JP2005156495A - 時間間隔測定器および補正量決定方法 - Google Patents

時間間隔測定器および補正量決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】補正に必要な時間が短く、測定精度の高い時間間隔測定装置を提供する。
【解決手段】上記課題は、測定信号とクロック信号の時間間隔を電圧に変換する時間電圧変換手段と、前記電圧をデジタル値に変換するアナログ・デジタル変換手段と、前記デジタル値から前記時間間隔を測定する時間間隔測定手段を有する時間間隔測定器の補正量決定方法であって、前記クロック信号の分周周期に対して、前記アナログ・デジタル変換手段の分解能に相当する時間よりも短い周期差を有する補正信号を発生する補正信号発生ステップと、前記補正信号を繰り返し測定して、前記デジタル値を求め、前記デジタル値の累積度数分布を計測する度数分布計測ステップと、前記累積度数分布が線形となるように、前記デジタル値の補正量を決定する補正量決定ステップとを含むことを特徴とする時間間隔測定器の補正量決定方法により解決される。
【選択図】図1

Description

本発明は、時間間隔測定器の補正量決定方法に関し、特に測定信号とクロック信号の時間間隔を電圧差に変換し、その電圧差をアナログ・デジタル変換することにより、信号間の時間間隔を測定する時間間隔測定器の補正量決定方法に関する。
近年のデジタル通信の高速化にともない、信号間の時間間隔を正確に測定する時間間隔測定器が必要とされている。一般に、信号の間隔は、信号入力間に発生したクロックをカウントし、カウント数にクロック周期を積算すれば求められる。しかし、この測定方法はクロック周期より短い時間間隔を測定することはできないため、高い測定精度を得るためには短い周期のクロック信号が必要となるが、カウンタの動作速度には限界があるため、測定精度にも限界があった。このため、従来のカウンタによる測定方法に加えて、時間電圧変換器とアナログ・デジタル変換器(ADC)を用いてクロック周期よりも短い時間の測定手段を追加することより、クロック周波数をあげることなく高精度な測定が可能となった。図2にその代表的な測定器の構成を示す。
図2の時間間隔測定器は、start入力に信号エッジが入力されてからstop入力に信号エッジが入力されるまでの時間間隔を測定する測定器であり、start入力に接続されたランプ信号を発生するランプ発生器100と、クロック発振器101と、ランプ発生器100とクロック発振器101に接続され、ランプ信号電圧をクロック1周期の間保持するサンプル・ホールド回路(S/H回路)102と、S/H回路102に接続されS/H信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器(ADC)103と、stop信号入力が接続されたランプ発生器200と、ランプ発生器200とクロック発振器101に接続され、ランプ信号電圧をクロックの1周期の時間保持するサンプル・ホールド回路(S/H回路)202と、S/H回路102に接続されS/H信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器(ADC)203と、クロック発振器101とランプ発生器100、200に接続され、イベント検出信号1からイベント検出信号2までのクロック数をカウントするカウンタ104と、クロック発振器101、ADC103、203およびカウンタ104に接続されstart信号入力からstop信号入力までの時間を計算する処理装置105により構成される。
図3参照下に、図2の時間間隔測定器の動作を説明する。ランプ発生器100は、通常状態では所定電圧を出力するが、start入力に測定信号が入力されると、測定信号の立ち上がりエッジを基準として所定電圧からリニアに増加するランプ信号を出力する。ランプ信号が入力されたS/H回路102では、通常状態ではランプ動作しない一定の電圧を出力し続けるが、start入力後の最初のクロック信号(CLK)の立ち上がりエッジが入力されるとランプ出力をCLK1周期分保持する。この保持期間の間に、ADC103が入力電圧をデジタル値に変換したサンプルデータと、ランプ発生器が通常状態で出力している電圧との電位差から、start入力に測定信号が入力されてから、直後のCLK信号入力までの時間間隔(T1)を処理装置105で求める。同様にして、stop入力に測定信号が入力されてから、直後のCLK信号入力までの時間間隔(T2)を求めることができる。S/H回路202は、保持期間終了後に通常状態の電圧まで復帰する。
