JP2005153775A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ファン11からの送風風量が多い場合、フラップ駆動部160の内部でピストンが上昇して、ウォームギヤ162が回転駆動される。そして、ホイールギヤ部63とともにフラップ61a,61bが閉位置Sから開位置Oへ向かって移動する。ファン11からの送風風量が減少した場合、上述とは逆に、フラップ61a,61bは、開位置Oから閉位置Sへ向かって移動する。これにより、フロントフェースダクト19aおよびフロントフェースダクト19bへの送風抵抗が変化するので、フロントフェース吹出口110〜140への送風割合は、デフ吹出口20もしくはアッパーベント吹出口150への送風割合に対して変化する。ファン11からの送風風量が減少すると、空調空気はデフ吹出口20もしくはアッパーベント吹出口150へ優先的に送風される。
【選択図】 図4
Description
図1〜5を参照して、本発明による車両用空調装置の第1の実施の形態を説明する。図1は、車両用空調装置を搭載した右ハンドル車を車両斜め後方から見た斜視図である。車両用空調装置は、インストルメントパネル200の内側に設けた空調ユニット100を備えている。インストルメントパネル200には、乗員が車両用空調装置のON、OFFや車室内温度の設定などの操作を行うための空調操作部1が設けられている。
図3(a),(b)は、空調ユニット100の断面図であり、図4は図3(a)の要部拡大図である。風量調節機構60は、フラップ61aおよびフラップ61bと、軸62と、ホイールギヤ部63と、フラップ駆動部160とを備えている。フラップ61aおよびフラップ61bは、図4に示すように、軸62を中心に開位置Oと閉位置Sとの間を回動可能な板状部材であり、それぞれフロントフェース口101aおよびフロントフェース口101bの近傍に設けられる。双方のフラップ61a,61bは、軸62によって連結され、フラップ61aに設けられたホイールギヤ部63が回動されると、双方のフラップ61a,61bが回転駆動される。ホイールギヤ部63は、後述するフラップ駆動部160のウォームギヤ162と噛合している。
車両用空調装置が運転されると、風量調節機構60は次のように動作する。車両用空調装置の運転状態がベントモードもしくはバイレベルモードの場合、空調空気は、フロントフェース吹出口110〜140から車室内に送風される。また、上述のように、デフ口102を開閉するドアは設けられていないので、空調空気は、デフ吹出口20もしくはアッパーベント吹出口150のいずれか一方からも車室内に送風される。ファン11が駆動されると、ケース10の内部の静圧(ケース内圧)Pcが上昇して、車室内の静圧(車室内圧)Prより高くなる。ケース内圧Pcは、ファン11の送風風量に比例して上昇する。
(1) 風量調節機構60によって、ファン11の送風風量が多い場合、デフ吹出口20もしくはアッパーベント吹出口150への送風割合に対するフロントフェース吹出口110〜140への送風割合を増加させる。また、ファン11の送風風量が減少した場合には、デフ吹出口20もしくはアッパーベント吹出口150への送風割合に対するフロントフェース吹出口110〜140への送風割合を減少させる。したがって、ファン11の送風風量が多い場合には、フロントフェース吹出口110〜140へ十分に空調空気を送風できる。ファン11の送風風量が減少してもデフ吹出口20もしくはアッパーベント吹出口150への送風風量を確保できる。これにより、乗員に快適な送風ができるとともに、ファン11の送風風量を減らしても車室内の温度分布等を適正に保てる。
図6を参照して、本発明による車両用空調装置の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。図5は、第2の実施の形態のフラップ駆動部180の内部構造を示す断面図である。
(1) フラップ駆動部180では、ピストン171が受ける上方向への駆動力Fuに対向する下方向の合力Fdをピストン171とロッド173とウェイト181との自重(Wp+Wr+Ww)によって得ている。これにより簡単な構造でフラップ駆動部180を構成できるので、コストが低減できる。
(2) ウェイト181の重量Wwを変更することで、フラップ61a,61bが閉位置Sから開位置Oおよび開位置Oから閉位置Sまで移動し始める際のファン11からの送風風量を変更できる。これにより、フラップ駆動部180を容易に調整できる。
(1) 上述の説明では、追加設定したアッパーベント吹出口150に接続されるアッパーベントダクト152は、デフダクト22の途中から分岐して設けた。そして、風量調節機構60は、フロントフェース吹出口110〜140への送風割合と、デフ吹出口20もしくはアッパーベント吹出口150への送風割合の比率を変更していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、リヤフェース吹出口を追加設定する場合、リヤフェース吹出口に接続されるダクト191をケース10に新たに設けて、風量調節機構60によって、フロントフェース吹出口110〜140への送風割合と、リヤフェース吹出口への送風割合との比率を変更するように構成してもよい。これに限らず、他の吹出口同士の配風比の変更にも、本発明は適用できる。なお、フラップ駆動部として、第1の実施の形態のフラップ駆動部160、および第2の実施の形態のフラップ駆動部180のいずれも用いることができる。
(4) 上述の説明では、ファン11による送風空気の静圧を圧力室161に導いていたが、ファン11による送風空気の全圧を圧力室161に導いてもよい。
