クラッチペダル12を操作する。このような手動変速時には、制御モータ機構15は作動しておらず、各ピストン31〜33はそれぞれ図2に示すように初期位置に位置している。
最初に、運転者がクラッチペダル12を踏み込めば、図7に示すように、ペダル操作用シリンダ13から作動油が油路55を介して切換シリンダ22に供給される。油は第3油室38に供給され、第3ピストン33が左側に駆動される。第3ピストン33は第1ピストン31を左側に移動させる。このため、前記同様にクラッチ3が切断状態になる。
次に、運転者がシフトレバー11を操作すると、シフトポジション信号がトランスミッションECU9に送られる。トランスミッションECU9は、変速制御信号をギヤ変速装置4に出力し、図示しないモータを駆動することでトランスミッション2のギヤ変速を行う。
最後に、運転者がクラッチペダル12の踏み込みを解除すれば、クラッチ操作装置5において、逆に作動油は切換シリンダ22から油路55を介してペダル操作用シリンダ13側に戻り、クラッチ3は接続状態となる。
以上のクラッチ断接動作において、圧力発生機構81では、第4油室40が小さくなるときに油はパイロットチェックバルブ84を通って第4油室40からリザーバ76に流れ、第4油室40が大きくなるときに油はチェックバルブ83を通ってリザーバ76から第4油室40へと流れる。いずれの場合も圧力発生機構81において大きな圧力が発生することがない。
具体的には、図7に示す第2ピストン32が第1ピストン31を駆動していないクラッチ接状態の場合であっても、油はパイロットチェックバルブ84を流れることができるため、ペダル操作によって第3ピストン33を駆動した際に大きな抵抗が得られない。つまり、スレーブシリンダ6からのみクラッチペダル12に抵抗が作用して、通常のペダル操作感が得られる。さらに、第3ピストン33がクラッチ接方向に移動する際に、パイロットチェックバルブ84が閉じられている場合でも、チェックバルブ83を油が流れることができるため、油がリザーバ76から第4油室40へスムーズに戻ることができる。
b)モータが駆動されておりクラッチ断の状態
次に、モータ駆動によってよってクラッチが断状態にあるときに、ペダル操作を行った場合のクラッチ操作装置5の動作について説明する。例えば、自動変速による走行後に停止して、発進時に手動変速を用いる場合である。
図8に示すように、オート操作用シリンダ21のピストン46は右側に移動しており、そのため切換シリンダ22において第2ピストン32が左側に移動し、第1ピストン31も左側に移動している。この状態で運転者がクラッチペダル12を踏むと、ペダル操作用シリンダ13のピストン52が図右側に移動する。すると、油室53から切換シリンダ22の第3油室38に油が供給され、第3ピストン33が第1ピストン31側に移動していく。このとき、第4油室40の容積が小さくなっていき、第4油室40から油路67を通って圧力発生機構81に油が供給される。一方、パイロットチェックバルブ84にはオート操作用シリンダ21からパイロット圧が供給されるため、パイロットチェックバルブ84は閉鎖されている。以上より、油路67かの油はリリーフバルブ82のみを通ってリザーバ76に流れる。この結果、油路67での圧力が高くなる。
以上の効果を説明すると、図8の状態で第3ピストン33が第1ピストン31側に移動した際に、圧力発生機構81で所定の圧力が発生するため、運転者は通常と同等の抵抗をペダルから受ける。つまり、通常と同じペダル操作感が得られる。
第3ペダル33が第1ペダル31に当接した後は、第3ペダル33がクラッチ接方向に移動すると、第1ピストン31のみならず第2ピストン32も図右側に移動し、以後通常のペダル操作が続けられるようになる。
前記各実施形態における構成は実施形態に示された構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
変速システムの概略構成図。 第1実施形態に係るクラッチ操作装置の断面構成図(初期状態)。 第1実施形態に係るクラッチ操作装置の断面構成図(オート操作によるクラッチ断状態)。 第1実施形態に係るクラッチ操作装置の断面構成図(オート操作によるクラッチ接状態)。 第1実施形態に係るクラッチ操作装置の断面構成図(オート操作によるクラッチ接状態でのペダル操作)。 第1実施形態に係るクラッチ操作装置の断面構成図(オート操作によるクラッチ断状態でのペダル操作)。 第2実施形態に係るクラッチ操作装置の断面構成図(オート操作によるクラッチ接状態でのペダル操作)。 第2実施形態に係るクラッチ操作装置の断面構成図(オート操作によるクラッチ断状態でのペダル操作)。
