JP2005142836A - 電子透かし埋め込みプログラム及び情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電子透かしの埋め込み処理時間を短縮することができ、さらに、同一動画像内に情報を埋め込む領域と埋め込まない領域とを持たせることのできる電子透かし埋め込みプログラム及び電子透かし埋め込み装置を提供する。
【解決手段】 ディジタル動画像の入力を受け付ける画像入力受付部211と、ディジタル動画像を表示する画像表示部213と、ディジタル動画像中の一部分を電子透かしの埋め込み領域として受け付ける領域指定受付部216と、電子透かしとして埋め込む情報を受け付ける埋め込み情報受付部219と、領域指定受付部216が受け付けた埋め込み領域の動き情報を検出し、埋め込み領域を追従させる動き検出部217と、埋め込み領域に、埋め込み情報受付部219が受け付けた情報を埋め込む透かし埋め込み部214とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 ディジタル動画像の入力を受け付ける画像入力受付部211と、ディジタル動画像を表示する画像表示部213と、ディジタル動画像中の一部分を電子透かしの埋め込み領域として受け付ける領域指定受付部216と、電子透かしとして埋め込む情報を受け付ける埋め込み情報受付部219と、領域指定受付部216が受け付けた埋め込み領域の動き情報を検出し、埋め込み領域を追従させる動き検出部217と、埋め込み領域に、埋め込み情報受付部219が受け付けた情報を埋め込む透かし埋め込み部214とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像に電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込みプログラム及び情報処理装置に関し、特に、ディジタル化された動画のコンテンツ情報にコピー制御情報や著作権情報などの情報を埋め込む技術に関するものである。
電子透かしは、動画像、音声、テキストデータ等に別のデータを埋め込む技術であり、従来から、データに関連する情報や注釈の埋め込みや不正な複製作成等の違法操作防止のための技術として応用されている。
電子透かしを埋め込む際、透かしを挿入したことによる劣化を知覚できない範囲で情報を埋め込む必要がある。人間の目は平坦部分等の低周波領域での変化には敏感であるが、エッジ部分等の高周波領域での変化には鈍感であるという特性がある。この特性を利用して、従来では、電子透かし検出の信頼性を確保しつつ、電子透かし画像に及ぼす影響を抑えるために、透かし埋め込みによる変換の目立ち難い部分に埋め込み強度を強く、目立ち易い部分に埋め込み強度を弱くする処理がなされている。
透かし埋め込みは、埋め込む画像サイズに比例して処理時間が必要であるが、コンテンツの切り出し等の編集が加えられた場合にも電子透かしの情報が検出できるように、電子透かしを画像全体に対して埋め込む処理が行われている。また、動画像は、さらに埋め込むフレーム数にも比例するため、ある間隔毎のフレームに対して埋め込む、数フレームに跨って情報を埋め込むことにより1フレームに対する埋め込み量を削減する等によって、処理時間の削減がなされる場合がある。
しかし、この場合、1フレームのみの摘出やコンテンツの切り出し等の編集に対して、耐性が低下してしまうため、通常は、耐性を維持するために、動画像全体の全てのフレームに対して、電子透かしの情報を埋め込む処理が行われている。
また、従来、静止画像データの一部分に識別情報を電子透かしとして埋め込む技術として、静止画像の一部矩形領域に対して、画像内容を表す情報を埋め込むことにより、キーワードから画像を検索するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−109756号公報
しかしながら、従来の電子透かし埋め込みの技術では、動画像全体を対象として埋め込み処理を行っているため、動画像の画面サイズやコンテンツの長さに比例して処理時間が増大するという問題があり、コンテンツを切り出した部分によって、保護する部分と保護しない部分とを分けることができないという問題があった。
また、特許文献1に記載されたように、静止画像データの一部分に識別情報を電子透かしとして埋め込む技術はあったが、静止画像の一部分を電子透かしの埋め込み対象としているため、フレーム間で動きのある部分に対して埋め込むことはできないものであった。
