JP2005145225A - 乗員保護装置及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】左半側エアバッグと右半側エアバッグとを備えたメインエアバッグが確実に予定する位置に膨張する乗員保護装置及び車両を提供する。
【解決手段】メインエアバッグ10は、乗員前方の右側において膨張する右半側エアバッグ12と、乗員前方の左側において膨張する左半側エアバッグ14とを有する。このうち、助手席の座面の左右幅方向中央部付近の略鉛直上方に位置する領域に、天井エアバッグ80が設けられている。天井エアバッグ80は、天井トリム2から下方に向って突出するように膨らみ出し、膨張状態にあるメインエアバッグ10の右半側エアバッグ12と左半側エアバッグ14の上面部同士の間の空間部15に係合し、メインエアバッグ10が確実に予定された位置に膨張するよう誘導する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両衝突時等に乗員を保護するためのエアバッグ及びエアバッグ装置に係り、特に、乗員の前方の左側及び右側においてそれぞれ膨張する左半側エアバッグ及び右半側エアバッグを有したエアバッグ及びエアバッグ装置に関する。
車両衝突時等に乗員を保護するためのエアバッグとして、乗員の前方の左側及び右側においてそれぞれ膨張する左半側エアバッグ及び右半側エアバッグを有し、これらが共通のインフレータによって膨張するよう構成されたエアバッグが、特開平4−292239号公報に記載されている。同号公報のエアバッグにおいては、左半側エアバッグと右半側エアバッグの先端部同士がタイパネルによって連結されている。
このエアバッグは、折り畳まれてケース内に収容され、カバーによって覆われている。車両衝突時にインフレータ(ガス発生器)がガス噴出作動すると、エアバッグはカバーを押し開けつつ乗員の前方に膨張する。
このインフレータは、エアバッグの基端側の内部又は外部に配置されている。インフレータがエアバッグの基端側の外部に配置されている構造のエアバッグ装置にあっては、インフレータの噴出ガスは、エアバッグの基端側に設けられたガス導入口を介してエアバッグ内に供給される。
インフレータをエアバッグの基端側の内部に配置する場合、インフレータの全体をエアバッグ内に配置することもあり、また、インフレータの一部をエアバッグ内に配置することもある。後者の例としては、エアバッグに1対のスリット状開口を設け、棒状のインフレータをこれらのスリット状開口に通し、インフレータの両端側をエアバッグ外に突出させる構成が例示される。
特開平4−292239号公報
上記特開平4−292239号公報のエアバッグにあっては、左半側エアバッグ及び右半側エアバッグが予期せぬ方向に膨張する可能性がある。
本発明は、左半側エアバッグと右半側エアバッグとを備えたメインエアバッグが確実に予定する位置に膨張する乗員保護装置及び車両を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の乗員保護装置は、基端側に配置されたインフレータの噴出ガスにより先端側が該基端側から遠ざかる方向に膨張するメインエアバッグを有した乗員保護装置であって、該メインエアバッグは、乗員前方の左側において膨張する左半側エアバッグと、乗員前方の右側において膨張する右半側エアバッグとを有するエアバッグである乗員保護装置において、車体側に設けられた、該メインエアバッグの膨張姿勢の規制部材を備えたことを特徴とするものである。
本発明の一態様(請求項2)においては、規制部材は、車両の天井部から突出する突出部である。
この場合、突出部は、前記メインエアバッグの膨張時に膨張する天井エアバッグであることが好ましい(請求項3)。
また、この場合、天井エアバッグは、乗員の頭部前方に膨張するものであってもよい(請求項4)。
本発明の別の一態様(請求項5)においては、規制部材は、インストルメントパネルから突出する突出部である。
本発明においては、突出部は、左半側エアバッグと右半側エアバッグとの間に突出するもの(請求項6)であってもよく、左半側エアバッグと右半側エアバッグとのうちの車体中央側のエアバッグの車体中央側に突出するもの(請求項7)であってもよい。
本発明のさらに別の一態様(請求項8)にあっては、規制部材はサンバイザである。
この場合、サンバイザは、膨張するメインエアバッグに押されて変形可能であることが好ましい(請求項9)。
本発明においては、メインエアバッグの左半側エアバッグ及び右半側エアバッグの先端部同士が非連結状となっており、該メインエアバッグが膨張した状態において、該左半側エアバッグ及び右半側エアバッグの先端部同士の間に、乗員に向って開放する空間部が形成されることが好ましい(請求項10)。
本発明(請求項11)の車両は、かかる本発明の乗員保護装置を備えたものである。
本発明(請求項1)の乗員保護装置にあっては、左半側エアバッグと右半側エアバッグとを備えたメインエアバッグの膨張姿勢が、車体側に設けられた規制部材によって規制されるため、該メインエアバッグは、確実に予定する位置に膨張するようになる。
本発明においては、この規制部材として、車両の天井部から突出する突出部を設けること(請求項2)により、確実にメインエアバッグの膨張姿勢を規制することができる。
この場合、突出部は、メインエアバッグの膨張時に膨張する天井エアバッグである構成(請求項3)とすることにより、メインエアバッグの非膨張時には該天井エアバッグも非膨張状態としておくことができ、これにより、平常時に突出部が邪魔になることがなく、車室内の美観も良好に保たれる。
