JP2005135729A - 固体電解質型燃料電池及び固体電解質型燃料電池の製造方法 - Google Patents

固体電解質型燃料電池及び固体電解質型燃料電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電解質膜や燃料極との反応が少なく緻密で高導電性のインターコネクタを有する固体電解質型燃料電池を、低コストかつ簡便な方法で製造する。
【解決手段】複数のセル6と、複数のセル6のうちの隣接する一方のセル6と他方のセル6とを電気的に接続するインターコネクタ7とを具備する固体電解質型燃料電池を用いる。複数のセル6の各々は、電解質膜4と、電解質膜4の一方の面に接続された空気極5と、電解質膜4の他方の面に接続された燃料極3とを備える。インターコネクタ7は、一方のセル6の燃料極3上に一方の面を接続された第1層8−1と、第1層8−1の他方の面に一方の面を接続され、他方のセル6の空気極5に他方の面を接続された第2層8−2とを含む。第
1層8−1は、一方のセル6の電解質膜4の端部、及び、他方のセル6の電解質膜4の端部のうちの少なくとも一方に接続されていても良い。
【選択図】図2

Description

本発明は固体電解質型燃料電池及び固体電解質型燃料電池の製造方法に関し、特にインターコネクタを改善した固体電解質型燃料電池及及び固体電解質型燃料電池の製造方法に関する。
水素と酸素とが電気化学的反応をすることによって発電する燃料電池が知られている。燃料電池の一つとして、作動温度が900〜1000℃の固体電解質型燃料電池が知られている。
図1は、従来の固体電解質型燃料電池100の断面図である。公知のこの固体電解質型燃料電池100は、円筒状の基体管101の外表面102に設けられた複数のセル106と、隣接するセル106同士を電気的に直列に接続するインターコネクタ107とを備えている。それぞれのセル106は、燃料極103、固体酸化物である電解質膜104、空気極105を備える。燃料極103、電解質膜104及び空気極105は、層をなすように接合されている。一つのセル106の燃料極103とそれに隣接する他のセル106の空気極105とは、インターコネクタ107によって電気的に接続されている。基体管101、燃料極103、空気極105は多孔質である。インターコネクタ107及び電解質膜104は緻密である。
インターコネクタ107には、電気導電性に優れること、ガスタイトであること、酸化還元のいずれにも耐久性があること、熱膨張係数が他の構成材料(空気極105、燃料極103、電解質膜104)のそれと近い値であることなどの特性が必要とされる。上記の要求を満たす材料として、ランタンクロマイトLa1−xCrO(M=Mg,Ca,Sr、0.05≦x≦0.4)が知られている。その製造方法としては、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、EVD(Electrochemical Vapor Deposition)法、スラリー塗布及び焼結法、プラズマ溶射法などが提案されている。
ランタンクロマイトの膜の特性は、その製造方法や他の構成材料との関係で変動する。例えば、スラリー塗布及び焼結法では、ランタンクロマイトを形成する際、その下地となる膜の膜質により、特性、特にガスタイト性が変動する。所望の膜特性を有するインターコネクタ膜を安定的に形成可能な技術が求められる。
関連する技術として、特開平5−234607号公報及び特開平5−326001号公報に固体電解質型燃料電池の技術が開示されている。この技術の固体電解質型燃料電池では、ランタンクロマイト系インターコネクタとYSZからなるスペーサとの間にCaTiOや、NiO−ZrO−Laからなるバリヤ層を配置して、共焼結を行う方法が開示されている。ただし、これらはガスのリークを防止するためのものであり、バリヤ層の左右方向及び上下方向の導電性については記載が無く、全く考慮されていない。
特開2000−290065号公報及び特開2001−229934号公報に、固体電解質型燃料電池の製造方法の技術が開示されている。この技術の焼結法では、多孔質空気極基体管上に中間層としての緻密質空気極を成膜し、共焼結を行った後、緻密質空気極上にインターコネクタを成膜、焼成する方法が開示されている。すなわち、インターコネクタは、空気極上に形成されている
特開平5−234607号公報 特開平5−326001号公報 特開2000−290065号公報 特開2001−229934号公報
本発明の目的は、電解質膜や燃料極との反応が少なく、緻密で高導電性のインターコネクタを有する固体電解質型燃料電池及び固体電解質型燃料電池の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、低コストかつ簡便な方法で、他の構成部材との反応が少なく緻密で高導電性のインターコネクタを製造可能な固体電解質型燃料電池及び固体電解質型燃料電池の製造方法を提供することである。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、本発明に係る固体電解質型燃料電池は、複数のセル(6)と、複数のセル(6)のうちの隣接する一方のセル(6)と他方のセル(6)とを電気的に接続するインターコネクタ(7)とを具備する。複数のセル(6)の各々は、電解質膜(4)と、電解質膜(4)の一方の面に接続された空気極(5)と、電解質膜(4)の他方の面に接続された燃料極(3)とを備える。インターコネクタ(7)は、一方のセル(6)の燃料極(3)上に一方の面を接続された第1層(8−1、11−1、13/14)と、第1層(8−1、11−1、13/14)の他方の面に一方の面を接続され、他方のセル(6)の空気極(5)に他方の面を接続された第2層(8−2、11−2、15)とを含む。
2層構造のインターコネクタ(7)を用いることは、焼成時に燃料極(3)へインターコネクタ(7)用の材料が拡散することを防止でき、インターコネクタ(7)を緻密に形成できる。