本発明の目的は、電子透かしの埋め込み処理時間を短縮することができ、さらに、同一動画像内に情報を埋め込む領域と埋め込まない領域とを持たせることのできる電子透かし埋め込みプログラム及び電子透かし埋め込み装置を提供することを目的とする。
本発明による電子透かし埋め込みプログラムは、ディジタル動画像に電子透かしを埋め込むためにコンピュータを、ディジタル動画像の入力を受け付ける画像入力受付手段、ディジタル動画像を表示する画像表示手段、ディジタル動画像中の一部分を電子透かしの埋め込み領域として受け付ける領域指定受付手段、電子透かしとして埋め込む情報を受け付ける埋め込み情報受付手段、領域指定受付手段が受け付けた埋め込み領域の動き情報を検出し、埋め込み領域を追従させる動き検出手段、埋め込み領域に、埋め込み情報受付手段が受け付けた情報を埋め込む透かし埋め込み手段、として機能させるものである。
また、本発明による情報処理装置は、動画像の1フレームを表示するディスプレイ装置と、画像の一部の領域を指定する情報を入力する入力装置と、他のフレームと1フレームでの入力装置による指定領域の動きを検出する動き検出装置と、1フレームと他のフレームにおける指定領域に対し電子透かし情報を埋め込む処理装置とを有するものである。
本発明によれば、電子透かし情報を動画像内のフレーム間で移動する特定部分に埋め込むため、埋め込み処理時間を軽減することができ、動画像の中で転用を許可する部分と許可しない部分とを同一動画像内に持つことができる。また、同一動画像内の複数部分に対して異なる電子透かしの情報を付加させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
まず、図1により、本発明の一実施の形態による電子透かし埋め込み装置の装置構成について説明する。図1は本発明の一実施の形態による電子透かし埋め込み装置の装置構成を示す構成図である。
図1において、電子透かし埋め込み装置はコンピュータからなり、CPU201、メモリ202、ハードディスク装置203、ディスプレイ装置204、キーボード205、マウス206、フレームメモリ207から構成されている。
メモリ202内には、CPU201により動作する電子透かし埋め込みプログラム210が格納されており、電子透かし埋め込みプログラム210は、画像入力受付手段である画像入力受付部211、画像出力部212、画像表示手段である画像表示部213、透かし埋め込み手段である透かし埋め込み部214、画像終了判定部215、領域指定受付手段である領域指定受付部216、動き検出手段である動き検出部217、領域有無判定部218、埋め込み情報受付手段である埋め込み情報受付部219、終了指示受付部220として動作するプログラムから構成されている。
電子透かし埋め込みプログラム210は、CPU201により動作し、動作した電子透かし埋め込みプログラム210は、各部の動作によりハードディスク装置203から取り込んだ動画像データをフレームメモリ207に描画し、ディスプレイ装置204に表示する。
ディスプレイ装置204は、例えばLCDやCRTであり、動画像の1フレームを表示することができる。
キーボード205又は入力装置であるマウス206などのポインティングデバイスを用いて、ユーザは埋め込む情報や透かし情報埋め込み対象とする領域を指定可能である。
次に、電子透かし埋め込みプログラム210の各部の機能について説明する。
画像入力受付部211は、動画像データをハードディスク装置203などから受け取りメモリ202に格納する機能を有する。
画像表示部213は、画像入力受付部211より受け取った動画像データをディスプレイ装置204に表示する機能を有する。また、表示する画像として、ユーザによるフレームの指定を受け付ける機能を有する。これにより、領域指定受付部216で指定する領域が最初のフレームにない場合に、ユーザの指定したい領域の現れるフレーム指定が可能となる。
領域指定受付部216は、ユーザによる画像領域の指定を受け付ける機能を有する。ユーザによる画像領域の指定は、例えば、マウス206を介して行うことを想定する。マウス206を介して行う場合、ディスプレイ装置204に表示された動画像中の一部の矩形領域を、その矩形領域の1つの頂点から向かい合う頂点までマウス206でドラックすることにより、矩形の画像領域が指定されることになる。
なお、領域指定受付部216は、8x8画素を1画素ブロックとして、矩形領域の幅と高さが画素ブロック単位の倍数となるようにしか指定できないよう制御する。
