JP2005162102A - 後輪駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 デファレンシャルユニット近傍に車幅方向に突出する突出部が形成される構造であっても、ドライブシャフト接続用のフランジ部を有するジョイントシャフトがデファレンシャルユニットに取付け可能となる後輪駆動装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の後輪駆動装置は、内部にデファレンシャルギアが配置されているデファレンシャルユニット12を備えた後輪駆動装置であって、デファレンシャルユニットが、デファレンシャルギアの近傍で車幅方向外方に突出する突出部48と、一端側がデファレンシャルギアに連結され他端側がデファレンシャルユニットから車幅方向外方に突出し後輪のドライブシャフトに連結されるジョイントシャフト50とを備え、ジョイントシャフトの他端側には、ドライブシャフトが連結されるフランジ部54が形成され、フランジ部は突出部より車幅方向外方位置で突出部と車幅方向に重なるように配置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車の後輪駆動装置に関し、駆動輪である前輪がスリップしたときに後輪を専用モータで駆動する四輪駆動車両における後輪駆動装置およびその組立方法に関連する。
通常はエンジンで前輪を駆動して走行し、前輪がスリップしたときにモータで後輪を駆動するタイプの四輪駆動車が提案されている。このタイプの四輪駆動車では、エンジンで四輪を駆動する通常の四輪駆動車に必要なプロペラシャフト、トランスファ等が不要となるため、広い室内空間の確保および車両の軽量化を達成しながら、雪道等の低μ路での安定した発進、走行が可能となる。
本発明は、このような先行技術に基づいてなされたものである。
このような四輪駆動車では、後輪駆動用のモータ、このモータに接続された減速機、クラッチ、デファレンシャルギア等を含むデファレンシャルユニット、ドライブシャフト等を備えた後輪駆動装置を車体後方に設け、この後輪駆動装置で後輪を駆動する。
このような構造の四輪駆動車を製造する際には、デファレンシャルユニットにドライブシャフトを連結する必要がある。この連結方法としては、製造ラインで、作業者がドライブシャフトの先端をデファレンシャルユニットに差し込み、ドライブシャフトをデファレンシャルギアに接続する方法が挙げられる。しかしながら、この作業は、作業者が、組立中の車体と共に移動しながら細長いドライブシャフトをライン側方からデファレンシャルギアに接続するため、作業者にとって負担が大くなる。
また、上述したようにデファレンシャルユニットにドライブシャフトの先端が直接、差し込まれる構造では、デファレンシャルユニットに直接、差し込むことができる寸法形状を有する専用のドライブシャフトを使用しなければならないため、製品コストが上昇してしまう。
このため、一端にデファレンシャルギアに接続可能なセレーションが、他端にドライブシャフトに接続されるフランジ部が形成されたジョイントシャフトを、デファレンシャルユニットに取付けておき、製造ライン上では、ドライブシャフト先端のジョイント部を、デファレンシャルユニットから突出しているジョイントシャフトのフランジ部に接続する方法が提案されている。
一方、上述したような後輪駆動装置は、取付け空間が後輪車軸近傍の狭い空間であるためコンパクトな構成が求められている。このため、この種の後輪駆動装置のデファレンシャルユニットは、車幅方向一端側に駆動用モータが配置され、車幅方向他端側のデファレンシャルギア近傍位置にモータによって駆動される軸の回転速度を検出するエンコーダが配置される構造をとる場合がある。
このような構造では、エンコーダがデファレンシャルギアの近傍でデファレンシャルユニットから車幅方向外方に突出した突出部を形成してしまうため、上述したようなジョイントシャフトをデファレンシャルユニットに取付けようとすると、ジョイントシャフトのフランジがエンコーダによる突出部と干渉し、ジョイントシャフトをデファレンシャルユニットに取付けることができなくなることがあるという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、デファレンシャルユニット近傍に車幅方向に突出する突出部が形成される構造であっても、ドライブシャフト接続用のフランジ部を有するジョイントシャフトがデファレンシャルユニットに取付け可能となる後輪駆動装置およびその組立方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、車体後部に配置され内部にデファレンシャルギアが配置されているデファレンシャルユニットを備えた後輪駆動装置であって、前記デファレンシャルユニットが、前記デファレンシャルギアの近傍で車幅方向外方に突出する突出部と、一端側が前記デファレンシャルギアに連結され他端側が前記デファレンシャルユニットから車幅方向外方に突出し後輪のドライブシャフトに連結されるジョイントシャフトと、を備え、前記ジョイントシャフトの他端には、前記ドライブシャフトが連結されるフランジ部が形成され、該フランジ部は、前記突出部より車幅方向外方位置で、前記突出部と車幅方向に重なるように配置されていることを特徴とする後輪駆動装置が提供される。
