JP2005157187A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャム処理時に、簡単な構成で感光体と転写体とを離間することができ、感光体の損傷を効果的に防止できると共に、現像ユニット側の規制部材と感光体との衝突に起因する衝撃を確実に緩和できるようにする。また、現像ローラを正規位置に保持できるようにして高精度の画像形成を可能にする。
【解決手段】ジャム処理時に、現像ユニット12を画像形成装置本体11内の所定位置から取り外すだけで、転写体移動手段28が現像ユニット12の移動に連動して転写ローラ5を感光体4から離間させる。現像ユニット12を画像形成装置本体11内の所定位置に装着する際に、転写体移動手段28のスライダバネ34が現像ユニット12の規制部材54と感光体4との衝突の衝撃を緩和すると共に、スライダバネ34によって現像ローラ13が正規位置に保持される。
【選択図】図4

Description

この発明は、複写機,プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
従来から一般に知られた電子写真方式の複写機等の画像形成装置は、帯電器によって一様に帯電した感光体の表面に露光デバイスでレーザー光を照射して、感光体表面に静電潜像を形成し、その静電潜像が形成された感光体表面に現像ユニットから現像剤を供給し、感光体表面の静電潜像をトナー像として可視化する。そして、感光体表面に形成したトナー像を転写ローラ等の転写体によってシート状の転写材(コピー紙やOHPフィルム等)に転写する。その後、感光体に残留した現像剤はクリーニングデバイスで取り除かれるようになっている。次いで、このような画像形成装置は、トナー像が転写された転写材を定着手段に送り込み、転写材の表面にトナー像を定着した後、その定着済みの転写材を排紙トレイ等に排出して積載するようになっている。
図8〜図9は、このような画像形成装置100の一例を示すものであり、帯電器,感光体,クリーニングデバイス等から構成される感光体ユニット101が画像形成装置本体102側に固定されているのに対し、現像ユニット103が画像形成装置本体102に対して着脱自在に取り付けられるようになっている。なお、図8は、現像ユニット103を画像形成装置本体102内の所定位置に取り付けた状態を示すものである。また、図9は、現像ユニット103を画像形成装置本体102内の所定位置から取り外した状態を示す図である。
このような画像形成装置100において、感光体104と転写体105との間でジャム(紙詰まり)が生じた場合、ユーザーは、図9〜図11に示すように、現像ユニット103のみを画像形成装置本体102から取り外した後、感光体104と転写体105との間にある転写材106を引き抜こうとする。しかしながら、感光体104と転写体105は、互いにニップを形成するように密接しているか、又は、両者の間に非常に狭い隙間を形成し、両者間に転写材106を挟持するようになっており、転写材搬送方向と逆の方向に回転しないようになっているため、ユーザーが転写材106を転写材搬送方向と逆方向に引き抜こうとすると、感光体104及び転写体105の表面と転写材106とが強い力で摩擦されることになり、感光体104や転写体105の表面が傷つく虞があった。
このような従来の画像形成装置100の不具合を回避するためには、画像形成装置本体102から現像ユニット103を取り外した場合でも、ユーザーがジャムを生じた転写材106に触ることができないように、感光体104と転写体105とが対峙している部分よりも転写材搬送方向上流側にカバー107を取り付けて、ユーザーがジャムした転写材106に触りにくくすることが考えられる(図12参照)。しかし、このような工夫をしたとしても、感光体104のすぐそばに現像ユニット103を配置しなければならない等のレイアウト上の都合により、カバー107を感光体104の直近まで配置することが困難であるため、ユーザーがジャムした転写材106に触るのを確実に防止することが困難であった。
そこで、このようなジャム処理時において、感光体104が損傷を受けるのを防止するために、転写体105を感光体104から離し、転写体105と感光体104との間に十分な隙間(転写材の厚さ以上の隙間)を形成するようにした技術が案出されている。
