JP2005155444A - 排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パティキュレートフィルタの再生に適した時期を運転者に伝えることにより、運転者がその時点での車両の運転状況を判断した上で任意にパティキュレートフィルタを強制再生し得、パティキュレートフィルタの再生効率向上を図ることができ、燃費向上につながる排気浄化装置を提供する。
【解決手段】パティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上で且つパティキュレートフィルタ11の温度が再生開始適合温度以上である場合に、表示ランプ19を点滅させることにより運転者に対してパティキュレートフィルタ11の再生を促し、運転者に再生スイッチ20を操作させ、パティキュレートフィルタ11に捕集されたパティキュレートを強制的に燃焼除去してパティキュレートフィルタ11を再生させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気浄化装置に関するものである。
内燃機関としてのディーゼルエンジンから排出されるパティキュレート(Particulate Matter:粒子状物質)は、炭素質から成る煤と、高沸点炭化水素成分から成るSOF分(Soluble Organic Fraction:可溶性有機成分)とを主成分とし、更に微量のサルフェート(ミスト状硫酸成分)を含んだ組成を成すものであるが、この種のパティキュレートの低減対策としては、排気ガスが流通する排気管の途中に、パティキュレートフィルタを装備することが従来より行われている。
この種のパティキュレートフィルタは、コージェライト等のセラミックから成る多孔質のハニカム構造となっており、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるようになっており、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排気ガスのみが下流側へ排出されるようにしてある。
そして、排気ガス中のパティキュレートは、前記多孔質薄壁の内側表面に捕集されて堆積するので、目詰まりにより排気抵抗が増加しないうちにパティキュレートを適宜に燃焼除去してパティキュレートフィルタの再生を図る必要があるが、通常のディーゼルエンジンの運転状態においては、パティキュレートが自己燃焼するほどの高い排気温度が得られる機会が少ないため、例えばアルミナに白金を担持させたものに適宜な量のセリウム等の希土類元素を添加して成る酸化触媒を一体的に担持させた触媒再生型のパティキュレートフィルタの実用化が進められている。
即ち、このような触媒再生型のパティキュレートフィルタを採用すれば、捕集されたパティキュレートの酸化反応が促進されて着火温度が低下し、従来より低い排気温度でもパティキュレートを燃焼除去することが可能となるのである。
但し、斯かる触媒再生型のパティキュレートフィルタを採用した場合であっても、該パティキュレートフィルタに担持される酸化触媒には活性温度領域があり、この活性下限温度を下まわるような排気温度の低い運転領域では、パティキュレートが良好に燃焼除去されず、パティキュレートの処理量よりも捕集量が上まわってしまうので、このような低い排気温度での運転状態が続くと、酸化触媒が活性化しないためにパティキュレートフィルタの再生が良好に進まずに該パティキュレートフィルタが過捕集状態に陥る虞れがあることから、パティキュレートの堆積量が増加してきた段階でパティキュレートフィルタより上流側の排気ガス中に燃料を添加してパティキュレートフィルタの強制再生を行うことが考えられている。
つまり、パティキュレートフィルタより上流側で燃料を添加すれば、その添加された燃料がパティキュレートフィルタの酸化触媒上で酸化反応し、その反応熱によりフィルタ床温度が上げられてパティキュレートが燃やし尽くされ、パティキュレートフィルタの再生化が図られることになる。
尚、前述の如きパティキュレートフィルタを備えた排気浄化装置を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
特開2003−155916号公報
ところで、従来においては、例えば、パティキュレートフィルタを挟んだ前後に圧力センサを配置して入口側と出口側の差圧を求めることにより過捕集状態を判定したり、或いはエンジン回転数と負荷に基づきパティキュレートの発生量マップからその時点でのパティキュレート排出量を算出し該パティキュレート排出量を積算することでパティキュレートフィルタにおけるパティキュレートの堆積量を推定し過捕集状態を判定したりして、走行中に自動的にパティキュレートフィルタの強制再生を行う設計思想が主流となっている。
