JP2005159981A - 画像撮影システム及び画像撮影プログラム - Google Patents

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吉野  彰
Ichiro Kikuoka
一郎 菊岡
Koji Takemura
幸治 竹村
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Abstract

【課題】撮影手段を移動体とともに移動させて所望の撮影位置で被写体を撮影することである。
【解決手段】移動体としての車両30内の被写体の静止画撮影及び動画撮影のうちの少なくとも1つ行い画像データを取得する撮影手段としてのデジタルカメラ171が、車両30に設けられた画像撮影装置10Aにおいて、車両30の撮影位置までの移動に要する時間に対応する設定時間情報を記憶し、車両30の移動中に現在位置までの経過時間情報を計測し、計測された経過時間情報と、前記記憶された設定時間情報とに基づいて、デジタルカメラ171に被写体を撮影させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像撮影する画像撮影システム及び画像撮影プログラムに関する。
従来、遊園地のジェットコースターなどの乗り物において、乗り物の走行中に、乗客の姿や表情を固定カメラで撮影し、乗客の降車後にその撮影写真を希望する乗客に販売するサービスがあった。例えば、乗り物のプラットホームの出口付近などで撮影画像をモニタに表示し、乗客が表示画像を参照して、自分の撮影写真をオーダするものである。
乗客の撮影に関して、乗り物のコースに沿って設けられた固定カメラによる撮影位置の近傍にフラッシュライトを設け、乗り物の走行中の撮影直前にフラッシュライトを動作させ、そのフラッシュにより撮影予告を乗客に報知する構成が考えられている(例えば、特許文献1参照)。この構成により乗客は撮影前に予め好きなポーズをとることができる。
また、複数の車両からなる乗り物を高速で移動させるにあたり、複数の固定カメラを一箇所に向けて設け、複数の固定カメラの撮影動作を順次切り換えることにより、高速で移動する全ての車両の乗客を撮影する構成が考えられている(例えば、特許文献2参照)。
また、固定カメラで撮影された乗客の撮影画像をモニタに表示するにあたり、乗客の降車場所からモニタ設置場所までの移動時間を、乗客の混雑状況又は乗り物の運転間隔に基づいて決定し、乗客がモニタの前に到着するタイミングで、その乗客の撮影画像をモニタに表示する構成が考えられている(例えば、特許文献3参照)。
特開平10−197919号公報 特開平10−173985号公報 特開平10−164470号公報
しかし、特許文献1〜3に記載の構成では、乗り物などの移動体とは別に固定設置される固定カメラを用いるので、固定した撮影位置で撮影できるものの、被写体としての乗客の撮影距離及び撮影角度に制限があるという問題があった。また、特に移動体の高速移動中に、移動体内の乗客を動画撮影することが困難であるという問題があった。さらに、固定カメラは物理的に固定設置されるため、コースに沿って乗客の撮影位置を変更する場合に、固定カメラを移動することが困難であるという問題があった。また、複数の撮影位置で撮影を行う場合に、複数の固定カメラが必要になるという問題があった。
本発明の課題は、撮影手段を移動体とともに移動させて所望の撮影位置で被写体を撮影することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動体における被写体を撮影する画像撮影システムにおいて、
前記移動体に設けられて、当該移動体における被写体の静止画撮影及び動画撮影のうちの少なくとも1つ行い画像データを取得する撮影手段と、
前記移動体の撮影位置までの移動に要する時間に対応して設定される設定時間情報を記憶する記憶手段と、
前記移動体の現在位置までの移動に要した経過時間情報を計測する計時手段と、
前記計時手段により計測された経過時間情報と、前記記憶手段に記憶された設定時間情報とに基づいて、前記撮影手段に前記被写体を撮影させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、移動体に設けられて、当該移動体における被写体の静止画撮影及び動画撮影のうちの少なくとも1つ行い画像データを取得する撮影手段を有するシステムに備えられたコンピュータに、
前記移動体の撮影位置までの移動に要する時間に対応して設定される設定時間情報を記憶する機能と、
前記移動体の現在位置までの移動に要した経過時間情報を計測する機能と、
前記計測された経過時間情報と、前記記憶された設定時間情報とに基づいて、前記撮影手段に前記被写体を撮影させる機能と、
を実現させるための画像撮影プログラムである。
請求項1又は6に記載の発明によれば、現在位置までの経過時間情報と撮影位置までの設定時間情報とに基づいて、移動体に設けられた撮影手段に被写体を撮影させるので、所望の撮影位置において、移動体とともに移動する撮影手段により被写体の静止画撮影及び動画撮影の少なくとも1つを行うことができる。例えば、経過時間情報と設定時間情報とが一致する場合に、撮影位置において、移動体とともに移動する撮影手段により被写体を撮影することができる。また、撮影手段の撮影実行制御開始から実際に撮影実行されるまでのタイムラグを考慮した設定時間情報又は経過時間情報を用いて、移動体とともに移動する撮影手段により被写体を撮影することにより、移動体が高速であっても、タイムラグ無しに撮影位置で正確に撮影することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像撮影システムにおいて、
設定時間情報の変更入力を受け付ける操作手段を備え、
前記制御手段は、前記操作手段により入力された設定時間情報に基づいて前記記憶手段に記憶された設定時間情報を変更することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像撮影プログラムにおいて、