例えば、特許文献1の技術は、画像形成装置本体の前カバーを開いた際に、前カバーに連繋された解除レバーが連動し、この解除レバーに接続されたローラ転接解除機構によって転写体としての転写ローラを感光体から離間させるようになっている。
また、特許文献2の技術は、現像ユニットと転写体とをリンク機構で連繋し、リンク機構を作動させることにより、現像ユニットを感光体から離間させると共に、転写体を感光体から離間させるようになっている。
また、上述の特許文献1及び2のように転写体を感光体から離間させるのではなく、画像形成装置本体に取り付けた転写体としての転写ローラに対し、感光体ユニット及び現像ユニットを一体として離間できるようにし、この感光体ユニット及び現像ユニットを画像形成装置本体内の所定位置(画像形成位置)に装着する際に、転写ローラの軸芯に沿った方向と直交する方向から感光体ユニットの感光体ドラムを当接させるようにして、感光体ドラムの表面が損傷しないようにした技術が特許文献3に開示されている。
特開平7−191557号公報 特開平4−331960号公報 特開平1−229270号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、現像ユニットを画像形成装置本体に着脱可能にした画像形成装置において、現像ユニットを取り外した状態でジャム処理をする際に、必ず前カバーを開けなければ転写体を感光体から離間させることができず、前カバーを開けるという余分な動作が必要となるという不具合を有している。
また、特許文献2の技術は、複雑なリンク機構を必要とするため、全体構造が複雑化すると共に、複雑なリンク機構を収容するためのスペースが必要となり、全体構造が大型化するという不具合を有している。
また、特許文献3の技術は、現像ユニットと感光体ユニットを一体として画像形成装置本体に脱着しなければならず、現像ユニットと感光体ユニットを一体とすると外形形状が大型化すると共に、重量が重くなるため、現像ユニットのみを画像形成装置本体に脱着する場合に比較し、ユーザーのジャム処理時の作業負担が大きくなるという不具合を有している。
また、従来の画像形成装置において、感光体表面と現像ローラの外周面との間に一定の距離(現像ギャップ)を保持した状態で、現像ローラから感光体表面に向けて現像剤を飛翔させる構成のものがある。このような構成を採用する画像形成装置は、感光体表面と現像ローラとの間の現像ギャップを適正に保つため、図13及び図14に示すように、現像ローラ13の両端部のローラ軸53に現像ローラ13よりも大径の略円板状の規制部材54を設置し、この規制部材54を感光体104表面に当接させるようになっている。その結果、現像ユニット103を画像形成装置本体102に取り付ける際に(図8参照)、現像ユニット103側の規制部材54が感光体104に勢いよく衝突することになり、この規制部材54の感光体104への衝突の衝撃により、感光体104の規制部材54に衝突した部分が変形し、感光体104と現像ローラ13との間の現像ギャップが適正でなくなり、画像不良を生じる虞があった。このような場合、現像ユニット103を画像形成装置本体102内の所定位置に案内するガイドレール108の形状や構造を工夫することも試みられているが、十分な効果を得られていない(図12参照)。
また、上述のように、感光体104と現像ローラ13との間の現像ギャップdを形成する画像形成装置100は、現像ユニット103を画像形成装置本体102内の現像位置に装着した際に、現像ギャップdを適正な寸法に保持するため、現像ユニット103を現像ユニット押し部材(コイルスプリング等)19で感光体104側に向けて付勢し、現像ローラ13の規制部材54を感光体104の表面に押し付けるようになっている(図1,図13及び図14参照)。また、このような画像形成装置100は、現像ユニット103を画像形成装置本体102内の現像位置に円滑に装着するため、画像形成装置本体102と現像ユニット103との間に僅かながら隙間を設けてある。その結果、図1に示すように、現像ユニット103の背面側が現像ユニット押し部材19で水平方向(ほぼ感光体104に向かう方向)に押圧されると、現像ローラ13と感光体104との接触位置における接線Tが左斜め上方に延びるようになっているため、現像ローラ13が感光体104に押し付けられる力の接線T方向分力により、現像ローラ13が転写体104から離間するように、現像ローラ13がその接線T方向の斜め上方に(矢印方向に)向かってずれ動き(逃げ移動)を生じ、現像ローラ13側から感光体104側に向けて現像剤を飛翔させる位置が正規位置(本来の設計上の位置)からずれてしまい、画像不良等の問題を生じる虞があった。