上記の固体電解質型燃料電池において、第1層(8−1、11−1、13/14)は、一方のセル(6)の電解質膜(4)の端部、及び、他方のセル(6)の電解質膜(4)の端部のうちの少なくとも一方に接続される。
2層構造のインターコネクタ(7)を用いることは、焼成時に電解質膜(4)へインターコネクタ(7)用の材料が拡散することを防止でき、インターコネクタ(7)を緻密に形成できる。
上記の固体電解質型燃料電池において、第1層(8−1)は、LaMCrO相を含む。そのMはドーパントであり、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つである。第2層(8−2)は、LaMCrO相を含む。第1層(8−1)のそのドーパントの濃度は、第2層(8−2)のそのドーパントの濃度よりも低い。
このような第1層(8−1)及び第2層(8−2)の材料を用い、そのドーパントの濃度を上記関係にすることは、材料の拡散を防止でき、高い導電率を得られる。
上記の固体電解質型燃料電池において、第1層(8−1)は、そのドーパントを第1濃度だけドープしたLaCrO系材料を原料として含む。第2層(8−2)は、そのドーパントを第2濃度だけドープしたLaCrO系材料を原料として含む。その第1濃度は、その第2濃度よりも低い。
このような第1層(8−1)用の原料及び第2層(8−2)用の原料におけるドーパントの濃度の関係は、材料の拡散を防止でき、高い導電率を得られる。
上記の固体電解質型燃料電池において、第1層(8−1)のLaCrO系材料の組成は、La1−x1x1CrO(0≦x1≦0.08)である。第2層(8−2)のLaCrO系材料の組成は、La1−x2x2CrO(0.1≦x2≦0.4)である。
このような第1層(8−1)用の原料及び第2層(8−2)用の原料における組成の関係は、材料の拡散を防止でき、高い導電率を得られる。
上記の固体電解質型燃料電池において、第1層(11−1)は、Y相、CaZrO相、及び、SrZrO相のうちの少なくとも一つと、Ni相及びNiO相のうちの少なくとも一つとを含む。第2層(11−2)は、LaMCrO相を含む。そのMはドーパントであり、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つである。
このような第1層(11−1)及び第2層(11−2)は、材料の拡散を防止でき、高い導電率を得られる。
上記の固体電解質型燃料電池において、第1層(11−1)は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つと、NiO系材料とを混合したものを原料として含む。第2層(11−2)は、そのドーパントをドープしたLaCrO系材料を原料として含む。
このような第1層(11−1)及び第2層(11−2)の材料を用いることは、材料の拡散を防止でき、高い導電率を得られる。
上記の固体電解質型燃料電池において、そのY系材料、そのCaZrO系材料及びそのSrZrO系材料のうちの少なくとも一つと、そのNiO系材料との体積配合比は、7:3〜2:8である。
このような第1層(11−1)の組成の関係は、材料の拡散をより確実に防止できる。
上記の固体電解質型燃料電池において、第1層(13/14)は、一方のセル(6)の電解質膜(4)に接続される第3層(13)、及び、他方のセル(6)の電解質膜(4)に接続される第4層(13)の少なくとも一方を含む。第3層(13)及び第4層(13)は、Y相、CaZrO相、及び、SrZrO相のうちの少なくとも一つを含む。
このような第3層(13)は、電解質膜(4)に対する材料の拡散をより効果的に防止できる。
上記の固体電解質型燃料電池において、第3層(13)及び第4層(13)は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つを原料として含む。
このような第3層(13)の材料を用いることは、電解質膜(4)に対する材料の拡散をより効果的に防止できる。
上記の固体電解質型燃料電池において、第1層(8−1、11−1、13/14)の厚みと、第2層の厚(8−2、11−2、15)みとの比は、1:5〜5:1である。
このような厚みの関係は、材料の拡散の防止と高導電性の維持とを同時に達成できる。
上記課題を解決するために本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法は、(a)〜(c)ステップを具備する。(a)ステップは、第1層(8−1、11−1、13/14)と第2層(8−2、11−2、15)とを備えるインターコネクタ(7)における第1層(8−1、11−1、13/14)用の第1材料の第1膜を、電解質膜(4)に接続された燃料極(3)上に形成する。(b)ステップは、第2層(8−2、11−2、15)用の第2材料の第2膜を、その第1膜上に塗布する。(c)ステップは、その第1膜及びその第2膜を焼成し、第1層(8−1、11−1、13/14)と第2層(8−2、11−2、15)とを形成する。
上記の固体電解質型燃料電池の製造方法において、(a)ステップは、(a1)電解質膜(4)のうちのインターコネクタ(7)に接続される部分を覆うように、その第1膜を形成するステップを備える。
上記の固体電解質型燃料電池の製造方法において、その第1材料は、ドーパントを第1濃度だけドープしたLaCrO系材料を含む。そのドーパントは、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つである。
その第2材料は、そのドーパントを第2濃度だけドープしたLaCrO系材料を含む。その第1濃度は、その第2濃度よりも低い。
上記の固体電解質型燃料電池の製造方法において、その第1材料のLaCrO系材料の組成は、La1−x1x1CrO(0≦x1≦0.08)、Mはそのドーパントである。その第2材料のLaCrO系材料の組成は、La1−x2x2CrO(0.1≦x2≦0.4)である。
上記の固体電解質型燃料電池の製造方法において、その第1材料は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つと、NiO系材料とを含む。その第2材料は、そのドーパントをドープしたLaCrO系材料を含む。
