JP2005137642A - ドラム式洗濯機及びドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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治夫 井田
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Abstract

【課題】 水槽内に過剰に給水がなされたとき過剰な水を外部に排出する構成を備えたドラム式洗濯機及びドラム式洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】 回転ドラム2を収容した水槽3の正面側を洗濯物出入口11を開口させた水槽蓋体3aで閉じ、この水槽蓋体3aの排水溝10の位置より回転ドラム回転方向上流側に溢水口57を形成する。正常な水位まで給水された洗濯水は排水されず、過剰に給水された水は溢水口57から排水管路13に排水される。
【選択図】 図1


Description

本発明は、水槽内に配置した回転ドラムを回転駆動することにより回転ドラム内に収容した洗濯物を洗浄するドラム式洗濯機及び回転ドラム内に収容した洗濯物を乾燥させる機能を備えたドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
ドラム式洗濯機は、洗濯機筐体内にサスペンション構造によって支持された水槽内に、周面に多数の透孔が形成された回転ドラムが配設され、回転ドラム内に洗濯物を収容して回転ドラムを回転駆動して洗濯、すすぎ、脱水の各工程が実行される。
上記ドラム式洗濯機やこれに乾燥機能を付加したドラム式洗濯乾燥機において、水槽内に給水する給水制御に異常が発生した場合に、水槽内への給水量が異常に増加して水の浸入を避けたい場所に水が浸入する恐れがある。また、水槽内の水位が上昇すると、水槽の外部にまで水が溢れ出し、モータなどの電気的構成要素の接続部などに水が浸入することにもなり、故障発生の原因となる。
このような水槽内の水位が異常上昇した場合の障害の発生を防止するため、水槽内の水位が所定高さを超えた場合に、溢れた水を外部に排出する開口部を形成したドラム式洗濯乾燥機が知られている(特許文献1参照)。
特開平11−114273号公報(第3〜5頁、図1)
上記従来技術に係る溢水口は、所定水位を越える給水がなされた場合に、乾燥機能を構成する熱交換器に浸水することを防止するため、送風管路に開口部を形成しているため、送風空気が開口部から漏れることを防止する必要があり、開口部を塞ぐ弁体を設けたり、開口部に接続したオーバーフローホースに逆止弁やトラップ部を設けるなどの構成により無駄にコストアップする問題があった。
また、開口部から溢れ出た水はドラム式洗濯乾燥機の底に流しているため、水受け面が形成されていない場所や排水状態の悪い場所にドラム式洗濯乾燥機が設置されたとき、溢れ出た水により床面が濡れる課題があった。
本発明が目的とするところは、水槽に溢水口を設けることを可能とし、ドラム式洗濯機に乾燥機能を設けてドラム式洗濯乾燥機とした場合にも乾燥機能に影響を与えない構造を備えたドラム式洗濯機及びドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
上記目的を達成するための本願第1発明に係るドラム式洗濯機は、有底円筒形のドラムの周面に多数の透孔が形成された回転ドラムが、有底円筒状に形成されて円筒軸方向に排水溝が形成された水槽内に回転自在に収容され、前記水槽の開口端に前記回転ドラムの開口径より小さい直径に洗濯物出入口を開口させた水槽蓋体が接合された水槽ユニットが、洗濯機筐体の正面側から背面側に向けて回転ドラムの回転軸心が下向き傾斜となり、前記排水溝形成位置が最下部となるように洗濯機筐体内に配設され、前記水槽蓋体正面部位の前記排水溝の形成部位より上流側に溢水口が設けられてなることを特徴とする。
上記構成によれば、給水構造や制御装置の故障等の原因により水槽内に所定水位以上の給水がなされた場合に、溢水口から水槽内の水が排水されるので、溢れた水により水の浸入が障害を与える恐れがある場所が浸水したり、電気関係の接続部等が水に濡れて故障発生の原因となることが防止できる。また、本構成によるドラム式洗濯機は水槽ユニットが傾斜配置されているので、所定水位以上の給水量があっても水が溢れ出すことは少ないが、洗濯物出入口から水が溢れ出す以前に溢水口から排水することができる。また、回転ドラムの回転により水槽周囲全体に水の流れができて洗濯水が溢水口から流れ出る無駄が生じる恐れは、水の流れに澱みができる排水溝より上流側に溢水口を設けることにより、洗濯水が無駄に流れ出ることが防止できる。
