JP2005146894A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP2005146894A
JP2005146894A JP2003381731A JP2003381731A JP2005146894A JP 2005146894 A JP2005146894 A JP 2005146894A JP 2003381731 A JP2003381731 A JP 2003381731A JP 2003381731 A JP2003381731 A JP 2003381731A JP 2005146894 A JP2005146894 A JP 2005146894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
internal combustion
combustion engine
intake port
reformed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003381731A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Sakurai
計宏 桜井
Kazuhiro Wakao
和弘 若尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003381731A priority Critical patent/JP2005146894A/ja
Publication of JP2005146894A publication Critical patent/JP2005146894A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】 高い暖機性能を有し、未燃燃料の排出を良好に低減させることができる内燃機関の提供を目的とする。
【解決手段】 内燃機関1は、燃料と空気との混合気を改質して所定の燃料成分を含む改質ガスを生成する燃料改質装置20を有し、改質ガスと空気との混合気を燃焼室3内で燃焼させて動力を発生するものであり、燃焼室3に空気を導入するための吸気ポート6と、燃料改質装置20から改質ガスを供給するための改質ガス供給管27、改質ガス通路11bおよび改質ガス供給通路11cとを備え、改質ガス通路11bおよび改質ガス供給通路11cが吸気ポート6に近接して配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関に関し、特に、燃料と空気との混合気を改質して所定の燃料成分を含む改質燃料を生成する燃料改質装置を備えた内燃機関に関する。
従来から、燃料と空気との混合気を改質して所定の燃料成分(例えば、COおよびH2)を含む改質ガスを生成する改質器を備えた内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この内燃機関は、主燃料としての炭化水素系燃料を吸気管(吸気ポート)内に噴射する噴射弁と、改質ガスを吸気弁の近傍に供給するためのノズルとを有している。そして、この内燃機関では、シリンダ内の中心部に主燃料を、その周囲に改質ガスを分布させるべく、噴射弁から主燃料が噴射されると共に改質器で生成された改質ガスがシリンダ内壁に直接衝突するようにシリンダ内へと供給される。
特開平9−21362号公報
しかしながら、上述のように構成される従来の内燃機関においても、特に暖機が十分に行われていない機関始動直後等に、噴射弁から噴射される主燃料がシリンダ内で良好に気化されないことがあり、未燃燃料の排出を十分に抑制することは困難であった。
そこで、本発明は、高い暖機性能を有し、未燃燃料の排出を良好に低減させることができる内燃機関の提供を目的とする。
本発明による内燃機関は、燃料と空気との混合気を改質して所定の燃料成分を含む改質燃料を生成する燃料改質装置を備え、改質燃料と空気との混合気を燃焼室内で燃焼させて動力を発生する内燃機関において、燃焼室に空気を導入するための吸気ポートと、燃料改質装置から改質燃料を供給するための改質燃料供給路とを備え、改質燃料供給路は、吸気ポートに近接して配置された部位を含むことを特徴とする。
この内燃機関は、燃料と空気との混合気を改質して改質燃料を生成する燃料改質装置を備えているが、燃料改質装置における改質反応は、極めて高温(例えばおよそ800℃以上)のもとで進行し、これに伴って燃料改質装置から送出される改質燃料も高温になる。従って、この内燃機関のように、燃料改質装置から改質燃料を供給するための改質燃料供給路の一部を吸気ポートに近接して配置しておけば、改質燃料供給路を流通する改質燃料の熱を利用して、吸気ポート、ひいては吸気ポートを介して燃焼室内を効率よく昇温させることができる。これにより、この内燃機関では、各種燃料の燃焼を良好に促進させることが可能となり、未燃燃料の排出を効果的に抑制することができる。