このような構成によれば、デファレンシャルギア近傍に車幅方向外方に突出する突出部が設けられたデファレンシャルユニットであっても、フランジを備えたジョイントシャフトを介して、ドライブシャフトをデファレンシャルギアに連結することが可能となる。
本発明の他の態様によれば、車体後部に配置され駆動輪である前輪がスリップしたときに後輪を駆動する後輪駆動装置であって、後輪駆動用のモータと、該モータに接続されたデファレンシャルギアが内部に配置されたデファレンシャルユニットと、後輪駆動用のドライブシャフトとを備え、前記モータは、前記デファレンシャルユニットの車幅方向一端側から車幅方向外方に突出するように該デファレンシャルユニットに取付けられ、前記デファレンシャルユニットは、前記モータによって駆動される回転軸の回転数を検出するエンコーダと、一端側が前記デファレンシャルユニットギアに連結され他端側が前記デファレンシャルユニットから車幅方向外方に突出し前記ドライブシャフトに連結されるジョイントシャフトと、を備え、前記エンコーダは、前記デファレンシャルギアの近傍で前記デファレンシャルユニットから車幅方向他端側に突出する突出部を形成するように配置され、前記ジョイントシャフトの他端には、前記ドライブシャフトが連結されるフランジ部が形成され、該フランジ部は、前記突出部より車幅方向外方位置で、前記突出部と車幅方向に重なるように配置されていることを特徴とする後輪駆動装置が提供される。
このような構成によれば、モータとエンコーダを車幅方向反対側に配置してコンパクトな構成とした後輪駆動用のデファレンシャルユニットに対しても、ジョイントシャフトのフランジを介して、ドライブシャフトを連結することができる。このため、ドライブシャフトの連結作業が容易に行える。したがって、後輪駆動装置をコンパクトな構成としつつ、作業性が向上することになる。
本発明の他の態様によれば、デファレンシャルギアが内蔵されたデファレンシャルユニットを備えトーションビーム方式のサスペンションによって支持された後輪を駆動する後輪駆動装置の組立方法であって、前記デファレンシャルユニットが、前記デファレンシャルギアの近傍で車幅方向外方に突出する突出部と、一端側が前記デファレンシャルギアに連結され他端側が前記デファレンシャルユニットから車幅方向外方に突出し後輪のドライブシャフトに連結される左右のジョイントシャフトと、を備え、前記ジョイントシャフトの他端側には、前記ドライブシャフトが連結されるフランジ部が形成され、該フランジ部は、前記突出部より車幅方向外方位置で、前記突出部と車幅方向に重なるように配置され、前記左右のドライブシャフトは、車幅方向内方端が互いに対向するように車幅方向外方端が前記トーションビームの両側端に接続され該トーションビームと共にドライブシャフトユニットを構成しており、前記組立方法は、車体後部下方の所定位置に、前記デファレンシャルユニットを前記フランジ部が車幅方向外方を向くように取り付ける工程と、前記ドライブシャフトユニットを下方から前記デファレンシャルユニットに接近させ、前記左右のドライブシャフトの車幅方向内方端を車幅方向外方に向かって押し拡げながら、前記左右のドライブシャフトの車幅方向内方端を、それぞれ、前記左右のジョイントシャフトのフランジ部に連結する工程と、を備えていることを特徴とする後輪駆動装置の組立方法が提供される。
トーションビーム方式のサスペンションでは、左右のドライブシャフトがトーションビームによって一体化してドライブシャフトユニットとされているので、左右のドライブシャフトを別々にデファレンシャルユニットに接続する組立方法を採ることができない。
しかしながら、本発明の方法は、フランジ部を備えたジョイントシャフトをデファレンシャルユニットに連結しておき、このジョイントシャフトのフランジ部にドライブシャフトを接続する構成であるので、後輪がトーションビーム方式のサスペンションを有する場合であっても、デファレンシャルユニットにドライブシャフトを容易に接続することができる。
さらに、フランジ部が、デファレンシャルユニットの突出部より車幅方向外方位置に配置されるので、フランジ部に連結されるドライブシャフトのジョイント部の外径を、デファレンシャルユニットの突出部との干渉を回避するために小さくする等の、設計変更が不要となる。このため、特別に設計したドライブシャフトを使用する必要がなくなり、コストが低下する。