そこで、本発明は、ジャム処理時に、簡単な構成で感光体と転写体とを離間することができ、感光体の損傷を効果的に防止できると共に、現像ローラと感光体との位置関係を適正に保持できる技術を提供する。
請求項1の発明は、表面に静電潜像が形成された感光体と、この感光体の表面に現像剤を供給して前記静電潜像をトナー像として可視化する現像ユニットと、前記感光体の表面に形成された前記トナー像を転写材に転写する転写体とを備え、前記現像ユニットを前記感光体に対峙する現像位置に着脱できると共に、前記転写体を前記感光体に対峙する転写位置と前記感光体から十分に離間した退避位置とに転写体移動手段で移動できるようになっている画像形成装置に関するものである。この画像形成装置において、前記転写体移動手段は、(a)前記転写体を前記転写位置に弾性力で保持する転写体保持バネと、(b)前記感光体と接触しない位置に配置されて、前記転写体の移動方向に沿って移動するスライダと、(c)このスライダを前記転写体が前記感光体から離間する方向に向けて付勢する転写体退避バネと、を備えている。また、この発明に係る画像形成装置において、前記転写体保持バネが前記転写体を前記感光体に押すバネ力よりも、前記転写体退避バネが前記転写体を前記感光体から離間させる方向に押すバネ力の方が大きくなるように、前記転写体保持バネと前記転写体退避バネのバネ力が設定されている。また、この発明に係る画像形成装置において、前記現像ユニットが前記現像位置に装着される際に、前記現像ユニットが前記現像位置に近づくと、前記スライダに接触し、前記スライダを前記転写体退避バネのバネ力に抗して移動させ、前記転写体保持バネのバネ力によって前記転写体を前記転写位置に保持させることを可能にする一方、前記現像ユニットが前記現像位置から取り外されると、前記スライダから離脱し、前記転写体退避バネのバネ力によるスライダの移動を可能にして、前記転写体が前記退避位置へ移動するのを可能にする、転写体移動手段駆動部を前記現像ユニットに備えたことを特徴としている。
請求項2の発明は、上記請求項1の発明に係る画像形成装置において、前記現像ユニットの前記転写体移動手段駆動部と前記スライダとの接触部分が傾斜面であり、前記転写体移動手段駆動部と前記スライダとの接触動作及び離脱動作が滑らかに行われるようになっていることを特徴としている。
本発明は、ジャム処理時に、現像ユニットを画像形成装置本体内の所定位置から取り外すだけで、転写体移動手段駆動部が転写体移動手段から離脱し、転写体移動手段が現像ユニットの移動に連動して転写体を感光体から離間させることができるため、現像ユニットを取り外してジャム処理を行う場合に、転写材との摩擦接触によって感光体の表面や転写体が損傷を受けることがない。
また、本発明は、現像ユニットを画像形成装置本体内の所定位置(現像位置)に装着すると、転写体移動手段駆動部がスライダに接触し、現像ユニットが転写体退避バネのバネ力によって転写体退避方向に押されて保持される。その結果、現像ユニットが画像形成装置本体内においてずれ動きを生じることがなく、感光体と現像ユニットとの位置関係を適正に保つことができ、高精度の画像形成が可能になる。
また、本発明は、転写体移動手段駆動部とスライダの接触部分を傾斜面とし、転写体移動手段駆動部とスライダの接触動作及び離脱動作を円滑化することができ、現像ユニットの脱着時の衝撃を緩和できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
図1〜図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成を示すものである。これらの図に示すように、本実施の形態の画像形成装置1は、給紙トレイ2から送り出されたシート状の転写材(コピー用紙等の紙やOHPフィルム等のプラスチックフィルム等)3がドラム状の感光体4と転写ローラ(転写体)5との間の転写位置Pに送り込まれ、ここで感光体4表面のトナー像が転写材3に転写される。トナー像が転写された転写材3は、転写材搬送路6に沿って定着手段7に送り込まれ、この定着手段7によって加熱・加圧されてトナー像が定着させられた後、排紙トレイ8上に排出されるようになっている。