一方、start入力に測定信号が入力されると、ランプ発生器100はカウンタ104にイベント検出信号を出力する。この信号はstart信号の次のCLKの立ち上がりから1周期遅れた信号で発生される。このイベント検出信号はリセット信号として扱われ、このリセット信号によりカウンタ104のカウント値は0となり、次のパルス入力からカウントアップする。従って、stop信号入力によるランプ信号発生器200からのイベント検出信号発生時点でのカウント値を参照すれば、start信号入力からstop信号入力までに発生したクロック数(N)を得ることができる。
これらの測定結果から、処理装置105はstart信号入力からstop信号入力までの時間間隔(T)を算出する。具体的には、CLKの周期をTCとすると、T=N×TC+T1−T2となる。
このように、ランプ発生器、S/H回路、ADCの組み合わせを2組用意し、それぞれをstart入力からの信号とstop入力からの信号に対応させることにより、ランプ発生器が通常状態に復帰するまでの時間よりも短い時間間隔の計測が可能となる。
前述したように図2のような測定器では、原理上では、クロック信号よりも精度の高い時間間隔測定が可能となる。しかし、現実には、高速で、かつ、良好なリニアな変換特性を有している時間電圧変換器やADCは存在しないため、十分な測定精度が得られないという問題があった。そこで、特許文献1で開示されているように、予め測定器に補正信号を入力して、その測定結果から求めた補正量により補正を行うことにより、測定精度を向上させる技術がある。この補正方法は、異なる周期をもつ補正信号をランダムに発生して測定信号として与え、測定された補正信号の時間に対する度数分布を作成し、この度数分布から求めた補正量により、測定値を補正するものである。十分に大きな標本数をとれば度数分布は均一に近づくはずであるから、度数分布が平均化するように補正量を決定すれば真値に近い補正量が得られることになる。
特開平9−171088号公報
しかし、精度を向上させるために十分な標本数をとると、補正量を決定するまでに非常に時間を要することになる。また、完全な乱数を発生方法は存在しないため、測定精度を保証しえないという問題がある。
本発明は、測定信号とクロック信号の時間間隔を電圧に変換する時間電圧変換手段と、前記電圧をデジタル値に変換するアナログ・デジタル変換手段と、前記デジタル値から前記時間間隔を測定する時間間隔測定手段を有する時間間隔測定器の補正量決定方法であって、前記クロック信号の分周信号の周期に対して、前記アナログ・デジタル変換手段の分解能に相当する時間よりも短い周期差を有する補正信号を発生する補正信号発生ステップと、前記補正信号を繰り返し測定して、前記デジタル値を求め、前記デジタル値の累積度数分布を計測する度数分布計測ステップと、前記累積度数分布が線形となるように、前記デジタル値の補正量を決定する補正量決定ステップとを含むことを特徴とする時間間隔測定器の補正量決定方法により、上記課題を解決する。
すなわち、クロック信号の分周信号と周期がわずかに異なる信号を補正信号として用いると、クロック信号と補正信号の時間間隔が等差的に大きくなるため、時間に対する累積度数分布は、理論上、完全にリニアな分布となる。ゆえに、実際の測定結果の累積度数分布がリニアな分布となるように補正量を決定すれば精度の高い測定が可能となる。
本発明の補正量決定方法により、短時間で精度の高い補正量を決定することができる。これにより、補正に必要な時間が短く、測定精度の高い時間間隔測定装置を提供することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適実施形態となる検査装置および方法について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る時間間隔測定器の構成の概略図である。図1の時間間隔測定器は、補正信号発生器107と、スイッチ(SW)106と、スイッチ106に接続され入力信号を分周するカウンタ111、211と、カウンタ111、211に接続された時間電圧変換手段であるランプ発生器100、200と、50MHzの矩形波を発信するクロック発振器101と、ランプ発生器100、200とクロック発振器101に接続されたS/H回路102、202と、S/H回路102、202に接続された12bitの分解能もつ両電源のADCチップを有するアナログ・デジタル変換器103、203と、クロック発振器101に接続されたカウンタ104と、カウンタ104とランプ発生器100、200に接続された処理装置105からなる。