前記コンピュータに、
設定時間情報の変更入力を受け付ける機能と、
前記入力された設定時間情報に基づいて前記記憶された設定時間情報を変更する機能と、を実現させるための画像撮影プログラムである。
請求項2又は7に記載の発明によれば、記憶された設定時間情報を変更可能であるので、物理的に撮影手段を移動設置させることなく、容易に撮影位置を変更することができる。
請求項3に記載の発明は、移動体における被写体を撮影する画像撮影システムにおいて、
前記移動体に設けられて、当該移動体における被写体の静止画撮影及び動画撮影のうちの少なくとも1つ行い画像データを取得する撮影手段と、
前記移動体の撮影位置に対応して設定される設定位置情報を記憶する記憶手段と、
前記移動体の現在の位置情報を計測する位置計測手段と、
前記位置計測手段により計測された現在の位置情報と、前記記憶手段に記憶された設定位置情報とに基づいて、前記撮影手段に前記被写体を撮影させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、移動体に設けられて、当該移動体における被写体の静止画撮影及び動画撮影のうちの少なくとも1つ行い画像データを取得する撮影手段を有するシステムに備えられたコンピュータに、
前記移動体の撮影位置に対応して設定される設定位置情報を記憶する機能と、
前記移動体の現在の位置情報を計測する機能と、
前記計測された現在の位置情報と、前記記憶された設定位置情報とに基づいて、前記撮影手段に前記被写体を撮影させる機能と、
を実現させるための画像撮影プログラムである。
請求項3又は8に記載の発明によれば、現在の位置情報と撮影位置の設定位置情報とに基づいて、移動体に設けられた撮影手段に被写体を撮影させるので、所望の撮影位置において、移動体とともに移動する撮影手段により被写体の静止画撮影及び動画撮影の少なくとも1つを行うことができる。例えば、現在の位置情報と設定位置情報とが一致する場合に、撮影位置において、移動体とともに移動する撮影手段により被写体を撮影することができる。また、撮影手段の撮影実行制御開始から実際に撮影実行されるまでのタイムラグを考慮した設定位置情報又は現在の位置情報に基づいて、移動体とともに移動する撮影手段により被写体を撮影することにより、移動体が高速であっても、タイムラグ無しに撮影位置で正確に撮影することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像撮影システムにおいて、
前記位置計測手段は、前記移動体の現在の位置情報として、前記移動体のコース上の移動距離と前記移動体の緯度及び経度とのいずれか一方を計測することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像撮影プログラムにおいて、
前記移動体の現在の位置情報として、前記移動体のコース上の移動距離と前記移動体の緯度及び経度とのいずれか一方を計測することを特徴とする。
請求項4又は9に記載の発明によれば、移動体のコース上の移動距離と前記移動体の緯度及び経度とのいずれか一方を計測して容易に移動体の現在の位置情報を取得することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の画像撮影システムにおいて、
設定位置情報の変更入力を受け付ける操作手段を備え、
前記制御手段は、前記操作手段により入力された設定位置情報に基づいて前記記憶手段に記憶された設定位置情報を変更することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の画像撮影プログラムにおいて、
前記コンピュータに、
設定位置情報の変更入力を受け付ける機能と、
前記入力された設定位置情報に基づいて前記記憶された設定位置情報を変更する機能と、
を実現させるための画像撮影プログラムである。
請求項5又は10に記載の発明によれば、記憶された設定位置情報を変更可能であるので、物理的に撮影手段を移動設置させることなく、容易に撮影位置を変更することができる。
請求項1又は6に記載の発明によれば、現在位置までの経過時間情報と撮影位置までの設定時間情報とに基づいて、移動体に設けられた撮影手段に被写体を撮影させるので、所望の撮影位置において、移動体とともに移動する撮影手段により被写体の静止画撮影及び動画撮影の少なくとも1つを行うことができる。
請求項2又は7に記載の発明によれば、記憶された設定時間情報を変更可能であるので、物理的に撮影手段を移動設置させることなく、容易に撮影位置を変更することができる。
請求項3又は8に記載の発明によれば、現在の位置情報と撮影位置の設定位置情報とに基づいて、移動体に設けられた撮影手段に被写体を撮影させるので、所望の撮影位置において、移動体とともに移動する撮影手段により被写体の静止画撮影及び動画撮影の少なくとも1つを行うことができる。
請求項4又は9に記載の発明によれば、移動体のコース上の移動距離と前記移動体の緯度及び経度とのいずれか一方を計測して容易に移動体の現在の位置情報を取得することができる。
請求項5又は10に記載の発明によれば、記憶された設定位置情報を変更可能であるので、物理的に撮影手段を移動設置させることなく、容易に撮影位置を変更することができる。
以下、添付図を参照して本発明に係る第1及び第2の実施の形態を順に詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(第1の実施の形態)
図1〜図5を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。先ず、図1及び図2を参照して本実施の形態の装置の特徴を説明する。図1に、本実施の形態の画像撮影システム100Aの構成を示す。図2に、画像撮影装置10Aの内部構成を示す。