本発明によれば、デファレンシャルユニット近傍に車幅方向に突出する突出部が形成される構造であっても、ドライブシャフト接続用のフランジ部を有するジョイントシャフトがデファレンシャルユニットに接続可能となる後輪駆動装置およびその組立方法が提供される。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態の後輪駆動装置を詳細に説明する。まず、図1に沿って、本発明の好ましい実施形態の後輪駆動装置が搭載される車両1の構成を説明する。図1は、車体1の概略的な構成を示すブロック図である。この車両1は、通常は、エンジンで前輪を駆動することによって走行しており、前輪がスリップしたとき、専用のモータで後輪を駆動する所謂スタンバイ四駆である。
図1に示されているように、車両1は、パワーユニットとして、前輪2を駆動するエンジン4と、後輪6、6を駆動するモータ8とを備えている。モータ8は、エンジン4に連結された発電機10から電力を供給されて作動する。モータ8は、デファレンシャルユニット12に取付けられ、デファレンシャルユニット12に内蔵された電磁クラッチ、デファレンシャルギア等を介して、後輪のドライブシャフト14、14に連結されている。
車両1は、後輪の駆動を制御するための制御ユニット(コンピュータ)16を備えている。制御ユニット16は、通常時の駆動輪である前輪のスリップを検出すると、後輪駆動ユニット12内の電磁クラッチを締結するとともに、発電機10およびモータ8を作動させる。この結果、エンジン4によって駆動される発電機10からの電力でモータ8が駆動され、さらに、モータ8が、締結された電磁クラッチを介して後輪6、6のドライブシャフト14、14を回転駆動し、車両1は四輪駆動となる。本実施形態では、モータ8、デファレンシャルユニット12等が後輪駆動ユニット18を構成している。また、後輪駆動装置は、後輪駆動ユニット18とドライブシャフト14等によって構成される。
次に、図2に沿って本実施形態の後輪駆動装置の構成を説明する。図2は、本実施形態の後輪駆動装置の平面図である。
後輪駆動装置は、車両1の後輪近傍に配置されたクロスメンバ(図示せず)に取付けられた後輪駆動ユニット18を備えている。後輪駆動ユニット18は、図2に示されているように、後輪駆動用のモータ8と、モータ8が取付けられているデファレンシャルユニット12とを備えている。デファレンシャルユニット12は、モータ8が直接、接続される減速部20と、減速部20の前方に配置されデファレンシャルギア部22とを備えている。モータ8は、デファレンシャルユニット12の車幅方向一方側から車幅方向外方に向かって突出するように、減速部20に取付けられている。
減速部20は、車両後方側位置に車幅方向に延びる回転可能な第1軸24を備えている。第1軸24は、一端側にモータ8の出力軸がスプライン結合され、モータ8により回転駆動されるように構成されている。減速部20は、第1軸24の前方の配置され車幅方向に延びる回転可能な第2軸26を備えている。第2軸26は長手方向略中央に大径ギア28を備え、この大径ギア28が、第1軸24の他端に形成された第1ギア30と噛合している。
更に、第2軸26は一端に第2ギア32を備え、この第2ギア32が、デファレンシャルギア部22の回転可能な外側ケース34の外周に形成され第3ギア36と噛合している。外側ケース34内には、電磁クラッチ38を介して、デフケース40が回転可能に取付けられている。従って、電磁クラッチ38を締結することにより、外側ケース34とデフケース40は結合されて一体的に回転するように構成されている。
デフケース40内には、公知のデファレンシャルギアと同様の構造が設けられている。すなわち、デフケース40に自転可能に固定されたデフケース40と一体的に回転する一対のピニオンギア42、42と、一対のピニオンギア42、42にかみ合うように配置された一対の笠羽状のサイドギア(ベベルギア)44、44とがデフケース40内に配置されている。
減速部20の第2軸26には、第2軸20の回転数を検出するためのエンコーダ46が取付けられている。エンコーダ46は、第2軸26の他端側(モータ8と反対側)で、隣接するデファレンシャル部22方向かつ車幅方向外方(他端側外方)に向かって突出する突出部48を形成している。すなわち、突出部48は、デファレンシャルギアの近傍で、車幅方向他端側に突出していることになる。
後輪駆動ユニット18は、後輪用のドライブシャフトを連結するための左右一つのジョイントシャフト50、50を備えている。ジョイントシャフト50は、一端側にセレーション52が、他端側に外方に向かって拡大するフランジ部54がそれぞれ形成されている。ジョイントシャフト50は、一端がデファレンシャル部22に差し込まれてセレーション52を介してサイドギア42に連結され、サイドギア42と一体的に車幅方向軸線を中心に回転するように構成されている。このように本実施形態の構成では、ジョイントシャフト50がデファレンシャルギア装置を構成するサイドギア42に接続される。