図5のように、ランプ発生器100、200は、通常状態では+0V(GND)の一定電圧を出力するが、信号が入力されると、信号の立ち上がりエッジを基準に1nsにつき0.1Vの割合でリニアに増加するランプ信号を出力する。S/H回路102、202は、通常状態では入力されたランプ信号をそのまま出力するが、ランプ信号入力後最初のクロック信号の立ち上がりエッジが入力されると、その時点におけるランプ信号の電圧をCLKの1周期の間、すなわち20nsの間保持する。これは、アナログ・デジタル変換器103、203に、変換時間20nsのADCチップを用いているためである。この保持期間の間に、アナログ・デジタル変換器103、203は、CLK入力毎に入力されたアナログ値である電圧をデジタル値に変換して出力する。アナログ・デジタル変換器103、203が電圧値を変換したデジタル値をデータ処理部105内のフリップフロップ(F/F)110、210でラッチして時間測定のデータとして用いる。一方、ランプ発生器100、200は、保持期間の間に出力電圧を通常状態の0Vに復帰させるよう動作を開始し、次の補正信号入力を待機する。
補正信号発生器107は、予め本装置よりもさらに精度が高いNIST上位測定器から値付けされいる。カウンタ104は、測定開始信号を受けて、リセットしカウントを開始する。カウンタ111、211の入力側に接続されたスイッチ106は、入力信号として外部測定信号(start入力とstop入力をまとめて外部測定信号と表す)と補正信号発生器107からの補正信号を選択する構成となっている。本実施例ではスイッチ106としてリレーを用いているが、他の機械式のスイッチでもよいし、トランジスタスイッチのような電子的なスイッチを用いてもよい。クロック発振器101および補正信号発生器107は、時間間隔測定器の内部にあってもよいし、他の測定器と共通化するために外部に設置してもよい。本実施例の時間間隔測定器は、クロック発振器101を内蔵しているが、外部からのクロック信号でも動作できるように、クロック信号および補正信号の外部入力端子が設けられている。処理装置105には、アナログ・デジタル変換器103やカウンタ104に接続されたF/F110、210と、F/F110、210に接続され時間間隔を算出するデータ処理手段109と、メモリ108が設けられている。F/F110は、カウンタ104からのデータをイベント検出信号毎にラッチしてデータ処理手段109に送る。データ処理手段109はイベント検出信号毎にラッチされたカウントデータをメモリ108に送り記録する。メモリ108ではラッチ毎のデータが記録される。
次に、本発明に係る時間間隔測定器の動作を説明する。本測定器には、補正モードと測定モードの2つの動作モードがあり、補正モードは補正信号によりデータ処理手段109で使用する補正量を決定するモードであり、測定モードは外部からの測定信号を測定するモードである。
補正モードには、さらに周波数測定ステップとランプ補正測定ステップに分けることができる。周波数測定ステップは、クロック発振器101の発振周波数を高精度の補正信号発生器107により求めるステップで、ランプ補正測定ステップはランプ発生器100、200とアナログ・ディジタル変換器103、203の直線性の補正するためのデータを取得するための測定である。
以下、これらのモードおよびステップについて詳細に述べる。
周波数測定ステップは、周波数カウンタ測定の原理を用いて非同期の2つの発振源(クロック発振器101と補正信号発生器107)の周波数差を求めるものである。このステップでは、SW106がA側に接続される。補正信号発生器107は、1MHzのパルスを出力する。補正信号発生器107が発生するパルスの周期は、ランプ信号の動作周期、すなわちS/H回路102による信号保持期間およびランプ信号が通常電圧に復帰するまでの復帰時間の合計、より長い周期であればよい。このときカウンタ111は“0”にセットされており、補正信号発生器107からの信号を分周することなくランプ発生器100に送られる。このため、補正信号はクロック発振器101からのクロック信号(50MHz、周期20ns)の整数倍(通常は、数倍から数十倍)にあたる周期、すなわちクロック信号の分周信号に相当する周期を出力することになる。(ただし、補正信号はクロック信号とは独立した信号であり、クロック信号を分周して作るわけではない。)