しかしながら、走行中は負荷変動が激しく、パティキュレートフィルタの強制再生を実行する上で不安定な要素が多くなっており、特に、都心の渋滞路線を運行するバスや、配送先が密集した地域で宅配業務を行うトラック等の車両では、走行中に自動的にパティキュレートフィルタの強制再生がかかっても、必ずしも再生が完了しない場合が起こり得るため、このような強制再生を実行する走行条件が容易に整わない運行形態の車両については、パティキュレートフィルタの再生を完了するのに時間がかかってしまい、その分、パティキュレートフィルタより上流側で添加される燃料が増え、燃費が悪くなってしまうことが懸念されていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、パティキュレートフィルタの再生に適した時期を運転者に伝えることにより、運転者がその時点での車両の運転状況を判断した上で任意にパティキュレートフィルタを強制再生し得、パティキュレートフィルタの再生効率向上を図ることができ、燃費向上につながる排気浄化装置を提供しようとするものである。
本発明は、エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中にパティキュレートフィルタを装備した排気浄化装置において、
エンジン回転数と負荷に基づきパティキュレートの発生量マップからその時点でのパティキュレート排出量を算出し該パティキュレート排出量を積算することでパティキュレートフィルタにおけるパティキュレートの堆積量を推定する堆積量推定手段と、
パティキュレートフィルタの温度を検出する温度検出手段と、
前記堆積量推定手段で推定されたパティキュレートフィルタにおけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上で且つ前記温度検出手段で検出されたパティキュレートフィルタの温度が再生開始適合温度以上である場合に運転者に対してパティキュレートフィルタの再生を促す再生時期の到来伝達手段と、
パティキュレートフィルタに捕集されたパティキュレートを強制的に燃焼除去してパティキュレートフィルタを再生する強制再生手段と、
前記再生時期の到来伝達手段によりパティキュレートフィルタの再生が促された際に運転者が前記強制再生手段を作動させ得るよう運転席に設けられた操作手段と
を備えたことを特徴とする排気浄化装置にかかるものである。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
車両の運転時には、堆積量推定手段によってパティキュレートフィルタにおけるパティキュレートの堆積量が推定されると共に、温度検出手段によってパティキュレートフィルタの温度が検出され、前記堆積量推定手段で推定されたパティキュレートフィルタにおけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上で且つ前記温度検出手段で検出されたパティキュレートフィルタの温度が再生開始適合温度以上である場合には、再生時期の到来伝達手段により運転者に対してパティキュレートフィルタの再生が促され、ここで、運転者が操作手段を操作すると、強制再生手段が作動し、パティキュレートフィルタに捕集されたパティキュレートが強制的に燃焼除去されてパティキュレートフィルタが再生される。
この結果、強制再生を実行する走行条件が容易に整わない運行形態の車両についても、パティキュレートフィルタの再生に適した時期を運転者に伝えることにより、運転者がその時点での車両の運転状況を判断した上でパティキュレートフィルタの再生を確実に且つ効率良く行うことが可能となり、パティキュレートフィルタより上流側で添加される燃料が少なくて済み、燃費も良くなる。又、再生時期の到来伝達手段により運転者に対してパティキュレートフィルタの再生が促された際に、運転者がすぐに操作手段を操作せず意図的に再生開始を先送りすることで、再生までのインターバルを長くし、燃費を更に良くすることも可能となる。
前記排気浄化装置においては、再生時期の到来伝達手段を、運転者に対してパティキュレートフィルタの再生を促す際に制御装置から再生時期到来信号を受けて点滅する表示ランプとすることができる。
本発明の排気浄化装置によれば、パティキュレートフィルタの再生に適した時期を運転者に伝えることにより、運転者がその時点での車両の運転状況を判断した上で任意にパティキュレートフィルタを強制再生し得、パティキュレートフィルタの再生効率向上を図ることができ、燃費向上につながるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図4は本発明を実施する形態の一例であって、図1中における1はターボチャージャ2を搭載し且つ自動変速機(図示せず)を備えた車両のディーゼルエンジンを示しており、エアクリーナ3から導いた吸気4を吸気管5を通し前記ターボチャージャ2のコンプレッサ2aへ導いて加圧し、その加圧された吸気4をインタークーラ6を介しディーゼルエンジン1の各気筒に分配して導入するようにしてある。