(5) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
19a,19b フロントフェースダクト 20 デフ吹出口
22 デフダクト 60 風量調節機構
61a,61b フラップ 62 軸
63 ホイールギヤ部 100 空調ユニット
101a,101b フロントフェース口 104 圧抜きダクト
110,120,130,140 フロントフェース吹出口
150 アッパーベント吹出口 152 アッパーベントダクト
160,180 フラップ駆動部 161 圧力室
162 ウォームギヤ 163 ギヤ部
165 螺旋溝部 171 ピストン
172 突条 173 ロッド
174 バネ 175 ガイド
181 ウェイト 191 ダクト
200 インストルメントパネル
Claims (5)
- 送風機から送風されて冷却および加熱された空調空気を車室内に導入する第1のダクトと、
前記第1のダクトとともに前記空調空気を車室内に導入する第2のダクトと、
前記第1のダクトを通過する風量を変更する風量変更手段と、
前記送風機の送風風量が多いときは前記第2のダクトに対する前記第1のダクトへの送風風量の割合を増やし、前記送風機の送風風量が少ないときは前記第2のダクトに対する前記第1のダクトへの送風風量の割合を減らすように前記風量変更手段を駆動する駆動手段とを備えることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1に記載の車両用空調装置において、
前記風量変更手段はホイールギヤを有し、
前記駆動手段は、前記ホイールギヤを回動させて前記風量変更手段を駆動するウォームギヤを有することを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項2に記載の車両用空調装置において、
前記駆動手段は、重力による付勢力もしくは弾性力による付勢力と、前記付勢力に抗するように前記送風機から吐出される空気の全圧もしくは静圧を利用した駆動力とによって前記風量変更手段を駆動することを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項3に記載の車両用空調装置において、
前記駆動手段は、相反する方向に作用する前記付勢力および前記駆動力による直線運動を前記ウォームギヤの回転運動に変換する変換手段を有することを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項4に記載の車両用空調装置において、
前記変換手段は、前記付勢力および前記駆動力によって直進するピストンに設けられた突条をカムフォロアとし、前記ウォームギヤの内周面に設けられた前記突条と摺動可能に嵌合する螺旋溝部をカム溝とするカム機構によって、前記付勢力および前記駆動力による直線運動を前記ウォームギヤの回転運動に変換することを特徴とする車両用空調装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003397072A JP2005153775A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003397072A JP2005153775A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 車両用空調装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005153775A true JP2005153775A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34722332
Family Applications (1)
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JP2003397072A Pending JP2005153775A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | 車両用空調装置 |
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Country | Link |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008037140A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
JP2009286270A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Kanto Auto Works Ltd | 空調システム及び空調用レジスタ |
JP2014172479A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Denso Corp | 車両用空調システム |
CN110116606A (zh) * | 2019-06-10 | 2019-08-13 | 上海延锋金桥汽车饰件***有限公司 | 出风口及包括其的车辆 |
JP2020049109A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
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2003
- 2003-11-27 JP JP2003397072A patent/JP2005153775A/ja active Pending
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