図1に示すように、遊園地などにおいて、移動体としてのジェットコースター、ウオーターコースターなどの乗り物の車両30がリング状のコースCO上を走行するように稼動される。被写体としての乗客Qは図示しないプラットホームにおいて車両30に乗降車する。車両30の走行において、例えば、高速移動中に乗客Qの姿、表情が静止画撮影や動画撮影される。図1においては、簡単のために、車両30内に1人の乗客Qが示されるが、複数の乗客が乗車する。また、コースCO上の車両30の移動速度は、停止位置からの移動距離に対応して固定されており、車両30の移動開始からのコース上の各地点の通過時間は、コースCOの周回によらず一定であるものとする。
本実施の形態の画像撮影システム100Aは、画像撮影装置10Aと、アクセスポイント40と、操作装置50と、画像表示装置60と、画像記録装置70とを備えて構成される。アクセスポイント40、操作装置50、画像表示装置60及び画像記録装置70は、通信ネットワークNを介して通信接続される。
画像撮影装置10Aは、車両30内に搭載され、動画撮影機能を有するデジタルカメラ171を備え、乗客Qを静止画撮影又は動画撮影して画像データを取得する。また、画像撮影装置10Aは、アクセスポイント40と無線通信可能である。画像撮影装置10Aは、後で詳述する。アクセスポイント40は、アンテナなどを備え、画像撮影装置10Aと無線通信することにより、画像撮影装置10Aと通信ネットワークN上に設けられた機器との間の通信を中継する。アクセスポイント40は、例えば、コースCOのプラットホームにある車両30内の画像撮影装置10Aと通信可能な位置に設置される。デジタルカメラ171は、複数備えられる構成としてもよい。
通信ネットワークNは、例えば有線又は無線LAN(Local Area Network)とするが、これに限るものではなく、WAN(Wide Area Network)などを含めてもよい。操作装置50は、係員の操作入力により、車両30を駆動制御する。
画像表示装置60は、プラットホームの出口付近などに設置され、画像撮影装置10Aにより乗客Qが撮影され、アクセスポイント40及び通信ネットワークNを介して受信される静止画や動画の画像データが、降車した乗客Qの通過のタイミングで一定時間表示される。例えば、車両30の稼動順の乗客Qの組に識別番号が付与され、その識別番号とともに、複数の乗客の組が一度に表示される。また、画像表示装置60は、複数の乗客の組を表示するために、画像データを表示する表示モニタを複数備える構成としてもよい。また、画像表示装置60は、表示モニタの表示画面を分割して複数の乗客の組をそれぞれ各分割領域に表示する構成としてもよい。さらに、表示する乗客の組の数を一定とし、先出し先入れ方式で、最も古い乗客の組の表示画像を消すとともに、次の乗客の組の表示画像を新たに表示する構成としてもよい。
画像記録装置70は、係員の操作入力により、画像撮影装置10Aにより撮影され、アクセスポイント40及び通信ネットワークNを介して受信される、所定の乗客の静止画や動画の画像データを記録媒体に記録して画像出力する。記録媒体は、例えば、CD−R、DVD−R、青色レーザを用いる大容量情報記録媒体などの情報記録媒体とする。また、画像データが静止画の場合、記録媒体をプリント紙などとし、画像データをプリント出力する構成としてもよい。また、画像データが動画の場合にも、動画中の任意のカットをプリント紙などにプリント出力する構成としてもよい。
また、車両30又はカメラ171に機器IDが付与され、撮影がなされた車両30又はカメラ171の機器IDが、撮影された画像データと対応付けられて、当該機器IDにより画像データを容易に識別可能に表示及び画像記録する構成としてもよい。また、乗客QのチケットなどがIDタグを含み、画像撮影装置10AがIDタグのID読み取り部を備える構成とし、ID読み取り部により乗客のIDタグが読み取られ、乗客の撮影とともにIDタグのタグIDと、撮影された画像データとが対応付けられて、当該タグIDにより画像データを容易に識別可能に表示及び画像記録する構成としてもよい。また、乗客QのチケットなどがカードIDを記録された電子カードとなっており、車両30に電子カードの挿入口を設け、画像撮影装置10Aが電子カードのID読み取り部を備える構成とし、乗車時にそのカードIDが挿入口に挿入されてID読み取り部によりカードIDが読み取られ、乗客の撮影とともにカードIDと、撮影された画像データとが対応付けられて、当該カードIDにより画像データを容易に識別可能に表示及び画像記録する構成としてもよい。
プラットホームにおいて車両30を降車した乗客は、出口付近などで、画像表示装置60の表示モニタに表示された自分達の画像を閲覧できる。そして、表示された画像データの購入を希望する乗客は、係員に注文する。係員は、画像記録装置70に画像出力を指示入力して、購入希望した乗客の画像データをCD−Rなどに書き込み、又はプリント出力する。そして、画像出力されたCD−Rや、プリント紙などは、係員により代金と引き換えに乗客に手渡される。
次いで、図2を参照して、画像撮影装置10Aの内部構成を説明する。画像撮影装置10Aは、CPU11と、操作手段としての操作部12と、RAM13と、表示部14と、記憶手段としての記憶部15Aと、通信部16と、撮影手段としての撮影部17と、計時手段としての計時部18と、を備えて構成され、各部がバス19により接続される。
CPU11は、画像撮影装置10A内の各部を中央制御する。CPU11は、記憶部15Aに記憶されている各種プログラムの中から指定されたプログラムをRAM13のワークエリアに適宜展開し、RAM13上のプログラムとの協働により各種制御を実行する。この構成における各種制御の主体を制御手段としての制御部111Aとする。
操作部12は、各種機能キーなどを備えたキーパッドなどを含み、操作者により操作入力された信号をCPU11に出力する。RAM13は、各種データや各種プログラムなどを一時的に格納するワークエリアを有する。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、CPU11からの表示信号に従って、画面表示を行う。
