JP2005148842A - 車両管理装置 - Google Patents

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将一郎 田中
Masaaki Hida
政明 飛田
Yoshinori Yagi
義規 矢木
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Abstract

【課題】 本発明は、車両点検の実施を促進して共用車両の利用の安全性を高め、共用車両を常時利用可能にして利便性の高い車両管理装置を実現することを目的とする。
【解決手段】 管理システム1と常時通信可能な車載の車両管理装置2に於いて、点検完了情報を入力する入力手段22を備え、点検完了情報が入力されない状態で共用車両の利用が開始された場合に車両点検の実施を促す報知手段23を有する。また、利用者情報及び整備担当者情報を格納する記憶手段26と、ICカード5のICカード情報を読取る読取手段28と、ICカード情報が利用者のものか整備担当者のものかを判定する判定手段29と、利用者のICカード情報である場合に利用者情報とICカード情報とを比較照合して利用者を認証し使用を許可する利用モードを設定し、整備担当者のICカード情報である場合に使用を許可する整備モードを設定する車載コントローラ27とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の共用車両を管理する管理センタと常時通信可能に構成された車載の車両管理装置に関する。
最近、生活スタイルの多様化にともない、様々な車種が登場しているが、購入費用や維持費、駐車場の問題があり、共用車両(レンタカー)の価値が見直されている。一方、作業用の車両(ライトバン、ダンプカー、トラック等)についても運搬物や作業の内容により様々な車種が使用されているが、これらも購入・維持費用が高いこと等から、低コストで使用するために共用車両を利用することが多い。これらの共用車両は、利用者の幅が広く、利用時間帯や利用したい地域等が様々であり、利用者の様々な利用態様に柔軟に対応できるシステムが求められている。
この種の技術には、利用者に関して入力手段に入力された識別記号と、当該利用者に関して予め許可者記憶手段に記憶されている識別記号とを比較して、一定の関係があると判断したときは、利用者に対し車両を使用可能にする車両管理装置がある(例えば、特許文献1参照)。これは、利用者を適切に認証し共用車両の盗難や不正使用に対する安全性を高めるものである。
特開2003−67471号公報
しかしながら、従来、借用・返却を行うシステムは在るが、共用車両のコンディションを認識する装置は無かった。一般に、共用車両は様々な条件で使用されることが多く、車両のコンディションを的確に把握しておくことが安全上必要である。特に、作業用の車両は過酷な環境で使用されることが前提となっているため、安全上の問題から確実に整備を行うことが重要である。共用車両の盗難や不正使用に対する安全性だけでなく利用者の使用に対する安全性を高めるために、整備担当者に対しても適切に認証を行う必要がある。
また、これらの共用車両を利用する際には、借用・返却の時間が早朝或いは深夜となる場合がある。このため、利用者が共用車両の借用及び返却を常時24時間容易に行うことができるシステムが求められている。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両点検の実施を促進して共用車両の利用の安全性を高め、共用車両を常時利用可能にして利便性の高い共用車両の車両管理装置を実現する点にある。
〔特徴構成1〕
この目的を達成するための本発明に係る車両管理装置の第一特徴構成は、複数の共用車両の車両状態を管理する管理システムと常時通信可能に構成された車載の車両管理装置であって、前記共用車両の利用開始時に車両点検が完了したことを示す点検完了情報を入力する入力手段を備え、前記点検完了情報が入力されない状態で、前記共用車両の利用開始が判定された場合に、前記車両点検の実施を促す報知手段を有する点にある。
即ち、本特徴構成によれば、共用車両の利用開始時に、車両点検が完了していない場合に報知を行うので、車両点検の実施を促進させ、共用車両の安全性を向上させることができる。また、共用車両毎に車載装置で車両点検の状態を管理するので、共用車両の管理を容易に且つ簡易にすることができる。
また、共用車両は管理システムと無線により常時通信可能に構成されているので、共用車両側で借用・返却に係る操作を行うことで、24時間の共用車両の借用・返却が可能になる。