埋め込み情報受付部219は、ユーザによる透かし情報の指定を受け付ける機能を有する。ユーザによる透かし情報の指定は、例えば、キーボード205を介して行うことを想定する。
動き検出部217は、領域指定受付部216により受け付けられた画像領域の動き情報を検出する機能を有する。これにより、フレーム間で移動する画像領域を追従した領域を、以下、埋め込み対象領域という。
透かし埋め込み部214は、動き検出部217で検出した埋め込み対象領域に相当する部分に、埋め込み情報受付部219により受け付けられた透かし情報を含む埋め込み情報を電子透かしとして埋め込む機能を有する。
領域有無判定部218は、動き検出部217で追従していた埋め込み対象領域がフレーム内に存在するか判定する機能を有する。
画像終了判定部215は、透かし埋め込み部214により透かし情報を埋め込んだフレームが、入力画像の最終フレームであるか判定する機能を有する。
終了指示受付部220、領域有無判定部218により、埋め込み対象領域がフレーム内に存在しないと判定されたときに、ユーザによる終了指示を受け付ける機能を有する。また、ユーザによるフレーム指定を受け付ける際、埋め込み対象が再度現れるフレームが存在しない場合に、ユーザによる終了指示を受け付ける機能を有する。
画像出力部212は、画像終了判定部215で透かし情報を埋め込んだフレームが最終フレームであると判定されたとき、又は、終了指示受付部220によりユーザからの終了指示を受け付けたときに、透かし情報を埋め込んだ動画像データを画像ファイルとしてハードディスク装置203に記録する機能を有する。
次に、本発明の一実施の形態による電子透かし埋め込み装置における電子透かし埋め込みプログラム210の動作について説明する。図2は電子透かし埋め込みプログラムの動作を示すフローチャートである。
まず、S100で画像入力受付部211により、動画像データを受け取り、メモリ202に格納し、S101で画像表示部213により、画像入力受付部211より受け取った動画像データをディスプレイ装置204に表示する。
S102で領域指定受付部216により、ユーザによる画像領域の指定を受け付け、S103で埋め込み情報受付部219により、ユーザによる透かし情報の指定を受け付け、S104で動き検出部217により、領域指定受付部216により受け付けられた画像領域の動き情報を検出し、電子透かしの埋め込み対象領域を検出する。
S105で領域有無判定部218により、動き検出部217で追従していた埋め込み対象領域がフレーム内に存在するかを判定し、埋め込み対象領域がフレーム内に存在する場合は、S106で透かし埋め込み部214により、動き検出部217で検出した埋め込み対象領域に相当する部分に、埋め込み情報受付部219により受け付けられた透かし情報を含む埋め込み情報を電子透かしとして埋め込む。
S105で埋め込み対象領域がフレーム内に存在しない場合は、S109で終了指示受付部220により、ユーザによる終了指示を受け付け、終了しないという指示を受け付けた場合、画像表示部213により、埋め込み対象領域が存在しないと判断されたフレームを表示し、さらに、埋め込み領域が再度現れるフレームのユーザによる指定を受け付け表示する。
S110でのフレームの表示の後、S111でユーザによるフレーム指定を受け付ける際、埋め込み対象が再度現れるフレームが存在しない場合に、終了指示受付部220により、ユーザによる終了指示を受け付け、終了しないという指示を受け付けた場合、S112で、領域指定受付部216により、ユーザによる画像領域の指定を受け付け、S104に戻り、S104以降の処理を行う。
これにより、フレーム外に移動した対象領域が、その後フレーム内に再度現れる場合に、再度現れた埋め込み対象に対して、前フレームの埋め込み対象領域に埋め込んだ情報と同じ情報を埋め込むことが可能となる。
S107で画像終了判定部215により、S106で透かし情報を埋め込んだフレームが、入力画像の最終フレームであるか判定し、最終フレームでない場合、その次のフレームに対して、S104以降の処理を行う。
S108で画像出力部212により、S107で最終フレームである場合、又は、S109及びS111で終了指示を受け付けた場合に、透かし情報を埋め込んだ動画像データを画像ファイルとしてハードディスク装置203に記録する。