記憶部15Aは、各種プログラム、各種データなどが予め記憶され又は書き込み可能な記録媒体(図示せず)を備える。当該記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体若しくは半導体などの不揮発性メモリなどの、CPU11が読み取り可能な記録媒体で構成されている。当該記録媒体としては、固定ハードディスク、フラッシュメモリなどの固定的に設けたものや、CD−RW、DVD−RAM、メモリカード、携帯ハードディスク、青色レーザを用いる大容量情報記録媒体などの着脱自在に装着する可搬型のものが用いられる。また、記憶部15Aの各種プログラムを記憶する部分は、ROMなどの読み出し専用の記録媒体により構成されてもよい。
通信部16は、アンテナと、アンテナから送受信される無線信号とデータ信号とを変換する無線部などを備え、アクセスポイント40と無線通信をして、アクセスポイント40を介して通信ネットワークN上の機器との情報の送受信を行う。
撮影部17は、デジタルカメラ171と、フラッシュと、デジタルカメラ171及びフラッシュ並びにバス19を通信接続するインタフェースなどとを備え、CPU11の撮影指示により、車両30の乗客Qを静止画又は動画撮影してその画像データを出力する。計時部18は、現在時刻情報を取得してCPU11に出力する。
次に、図3を参照して、記憶部15Aに予め記憶される撮影時間設定テーブル80を説明する。図3に、撮影時間設定テーブル80の構成を示す。撮影時間設定テーブル80は、撮影スポット81と、動作設定時間82とを有する。撮影スポット81は、コースCOに沿った乗客を撮影する地点を示す。ここでは、コースCOに沿った4つのスポットA,B,C,Dで撮影する例を示すが、このスポットの数に限定されるものではなく、他の数でもよい。また、静止画撮影に対応するスポットを増やせば増やすほど、静止画撮影で得られる全体の画像データは、動画撮影で得られる画像データに近くなる。
動作設定時間82は、各撮影スポット81ごとに、静止画撮影する時間又は動画撮影する時間を示す。動作設定時間82は、プラットホームにおける車両30の停止状態での駆動開始からの経過時間とする。例えば、撮影スポット81がスポットA,B,Dの場合に、それぞれ、静止画撮影する動作設定時間82が時間Ta,Tb,Tdと設定される。車両30の駆動開始から時間Ta,Tb,Tdが経過するタイミングで静止画撮影が実行される。また、撮影スポット81がスポットCの場合に、動画撮影する動作設定時間82が時間Tc1,Tc2と、撮影開始から撮影終了までの2つの時間で設定される。つまり、車両30の駆動開始から時間Tc1が経過するタイミングで動画撮影開始が実行され、時間Tc2が経過するタイミングで動画撮影終了が実行される。
また、撮影スポット81は、コースCOにおける車両30の進行方向に、A,B,C,Dの順で設定されるものとする。そして、動作設定時間82は、Ta≦Tb≦Tc1≦Tc2≦Tdを満たすものとする。
撮影部17に撮影実行指示が送信されてから、実際に撮影が実行されるまでには、タイムラグが発生する。なぜなら、撮影動作前に、フラッシュの充電完了動作、デジタルカメラ17の露出補正などの準備動作の時間が必要であるからである。このため、動作設定時間82は、撮影スポット81の所望の地点で撮影可能とするように、上記タイムラグを考慮した値が設定される。
次に、図4及び図5を参照して、画像撮影システム100Aの動作を説明する。図4に、第1の撮影処理を示す。図5に、コースの撮影スポットと動作設定時間との関係を示す。
先ず、図4を参照して、画像撮影装置10Aで実行される第1の撮影処理を説明する。第1の撮影処理は、撮影時間設定テーブル80に基づいて、車両30の乗客Qを所望の撮影スポットで静止画撮影及び動画撮影する処理である。
予め、記憶部15Aに、撮影時間設定テーブル80が記憶されている。例えば、CPU11により、記憶部15Aに記憶された撮影時間設定テーブル設定プログラムが読み出されてRAM13に適宜展開されて、CPU11とRAM13内の撮影時間設定テーブル設定プログラムとの協働により撮影時間設定テーブル設定処理が実行される。そして、撮影時間設定テーブル設定処理により、操作部12により操作者からの撮影スポット及び動作設定時間の入力が受け付けられ、当該入力された撮影スポット及び動作設定時間に基づいて撮影時間設定テーブル80が作成されて記憶部15Aに記憶される。また、記憶部15Aに記憶された撮影時間設定テーブル80は、撮影時間設定テーブル設定処理と同様に、操作者の入力により記憶部15Aに記憶された撮影時間設定テーブル80が変更可能であるものとする。
先ず、コースCOのプラットホームにおいて、乗り物の車両30に乗客Qが乗車しているものとする。そして、係員により、操作装置50に車両30の駆動指示が入力されて、車両30の駆動が開始される。これと同時に、操作装置50から車両30の駆動指示情報が通信ネットワークN及びアクセスポイント40を介して画像撮影装置10Aに送信される。そして、画像撮影装置10Aにおいて、通信部16を介して、車両30の駆動指示情報を操作装置50から受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15Aに記憶された第1の撮影プログラムを読み出してRAM13に適宜展開し、CPU11とRAM13内の第1の撮影プログラムとの協働により、第1の撮影処理が実行される。第1の撮影処理の実行主体を制御部111Aとする。
先ず、撮影時間設定テーブル80が記憶部15Aから読み出される(ステップS11)。そして、計時部18から現在時刻が取得され、当該現在時刻が現在経過時間情報の開始時刻に設定される(ステップS12)。そして、計時部18から現在時刻が取得され、ステップS12において設定された開始時刻からの当該現在時刻の経過時間が現在経過時間情報として取得される(ステップS13)。