〔特徴構成2〕
同第二特徴構成は、複数の共用車両を管理する管理システムと常時通信可能に構成された車載の車両管理装置であって、前記共用車両の利用者固有の利用者情報及び前記共用車両の整備担当者固有の整備担当者情報を格納可能な記憶手段と、前記利用者のICカード或いは前記整備担当者のICカードに記憶されたICカード情報を読取る読取手段と、前記読取手段で取得した前記ICカード情報が前記利用者のものであるか前記整備担当者のものであるかを判定する判定手段と、前記判定手段に於いて前記利用者のICカード情報であると判定した場合に、前記記憶手段に予め記憶されている前記利用者情報と前記読取手段で取得した前記ICカード情報とを比較照合して一致した場合に前記利用者を認証して、記共用車両の使用を許可する利用モードを設定し、前記判定手段に於いて前記整備担当者のICカード情報であると判定した場合に、前記共用車両の使用を許可する整備モードを設定する車載コントローラとを備える点にある。
即ち、本特徴構成によれば、整備担当者に対する認証を車載装置に於いて簡易に行うことができる。顧客である利用者については、共用車両の使用を許可する際、管理センタから取得した予約情報や利用者情報等に基づいて利用者を特定し認証する必要があるが、整備担当者については、複数の不特定の整備担当者が整備を行うことが予想され、共用車両の使用を許可する際、整備担当者であることが認識されれば良い。
したがって、本発明の如く構成することにより、簡易な構成で整備担当者の認証及び使用許可を実施することができ、共用車両のコンディションを良好に維持しつつ利用性に優れた車両管理装置を実現することができる。
以下、本発明に係る車両管理装置(以下、適宜「本発明装置」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第一実施形態]
先ず、本発明に係る車両管理装置2の第一実施形態について図1乃至図5を基に説明する。本実施形態の車両管理装置2は、利用者の利用開始時に車両点検が未実施である場合に、利用者に対する報知を行うものであり、図1に示すように、複数の共用車両を管理する管理システム1と無線により常時通信可能に構成されている。
管理システム1は、図1に示すように、データベースサーバ11(以下、DBサーバ11と略称する)、車両管理サーバ12、複数の車両管理装置2と無線により通信を行う通信機器13から構成されている。
DBサーバ11は、図2に示すように、共用車両毎の車両管理データベース11a(以下、車両管理DB11aと略称する)、共用車両を利用する利用者毎の利用者データベース11b(以下、利用者DB11bと略称する)、及び、予約情報データベース11c(以下、予約情報DB11cと略称する)を備えている。
車両管理DB11aには、共用車両毎に車両管理ファイルが記憶されている。車両管理DB11aのデータファイル構造は図2(a)に示すとおりであり、「車両ID」をキーフィールドとするレコードに、「車種」「通信アドレス」等の共用車両固有の情報を示すフィールド、車両点検が完了したことを示す「点検完了情報」のフィールド、更に、「車両状態」等の各共用車両の現在の状態を示すフィールド等を備えている。
利用者DB11bには、利用者毎に利用者ファイルが記憶されている。利用者DB11bのデータファイル構造は図2(b)に示すとおりであり、「ユーザID」をキーフィールドとするレコードに、「ユーザ名」「連絡先」「免許証番号」等の利用者の個人情報を示すフィールド、及び、利用者IDやパスワード等の認証情報を示す「利用者情報」のフィールドを備えている。
予約情報DB11cには、利用者毎、共用車両毎に予約内容を記載する予約情報ファイルや、予約情報ファイルを共用車両毎予約日時順に整理したインデックスファイル等が記憶されている。予約情報DB11cの予約情報ファイルのデータファイル構造は図2(d)に示すとおりであり、「予約No」をキーフィールドとするレコードに、「車両ID」等の共用車両に係る情報を示すフィールド、「ユーザID」「認証情報」等の利用者に係る情報を示すフィールド、「予約日」「貸出開始時間」等の予約に係る情報を示すフィールドを備えている。
車両管理サーバ12には、図3に示すように、認証部12a、予約管理部12b、ユーザ管理部12c、車両点検管理部12d、共用車両管理部12e、及び、通信ネットワークを介して通信を行うパケット通信部12fがソフトウェア的に構築されている。通信ネットワークは、本実施形態ではインターネット3を利用する。