感光体4は、この感光体4の表面を一様に帯電させる図示しない帯電デバイスや、転写後に感光体4表面に付着したトナーを取り除く図示しないクリーニングデバイス等と共に感光体ユニット10を構成しており、画像形成装置本体11に装着されている。
また、感光体4に対峙するように現像ユニット12が配置されている。この現像ユニット12は、図4に示すように、現像ローラ13と感光体4の表面との間の隙間寸法(現像ギャップ)dが所定寸法になるように、画像形成装置本体11内の所定位置に着脱可能に取り付けられている。そして、この現像ユニット12は、露光デバイス14によって静電潜像が形成された感光体4表面に向けて現像剤を現像ローラ13から飛翔させ、感光体4表面の静電潜像をトナー像として可視化するようになっている。このように機能する現像ユニット12は、図2に示すように、図中右上部の上カバー15と、図中右上部の側面カバー16を開き、この画像形成装置本体11の開口部17から外部に取り出したり、また、外部から画像形成装置本体11の開口部17を介して画像形成装置本体11内の所定位置(現像位置)に装着することができるようになっている。ここで、現像ユニット12が画像形成装置本体11内の所定位置に装着されると、現像ユニット12が現像ユニット押し部材(コイルスプリング等)19によって感光体4側に付勢されるようになっている。
転写ローラ5は、図3に示すように、感光体4に向かって開口する断面略矩形形状の転写ローラハウジング18内において、その軸方向両端部のシャフト20が軸受け部材21によって回動可能に支持されている。また、転写ローラ5を回動可能に支持する軸受け部材21は、転写ローラハウジング18の底面22に対して転写体保持バネ23で弾性的に支持されている。そして、転写ローラ5は、軸受け部材21を介して作用する転写体保持バネ23のバネ力によって感光体4に押し付けられ、感光体4との当接部に転写材を挟時するニップPを形成している。
ここで、軸受け部材21は、図3に示すように、転写ローラハウジング18の側面24に沿って位置するガイド部材25に案内されて上下動できるようになっており、コイル状の転写体保持バネ23の上端部に挿入されるバネ係合ピン26が下方に向けて突出形成されている。なお、転写ローラハウジング18の底面22には、軸受け部材21のバネ係合ピン26に対向するようにバネ取付ピン27が突出形成されている。そして、このバネ取付ピン27には、転写体保持バネ23の下端部が嵌合されている。
転写体保持バネ23は、導電性金属で形成されたコイルスプリングであり、転写時において、転写ローラ5を所定の圧力で感光体4に押圧できるように、圧縮された状態で軸受け部材21を支持するようになっている。そして、図外の電力供給部から供給される転写電圧が転写体保持バネ23及び軸受け部材21を介して転写ローラ5に通電されるようになっている。
図4〜図7は、このような画像形成装置1の転写ローラ5を感光体4に接触又は離間させるための転写体移動手段28及びこれに連繋する現像ユニット12の突起(転写体移動手段駆動部)30との関係を説明するために用いる図であり、転写体移動手段28が配置される部分を模式的に簡略化して示す図である。これらの図に示すように、転写移動手段28は、感光体4及び転写ローラ5の軸端部に位置しており、転写材が転写材搬送路6に沿って搬送されるのを邪魔することがないように、感光体4の両軸端部及び転写ローラ5の両軸端部にそれぞれ配置されている。
これらの図4〜図7に示すように、転写体移動手段28は、転写ローラ5を上下動させるようになっており、転写ローラ5が感光体4に当接する転写位置(図4,図6参照)と、転写ローラ5が感光体4から十分に離れた退避位置(図5及び図7参照)とに移動(上下動)させる。この転写体移動手段28は、上述の転写体保持バネ23と、第1スライダ31と第2スライダ32とからなるスライダ33と、第2スライダ32の両端側を常時下方に向けて付勢する一対のスライダバネ(転写体退避バネ)34と、を備えている。
このうち、第1スライダ31は、転写ローラ5のシャフト20に係合される転写ローラ押圧プレート部35と、この転写ローラ押圧プレート部35の両側に位置する一対の第2スライダ突き当てプレート部36と、転写ローラ押圧プレート部35と各第2スライダ突き当てプレート部36とを接続する縦方向壁部37と、を備えている。そして、転写ローラ押圧プレート部35は、その転写材搬送方向略中央の下面38側に、転写ローラ5のシャフト20に係合する略半円形のシャフト係合溝40が形成されており、転写体保持バネ23のバネ力によって転写ローラ5と共に感光体4側に付勢されている。