符号の説明
3 クラッチ
5 クラッチ操作装置
6 スレーブシリンダ
12 クラッチペダル
13 ペダル操作用シリンダ
21 オート操作用シリンダ
22 切換シリンダ
30 シリンダ本体(シリンダ)
31 第1ピストン
32 第2ピストン
33 第3ピストン
40 第4油室(油室)
61 圧力発生機構
62 ロジックバルブ
63 チェックバルブ
76 リザーバ
81 圧力発生機構
82 リリーフバルブ
83 チェックバルブ
84 パイロットチェックバルブ

Claims (10)

  1. クラッチペダル装置の操作及びクラッチ制御信号により駆動されるモータの作動を受けて、クラッチ断接用スレーブシリンダに油圧を供給しクラッチの断接を行う油圧式クラッチ操作装置であって、
    シリンダと、
    前記シリンダ内に配置され、前記シリンダ内を移動することで前記スレーブシリンダに油圧を供給するための第1ピストンと、
    前記シリンダ内に配置され、前記モータの作動を受けて前記第1ピストンを駆動する第2ピストンと、
    前記シリンダ内に配置され、前記第2ピストンと並列に前記第1ピストンに作用するようになっており、前記クラッチペダル装置の操作を受けて前記第1ピストンを駆動する第3ピストンと、
    リザーバと、
    前記第3ピストンの前記移動側の油室と前記リザーバとの油移動経路間に配置され、前記第2ピストンが前記第1ピストンを駆動しているクラッチ断状態において、前記第3ピストンが前記第1ピストン側に移動する際に、前記油室から前記リザーバに流れる油に圧力を発生するための圧力発生機構と、
    を備えた油圧式クラッチ操作装置。
  2. 前記圧力発生機構は、圧力発生部と、前記第2ピストンが前記第1ピストンを駆動しているクラッチ断状態の場合は前記圧力発生部の圧力を大きくし、前記第2ピストンが前記第1ピストンを駆動していないクラッチ接状態の場合は前記圧力発生部の圧力を小さくする圧力調整部とを有する、請求項1に記載の油圧式クラッチ操作装置。
  3. 前記圧力発生機構は、前記圧力発生部及び前記圧力調整部と並列に配置されたチェックバルブをさらに有し、
    前記チェックバルブは、油が前記リザーバから前記油室へ流れることのみを許容する、請求項2に記載の油圧式クラッチ操作装置。
  4. 前記圧力発生部及び前記圧力調整部は1つのロジックバルブで実現されている、請求項2又は3に記載の油圧式クラッチ操作装置。
  5. 前記モータに駆動されて前記第2ピストンに油圧を供給して駆動するオート操作用シリンダをさらに備え、
    前記オート操作用シリンダからの油圧は、前記ロジックバルブにパイロット圧として供給される、請求項4に記載の油圧式クラッチ操作装置。
  6. 前記圧力発生部は、油路の流路面積を変更可能なピストンであり、
    前記圧力調整部は、前記パイロット圧と前記油室からの油圧との差圧によって前記ピストンを駆動可能なピストン駆動機構である、請求項5に記載の油圧式クラッチ操作装置。
  7. 前記圧力発生機構はリリーフバルブを有する、請求項1に記載の油圧式クラッチ操作装置。
  8. 前記圧力発生機構は、前記リリーフバルブと並列に配置されたチェックバルブをさらに有し、
    前記チェックバルブは、油が前記リザーバから前記油室へ流れることのみを許容する、請求項7に記載の油圧式クラッチ操作装置。
  9. 前記圧力発生機構は、前記リリーフバルブ及び前記チェックバルブと並列に配置され、油が前記油室から前記リザーバへ流れることのみを許容するパイロットチェックバルブをさらに備え、
    前記パイロットチェックバルブは、前記第2ピストンが前記第1ピストンを駆動しているクラッチ断状態の場合は閉鎖され、前記第2ピストンが前記第1ピストンを駆動していないクラッチ接状態の場合は開放される、請求項8に記載の油圧式クラッチ操作装置。
  10. 前記モータに駆動されて前記第2ピストンに油圧を供給して駆動するオート操作用シリンダをさらに備え、
    前記オート操作用シリンダからの油圧は、前記パイロットチェックバルブにパイロット圧として供給される、請求項9に記載の油圧式クラッチ操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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