次に、図3〜図5により、本発明の一実施の形態による電子透かし埋め込み装置の動作時の表示画面の一例及び表示画面上での操作例について説明する。図3は初期の表示画面の一例を示す図、図4は埋め込み位置指定時の表示画面の一例を示す図、図5は埋め込み情報設定の表示画面の一例を示す図である。
図3において、表示画面は、例えば、画像表示部301、表示画面メニュー302、埋め込み情報設定画面表示ボタン303、処理開始ボタン304、入力ファイル指定ボタン305、出力ファイル名指定部306、範囲決定ボタン307、指定範囲確認ボタン308、表示場所スクロールバー309、出力形式指定部310から構成されている。
入力ファイル指定ボタン305は、押下すると、例えば、フォルダ参照画面を表示し、入力ファイルを選択することが可能である。ここで選択した入力ファイルを画像入力受付部211で受け付け、受け付けた動画像のフレームを画像表示部301に表示する。
出力ファイル名指定部306は、透かし情報埋め込み後の画像を保存するファイル名の指定を受け付ける。透かし情報を埋め込む際、同時に圧縮を行う場合は、出力形式指定部310により、出力形式の条件指定を受け付ける。
画像表示部301の表示画像上で、マウス206などのポインティングデバイスによってユーザが領域を選択する。
この操作は、図4に示すように、マウス206などのポインティングデバイスを操作することにより、カーソル1001を埋め込み領域として指定したい部分の左上に位置付け、クリックする。クリックした状態でカーソルを指定したい部分の右下に移動する。この操作により、指定範囲1002を指定し、画像表示部301は指定範囲1002を点線枠で表示する。
そして、指定範囲確認ボタン308を押下すると、動画像に対して、動き検出部217により、動き検出処理を行い指定範囲1002移動後の範囲を点線枠で表示する。範囲決定ボタン307を押下することで、指定範囲1002を埋め込み対象領域として受け付ける。
また、指定範囲1002を選択後、範囲決定ボタン307を押下せずに画像表示部301上をクリックすることで、指定範囲を選択し直すことが可能である。
表示画面メニュー302は、画像表示部301に表示する画像のフレーム指定するためのメニューであり、ユーザによって、動画像の再生、停止、フレーム指定などを選択することが可能である。
表示場所スクロールバー309は、全動画像中の再生中画像の時間を表しており、これをユーザによってスクロールし、画像表示部301に表示するフレームを選択することが可能である。これにより、領域指定受付部216で受け付けた領域が領域有無判定部218でフレーム内に存在しないと判断されるデータに対する埋め込みを行う場合、埋め込み対象が再度画面上に現れるフレームをユーザによって指定し、再度画面上に現れた後のデータに対して埋め込み範囲を予め指定することが可能となる。
そして、埋め込み情報設定画面表示ボタン303を押下すると、図5に示すような、埋め込み情報設定画面901を表示する。埋め込み情報設定画面901で、ユーザによって、動画像に埋め込む情報入力部902に情報が入力され、埋め込み強度の設定部903に設定値が入力される。埋め込み情報を入力後、情報設定ボタン904を押下することにより、図3の画面に戻る。
そして、処理開始ボタン304は、ユーザによって、埋め込み領域や埋め込み情報の指定の後、押下されるボタンであり、この操作によって、動き検出部217の処理を開始する。
次に、図6により、本発明の一実施の形態による電子透かし埋め込み装置の動き検出部217により検出される電子透かしの埋め込み対象領域の動きについて説明する。図6は埋め込み対象領域の動きを説明するための説明図である。
図6の左上は、画像表示部213で表示される動画像を表し、図6の左下は、領域指定受付部216により受け付けられたユーザ指定領域130を表す。
図6の右上は、動き検出部217において、前のフレームとの差分により動き検出した結果であり、この情報を基に、図6の右下に示すようにユーザ指定領域を追従させ、埋め込み対象領域131として検出する。
図6に示すように、ユーザが指定したユーザ指定領域130は、動き検出部217により検出された、その領域内の画像の動きに追従して移動し、電子透かしの埋め込み対象領域として検出される。
動き検出部217での動き検出は、画像符号化の国際標準規格MPEGにおいて用いられる手法である。
次に、図7により、本発明の一実施の形態による電子透かし埋め込み装置の透かし埋め込み部214について説明する。図7は透かし埋め込み部の機能構成を示す構成図である。