本発明では、この天井エアバッグは、乗員の頭部前方に膨張するもの(請求項4)であってもよく、このように構成した場合、車室天井部から乗員の頭部の前方に天井エアバッグが素早く膨張して乗員の頭部を十分に保護することが可能となる。また、これにより、メインエアバッグ(左半側エアバッグ及び右半側エアバッグ)の上部(乗員の頭部付近に対向する部分)の容積を減じることができるため、メインエアバッグ用のインフレータの出力を高めることなく、該メインエアバッグを素早く乗員の前方に膨張させることが可能となる。
本発明においては、規制部材として、インストルメントパネルから突出する突出部を設けた場合(請求項5)にも、確実にメインエアバッグの膨張姿勢を規制することができる。
なお、このインストルメントパネルから突出する突出部も、エアバッグにより構成してもよい。この場合、該エアバッグをメインエアバッグの膨張時に膨張させるようにすることにより、メインエアバッグの非膨張時にはこのエアバッグも非膨張状態としておくことができ、これにより、平常時には、インストルメントパネル上において突出部が邪魔になることがなく、車室内の美観も良好に保たれる。
本発明において、突出部は左半側エアバッグと右半側エアバッグとの間に突出する構成(請求項6)とした場合には、メインエアバッグ膨張時に突出部が該メインエアバッグの左半側エアバッグと右半側エアバッグとの間に係合することにより、該メインエアバッグが確実に予定する位置に膨張するようになる。
また、本発明において、突出部は左半側エアバッグと右半側エアバッグとのうちの車体中央側のエアバッグの車体中央側に突出する構成(請求項7)とした場合には、メインエアバッグ膨張時には、該メインエアバッグの左半側エアバッグと右半側エアバッグとが、ドア部等の車室側面部と車室中央側の突出部との間に挟まれて確実に予定する位置に膨張するようになる。
本発明においては、サンバイザによってメインエアバッグの膨張姿勢を規制するようにした場合(請求項8)には、車室天井部やインストルメントパネル上に突出部等を設ける必要がなく、規制部材の構成を著しく簡易なものとすることが可能であると共に、車室内の美観もきわめて良好に保つことができる。
この態様において、膨張するメインエアバッグに押されてサンバイザが変形する構成とした場合(請求項9)、例えば、膨張するメインエアバッグに押されてサンバイザが該メインエアバッグの左半側エアバッグと右半側エアバッグとの間に入り込むように変形するよう構成した場合には、変形したサンバイザによってメインエアバッグが確実に予定する位置に膨張するようになる。
本発明においては、メインエアバッグの左半側エアバッグ及び右半側エアバッグの先端部同士が非連結状となっており、該メインエアバッグが膨張した状態において、該左半側エアバッグ及び右半側エアバッグの先端部同士の間に、乗員に向って開口する空間部が谷間状に形成されるよう構成されていることが好ましい(請求項10)。
かかるメインエアバッグが膨張した場合、左半側エアバッグが乗員の左胸を受け止め、右半側エアバッグが乗員の右胸を受け止める。この左右の胸には硬くて強い肋骨が存在する。該左半側エアバッグ及び右半側エアバッグは、この肋骨を介して乗員の衝撃を受承し、吸収する。このメインエアバッグにあっては、膨張した状態において左半側エアバッグと右半側エアバッグの先端部同士の間に谷間状の空間部が存在し、乗員の胸中央の胸骨付近はこの空間部に対峙する。従って、乗員の身体が膨張したメインエアバッグに突っ込んでいった場合、胸の胸骨付近は、メインエアバッグからそれ程大きな反力を受けないようになり、この胸骨付近の負担が小さくなる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は、本発明の実施の形態に係る乗員保護装置を備えた車両のメインエアバッグ及び天井エアバッグ膨張時における車室内の側面図であり、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図である。また、第3図はこのメインエアバッグの膨張状態における斜視図、第4図はこのメインエアバッグの水平断面図であり、第5,6図は、それぞれ、このメインエアバッグの分解斜視図である。
この実施の形態では、乗員保護装置は、車両(自動車)の助手席用乗員保護装置である。この乗員保護装置は、助手席前方に設けられたインストルメントパネル1から助手席乗員の前方領域に膨張するメインエアバッグ10と、車室天井部(天井トリム2)から下方に向って突出するように膨張して、該メインエアバッグ10の膨張姿勢を規制する規制部材としての突出部を構成する天井エアバッグ80とを備えている。第1図の符号4は、この乗員保護装置が設置された車両のウインドシールドを示している。
該メインエアバッグ10は、第2図及び第4図に示すように、乗員前方の右側において膨張する右半側エアバッグ12と、乗員前方の左側において膨張する左半側エアバッグ14と、該右半側エアバッグ12及び左半側エアバッグ14の基端側に連通する後室16とを有する。該後室16内に、インフレータ71のガス噴出部(符号略)が配置されている。
このメインエアバッグ10が膨張した状態にあっては、第4図の通り、右半側エアバッグ12と左半側エアバッグ14の先端部同士の間にタイパネルなどの架渡部材は存在せず、両バッグ12,14の先端部同士の間に形成される谷間状の空間部13は乗員に向って(第4図においては右方に向って)開放している。また、この空間部13に引き続く、両バッグ12,14の上面部(膨張状態において天井トリム2と対面する部位)同士の間に形成される谷間状の空間部15は、第2図の通り、上方に向って開放している。
このメインエアバッグ10が膨張完了した状態にあっては、右半側エアバッグ12の最先端と左半側エアバッグ14の最先端との間隔は150〜350mm特に170〜330mmであることが好ましい。
なお、該右半側及び左半側エアバッグ12,14の外側面にはそれぞれベントホール18が設けられている。