上記構成において、溢水口から排水管路への管路を接続することが好適で、溢水口から溢れ出た水を排水管路に流すことができるので、ドラム式洗濯機を設置した場所の状態によらず溢れ出た水により設置床面を濡らすことがない。
また、本願第2発明に係るドラム式洗濯乾燥機は、有底円筒形のドラムの周面に多数の透孔が形成された回転ドラムが有底円筒状に形成されて円筒軸方向に排水溝が形成された水槽内に回転自在に収容され、前記水槽の開口端に前記回転ドラムの開口径より小さい直径に洗濯物出入口を開口させた水槽蓋体が接合された水槽ユニットが、洗濯機筐体の正面側から背面側に向けて回転ドラムの回転軸心が下向き傾斜となり、前記排水溝形成位置が最下部となるように洗濯機筐体内に配設され、水槽内から排気した空気を除湿手段を通して水槽の底面に設けられた加熱ダクトを通して水槽内に送風する乾燥用空気流路が形成され、前記加熱ダクト内にその所定高さ位置への水の浸入を検出する溢水水位検出手段が設けられ、前記水槽蓋体正面部位の前記溢水水位検出手段の配設位置より下方となる高さ位置に溢水口が設けられてなることを特徴とする。
上記構成によれば、給水構造や制御装置の故障等の原因により水槽内に所定水位以上の給水がなされた場合に、溢水口から水槽内の水が排水されるので、溢れた水により水の浸入が障害を与える恐れがある場所が浸水したり、電気関係の接続部等が水に濡れて故障発生の原因となることが防止できる。また、本構成によるドラム式洗濯乾燥機は水槽ユニットが傾斜配置されているので、水槽内への給水量が所定水位以上になると、水槽の背面側に設けられた加熱管路に送風口から水や泡が浸入するので、所定高さ位置に溢水水位検出手段が設けられて浸水が検出されると排水弁を作動させて水槽内の水を排水する制御がなされるが、溢水検出手段より下方に溢水口を設けることにより排水弁を作動させる制御がなされる以前に排水がなされるので、排水弁制御による排水を省略することができる。
また、本願第3発明に係るドラム式洗濯乾燥機は、有底円筒形のドラムの周面に多数の透孔が形成された回転ドラムが、有底円筒状に形成されて円筒軸方向に排水溝が形成された水槽内に回転自在に収容され、前記水槽の開口端に前記回転ドラムの開口径より小さい直径に洗濯物出入口を開口させた水槽蓋体が接合された水槽ユニットが、洗濯機筐体の正面側から背面側に向けて回転ドラムの回転軸心が下向き傾斜となり、前記排水溝形成位置が最下部となるように洗濯機筐体内に配設され、水槽内から排気した空気を除湿手段を通して水槽の底面に設けられた加熱ダクトを通して水槽内に送風する乾燥用空気流路が形成され、前記加熱ダクト内にその所定高さ位置への水の浸入を検出する溢水水位検出手段が設けられ、前記水槽蓋体正面部位の前記排水溝の形成部位より上流側で、前記溢水水位検出手段の配設位置より下方となる高さ位置に溢水口が設けられてなることを特徴とする。
上記構成によれば、給水構造や制御装置の故障等の原因により水槽内に所定水位以上の給水がなされた場合に、溢水口から水槽内の水が排水されるので、溢れた水により水の浸入が障害を与える恐れがある場所が浸水したり、電気関係の接続部等が水に濡れて故障発生の原因となることが防止できる。また、本構成によるドラム式洗濯乾燥機は水槽ユニットが傾斜配置されているので、水槽内への給水量が所定水位以上になると、水槽の背面側に設けられた加熱管路に送風口から水が浸入するので、所定高さ位置に溢水検出手段が設けられて浸水が検出されると排水弁を作動させて水槽内の水を排水する制御がなされるが、溢水検出手段より下方に溢水口を設けることにより排水弁を作動させる制御がなされる以前に排水がなされるので、排水弁制御による排水を省略することができる。また、回転ドラムの回転により水槽周囲全体に水の流れができて洗濯水が溢水口から流れ出る無駄が生じる恐れは、水の流れに澱みができる排水溝より上流側に溢水口を設けることにより、洗濯水が無駄に流れ出ることが防止できる。
上記第2及び第3の各発明の構成において、溢水口から排水管路への管路を接続することが好適で、溢水口から溢れ出た水を排水管路に流すことができるので、ドラム式洗濯乾燥機を設置した場所の状態によらず溢れ出た水により設置床面を濡らすことがない。