認証部12aは、管理システム1に利用者の操作する利用者端末4からアクセスがあった場合に当該利用者の認証を行う。詳細には、後述する予約管理部12bが取得した利用者情報、例えば、ユーザID及びパスワードを予約管理部12bより取得し、ユーザIDをキーとして利用者DB11bを検索して前記利用者の利用者情報を取得し、取得した利用者情報と利用者DB11bの利用者情報とを比較照合して一致した場合に利用者を認証する。
予約管理部12bは、予約受付や予約内容の確認を行うためのWebサイトが構築されている。利用者は、PCや携帯電話等の利用者端末4よりインターネット3を介して予約管理部12bにアクセスすることで、24時間任意の時間に共用車両の予約を行うことができる。予約管理部12bには、利用者の認証を行うための利用者情報を入力可能な認証画面、車種や予約日、貸出開始・終了時刻、借用・返却時の駐車位置等の予約情報を入力可能な予約画面、予約内容を表示する確認画面等が構築されている。
予約管理部12bは利用者の操作する利用者端末4からアクセスがあると、利用者端末4上に認証画面を表示し、当該認証画面に入力された利用者情報を取得する。利用者情報に基づいて予約管理部12bに認証要求を行い、認証に失敗した場合には、再度、利用者情報の入力要求を行う。利用者が認証された場合には、利用者端末4上に予約画面を表示し、予約情報を取得する。続いて、この予約情報に基づいて後述する共用車両管理部12eに対し共用車両の割当要求を行う。共用車両管理部12eより利用可能な共用車両の車両IDが伝達された場合には、予約受付が完了したことを示す確認画面を利用者端末4上に表示させる。尚、共用車両管理部12eより利用可能な共用車両が無いことが伝達された場合には、利用者の要求を満たす共用車両が無いことを示し、他の条件で再度予約を行うように促す予約画面を利用者端末上4に表示させる。予約受付が完了した場合には、予約情報ファイルを作製し予約情報DB11cに記憶するとともに、車両管理DB11aの割当てられた共用車両に対応する車両管理ファイルの「予約情報」フィールド、利用者DB11bの予約を行った利用者に対応する利用者ファイルの「予約情報」フィールドに予約情報ファイルの予約Noを記載する。
また、予約管理部12bは、認証された利用者からの予約内容の確認要求に対して確認画面を利用者端末上4に表示させる。ここで、利用者からの修正要求や取消要求の受付を行う。尚、本実施形態では、修正要求や取消要求は、当該予約の貸出開始時刻の15分前まで可能に構成されている。
ユーザ管理部12cは、利用者毎の使用状況の確認や課金処理等を行う。また、貸出終了後、課金対象者毎に、例えば、利用者が企業の構成員である場合には当該企業毎に、共用車両の使用状況に沿って料金の算出を行い、課金対象者に対する課金処理、例えば口座引き落とし等の手続き処理を行う。
車両点検管理部12dは、各共用車両の車種毎の点検方法や、共用車両毎の車両点検の実施履歴、共用車両の点検が完了したことを示す点検完了情報等を管理する。詳細には、共用車両から車両IDと点検完了情報とが伝達されると、車両管理DB11aを「車両ID」をキーとして検索し車両管理ファイルを取得して、当該車両管理ファイルの「点検完了情報」フィールドに点検完了情報を記録する。また、前記共用車両から、共用車両の利用開始情報が伝達されると、前記車両管理ファイルから点検完了情報を削除する。
共用車両管理部12eは、予約時の共用車両の割当処理、共用車両の貸出処理等を行う。割当て処理では、予約管理部12bから共用車両の割当要求に対し、車両管理DB11aを検索して、利用者の要求を満たす共用車両がある場合には共用車両の割当を行い、その共用車両の車両IDを予約管理部12bに伝達する。利用者の要求を満たす共用車両が無い場合には、共用車両の割当てに失敗したことを予約管理部12bに伝達する。貸出処理では、貸出が終了した共用車両に対し、次に共用車両を利用する利用者の利用者情報を伝達する。
また、共用車両管理部12eは、利用者の共用車両の使用に先立って、当該利用者の利用者情報を共用車両に伝達し、当該共用車両からの通信に基づいて利用者の共用車両の使用開始を確認する。利用者が返却処理を実施すると、共用車両と通信して共用車両が所定の駐車位置に返却されているか等を確認する。これによって、利用者は24時間任意のときに共用車両の借用及び返却を行うことができる。