上記の固体電解質型燃料電池の製造方法において、そのY系材料、そのCaZrO系材料及びそのSrZrO系材料のうちの少なくとも一つと、そのNiO系材料との体積配合比は、7:3〜2:8である。
上記の固体電解質型燃料電池の製造方法において、(a)ステップは、(a2)第1層(13/14)に含まれる第3層(13)のための第3材料の第3膜を、電解質膜(4)のうちのインターコネクタ(7)に接続される部分を覆い、その第1膜に接続するように塗布するステップを備える。
上記の固体電解質型燃料電池の製造方法において、その第3材料は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つを含む。
上記の固体電解質型燃料電池の製造方法において、(a)ステップは、(a3)有機カルボン酸を用いた金属錯体を焼成してその第1材料を合成するステップを備える。
上記の固体電解質型燃料電池の製造方法において、その有機カルボン酸は、グリシンを含む。
本発明により、電解質膜や燃料極との反応が少なく緻密で高導電性のインターコネクタを有する固体電解質型燃料電池を、低コストかつ簡便な方法で製造することが可能となる。
以下、本発明の固体電解質型燃料電池及び固体電解質型燃料電池の製造方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の固体電解質型燃料電池の第1の実施の形態について説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる固体電解質型燃料電池の断面図である。固体電解質型燃料電池10は、基体管1と、基体管1の外表面に設けられた複数のセル6と、隣接するセル6を電気的に直列に接続するインターコネクタ7とを備えている。それぞれのセル6は、燃料極3、電解質膜4及び空気極5を備える。燃料極3、電解質膜4及び空気極5は、基体管1の表面にこの順に積層されている。インターコネクタ7は、一つのセル6の空気極5と他のセル6の燃料極3とを電気的に接続する。
基体管1は、円筒状である。基体管1の主成分は、ZrO―CaO(CSZ)のようなジルコニア(ZrO)系複合酸化物に例示される。厚みは、必要な強度に応じて設定される。本実施の形態では、3mmである。基体管1は、多孔質である。
燃料極3の主成分は、NiO−YSZのような酸化ニッケルと他の金属酸化物の混合物に例示される。燃料極3の厚みは、必要な電気抵抗の大きさに基づいて設定される。電気抵抗の面から100μm以上が好ましく、500μm以上がより好ましい。一方、ガス拡散抵抗の面から1.0mm以下が好ましい。燃料極3は多孔質である。
電解質膜4の主成分は、ZrO−Y(YSZ)のようなジルコニア(ZrO)系酸化物に例示される。電解質膜の厚みは、薄ければ薄いほどよいが、製造上ピンホールや割れ目が出来難い10μm以上が好ましい。一方、電気抵抗の面から0.2mm以下が好ましい。より好ましくは0.1mm以下である。電解質膜4は、緻密膜であり、気体のガスが透過しない。
空気極5の主成分は、LaMCoO(M=Sr、Ca)のようなランタンコバルタイト(LaCoO)系酸化物やLaMMnOのようなランタンマンガネート(LaMnO)系酸化物に例示される。空気極5の厚みは、必要な電気抵抗の大きさに基づいて設定される。電気抵抗の面から0.5mm以上が好ましく、より好ましくは1.0mm以上である。一方、ガス拡散抵抗の面から2.0mm以下が好ましい。空気極5は多孔質である。
インターコネクタ7は、第1インターコネクタ層8−1と第2インターコネクタ層8−2とを備える。第1インターコネクタ層8−1は、一方のセル6における燃料極3に接続され、一方のセル6における燃料極3の端部と他方のセル6における電解質膜4の端部とを覆うように設けられている。一方のセル6における電解質膜4の端部を覆うように設けられていても良い。第2インターコネクタ層8−2は、第1インターコネクタ層8−1を覆うように設けられている。そして、他方のセル6の空気極5に接続している。
第1インターコネクタ層8−1の主成分は、LaMCrO系酸化物に例示される。Mはドーパントであり、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つである。ドーパントは、ドープされていなくても良い。第1インターコネクタ層8−1の原料となる材料は、そのドーパントを第1濃度だけドープしたLaCrO系材料を含む。その組成は、La1−x1x1CrO(0≦x1≦0.08)である(後述)。
第2インターコネクタ層8−2の主成分は、LaMCrO系酸化物に例示される。Mはドーパントであり、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つである。第2インターコネクタ層8−2の原料となる材料は、そのドーパントを第2濃度だけドープしたLaCrO系材料を含む。組成としては、導電性や緻密性、ドーパントMが拡散することからLa1−x2x2CrO(0.1≦x2≦0.4)が好ましい。
上記の第1インターコネクタ層8−1及び第2インターコネクタ層8−2により、インターコネクタ7を焼成で形成する際、第1インターコネクタ層8−1の原料のドーパントMの第1濃度を小さくすることで、第1インターコネクタ層8−1から燃料極3や電解質膜4へドーパントMが拡散しにくくなる。加えて、第1インターコネクタ層8−1に同様のドーパントMを含んでいるので、第2インターコネクタ層8−2から第1インターコネクタ層8−1へ拡散するドーパントMを抑えることができる。更に、第2インターコネクタ層8−2の原料のドーパントの第2濃度よりも第1濃度を小さくすることにより、第2インターコネクタ層8−2から第1インターコネクタ層8−1へ拡散するドーパントMを、第1インターコネクタ層8−1で吸収し、留めておくことができる。
以上のことから、第1インターコネクタ層8−1により第2インターコネクタ層8−2のドーパントMの外部(燃料極3及び電解質膜4)への拡散が著しく抑えられるので、緻密(ガスタイト)で高導電率のインターコネクタ7を形成することが可能となる。