更に、このディーゼルエンジン1の各気筒から排気マニホールド7を介し排出された排気ガス8は、ターボチャージャ2のタービン2bへと送られ、該タービン2bを駆動した排気ガス8が排気管9を介し車外へ排出されるようにしてある。
そして、この排気管9の途中には、フィルタケース10が介装されており、該フィルタケース10内における後段には、酸化触媒を一体的に担持して成る触媒再生型のパティキュレートフィルタ11が収容されており、図2に拡大して示す如く、このパティキュレートフィルタ11は、セラミックから成る多孔質のハニカム構造となっており、格子状に区画された各流路11aの入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路11aについては、その出口が目封じされるようになっており、各流路11aを区画する多孔質薄壁11bを透過した排気ガス8のみが下流側へ排出されるようにしてある。
又、フィルタケース10内におけるパティキュレートフィルタ11の直前位置には、図3に拡大して示す如きハニカム構造を有するフロースルー型の酸化触媒12が収容されている。
そして、図示していない運転席のアクセルには、アクセル開度をディーゼルエンジン1の負荷として検出するアクセルセンサ16(負荷センサ)が備えられていると共に、ディーゼルエンジン1の適宜位置には、その回転数を検出する回転センサ17が装備されており、これらアクセルセンサ16及び回転センサ17からのアクセル開度信号16a及び回転数信号17aがエンジン制御コンピュータ(ECU:Electronic Control Unit)を成す制御装置14に対し入力されるようになっており、この制御装置14においては、回転センサ17で検出されるエンジン回転数とアクセルセンサ16で検出されるアクセル開度(負荷)に基づきパティキュレートの発生量マップ(エンジン定常状態でのマップ)からその時点でのパティキュレート排出量を算出し該パティキュレート排出量を積算することでパティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量を推定するようになっており、これにより、パティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量を推定する堆積量推定手段が構成され、更に、前記制御装置14においては、パティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上であるか否かが判断されるようになっている。
又、前記フィルタケース10における酸化触媒12とパティキュレートフィルタ11との間には、排気ガス8の温度をパティキュレートフィルタ11のフィルタ床温度の代用値として計測する温度検出手段としての温度センサ13が装備され、この温度センサ13の検出信号13aが前記制御装置14に対し入力されるようになっており、他方、この制御装置14においては、ディーゼルエンジン1の各気筒に燃料を噴射する燃料噴射装置15に向け燃料の噴射タイミング及び噴射量を指令する燃料噴射信号15aが出力されるようになっている。
ここで、前記燃料噴射装置15は、各気筒毎に装備される図示しない複数のインジェクタにより構成されており、これら各インジェクタの電磁弁が前記燃料噴射信号15aにより開弁制御されて燃料の噴射タイミング及び噴射量(開弁時間)が適切に制御されるようになっている。
更に、前記運転席におけるインストルメントパネル等には、前記制御装置14でパティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上であると判断され且つ前記温度センサ13で検出されたパティキュレートフィルタ11の温度が再生開始適合温度以上であると判断された場合に前記制御装置14から再生時期到来信号19aを受けて点滅することにより運転者に対してパティキュレートフィルタ11の再生を促す再生時期の到来伝達手段としての表示ランプ19と、後述する強制再生手段を任意に作動させるための操作手段としての再生スイッチ20とが夫々設けられている。
そして、前記制御装置14では、アクセル開度信号16a及び回転数信号17aに基づき通常モードの燃料噴射信号15aが決定されるようになっている一方、運転者により再生スイッチ20が操作されて再生指令信号20aが入力された際に通常モードから強制再生モードに切り替わり、圧縮上死点(クランク角0゜)付近で行われる燃料の主噴射に続いて圧縮上死点より遅い着火しないタイミングでポスト噴射を行うような燃料噴射信号15aが決定されるようになっている。尚、運転者により再生スイッチ20が操作されて通常モードから強制再生モードに切り替わった際には、表示ランプ19は点滅状態から点灯状態に切り替わるようになっている。