第2スライダ32は、第1スライダ31の第2スライダ突き当てプレート部36,36に接触又は離間する略角柱状の一対の押圧ブロック部41,42と、この一対の押圧ブロック部41,42の上方に一体に形成されたバネ受けプレート部43とを備えている。このうち、バネ受けプレート部43は、図6に示すように、平面形状が略コ字形状を呈しており、第1スライダ31との接触を回避するようにフロント側に出っ張るように形成されている。そして、このバネ受けプレート部43は、そのバネ受けプレート部43の略コ字形状の空間44内に第1スライダ31の転写ローラ押圧プレート部35及び縦方向壁部37,37をスライド可能に収容できるようになっている(図4参照)。このように、第2スライダ32のバネ受けプレート部43が形成されることにより、転写体移動手段28の高さ方向寸法(図4乃至図7の上下方向寸法)を小さくすることが可能になり、画像形成装置本体11内のスペース、特に、感光体4の周辺部のスペースを有効に利用できるようになり、感光体4の周辺部の設計が容易になる。
この第2スライダ32の一対の押圧ブロック部41,42は、その外側面45,46が画像形成装置本体11側のフレーム47,48によってガイドされて、円滑に上下動できるようになっている。このうち、図4及び図5中の右側の押圧ブロック部41は、現像ユニット12のハウジング50に形成された転写体移動手段駆動部としての突起30に係合するようになっており、その現像ユニット12の突起30との接触部分が傾斜面51になっている。この押圧ブロック部41の傾斜面51は、現像ユニット12の突起30に形成された右斜め上方に向かって傾斜する傾斜面52とほぼ合致する形状になっている。その結果、第2スライダ32の押圧ブロック部41と現像ユニット12の突起30との接触動作及び離脱動作が円滑に行われることになり、この第2スライダ32の押圧ブロック部41と現像ユニット12の突起30との接触動作及び離脱動作による衝撃や振動が生じにくくなっている。なお、第2スライダ32の右側の押圧ブロック部41をガイドするフレーム47は、現像ユニット12の突起30との干渉を避けるように部分的に切り欠き等が施されている。
一対のスライダバネ34は、その上端が画像形成装置本体11側に取り付けられており、その下端が第2スライダ32を常時下方に押圧するようになっており、第2スライダ32を均等に下方に押圧するようになっている。また、一対のスライダバネ34は、そのバネ力の合力が転写体保持バネ23のバネ力よりも大きくなるように設定されており、第2スライダ32の押圧ブロック部41と現像ユニット12の突起30との係合が解除された状態において、図5に示すように、転写体保持バネ23を押し縮め、スライダ33及び転写ローラ5を押し下げて、転写ローラ5を退避位置まで移動させるようになっている。
以上のように構成された本実施の形態によれば、図2に示すように、画像形成装置本体11内から取り外した現像ユニット12を画像形成装置本体11内に装着していき、現像ユニット12が画像形成装置本体11内の所定位置(現像位置)に近づくと、現像ユニット12のハウジング50の突起30が第2スライダ32の押圧ブロック部41の傾斜面51に当接する。そして、さらに現像ユニット12が画像形成装置本体11内の所定位置に近づけられると、現像ユニット12の突起30がスライダバネ34,34を押し縮めて第2スライダ32を押し上げる。この際、第2スライダ32は、その押圧ブロック部41の傾斜面51が現像ユニット12の突起30の傾斜面52に滑らかに接触し、緩やかに持ち上げられることになる。また、この第2スライダ32の上昇移動に伴い、転写体保持バネ23によって感光体4に向かって(上方に向かって)付勢された軸受け部材21が転写ローラ5及び第1スライダ31と共に連動して上昇移動する(図3及び図4参照)。そして、現像ユニット12が画像形成装置本体11内の所定位置に装着されると、第2スライダ32の押圧ブロック部41,42が第1スライダ31に接触しない位置まで現像ユニット12の突起30によって持ち上げられ、転写ローラ5が転写体保持バネ23のバネ力によって感光体4に押し付けられて、転写ローラ5と感光体4との間にニップPが形成される(図4及び図6参照)。