このメインエアバッグ10用インフレータ71は、この実施の形態では棒状のものであり、その軸心線方向の両端部同士の間の部分がガス噴出部となっている。該メインエアバッグ10の後室16の下面側を構成するパネル(後述の基端側パネル50の底面部)には、第4図に示すように、2条の略平行なスリット70,70が設けられており、インフレータ71は、該後室16を車両幅方向(左右方向)に貫通するようにこのスリット70,70に挿通されている。該インフレータ71の両端部は、このスリット70,70を介してメインエアバッグ10の外部に配置されている。
次に、第3〜6図を参照してこのメインエアバッグ10のパネル(外殻)構成及び製作手順について説明する。
このメインエアバッグ10は、インサイドパネル20、右アウトサイドパネル30、左アウトサイドパネル40及び基端側パネル50の合計4枚のパネルにて構成されている。
インサイドパネル20は、略瓢箪形の細長いパネルであり、中央で2つ折りされることによりライトサイド20Rとレフトサイド20Lが形成されている。このインサイドパネル20は、ライトサイド20Rが右半側エアバッグ12の内側面を構成し、レフトサイド20Lが左半側エアバッグ14の内側面を構成する。インサイドパネル20は、ライトサイド20Rの下辺28、先端辺21、上辺22、エアバッグ谷間最奥部を構成する折り返し部付近の上辺23、レフトサイド20Lの上辺24、先端辺25、下辺26、及び、該折り返し部付近の下辺27によって全周の辺部が構成されている。
右アウトサイドパネル30及び左アウトサイドパネル40は、それぞれ先端辺31,41、上辺32,42、直線状の後辺33,43、及び、下辺34,44によって全周の辺部が構成されている。
基端側パネル50は、右サイド面50A、底面50B、左サイド面50C、上面右サイドを構成する右フラップ50D、上面左サイドを構成する左フラップ50Eを有している。この基端側パネル50は、サイド面50A,50Cが略三角形となるように折られ、且つ、エアバッグ先端側に向う面が開放している。
この基端側パネル50は、略長方形状のフラップ50D,50E同士の対向辺51,52、フラップ50D,50Eの前側辺(フラップ前側辺)53,54、フラップ50D,50Eの後側辺55,56、該後側辺55,56に対向する後辺57、サイド面50A,50Cの前側辺(サイド前側辺)58,59、該サイド前側辺58,59同士を結ぶ底部前側辺60によって全周縁が構成されている。
このメインエアバッグ10を製作するには、まず、基端側パネル50を平たく広げた状態にて、そのサイド前側辺58,59に対し、右アウトサイドパネル30の後辺33と左アウトサイドパネル40の後辺43をそれぞれ縫合する。次いで、基端側パネル50のフラップ50D,50Eの対向辺51,52同士を縫合する。これにより、パネル30,40,50は第6図の状態となる。なお、第6図のSは縫合の縫目を示している。
次に、第6図の如く右アウトサイドパネル30とインサイドパネル20のライトサイド20Rとが対面され、先端辺21,31同士、上辺22,32同士、下辺28,34同士がそれぞれ縫合されると共に、左アウトサイドパネル40とインサイドパネル20のレフトサイド20Lとが対面され、先端辺25,41同士、上辺24,42同士、下辺26,44同士が縫合される。また、基端側パネル50のフラップ前側辺53,54をインサイドパネル20の折り返し部付近の上辺23付近と縫合し、基端側パネル50の底部前側辺60を折り返し部付近の下辺27付近と縫合する。
これらの縫合により、メインエアバッグ10(第3図)を表裏逆にした状態、即ち、縫い合せ代がエアバッグの表側に露出した状態となる。第6図の通り、基端側パネル50のフラップ後側辺55,56と後辺57とは、まだ縫合されておらず、この状態では開放口Mとなっている。
そこで、この開放口Mを通してメインエアバッグを表裏反転させる。次いで、この開放口Mを縫合することにより、第3図のメインエアバッグ10となる。
なお、第4図の通り、基端側パネル50の底面部には2条の略平行なインフレータ挿通用のスリット70,70が設けられており、このスリット70,70にインフレータ71を通す。
インストルメントパネル1の上面には、メインエアバッグ膨出用開口(図示略)が設けられており、このメインエアバッグ膨出用開口内に、該メインエアバッグ10を収容するためのケース(コンテナ)72が設置されている。このケース72は、無蓋箱状のものであり、その上面の開放部(図示略)が該メインエアバッグ膨出用開口に臨んでいる。メインエアバッグ10は、その基端側(後室16)がこのケース72内に連結されている。該後室16の外部に配置されたインフレータ71の両端部も、このケース72内に取り付けられている。
平常時には、該メインエアバッグ10は折り畳まれた状態で該ケース72内に収容されており、該ケース72の上面開放部(及びインストルメントパネル1のメインエアバッグ膨出用開口)を覆うようにリッド(蓋部材)73が装着されている。このリッド73は、その上面がインストルメントパネル1の上面と略面一状となるように配置されている。メインエアバッグ10が膨張したときには、このリッド73は、第1図に示すように、該メインエアバッグ10によって押し開かれてメインエアバッグ膨出用開口を開放する。なお、該リッド73は、インストルメントパネル1と一体に設けられてもよい。
この実施の形態では、第2図に示すように、天井トリム2のうち、助手席の座面の左右幅方向中央部付近の略鉛直上方に位置する領域に、天井エアバッグ膨出用開口2aが設けられている。天井エアバッグ80は、この実施の形態では、該天井エアバッグ膨出用開口2aから下方に向って突出するように膨らみ出し、膨張状態にあるメインエアバッグ10の右半側エアバッグ12と左半側エアバッグ14の上面部同士の間の空間部15内に係合することにより、膨張した該右半側エアバッグ12が助手席乗員の右半身に対面し、左半側エアバッグ14が該乗員の左半身に対面するように、該メインエアバッグ10の膨張方向及び膨張姿勢を規制する。