つまり、本図示例においては、制御装置14と燃料噴射装置15とによりパティキュレートフィルタ11の強制再生手段が構成されるようになっており、前述した如く、主噴射に続いて圧縮上死点より遅い着火しないタイミングでポスト噴射が行われると、このポスト噴射により排気ガス8中に未燃の燃料(主としてHC:炭化水素)が添加されることになり、この未燃の燃料がパティキュレートフィルタ11表面の酸化触媒上で酸化反応し、その反応熱によりフィルタ床温度が上昇してパティキュレートフィルタ11内のパティキュレートが燃焼除去されることになる。
そして、前記制御装置14における具体的な制御手順については、図4のフローチャートに示す如く、前提条件として、再生スイッチ20を走行時に操作許可し且つ自動的に強制再生を行わないよう設定した状態で、先ず、ステップS1でディーゼルエンジン1がストップしているか否かの判断を行い、ディーゼルエンジン1がストップしている場合には、ステップS2で表示ランプ19を消灯状態に保持する一方、前記ディーゼルエンジン1がストップしていない場合には、ステップS3でパティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上であるか否かの判断を行うようになっている。
前記パティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上でない場合には、ステップS2で表示ランプ19を消灯状態に保持する一方、前記パティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上である場合には、ステップS4でディーゼルエンジン1の故障によりパティキュレートフィルタ11の再生が禁止状態にあるか否かの判断を行うようになっている。
前記パティキュレートフィルタ11の再生が禁止状態にある場合には、ステップS2で表示ランプ19を消灯状態に保持する一方、前記パティキュレートフィルタ11の再生が禁止状態にない場合には、ステップS5で再生スイッチ20がONとなっているか否かの判断を行うようになっている。
前記再生スイッチ20がONとなっている場合には、ステップS6で表示ランプ19を点灯させる一方、前記再生スイッチ20がONとなっていない場合には、ステップS7でパティキュレートフィルタ11の温度が再生開始適合温度以上であるか否かの判断を行うようになっている。
前記パティキュレートフィルタ11の温度が再生開始適合温度以上である場合には、ステップS8で表示ランプ19を点滅させ、運転者に対してパティキュレートフィルタ11の再生を促す一方、パティキュレートフィルタ11の温度が再生開始適合温度以上でない場合には、ステップS2で表示ランプ19を消灯状態に保持するようになっている。
次に、上記図示例の作用を説明する。
車両の運転時には、再生スイッチ20が走行時に操作許可され且つ自動的に強制再生が行われないようにされている前提のもと、図4におけるステップS1でディーゼルエンジン1がストップしていないと判断された場合、堆積量推定手段としての制御装置14において、回転センサ17で検出されるエンジン回転数とアクセルセンサ16で検出されるアクセル開度(負荷)に基づきパティキュレートの発生量マップ(エンジン定常状態でのマップ)からその時点でのパティキュレート排出量が算出され該パティキュレート排出量が積算されることでパティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量が推定され、該パティキュレートフィルタ11におけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上であることが図4におけるステップS3で確認されると、ステップS4でディーゼルエンジン1の故障によりパティキュレートフィルタ11の再生が禁止状態にあるか否かの判断が行われ、パティキュレートフィルタ11の再生が禁止状態にない場合には、ステップS5で再生スイッチ20がONとなっているか否かの判断が行われる。
ここで、再生スイッチ20がONとなっていれば、ステップS6で表示ランプ19は点灯されるが、再生スイッチ20がONとなっていない場合には、温度検出手段としての温度センサ13で検出されたパティキュレートフィルタ11の温度が再生開始適合温度以上であるか否かの判断がステップS7で行われ、該パティキュレートフィルタ11の温度が再生開始適合温度以上である場合には、制御装置14から出力される再生時期到来信号19aによって再生時期の到来伝達手段としての表示ランプ19が図4のステップS8で示されるように点滅することにより運転者に対してパティキュレートフィルタ11の再生が促される。
ここで、運転者が操作手段としての再生スイッチ20を操作すると、通常モードから強制再生モードに切り替わり、強制再生手段としての制御装置14から燃料噴射装置15へ出力される燃料噴射信号15aにより、圧縮上死点(クランク角0゜)付近で行われる燃料の主噴射に続いて圧縮上死点より遅い着火しないタイミングでポスト噴射が行われ、該ポスト噴射により排気ガス8中に未燃の燃料(主としてHC:炭化水素)が添加されることになり、この未燃の燃料がパティキュレートフィルタ11表面の酸化触媒上で酸化反応し、その反応熱によりフィルタ床温度が上昇し、パティキュレートフィルタ11に捕集されたパティキュレートが強制的に燃焼除去されてパティキュレートフィルタ11が再生される。