インターコネクタ7の厚みは、必要な電気抵抗の大きさに基づい設定される。ガスタイト性及び電気抵抗の面から20μm以上が好ましい。他の層との形状的な関係から、200μm以下が好ましい。その中で、第1インターコネクタ層8−1の厚みと第2インターコネクタ層8−2の厚みとの比は、1:5〜5:1が好ましい。これより小さい場合、第2インターコネクタ層8−2のドーパントMが燃料極3や電解質膜4へ拡散してしまう。これより大きい場合、第1インターコネクタ層8−1が支配的となり導電率が低くなってしまう。
図3は、第1インターコネクタ層8−1とインターコネクタ7の密度との関係を示す表である。第1インターコネクタ層8−1を設けないと、インターコネクタ7の密度は80%と低いが、LaMCrOを設けることで、インターコネクタ7の密度が改善しているのがわかる。すなわち、緻密(ガスタイト)なインターコネクタ7になっている。このとき、密度90%を基準と考えると、第1インターコネクタ層8−1の組成は、La1−x1x1CrO(0≦x1≦0.08)となる。
次に、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法の第1の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法の第1の実施の形態を示すフロー図である。まず、基体管材料を押出成形機により、円筒型の円筒管に形成し、乾燥させる(ステップS1)。次に、円筒管の所定の位置に燃料極材料を塗付(印刷)し、乾燥させる(ステップS2)。更に、燃料極材料の外表面に電解質材料を塗付し、乾燥させる(ステップS3)。
次いで、一方のセル用の燃料極材料の端部と他方のセル用の電解質材料の端部とを覆うように第1インターコネクタ用の第1材料を塗付し乾燥して第1膜を形成する(ステップS4)。第1材料は、ドーパントMを第1濃度だけドープしたLaCrO系材料を含むスラリーである。ドーパントMは、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つである。第1材料のLaCrO系材料の組成は、La1−x1x1CrO(0≦x1≦0.08)である。
第1膜の上に、第2インターコネクタ用の第2材料を塗付し乾燥して第2膜を形成する(ステップS5)。
第2材料は、ドーパントMを第2濃度だけドープしたLaCrO系材料を含むスラリーである。第1濃度は、第2濃度よりも低い。第2材料のLaCrO系材料の組成は、La1−x2x2CrO(0.1≦x2≦0.4)である。
基体管材料と、その外表面に積層された燃料極材料、電解質材料、第1及び第2材料(膜)について、所定の温度で一度に焼結(焼成)する(ステップS06)。これにより、基体管1、燃料極3、電解質膜4、インターコネクタ7が完成する。このとき、第1インターコネクタ層8−1を導入しているので、インターコネクタ7が緻密(ガスタイト)で且つ高導電率を有するように形成することができる。
次に、電解質膜4の外表面とインターコネクタ7の一部とを覆うように空気極材料を塗付し、乾燥する。(ステップS7)。その後、再度所定の温度で焼結する(ステップS08)。図2の固体電解質型燃料電池10が完成する。
なお、ステップS6を省略し、円筒管、燃料極材料、電解質材料、第1及び第2材料(膜)及び空気極材料を一体に焼結することも可能である。
本発明において、第1インターコネクタ層8−1を一層設けるという低コストかつ簡便な方法により、第2インターコネクタ層8−2から電解質膜及び燃料極への物質移動が抑制され、緻密で高導電性のインターコネクタ7を形成することが可能となる。
(第2の実施の形態)
まず、本発明の固体電解質型燃料電池の第2の実施の形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる固体電解質型燃料電池の断面図である。固体電解質型燃料電池10aは、基体管1と、基体管1の外表面に設けられた複数のセル6と、隣接するセル6を電気的に直列に接続するインターコネクタ7とを備えている。それぞれのセル6は、燃料極3、電解質膜4及び空気極5を備える。燃料極3、電解質膜4及び空気極5は、基体管1の表面にこの順に積層されている。インターコネクタ7は、一つのセル6の空気極5と他のセル6の燃料極3とを電気的に接続する。
基体管1、燃料極3、電解質膜4、空気極5については、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
本実施の形態におけるインターコネクタ7は、反応防止層11−1とインターコネクタ層11−2とを備える。反応防止層11−1は、一方のセル6における燃料極3に接続され、一方のセル6における燃料極3の端部と他方のセル6における電解質膜4の端部とを覆うように設けられている。一方のセル6における電解質膜4の端部を覆うように設けられていても良い。第1の実施の形態における第1インターコネクタ層8−1と同様に、インターコネクタ層11−2のドーパントMの外部(燃料極3及び電解質膜4)への拡散を抑える機能を有する。インターコネクタ層11−2は、反応防止層11−1を覆うように設けられている。そして、他方のセル6の空気極5に接続している。
反応防止層11−1の主成分は、Y系酸化物、CaZrO系酸化物、及び、SrZrO系酸化物のうちの少なくとも一つと、Ni又はNiO系酸化物とに例示される。反応防止層11−1の原料となる材料は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つ(以下、「Y系材料等」ともいう)と、Ni又はNiO系材料(以下、「NiO系材料等」ともいう)とを混合したものを含む。Y系材料等と、NiO系材料等との体積混合比は、7:3〜2:8である。体積混合比がこれより大きい場合には、絶縁性のY系材料等が多過ぎて、反応防止層11−1の導電率が低下する。これより小さい場合には、インターコネクタ層11−2の一部が燃料極3及び電解質膜4へ拡散することを防止できなくなる。