図7において、透かし埋め込み部214は、透かしパターン生成部61、埋め込み強度算出部62、パターン強度補正部63、パターン加算部64から構成されている。
パターン生成部61は、埋め込み情報受付部219により受け付けられた透かし情報(例えば、埋め込みビット列)を透かしパターンに変換する機能を有する。
埋め込み強度算出部62は、画像の模様と知覚特性に応じて、埋め込み対象領域の各画素に埋め込む強さ(画素毎の原画に対する変更量)を算出する機能を有する。
パターン強度補正部63は、埋め込み強度算出部62により算出された強度に合わせて透かしパターンを変換する機能を有する。
パターン加算部64は、原動画像の埋め込み対象領域とパターン強度補正部63により生成された透かしパターンとを加算し、透かし動画像を出力する機能を有する。
本実施の形態では、電子透かし埋め込み処理において、埋め込み対象領域が画像の動きに追従するため、1フレーム目の埋め込み対象領域と次のフレームの埋め込み対象領域との差分はわずかである。そのため、1フレーム目の埋め込み対象領域の画像を基に強度補正された透かしパターンを次のフレームに適用することが可能となる。
したがって、2フレーム以降の原画の処理では、埋め込み強度算出部62及びパターン強度補正部63での処理は行わずに、パターン加算部64でのパターンの加算処理を行うことができる。これにより、透かし埋め込み部60の処理時間が短縮可能となる。
次に、図8及び図9により、本発明の一実施の形態による電子透かし埋め込み装置における複数部分に対して電子透かし情報を埋め込むときの電子透かし埋め込みプログラム210の動作について説明する。図8は複数部分に対して電子透かし情報を埋め込むときの電子透かし埋め込みプログラムの動作を示すフローチャート、図9は複数部分に対して電子透かし情報を埋め込む画像の一例を示す図である。
本実施の形態の電子透かし埋め込み装置では、動画像の特定の一部分を指定して、電子透かしを埋め込むため、同じ動画像内の異なる部分に対して、電子透かしの埋め込み処理を行うことで、複数部分に対して情報を埋め込むことが可能となる。
図8において、S100〜S112の動作については、図2に示すフローチャートの動作と同様であり、図2のフローチャートに対して、S120での電子透かし埋め込みプログラム210として構成されている続行指示受付部221による情報埋め込み操作の続行を意味する指示を受け付ける動作が追加されている。
電子透かし埋め込みプログラム210として構成されている続行指示受付部221は、ユーザによる情報埋め込み操作の続行を意味する指示を受け付ける機能を有する。例えば、画面上の特定のボタン押下やキーボードの特定のキーの押下などにより行うことを想定する。
これにより、特定部分に対して情報埋め込みを行った動画像に対して、さらに異なる埋め込み領域と異なる埋め込み情報とを繰り返し指定することができる。埋め込み領域と埋め込み情報を対にして指定できるため、例えば、図9に示すように、1つの動画像に対して、複数部分に異なる電子透かし情報(例えば、透かし情報1と透かし情報2)を埋め込むことが可能となる。
なお、図2および図8に示す動画像の指定領域への電子透かしの埋め込み処理は、動画像の初めからでも、途中からでも処理することが可能である。
次に、図10により、本発明の一実施の形態による電子透かし埋め込み装置の圧縮動画像の透かし埋め込みについて説明する。図10は圧縮動画像の透かし埋め込み動作を説明するための説明図である。
図10において、圧縮動画像の処理を行う画像符号化部100は、動き検出部217、DCT・量子化部101、可変長符号化部102、動き保証部104、逆量子化・IDCT部105から構成されている。なお、ここでは、圧縮動画像の処理のためにコーデックの一例として、MPEG4を用いているものとする。
DCT・量子化部101は、透かし埋め込み部214により、透かし情報を埋め込まれた画像に対して、DCT変換・量子化する機能を有する。
逆量子化・IDCT部105と動き補償部104は、DCT・量子化部101により圧縮された画像を復号する機能を有する。通常の圧縮処理では、ここで復号したフレームと次のフレームとの差分を算出し、DCT・量子化部101の処理を行う。
可変長符号化部102は、DCT・量子化部101の処理後、DCT変換・量子化されたデータを符号化し、電子透かし有りの圧縮動画像として出力する機能を有する。
