JP2005160343A - 塩及びにがり水の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 海洋深層水の脱塩処理で残った液体を有効に利用し、ミネラルがバランス良く配合され、さらに他の有効成分も含まれている塩及びにがり水の製造方法を提供する。
【解決手段】 海洋深層水を脱塩処理した際に得られる塩分が高い方の液をさらに濃縮して、濃縮塩水とし、この濃縮塩水に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去する。次に、この濃縮塩水を濃縮して濃縮液中に塩の結晶を生成させ、塩結晶と残りの液体であるにがりとを分離する。この後、生成した塩を、果物または野菜から抽出した液体中に混合し、この液体中に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去する。次に、果物または野菜から抽出した液体の色が変わらない100℃未満の低温で、水分を蒸発させる塩の製造方法である。
【選択図】なし
【解決手段】 海洋深層水を脱塩処理した際に得られる塩分が高い方の液をさらに濃縮して、濃縮塩水とし、この濃縮塩水に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去する。次に、この濃縮塩水を濃縮して濃縮液中に塩の結晶を生成させ、塩結晶と残りの液体であるにがりとを分離する。この後、生成した塩を、果物または野菜から抽出した液体中に混合し、この液体中に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去する。次に、果物または野菜から抽出した液体の色が変わらない100℃未満の低温で、水分を蒸発させる塩の製造方法である。
【選択図】なし
Description
この発明は、海洋深層水を利用して作られた塩及びにがり水の製造方法に関する。
従来、海洋深層水を逆浸透膜脱塩装置により脱塩し、得られた脱塩水に濾過や殺菌等の処理を施して飲料水として利用していた。この脱塩水に、調味料や香料を添加した飲料水もあった。一方、この脱塩処理で残った液体は塩分濃度が高いため、飲料水等には利用されず廃棄されていた。しかし、この残りの液体には健康によいとされるミネラルが多く含まれ、有効な利用方法が求められていた。
特開2003−169628号公報
しかしながら、上記従来技術の脱塩処理で残った液体は、有効なミネラル成分が多い反面塩化ナトリウムも多く、適当な利用法がないものであった。
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、海洋深層水の脱塩処理で残った液体を有効に利用し、ミネラルがバランス良く配合され、さらに他の有効成分も含まれている塩及びにがり水の製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、海洋深層水を脱塩処理した際に得られる塩分が高い方の液をさらに濃縮して、濃縮塩水とし、この濃縮塩水に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去し、さらにこの濃縮塩水を濃縮して、濃縮液中に塩の結晶を生成させ、塩結晶と残りの液体であるにがりとを分離し、生成した塩を果物または野菜から抽出した液体中に混合し、この液体中に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去し、上記果物または野菜から抽出した液体の色が変わらない100℃未満の低温で乾燥させる塩の製造方法である。
またこの発明は、海洋深層水を脱塩処理した際に得られる塩分が高い方の液をさらに濃縮して、濃縮塩水とし、この濃縮塩水に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去し、さらにこの濃縮塩水を濃縮して、濃縮液中に塩の結晶を生成させ、塩結晶と残りの液体であるにがりとを分離し、生成したにがりを果物または野菜から抽出した液体中に混合し、この液体中に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去し、上記果物または野菜から抽出した液体の色が変わらない100℃未満の低温でさらに濃縮するにがり水の製造方法である。
この発明の塩及びにがり水の製造方法は、海洋深層水を脱塩処理し残りの液体を、有効利用してミネラルバランスが良く、果物や野菜の有効成分も大量に含まれ、健康にも良い塩及びにがり水を効率よく製造することができるものである。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態は、海洋深層水を脱塩して清涼飲料水等を得た残りの濃縮海洋深層水成分から、塩及びにがり水を得る製造方法である。
この実施形態の塩及びにがり水は、富山湾の水面下320m程度の深海の海洋深層水を採取し、それを逆浸透膜処理により脱塩処理して清涼飲料水等を得て、この脱塩処理の残りの成分である塩分が高い濃縮塩水(一次濃縮塩水)を利用している。
この実施形態の塩の製造方法は、海洋深層水を脱塩処理した際に得られる塩分が高い方の一次濃縮塩水をさらに濃縮する。濃縮方法は、脱塩処理後の残りの液を部分的に冷凍させ、遠心脱水処理により凍結していない方の液である二次濃縮塩水を得る。凍結は、−25℃の冷凍庫にて行う。そして、およその体積比でこの液体の60%〜70%が凍結した状態で、冷凍を終了する。なお、海水等の塩分を含んだ液体を冷却していくと、容器の縁から氷ができ始めるが、真水の氷ができようとして、液中の塩分を排出しながら凍っていく。そのために、容器の縁にできる氷は、海水の持つ塩分よりもかなり低い塩分を持つ氷であり、容器の中央になるに従い、塩分濃度の高い氷となる。従って、塩分は中央部に濃縮されるため、容器中央まで凍らせる場合には、−30℃の低温が必要である。