この現像ユニット12が画像形成装置本体11内の所定位置に装着された状態において、現像ユニット12の現像ローラ13は、図13及び図14に示すように、その両端部のローラ軸53に現像ローラ13よりも大径の円板状の規制部材54が取り付けられており、現像ユニット12が画像形成装置本体11内の所定位置(現像位置)に装着されると(図4参照)、規制部材54が感光体4の表面に当接し、感光体4の表面と現像ローラ13の表面との間に所定寸法の隙間(現像ギャップ)dが生じるようになっている。
ここで、現像ユニット12を画像形成装置本体11内に装着する際に(図5参照)、現像ユニット12が画像形成装置本体内11の所定位置(現像位置)に到達する前において、スライダバネ34,34のバネ力で押されたスライダ33の押圧ブロック部41に現像ユニット12のハウジング50の突起30が当接し、現像ユニット12がスライダバネ34,34を押し縮めながら所定位置にセットされる。したがって、現像ローラ13の軸方向両端部に取り付けられた規制部材54と感光体4との衝突は、その衝撃がスライダバネ34,34の弾性変形により緩和される。
また、現像ユニット12が画像形成装置本体11内の所定位置に装着される際に、現像ユニット12の現像ローラ13が現像ユニット押し部材19によって感光体4に押し付けられることになるが、図4及び図6に示すように、現像ユニット12の突起30がスライダバネ34,34のバネ力で画像形成装置本体11の現像ユニット支持部55に押し付けられるため(下方に押圧されるため)、現像ローラ13が感光体4に対して図1の左斜め上方へずれ動くようなことがなく、現像ローラ13を感光体4に対して感光体周方向の正規位置に保持することができ、高精度の画像形成が可能になる。
一方、現像ユニット12が現像位置から取り外される際に、現像ユニット12の突起30と第2スライダ32の押圧ブロック部41とが傾斜面51,52に沿って滑らかに離脱する。この現像ユニット12の突起30と第2スライダ32の押圧ブロック部41との係合が解除されると、一対のスライダバネ34のバネ力によって第2スライダ32,第1スライダ31,転写ローラ5及び軸受け部材21が一体として押し下げられ、転写ローラ5が転写体保持バネ23を押し縮めて退避位置まで下降移動し、感光体4と転写ローラ5の間に十分なスペースが生じる(図3,図5及び図7参照)。
以上のように、本実施の形態の画像形成装置1は、ジャム処理時に、現像ユニット12を図1及び図4に示す状態から図2及び図5に示す状態まで移動させて、現像ユニット12を画像形成装置本体11内から取り外すだけで、転写体移動手段28のスライダ33がスライダバネ34のバネ力でスライド移動して転写ローラ5を転写体保持バネ23のバネ力に抗して押し下げ、感光体4と転写ローラ5との間に十分な隙間(転写材3の厚み以上の隙間)が形成される。したがって、ユーザーが現像ユニット12を取り外してできる空間に手を入れて転写材3を引き抜いたとしても、感光体4の表面や転写ローラ5の表面が転写材3との摩擦接触で損傷することがない。
また、上述のように、本実施の形態の画像形成装置1は、現像ユニット12を画像形成装置本体11の所定位置に装着する際に、現像ユニット12の規制部材54が感光体4に当接する前から第2スライダ32の押圧ブロック部41が現像ユニット12の突起30に当接し、現像ユニット12を画像形成装置本体11内の所定位置に装着する際の衝撃をスライダバネ34の変形によって緩衝することができる。その結果、本実施の形態の画像形成装置1は、現像ユニット12の規制部材54が緩衝された状態で感光体4に当接することになり、感光体4が現像ユニット12の規制部材54によって損傷を受けることがなくなるため、感光体4と現像ローラ13との間の現像ギャップdを長期間適正に保つことができ、長期にわたり高品質の画像形成を行うことができる。
また、本実施の形態の画像形成装置1は、従来技術のような複雑なリンク機構を必要とせず、スライダ33、スライダバネ34及び転写体保持バネ23を備えた簡単な構成の転写体移動手段28によって、感光体4から転写ローラ5を離間させることができるため、全体構造を小型化・軽量化することができると共に、低廉化を図ることができる。