そして、ステップS13において取得された現在経過時間情報が、ステップS11において読み出された撮影時間設定テーブル80の動作設定時間82のうち、未経過の動作設定時間を経過したか否かが判別される(ステップS14)。現在経過時間情報が未経過の動作設定時間を経過していない場合(ステップS14;NO)、ステップS13に移行される。
現在経過時間情報が未経過の動作設定時間を経過した場合(ステップS14;YES)、新たに経過した動作設定時間が動画撮影に対応するか否かが判別される(ステップS15)。具体的には、新たに経過した動作設定時間が、2つの動作設定時間(動画撮影開始時間と動画撮影終了時間)を含む動作設定時間82に含まれるか否かにより判別される。
動画撮影に対応する場合(ステップS15;YES)、撮影部17に動画撮影の開始又は終了が実行される(ステップS16)。新たに経過した動作設定時間が動作設定時間82の動画撮影開始時間である場合に、動画撮影の開始が実行され、動作設定時間82の動画撮影終了時間である場合に、動画撮影の終了が実行される。
動画撮影に対応しない場合(ステップS15;NO)、撮影部17に静止画撮影の開始が実行される(ステップS17)。なお、ステップS16又はS17における動画撮影又は静止画撮影の実行は、撮影部17において、所定の準備動作の後に実際に実行される。また、撮影部17において撮影された動画又は静止画の画像データは、記憶部15Aに記憶される。
そして、撮影が終了したか否かが判別される(ステップS18)。具体的には、現在経過時間が全ての動作設定時間を経過したか否かにより判別される。撮影が終了されない場合(ステップS18;NO)、ステップS17に移行される。撮影が終了された場合(ステップS18;YES)、第1の撮影処理が終了される。
画像撮影装置10Aにおいて、撮影されて記憶部15Aに記憶された画像データは、コースCOの走行後に車両30がプラットホームに停車している間に、通信部16、アクセスポイント40及び通信ネットワークNを介して、画像表示装置60及び画像記録装置70に送信される。画像表示装置60は、画像撮影装置10Aから受信した画像データを表示して、降車した乗客に表示画像を参照させる。画像記録装置70は、係員の操作入力により、画像撮影装置10Aから受信した画像データのうちの、希望する乗客の画像データを記録媒体に記録して画像出力する。
ここで、乗客撮影の具体例を説明する。図5に示すように、図3に示す撮影時間設定テーブル80の撮影スポット81がコースCO上のスポットA,B,C,Dとなる。そして、動作設定時間82の時間Ta,Tb,Tc1,Tc2,Tdにより、スポットA,B,C,Dにおいて順に、時間Taにおける静止画撮影実行、時間Tbにおける静止画撮影実行、時間Tc1から時間Tc2までにおける動画撮影実行、時間Tdにおける静止画撮影実行がなされる。
また、スポットA,B,C,Dの撮影環境が、順に、ノーマル条件、トンネル通過直後、逆行、屋内(日陰)となっているので、車両30に搭載した画像撮影装置において、露出の変化をトリガとして撮影することも考えられるが、車両30の速度が大きくなるにつれて、撮影実行指示から実際に撮影されるまでの露出補正のタイムラグにより、所望の撮影スポットからの位置ずれが大きくなる。高速で移動するジェットコースターなどの乗り物の車両30に適用するには特に好ましくない。本実施の形態によれば、露出補正などの準備動作のタイムラグを考慮した動作設定時間82が設定可能であるので、正確に所望の撮影スポットで撮影することが可能となる。また、現在経過時間情報が上記タイムラグを考慮した値にされる構成としてもよい。
以上、本実施の形態によれば、車両30の現在経過時間情報が撮影位置に対応する動作設定時間を経過する(一致する)タイミングで、車両30に設置された撮影部17に被写体としての乗客を撮影させるので、設定された所望の撮影位置において、車両30とともに移動する撮影部17により被写体を撮影できる。特に、被写体の静止画撮影だけでなく、固定カメラでは困難な動画撮影も行うことができる。また、撮影部17の撮影実行制御開始から実際に撮影実行されるまでのタイムラグを考慮した動作設定時間を用いることができるので、車両30が高速であっても、タイムラグ無しに撮影位置で正確に撮影することができる。また、少なくとも1台のデジタルカメラ171により、複数の撮影位置において撮影できる。
また、記憶部15Aに記憶された撮影時間設定テーブル80の動作設定時間82を変更可能であるので、物理的に撮影部17を移動設置させることなく、容易に撮影位置を変更することができる。
(第2の実施の形態)
図6〜図9を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。先ず、図6を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図6に、画像撮影装置10Bの内部構成を示す。第1の実施の形態では、時間を用いて撮影スポットを判別していた。このため、計時部18として既存のコンピュータやデジタルカメラの時計などを用いることができる反面、車両30の設定されている移動速度からの実際の移動速度のずれにより、撮影スポットの判別にもずれが生ずるおそれがあった。このため、本実施の形態では、撮影スポットの位置そのものを検出する構成とした。
図示しないが、本実施の形態の画像撮影システム100Bは、図1に示す画像撮影システム100Aと同様であり、画像撮影装置10Aに代えて、画像撮影装置10Bを備えて構成される。図6に示すように、画像撮影装置10Bは、CPU11と、操作部12と、RAM13と、表示部14と、記憶手段としての記憶部15Bと、通信部16と、撮影部17と、位置計測手段としての位置計測部20と、を備えて構成され、各部がバス19により接続される。画像撮影装置10Bについて、重複する説明を避けるため、画像撮影装置10Aと異なる部分を主として説明する。