インターコネクタ層11−2の主成分は、LaMCrO系酸化物に例示される。Mはドーパントであり、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つである。インターコネクタ層11−2の原料となる材料は、そのドーパントをドープされたLaCrO系材料を含む。組成としては、導電性や緻密性からLa1−x3x3CrO(0.05≦x3≦0.4)が好ましい。
インターコネクタ7を焼成で形成する際、反応防止層11−1を設けることで、インターコネクタ層11−2から反応防止層11−1へ拡散するドーパントMを抑えることができる。それにより、インターコネクタ層11−2のドーパントMの外部(燃料極3及び電解質膜4)への拡散が著しく抑えられるので、緻密(ガスタイト)で高導電率のインターコネクタ7を形成することが可能となる。
インターコネクタ7の厚みは、必要な電気抵抗の大きさに基づい設定される。ガスタイト性及び電気抵抗の面から20μm以上が好ましい。他の層との形状的な関係から、200μm以下が好ましい。その中で、反応防止層11−1の厚みとインターコネクタ層11−2の厚みとの比は、1:5〜5:1が好ましい。これより小さい場合、インターコネクタ層11−2のドーパントMが燃料極3や電解質膜4へ拡散してしまい、所望の密度が得られない。これより大きい反応防止層11−1は不要である。全体が厚くなりすぎるという不具合があるからである。
図6は、反応防止層11−1とインターコネクタ7の密度との関係を示す表である。反応防止層11−1を設けないと、インターコネクタ7の密度は80%と低いが、Y系酸化物等とNiO系酸化物との混合相を用いることで、インターコネクタ7の密度が改善しているのがわかる。すなわち、緻密(ガスタイト)なインターコネクタ7になっている。このとき、所望の導電率と密度90%を基準と考えると、Y系材料等と、NiO系材料等との体積混合比、及び、反応防止層11−1の厚みとインターコネクタ層11−2の厚みとの比は、上記制限となる。
次に、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法の第2の実施の形態について説明する。
図7は、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法の第2の実施の形態を示すフロー図である。まず、基体管材料を押出成形機により、円筒型の円筒管に形成し、乾燥させる(ステップS11)。次に、円筒管の所定の位置に燃料極材料を塗付(印刷)し、乾燥させる(ステップS12)。更に、燃料極材料の外表面に電解質材料を塗付し、乾燥させる(ステップS13)。
次いで、一方のセル用の燃料極材料の端部と他方のセル用の電解質材料の端部とを覆うように反応防止層用の反応防止材料を塗付し乾燥して第1膜を形成する(ステップS14)。反応防止材料は、Y系材料等と、NiO系材料等とを含むスラリーである。Y系材料等と、NiO系材料等との体積配合比は、7:3〜2:8である。
第1膜(反応防止材料)を覆うように、インターコネクタ層用のインターコネクタ材料を塗付し乾燥して第2膜を形成する(ステップS15)。インターコネクタ材料は、ドーパントMをドープされたLaCrO系材料を含むスラリーである。そのLaCrO系材料の組成は、La1−x3x3CrO(0.05≦x3≦0.4)である。
基体管材料と、その外表面に積層された燃料極材料、電解質材料、第1膜(反応防止材料)、第2膜(インターコネクタ材料)について、所定の温度で一度に焼結(焼成)する(ステップS16)。これにより、基体管1、燃料極3、電解質膜4、インターコネクタ7が完成する。このとき、反応防止層11−1を導入しているので、インターコネクタ7が緻密(ガスタイト)で且つ高導電率を有するように形成することができる。
次に、電解質膜4の外表面とインターコネクタ7の一部とを覆うように空気極材料を塗付し、乾燥する。(ステップS17)。その後、再度所定の温度で焼結する(ステップS18)。図5の固体電解質型燃料電池10aが完成する。
なお、ステップS16を省略し、円筒管、燃料極材料、電解質材料、第1膜(反応防止材料)、第2膜(インターコネクタ材料)及び空気極材料を一体に焼結することも可能である。
本発明において、反応防止層11−1を一層設けるという低コストかつ簡便な方法により、インターコネクタ層11−2から電解質膜及び燃料極への物質移動が抑制され、緻密で高導電性のインターコネクタ7を形成することが可能となる。
(第3の実施の形態)
まず、本発明の固体電解質型燃料電池の第3の実施の形態について説明する。
図8は、本発明の第3の実施の形態にかかる固体電解質型燃料電池の断面図である。固体電解質型燃料電池10bは、基体管1と、基体管1の外表面に設けられた複数のセル6と、隣接するセル6を電気的に直列に接続するインターコネクタ7とを備えている。それぞれのセル6は、燃料極3、電解質膜4及び空気極5を備える。燃料極3、電解質膜4及び空気極5は、基体管1の表面にこの順に積層されている。インターコネクタ7は、一つのセル6の空気極5と他のセル6の燃料極3とを電気的に接続する。
基体管1、燃料極3、電解質膜4、空気極5については、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
本実施の形態におけるインターコネクタ7は、第1反応防止層13と第2反応防止層14とインターコネクタ層15とを備える。第2反応防止層14は、一方のセル6における燃料極3に接続され、一方のセル6における燃料極3の端部を覆うように設けられている。第2反応防止層14は、インターコネクタ層15のドーパントMの燃料極3への拡散を抑える機能を有する。第1反応防止層13は、他方のセル6における電解質膜4の端部を覆うように設けられている。そのとき、一方のセル6における電解質膜4の端部を覆うように設けられていても良い。第1反応防止層13は、インターコネクタ層15のドーパントMの電解質膜4への拡散を抑える機能を有する。インターコネクタ層15は、第1反応防止層13及び第2反応防止層14を覆うように設けられている。そして、他方のセル6の空気極5に接続している。