本実施形態の共用車両には、車両管理装置2とキーボックスとが備えられており、共用車両側で利用者の認証、借用・返却の処理等を行い、結果を管理センタ1に伝達する。利用者の認証は車両管理装置2により行われる。車両管理装置2は、ICカード5よりICカード情報を読取って認証を行い、利用者を認証するとキーボックスのロックを解除し、収容されているエンジンキーを利用可能にする。一方、返却の際には、利用者がエンジンキーを返却しキーボックスがロックされることで返却処理が終了する。
ICカード5は、非接触式カードであり、ICカード情報は内蔵したメモリに記憶してある。ここで、ICカード情報は、利用者のID及びパスワードを含んでいる。
本発明装置は、共用車両の利用開始時に車両点検が完了したことを示す点検完了情報を入力する入力手段22と、点検完了情報が入力されない状態で、共用車両の利用開始が判定された場合に、車両点検の実施を促す報知手段23とを有する。本実施形態では、更に、点検完了情報を入力するための記憶手段26、車両の利用開始を判定する車載コントローラ27、及び、ICカード5を読取るための読取手段28を備えている。
入力手段22は、表示部と入力部とを備えた専用の操作パネルや、タッチパネル等で構成される。尚、GPS等の装置が設置されている場合には、これらの装置の表示部及び入力部を利用する構成であっても良い。利用者は、車両点検を実施し完了した後に、入力部を操作して点検完了情報を入力する。
報知手段23は、表示手段24(入力手段22の表示部)や専用の警告音出力手段25を利用して車両点検が未実施であることを通知する。詳細には、表示手段24に対し車両点検の実施を促す表示を行わせるためのデータを出力すると共に、警告音出力手段25に対し、車両点検の実施を促す警告音を出力させるためのデータを出力する。尚、専用の警告音出力手段25を設置せず、予め共用車両に設置されている音出力機器、例えばオーディオ機器のスピーカ等を利用してもよい。
記憶手段26のデータファイル構造は図4に示すとおりであり、「車両ID」をキーフィールドとするレコードに、車両点検が完了したことを示す「点検完了情報」のフィールドを備えている。本実施形態では、更に、利用者の認証情報を記憶する「利用者情報」のフィールドを備えている。
本実施形態の車載コントローラ27は、点検完了情報の管理及び共用車両の利用開始の判定を行う。本実施形態では、更に、利用者の認証を行う。利用者の認証は、後述する読取手段28でICカード5に記憶されているICカード情報を読取った時に、このICカード情報と、記憶手段26の「利用者情報」のフィールドに記載されている利用者情報とを比較し、一致した場合に利用者を認証する。利用者情報は、利用者の共用車両開始時刻より前に管理システム1から伝達される。
読取手段28は、非接触式センサを用い、利用者のICカード5と無線で通信し、当該ICカード5に記載されたICカード情報を読み取る。この非接触式センサは、数cm〜10cm程度の距離にICカード5がある場合に当該ICカード5を読み取ることができる。利用者がICカード5を非接触式センサから数cmまで近付けると、ICカード5を読取ってICカード情報を取得し、車載コントローラ27に伝達する。
次に、本発明装置による利用者に対する車両点検の実施の報知手順について図1及び図5を基に説明する。
先ず、車載コントローラ27は、初期状態#100に於いて電源が投入されると、記憶手段26の「点検完了情報」のフィールドを参照し、点検完了情報が記憶されている場合は車両点検が完了状態であると判定し(状態#101)、点検完了情報が記憶されていない場合は車両点検が未実施であると判定する(状態#102)。
車載コントローラ27は、状態#101に於いて共用車両の利用開始が判定されると、記憶手段26の点検完了情報を削除すると共に、車両の利用開始を管理システム1に伝達する(状態#102)。車載コントローラ27は、状態#102に於いて入力手段22により点検完了情報が入力された場合には、記憶手段26に点検完了情報を記録し、通信機器21を介して点検完了情報を管理システム1に伝達する(状態#101)。
報知手段23は、状態#102に於いて共用車両の利用開始が判定されると、本発明装置の表示手段24及び警告音出力手段25を用いて車両点検が未実施であることを報知する(状態#103)。車載コントローラ27は、状態#103に於いて車両点検が実施され、入力手段22により点検完了情報が入力されると、報知を終了して、記憶手段26に点検完了情報を記録し、通信機器21を介して点検完了情報を管理システム1に伝達する(状態#101)。尚、状態#103に於ける報知は、一定期間実施した後に解除し、状態#102に遷移する構成としてもよい。