画像撮影装置10Bの記憶部15Bには、第2の撮影プログラムと、撮影設定位置テーブル90とが記憶される。位置計測部20は、車両30の車輪に設けられた回転数センサを備え、コースCO上の車両30の車輪の回転数に対応する移動距離情報を取得してCPU11に出力する。
次に、図7を参照して、記憶部15Bに予め記憶される撮影位置設定テーブル90を説明する。図7に、撮影位置設定テーブル90の構成を示す。撮影位置設定テーブル90は、撮影スポット91と、動作設定距離92とを有する。撮影スポット91は、撮影位置設定テーブル80の撮影スポット81と同様である。
動作設定距離92は、各撮影スポット91ごとに、静止画撮影する距離又は動画撮影する距離を示す。動作設定距離92は、プラットホームにおける車両30の停止位置からのコースCOに沿った移動距離とする。例えば、撮影スポット91がスポットA,B,Dの場合に、それぞれ、静止画撮影する動作設定距離92が距離Da,Db,Ddと設定される。車両30の駆動開始から距離Da,Db,Ddを通過するタイミングで静止画撮影が実行される。また、撮影スポット91がスポットCの場合に、動画撮影する動作設定距離92が距離Dc1,Dc2と、撮影開始から撮影終了までの2つの距離で設定される。つまり、車両30が駆動開始から距離Dc1を通過するタイミングで動画撮影開始が実行され、距離Dc2を通過するタイミングで動画撮影終了が実行される。そして、動作設定距離92は、Da≦Db≦Dc1≦Dc2≦Ddを満たすものとする。
第1の実施の形態と同様に、撮影部17に撮影実行指示が送信されてから、実際に撮影が実行されるまでには、タイムラグが発生する。このため、動作設定距離92は、撮影スポット91の所望のスポットで撮影可能とするように、上記タイムラグを考慮した値が設定される。
次に、図8及び図9を参照して、画像撮影システム100Bの動作を説明する。図8に、第2の撮影処理を示す。図9に、コースの撮影スポットと動作設定距離との関係を示す。
先ず、図8を参照して、画像撮影装置10Bで実行される第2の撮影処理を説明する。第2の撮影処理は、撮影位置テーブル90に基づいて、車両30の乗客Qを所望の撮影スポット91で静止画撮影及び動画撮影する処理である。
予め、記憶部15Bに、撮影位置設定テーブル90が記憶されている。例えば、CPU11により、記憶部15Bに記憶された撮影位置設定テーブル設定プログラムが読み出されてRAM13に適宜展開されて、CPU11とRAM13内の撮影位置設定テーブル設定プログラムとの協働により撮影位置設定テーブル設定処理が実行される。そして、撮影位置設定テーブル設定処理により、操作部12により操作者からの撮影スポット及び動作設定距離の入力が受け付けられ、当該入力された撮影スポット及び動作設定距離に基づいて撮影位置設定テーブル90が作成されて記憶部15Bに記憶される。また、記憶部15Bに記憶された撮影位置設定テーブル90は、撮影位置設定テーブル設定処理と同様に、操作者の入力により記憶部15Bに記憶された撮影位置設定テーブル90が変更可能であるものとする。
先ず、コースCOのプラットホームにおいて、乗り物の車両30に乗客Qが乗車しているものとする。そして、係員により、操作装置50に車両30の駆動指示が入力されて、車両30の駆動が開始される。これと同時に、操作装置50から車両30の駆動指示情報が通信ネットワークN及びアクセスポイント40を介して画像撮影装置10Bに送信される。そして、画像撮影装置10Bにおいて、通信部16を介して、車両30の駆動指示情報を操作装置50から受信したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15Bに記憶された第2の撮影プログラムを読み出してRAM13に適宜展開し、CPU11とRAM13内の第2の撮影プログラムとの協働により、第2の撮影処理が実行される。第2の撮影処理の実行主体を制御手段としての制御部111Bとする。
先ず、撮影位置設定テーブル90が記憶部15Bから読み出される(ステップS21)。そして、位置計測部20における移動距離情報がリセットされて、距離計測開始設定される(ステップS22)。そして、位置計測部20により、ステップS12におけるリセットに対応する車両30の位置からの移動距離情報が現在距離情報として取得される(ステップS23)。
そして、ステップS23において取得された現在距離情報が、ステップS21において読み出された撮影位置設定テーブル90の動作設定距離92のうち、未到達の動作設定距離を超えたか否かが判別される(ステップS24)。現在距離情報が未到達の動作設定距離を超えていない場合(ステップS24;NO)、ステップS23に移行される。
現在距離情報が未到達の動作設定距離を超えた場合(ステップS24;YES)、新たに超えた動作設定距離が動画撮影に対応するか否かが判別される(ステップS25)。具体的には、新たに超えた動作設定距離が、2つの動作設定距離(動画撮影開始距離と動画撮影終了距離)を含む動作設定距離92に含まれるか否かにより判別される。
動画撮影に対応する場合(ステップS25;YES)、撮影部17に動画撮影の開始又は終了が実行される(ステップS26)。新たに超えた動作設定距離が動作設定距離92の動画撮影開始距離である場合に、動画撮影の開始が実行され、動作設定距離92の動画撮影終了距離である場合に、動画撮影の終了が実行される。
動画撮影に対応しない場合(ステップS25;NO)、撮影部17に静止画撮影の開始が実行される(ステップS27)。なお、ステップS26又はS27における動画撮影又は静止画撮影の実行は、撮影部17において、所定の準備動作の後に実際に実行される。また、撮影部17において撮影された動画又は静止画の画像データは、記憶部15Bに記憶される。
そして、撮影が終了したか否かが判別される(ステップS28)。具体的には、現在距離情報が全ての動作設定距離を経過したか否かにより判別される。撮影が終了されない場合(ステップS28;NO)、ステップS27に移行される。撮影が終了された場合(ステップS28;YES)、第2の撮影処理が終了される。
