JP2005144376A - 基板処理装置、スリットノズル、被充填体における液体充填度判定構造および気体混入度判定構造 - Google Patents

基板処理装置、スリットノズル、被充填体における液体充填度判定構造および気体混入度判定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 マニホールドのエアーを簡潔かつ確実に抜き取ることができるとともに、塗布ムラを生じさせないスリットノズルおよびこれを有する塗布処理装置を提供する。
【解決手段】 スリットノズル41は、両側端部にレジスト液の供給口46a、46bを備え、マニホールド45の上面45aがエアー抜き穴47の端部47aと供給口46aおよび46bとの間で傾斜を有するように形成される。該形状によって、充填されたレジスト液に混入した気泡は、エアー抜き穴47から容易に抜け得る。また、レジスト液は供給口46aおよび46b側からエアー抜き穴47へと流動するので、レジスト液の滞留は生じず、充填時のエアー抜きを短時間で確実に行える。さらに、塗布処理時においては、レジスト液の粘度に局所的な差異が生じないので均一な塗布膜を形成できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶用ガラス基板、半導体ウエハ、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルター用基板等の各種基板に対し、主にその表面に処理液を塗布する塗布処理を行う基板処理装置に関する。
液晶用ガラス基板、半導体ウエハ、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルター用基板等、各種基板の表面にフォトレジスト等の処理液を塗布する塗布処理装置としては、スリット状の吐出部を有するスリットノズルを用いてスリットコートを行うスリットコータや、一旦スリットコートを施してから、スピンコートするスリット&スピンコータが公知である。
こうした塗布処理装置のスリットノズルにおいては、フォトレジスト等の処理液の内部に、気体(主としてエアー)が気泡等として混入することがある。例えば、エアーが混入するのは次のような場合である。
・ノズル内部の圧力変動やバルブ開閉時の圧力変動によってレジスト自体から発生する場合;
・塗布終了時に膜厚を一定化させる為のサックバック処理時にノズル先端から混入する場合;
・装置初期セットアップ時にノズル内部にレジストを充填する場合。
そして、エアーの混入は、以下のような不具合を発生させる。
・エアーとレジストが反応してゲル状物質がノズル内で形成される事によりスリットから均一な吐出が出来なくなりスジ状の塗布ムラが発生する;
・エアーが混入する事により塗布開始時の吐出流量の一次遅れが発生して塗布開始時の膜厚が不安定になる;
・エアーが混入する事により塗布終了時は、逆にレジスト吐出停止の遅れが発生して膜厚が不安定になる;
・エアーが混入する事によりノズル内部のレジスト動圧分布が変化して放射状のムラを発生させる。
これらの不具合を回避するためには、ノズル内部のエアー抜きを的確かつ敏速に行う必要がある。こうした的確かつ敏速なエアー抜きを目的とする技術は、すでに公知である(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
また、塗布処理装置においては、スリットノズルの内部においてレジストの滞留が局所的に生じることによってスリットノズル内部のレジスト流動性が悪くなり、用いるレジストの種類によっては放射状の塗布ムラを発生させてしまうことがある。これは、塗布処理装置において使用出来るレジストの種類や粘度の選択の幅(レジストマージン)を縮めることになる。これを避けるために、スリットノズル内部のレジストを常に流動させつつ塗布する技術は、既に公知である(例えば、特許文献3参照。)。あるいは、塗布層の厚みの均一化を図る技術も既に公知である(例えば、特許文献4ないし特許文献5参照。)。
特開平7−328510号公報 特開平9−253556号公報 特開平10−286507号公報 特開平8−182955号公報 特開2003−33715号公報
特許文献1および特許文献2に記載されたスリットコータでは、スリットノズルを上向きにしてレジストを吐出することによりスリットノズル内部のエアーを抜き取る手法を採用している。しかし、この手法には、以下のような問題点がある。
・スリットノズルを反転させてエアー抜きを行う為、スリットノズル取り付け部の構造が複雑になる;
・エアー抜き完了後のスリットノズル本体と基板面との位置決めの再現性が得られないので、スリットノズル調整用の原点復帰動作が必要になる;
・微小体積のエアーがスリットノズル内部に混入した場合であっても、スリットノズルを反転させてスリットノズル内部の全体積に相当するレジストを吐出する必要があり面倒である;
・スリットノズルを上に向けた状態でレジストを吐出してエアー抜きを実施する為、吐出されたレジストを拭き取る作業が発生するが、この作業は非常に困難であり、綺麗にレジストを拭き取れないために装置が汚染される;
・スリットノズル内部のエアーが完全に抜けているかどうかの検出手段が設けられていないため、十分エアーを抜くために必要以上のレジストを吐出する必要がある。
また、特許文献3に記載された装置は、1回の塗布で、供給されたレジストを全て使い切るように、内部の容積等が最適化されたスリットダイを備えるものである。しかしながら、係る装置にも、以下のような問題点がある。
・目標とする塗布膜厚や用いるレジストの固形分濃度に応じてスリットダイを作成する必要があり、1つのスリットダイで種々の塗布膜厚に対応することが出来ない;
さらに、特許文献3ないし特許文献5に記載された発明は、エアー混入に対する上記のような問題点を解決することを目的とするものではない。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、スリットノズル内部の気体を簡潔かつ確実に抜き取ることができるとともに、塗布ムラを生じさせないスリットノズルおよびこれを有する塗布処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板を保持する保持台と、所定の処理液を吐出するスリットノズルと、前記スリットノズルを前記基板の表面に沿った略水平方向に移動させる移動手段と、前記スリットノズルに所定の処理液供給源から前記所定の処理液を供給する処理液供給手段と、を備え、前記スリットノズルを前記略水平方向に移動させることによって前記スリットノズルに前記基板の表面を走査させつつ、前記スリットノズルの内部に充填された前記所定の処理液を吐出させることにより、前記所定の処理液を基板に塗布する基板処理装置であって、前記スリットノズルにおいては、前記処理液供給手段が接続され、前記所定の処理液を前記スリットノズルのマニホールドへと供給する供給口が、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの少なくとも一方の側端部に設けられており、前記スリットノズル内部に存在する気体および気体が混入した前記処理液を前記スリットノズルの外部へと排出する排出口が、前記マニホールドの上端部に設けられており、前記排出口が前記供給口よりも高い位置に設けられている、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記供給口が、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの第1の側端部に設けられており、前記排出口は、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの第2の側端部に設けられる、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記少なくとも1つの供給口が前記マニホールドの長手方向の両側端部にそれぞれ設けられた第1と第2の供給口である、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の基板処理装置であって、前記排出口は、前記第1と第2の供給口を結ぶ区間の略中央位置に設けられる、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、 