第1反応防止層13の主成分は、Y系酸化物、CaZrO系酸化物、及び、SrZrO系酸化物のうちの少なくとも一つに例示される。第1反応防止層13の原料となる材料は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つを含む。
第2反応防止層14の主成分は、Y系酸化物、CaZrO系酸化物、及び、SrZrO系酸化物のうちの少なくとも一つと、Ni又はNiO系酸化物とに例示される。第2反応防止層14の原料となる材料は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つ(以下、「Y系材料等」ともいう)と、Ni又はNiO系材料(以下、「NiO系材料等」ともいう)とを混合したものを含む。Y系材料等と、NiO系材料等との体積混合比は、7:3〜2:8である。体積混合比がこれより大きい場合には、絶縁性のY系材料等が多過ぎて、第2反応防止層14の導電率が低下する。これより小さい場合には、インターコネクタ層15の一部が燃料極3へ拡散することを防止できなくなる。
インターコネクタ層15の主成分は、LaMCrO系酸化物に例示される。Mはドーパントであり、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つである。インターコネクタ層15の原料となる材料は、そのドーパントをドープされたLaCrO系材料を含む。組成としては、導電性や緻密性からLa1−x4x4CrO(0.05≦x4≦0.4)が好ましい。
インターコネクタ7を焼成で形成する際、第1反応防止層13及び第2反応防止層14を設けることで、インターコネクタ15から第1反応防止層13及び第2反応防止層14へ拡散するドーパントMを抑えることができる。それにより、インターコネクタ層15のドーパントMの外部(燃料極3及び電解質膜4)への拡散が著しく抑えられるので、緻密(ガスタイト)で高導電率のインターコネクタ7を形成することが可能となる。
インターコネクタ7の厚みは、必要な電気抵抗の大きさに基づい設定される。ガスタイト性及び電気抵抗の面から20μm以上が好ましい。他の層との形状的な関係から、200μm以下が好ましい。その中で、第1反応防止層13及び第2反応防止層14の厚みとインターコネクタ層15の厚みとの比は、1:5〜5:1が好ましい。これより小さい場合、インターコネクタ層15のドーパントMが燃料極3及び電解質膜4へ拡散してしまい、所望の密度が得られない。これより大きい第1反応防止層13及び第2反応防止層14は不要である。全体が厚くなりすぎるという不具合があるからである。
図9は、第1反応防止層及び第2反応防止層とインターコネクタ7の密度との関係を示す表である。第1反応防止層13及び第2反応防止層14を設けないと、インターコネクタ7の密度は80%と低いが、第1反応防止層13としてY系酸化物等を、第2反応防止層14としてY系酸化物等とNiO系酸化物との混合相を用いることで、インターコネクタ7の密度が改善しているのがわかる。すなわち、緻密(ガスタイト)なインターコネクタ7になっている。このとき、所望の導電率と密度90%を基準と考えると、Y系材料等と、NiO系材料等との体積混合比、及び、第1反応防止層13及び第2反応防止層14の厚みとインターコネクタ層15の厚みとの比は、上記制限となる。
次に、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法の第3の実施の形態について説明する。
図10は、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法の第3の実施の形態を示すフロー図である。まず、基体管材料を押出成形機により、円筒型の円筒管に形成し、乾燥させる(ステップS21)。次に、円筒管の所定の位置に燃料極材料を塗付(印刷)し、乾燥させる(ステップS22)。更に、燃料極材料の外表面に電解質材料を塗付し、乾燥させる(ステップS23)。
次いで、一方のセル用の燃料極材料の端部を覆うように第2反応防止層用の第2反応防止材料を塗付し乾燥して、第1膜を形成する(ステップS24)。第2反応防止材料は、Y系材料等と、NiO系材料等とを含むスラリーである。Y系材料等と、NiO系材料等との体積配合比は、7:3〜2:8である。
次に、一方のセル用の電解質材料の端部及び他方のセルの電解質材料の端部を覆うように第1反応防止層用の第1反応防止材料を塗付し乾燥して、第3膜を形成する(ステップS25)。第1反応防止材料は、Y系材料等を含むスラリーである。
第1及び第3膜(第2及び第1反応防止材料)を覆うように、インターコネクタ層用のインターコネクタ材料を塗付し乾燥して、第2膜を形成する(ステップS26)。インターコネクタ材料は、ドーパントMをドープされたLaCrO系材料を含むスラリーである。そのLaCrO系材料の組成は、La1−x4x4CrO(0.05≦x4≦0.4)である。
基体管材料と、その外表面に積層された燃料極材料、電解質材料、第1及び第3膜(第2及び第1反応防止材料)、第2膜(インターコネクタ材料)について、所定の温度で一度に焼結(焼成)する(ステップS27)。これにより、基体管1、燃料極3、電解質膜4、インターコネクタ7が完成する。このとき、第1反応防止層13及び第2反応防止層14を導入しているので、インターコネクタ7が緻密(ガスタイト)で且つ高導電率を有するように形成することができる。
次に、電解質膜4の外表面とインターコネクタ7の一部とを覆うように空気極材料を塗付し、乾燥する。(ステップS28)。その後、再度所定の温度で焼結する(ステップS29)。図8の固体電解質型燃料電池10bが完成する。
なお、ステップS27を省略し、円筒管、燃料極材料、電解質材料、第1及び第3膜(第2及び第1反応防止材料)、第2膜(インターコネクタ材料)及び空気極材料を一体に焼結することも可能である。
本発明において、第1反応防止層13及び第2反応防止層14を設けるという低コストかつ簡便な方法により、インターコネクタ層15から電解質膜及び燃料極への物質移動が抑制され、緻密で高導電性のインターコネクタ7を形成することが可能となる。