画像撮影装置10Bにおいて、撮影されて記憶部15Bに記憶された画像データは、コースCOの走行後に車両30がプラットホームに停車している間に、通信部16、アクセスポイント40及び通信ネットワークNを介して、画像表示装置60及び画像記録装置70に送信される。画像表示装置60は、画像撮影装置10Bから受信した画像データを表示して、降車した乗客に表示画像を参照させる。画像記録装置70は、係員の操作入力により、画像撮影装置10Bから受信した画像データのうちの、希望する乗客の画像データを記録媒体に記録して画像出力する。
ここで、乗客撮影の具体例を説明する。図9に示すように、図7に示す撮影距離設定テーブル90の撮影スポット91がコースCO上のスポットA,B,C,Dとなる。そして、動作設定距離92の距離Da,Db,Dc1,Dc2,Ddにより、スポットA,B,C,Dにおいて順に、距離Daにおける静止画撮影実行、距離Dbにおける静止画撮影実行、距離Dc1から距離Dc2までにおける動画撮影実行、距離Ddにおける静止画撮影実行がなされる。本実施の形態によれば、露出補正などの準備動作のタイムラグを考慮した動作設定距離92が設定可能であるので、正確に所望の撮影スポットで撮影することが可能となる。また、現在距離情報が上記タイムラグを考慮する値にされる構成としてもよい。
以上、本実施の形態によれば、車両30の現在距離情報が撮影位置に対応する動作設定距離を超える(一致する)タイミングで、車両30に設置された撮影部17に被写体としての乗客を撮影させるので、所望の撮影位置において、車両30とともに移動する撮影部17により被写体を撮影できる。特に、被写体の静止画撮影だけでなく、固定カメラでは困難な動画撮影も行うことができる。また、撮影部17の撮影実行制御開始から実際に撮影実行されるまでのタイムラグを考慮した動作設定距離を用いることができるので、車両30が高速であっても、タイムラグ無しに撮影位置で正確に撮影することができる。また、少なくとも1台のデジタルカメラ171により、複数の撮影位置において撮影できる。
また、記憶部15Bに記憶された撮影位置設定テーブル90の動作設定距離92を変更可能であるので、物理的に撮影部17を移動設置させることなく、容易に撮影位置を変更することができる。
なお、上記第1の実施の形態において、画像撮影装置10Aを車両30内部に設ける構成としたが、これに限るものではない。例えば、通信部16と、撮影部17とを車両30内部に設け、通信ネットワークN上に撮影制御装置を設け、撮影制御装置側で、撮影時間設定テーブルを記憶し、動作設定時間での撮影位置における被写体撮影をアクセスポイント40を介した無線通信により制御する構成としてもよい。
また、上記第2の実施の形態において、画像撮影装置10Bを車両30内部に設ける構成としたが、これに限るものではない。例えば、通信部16と、撮影部17と、位置計測部20と、を車両30内部に設け、通信ネットワークN上に撮影制御装置を設け、撮影制御装置側で、撮影位置設定テーブルを記憶し、動作設定距離での撮影位置における被写体撮影をアクセスポイント40を介した無線通信により制御する構成としてもよい。
また、上記各実施の形態では、画像撮影装置10A,10Bにおいて撮影された画像データが記憶部15A,15Bに記憶され、当該記憶された画像データが通信部16、アクセスポイント40及び通信ネットワークNを介して、画像表示装置60及び画像記録装置70へ送信される構成であったが、これに限るものではない。例えば、画像撮影システム100A,100Bが、アクセスポイント40及び通信ネットワークNを備えることなく、画像撮影装置10A,10Bが、通信部16を備えることなく、携帯型メモリカードなどのメモリとしての記録媒体に情報を記録する記録部を備える構成としてもよい。この構成により、撮影手段17により撮影された画像データが前記記録部により記録媒体に記録され、その記録媒体が画像撮影装置10A,10Bから係員又は乗客により取り出されて画像表示装置60及び画像記録装置70の操作者に手渡されて、当該操作者により当該記録媒体を介して画像表示装置60及び画像記録装置70に画像データが入力される。また、画像表示装置60及び画像記録装置70は、一体として画像表示及び画像記録機能を有する画像処理装置として構成してもよい。
また、上記各実施の形態において、遊園地などの乗り物(の車両30)を移動体とする構成であったが、これに限るものではない。例えば、移動コースが一定の観光バス、観光船などとしてもよい。また、移動ごとに撮影時間又は撮影位置情報を設定するのであれば、移動コースが一定でなくてもよい。
また、上記第1の実施の形態において、撮影時間設定テーブル80の動作設定時間82における動画撮影の動作撮影時間を、T1〜T2のように表したが、T1+α(T2=T1+αを満たす。αは所定の動作時間)として表してもよい。また、撮影スポット81の2点を動作撮影開始時間と動作撮影終了時間とに対応させる構成としてもよい。
また、上記第2の実施の形態において、撮影位置設定テーブル90の動作設定距離92における動画撮影の動作撮影距離を、D1〜D2のように表したが、D1+β(D2=D1+βを満たす。βは所定の動作時間)として表してもよい。また、撮影スポット91の2点を動作撮影開始距離と動作撮影終了距離とに対応させる構成としてもよい。
また、第2の実施の形態においては、第2の撮影処理実行のトリガを操作装置50の操作入力により行う構成であったが、これに限るものではない。例えば、車両30の停止状態から、位置計測部20により、車輪の回転を検出したことをトリガとして第2の撮影処理を実行する構成としてもよい。
また、第2の実施の形態においては、位置計測部20が、車両30の車輪の回転数を計測するセンサを含み、当該回転数により車両30のコースCO上の移動距離情報を位置情報として取得する構成であったが、これに限るものではない。例えば、位置計測部20が、GPS装置を備え、コースCO上の車両30の緯度及び経度を含むGPS情報を取得し、当該GPS情報から車両30のコースCO上の移動距離情報を算出して取得する構成としてもよい。