第2図に示すように、該天井エアバッグ膨出用開口2a内には、この天井エアバッグ80を収容するためのケース(コンテナ)81が設置されており、該天井エアバッグ80の基端側が、インフレータ82を介して該ケース81に連結されている。該ケース81は無底箱状のものであり、その底面開放部(符号略)が天井エアバッグ2aに臨んでいる。
該天井エアバッグ80用インフレータ82は、この実施の形態では、軸心線方向の長さが短い略円柱状のものであり、その先端側(第2図における下端側)のガス噴出部(符号略)が、天井エアバッグ80の基端側に設けられたインフレータ用開口(符号略)を介して該天井エアバッグ80内に配置されている。このインフレータ82の側周面からはフランジ82aが突設されており、このフランジ82aとケース81との間に該インフレータ用開口の周縁部(天井エアバッグ80の基端側)が挟持されている。
この天井エアバッグ80も、平常時には、折り畳まれた状態でケース81内に収容されており、このケース81の底面開放部を覆うようにリッド83が設けられている。なお、この実施の形態では、該リッド83は天井トリム2と一体に形成されている。天井エアバッグ80が膨張したときには、このリッド83は該天井エアバッグ80の押圧力により開裂して第2図の如くフラップ状に開き出し、天井エアバッグ膨出用開口2aを開放する。
このように構成された乗員保護装置を備えた車両が前方衝突した場合には、メインエアバッグ10用及び天井エアバッグ80用の各インフレータ72,82がガス噴出作動し、これらのインフレータ72,82からのガスにより、メインエアバッグ10と天井エアバッグ80とがそれぞれ膨張を開始する。メインエアバッグ10は、リッド73を押し開き、インストルメントパネル1のメインエアバッグ膨出用開口から助手席乗員の前方領域に向って膨らみ出す。また、天井エアバッグ80は、リッド83を開裂させ、天井トリム2の天井エアバッグ膨出用開口2aから下方に向って突出するように膨らみ出す。膨張した天井エアバッグ80は、膨張したメインエアバッグ10の右半側エアバッグ12と左半側エアバッグ14との間の空間部15内に係合する。
この乗員保護装置にあっては、膨張した天井エアバッグ80は助手席の座面の左右幅方向中央付近の略鉛直上方に位置しているので、この天井エアバッグ80がメインエアバッグ10の右半側エアバッグ12と左半側エアバッグ14との間の空間部15に係合することにより、確実に、膨張した右半側エアバッグ12が助手席乗員の右半身に対面し、左半側エアバッグ14が該助手席乗員の左半身に対面するようになると共に、該助手席乗員の身体の左右方向中央部位が両バッグ12,14の先端部同士の間の空間部13に対面するようになる。また、これにより、膨張したメインエアバッグ10の横揺れ等が防止され、メインエアバッグ10の膨張姿勢が安定したものとなる。
なお、この実施の形態では、インフレータ71からのガスは、まずメインエアバッグ10の後室16を膨張させ、次いで右半側エアバッグ12及び左半側エアバッグ14内に流入してこれらを膨張させる。この間、先に膨張した後室16は、インストルメントパネル1に接し、姿勢が安定するため、右半側エアバッグ12及び左半側エアバッグ14は、膨張完了時だけでなく膨張途中時でも姿勢が安定する。
また、膨張した後室16から右半側及び左半側エアバッグ12,14にガスが略均等に供給されるので、該右半側エアバッグ12と左半側エアバッグ14の双方が膨張初期の段階からスムーズに且つ左右略均等に膨張するようになる。
このように膨張したメインエアバッグ10に対して助手席乗員が突っ込んできた場合、右半側エアバッグ12が該乗員の右胸付近を受け止め、左半側エアバッグ14は該乗員の左胸付近を受け止める。この左右の胸には硬くて強い肋骨が存在する。該右半側エアバッグ12及び左半側エアバッグ14は、この肋骨を介して乗員の衝撃を受承し、吸収する。また、該右半側エアバッグ12と左半側エアバッグ14の先端部同士の間の谷間状の空間部13に乗員の胸中央の胸骨付近が対峙するため、胸の胸骨付近は、メインエアバッグ10からそれ程大きな反力を受けないようになり、この胸骨付近の負担が小さくなる。
この実施の形態では、天井エアバッグ80は、車両衝突時には天井トリム2の開口2aから下方に向って突出するように膨張するものであるが、平常時には、該開口2a内に設置されたケース81内に折り畳まれた状態で収容されているので、この天井エアバッグ80が邪魔になることはなく、車室内の美観も良好に保たれる。
第7図は、本発明の別の実施の形態に係る乗員保護装置を示す断面図であり、第2図と同様部分における断面を示すものである。
この実施の形態でも、乗員保護装置は、助手席前方に設けられたインストルメントパネル(図示略)から助手席乗員の前方領域に膨張するメインエアバッグ10Aと、車室天井部(天井トリム2)から下方に向って突出するように膨張して、該メインエアバッグ10Aの膨張姿勢を規制する規制部材としての突出部を構成する天井エアバッグ80Aとを備えている。
このメインエアバッグ10Aも、助手席乗員の前方の右側において膨張する右半側エアバッグ12Aと、助手席乗員前方の左側において膨張する左半側エアバッグ14Aと、両バッグ12A,14Aの基端側を連通する後室(図示略)とを有しており、該後室内にインフレータ(図示略)が配置されている。また、このメインエアバッグ10Aも、膨張した状態において、該右半側エアバッグ12Aが助手席乗員の右半身に対面し、左半側エアバッグ14Aが該乗員の左半身に対面すると共に、両バッグ12A,14Aの先端部同士の間の空間部(図示略)が乗員身体の左右方向中央部位に対面するよう予定されている。