前記マニホールドの上面が前記供給口から前記排出口へ向けて傾斜している、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記マニホールドの下面から上面までの高さが前記供給口側から前記排出口側へ向かうほど大きくなる、ことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記マニホールドの断面積が前記供給口側から前記排出口側へ向かうほど大きくなる、ことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記排出口に接続された排出経路と、前記排出経路の途中に配置され、前記排出経路内の処理液の充填状態を検知する検知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載の基板処理装置であって、前記スリットノズルに対する前記所定の処理液の充填度を判定する判定手段、をさらに備え、前記排出経路は、光学的に透明であってU字型に曲折された曲折部分を有し、前記曲折部分が上側に向けてられてなり、前記検知手段は、前記曲折部分の近傍に配置され、前記曲折部分の所定位置に対し第1の光ビームを発するとともに、前記第1の光ビームの照射に伴って前記所定位置から得られる第2の光ビームを受光するものであり、前記判定手段は、前記検知手段によって受光される前記第2の光ビームの光強度の変動に基づいて前記充填度を判定する、ことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記排出口に接続された排出経路と、前記排出経路の途中に配置され、前記排出経路内の処理液の気体混入状態を検知する検知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10に記載の基板処理装置であって、前記スリットノズルに対する前記所定の処理液への気体の混入を判定する判定手段、をさらに備え、前記排出経路は、光学的に透明であってU字型に曲折された曲折部分を有し、前記曲折部分が上側に向けてられてなり、前記検知手段は、前記曲折部分の近傍に配置され、前記曲折部分の所定位置に対し第1の光ビームを発するとともに、前記第1の光ビームの照射に伴って前記所定位置から得られる第2の光ビームを受光するものであり、前記判定手段は、前記検知手段によって受光される前記第2の光ビームの光強度の変動に基づいて、前記気体の混入を判定する、ことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項3ないし請求項11のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記処理液供給手段は、前記所定の処理液と、所定の洗浄液供給源から取得される前記スリットノズルの内部を洗浄する洗浄液とを選択的に供給可能である、ことを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項3ないし請求項11のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記処理液供給手段は、前記所定の処理液を前記スリットノズルの内部を洗浄する洗浄液にて置換したうえで、前記洗浄液を供給可能である、ことを特徴とする。
請求項14の発明は、所定の移動手段によって移動させられることにより被処理体の表面を走査しつつ、所定の処理液供給手段によって供給される所定の処理液を吐出することによって、前記被処理体に前記所定の処理液を付与するスリットノズルであって、前記処理液供給手段が接続され、前記所定の処理液を前記スリットノズルのマニホールドへと供給する供給口が、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの少なくとも一方の側端部に設けられており、前記スリットノズル内部に存在する気体および気体が混入した前記処理液を前記スリットノズルの外部へと排出する排出口が、前記マニホールドの上端部に設けられており、前記排出口が前記供給口よりも高い位置に設けられている、ことを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14に記載のスリットノズルであって、前記供給口が、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの第1の側端部に設けられており、前記排出口は、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの第2の側端部に設けられる、ことを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項14に記載のスリットノズルであって、前記少なくとも1つの供給口が前記マニホールドの長手方向の両側端部にそれぞれ設けられた第1と第2の供給口である、ことを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項16に記載のスリットノズルであって、前記排出口は、前記第1と第2の供給口を結ぶ区間の略中央位置に設けられる、ことを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項14ないし請求項17のいずれかに記載のスリットノズルであって、前記マニホールドの上面が前記供給口から前記排出口へ向けて傾斜している、ことを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項14ないし請求項17のいずれかに記載のスリットノズルであって、前記マニホールドの下面から上面までの高さが前記供給口側から前記排出口側へ向かうほど大きくなる、ことを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項14ないし請求項17のいずれかに記載のスリットノズルであって、前記マニホールドの断面積が前記供給口側から前記排出口側へ向かうほど大きくなる、ことを特徴とする。
請求項21の発明は、所定の供給手段によって所定の液体が供給されることにより前記所定の液体が充填される被充填体、における前記所定の液体の充填度を判定するための構造であって、前記被充填体内部の気体および充填物を前記被充填体の外部へと排出する排出口と、前記排出口に接続され、光学的に透明であってU字型に曲折された曲折部分を有し、前記曲折部分が上側に向けてられてなる排出経路と、前記曲折部分の近傍に配置され、前記曲折部分の所定位置に対し第1の光ビームを発するとともに、前記第1の光ビームの照射に伴って前記所定位置から得られる第2の光ビームを受光する検知手段と、前記検知手段によって受光される前記第2の光ビームの光強度の変動に基づいて前記被充填体に対する前記所定の液体の充填度を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項22の発明は、所定の供給手段によって所定の液体が供給されることにより前記所定の液体が充填される被充填体、に充填された前記所定の液体に対する気体の混入度を判定するための構造であって、前記被充填体内部の気体および充填物を前記被充填体の外部へと排出する排出口と、前記排出口に接続され、光学的に透明であってU字型に曲折された曲折部分を有し、前記曲折部分が上側に向けてられてなる排出経路と、前記曲折部分の近傍に配置され、前記曲折部分の所定位置に対し第1の光ビームを発するとともに、前記第1の光ビームの照射に伴って前記所定位置から得られる第2の光ビームを受光する検知手段と、前記検知手段によって受光される前記第2の光ビームの光強度の変動に基づいて前記所定の液体に対する気体の混入度を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1ないし請求項20の発明によれば、マニホールドの長手方向の側端部から処理液を供給させるとともに、上端部から気体および気体が混入した処理液を排出させるので、スリットノズルを反転する機構を備えずとも、確実に気体を除去することができる。
特に、請求項2、請求項3、請求項15、および請求項16の発明によれば、マニホールドの全体においてレジスト液は流動するので、スリットノズルの内部で供給された処理液が滞留する箇所が生じることはなく、短時間で確実に、処理液をスリットノズルに充填することができる。
特に、請求項3および請求項16の発明によれば、マニホールドの長手方向の両側端部から処理液を供給するとともに、同方向における中央部から気体および気体が混入した処理液を排出させることができるので、スリットノズル内部における処理液の流動性をより高めることができる。また、それぞれの供給口を交互に使用して処理液を供給することもできるので、処理液の性質や処理状況に応じて用いる供給口を選択することができる。