なお、上述した各実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像撮影システム及び画像撮影プログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
本発明に係る第1の実施の形態の画像撮影システム100Aの構成図である。 画像撮影装置10Aの内部構成を示すブロック図である。 撮影時間設定テーブル80の構成を示す図である。 第1の撮影処理を示すフローチャートである。 コースの撮影スポットと動作設定時間との関係を示す図である。 画像撮影装置10Bの内部構成を示す図である。 撮影位置設定テーブル90の構成を示す図である。 第2の撮影処理を示すフローチャートである。 コースの撮影スポットと動作設定距離との関係を示す図である。
符号の説明
100A,100B 画像撮影システム
10A,10B 画像撮影装置
11 CPU
111A,111B 制御部
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15A,15B 記憶部
16 通信部
17 撮影部
18 計時部
19 バス
20 位置計測部
30 車両
40 アクセスポイント
50 操作装置
60 画像表示装置
70 画像記録装置
N 通信ネットワーク
Q 乗客

Claims (10)

  1. 移動体における被写体を撮影する画像撮影システムにおいて、
    前記移動体に設けられて、当該移動体における被写体の静止画撮影及び動画撮影のうちの少なくとも1つ行い画像データを取得する撮影手段と、
    前記移動体の撮影位置までの移動に要する時間に対応して設定される設定時間情報を記憶する記憶手段と、
    前記移動体の現在位置までの移動に要した経過時間情報を計測する計時手段と、
    前記計時手段により計測された経過時間情報と、前記記憶手段に記憶された設定時間情報とに基づいて、前記撮影手段に前記被写体を撮影させる制御手段と、を備えることを特徴とする画像撮影システム。
  2. 設定時間情報の変更入力を受け付ける操作手段を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段により入力された設定時間情報に基づいて前記記憶手段に記憶された設定時間情報を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像撮影システム。
  3. 移動体における被写体を撮影する画像撮影システムにおいて、
    前記移動体に設けられて、当該移動体における被写体の静止画撮影及び動画撮影のうちの少なくとも1つ行い画像データを取得する撮影手段と、
    前記移動体の撮影位置に対応して設定される設定位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記移動体の現在の位置情報を計測する位置計測手段と、
    前記位置計測手段により計測された現在の位置情報と、前記記憶手段に記憶された設定位置情報とに基づいて、前記撮影手段に前記被写体を撮影させる制御手段と、を備えることを特徴とする画像撮影システム。
  4. 前記位置計測手段は、前記移動体の現在の位置情報として、前記移動体のコース上の移動距離と前記移動体の緯度及び経度とのいずれか一方を計測することを特徴とする請求項3に記載の画像撮影システム。
  5. 設定位置情報の変更入力を受け付ける操作手段を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段により入力された設定位置情報に基づいて前記記憶手段に記憶された設定位置情報を変更することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像撮影システム。
  6. 移動体に設けられて、当該移動体における被写体の静止画撮影及び動画撮影のうちの少なくとも1つ行い画像データを取得する撮影手段を有するシステムに備えられたコンピュータに、
    前記移動体の撮影位置までの移動に要する時間に対応して設定される設定時間情報を記憶する機能と、
    前記移動体の現在位置までの移動に要した経過時間情報を計測する機能と、
    前記計測された経過時間情報と、前記記憶された設定時間情報とに基づいて、前記撮影手段に前記被写体を撮影させる機能と、
    を実現させるための画像撮影プログラム。
  7. 前記コンピュータに、
    設定時間情報の変更入力を受け付ける機能と、
    前記入力された設定時間情報に基づいて前記記憶された設定時間情報を変更する機能と、を実現させるための請求項6に記載の画像撮影プログラム。
  8. 移動体に設けられて、当該移動体における被写体の静止画撮影及び動画撮影のうちの少なくとも1つ行い画像データを取得する撮影手段を有するシステムに備えられたコンピュータに、
    前記移動体の撮影位置に対応して設定される設定位置情報を記憶する機能と、
    前記移動体の現在の位置情報を計測する機能と、
    前記計測された現在の位置情報と、前記記憶された設定位置情報とに基づいて、前記撮影手段に前記被写体を撮影させる機能と、
    を実現させるための画像撮影プログラム。
  9. 前記移動体の現在の位置情報として、前記移動体のコース上の移動距離と前記移動体の緯度及び経度とのいずれか一方を計測することを特徴とする請求項8に記載の画像撮影プログラム。
  10. 前記コンピュータに、
    設定位置情報の変更入力を受け付ける機能と、
    前記入力された設定位置情報に基づいて前記記憶された設定位置情報を変更する機能と、
    を実現させるための請求項8又は9に記載の画像撮影プログラム。
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