第1の実施の形態における第1インターコネクタ層8−1用の第1材料、第2インターコネクタ層8−2用の第2材料、第2の実施の形態におけるインターコネクタ層11−2用のインターコネクタ材料、第3の実施の形態におけるインターコネクタ層15用のインターコネクタ材料は、有機カルボン酸を用いた金属錯体を焼成する方法で形成したものを用いることができる。具体的には以下の方法である。
ランタンクロマイトLa1−xCrO3(M=Mg,Ca,Sr,0.05≦x≦0.4)の所定の組成になるように、金属塩(例示:硝酸ランタン、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、硝酸ストロンチウム、硝酸クロム)の水溶液を調整する。次に、作製するランタンクロマイトのモル比に対して3〜8倍の有機カルボン酸(例示:グリシン、クエン酸)をその水溶液に混合・攪拌し、金属錯体を作製する。この混合水溶液を濃縮してゾル化した後、乾燥機でゲル化する。ゲルを150から250℃で熱分解後、900〜1300℃で仮焼し、ランタンクロマイトの粉を合成する。このように作製した粉は、不純物相を含まない単相のランタンクロマイトになりやすく緻密なインターコネクタの形成に有用である。グリシンを用いることは、単相をより得やすいという点でより好ましい。
図1は、従来の固体電解質型燃料電池100の断面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる固体電解質型燃料電池の断面図である。 図3は、第1インターコネクタ層8−1とインターコネクタ7の密度との関係を示す表である。 図4は、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法の第1の実施の形態を示すフロー図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる固体電解質型燃料電池の断面図である。 図6は、反応防止層11−1とインターコネクタ7の密度との関係を示す表である。 図7は、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法の第2の実施の形態を示すフロー図である。 図8は、本発明の第3の実施の形態にかかる固体電解質型燃料電池の断面図である。 図9は、第1反応防止層及び第2反応防止層とインターコネクタ7の密度との関係を示す表である。 図10は、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法の第3の実施の形態を示すフロー図である。
符号の説明
1、101 基体管
3、103 燃料極
4、104 電解質
5、105 空気極
6、106 セル
7、107 インターコネクタ
8−1 第1インターコネクタ層
8−2 第2インターコネクタ層
10(a,b)、100 固体電解質型燃料電池
11−1 反応防止層
11−2、15 インターコネクタ層
13 第1反応防止層
14 第2反応防止層

Claims (21)

  1. 複数のセルと、
    前記複数のセルのうちの隣接する一方のセルと他方のセルとを電気的に接続するインターコネクタと
    を具備し、
    前記複数のセルの各々は、
    電解質膜と、
    前記電解質膜の一方の面に接続された空気極と、
    前記電解質膜の他方の面に接続された燃料極と
    を備え、
    前記インターコネクタは、
    前記一方のセルの前記燃料極上に一方の面を接続された第1層と、
    前記第1層の他方の面に一方の面を接続され、前記他方のセルの前記空気極に他方の面を接続された第2層と
    を含む
    固体電解質型燃料電池。
  2. 請求項1に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記第1層は、前記一方のセルの前記電解質膜の端部、及び、前記他方のセルの前記電解質膜の端部のうちの少なくとも一方に接続される
    固体電解質型燃料電池。
  3. 請求項1又は2に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記第1層は、LaMCrO相を含み、
    前記Mはドーパントであり、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つであり、
    前記第2層は、LaMCrO相を含み、
    前記第1層の前記ドーパントの濃度は、前記第2層の前記ドーパントの濃度よりも低い
    固体電解質型燃料電池。
  4. 請求項3に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記第1層は、前記ドーパントを第1濃度だけドープしたLaCrO系材料を原料として含み、
    前記第2層は、前記ドーパントを第2濃度だけドープしたLaCrO系材料を原料として含み、
    前記第1濃度は、前記第2濃度よりも低い
    固体電解質型燃料電池。
  5. 請求項4に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記第1層のLaCrO系材料の組成は、La1−x1x1CrO(0≦x1≦0.08)であり、
    前記第2層のLaCrO系材料の組成は、La1−x2x2CrO(0.1≦x2≦0.4)である
    固体電解質型燃料電池。
  6. 請求項1又は2に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記第1層は、Y相、CaZrO相、及び、SrZrO相のうちの少なくとも一つと、Ni相及びNiO相のうちの少なくとも一つとを含み、
    前記第2層は、LaMCrO相を含み、
    前記Mはドーパントであり、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つである
    固体電解質型燃料電池。