この実施の形態では、メインエアバッグ10Aが膨張した状態において、該右半側エアバッグ12Aは車室中央側に配置され、左半側エアバッグ14Aは、車室側面部(ドア部6)側に配置される。また、図示の通り、該左半側エアバッグ14Aは、上記の如く予定された位置に膨張した状態において、その外側面(右半側エアバッグ12Aと反対側の面)が該ドア部6に対峙するようになっている。
なお、図示はしないが、この実施の形態でも、インストルメントパネルの上面にメインエアバッグ膨出用開口が設けられており、このメインエアバッグ膨出用開口内に該メインエアバッグ10Aを収容するための無蓋箱状のケース(コンテナ)が設置され、このケース内に該メインエアバッグ10Aの基端側が連結されている。平常時には、該メインエアバッグ10Aは折り畳まれてこのケース内に収容されており、該ケースの上面開口(及びインストルメントパネルのメインエアバッグ膨出用開口)を覆うようにリッドが装着されている。
この実施の形態では、天井トリム2のうち、上記の如く予定された位置に膨張した状態にあるメインエアバッグ10の右半側エアバッグ12Aに対して車室中央側に隣接する領域に、天井エアバッグ膨出用開口2bが設けられている。天井エアバッグ80Aは、この天井エアバッグ膨出用開口2bから下方に向って突出するように膨らみ出し、膨張状態にある右半側エアバッグ12Aに車室中央側から対峙することにより、該右半側エアバッグ12Aが予定された位置よりも車室中央側に膨張することを阻止する。
この実施の形態でも、該天井エアバッグ膨出用開口2b内に、この天井エアバッグ80Aを収容するための無底箱状のケース(コンテナ)81が設置されており、該天井エアバッグ80Aの基端側が、インフレータ82を介して該ケース81に連結されている。この天井エアバッグ80Aがインフレータ82を介してケース81に連結された構造は前述の第1〜6図の実施の形態と同様である。また、この天井エアバッグ80Aも、平常時には、折り畳まれた状態で該ケース81内に収容されており、該ケース81の底面開口を覆うようにリッド83が設けられている。
この乗員保護装置のその他の構成は前述の第1〜6図の実施の形態と同様となっており、第7図において、第1〜6図と同一符号は同一部分を示している。
このように構成された乗員保護装置を備えた車両が前方衝突した場合には、メインエアバッグ10A用のインフレータ(図示略)と天井エアバッグ80A用のインフレータ82とがガス噴出作動し、メインエアバッグ10A及び天井エアバッグ80Aがそれぞれ膨張を開始する。メインエアバッグ10Aは、インストルメントパネルのメインエアバッグ膨出用開口からリッドを押し開いて助手席乗員の前方領域に向って膨らみ出す。また、天井エアバッグ80Aは、リッド83を開裂させ、天井トリム2の天井エアバッグ膨出用開口2bから下方に向って突出するように膨らみ出す。
この乗員保護装置にあっては、膨張した左半側エアバッグ14Aの外側面にドア部6が対峙すると共に、膨張した右半側エアバッグ14Aの車室中央側に膨張した天井エアバッグ80Aが対峙するので、メインエアバッグ10は、これらのドア部6と膨張した天井エアバッグ80Aとの間に挟まれるようにして、確実に予定された位置に膨張するようになる。また、これにより、膨張したメインエアバッグ10Aの横揺れ等が防止され、メインエアバッグ10Aの膨張姿勢が安定したものとなる。
この実施の形態でも、天井エアバッグ80Aは、車両衝突時には天井トリム2の開口2bから下方に向って突出するように膨張するものであるが、平常時には、該開口2b内に設置されたケース81内に折り畳まれた状態で収容されているので、この天井エアバッグ80Aが邪魔になることはなく、車室内の美観も良好に保たれる。
第8図は、本発明のさらに別の実施の形態に係る乗員保護装置を示す断面図であり、第1図と同様部分における断面を示すものである。
この実施の形態では、乗員保護装置は、助手席前方のインストルメントパネル1から助手席乗員の前方領域に膨張するメインエアバッグ10と、膨張状態にあるメインエアバッグ10の左右両サイドにおいて該インストルメントパネル1から突出するように膨張して、該メインエアバッグ10の膨張姿勢を規制する規制部材としての突出部を構成するエアバッグ80B(以下、このエアバッグ80Bを「インパネエアバッグ80B」と称す。)とを備えている。
このメインエアバッグ10は、前述の第1〜6図の実施の形態のものと同様のものであり、助手席乗員の前方の右側において膨張する右半側エアバッグ12と、助手席乗員前方の左側において膨張する左半側エアバッグ14と、両エアバッグ12,14の基端側に連通する後室16とを有しており、該後室16内にインフレータ71が配置されている。この実施の形態でも、該メインエアバッグ10は、膨張した状態において、該右半側エアバッグ12が助手席乗員の右半身に対面し、左半側エアバッグ14が該乗員の左半身に対面すると共に、両バッグ12,14の先端部同士の間の空間部(図示略)が乗員身体の左右方向中央部位に対面するよう予定されている。
また、この実施の形態でも、インストルメントパネル1の上面に、メインエアバッグ膨出用開口(図示略)が設けられており、このメインエアバッグ膨出用開口内に、該メインエアバッグ10を収容するための無蓋箱状のケース(コンテナ)72が設置され、このケース72内に、メインエアバッグ10の基端側(後室16)及びインフレータ71が連結されている。平常時には、該メインエアバッグ10はこのケース72内に折り畳まれた状態で収容されており、該ケース72の上面開放部(及びインストルメントパネル1のメインエアバッグ膨出用開口)を覆うようにリッド73が装着されている。