特に、請求項5ないし請求項7、および請求項18ないし請求項20の発明によれば、マニホールドが、充填された処理液に気体が混入している場合であっても該気体が排出口へと導かれやすい形状を有しているので、前記気体をスリットノズル外へと排出させることが容易である。
特に、請求項8ないし請求項11の発明によれば、スリットノズルに供給された所定の処理液が、順次に排出口から排出経路における処理液の充填度あるいは気体の混入の状態を検知するので、塗布処理に先立つ処理液の充填時のみならず、塗布処理動作中であっても、これらを確実に検知することができる。
特に、請求項9および請求項11の発明によれば、スリットノズルに供給された所定の処理液が、順次に排出口から排出経路へと排出されること、および曲折部分における処理液の充填度もしくな気体の混入の有無と第2の光ビームの光強度との間に相関があることを利用して、処理液の充填度あるいは気体の混入を判定することにより、単純な構成によって、スリットノズルに処理液が充填されているか否か、あるいは処理液に気体が混入しているか否かを、塗布処理に先立つ処理液の充填時のみならず、塗布処理動作中であっても、確実に判断することができる。
特に、請求項12および請求項13の発明によれば、スリットノズルを取り外すことなく、スリットノズル内部を洗浄することができる。また、スリットノズルの内部においては、洗浄液がスリットノズルの長手方向の両側端部から中央部に向けて供給されるので、少量の洗浄液で確実にスリットノズル内部を洗浄することができる。
請求項21および請求項22の発明によれば、被充填体に供給された所定の液体が、順次に排出口から排出経路へと排出されること、および曲折部分における所定の液体の充填度もしくな気体の混入の有無と第2の光ビームの光強度との間に相関があることを利用して、被充填体における当該液体の充填度あるいは気体の混入を判定することにより、単純な構成によって、被充填体に当該液体が充填されているか否か、あるいは当該液体に気体が混入しているか否かを、確実に判断することができる。
<第1の実施の形態>
<全体構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置1の概略を示す斜視図である。図2は、基板処理装置1の本体2の側断面を示すと共に、レジスト液の塗布動作に係る主たる構成要素を示す図である。
基板処理装置1は、本体2と制御系6とに大別され、液晶表示装置の画面パネルを製造するための角形ガラス基板を被処理基板(以下、単に「基板」と称する)90としており、基板90の表面に形成された電極層などを選択的にエッチングするプロセスにおいて、基板90の表面に処理液としてのレジスト液を塗布する塗布処理装置として構成されている。したがって、この実施の形態では、スリットノズル41はレジスト液を吐出するようになっている。なお、基板処理装置1は、液晶表示装置用のガラス基板だけでなく、一般に、フラットパネルディスプレイ用の種々の基板に処理液(薬液)を塗布する装置として変形利用することもできる。
本体2は、基板90を載置して保持するための保持台として機能するとともに、付属する各機構の基台としても機能するステージ3を備える。ステージ3は直方体形状を有する例えば一体の石製であり、その上面(保持面30)および側面は平坦面に加工されている。
ステージ3の上面は水平面とされており、基板90の保持面30となっている。保持面30には図示しない多数の真空吸着口が分布して形成されており、基板処理装置1において基板90を処理する間、基板90を吸着することにより、基板90を所定の水平位置に保持する。また、保持面30には、図示しない駆動手段によって上下に昇降自在な複数のリフトピンLPが、適宜の間隔をおいて設けられている。リフトピンLPは、基板90を取り除く際に基板90を押し上げるために用いられる。
保持面30のうち基板90の保持エリア(基板90が保持される領域)を挟んだ両端部には、略水平方向に平行に伸びる一対の走行レール31が固設される。走行レール31は、架橋構造4の両端部の最下方に固設される図示しない支持ブロックとともに、架橋構造4の移動を案内し(移動方向を所定の方向に規定する)、架橋構造4を保持面30の上方に支持するリニアガイドを構成する。
ステージ3の上方には、このステージ3の両側部分から略水平に掛け渡された架橋構造4が設けられている。架橋構造4は、例えばカーボンファイバ補強樹脂を骨材とするノズル支持部40と、その両端を支持する昇降機構43,44とから主に構成される。
ノズル支持部40には、スリットノズル41とギャップセンサ42とが取り付けられている。
図1においてY軸方向に長手方向を有するスリットノズル41には、図1においては図示しない、スリットノズル41へレジスト液を供給する配管やレジスト用ポンプなどを含む供給機構9(図2)が接続されている。基板90の表面を走査しつつ、レジスト用ポンプにより供給されたレジスト液を、基板90の表面の所定の領域(以下、「レジスト塗布領域」と称する。)に吐出することにより、スリットノズル41は基板90にレジスト液を塗布する。ここで、レジスト塗布領域とは、基板90の表面のうちでレジスト液を塗布しようとする領域であって、通常、基板90の全面積から、端縁に沿った所定幅の領域を除いた領域である。スリットノズル41と供給機構9とについての詳細は、後述する。
ギャップセンサ42は、スリットノズル41の近傍となるよう、ノズル支持部40に取り付けられ、下方の存在物(例えば、基板90の表面や、レジスト膜の表面)との間の高低差(ギャップ)を測定して、測定結果を制御系6に伝達する。これにより、制御系6はギャップセンサ42の測定結果に基づいて、上記存在物とスリットノズル41との距離を制御できる。
昇降機構43,44は、スリットノズル41の両側に分かれて、ノズル支持部40によりスリットノズル41と連結されている。昇降機構43,44は主にACサーボモータ43a,44aおよび図示しないボールネジからなり、制御系6からの制御信号に基づいて、架橋構造4の昇降駆動力を生成する。これにより、昇降機構43,44は、スリットノズル41を並進的に昇降させる。また、昇降機構43,44は、スリットノズル41のYZ平面内での姿勢を調整するためにも用いられる。
架橋構造4の両端部には、ステージ3の両側の縁側に沿って、それぞれ固定子(ステータ)50aと移動子50bおよび固定子51aと移動子51bを備える一対のACコアレスリニアモータ(以下、単に、「リニアモータ」と略する。)50,51が、それぞれ固設される。また、架橋構造4の両端部には、それぞれスケール部と検出子とを備えたリニアエンコーダ52,53が、それぞれ固設される。リニアエンコーダ52,53は、リニアモータ50,51の位置を検出する。これらリニアモータ50,51とリニアエンコーダ52,53とが主として、架橋構造4が走行レール31に案内されつつステージ3上を移動するための走行機構5を構成する。すなわち、走行機構5は、架橋構造を基板90の表面に沿った略水平方向に移動させる移動手段として作用する。リニアエンコーダ52,53からの検出結果に基づいて、制御系6がリニアモータ50の動作を制御することにより、ステージ3上における架橋構造4の移動、つまりはスリットノズル41による基板90の走査が制御される。
本体2の保持面30において、保持エリアの(−X)方向側には、開口32が設けられている。開口32はスリットノズル41と同じくY軸方向に長手方向を有し、かつ該長手方向長さはスリットノズル41の長手方向長さとほぼ同じである。また、開口32の下方の本体2の内部には、待機ポットPTと、ノズル洗浄機構7と、プリ塗布機構13とが設けられている。これらはいずれも、基板90へのレジスト液の塗布に先立って行われる、レジスト液供給処理、エアー抜き処理、あるいはプリディスペンス処理などの予備処理に際し用いられる。
待機ポットPTは、スリットノズル41が走査処理を行わずに待機する際の待機場所として設けられている。待機ポットPTは、後述するレジスト液の充填動作等において、スリットノズル41から滴下するレジスト液等の受け皿の役割をなしており、滞留物を適宜に廃棄・回収できるようにされている。スリットノズル41は、所定の走査指示がなされるまでは、待機ポットPTの直上まで下降した状態で待機している。以降、スリットノズル41が待機ポットPT直上にある場合を、スリットノズル41が「待機位置にある」等と称することとする。なお、スリットノズルにレジスト液を供給する処理も待機位置で行われる。