本発明によれば、給水構造や制御装置の故障等の原因により水槽内に所定水位以上の給水がなされた場合に、溢水口から水槽内の水が排水されるので、溢れた水により水の浸入が障害を与える恐れがある場所が浸水したり、電気関係の接続部等が水に濡れて故障発生の原因となることが防止できる。また、乾燥機能が設けられたドラム式洗濯乾燥機にあっては、所定水位を越える給水がなされた場合に水槽の背面側に設けられた加熱ダクトに送風口から水が浸入して送風手段等に障害を及ぼすことになるが、溢水口を設けることにより加熱ダクトの所定高さ位置以上に水が侵入することが防止できる。
図1は、実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機1の要部構成を示すもので、洗濯機筐体6内には図示しないサスペンション構造によって水槽3が斜め傾斜した状態に支持され、水槽3内には有底円筒形に形成された回転ドラム2が回転自在に支持され、水槽3の背面に取り付けられたドラム駆動モータ7によって回転速度可変及び回転方向切換可能に回転駆動される。また、回転ドラム2は、その回転軸方向が図示するように開口する正面側から底面となる背面側に向けて下向き傾斜となるように傾斜配置されているため、洗濯機筐体6の正面側に形成された傾斜面6aに開閉自在に設けられた扉体9を開くと、回転ドラム2に対する洗濯物の出し入れする作業に際して腰を屈める具合が少なくてすみ、また、ドラム式洗濯乾燥機1の正面側に余裕のある空間を確保する必要もないので、洗面所などの狭い空間にも設置可能なドラム式洗濯乾燥機1に構成することができる。
前記洗濯機筐体6内には、上記構成要素の他に、水槽3内に水を給水するための給水管路12や、水槽3内の水を外部に排水するための排水管路13などが配設されている。また、水槽3の開口端を洗濯物出入口11を開口させて閉じる水槽蓋体3aには溢水口57が形成され、溢水口57には排水管路13に接続する溢水排水管路58が設けられている。
また、図2に模式図として示すように、回転ドラム2内に収容した洗濯物を乾燥する乾燥工程が実施できるように、排気口21から排気した水槽3内の空気を除湿ダクト16、除塵フィルタ17、送風ダクト18、加熱ダクト19を通して送風口22から再び水槽3内に送風する乾燥用空気循環経路が構成されている。前記除湿ダクト16及び送風ダクト18は水槽3の外周面に隣接させて円筒軸方向に一体形成され、水槽3の除湿ダクト16が隣接する周面に除湿ダクト16内に通じる排気口21が円筒軸方向に開口し、除湿ダクト16内に外部から給水された流水により冷却される熱交換器51が配設されている。
水槽3の正面側には、図4に示すように、中央に回転ドラム2内に通じる洗濯物出入口11と、除湿ダクト16の開口端から送風ダクト18の開口端に向かう空気流路を形成する連通流路16aと、溢水口57とを備えた蓋体3aが取り付けられている。また、水槽3の外底面には、図3に示すように、送風ダクト18に連通させて加熱ダクト19が取り付けられる。
図3に示すように、加熱ダクト19には送風ダクト18の底面側開口部と連通する部位に送風ファン15が設けられ、内部にヒータ20を備え、送風ダクト18から水槽本体3aの底面に開口する送風口22に向かう送風管路を形成している。尚、図3に示す加熱ダクト19は下ケーシング24と上ケーシング23とを接合して密閉された管路に形成されるが、図3では内部構成を示すため上ケーシング23を取り外した状態に表示している。また、水槽3の外底面の中央には回転ドラム2の回転軸を軸支する軸受やドラム駆動モータ7が取り付けられるが、その図示は省略する。
図1に示すように、上記構成になる水槽3は洗濯機筐体6内に配設され、水槽3に給水管路12が接続され、水槽3の下部に形成された排水溝10の一端には排水管路13が接続され、水槽3内には有底円筒形に形成された回転ドラム2が収容される。洗濯機筐体6の正面側に設けられた扉体9を開いて洗濯物出入口11から洗濯物を回転ドラム2内に投入して、給水管路12から水槽3内に給水し、ドラム駆動モータ7による回転ドラム2の回転を制御することにより、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程を実施することができ、ドラム式洗濯乾燥機1を洗濯機として運転することができる。
洗濯工程又はすすぎ工程において、水槽3内に給水がなされた場合に、給水弁の異常や給水制御の異常等の原因により水槽3内に所定水位以上の給水がなされた場合に、その給水量が溢水口57を越える状態になったとき、溢水口57から排水がなされるので、溢れた水が洗濯物出入口11から溢れ出て洗濯機筐体6内や水槽3の外面を伝って電気関係構成要素に流れることが防止される。また、回転ドラム2を回転させると、水槽3内にある水は水槽3の内面全体に流れが生じるが、図4に示すように、溢水口57は水槽の最下部に設けられた排水溝10より回転ドラム2の回転方向上流側に設けられているので、排水溝10に流れる水が撹乱することから水の流れに澱みができる位置となり、洗濯水が溢水口57から流れ出ることがなく、給水量が多くなった場合にのみ溢水口57から排水がなされる。