この場合、改質燃料供給路は、吸気ポートに沿って延在する部位を含むと好ましい。
そして、本発明による内燃機関は、吸気ポートに燃料を噴射可能なポート噴射用インジェクタを更に備えると好ましい。
かかる構成のもとでは、改質燃料供給路を流通する改質燃料の熱を利用して、吸気ポート内に噴射される燃料を確実に気化させることができる。特に、本発明では、吸気ポートの内壁を良好に昇温させることができるので、ポート噴射用インジェクタから噴射された燃料が吸気ポートの内壁に接触した際に液化してしまうことを確実に抑制することが可能となる。
また、改質燃料供給路は、改質燃料がポート噴射用インジェクタから噴射された燃料と衝突するように吸気ポートに接続されていると好ましい。
このような構成を採用すれば、改質燃料供給路から吸気ポートへと送り込まれる改質燃料の熱を無駄なく利用して、吸気ポート内に噴射される燃料を直接加熱し、極めて確実に気化させることが可能となる。
更に、本発明による内燃機関は、吸気ポートを開閉する吸気弁を更に備え、当該吸気弁の開弁中に、ポート噴射用インジェクタから燃料が噴射されると好ましい。
一般に、吸気弁が開弁されると、吸気ポート内の圧力が低下するので、吸気ポート内には改質燃料供給管を介して多量の改質燃料が流入する。従って、ポート噴射用インジェクタからの燃料噴射のタイミングを吸気弁の開弁時に合わせることにより、改質燃料供給路から吸気ポートへと送り込まれる改質燃料の熱を有効利用して、吸気ポート内に噴射される燃料を確実に気化させることが可能となる。
本発明による他の内燃機関は、燃料と空気との混合気を改質して所定の燃料成分を含む改質燃料を生成する燃料改質装置を備え、改質燃料と空気との混合気を燃焼室内で燃焼させて動力を発生する内燃機関において、燃焼室に空気を導入するための吸気ポートと、吸気ポートに燃料を噴射可能なポート噴射用インジェクタと、燃料改質装置から改質燃料を供給するための改質燃料供給路とを備え、改質燃料供給路は、改質燃料がポート噴射用インジェクタから噴射された燃料と衝突するように吸気ポートに接続されていることを特徴とする。
この内燃機関によれば、改質燃料供給路から吸気ポートへと送り込まれる改質燃料の熱を無駄なく利用して、吸気ポート内に噴射される燃料を直接加熱し、極めて確実に気化させることが可能となる。
本発明によれば、高い暖機性能を有し、未燃燃料の排出を良好に低減させることができる内燃機関の実現が可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明による内燃機関を示す概略構成図である。同図に示される内燃機関1は、例えば車両の走行用駆動源として用いられると好適なものである。内燃機関1は、シリンダブロック2に形成された燃焼室3の内部で燃料成分を含む混合気を燃焼させ、燃焼室3内でピストン4を往復移動させることにより動力を発生する。なお、図1には、1気筒のみが示されるが、本実施形態の内燃機関1は、図2からわかるように多気筒エンジン(4気筒エンジン)として構成される。
内燃機関1のシリンダヘッド5には、対応する燃焼室3に空気を導入するための吸気ポート6と、対応する燃焼室3から排気ガスを排出させるための排気ポート7とが燃焼室3ごとに形成されている。本実施形態の内燃機関1は、いわゆる4バルブエンジンとして構成されており、各吸気ポート6および各排気ポート7は、図2に示されるように、燃焼室3側が二股に形成されている。そして、各燃焼室3に対しては、吸気弁Viおよび排気弁Veがそれぞれ2体ずつ配設されている。各吸気弁Viおよび各排気弁Veは、例えば、可変バルブタイミング機能を有する動弁機構8によって開閉させられる。
また、内燃機関1は、気筒数に応じた数のポート噴射用インジェクタ9を有し、ポート噴射用インジェクタ9は、その燃料噴射ノズルが吸気ポート6の内部に臨むようにシリンダヘッド5に配設されている。各インジェクタ9は、燃料ポンプを介して燃料タンクに接続されており(何れも図示省略)、対応する吸気ポート6の内部にガソリン等の炭化水素系燃料を噴射する。更に、内燃機関1のシリンダヘッド5には、点火プラグ10が燃焼室3ごとに配設されている。
図1および図2に示されるように、シリンダヘッド5には、気筒数に応じた数の吸気路11aを有する吸気マニホールド11が接続されており、各吸気ポート6は、対応する吸気路11aと連通している。吸気マニホールド11は、図示されないサージタンク、スロットルバルブ、エアクリーナ等を有する給気路に接続される。同様に、シリンダヘッド5には、気筒数に応じた数の排気路を有する排気マニホールド(図示省略)が接続され、各排気ポート7は、対応する排気路と連通する。なお、排気マニホールドは、図示されない触媒装置(三元触媒)に接続される。