ノズル洗浄機構7は、スリットノズル41が待機位置にある際に、駆動機構71によってスリットノズル41の長手方向(図2においては紙面垂直方向)に沿って移動可能に設けられている。スリットノズル41の形状に合わせて中央に略V字形状の切り欠きを備えるスクレーパ72によって、スリットノズル41に付着したレジスト液を掻き取るとともに、図示しない溶剤供給機構によって供給される所定の溶剤によりスリットノズル41の下端のスリット41bの近傍を洗浄する。
プリ塗布機構13は、スリット41bの部分に付着したレジスト液を除去するために、本塗布に先立って少量のレジスト液を塗布するプリ塗布を行うための機構である。プリ塗布は、基板等への実際の塗布処理(以降、「本塗布処理」と称する)の直前に行われる。プリ塗布の際、プリ塗布機構13は、スリットノズル41が該プリ塗布機構13の直上位置(以下、「プリ塗布位置」と称する)にある状態で、断面が正多角形(図2においては正八角形)をなす多角柱状のディスペンスロール14を、駆動機構15により該正多角形の中心14aを回動軸として回動させつつ、この回動動作に同期して、該正多角形の各辺に相当する被塗布面14sに対しスリットノズル41からレジスト液を少量吐出させる。これは、該被塗布面14sをスリットノズル41にて相対的に走査しつつレジスト液を被塗布面に塗布する処理に相当する。本塗布処理の直前にプリ塗布を行うことにより、スリットノズル41に付着したレジスト液は効率よく取り除かれるので、本塗布処理において、スリットノズル41に付着したレジスト液に起因した膜厚の不均一(畝状の盛り上がりなど)を防止することができる。
被塗布面14sに塗布されたレジスト液は、プリ塗布が終了して、本塗布処理が行われている間に、被塗布面14sより硬度の低い材質、具体的には樹脂またはゴム等により形成されたディスペンスロールスクレーパ16によって掻き取られる。被塗布面14sはさらに、所定の溶剤で満たされたディスペンスポット17にて洗浄される。
制御系6は、プログラムに従って各種データを処理する演算部60、プログラムや各種データを保存する記憶部61を内部に備える。また、前面には、オペレータが基板処理装置1に対して必要な指示を入力するための操作部62、および各種データを表示する表示部63を備える。
制御系6は、図1においては図示しないケーブルにより本体2に付属する各機構と電気的に接続されている。制御系6は、操作部62からの入力信号や、ギャップセンサ42およびその他の図示しない各種センサなどからの信号に基づいて、昇降機構43,44による昇降動作、走行機構5による走行動作、供給機構9によるレジスト液の供給動作、さらには後述するノズル洗浄機構7およびプリ塗布機構13に付随する各駆動機構、各回動機構および各バルブ等の動作を制御する。
なお、具体的には、データを一時的に記憶するRAM、読み取り専用のROM、および磁気ディスク装置などが記憶部61に該当する。あるいは、可搬性の光磁気ディスクやメモリーカードなどの記憶媒体、およびそれらの読み取り装置などであってもよい。また、操作部62には、ボタンおよびスイッチ類(キーボードやマウスなどを含む。)などが該当する。もしくは、タッチパネルディスプレイのように表示部63の機能を兼ね備えたものであってもよい。表示部63には、液晶ディスプレイや各種ランプなどが該当する。
<スリットノズルおよび供給機構>
図3は、スリットノズル41と該スリットノズル41にレジスト液を供給するための供給機構9とを模式的に示す図である。図3において、スリットノズル41は、その長手方向に平行な断面図として示している。また、図4は、スリットノズル41の図3におけるA−A’断面(図1のZX面と平行な面)を示す図である。
図4に示すように、スリットノズル41の下側略半分は、長手方向に垂直な面内における断面が下方に向けて細くなった略V字型の外観形状をなしている。図3および図4に示すように、スリットノズル41の内部には、長手方向の両側端部間にわたって、かつ断面中央部の上寄りに、基板に塗布するためのレジスト液を一時的に貯留するマニホールド45(図4においては斜線にて断面を示す)が設けられている。さらに、スリットノズル41の内部には、マニホールド45の上端部からスリットノズル41の上端部にまで達するエアー抜き穴47が設けられている。エアー抜き穴47は、マニホールド45からエアーおよび(主としてエアーが混入した)レジスト液を排出する排出口として作用するものである。エアー抜き穴47は、供給口46a、46bとエアー抜き穴47とのスリットノズル41の長手方向における距離の最小値が、最大となる位置に設けられるのが好ましい。具体的には、供給口46a、46bのいずれからもできるだけ遠い位置に設けられるのが好ましい。本実施の形態においては、スリットノズル41の長手方向の中央部に設けられる。
また、マニホールド45の両側端部には、レジスト液をマニホールド45に供給するための供給口46a、46bが設けられている。さらに、マニホールド45の最下部と、略V字型の頂点部分に相当するスリットノズル41の先端(最下端)との間には、一定間隔のギャップ41aが、同じくスリットノズル41の両側端部間にわたって設けられている。ギャップ41aの間隔は、好ましくは50μm〜250μm程度である。ギャップ41aの最下端が、レジスト液を吐出するためのスリット41bとなっている。マニホールド45に供給されたレジスト液が次述する供給機構9の作用によって所定の吐出圧を与えられると、ギャップ41aを経てスリット41bから吐出されて基板90に塗布される。
マニホールド45は、図4に示すように、A−A’断面においてエアー抜き穴47側からギャップ41a側に向けて傾斜を有するように設けられている。また、図3に示すように、エアー抜き穴47は、そのマニホールド45側の端部47aが供給口46a、46bよりも高い位置となるように設けられている。すなわち、マニホールド45は、長手方向において、その上面45aが、エアー抜き穴47の端部47aと供給口46aおよび46bとの間で傾斜を有するように形成されている。一方で、マニホールド45の下面45bはスリットノズル41の上下側端と略平行を保つよう形成されていることから、マニホールド45は、長手方向において、供給口46a、46b側から中央部側へ向かうにつれて上下面間の間隔hがだんだんと大きくなるように設けられていることになる。あるいは、断面積がだんだんと大きくなるように設けられているともいえる。
供給機構9は、図3に示すように、レジスト液Rを貯留するレジスト液供給源91と、レジスト液供給源91からスリットノズル41へとレジスト液Rを供給するためのレジスト液供給経路L1と、スリットノズル41内のレジスト液に混入しているエアーを除去するためのエアー抜き経路L2とを主として備える。エアー抜き経路L2は、エアーおよび(主としてエアーが混入している)レジスト液を排出する排出経路として作用する。
レジスト液供給経路L1には、レジスト液供給源91側から順に、バルブV2と、供給ポンプ92と、バルブV3と、圧力計93とが、所定の配管によって接続されて備わっている。レジスト液供給源91に貯留されたレジスト液Rは、圧縮空気(圧空)によって加圧供給される。あるいは、供給ポンプ92によって、レジスト液供給源91に貯留されたレジスト液Rが汲み上げられて定量送液される。圧力計93は、レジスト液の供給圧力をモニターするために備わる。
また、レジスト液供給経路L1は、圧力計93とスリットノズル41との間で2方に分岐しており、分岐供給経路L1aおよびL1bはそれぞれ、スリットノズル41の長手方向の両側端部にて、供給口46a、46bとそれぞれ接続している。すなわち、本実施の形態に係るスリットノズル41は、長手方向の側端部側からレジスト液を供給される態様となっている。また、分岐供給経路L1aおよびL1bにはそれぞれ、バルブV4およびバルブV5が備わっている。
なお、バルブV2〜V5はいずれも制御系6によって開閉操作が制御される電磁バルブである。