図1に示すように、溢水口57に排水管路13に接続する溢水排水管路58を設けることにより、溢水口57から溢れ出た水が洗濯機筐体6内に流れ出て設置床面を濡らしたり、水槽3の外面を伝って電気関係構成要素に流れ込むことが防止できる。排水管路13に排出された水は排水管路13に接続される排水ホースから下水口に流すことができる。
本ドラム式洗濯乾燥機1は、脱水工程が終了した洗濯物を引き続いて乾燥工程により乾燥させることも、回転ドラム2内に投入した濡れた衣類等を乾燥させるために乾燥機として乾燥工程のみを実施することも任意に選択することができる。
回転ドラム2内に乾燥対象物が投入されて乾燥運転が開始されると、送風ファン15及びヒータ20に通電され、注水弁53が開かれて熱交換器51に冷却水が注水される。送風ファン15の回転により空気循環経路に空気の流れが発生する。回転ドラム2の周面には多数の透孔8が形成され、底面には水槽3に形成された送風口22に対向する円周上に複数の通気口39が形成されているので、図2に空気の循環経路を白抜き矢印として示すように、回転ドラム2内を通る空気循環路が形成される。
回転ドラム2内の湿気を含む空気は排気口21から除湿ダクト16内に排気され、除湿ダクト16内に配設された熱交換器51により排気された空気中の湿気は除湿される。熱交換器51には注水ノズル52から注水される水が流れて冷却されているため、排気口21から排気された水槽3内の空気は冷却されることにより水蒸気が凝結して除湿される。熱交換器51に注水された冷却水及び凝結によって生じた水は、図2に破線矢印で示すように、除湿ダクト16から水槽3内を流れて排水管路13から外部に排出される。
除湿ダクト16内で除湿された空気は連通流路16aを通り、送風ダクト18の入口に配設された除塵フィルタ17を通過する際に空気中に混入した糸屑等のリントが濾過され、送風ダクト18から水槽3の底面側に流れる。送風ダクト18は水槽3の背面側に配設された加熱ダクト19に空気を案内するための管路で、加熱ダクト19の送風ダクト18との連結部位に設けられた送風ファン15により乾燥用空気循環経路に一方通行の空気の流れが形成される。
前記加熱ダクト19内にはヒータ20が配設され、送風ダクト18から流れてきた空気を加熱して水槽3内に通じる送風口22から加熱乾燥した温風として水槽3内に送風する。加熱ダクト19には送風口22から送風される空気温度を検出する温度センサ55が配設され、検出された送風空気の温度によりヒータ20による加熱温度が調節できるように構成されている。また、加熱ダクト19にはヒータ20の異常過熱状態を検出してヒータ20への通電を遮断する温度ヒューズ27や、送風口22から逆流した水や泡が送風ファン15側に流入する溢水水位を検出する溢水水位センサ29が配設されている。
送風口22から水槽3内に送風された空気は回転ドラム2の底面に形成された通気口39や透孔8から回転ドラム2内に流入するので、除湿加熱された空気により洗濯物から水分が奪い取られ、再び排気口21から除湿ダクト16に排気されるので、回転ドラム2の回転による攪拌により全ての洗濯物の乾燥が促進され、この空気循環が所定時間繰り返されることにより洗濯物の乾燥がなされる。
加熱された空気を水槽3内に送風する送風口22は、水槽3の底面下方寄りに形成されているので、回転ドラム2の回転により攪拌される乾燥対象物の中に加熱された空気が吹き込まれるため、乾燥対象物に加熱された空気が満遍なく触れる状態が得られて乾燥効率を向上させることができる。また、送風ファン15が送風口22に近い位置に配設されていることによって流路抵抗が少ない状態で水槽3内に送風することができ、効率のよい加熱空気の送風が可能となる。
前記溢水水位センサ29は、送風口22から侵入した水槽3内の水や泡が円弧状に形成された加熱ダクト19内の送風ファン15に流れ込む以前に検出して、排水弁を開くことにより水槽3内の水を排水し、泡が浸入したときには送風により泡を送風口22に向けて押し出す制御を行うために設けられたものであるが、図1に示すように、溢水水位センサ29の高さ位置Wは溢水口57の形成位置より上にあるので、水槽3内に所定水位以上に給水された場合でも溢水口57から排水されるため、加熱ダクト19に溢水水位センサ29の位置まで水が浸入することが防止できる。