この実施の形態では、インストルメントパネル1のうち、該メインエアバッグ膨出用開口から前記の如く予定された位置に膨張した状態にある該メインエアバッグ10の左右両側に隣接する領域に、それぞれインパネエアバッグ膨出用開口(図示略)が設けられている。インパネエアバッグ80Bは、該メインエアバッグ10の左右両側に配置されており、それぞれ、該インパネエアバッグ膨出用開口から車室内に突出するように膨らみ出し、膨張状態にあるメインエアバッグ10の右半側エアバッグ12及び左半側エアバッグ14の外側面に対峙することにより、該右半側エアバッグ12及び左半側エアバッグ14が予定された位置に膨張するよう誘導するものとなっている。
各インパネエアバッグ膨出用開口には、このインパネエアバッグ80Bを収容するための無蓋箱状のケース(コンテナ)81Aが設置されており、該インパネエアバッグ80Bの基端側がインフレータ82Aを介してこのケース81Aに連結されている。このインフレータ82Aの構成は、前述の第1〜6図の実施の形態における天井エアバッグ用インフレータ82と同様のものとなっており、このインフレータ82Aを介してインフレータエアバッグ80Bがケース81Aに連結された構造も、第1〜6図の実施の形態においてインフレータ82を介して天井エアバッグ80をケース81に連結した構造と同様となっている。
各インパネエアバッグ80Bは、平常時には、折り畳まれた状態でケース81A内に収容されており、該ケース81Aの上面開放部(及びインストルメントパネル1の各インパネエアバッグ膨出用開口)を覆うようにリッド(図示略)が装着されている。
このように構成された乗員保護装置を備えた車両が前方衝突した場合には、メインエアバッグ10用及びインパネエアバッグ80B用の各インフレータ72,82Aがガス噴出作動し、これらのインフレータ72,82Aからのガスにより、メインエアバッグ10と各インパネエアバッグ80Bとがそれぞれ膨張を開始する。メインエアバッグ10は、リッド73を押し開き、インストルメントパネル1のメインエアバッグ膨出用開口から助手席乗員の前方領域に向って膨らみ出す。また、各インパネエアバッグ80Bは、インストルメントパネル1のインパネエアバッグ膨出用開口からリッドを押し開いて車室内に突出するように膨らみ出す。
この乗員保護装置にあっては、膨張した右半側エアバッグ12及び左半側エアバッグ14の外側面に、それぞれ、インストルメントパネル1から突出するように膨張した各インパネエアバッグ80Bが対峙するので、メインエアバッグ10は、これらのインパネエアバッグ80B,80Bに挟まれるようにして確実に予定された位置に膨張するようになる。また、これにより、膨張したメインエアバッグ10の横揺れ等が防止され、メインエアバッグ10の膨張姿勢が安定したものとなる。
この実施の形態では、インパネエアバッグ80Bは、車両衝突時にはインストルメントパネル1のインパネエアバッグ膨出用開口から車室内に突出するように膨張するものであるが、平常時には、該インパネエアバッグ膨出用開口内に設置されたケース81A内に折り畳まれた状態で収容されているので、このインパネエアバッグ80Bが邪魔になることはなく、車室内の美観も良好に保たれる。
第9図は、本発明の異なる実施の形態に係る乗員保護装置を備えた車両の車室内の側面図であり、第10図は第9図のX−X線に沿う断面図である。
この実施の形態では、乗員保護装置は、助手席前方のインストルメントパネル1から助手席乗員の前方領域に膨張するメインエアバッグ10Bと、車室天井部(天井トリム2)から助手席乗員の頭部の前方に膨張すると共に、該メインエアバッグ10Bの膨張姿勢を規制する規制部材としての突出部を構成する天井エアバッグ80Cとを備えている。
この実施の形態では、該メインエアバッグ10Bは、助手席乗員前方の右半側において、該乗員の右胸付近に対面するように膨張する右半側エアバッグ12Bと、助手席乗員前方の左半側において、該乗員の左胸付近に対面するように膨張する左半側エアバッグ14Bと、該右半側エアバッグ12B及び左半側エアバッグ14Bの基端側を連通する後室16Bとを有している。該後室16B内にインフレータ71が配置されている。
この実施の形態でも、インストルメントパネル1の上面に、メインエアバッグ膨出用開口(図示略)が設けられており、このメインエアバッグ膨出用開口内に、該メインエアバッグ10Bを収容するための無蓋箱状のケース(コンテナ)72が設置され、このケース72内に、メインエアバッグ10Bの基端側(後室16)及びインフレータ71が連結されている。平常時には、該メインエアバッグ10Bはこのケース72内に折り畳まれた状態で収容されており、該ケース72の上面開放部(及びインストルメントパネル1のメインエアバッグ膨出用開口)を覆うようにリッド73が装着されている。
この実施の形態では、第10図に示すように、天井トリム2のうち、助手席の座面の左右幅方向中央部付近の略鉛直上方に位置する領域に、天井エアバッグ膨出用開口2aが設けられている。天井エアバッグ80Cは、該天井エアバッグ膨出用開口2aから助手席乗員の頭部の前方に膨張すると共に、インストルメントパネル1のメインエアバッグ膨出用開口から助手席乗員の左右の胸部付近前方に膨張したメインエアバッグ10Bの右半側エアバッグ12B及び左半側エアバッグ14Bの上面部同士の間に形成される空間部15Bに係合するように構成されている。
この実施の形態でも、該天井エアバッグ膨出用開口2a内に、この天井エアバッグ80Cを収容するための無底箱状のケース(コンテナ)81が設置されており、該天井エアバッグ80Cの基端側が、インフレータ82を介して該ケース81に連結されている。該インフレータ82を介してこの天井エアバッグ80Cがケース82に連結された構造は前述の第1〜6図の実施の形態と同様である。また、この天井エアバッグ80Cも、平常時には、折り畳まれた状態で該ケース81内に収容されており、該ケース81の底面開口を覆うようにリッド83が設けられている。