また、エアー抜き経路L2は、スリットノズル41の上面側に備わるエアー抜き穴47に所定の配管が接続されてなる。エアー抜き経路L2の途中には、エアー抜きバルブV1が備わっている。エアー抜きバルブV1も制御系6によって開閉操作が制御される電磁バルブである。また、スリットノズル41とエアー抜きバルブV1との間のセンシング部94が設けられている。図5は、センシング部94について説明する図である。図5(a)に示すように、センシング部94においては、エアー抜き穴47からの配管96が曲折部分が上端部となるようにU字型に曲折されてなり、その直上にエアーセンサ95が設けられている。好ましくは、エアー抜き経路L2の、スリットノズル41からセンシング部94に至るまでの間では、配管96の頂点部分(U字型の底部部分)96aが最も高い位置に位置するように、配管96は設けられる。センシング部94は、エアー抜き経路L2を構成する配管96がレジスト液で満たされたか否か、あるいは、エアーが混入していないか(エアー噛みの有無)を判定する処理を担う。エアーセンサ95は、いわゆる光学的センサであり、光ビームを発し、これに対する反射ビームを受光して、その光強度を制御系6に対し与えるものである。そのため、配管96の頂点部分96aは光学的に透明に、該頂点部分96aと対向する部分96bは光ビームを反射するように設けられている。センシング部94を用いた処理については後述する。
エアー抜きバルブV1より先は、図示しないドレインに接続されている。後述するように、マニホールド45に供給されたレジスト液の内部に混入していたエアーや、あるいはエアーを含んだままのレジスト液が、エアー抜き経路L2から排出されることになる。
<レジスト液の充填>
次に、スリットノズル41に対するレジスト液の充填について説明する。図6は、レジスト液を供給中のスリットノズル41の長手方向に平行な断面の模式図であり、図7は、その際の図3のA−A’断面における模式図である。図8は、レジスト液中に気泡が混入している場合のスリットノズル41の長手方向に平行な断面の模式図であり、図9は、その際の図3のA−A’断面における模式図である。
レジスト液が全く未充填のスリットノズル41にレジスト液を供給する場合、まず、スリットノズル41を待機位置に位置させる。そして、スリットノズル41の両端のバルブV4,V5ならびにエアー抜きバルブV1を全て「開」にした状態で、供給ポンプ92による定量送液もしくはレジスト液供給源91からの加圧供給によりレジスト液の供給を行う。これにより、レジスト液供給経路L1および分岐供給経路L1aおよびL1bを経たレジスト液が、スリットノズル41の長手方向側端部にある供給口46aおよび46bから、スリットノズル41の内部、マニホールド45へと連続的に注入されていくことになる。
なお、既述のように、スリットノズル41においては、マニホールド45の下方にギャップ41a(図6においては斜線で示す)が形成されている。そのため、マニホールド45へと流入したレジスト液は、該ギャップ41aへと流入するが、ギャップ41aの間隙が50〜250μm程度と狭く、かつレジスト液の粘度が比較的高いことから、ギャップ41aにおけるレジスト液の流動性は、マニホールド45の内部における流動性よりも十分に低く保たれる。従って、マニホールド45に流入したレジスト液は、ごく少量はスリットノズル41の下端のスリット41bから流出し、待機ポットPTへと滴下したりスリット41bの近傍に付着したりするものの、ギャップ41aがほぼ満たされた際には、図6の矢印AR2や図7の矢印AR3に示すようにレジスト液(図6および図7で塗りつぶした部分)の液面は上昇し、マニホールド45、エアー抜き穴47、さらにはエアー抜き経路L2(図3)を順次に満たしていくことになる。
換言すれば、レジスト液を充填する際、マニホールド45においては、主として、両側端部に設けられた供給口46aおよび46b側から、中央上端部に設けられたエアー抜き穴47へと向けて、レジスト液が流動することになる。このレジスト液の流入に伴って、マニホールド45内部のエアーは、エアー抜き穴47さらにはエアー抜き経路L2を経て排気されることになる。また、このようにレジスト液がスリットノズル41の両側端部から中央部にかけて、つまりはマニホールド45全体において流動することから、マニホールド45において、充填に際してレジスト液が滞留する箇所が生じることはない。図8や図9に示すように、たとえマニホールド45にエアーが気泡BL4、BL5となって混入している場合でも、これら気泡BL4、BL5も滞留することなくレジストの流れに乗って矢印AR4や矢印AR5のように、順次に排出されるようになる。あるいは、エアー抜き穴47が、マニホールド45の上方に設けられていることで、気泡BL4、BL5そのものがスリットノズル41の外へと抜けやすいようになっている。すなわち、本実施の形態に係る基板処理装置1においては、スリットノズル41から短時間で確実に気泡を除去することが出来る。
マニホールド45にレジスト液が充填されたか否か、つまりは、マニホールド45のエアーがレジスト液で置換されたか否かの判定は、エアーセンサ95および制御系6の作用によって実現される。図5(a)に示すように配管96の内部に全くレジスト液が存在しない場合、エアーセンサ95は、発した入射ビームBM1に対応して、所定の光強度の反射ビームBM2を受光する。一方、図5(b)のように配管96の内部にレジスト液が存在する場合、レジスト液によって光が散乱を受けることにより、エアーセンサ95で受光される反射ビームBM2の光強度は減少するので、図5(a)の場合と同じ光強度の入射ビームBM1が与えられても、反射は生じずエアーセンサ95は反射ビームBM2を受光できないか、あるいは、図5(a)の場合に比して十分に小さい光強度の反射ビームBM2しか受光しないことになる。このように、配管96の内部におけるレジスト液の充填度の変化とエアーセンサ95が受光した反射ビームBM2の光強度の変化には相関がある。制御系6においては、エアーセンサ95から送られた光強度を示す信号に基づいて、レジスト液の充填度、別の見方をすれば、エアーの混入度(もしくは存在度)を判定する。具体的には、ある光強度をしきい値として、受光した光強度がそれよりも小さな場合に、センシング部94がレジスト液で満たされた、つまりは、マニホールドにレジスト液が充填された、と判定する、などの態様が考えられる。
このように、単純な構成によって、スリットノズルに処理液が充填されているか否か、あるいはレジスト液にエアーが混入しているか否かを、塗布処理に先立つレジスト液の充填時のみならず、塗布処理動作中であっても、確実に判断することができる。
センシング部94において、配管96が十分にレジスト液にて満たされたと判断されると、レジスト液の充填は終了することになる。すなわち、レジスト液供給源91からのレジスト液の供給が停止され、エアー抜きバルブV1が「閉」状態とされる。
なお、マニホールド45、さらには配管96の内部がひとたびレジスト液で満たされた後に、気泡を含むレジスト液が流入することは十分に起こりうる。しかしながら、本実施の形態においては、スリットノズル41のマニホールド45の上面45aが上述のような傾斜を有していることから、混入した気泡は、レジスト液の流動がなくとも比較的容易にエアー抜き穴47の方に移動することになる。その結果、図5(c)に矢印AR1にて示すように、レジスト液中の気泡BL1がU字型に曲折させて設けられた配管96の頂点部分(U字型の底部部分)近傍にまで達することによって、エアー溜まりP1が形成されることがある。エアー溜まりP1がある状態では、反射ビームBM2の光強度は、レジスト液が完全に充填された状態よりも大きくなることから、光強度の変動を監視することで、こうしたエアー溜まりP1の形成の有無を判定することができる。例えば、いったんレジスト充填動作を終了してから所定時間だけ光強度の変動を監視し、光強度が当該しきい値以下でほぼ一定であれば、マニホールド45にはエアーは混入しておらず、エアー溜まりP1も形成されていないと判断する、等の態様をとることが考えられる。その際、必要であれば、十分にエアーを除去すべく、いったん終了した充填動作を繰り返してもよい。この充填動作を、以下「エアー抜き動作」と称する。エアー抜き動作においては、エアー抜きバルブV1を再び「開」状態としたうえで、上記と同様にレジスト液供給源91からレジスト液を供給することになる。
<塗布動作>
次に、スリットノズル41によるレジスト液の塗布動作について概説する。まず、オペレータまたは図示しない搬送機構により、基板90がステージ3の所定位置に搬送され、保持面30に吸着保持される。
また、ノズル洗浄機構7によって、スリットノズル41の先端のスリット41bの近傍が洗浄される。ノズル洗浄機構7は、所定の洗浄処理を施した後、図示しない退避位置に退避する。