尚、本実施形態では、共用車両のキーボックスのロックを解除したときに、共用車両の利用開始判定を行う。また、共用車両のドアが開き動作されたときや、エンジン始動の際、シートの重さを検出して着座したときに、共用車両の利用開始判定を行うように構成しても良い。更に、本実施形態では、車載コントローラ27により共用車両の利用開始判定を実施するが、管理システム1側で共用車両の利用開始判定を行う構成であっても良い。
[第二実施形態]
本発明に係る車両管理装置2の第二実施形態について図3乃至図6を基に説明する。
本実施形態の車両管理装置2は、ICカード5よりICカード情報を読取って、当該ICカード情報が整備担当者のICカード情報である場合に共用車両の使用を許可するものであり、図1に示すように、複数の共用車両を管理する管理システム1と無線により常時通信可能に構成されている。
管理システム1は、第一実施形態と同様に、DBサーバ11、車両管理サーバ12、複数の車両管理装置2と無線により通信を行う通信機器13から構成されている。
DBサーバ11には、第一実施形態と同様に、車両管理DB11a、利用者DB11b、及び、予約情報DB11cが構築されている。本実施形態では、更に、図3に示すように、共用車両の整備を行う整備担当者データベース11d(以下、整備担当者DB11dと略称する)を備えている。
整備担当者DB11dには、整備担当者毎に整備担当者ファイルが記憶されている。整備担当者DB11dのデータファイル構造は図2(c)に示すとおりであり、「整備担当者ID」をキーフィールドとするレコードに、「整備担当者名」「免許証番号」等の整備担当者の個人情報を示すフィールド、及び、「整備担当者情報」等の整備担当者の認証情報を示すフィールドを備えている。
車両管理サーバ12には、第一実施形態と同様に、認証部12a、予約管理部12b、ユーザ管理部12c、車両点検管理部12d、共用車両管理部12e、及び、パケット通信部12fが構築されている。
本実施形態の共用車両管理部12eは、予約時の共用車両の割当処理、共用車両の貸出処理等に加え、共用車両からの通信に基づいて整備担当者による使用開始及び使用終了の確認を行う。
ICカード5は、第一実施形態と同様に、非接触式カードであり、ICカード情報は内蔵したメモリに記憶してある。本実施形態のICカード情報は、利用者のID及びパスワードに加え、整備担当者のID及びパスワード、及び、利用者のICカード情報であるか整備担当者のICカード情報であるかを示す属性情報を含んでいる。尚、属性情報は、IDに含まれる構成としても良い。
共用車両は、第一実施形態と同様に、車両管理装置2とキーボックスが備えられている。尚、本実施形態では、共用車両側で利用者及び整備担当者の認証、借用・返却の処理等を行い、結果を管理センタ1に伝達する。
本発明に係る車両管理装置2は、図1に示すように、記憶手段26、読取手段28、判定手段29、及び、車載コントローラ27とを有し、更に、表示手段24及び警告音出力手段25、通信機器21を備えて構成される。
本実施形態の記憶手段26は、共用車両の利用者固有の利用者情報及び共用車両の整備担当者固有の整備担当者情報を格納可能に構成されている。記憶手段26のデータファイル構造は図4に示すとおりであり、管理システム1から取得した情報を記憶する「利用者情報」「整備担当者情報」フィールドと、ICカード5に記憶されているICカード情報を記憶する「ICカード情報」フィールドとを備えている。
読取手段28は、第一実施形態と同様に、非接触式センサを用いて構成され、利用者或いは整備担当者のICカード5と無線で通信し、当該ICカード5に記載されたICカード情報を読み取る。
判定手段29は、読取手段28で取得したICカード情報が利用者のものであるか整備担当者のものであるかを判定する。例えば、予め、利用者に対し一定の記号列で始まる利用者IDを割当てるとともに、整備担当者に対しては利用者とは異なる一定の記号列で始まる整備担当者IDを割当て、この記号列を比較して判定を行う。
車載コントローラ27は、判定手段29に於いて利用者のICカード情報であると判定された場合に、記憶手段26に予め記憶されている利用者情報と読取手段28で取得したICカード情報とを比較照合して一致した場合に利用者を認証して、共用車両の使用を許可する利用モードを設定し、判定手段29に於いて整備担当者のICカード情報であると判定された場合に、共用車両の使用を許可する整備モードを設定する。
次に、本発明装置の共用車両の使用許可手順について図6を基に説明する。
読取手段28は、利用者がICカード5を非接触式センサから数cmまで近付けると、ICカード5を読取ってICカード情報を取得し、記憶手段26の「ICカード情報」のフィールドに記憶する(#201)。