または、補正信号発生器107から、クロック信号と同じ周期の信号を発生させる場合では、カウンタ111の値を50にセットしておけば同様の信号がランプ発生器100に送られることになる。ランプ発生器100は、補正信号の入力毎、すなわち1マイクロ秒毎にイベント検出信号を発生する。周波数測定ステップでは、アナログ・ディジタル変換器103からのデータは保存されず、カウンタ104からのデータのみがメモリ108に送られるようにデータ処理部109が処理を行っている。図7(a)のように、クロック発振器101が正確に50.00MHzを出力したものとすれば1MHz毎に記録されるカウント値は、常に50カウントずつ大きくなっていき、1000001回めのイベント検出時のデータから1回めのイベント時のデータを引いた値は、5000000となるはずである。しかしながら、周波数に誤差があった場合、例えば、図7bのようにクロック発振器101が50.05MHzを出力していた場合には、1000001回めのイベント検出時のデータから1回めのイベント時のデータを引いた値は、5005000となる。これにより、クロック発振器101と補正信号発生器107の周期の差を求めることができる。
上述した周期差を加味して、カウンタ値を“0”にセットした場合にはランプ補正測定に使う補正信号の周波数を次式のように設定する。
補正信号周波数 = 1/(1サンプル毎にずらしたい時間 + 測定周期差)
次にランプ補正測定ステップの動作を説明する。以下の説明ではランプ発生器100、S/H回路102、およびアナログデジタル変換器103に関する補正を行うが、ランプ発生器200、S/H回路202、およびアナログデジタル変換器203の補正も同様な手順で順次行う。
ランプ補正測定ステップでは、周波数測定ステップとは逆に、カウンタ104の出力は無視され、アナログ・デジタル変換器103の出力のみ有効として記録される。本実施例では、20nsのランプ発生器に対して12bitのADCデバイスを用いているが、ADCのフルスケールをぎりぎりまで用いることはノイズによるオーバーレンジの危険性があるために、48から4048の範囲で使用するよう調整されているとする。このとき分解能は20ns/4000=5psとなる。補正信号は、1サンプル毎のずれ量を1psに設定する。すると補正信号の立ち上がりエッジとクロック信号の立ち上がりエッジは、1周期毎に1psずれるため、アナログ・デジタル変換器103から出力するデジタル値は、5回測定毎に一つずる大きくなる。言い換えれば、アナログ・デジタル変換手段の分解能(5ps)に対して5回ずつの測定が行われることになる。このようにして120000回の測定を行った結果、メモリ108に格納されたデータを図8に示す。
本来であれば、4000のデジタル値に対して5回ずつの測定が行われることから、最低20000回の測定を行えば全てのデジタル値についての補正データが得られるが、測定開始時点における、補正信号とCLK信号の時間間隔が不明なため、測定開始後、最初に4048から48に減少するときから累積度数分布を求める。また、記録されたデータの最後から先に記録されたデータを見ていくと4048から48に減少するときが存在する。この点を始点として用い、メモリの最後から逆順に検索していって、最初に48から4048に増加する部分を終点としたデータを使って累積度数分布(ヒストグラム)を求める。
なお、補正信号やCLKにはジッタが存在しADCにもノイズが存在するために、本実施例では、アナログデジタル変換器103の出力にフィルタをかけてノイズを除去してメモリ108に記憶しているが、アナログデジタル変換器103の出力をそのまま記録した場合には、ガウス分布を持ったノイズを含んで増加していく。この場合には、最初のデータから4000に近い値だけ、例として3800減少した場所をサーチしてこのデータが格納されている場所を始点とする。さらに最後のデータ付近で最初に、4000に近い値、例として3800以上ずれているメモリのアドレス終点として累積度数分布を求めてもよい。