洗浄がなされると、走行機構5は、スリットノズル41を含む架橋構造4をプリ塗布位置に移動させる。そして、昇降機構43,44により、スリットノズル41の高さ方向の位置調節がなされる。その後、駆動機構15によるディスペンスロール14の回動に同期して、供給ポンプ92が所定時間だけ所定の圧力にてレジスト液に対し押圧することにより、ディスペンスロール14のある被塗布面へのレジスト液の塗布、つまりはプリ塗布処理がなされる。
プリ塗布処理を終えると、走行機構5が、架橋構造4を基板90上の本塗布処理を行う位置に移動させるとともに、昇降機構43,44が所定の高さにスリットノズル41の高さを調節する。なお、好ましくは、スリットノズル41の高さは、塗布処理に先立って、保持面30上に保持された基板上を架橋構造4に走査させ、ギャップセンサ42によって基板90の厚みを計測し、その結果に基づいて設定される。厚みの計測は、塗布処理を行う都度に実行しても良いし、同一形状であって、寸法精度が高い基板90を連続して処理するような場合であれば、最初の一枚について測定し、以降の基板90の処理においてはその結果を用いる態様でもよい。
これらの位置調整が完了次第、走行機構5が架橋構造4を所定の速さで移動させつつ、供給ポンプ92によって所定圧力にてレジスト液を押圧することにより、基板90へのレジスト液の塗布、つまりは本塗布処理がなされる。
本塗布処理が終了すると、走行機構5が架橋構造4を移動させることにより、スリットノズル41は待機位置に復帰する。
例えば、特許文献3に記載されているような、スリットノズルの中央部の1ヶ所からレジスト液を供給する場合であれば、マニホールドにおけるレジストの流動性、換言すれば、供給口のある中央部と、端部とにおいて、レジスト液の置換性に差異が生じる。そのため、中央部から吐出されるレジスト液の粘度と、端部から吐出されるレジスト液の粘度とに差異が生じ、これに起因する放射状のムラが発生しうる。これに対し、本実施の形態に係るスリットノズル41では、レジスト液をスリットノズル41の両側端部に備わる供給口46aおよび46bから供給しつつ塗布処理を行うので、マニホールド45においてレジスト流量(もしくは動圧分布)は均一化される。すなわち、供給ポンプ92からの押圧に対するレジスト液の応答に、局所的な差異が生じることはない。よって、均一な塗布膜を形成することができる。これは、使用出来るレジストの種類や粘度の選択の幅も広いことも意味している。
また、プリ塗布処理や本塗布処理の間も、レジスト液にエアーが気泡として混入することは起こりうるが、この場合も、上述したように、混入した気泡はエアー抜き穴47の方に向けて抜けていくことになる。その結果、上述のようなエアー溜まりP1が塗布処理中に形成されることもある。しかしながら、気泡の混入の程度によっては、全ての気泡がエアー抜き穴47へ向かうとは限らず、塗布処理中にギャップ41aから外部に出ていってしまうことも起こりうる。これは、塗布膜の均一性を乱すことになり好ましくない。よって、これを避けるべく、センシング部94においてエアーセンサ95が常に反射ビームBM2の光強度をモニターすることにより、所定のしきい値を越えて光強度が変動した場合に、塗布処理を中断し、再度のエアー抜き動作を行う態様をとってもよい。その際、ディスペンスロール14上でプリ塗布処理を行いつつエアー抜き動作を行うようにすると、スリット41b近傍をレジスト液にて汚染することなくエアー抜き動作を行えるので、次後の本塗布処理を速やかに再開することができる。
以上、説明したように、本実施の形態に係る基板処理装置1においては、スリットノズル41が、両側端部にレジスト液の供給口46a、46bを備えるとともに、該供給口46a、46bよりも高い位置にマニホールド45側の端部47aが位置するように、エアー抜き穴47が設けられている。すなわち、スリットノズル41においては、マニホールド45が、長手方向において、その上面45aが、エアー抜き穴47の端部47aと供給口46aおよび46bとの間で傾斜を有するように形成されているので、充填されたレジスト液にエアー等による気泡が混入している場合であっても、該気泡はエアー抜き穴47からスリットノズル41の外へと容易に導かれて排出される。従って、スリットノズル41を反転する機構を備えずとも、確実にエアーを除去することができる。また、スリットノズル41へのレジスト液の充填時において、供給口46aおよび46b側から、エアー抜き穴47へと向けて、つまりはマニホールド45の全体においてレジスト液は流動するので、マニホールド45においてレジスト液が滞留する箇所が生じることはなく、レジスト液充填時のエアー抜きを短時間で確実に行うことができるとともに、塗布処理時においてはマニホールド45においてレジスト流量(もしくは動圧分布)が均一化されるので、レジスト液の粘度に局所的な差異を生じさせることなく均一な塗布膜を形成することができる。
<第2の実施の形態>
次に、第1の実施の形態に係る基板処理装置1が、スリットノズル41の洗浄を行う構成要素を付加的に具備する態様について、第2の実施の形態として説明する。以降の説明においては、第1の実施の形態に係る基板処理装置1の構成要素と同一のものは、同一の符号を付してその説明を省略する。図10は、第2の実施の形態に係るスリットノズル41と供給機構9とを模式的に示す図である。
図10に示された供給機構9は、図3に示されたものとほぼ共通するが、マニホールド45やギャップ41aを洗浄するための所定の洗浄液Wが貯留された洗浄液供給源97と、該洗浄液供給源97からの洗浄液の供給と、レジスト液供給源91からのレジスト液の供給を選択的に切替可能な切替バルブV6とを備える点で相違している。本実施の形態に係る基板処理装置1は、切替バルブV6を適宜に切り替えることによって、レジスト液Rを供給する通常の塗布処理動作と、洗浄液Wを供給する洗浄動作とを選択的に実行することができる。塗布処理動作については、第1の実施の形態と同様であるので、その説明は省略し、以下、洗浄動作について説明する。
第1の実施の形態にて説明したように、塗布処理動作が終了すると、スリットノズル41は、待機位置へと復帰する。なお、洗浄を行うための洗浄位置が規定され、洗浄液Wをうける専用のポットが該洗浄位置に備わっている態様であってもよい。洗浄動作を行う際は、この時点で切替バルブV6が洗浄液Wを供給するように切り替えられる。その後、供給ポンプ92を作動させると、洗浄液供給源97から洗浄液Wが汲み上げられて、レジスト液供給経路L1を通って供給口46a,46bからマニホールド45へと供給されることになる。これにより、レジスト液供給経路L1、マニホールド45、およびギャップ41aに残存するレジスト液Rが洗浄液Wに押し出され、スリットノズル41の外部へと排出される。
洗浄液Wには通常、レジスト液Rよりも粘度が低い溶剤等を用いるので、レジスト液の場合よりもさらに流動性が高いことから、洗浄液Wは、ギャップ41aにも容易に侵入しし、スリットノズル41の内部全体に容易に行き渡ることになる。例えば、特許文献3に記載されているような、スリットノズルの中央部の1ヶ所にのみ供給口を有する場合は、粘度の低い洗浄液が中央部の供給口から供給されても端部にまで十分に行き渡らないので、多量の洗浄液を用いたとしても、確実に洗浄を行うことができるとは限らないが、本実施の形態の場合は、上記のような態様を取ることによって、より少ない洗浄液で、スリットノズル41の内部を確実に洗浄することができる。
<第3の実施の形態>
マニホールドにおけるレジスト液の流動性を高めることや、エアーが抜けやすくすることを目的とする上では、上述の実施の形態のようにレジスト液をスリットノズルの「両端」から供給することは必須の態様ではない。上述の実施の形態とは構造のスリットノズルについて説明する。図11は、係るスリットノズル141と、これに対応して構成される供給機構190とを模式的に示す図である。なお、本実施の形態において、基板処理装置の他の各部の構成要素は上述の実施の形態と同じであるので、図示および説明は省略する。
スリットノズル141は、長手方向の片側端部にのみレジスト液の供給口146を有し、他端の上方にはエアー抜き穴147を有し、かつ、該エアー抜き穴147のマニホールド145側の端部147aが供給口146よりも高い位置にあるように、すなわち、上面145aが長手方向において傾斜を有するようにマニホールド145が形成されてなるスリットノズルである。供給機構190は、レジスト液供給経路L1が分岐することなく供給口146に接続され、エアー抜き穴147にエアー抜き経路L2が接続されてなる点で上述の実施の形態と相違するが、各経路に設けられた構成要素の作用については同一であるので、同一の符号を付してその説明は省略する。