図2に示されているように、ジョイントシャフト50は、セレーション52とフランジ部54の間の中間部分がデフケース40に挿通されているが、この部分等でのがたつきを減少させるため、デフケース40等のデファレンシャルユニット側部品との間に形成される隙間を減少させることが好ましい。
ジョイントシャフト50の他端に形成されているフランジ部54は、突出部48より車幅方向外方位置で、突出部48と車幅方向に重なるように配置されている。フランジ部54には、ドライブシャフトを連結するためのボルト56が、複数本、圧入されている。
次に、後輪駆動ユニット18へのドライブシャフト14の取付けを説明する。図3は、後輪駆動ユニット18へのドライブシャフト14の取り付け作業を説明するための模式的な図面である。図3の例は、後輪がトーションバー式のサスペンション装置を備えている構成であり、左右の後輪のドライブシャフト14、14は、車幅方向内方端のジョイント部58が互いに対向するように車幅方向外方端がトーションバー60によって接続されて一体のドライブシャフトユニット62とされている。
製造ラインでは、まず、車体のボディ64後部下方の所定位置に、デファレンシャルユニット12をフランジ部54が車幅方向外方を向くように取り付ける。
次いで、図3に示されているように、車両1のボディ64の後部下方位置に吊り下げ固定されている後輪駆動ユニット18に、下方からドライブシャフトユニット62を矢印A方向に接近させ、後輪駆動ユニット18にドライブシャフトユニット62を取付ける。
取付けは、左右のドライブシャフト14、14のジョイント部58の先端に形成されている孔部にジョイントシャフトのフランジ部54に圧入されているボルト56を通し、ナットで締め付けて、ジョイントシャフト50のフランジ部54とドライブシャフト14の車幅方向内方側の端部であるジョイント部58とを連結することによって行われる。このジョイント部58は、ドライブシャフト14の軸線方向(車幅方向)に所定量スライド可能な構成とされている。
ドライブシャフトユニット62において、左右のドライブシャフト14、14のジョイント部58、58の先端の間隔d1は、左右のフランジ部54に圧入されているボルト56の先端の間隔d2より短く設定されていので、ドライブシャフト14の取付けにあたっては、ジョイント部58に矢印Bで示す方向に力をかけて、ジョイント部58をスライドさせ車幅方向外方に押し拡げ、ドライブシャフト14、14の内方端であるジョイント部58、58の先端の間隔をフランジ部54の間隔d2より長くする。この状態で、ジョイント部58、58がフランジ部54と車幅方向に重なる位置に、ドライブシャフトユニット62を配置する。次いで、ジョイント部58にかけていた力をゆるめ、ジョイント部58、58を元の位置に復帰させ、フランジ部54のボルト56をジョイント部58、58の孔部に挿通させる。最後に、ジョイント部58の孔部に挿通されたボルト56にナットをねじ込み、ジョイント部58とフランジ部54を固定し、ドライブシャフト14の取付けを完了する。
このような構成を有する本実施形態の後輪駆動装置によれば、電磁クラッチ38を締結した状態でモータ8を駆動すると、モータ8の回転が、第1軸24、第2軸26、外側ケース34を経て、デフケース40に伝達される。左右の後輪にかかる負荷が等しいときには、左右のサイドギア44がデフケース40と一体となって回転し、この結果、左右のジョイントシャフト54、54を介して左右の後輪が等しい回転数で駆動される。
また、一方の後輪に大きな抵抗がかかると、一方のドライブシャフトに係る回転抵抗が大きくなるので、ピニオンギア42が自転しながら抵抗がかかった側のサイドギア44上を回転方向と同方向に移動する。この結果、公知のデファレンシャルギアと同様に、他方のサイドギア44の回転が増速される差動作用が生じることになる。
さらに、本実施形態の構成によれば、後輪駆動用のドライブシャフトを連結するためのジョイントシャフト50のフランジ部54が、エンコーダ46による突出部48より車幅方向外方に位置するので、フランジ部54と突出部48とを車幅方向に重なる位置に配置することが可能となる。この結果、後輪駆動装置の前後長が短縮される。
車輪に上下方向の入力があったとき、ドライブシャフトはジョイントシャフトとの連結部付近を中心として上下に揺動するので、揺動するドライブシャフトが通過する連結部を中心とした車体下方の扇形領域内には、車両の部品(例えば燃料パイプ)を配置することができない。上記実施形態の構成によれば、ジョイントシャフトとドライブシャフトの連結部が車幅方向外方に位置することになるので、部品を配置することができない扇形領域が、車幅方向外方側に位置するので、車体下部における部品配置の自由度が向上する。