このように構成された乗員保護装置を備えた車両が前方衝突した場合には、メインエアバッグ10B用及び天井エアバッグ80C用のインフレータ82とがガス噴出作動し、メインエアバッグ10B及び天井エアバッグ80Cがそれぞれ膨張を開始する。メインエアバッグ10Bは、インストルメントパネル1のメインエアバッグ膨出用開口からリッド73を押し開けて助手席乗員の左右の胸部付近前方領域に膨張し、天井エアバッグ80Cは、天井トリム2の天井エアバッグ膨出用開口2aからリッド83を押し開けて助手席乗員の頭部の前方領域に膨張する。膨張した天井エアバッグ80Cは、膨張したメインエアバッグ10Bの右半側エアバッグ12Bと左半側エアバッグ14Bとの間の空間部15Bに係合する。
この乗員保護装置にあっては、膨張した天井エアバッグ80Cは助手席の座面の左右幅方向中央付近の略鉛直上方に位置しているので、この天井エアバッグ80Cがメインエアバッグ10Bの右半側エアバッグ12Bと左半側エアバッグ14Bとの間の空間部15Bに係合することにより、確実に、膨張した右半側エアバッグ12Bが助手席乗員の右胸付近に対面し、左半側エアバッグ14Bが該助手席乗員の左胸付近に対面すると共に、該助手席乗員の胸骨付近の部位が両バッグ12B,14Bの先端部同士の間の空間部(図示略)に対面するようになる。
そして、このように膨張したメインエアバッグ10Bの右半側エアバッグ12Bがこの乗員の右胸付近を受け止め、左半側エアバッグ14Bが乗員の左胸付近を受け止めると共に、この乗員の頭部の前方に膨張した天井エアバッグ80Cが該乗員の頭部を受け止めて該乗員を保護する。
この実施の形態では、メインエアバッグ10Bの右半側エアバッグ12Bと左半側エアバッグ14Bとはそれぞれ乗員の右胸付近及び左胸付近のみを受け止めるものであれば足りるため、これらを比較的小容量のものとすることができる。これにより、インフレータ71を高出力のものとすることなく、メインエアバッグ10B全体を素早く膨張させることが可能となる。また、天井エアバッグ80Cは、天井トリム2から乗員の頭部の前方に膨張するものであるため、該乗員の頭部前方に素早く膨張し、十分に乗員頭部を保護することができる。
この実施の形態でも、天井エアバッグ80Cは、車両衝突時には天井トリム2の天井エアバッグ膨出用開口2aから下方に向って突出するように膨張するものであるが、平常時には、該天井エアバッグ膨出用開口2a内に設置されたケース81内に折り畳まれた状態で収容されているので、この天井エアバッグ80Cが邪魔になることはなく、車室内の美観も良好に保たれる。
なお、上記の各実施の形態では、メインエアバッグの膨張姿勢規制部材として、車両衝突時に天井トリムやインストルメントパネルから突出するように膨張するエアバッグが設けられているが、メインエアバッグの膨張姿勢規制部材の構成はこれに限定されるものではない。例えば、このようなエアバッグに代えて、天井トリムやインストルメントパネルに予め突出部が形成されていてもよい。
第11図(a)は、さらに異なる実施の形態に係る乗員保護装置のメインエアバッグ膨張姿勢規制部材としてのサンバイザの斜視図であり、第11図(b)は、このサンバイザの変形時の状態を示す斜視図である。また、第12図は、このサンバイザがメインエアバッグと係合した状態を示す正面図である。
この実施の形態では、助手席前方の車室天井部(天井トリム2)に取り付けられるサンバイザ90をメインエアバッグ10の膨張姿勢規制部材として構成している。
このサンバイザ90は、左右方向に延在する略長方形板状の本体部91と、該本体部91を天井トリム2に対し回動可能に保持する1対の保持金具92,92とを有している。該本体部91は、第11図(b)に示すように、その左右方向中間付近から乗員対向面91f側に2つ折り状に変形可能なものとなっている。なお、この本体部91の変形は、弾性的なものであってもよく、塑性的なものであってもよい。
該本体部91の左右方向中間付近には、該本体部91の上端縁(本体部91が第1図(a)の如く天井トリム2に対し懸垂姿勢となっているときの上端縁)に開放した左右一対の保持金具係合穴91a,91aが設けられている。該保持金具係合穴91a,91aは、本体部91の上端縁から、該本体部91の板面の延在方向に沿って上下方向(該本体部91が懸垂姿勢となっているときの上下方向)に穿設されている。
各保持金具92は、該保持金具係合穴91aに挿入された保持軸部92aと、該保持軸部92aの上端部に連なっており、該本体部91が天井トリム2に対して倒伏姿勢と懸垂姿勢とをとりうるように該本体部91を天井トリム2に回動可能に連結する回動軸部92bとを有している。該保持金具92は、この実施の形態では、略L字形のロッド状部材であり、該回動軸部92bは、保持軸部92aの上端部から略直角に側方(左右方向)に延出している。各保持金具92は、各々の保持軸部92aの上端部から回動軸部92bが互いに離反する方向に延在するように配置されている。
各保持金具92の回動軸部92bは、天井トリム2に設けられた軸受け部(図示略)に枢着されている。なお、図示はしないが、この実施の形態では、該軸受け部に、車両衝突時に本体部91が天井トリム2に対し倒伏姿勢となっているときには強制的に該本体部91を懸垂姿勢まで回動させる駆動装置が設けられている。
このサンバイザ90は、本体部91の左右方向中間付近(変形時の折り目付近)が、助手席に対して正規の着座姿勢をとっている乗員の身体の左右方向中央部位のほぼ正面に位置するように配置されている。
この実施の形態でも、メインエアバッグ10は、助手席乗員の前方の右側において膨張する右半側エアバッグ12と、助手席乗員前方の左側において膨張する左半側エアバッグ14とを有しており、該メインエアバッグ10が膨張した状態において、該右半側エアバッグ12が助手席乗員の右半身に対面し、左半側エアバッグ14が該乗員の左半身に対面すると共に、両バッグ12,14の先端部同士の間の空間部(図示略)が乗員身体の左右方向中央部位に対面するよう予定されている。