次に、この二次濃縮塩水に備長炭や活性炭等の炭を入れて所定時間、例えば1日やすませ不純物を除去する。さらに、この濃縮塩水を30℃以上80度以下の低温で濃縮し、濃縮液中に塩の結晶を生成させる。そして、塩結晶と残りの液体であるにがりとを分離する。
次に、分離した塩を、果物または野菜から抽出した液体中に混合し、この液体中に備長炭や活性炭等の炭を入れて所定時間、例えば1〜2日やすませ、不純物を除去する。この後、果物または野菜から抽出した液体の色が変わらない温度で、100℃未満の低温、好ましくは40℃以上80度以下の低温で、水分を蒸発させ塩を製造する。この塩は、完全に乾燥している必要はなく、僅かに水分が残っていても良い。
また塩結晶と残りの液体であるにがりとを分離した後、生成したにがりを果物または野菜から抽出した液体中に混合し、この液体中に炭を入れて所定時間、例えば1〜2日やすませ不純物を除去する。そして、果物または野菜から抽出した液体の色が変わらない温度で、100℃未満の低温、好ましくは40℃以上80度以下の低温でさらに濃縮して、にがり水を製造する。
この実施形態の塩及びにがり水の製造方法によれば、果物や野菜の濃縮成分と海洋深層水の濃縮成分とが効果的に含有され、しかも濃縮時に高温に加熱しないので、有効成分が反応して変質したり、成分が無くなることがない。また、活性炭等を入れて不純物を除去しているので、有効成分のみが濃縮され、また果物や野菜成分の色が変色することがない。
しかも果物または野菜から抽出した液体が濃縮されているので、人体にとって有効な成分を、効果的に大量に摂取することができる。特に、多くは摂取しにくいフラボノイドやその他ポリフェノール含有食品を、大量に摂取することができる。また、高温にさらすことなく製造するので、抗酸化機能を担うビタミンCやポリフェノールを破壊することなく濃縮することができる、少量でも有効な摂取が可能である。
混合する果物または野菜は、ブルーベリー、リンゴ、オレンジ、キウイ、にんじん、カボチャ、トマト、ほうれん草等任意に選択可能であり、2種類以上の果汁や野菜汁を混合したものでも良い。
ここで混合する果物や野菜は、一般に白血球を活性化し、免疫機能を高め、抗酸化作用を有することにより、体内の脂質の酸化を防ぎ、動脈硬化を予防する働きがあると言われている。また、ナトリウム以外のミネラル分も多いので、食塩の代わりに摂取することにより、塩化ナトリウムの取りすぎを防止し、高血圧やその他の生活習慣病の防止にも寄与する。
以下、この発明の一実施例の塩について説明する。この実施例では、果物としてブルーベリーを上記の方法で加えて、塩を製造したものである。これにより得られた塩のミネラル成分を表1に示す。
Claims (2)
- 海洋深層水を脱塩処理した際に得られる塩分が高い方の液をさらに濃縮して、濃縮塩水とし、この濃縮塩水に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去し、さらにこの濃縮塩水を濃縮して、その濃縮液中に塩の結晶を生成させ、塩結晶と残りの液体であるにがりとを分離し、生成した塩を果物または野菜から抽出した液体中に混合し、この液体中に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去し、上記果物または野菜から抽出した液体の色が変わらない100℃未満の低温で水分を蒸発させること特徴とする塩の製造方法。
- 海洋深層水を脱塩処理した際に得られる塩分が高い方の液をさらに濃縮して、濃縮塩水とし、この濃縮塩水に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去し、さらにこの濃縮塩水を濃縮して、その濃縮液中に塩の結晶を生成させ、塩結晶と残りの液体であるにがりとを分離し、生成したにがりを果物または野菜から抽出した液体中に混合し、この液体中に炭を入れて所定時間やすませ不純物を除去し、上記果物または野菜から抽出した液体の色が変わらない100℃未満の低温でさらに濃縮すること特徴とするにがり水の製造方法。
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JP2003401331A JP2005160343A (ja) | 2003-12-01 | 2003-12-01 | 塩及びにがり水の製造方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2007290927A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Aoi Umi:Kk | にがりの製造方法、その製造方法において得られた塩類、及びその塩類を使用した低ナトリウム塩 |
KR100984456B1 (ko) | 2008-04-29 | 2010-09-29 | 정찬영 | 유기질 미네랄이 함유된 식용소금의 제조방법 |
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2003
- 2003-12-01 JP JP2003401331A patent/JP2005160343A/ja active Pending
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