本実施の形態の電子透かし埋め込み処理では、圧縮有無判定部103で圧縮有りと判定された場合には、復号したフレームと透かし情報を埋め込んだ次のフレームとの差分を算出し、DCT・量子化部101の処理を行う。DCT・量子化部101処理後、可変長符号化部102により符号化し、電子透かし有りの圧縮動画像として出力する。
また、本実施の形態の電子透かし埋め込み処理は、電子透かし埋め込みプログラム210と画像符号化部100の両方で共通の動き検出部217での圧縮処理の動き検出結果を利用し、透かし埋め込み領域を特定している。そして、特定した透かし埋め込み領域に対して、透かし埋め込み部214で、透かし埋め込み処理を行う。
このように、通常の動画像の圧縮処理で使用される動き検出結果を基に、透かし埋め込み領域を特定することにより、圧縮処理と電子透かし埋め込み処理を同時に行う場合の処理時間を削減することが可能となる。
また、既に圧縮した画像に対する処理は、内部で復号した画像に対して、電子透かし埋め込み処理を行うことで、透かし情報の埋め込みが可能となる。
また、MPEG4の圧縮動画像の場合では、MPEG4のオブジェクトを指定して、電子透かしを埋め込むことも可能である。
なお、本実施の形態において、説明した各部の処理は、機械語プログラムにより実現し、汎用コンピュータ等にインストールされることにより利用可能となる。また、各部の処理をチップ等にして、ハードウェアとして提供することもできる。
この各部の処理をハードウェアとした時、動き検出部217は動き検出装置として、1フレームと他のフレームでの指定領域の動きを検出する処理を行うことができる。また、CPUやエンコーダボードのLSIなどを処理装置として、フレームの指定領域に対して電子透かし情報を埋め込む処理を行うことができる。
61…透かしパターン生成部、62…埋め込み強度算出部、63…パターン強度補正部、64…パターン加算部、100…画像符号化部、101…DCT・量子化部、102…可変長符号化部、103…圧縮有無判定部、104…動き補償部、105…逆量子化・IDCT部、201…CPU、202…メモリ、203…ハードディスク装置、204…ディスプレイ装置、205…キーボード、206…マウス、207…フレームメモリ、210…電子透かし埋め込みプログラム、211…画像入力受付部、212…画像出力部、213…画像表示部、214…透かし埋め込み部、215…画像終了判定部、216…領域指定受付部、217…動き検出部、218…領域有無判定部、219…埋め込み情報受付部、220…終了指示受付部、221…続行指示受付部、301…画像表示部、302…表示画面メニュー、303…埋め込み情報設定画面表示ボタン、304…処理開始ボタン、305…入力ファイル指定ボタン、306…出力ファイル名指定部、307…範囲決定ボタン、308…指定範囲確認ボタン、309…表示場所スクロールバー、310…出力形式指定部、901…埋め込み情報設定画面、902…情報入力部、903…埋め込み強度の設定部、904…情報設定ボタン。
Claims (3)
- ディジタル動画像に電子透かしを埋め込むためにコンピュータを、
前記ディジタル動画像の入力を受け付ける画像入力受付手段、
前記ディジタル動画像を表示する画像表示手段、
前記ディジタル動画像中の一部分を前記電子透かしの埋め込み領域として受け付ける領域指定受付手段、
前記電子透かしとして埋め込む情報を受け付ける埋め込み情報受付手段、
前記領域指定受付手段が受け付けた埋め込み領域の動き情報を検出し、前記埋め込み領域を追従させる動き検出手段、
前記埋め込み領域に、前記埋め込み情報受付手段が受け付けた情報を埋め込む透かし埋め込み手段、
として機能させることを特徴とする電子透かし埋め込みプログラム。 - 請求項1記載の電子透かし埋め込みプログラムにおいて、
前記透かし埋め込み手段は、前記領域指定受付手段で受け付けられた複数の埋め込み領域に対して、前記埋め込み情報受付手段で受け付けられた異なる情報を埋め込むことを特徴とする電子透かし埋め込みプログラム。 - 動画像の1フレームを表示するディスプレイ装置と、
画像の一部の領域を指定する情報を入力する入力装置と、
他のフレームと前記1フレームでの前記入力装置による指定領域の動きを検出する動き検出装置と、
前記1フレームと前記他のフレームにおける前記指定領域に対し電子透かし情報を埋め込む処理装置とを有することを特徴とする情報処理装置。
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