更に、本実施形態の内燃機関1は、図1に示されるように、ガソリン等の炭化水素系燃料と空気との混合気を改質して改質ガス(改質燃料)を生成可能な燃料改質装置20を備えている。すなわち、内燃機関1は、燃料改質装置20からの改質ガスと、上述のポート噴射用インジェクタ9から噴射される燃料との双方または何れか一方を用いて運転される。燃料改質装置20は、概ね筒状に形成された本体21と、本体21の一端部に接続された改質用インジェクタ(燃料供給手段)22とを有する。改質用インジェクタ22は、燃料供給管L1と図示されない燃料ポンプとを介して燃料タンク(図示省略)に接続されており、燃料改質装置20の使用時にガソリン等の炭化水素系燃料を噴射する。なお、本実施形態では、燃料改質装置20の改質用インジェクタ22は、上述の各ポート噴射用インジェクタ9が接続されている燃料タンクに接続されている。
図1に示されるように、改質用インジェクタ22は、本体21に設けられた弁収容部23に連結されており。弁収容部23には、中途にエアポンプAPおよび流量調整弁FCVを含む給気管L2の先端が接続されている。弁収容部23の内部には、給気管L2と連通すると共に改質用インジェクタ22のノズルの周囲を囲むように空気流路が形成されている。また、弁収容部23には、当該空気流路と連通すると共に改質用インジェクタ22のノズルの上方に位置する混合気噴霧口が形成されている。これにより、エアポンプAPを作動させると共に流量調整弁FCVを開放状態にすれば、改質用インジェクタ22のノズル(燃料噴射孔)に対して側方から空気が吹き付けられる。この状態で改質用インジェクタ22を開弁させて燃料を噴射させれば、弁収容部23の混合気噴霧口から燃料と空気との混合気が本体21の内部に噴射されることになる。
本体21の内部には、弁収容部23から所定の間隔を隔てて、所定の改質触媒を含む改質反応室25が設けられており、弁収容部23と改質反応室25との間には、混合気噴霧口と連通する混合室24が画成されている。本実施形態において、改質反応室25は、所定の改質触媒を担持させたハニカム材を本体21の内部に配置することにより構成される。改質触媒としては、例えばジルコニアにロジウムを担持させたものを採用することができる。更に、本体21の改質反応室25の下流側には、改質ガス供給室26が画成されており、この改質ガス供給室26には、内燃機関1の各燃焼室3へと改質ガスを供給するための改質ガス供給管27が接続されている。
改質ガス供給管27は、各吸気路11aと各吸気ポート6との双方に近接するように吸気マニホールド11に形成された改質ガス通路11bに接続されている。本実施形態において、改質ガス通路11bは、図1および図2に示されるように、各吸気路11aの下方で各吸気路11aの並設方向に延在している。この改質ガス通路11bからは、各吸気ポート6に向けて複数の改質ガス供給通路11cが分岐されている。これらの改質ガス供給管27、改質ガス通路11bおよび各改質ガス供給通路11cは、燃料改質装置20から各吸気ポート6改質ガスを供給するための改質燃料供給路として機能する。
改質ガス供給通路11cは、吸気ポート6ごとに2本ずつ設けられており、それぞれ吸気ポート6に近接した状態で吸気ポート6に沿って吸気マニホールド11とシリンダヘッド5とを貫通し、吸気弁Viの近傍で吸気ポート6と合流している。また、本実施形態において、改質ガス供給通路11cと吸気ポート6との合流位置は、ポート噴射用インジェクタ9の燃料噴霧範囲等を考慮して、改質ガス供給通路11cから吸気ポート6内に流入する改質ガスと、ポート噴射用インジェクタ9から噴射された燃料とが衝突するように定められている。
一方、内燃機関1は、図1に示されるように、その制御手段として機能する電子制御ユニット(以下「ECU」という)30を備える。ECU30は、何れも図示されないCPU、ROM、RAM、入出力ポートおよび記憶装置等を含むものである。このECU30の入出力ポートには、上述の各ポート噴射用インジェクタ9や、燃料改質装置20の改質用インジェクタ22、エアポンプAP、流量調整弁FCV等が接続されている。ECU30は、各種センサの検出値等に基づくと共に、各種制御プログラム、マップ等を用いて、ポート噴射用インジェクタ9、改質用インジェクタ22、エアポンプAP、流量調整弁FCV等を制御する。
次に、内燃機関1の動作について説明する。上述のように、内燃機関1は、燃料改質装置20からの改質ガスと、上述のポート噴射用インジェクタ9から噴射される燃料との双方または何れか一方を用いて運転されるが、例えば内燃機関1を改質ガスのみにより作動させる場合、ECU30は、予め定められたマップ等を用いて、燃料改質装置20の改質反応室25に供給される混合気の空燃比が所望の値(本実施形態では、概ね一定の値であり、例えば、混合室24に供給される燃料中の炭素原子に対する空気中の酸素原子の比O/Cがおよそ0.8〜1.05範囲に設定される。)になるように改質用インジェクタ22、エアポンプAPおよび流量調整弁FCVの少なくとも何れかを制御する。これにより、燃料を噴射する改質用インジェクタ22のノズル(燃料噴射孔)に対して側方から空気が吹き付けられ、弁収容部23の混合気噴霧口から本体21の混合室24内に燃料と空気との混合気が噴出する。