なお、本実施の形態は、感光体としてドラム状の感光体4を例示したが、これに限られず、ベルト状の感光体にも適用することができる。
また、本実施の形態は、感光体4に転写ローラ5を押圧する態様を例示したが、これに限られず、感光体4と転写ローラ5との間に僅かな隙間を生じさせるような構成にも適用することができる。
本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機としての画像形成装置に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 図1に示した画像形成装置の現像ユニットを取り外す状態を示す図である。 図1の画像形成装置の感光体と転写体を拡大して示す詳細図である。 図1の画像形成装置の現像ユニットが現像位置にある場合の転写体移動手段の構成図である。 図1の画像形成装置の現像ユニットが現像位置から離間した位置にある場合の転写体移動手段の構成図である。 画像形成装置の一部を省略して示す外観斜視図であり、現像ユニットが現像位置にある場合の転写体移動手段を示す外観斜視図である。 図6と見る方向を変えた場合の転写体移動手段の外観斜視図である。 一般的な画像形成装置の構成を説明するための外観斜視図であり、現像ユニットが現像位置にある場合の外観斜視図である。 一般的な画像形成装置の構成を説明するための外観斜視図であり、現像ユニットが現像位置から離間した位置にある場合の外観斜視図である。 現像ユニットを取り外して感光体と転写体を示す画像形成装置の一部外観斜視図である。 現像ユニットを取り外してジャム処理する状態を示す画像形成装置の概略構成図である。 従来のジャム処理時における不具合解消手段を示す画像形成装置の概略構成図である。 感光体と現像ローラの関係を示す外観斜視図である。 感光体と現像ローラの端部の構造を示す外観斜視図である。
符号の説明
1……画像形成装置、3……転写材、4……感光体、5……転写ローラ(転写体)、12……現像ユニット、23……転写体保持バネ、28……転写体移動手段、30……突起(転写体移動手段駆動部)、33……スライダ、34……スライダバネ(転写体退避バネ)、51,52……傾斜面

Claims (2)

  1. 表面に静電潜像が形成された感光体と、この感光体の表面に現像剤を供給して前記静電潜像をトナー像として可視化する現像ユニットと、前記感光体の表面に形成された前記トナー像を転写材に転写する転写体とを備え、
    前記現像ユニットを前記感光体に対峙する現像位置に着脱できると共に、前記転写体を前記感光体に対峙する転写位置と前記感光体から十分に離間した退避位置とに転写体移動手段で移動できるようになっている画像形成装置において、
    前記転写体移動手段は、
    前記転写体を前記転写位置に弾性力で保持する転写体保持バネと、
    前記感光体と接触しない位置に配置されて、前記転写体の移動方向に沿って移動するスライダと、
    このスライダを前記転写体が前記感光体から離間する方向に向けて付勢する転写体退避バネと、を備え、
    前記転写体保持バネが前記転写体を前記感光体に押すバネ力よりも、前記転写体退避バネが前記転写体を前記感光体から離間させる方向に押すバネ力の方が大きくなるように、前記転写体保持バネと前記転写体退避バネのバネ力が設定され、
    前記現像ユニットが前記現像位置に装着される際に、前記現像ユニットが前記現像位置に近づくと、前記スライダに接触し、前記スライダを前記転写体退避バネのバネ力に抗して移動させ、前記転写体保持バネのバネ力によって前記転写体を前記転写位置に保持させることを可能にする一方、前記現像ユニットが前記現像位置から取り外されると、前記スライダから離脱し、前記転写体退避バネのバネ力によるスライダの移動を可能にして、前記転写体が前記退避位置へ移動するのを可能にする、転写体移動手段駆動部を前記現像ユニットに備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像ユニットの前記転写体移動手段駆動部と前記スライダとの接触部分が傾斜面であり、前記転写体移動手段駆動部と前記スライダとの接触動作及び離脱動作が滑らかに行われるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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