続いて、判定手段29は、記憶手段26に記憶されたICカード情報より属性情報を抽出し、ICカード情報が利用者のICカード情報であるか整備担当者のICカード情報であるかを判定する(#202)。
車載コントローラ27は、ステップ#202でICカード情報が利用者のICカード情報であると判定されると、利用モードを設定する。車載コントローラ27は、利用モードが設定されると、利用者の認証を行うために、記憶手段26に予め記憶されている利用者情報より利用者IDとパスワードを取得するとともに、ICカード情報よりIDとパスワードとを取得する(#205)。続いて、車載コントローラ27は、利用者情報の利用者IDとICカード情報のIDとを比較照合し、利用者情報のパスワードとICカード情報のパスワードとを比較照合して、両方が一致した場合に利用者を認証する(#204)。利用者が認証されると、利用者に対し共用車両の使用を許可し、共用車両に備えられたキーボックスのロックを解除する。更に、管理システム1に対し利用者の共用車両の使用を許可したことを通知する(#205)。
車載コントローラ27は、ステップ#202でICカード情報が整備担当者のICカード情報であると判定されると、整備モードを設定する。車載コントローラ27は、整備モードが設定されると、管理システム1より整備担当者情報を取得し、本発明装置の「整備担当者情報」のフィールドに記憶する。(#206)。また、車載コントローラ27は、整備担当者に対し共用車両の使用を許可し、共用車両に備えられたキーボックスのロックを解除する。更に、管理システム1に対し整備担当者の共用車両の使用を許可したことを通知する(#207)。
尚、上記第一及び第二実施形態では、共用車両で利用者の認証を行うが、無線により常時管理センタ1と通信し、管理センタ1に於いて認証を行う構成にしても良い。
また、本発明装置は、レンタカー業者等だけでなく、例えば、マンション等の集合住宅やコミュニティ等に於いて、その住人が共同で所定数の共用車両を所有し、自家用車として利用するような場合にも適用可能である。この場合には、住人が個人で車両を所有する場合に比べ、車両の維持・管理費用を低減できる。
本発明に係る車両管理装置及び管理システムの一実施形態を示す模式図 本発明に係る管理システムのデータファイル構造の一実施例を表す図 本発明に係る管理システムの一実施形態を示す模式図 本発明に係る車両管理装置のデータファイル構造の一実施例を表す図 報知手順を示す状態遷移図 本発明による共用車両の使用許可手順を示すフロー図
符号の説明
1 管理システム
2 車両管理装置
3 インターネット
4 利用者端末
5 ICカード
11 DBサーバ
12 車両管理サーバ
13、21 通信機器
22 入力手段
23 報知手段
24 表示手段
25 警告音出力手段
26 記憶手段
27 車載コントローラ
28 読取手段
29 判定手段

Claims (2)

  1. 複数の共用車両の車両状態を管理する管理システムと常時通信可能に構成された車載の車両管理装置であって、
    前記共用車両の利用開始時に車両点検が完了したことを示す点検完了情報を入力する入力手段を備え、
    前記点検完了情報が入力されない状態で、前記共用車両の利用開始が判定された場合に、前記車両点検の実施を促す報知手段を有する車両管理装置。
  2. 複数の共用車両を管理する管理システムと常時通信可能に構成された車載の車両管理装置であって、
    前記共用車両の利用者固有の利用者情報及び前記共用車両の整備担当者固有の整備担当者情報を格納可能な記憶手段と、
    前記利用者のICカード或いは前記整備担当者のICカードに記憶されたICカード情報を読取る読取手段と、
    前記読取手段で取得した前記ICカード情報が前記利用者のものであるか前記整備担当者のものであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段に於いて前記利用者のICカード情報であると判定した場合に、前記記憶手段に予め記憶されている前記利用者情報と前記読取手段で取得した前記ICカード情報とを比較照合して一致した場合に前記利用者を認証して、前記共用車両の使用を許可する利用モードを設定し、前記判定手段に於いて前記整備担当者のICカード情報であると判定した場合に、前記共用車両の使用を許可する整備モードを設定する車載コントローラとを備える車両管理装置。
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