  7. 請求項6に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記第1層は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つと、NiO系材料とを混合したものを原料として含み、
    前記第2層は、前記ドーパントをドープしたLaCrO系材料を原料として含む
    固体電解質型燃料電池。
  8. 請求項7に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記Y系材料、前記CaZrO系材料及び前記SrZrO系材料のうちの少なくとも一つと、前記NiO系材料との体積配合比は、7:3〜2:8である
    固体電解質型燃料電池。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記第1層は、前記一方のセルの前記電解質膜に接続される第3層、及び、前記他方のセルの前記電解質膜に接続される第4層の少なくとも一方を含み、
    前記第3層及び前記第4層は、Y相、CaZrO相、及び、SrZrO相のうちの少なくとも一つを含む
    固体電解質型燃料電池。
  10. 請求項9に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記第3層及び前記第4層は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つを原料として含む
    固体電解質型燃料電池。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の固体電解質型燃料電池において、
    前記第1層の厚みと、前記第2層の厚みとの比は、1:5〜5:1である
    固体電解質型燃料電池。
  12. (a)第1層と第2層とを備えるインターコネクタにおける前記第1層用の第1材料の第1膜を、電解質膜に接続された燃料極上に形成するステップと、
    (b)前記第2層用の第2材料の第2膜を、塗布された前記第1膜上に形成するステップと、
    (c)前記第1膜及び前記第2膜を焼成し、前記第1層と前記第2層とを形成するステップと
    を具備する
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
  13. 請求項12に記載の固体電解質型燃料電池の製造方法において、
    前記(a)ステップは、
    (a1)前記電解質膜のうちの前記インターコネクタに接続される部分を覆うように、前記第1膜を形成するステップを備える
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
  14. 請求項12に記載の固体電解質型燃料電池の製造方法において、
    前記第1材料は、ドーパントを第1濃度だけドープしたLaCrO系材料を含み、
    前記ドーパントは、Mg、Ca、及び、Srのうちの少なくとも一つであり、
    前記第2材料は、前記ドーパントを第2濃度だけドープしたLaCrO系材料を含み、
    前記第1濃度は、前記第2濃度よりも低い
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
  15. 請求項14に記載の固体電解質型燃料電池の製造方法において、
    前記第1材料のLaCrO系材料の組成は、La1−x1x1CrO(0≦x1≦0.08)、Mは前記ドーパントであり、
    前記第2材料のLaCrO系材料の組成は、La1−x2x2CrO(0.1≦x2≦0.4)である
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
  16. 請求項12に記載の固体電解質型燃料電池の製造方法において、
    前記第1材料は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つと、NiO系材料とを含み、
    前記第2材料は、前記ドーパントをドープしたLaCrO系材料を含む
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
  17. 請求項16に記載の固体電解質型燃料電池の製造方法において、
    前記Y系材料、前記CaZrO系材料及び前記SrZrO系材料のうちの少なくとも一つと、前記NiO系材料との体積配合比は、7:3〜2:8である
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
  18. 請求項12、14乃至17のいずれか一項に記載の固体電解質型燃料電池の製造方法において、
    前記(a)ステップは、
    (a2)前記第1層に含まれる第3層のための第3材料の第3膜を、前記電解質膜のうちの前記インターコネクタに接続される部分を覆い、前記第1膜に接続するように形成するステップを備える
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
  19. 請求項18に記載の固体電解質型燃料電池の製造方法において、
    前記第3材料は、Y系材料、CaZrO系材料及びSrZrO系材料のうちの少なくとも一つを含む
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
  20. 請求項12乃至19のいずれか一項に記載の固体電解質型燃料電池の製造方法において、
    前記(a)ステップは、
    (a3)有機カルボン酸を用いた金属錯体を焼成して前記第1材料を合成するステップを備える
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
  21. 請求項20に記載の固体電解質型燃料電池の製造方法において、
    前記有機カルボン酸は、グリシンを含む
    固体電解質型燃料電池の製造方法。
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