以上説明した実施形態においては乾燥機能を備えたドラム式洗濯乾燥機について説明したが、乾燥機能のないドラム式洗濯機においても同様に溢水口を形成することができ、同様の効果を得ることができる。
以上の説明の通り本発明により、給水異常等により水槽内に過剰に水が給水されたとき、溢水口から排水管路に排水することができるので、溢れ出た水により障害が発生することが防止でき、溢水口は排水溝より回転ドラム回転方向上流側に形成されているので、回転ドラムの回転により水槽内に流れる洗濯水が無駄に溢水口から流れ出ることが防止でき、乾燥機能を備えている場合には加熱ダクトの所定高さ位置以上に水が浸入することを防止できるドラム式洗濯機及びドラム式洗濯乾燥機を提供することができる。
実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の要部構成を示す断面図。 同上ドラム式洗濯乾燥機が備える乾燥機能の全体構成を示す模式図。 加熱ダクト内の構成を示す水槽背面側の平面図。 水槽の正面側の構成を示す平面図。
符号の説明
1 ドラム式洗濯乾燥機
2 回転ドラム
3 水槽
3a 水槽蓋体
6 洗濯機筐体
7 ドラム駆動モータ
9 扉体
11 洗濯物出入口
15 送風ファン
16 除湿ダクト
18 送風ダクト
19 加熱ダクト
20 ヒータ
21 排気口
22 送風口
29 溢水水位センサ
57 溢水口
58 溢水排水管路

Claims (5)

  1. 有底円筒形のドラムの周面に多数の透孔が形成された回転ドラムが有底円筒状に形成されて円筒軸方向に排水溝が形成された水槽内に回転自在に収容され、前記水槽の開口端に前記回転ドラムの開口径より小さい直径に洗濯物出入口を開口させた水槽蓋体が接合された水槽ユニットが、洗濯機筐体の正面側から背面側に向けて回転ドラムの回転軸心が下向き傾斜となり、前記排水溝形成位置が最下部となるように洗濯機筐体内に配設され、前記水槽蓋体正面部位の前記排水溝の形成部位より回転ドラム回転方向上流側に溢水口が設けられてなることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 溢水口に排水管路への配管が接続されてなる請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 有底円筒形のドラムの周面に多数の透孔が形成された回転ドラムが有底円筒状に形成されて円筒軸方向に排水溝が形成された水槽内に回転自在に収容され、前記水槽の開口端に前記回転ドラムの開口径より小さい直径に洗濯物出入口を開口させた水槽蓋体が接合された水槽ユニットが、洗濯機筐体の正面側から背面側に向けて回転ドラムの回転軸心が下向き傾斜となり、前記排水溝形成位置が最下部となるように洗濯機筐体内に配設され、水槽内から排気した空気を除湿手段を通して水槽の底面に設けられた加熱ダクトを通して水槽内に送風する乾燥用空気流路が形成され、前記加熱ダクト内にその所定高さ位置への水の浸入を検出する溢水水位検出手段が設けられ、前記水槽蓋体正面部位の前記溢水水位検出手段の配設位置より下方となる高さ位置に溢水口が設けられてなることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  4. 有底円筒形のドラムの周面に多数の透孔が形成された回転ドラムが、有底円筒状に形成されて円筒軸方向に排水溝が形成された水槽内に回転自在に収容され、前記水槽の開口端に前記回転ドラムの開口径より小さい直径に洗濯物出入口を開口させた水槽蓋体が接合された水槽ユニットが、洗濯機筐体の正面側から背面側に向けて回転ドラムの回転軸心が下向き傾斜となり、前記排水溝形成位置が最下部となるように洗濯機筐体内に配設され、水槽内から排気した空気を除湿手段を通して水槽の底面に設けられた加熱ダクトを通して水槽内に送風する乾燥用空気流路が形成され、前記加熱ダクト内にその所定高さ位置への水の浸入を検出する溢水水位検出手段が設けられ、前記水槽蓋体正面部位の前記排水溝の形成部位より上流側で、前記溢水水位検出手段の配設位置より下方となる高さ位置に溢水口が設けられてなることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  5. 溢水口に排水管路への配管が接続されてなる請求項3又は4に記載のドラム式洗濯乾燥機。
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