ランプ発生器100およびアナログ・デジタル変換器103が理想的な特性をもっていれば、度数分布は図4(b)のように累積度数はデジタル値に対してリニアに増加する。ところが、理想的な素子や回路は存在しないため、実際には図4(a)のような分布となる。そこで、データ処理手段109は、この度数分布がリニアになるように補正関数を決定する。すなわち、データ処理手段109は、累積度数分布を2次関数で近似し、その逆関数を補正関数とする。以上で補正モードは終了する。なお、補正関数は2次関数に限られず任意の関数を選択することができる。また、補正量を決定するためには、本実施例のようにデジタル値に対する累積度数分布をリニアにするような補正関数を求める方法以外にも、デジタル値の度数分布を求めて平均化するように補正関数を決定してもよい。また、補正関数を使用せずに、各デジタル値ごとに理想の分布からの差分を求め、補正テーブルを作成してもよい。
最後に、測定モードにおける測定器の動作について説明する。測定モードでは、スイッチ106がBに接続され、測定信号がカウンタ111、211で所定周期に分周され、ランプ発生器100、101に入力される。ランプ発生器100、200と、S/H回路102、202と、アナログ・デジタル変換器103、203と、カウンタ104は、補正モードと同じ機能を有する。補正信号発生器107は非動作状態となる。データ処理手段109では、図2の測定器の測定器105と同様にアナログ・デジタル変換器103とカウンタ104からの出力データから測定信号の時間間隔を算出するが、算出に先立ってアナログ・デジタル変換器103出力データを補正モードで決定された補正量(補正関数または補正値)に従って、デジタル値に変換する。これにより、極めて精度の高い測定結果得ることができる。
なお、上述した本実施形態およびその変形例は、特許請求の範囲に記載した本発明の説明のための一実施形態にすぎず、特許請求の範囲で示した権利範囲内において種々の変形を行うことができることは、当業者にとって明らかである。
最後に、本発明の代表的な実施態様を以下に示す。
(実施態様1)
測定信号とクロック信号の時間間隔を電圧に変換する時間電圧変換手段と、
前記電圧をデジタル値に変換するアナログ・デジタル変換手段と、
前記デジタル値から前記時間間隔を測定する時間間隔測定手段とを有する時間間隔測定器の補正量決定方法であって、
前記クロック信号の分周周期に対して、前記アナログ・デジタル変換手段の分解能に相当する時間よりも短い周期差を有する補正信号を発生する補正信号発生ステップと、
前記補正信号を繰り返し測定して、前記デジタル値を求め、前記デジタル値の累積度数分布を計測する度数分布計測ステップと、
前記累積度数分布が線形となるように、前記デジタル値の補正量を決定する補正量決定ステップとを含むことを特徴とする時間間隔測定器の補正量決定方法。
(実施態様2)
前記周期差が前記分解能に相当する時間の約数であることを特徴とする実施態様1記載の時間間隔測定器の補正量決定方法。
(実施態様3)
前記補正信号発生ステップが、
前記クロック信号の周期を測定するステップと、
前記補正信号の周期を前記周期差だけずらすステップとを含むことを特徴とする実施態様1または2に記載の時間間隔測定器の補正量決定方法。
(実施態様4)
前記補正信号と前記クロック信号の時間間隔が、前記分解能に相当する時間よりも短くなったときから、前記度数分布の計測を開始することを特徴とする実施態様1から3のいずれかに記載の時間間隔測定器の補正量決定方法。
(実施態様5)
測定信号とクロック信号の時間間隔を電圧に変換する時間電圧変換手段と、
前記電圧をデジタル値に変換するアナログ・デジタル変換手段と、
前記デジタル値から前記時間間隔を測定する時間間隔測定手段とを有する時間間隔測定器の補正量決定方法であって、
前記クロック信号の分周周期に対して、前記アナログ・デジタル変換手段の分解能に相当する時間よりも短い周期差を有する補正信号を発生する補正信号発生ステップと、
前記補正信号を繰り返し測定して、前記デジタル値を求め、前記デジタル値の度数分布を計測する度数分布計測ステップと、
前記度数分布が平均化するように、前記デジタル値の補正量を決定する補正量決定ステップとを含むことを特徴とする時間間隔測定器の補正量決定方法。
(実施態様6)
クロック信号を発生するクロック信号発生手段と、
測定信号と前記クロック信号の時間間隔を電圧に変換する時間電圧変換手段と、
前記電圧をデジタル値に変換するアナログ・デジタル変換手段と、
前記クロック信号の分周信号の周期に対して、前記アナログ・デジタル変換手段の分解能に相当する時間よりも短い周期差を有する補正信号を発生する補正信号発生手段と、
前記補正信号を繰り返し測定して、前記デジタル値の累積度数分布を求め、前記累積度数分布が線形となるように、前記デジタル値の補正量を決定する補正量決定手段とを有する時間間隔測定器。
(実施態様7)