弁収容部23の混合気噴霧口から噴出した燃料と空気との混合気は、混合室24内を進行しながらその下流側の改質反応室25に流入する。そして、改質反応室25では、改質触媒により炭化水素系燃料と空気とが反応させられ、次の(1)式にて表わされる部分酸化反応が進行することにより、COおよびHを含む改質ガスが生成される。得られた改質ガスは、改質反応室25から改質ガス供給室26に流入し、改質ガス供給室26から改質ガス供給管27、改質ガス通路11bおよび各改質ガス供給通路11cを介して内燃機関1の各吸気ポート6に供給されることになる。
+(m/2)O→mCO+(n/2)H …(1)
さて、本実施形態の内燃機関1では、燃料改質装置20にて生成される改質ガスのみにより運転されている状態で、各吸気ポート6のポート噴射用インジェクタ9からの燃料噴射が追加的に要求されたり、内燃機関1の使用燃料としてポート噴射用インジェクタ9からの燃料のみが要求されたりすることがある。このような場合、ECU30は、燃料改質装置20の運転を継続または停止させると共に、各ポート噴射用インジェクタ9から吸気ポート6内に燃料を噴射させる。
ここで、燃料改質装置20の改質反応室25(改質触媒)における改質反応は、極めて高温(例えばおよそ800℃以上)のもとで進行することから、これに伴って燃料改質装置20から送出される改質ガスもこれと同程度にまで昇温する。そして、内燃機関1では、改質ガス供給管27と共に改質燃料供給路を構成する改質ガス通路11bおよび各改質ガス供給通路11cは、いずれも吸気ポート6に近接して配置されており、更に各改質ガス供給通路11cは、吸気ポート6に沿って延在している。
従って、内燃機関1では、燃料改質装置20からの改質ガスの供給が行われると、改質ガス通路11bおよび各改質ガス供給通路11cを流通する改質ガスの熱により、吸気ポート6、ひいては各吸気ポート6を介して各燃焼室3内が効率よく昇温させられることになる。すなわち、燃料改質装置20から改質燃料を供給するための改質燃料供給路の一部(改質ガス通路11bおよび各改質ガス供給通路11c)を吸気ポート6に近接して配置しておけば、ポート噴射用インジェクタ9から吸気ポート6内に噴射される燃料を確実に気化させることが可能となる。この結果、内燃機関1によれば、各燃焼室3における燃焼を良好に促進させて、未燃燃料の排出を効果的に抑制することが可能となる。
また、上述のように構成された内燃機関1では、各吸気ポート6の内壁を良好に昇温させることが可能となるので、ポート噴射用インジェクタ9から噴射された燃料が吸気ポート6の内壁に接触した際に液化してしまうことを確実に抑制することができる。ここで、ポート噴射用インジェクタ9から噴射された燃料は、重力により吸気ポート6の下方へと下降し、吸気弁Viに近接した吸気ポート6の内壁面に衝突することが多い。従って、図1に示されるように、改質ガス供給通路11cを吸気ポート6の下方に配置すると共に、吸気弁Viの近傍において吸気ポート6に合流させると好ましい。
更に、上述の内燃機関1において、改質燃料供給路を構成する各改質ガス供給通路11cは、そこから流出する改質燃料がポート噴射用インジェクタ9から噴射された燃料と衝突するように吸気ポート6に接続されている。従って、内燃機関1では、改質ガス供給通路11cから吸気ポート6へと送り込まれる改質燃料の熱を無駄なく利用して、吸気ポート6内に噴射される燃料を直接加熱し、極めて確実に気化させることが可能となる。なお、改質ガス通路11bや各改質ガス供給通路11cを吸気ポート6に近接して配置し得ない場合であっても、改質燃料がポート噴射用インジェクタ9から噴射された燃料と衝突するように改質ガス供給通路11cを吸気ポート6に接続することにより上述の効果を得ることができることはいうまでもない。
そして、内燃機関1では、ポート噴射用インジェクタ9からの燃料噴射に先立って、燃料改質装置20から改質ガス通路11bおよび改質ガス供給通路11cに改質ガスが供給されていれば、各吸気ポート6や各燃焼室3内を昇温させておくことができるので、機関始動時(冷間始動時)であっても、ポート噴射用インジェクタ9から噴射された燃料を確実に気化させて、未燃燃料の排出を効果的に抑制することが可能となる。
なお、燃料改質装置20の改質反応室25における改質反応を開始させるためには、混合気の供給が適正に行われることに加えて、改質反応室25(改質触媒)を所定温度(例えばおよそ400℃)以上に設定する必要がある。このためには、図示されない公知の電気加熱式触媒を利用する手法(改質触媒の担体をメタル薄膜により構成したいわゆるメタルハニカムに給電して当該ハニカム体を加熱する手法)や、バーナー式加熱法(改質触媒の上流側にバーナーを配置し、このバーナーによる熱で改質触媒を加熱する手法)等を採用して、改質反応の開始前に改質触媒を予熱(プレヒート)するとよい。改質反応が一旦開始されれば、改質反応に伴って発生する熱により改質反応が持続されることになるので、ハニカム体への給電や、バーナーによる加熱を停止してよい。