サンバイザ90は、天井トリム2に対し懸垂姿勢となっているときに該メインエアバッグ10が膨張した場合に、本体部91の右半側(右側の保持金具92よりも右端側)の部分が、膨張した右半側エアバッグ12によって押圧されると共に、左半側(左側の保持金具92よりも左端側)の部分が、膨張した左半側エアバッグ14によって押圧され、各保持金具92の保持軸部92aを回動中心とするように、その左右方向中間部付近から乗員対向面91f側に2つ折り状に変形する。そして、この2つ折り状となった本体部91が、第12図に示すように、膨張した右半側エアバッグ12と左半側エアバッグ14との間の空間部15に係合する。
これにより、メインエアバッグ10は、右半側エアバッグ12と左半側エアバッグ14との間に係合したサンバイザ90の本体部91に誘導されて確実に予定された位置に膨張するようになる。また、これにより、膨張したメインエアバッグ10の横揺れ等が防止され、メインエアバッグ10の膨張姿勢が安定したものとなる。
この乗員保護装置にあっては、サンバイザ90がメインエアバッグ10の膨張姿勢規制部材となるため、天井トリムやインストルメントパネルから突出する突出部を設ける必要がなく、メインエアバッグの膨張姿勢規制部材の構成をきわめて簡易なものとすることができると共に、車室内の美観を著しく良好に保つことができる。
上記の各実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は、上記の各実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態に係る乗員保護装置を備えた車両の車室内の側面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のメインエアバッグの斜視図である。 図1のメインエアバッグの水平断面図である。 図1のメインエアバッグのパネル構成を示す分解図である。 図1のメインエアバッグの製作手順を示す図である。 実施の形態に係る乗員保護装置の構成を示す断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置を備えた車両の車室内の側面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置を備えた車両の車室内の側面図である。 図9のX−X線に沿う断面図である。 実施の形態に係る乗員保護装置のサンバイザの構成を示す斜視図である。 図11の乗員保護装置の構成を示す正面図である。
符号の説明
1 インストルメントパネル
2 天井トリム
10,10A,10B メインエアバッグ
12 右半側エアバッグ
13 空間部
14 左半側エアバッグ
15 空間部
16 後室
20 インサイドパネル
30 右アウトサイドパネル
40 左アウトサイドパネル
50 基端側パネル
71 メインエアバッグ用インフレータ
80,80A,80B,80C 天井エアバッグ
82 天井エアバッグ用インフレータ
82A インパネエアバッグ用インフレータ
90 サンバイザ
91 本体部
92 保持金具

Claims (11)

  1. 基端側に配置されたインフレータの噴出ガスにより先端側が該基端側から遠ざかる方向に膨張するメインエアバッグを有した乗員保護装置であって、該メインエアバッグは、
    乗員前方の左側において膨張する左半側エアバッグと、
    乗員前方の右側において膨張する右半側エアバッグと
    を有するエアバッグである乗員保護装置において、
    車体側に設けられた、該メインエアバッグの膨張姿勢の規制部材を備えたことを特徴とする乗員保護装置。
  2. 請求項1において、該規制部材は、車両の天井部から突出する突出部であることを特徴とする乗員保護装置。
  3. 請求項2において、該突出部は、前記メインエアバッグの膨張時に膨張する天井エアバッグであることを特徴とする乗員保護装置。
  4. 請求項3において、該天井エアバッグは、乗員の頭部前方に膨張することを特徴とする乗員保護装置。
  5. 請求項1において、該規制部材は、インストルメントパネルから突出する突出部であることを特徴とする乗員保護装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1項において、該突出部は、前記左半側エアバッグと右半側エアバッグとの間に突出することを特徴とする乗員保護装置。
  7. 請求項2ないし5のいずれか1項において、該突出部は、前記左半側エアバッグと右半側エアバッグとのうちの車体中央側のエアバッグの車体中央側に突出することを特徴とする乗員保護装置。
  8. 請求項1において、前記規制部材はサンバイザであることを特徴とする乗員保護装置。
  9. 請求項8において、該サンバイザは、膨張するメインエアバッグに押されて変形可能であることを特徴とする乗員保護装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項において、前記メインエアバッグの左半側エアバッグ及び右半側エアバッグの先端部同士が非連結状となっており、
    該メインエアバッグが膨張した状態において、該左半側エアバッグ及び右半側エアバッグの先端部同士の間に、乗員に向って開放する空間部が形成されることを特徴とする乗員保護装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項の乗員保護装置を備えた車両。
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