本実施の形態に係るスリットノズル141においても、レジスト液の充填動作に際しては、スリットノズル41の一方端にある供給口146から他方端にあるエアー抜き穴147まで、つまりはマニホールド145の全体においてレジスト液が流動するので、マニホールド145においてレジスト液が滞留する箇所が生じることはなく、エアー抜きを短時間で確実に行うことができる。また、マニホールド145の上面145aが、エアー抜き穴147の端部47aと供給口146との間で傾斜を有するように形成されているので、充填されたレジスト液にエアー等による気泡が混入している場合であっても、エアー抜き穴147からスリットノズル141の外へと容易に導かれて排出される。
<変形例>
第1の実施の形態のように、本塗布処理に際して、スリットノズル41両側端部からレジスト液を供給する場合、レジスト液の種類や吐出条件等によっては、スリットノズル41の中央部でそれぞの供給口46a、46bから供給されたレジスト液がぶつかり合うことに起因して、基板90に形成された塗布膜に、スジ状のムラが発生する場合がある。よって、これを回避するために、1回目の塗布ではバルブV4のみ開放して供給口46a側からのみレジスト液を供給し、次回の塗布ではバルブV5のみ開放して供給口46b側からのみレジスト液を供給するなどして、本塗布処理動作のたびに使用する供給口を切り替える態様を取ってもよい。この場合であっても、マニホールド45において、レジスト液が局所的に滞留することはなく、むしろ、レジスト液の流動方向が頻繁に入れ替わることになるので、マニホールド内部におけるレジスト液の粘度がより均一化されるという効果が得られる。また、この場合であっても、レジスト液に混入したエアー等による気泡は、エアー抜き穴47からエアー抜き経路L2へと導かれる。
あるいは、本塗布処理時は供給口46a側のみからレジストを流入させて、ディスペンスロール14におけるプリ塗布処理時や、その他の吐出に際しては、供給口46b側からレジスト液を流入させるという態様をとってもよい。
ただし、この様な態様をとる場合であっても、エアー抜き動作には、バルブV4、V5ともに開放してレジスト液を供給する。
第2の実施の形態においては、洗浄液供給源がレジスト液供給源と別個に設けられ、両者からの供給を切替バルブにおいて切り替える態様にて、洗浄動作と通常の塗布処理動作とを切り替えることにしているが、これに代わり、洗浄動作に際しては、レジスト液供給源91の内容物そのものをレジスト液から洗浄液に置換し、レジスト液供給源91から洗浄液を供給することによって洗浄処理を行う態様であってもよい。
上述の実施の形態においては、マニホールドの上面が直線的な傾斜を有する場合を例に説明しているが、マニホールドの形状はこれに限定されるものではない。図12は、スリットノズル、特にマニホールドの形状の変形例を示す図である。例えば、図12(a)、(b)に示すスリットノズル241あるいは341のように、マニホールド245あるいは345の上面245aあるいは345aが曲面状の傾斜を有していてもよいし、図12(c)に示すスリットノズル441に備わるマニホールド445のように、上面445aの傾斜が途中で変化する態様であってもよい。これらの形状を有するスリットノズルを用いる場合であっても、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
レジスト液の充填状態あるいはエアーの混入状態は、上述の実施の形態と異なる態様によって判定してもよい。例えば、図13に示すように、光ビームの照射部95aと受光部95bとによって配管96を挟むようにエアーセンサ95を設け、さらには配管96が頂点部分96aと対向する部分96bとのいずれにおいても光学的に透明に設け、照射部95aから光ビームBM11を照射した場合に透過光として受光部95bにおいて受光される光ビームBM12の光強度の度合によって、判定する態様であってもよい。この場合であっても、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
第1の実施の形態に係る基板処理装置1の概略を示す斜視図である。 基板処理装置1の本体2の側断面と、レジスト液の塗布動作に係る主たる構成要素を示す図である。 スリットノズル41と該スリットノズル41にレジスト液を供給するための供給機構9とを模式的に示す図である。 スリットノズル41のA−A’断面(図3)を示す図である。 センシング部94について説明する図である。 レジスト液を供給中のスリットノズル41の長手方向に平行な断面の模式図である。 レジスト液を供給中のスリットノズル41のA−A’断面(図3)の模式図である。 レジスト液中に気泡が混入している場合のスリットノズル41の長手方向に平行な断面の模式図である。 レジスト液に気泡が混入している場合のスリットノズル41のA−A’断面(図3)の模式図である。 第2の実施の形態に係るスリットノズル41と供給機構9とを模式的に示す図である。 第3の実施の形態に係るスリットノズル141と供給機構190とを模式的に示す図である。 マニホールドの形状の変形例を示す図である。 充填度および気体混入度の検知の変形例を示す図である。
符号の説明
1 基板処理装置
3 ステージ
4 架橋構造
7 ノズル洗浄機構
9,190 (レジスト液の)供給機構
13 プリ塗布機構
14 ディスペンスロール
14s 被塗布面
15 (ディスペンスロールの)駆動機構
16 ディスペンスロールスクレーパ
17 ディスペンスポット
30 保持面
31 走行レール
32 開口
40 ノズル支持部
41,141,241,341,441 スリットノズル
41a ギャップ
41b スリット
42 ギャップセンサ
43,44 昇降機構
45,145,245,345,445 マニホールド
45a,145a,245,345,445 (マニホールドの)上面
45b (マニホールドの)下面
46a,46b,146 (レジスト液の)供給口
47,147 エアー抜き穴
46a,46b (レジスト液の)供給口
50,51 リニアモータ
71 (ノズル洗浄機構の)駆動機構
72 スクレーパ
90 基板
91 レジスト液供給源
92 供給ポンプ
94 センシング部
95 エアーセンサ
96 配管
97 洗浄液供給源
BL1,BL4、BL5 気泡
BM1 入射ビーム
BM2 反射ビーム
L1 レジスト液供給経路
L2 エアー抜き経路
PT 待機ポット
V1 エアー抜きバルブ
V6 切替バルブ
W 洗浄液

Claims (22)

  1. 基板を保持する保持台と、
    所定の処理液を吐出するスリットノズルと、
    前記スリットノズルを前記基板の表面に沿った略水平方向に移動させる移動手段と、
    前記スリットノズルに所定の処理液供給源から前記所定の処理液を供給する処理液供給手段と、
    を備え、
    前記スリットノズルを前記略水平方向に移動させることによって前記スリットノズルに前記基板の表面を走査させつつ、前記スリットノズルの内部に充填された前記所定の処理液を吐出させることにより、前記所定の処理液を基板に塗布する基板処理装置であって、
    前記スリットノズルにおいては、
    前記処理液供給手段が接続され、前記所定の処理液を前記スリットノズルのマニホールドへと供給する供給口が、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの少なくとも一方の側端部に設けられており、
    前記スリットノズル内部に存在する気体および気体が混入した前記処理液を前記スリットノズルの外部へと排出する排出口が、前記マニホールドの上端部に設けられており、
    前記排出口が前記供給口よりも高い位置に設けられている、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記供給口が、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの第1の側端部に設けられており、
    前記排出口は、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの第2の側端部に設けられる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記少なくとも1つの供給口が前記マニホールドの長手方向の両側端部にそれぞれ設けられた第1と第2の供給口である、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項3に記載の基板処理装置であって、