前記補正信号または前記クロック信号の一方または双方を前記時間間隔測定器の外部から入力する外部入力端子を有することを特徴とする実施態様6に記載の時間間隔測定器。
本発明の好適実施例である測定器の全体図である。 背景技術欄記載の測定器の全体図である。 背景技術欄記載の測定器の信号の経時変化を示した図である。 好適実施例における累積度数分布である。 理想の累積度数分布である。 好適実施例におけるランプ信号とADCスケールに関する説明図である。 好適実施例の周波数測定ステップにおける信号の経時変化を示した図である 好適実施例の周波数測定ステップにおけるメモリ内容の説明図である。 好適実施例の周波数測定ステップにおけるメモリ内容の説明図である。 好適実施例のランプ補正測定ステップにおけるメモリ内容の説明図である。
符号の説明
100、200 ランプ発生器
101 クロック発振器
102、201 サンプル・ホールド回路
103、203 アナログ・デジタル変換器
104、111,211 カウンタ
105 処理回路
106 スイッチ
107 補正信号発生器
108 メモリ
109 データ処理手段

Claims (7)

  1. 測定信号とクロック信号の時間間隔を電圧に変換する時間電圧変換手段と、
    前記電圧をデジタル値に変換するアナログ・デジタル変換手段と、
    前記デジタル値から前記時間間隔を測定する時間間隔測定手段とを有する時間間隔測定器の補正量決定方法であって、
    前記クロック信号の分周周期に対して、前記アナログ・デジタル変換手段の分解能に相当する時間よりも短い周期差を有する補正信号を発生する補正信号発生ステップと、
    前記補正信号を繰り返し測定して、前記デジタル値を求め、前記デジタル値の累積度数分布を計測する度数分布計測ステップと、
    前記累積度数分布が線形となるように、前記デジタル値の補正量を決定する補正量決定ステップとを含むことを特徴とする時間間隔測定器の補正量決定方法。
  2. 前記周期差が前記分解能に相当する時間の約数であることを特徴とする請求項1記載の時間間隔測定器の補正量決定方法。
  3. 前記補正信号発生ステップが、
    前記クロック信号の周期を測定するステップと、
    前記補正信号の周期を前記周期差だけずらすステップとを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の時間間隔測定器の補正量決定方法。
  4. 前記補正信号と前記クロック信号の時間間隔が、前記分解能に相当する時間よりも短くなったときから、前記度数分布の計測を開始することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の時間間隔測定器の補正量決定方法。
  5. 測定信号とクロック信号の時間間隔を電圧に変換する時間電圧変換手段と、
    前記電圧をデジタル値に変換するアナログ・デジタル変換手段と、
    前記デジタル値から前記時間間隔を測定する時間間隔測定手段とを有する時間間隔測定器の補正量決定方法であって、
    前記クロック信号の分周周期に対して、前記アナログ・デジタル変換手段の分解能に相当する時間よりも短い周期差を有する補正信号を発生する補正信号発生ステップと、
    前記補正信号を繰り返し測定して、前記デジタル値を求め、前記デジタル値の度数分布を計測する度数分布計測ステップと、
    前記度数分布が平均化するように、前記デジタル値の補正量を決定する補正量決定ステップとを含むことを特徴とする時間間隔測定器の補正量決定方法。
  6. クロック信号を発生するクロック信号発生手段と、
    測定信号と前記クロック信号の時間間隔を電圧に変換する時間電圧変換手段と、
    前記電圧をデジタル値に変換するアナログ・デジタル変換手段と、
    前記クロック信号の分周信号の周期に対して、前記アナログ・デジタル変換手段の分解能に相当する時間よりも短い周期差を有する補正信号を発生する補正信号発生手段と、
    前記補正信号を繰り返し測定して、前記デジタル値の累積度数分布を求め、前記累積度数分布が線形となるように、前記デジタル値の補正量を決定する補正量決定手段とを有する時間間隔測定器。
  7. 前記補正信号または前記クロック信号の一方または双方を前記時間間隔測定器の外部から入力する外部入力端子を有することを特徴とする請求項6に記載の時間間隔測定器。

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