加えて、内燃機関1の使用燃料として、改質ガスとポート噴射用インジェクタ9からの燃料との双方が用いられる場合、ECU30は、基本的に、吸気弁Viの開弁中に、ポート噴射用インジェクタ9から燃料を噴射させる。すなわち、内燃機関1の作動中に吸気弁Viが開弁されると、吸気ポート6内の圧力が低下するので、吸気ポート6内には改質ガス通路11bや改質ガス供給通路11cを介して多量の改質燃料が流入する。従って、ポート噴射用インジェクタ9からの燃料噴射のタイミングを吸気弁Viの開弁時に合わせることにより、改質ガス通路11bおよび改質ガス供給通路11cから吸気ポート6へと送り込まれる改質燃料の熱を有効利用して、吸気ポート6内に噴射される燃料を確実に気化させることが可能となる。
図3および図4は、本発明による内燃機関の変形例を示す断面図である。図3および図4に示されるように、改質ガス供給通路11cは、扁平化された断面形状を有するものとして形成されてもよい。図3に示される例では、改質ガス供給通路11cの断面形状が、扁平化されると共に、円形断面を有する吸気ポート6に沿うように湾曲させられている。また、図4に示される例では、吸気ポート6が略矩形の断面形状を有するように構成されると共に、このような吸気ポート6に近接するように、扁平化された断面形状を有する改質ガス供給通路11cが配置されている。これらの構成を採用すれば、改質ガス供給通路11cを流通する改質ガスの熱を利用した吸気ポート6や燃焼室3の内部の加熱を促進させることが可能となる。
本発明による内燃機関を示す概略構成図である。 図1の内燃機関を示す概略構成図である。 本発明による内燃機関の変形例を説明するための断面図である。 本発明による内燃機関の変形例を説明するための断面図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダブロック
3 燃焼室
4 ピストン
5 シリンダヘッド
6 吸気ポート
7 排気ポート
8 動弁機構
9 ポート噴射用インジェクタ
10 点火プラグ
11 吸気マニホールド
11a 吸気路
11b 改質ガス通路
11c 改質ガス供給通路
20 燃料改質装置
21 本体
22 改質用インジェクタ
23 弁収容部
24 混合室
25 改質反応室
26 改質ガス供給室
27 改質ガス供給管
30 ECU
AP エアポンプ
FCV 流量調整弁
L1 燃料供給管
L2 給気管
Ve 排気弁
Vi 吸気弁

Claims (6)

  1. 燃料と空気との混合気を改質して所定の燃料成分を含む改質燃料を生成する燃料改質装置を備え、改質燃料と空気との混合気を燃焼室内で燃焼させて動力を発生する内燃機関において、
    前記燃焼室に空気を導入するための吸気ポートと、
    前記燃料改質装置から改質燃料を供給するための改質燃料供給路とを備え、
    前記改質燃料供給路は、前記吸気ポートに近接して配置された部位を含むことを特徴とする内燃機関。
  2. 前記改質燃料供給路は、前記吸気ポートに沿って延在する部位を含むことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記吸気ポートに燃料を噴射可能なポート噴射用インジェクタを更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関。
  4. 前記改質燃料供給路は、改質燃料が前記ポート噴射用インジェクタから噴射された燃料と衝突するように前記吸気ポートに接続されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
  5. 前記吸気ポートを開閉する吸気弁を更に備え、当該吸気弁の開弁中に、前記ポート噴射用インジェクタから燃料が噴射されることを特徴とする請求項3または4に記載の内燃機関。
  6. 燃料と空気との混合気を改質して所定の燃料成分を含む改質燃料を生成する燃料改質装置を備え、改質燃料と空気との混合気を燃焼室内で燃焼させて動力を発生する内燃機関において、
    前記燃焼室に空気を導入するための吸気ポートと、
    前記吸気ポートに燃料を噴射可能なポート噴射用インジェクタと、
    前記燃料改質装置から改質燃料を供給するための改質燃料供給路とを備え、
    前記改質燃料供給路は、改質燃料が前記ポート噴射用インジェクタから噴射された燃料と衝突するように前記吸気ポートに接続されていることを特徴とする内燃機関。
JP2003381731A 2003-11-11 2003-11-11 内燃機関 Pending JP2005146894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381731A JP2005146894A (ja) 2003-11-11 2003-11-11 内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003381731A JP2005146894A (ja) 2003-11-11 2003-11-11 内燃機関