この結果、強制再生を実行する走行条件が容易に整わない運行形態の車両についても、パティキュレートフィルタ11の再生に適した時期を運転者に伝えることにより、運転者がその時点での車両の運転状況を判断した上でパティキュレートフィルタ11の再生を確実に且つ効率良く行うことが可能となり、パティキュレートフィルタ11より上流側で添加される燃料が少なくて済み、燃費も良くなる。又、前記表示ランプ19の点滅により運転者に対してパティキュレートフィルタ11の再生が促された際に、運転者がすぐに再生スイッチ20を操作せず意図的に再生開始を先送りすることで、再生までのインターバルを長くし、燃費を更に良くすることも可能となる。
こうして、パティキュレートフィルタ11の再生に適した時期を運転者に伝えることにより、運転者がその時点での車両の運転状況を判断した上で任意にパティキュレートフィルタ11を強制再生し得、パティキュレートフィルタ11の再生効率向上を図ることができ、燃費向上につながる。
尚、本発明の排気浄化装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、再生時期の到来伝達手段として表示ランプ19を用いる代りに、運転に関する各種情報を多重表示可能なマルチインフォメーションディスプレイを用いたり、或いは音声案内を用いることにより、運転者に対してパティキュレートフィルタ11の再生を促すようにしても良いこと、又、パティキュレートフィルタ11の強制再生手段として、燃料噴射装置15の噴射パターンを制御装置14によりモード切り替えする手段を用いる代りに、例えば、排気マニホールド7から排気管9にかけての排気流路途中における何れかの場所に燃料添加用のインジェクタを別途配設し、このインジェクタにより燃料を排気ガス8中に添加する手段を採用するようにしたり、或いは電気ヒータ等の加熱装置をパティキュレートフィルタ11に付帯装着する手段を採用するようにしても良いこと等、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例の概略構成図である。 図1のパティキュレートフィルタの詳細を示す断面図である。 図1の酸化触媒の詳細を示す一部を切り欠いた斜視図である。 本発明を実施する形態の一例における具体的な制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン(エンジン)
8 排気ガス
9 排気管
11 パティキュレートフィルタ
13 温度センサ(温度検出手段)
13a 検出信号
14 制御装置(堆積量推定手段、強制再生手段)
15 燃料噴射装置(強制再生手段)
15a 燃料噴射信号
16 アクセルセンサ(堆積量推定手段)
16a アクセル開度信号
17 回転センサ(堆積量推定手段)
17a 回転数信号
19 表示ランプ(再生時期の到来伝達手段)
19a 再生時期到来信号
20 再生スイッチ(操作手段)
20a 再生指令信号

Claims (2)

  1. エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中にパティキュレートフィルタを装備した排気浄化装置において、
    エンジン回転数と負荷に基づきパティキュレートの発生量マップからその時点でのパティキュレート排出量を算出し該パティキュレート排出量を積算することでパティキュレートフィルタにおけるパティキュレートの堆積量を推定する堆積量推定手段と、
    パティキュレートフィルタの温度を検出する温度検出手段と、
    前記堆積量推定手段で推定されたパティキュレートフィルタにおけるパティキュレートの堆積量が再生を必要とする閾値以上で且つ前記温度検出手段で検出されたパティキュレートフィルタの温度が再生開始適合温度以上である場合に運転者に対してパティキュレートフィルタの再生を促す再生時期の到来伝達手段と、
    パティキュレートフィルタに捕集されたパティキュレートを強制的に燃焼除去してパティキュレートフィルタを再生する強制再生手段と、
    前記再生時期の到来伝達手段によりパティキュレートフィルタの再生が促された際に運転者が前記強制再生手段を作動させ得るよう運転席に設けられた操作手段と
    を備えたことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 再生時期の到来伝達手段を、運転者に対してパティキュレートフィルタの再生を促す際に制御装置から再生時期到来信号を受けて点滅する表示ランプとした請求項1記載の排気浄化装置。
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