    前記排出口は、前記第1と第2の供給口を結ぶ区間の略中央位置に設けられる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記マニホールドの上面が前記供給口から前記排出口へ向けて傾斜している、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記マニホールドの下面から上面までの高さが前記供給口側から前記排出口側へ向かうほど大きくなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記マニホールドの断面積が前記供給口側から前記排出口側へ向かうほど大きくなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記排出口に接続された排出経路と、
    前記排出経路の途中に配置され、前記排出経路内の処理液の充填状態を検知する検知手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項8に記載の基板処理装置であって、
    前記スリットノズルに対する前記所定の処理液の充填度を判定する判定手段、
    をさらに備え、
    前記排出経路は、光学的に透明であってU字型に曲折された曲折部分を有し、前記曲折部分が上側に向けてられてなり、
    前記検知手段は、前記曲折部分の近傍に配置され、前記曲折部分の所定位置に対し第1の光ビームを発するとともに、前記第1の光ビームの照射に伴って前記所定位置から得られる第2の光ビームを受光するものであり、
    前記判定手段は、
    前記検知手段によって受光される前記第2の光ビームの光強度の変動に基づいて前記充填度を判定する、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記排出口に接続された排出経路と、
    前記排出経路の途中に配置され、前記排出経路内の処理液の気体混入状態を検知する検知手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項10に記載の基板処理装置であって、
    前記スリットノズルに対する前記所定の処理液への気体の混入を判定する判定手段、
    をさらに備え、
    前記排出経路は、光学的に透明であってU字型に曲折された曲折部分を有し、前記曲折部分が上側に向けてられてなり、
    前記検知手段は、前記曲折部分の近傍に配置され、前記曲折部分の所定位置に対し第1の光ビームを発するとともに、前記第1の光ビームの照射に伴って前記所定位置から得られる第2の光ビームを受光するものであり、
    前記判定手段は、
    前記検知手段によって受光される前記第2の光ビームの光強度の変動に基づいて、前記気体の混入を判定する、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  12. 請求項3ないし請求項11のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記処理液供給手段は、前記所定の処理液と、所定の洗浄液供給源から取得される前記スリットノズルの内部を洗浄する洗浄液とを選択的に供給可能である、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  13. 請求項3ないし請求項11のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記処理液供給手段は、前記所定の処理液を前記スリットノズルの内部を洗浄する洗浄液にて置換したうえで、前記洗浄液を供給可能である、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  14. 所定の移動手段によって移動させられることにより被処理体の表面を走査しつつ、所定の処理液供給手段によって供給される所定の処理液を吐出することによって、前記被処理体に前記所定の処理液を付与するスリットノズルであって、
    前記処理液供給手段が接続され、前記所定の処理液を前記スリットノズルのマニホールドへと供給する供給口が、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの少なくとも一方の側端部に設けられており、
    前記スリットノズル内部に存在する気体および気体が混入した前記処理液を前記スリットノズルの外部へと排出する排出口が、前記マニホールドの上端部に設けられており、
    前記排出口が前記供給口よりも高い位置に設けられている、
    ことを特徴とするスリットノズル。
  15. 請求項14に記載のスリットノズルであって、
    前記供給口が、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの第1の側端部に設けられており、
    前記排出口は、前記マニホールドの長手方向の両側端部のうちの第2の側端部に設けられる、
    ことを特徴とするスリットノズル。
  16. 請求項14に記載のスリットノズルであって、
    前記少なくとも1つの供給口が前記マニホールドの長手方向の両側端部にそれぞれ設けられた第1と第2の供給口である、
    ことを特徴とするスリットノズル。
  17. 請求項16に記載のスリットノズルであって、
    前記排出口は、前記第1と第2の供給口を結ぶ区間の略中央位置に設けられる、
    ことを特徴とするスリットノズル。
  18. 請求項14ないし請求項17のいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記マニホールドの上面が前記供給口から前記排出口へ向けて傾斜している、
    ことを特徴とするスリットノズル。
  19. 請求項14ないし請求項17のいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記マニホールドの下面から上面までの高さが前記供給口側から前記排出口側へ向かうほど大きくなる、
    ことを特徴とするスリットノズル。
  20. 請求項14ないし請求項17のいずれかに記載のスリットノズルであって、
    前記マニホールドの断面積が前記供給口側から前記排出口側へ向かうほど大きくなる、
    ことを特徴とするスリットノズル。
  21. 所定の供給手段によって所定の液体が供給されることにより前記所定の液体が充填される被充填体、における前記所定の液体の充填度を判定するための構造であって、
    前記被充填体内部の気体および充填物を前記被充填体の外部へと排出する排出口と、
    前記排出口に接続され、光学的に透明であってU字型に曲折された曲折部分を有し、前記曲折部分が上側に向けてられてなる排出経路と、
    前記曲折部分の近傍に配置され、前記曲折部分の所定位置に対し第1の光ビームを発するとともに、前記第1の光ビームの照射に伴って前記所定位置から得られる第2の光ビームを受光する検知手段と、
    前記検知手段によって受光される前記第2の光ビームの光強度の変動に基づいて前記被充填体に対する前記所定の液体の充填度を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする被充填体における液体充填度判定構造。
  22. 所定の供給手段によって所定の液体が供給されることにより前記所定の液体が充填される被充填体、に充填された前記所定の液体に対する気体の混入度を判定するための構造であって、
    前記被充填体内部の気体および充填物を前記被充填体の外部へと排出する排出口と、
    前記排出口に接続され、光学的に透明であってU字型に曲折された曲折部分を有し、前記曲折部分が上側に向けてられてなる排出経路と、
    前記曲折部分の近傍に配置され、前記曲折部分の所定位置に対し第1の光ビームを発するとともに、前記第1の光ビームの照射に伴って前記所定位置から得られる第2の光ビームを受光する検知手段と、
    前記検知手段によって受光される前記第2の光ビームの光強度の変動に基づいて前記所定の液体に対する気体の混入度を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする被充填体における気体混入度判定構造。
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