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005146894A true JP2005146894A (ja) 2005-06-09

Family

ID=34691017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003381731A Pending JP2005146894A (ja) 2003-11-11 2003-11-11 内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005146894A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007231923A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Toyota Motor Corp 内燃機関

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007231923A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Toyota Motor Corp 内燃機関
JP4600316B2 (ja) * 2006-03-03 2010-12-15 トヨタ自動車株式会社 内燃機関

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9903263B2 (en) Fuel reformer system for multiple combustion chambers
CA2562363A1 (en) System and method for operating an internal combustion engine with hydrogen blended with conventional fossil fuels
JP2006342772A (ja) 副室式内燃機関
WO2020246302A1 (ja) アンモニア燃焼システム
JPH08177467A (ja) 自己着火式の内燃機関の排ガスを後処理するための装置
WO2020208875A1 (ja) 改質システム及びエンジンシステム
US6189518B1 (en) Fuel supply and cold start apparatus for an internal combustion engine
US20130098008A1 (en) Exhaust gas heating apparatus
US12018610B2 (en) Dual fuel injection system for optimizing fuel usage and minimizing slip for diesel and gasoline engines
US8276550B1 (en) Control system of internal combustion engine
US20120174898A1 (en) Method of fueling an internal combustion engine using pressurized and heated fuel
JP2006052662A (ja) 内燃機関およびその運転方法
US7117668B2 (en) Method and apparatus for rapid exhaust catalyst light-off
JP2007113421A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2005146894A (ja) 内燃機関
JP2008031922A (ja) 燃料改質装置付き内燃機関
JP2004284835A (ja) 燃料改質システム
US9121370B2 (en) Combustion system
JP2004284891A (ja) 燃料改質装置
JP2006249981A (ja) 改質ガス利用内燃機関
CN111094734B (zh) 内燃机
JP2005155570A (ja) 内燃機関の燃料供給装置及び方法
US20180023466A1 (en) Fuel reformer for use with an internal combustion engine
JP4715605B2 (ja) 内燃機関
JPS62228635A (ja) アルコ−ルを燃料とする内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090220