さらに、製造ラインでのドライブシャフトの接続に先立って、デファレンシャルユニットにジョイントシャフトが取付けられるので、デファレンシャルユニットにデフオイルを予め注入しておくことが可能であり、製造工程が簡略化される。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術事項の範囲内で種々の変更又は変形が可能である。
本発明の好ましい実施形態の後輪駆動装置が搭載される車両の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の好ましい態様の後輪駆動装置の平面図である。 後輪駆動装置へのドライブシャフトの取り付け作業を説明するための模式的な図面である。
符号の説明
1:車両
8:モータ
12:デファレンシャルユニット
18:後輪駆動ユニット
20:減速部
22:デファレンシャルギア部
24:第1軸
26:第2軸
38:電磁クラッチ
40:デフケース
42:ピニオンギア
44:サイドギア(ベベルギア)
46:エンコーダ
48:突出部
50:ジョイントシャフ
52:セレーション
54:フランジ部
58:ジョイント部

Claims (3)

  1. 車体後部に配置され内部にデファレンシャルギアが配置されているデファレンシャルユニットを備えた後輪駆動装置であって、
    前記デファレンシャルユニットが、前記デファレンシャルギアの近傍で車幅方向外方に突出する突出部と、一端側が前記デファレンシャルギアに連結され他端側が前記デファレンシャルユニットから車幅方向外方に突出し後輪のドライブシャフトに連結されるジョイントシャフトと、を備え、
    前記ジョイントシャフトの他端側には、前記ドライブシャフトが連結されるフランジ部が形成され、該フランジ部は、前記突出部より車幅方向外方位置で、前記突出部と車幅方向に重なるように配置されている、
    ことを特徴とする後輪駆動装置。
  2. 車体後部に配置され駆動輪である前輪がスリップしたときに後輪を駆動する後輪駆動装置であって、
    後輪駆動用のモータと、該モータに接続されたデファレンシャルギアが内部に配置されたデファレンシャルユニットと、後輪駆動用のドライブシャフトとを備え、前記モータは、前記デファレンシャルユニットの車幅方向一端側から車幅方向外方に突出するように該デファレンシャルユニットに取付けられ、
    前記デファレンシャルユニットは、前記モータによって駆動される回転軸の回転数を検出するエンコーダと、一端側が前記デファレンシャルユニットギアに連結され他端側が前記デファレンシャルユニットから車幅方向外方に突出し前記ドライブシャフトに連結されるジョイントシャフトと、を備え、
    前記エンコーダは、前記デファレンシャルギアの近傍で前記デファレンシャルユニットから車幅方向他端側に突出する突出部を形成するように配置され、
    前記ジョイントシャフトの他端には、前記ドライブシャフトが連結されるフランジ部が形成され、該フランジ部は、前記突出部より車幅方向外方位置で、前記突出部と車幅方向に重なるように配置されている、
    ことを特徴とする後輪駆動装置。
  3. デファレンシャルギアが内蔵されたデファレンシャルユニットを備えトーションビーム方式のサスペンションによって支持された後輪を駆動する後輪駆動装置の組立方法であって、
    前記デファレンシャルユニットが、前記デファレンシャルギアの近傍で車幅方向外方に突出する突出部と、一端側が前記デファレンシャルギアに連結され他端側が前記デファレンシャルユニットから車幅方向外方に突出し後輪のドライブシャフトに連結される左右のジョイントシャフトと、を備え、前記ジョイントシャフトの他端側には、前記ドライブシャフトが連結されるフランジ部が形成され、該フランジ部は、前記突出部より車幅方向外方位置で、前記突出部と車幅方向に重なるように配置され、
    前記左右のドライブシャフトは、車幅方向内方端が互いに対向するように車幅方向外方端が前記トーションビームの両側端に接続され該トーションビームと共にドライブシャフトユニットを構成しており、前記組立方法は、
    車体後部下方の所定位置に、前記デファレンシャルユニットを前記フランジ部が車幅方向外方を向くように取り付ける工程と、
    前記ドライブシャフトユニットを下方から前記デファレンシャルユニットに接近させ、前記左右のドライブシャフトの車幅方向内方端を車幅方向外方に向かって押し拡げながら、前記左右のドライブシャフトの車幅方向内方端を、それぞれ、前記左右のジョイントシャフトのフランジ部に連結する工程と、を備えている、
    ことを特徴とする後輪駆動装置の組立方法。
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