JP2005130242A - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2005130242A
JP2005130242A JP2003364253A JP2003364253A JP2005130242A JP 2005130242 A JP2005130242 A JP 2005130242A JP 2003364253 A JP2003364253 A JP 2003364253A JP 2003364253 A JP2003364253 A JP 2003364253A JP 2005130242 A JP2005130242 A JP 2005130242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
conductors
insulator layer
noise filter
inductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003364253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4622231B2 (ja
Inventor
Atsushi Shinkai
淳 新海
Hironobu Chiba
博伸 千葉
Takeki Morimoto
雄樹 森本
Kenji Ueno
兼司 植野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003364253A priority Critical patent/JP4622231B2/ja
Publication of JP2005130242A publication Critical patent/JP2005130242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4622231B2 publication Critical patent/JP4622231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

【課題】広い周波数帯域でノイズを除去することができるノイズフィルタの提供を目的とする。
【解決手段】複数の渦巻き状の第1の導体11a,11bと複数の渦巻き状の第2の導体12a,12bの一方もしくは両方を備えた複数の絶縁体層13と、複数の第1の導体11a,11bからなる一つのインダクタ導体14と、複数の第2の導体12a,12bからなる一つのコンデンサ導体15と、インダクタ導体14の両端部16a,16bに接続された第1、第2の引出電極17,18と、コンデンサ導体15の一端部19aに接続された第3の引出電極20とを備え、前記複数の絶縁体層13は、その中に第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bの両方を同一面に備えた絶縁体層13を複数有し、かつこの複数の絶縁体層13は、それぞれ第2の導体12a,12bを第1の導体11a,11bに沿うように第1の導体11a,11bの線間に形成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は小型デジタル機器やOA機器、携帯端末等の電子機器に広く用いられているノイズフィルタに関するものである。
従来のこの種のノイズフィルタは、図7に示すように、フェライト等の磁性体層1に形成されたコイル導体2を複数積層してなるインダクタ導体と、誘電体層3に形成されたコンデンサ導体4とを独立した状態で積層することにより構成していた。この構成により、従来のノイズフィルタは、インダクタ導体と磁性体層1とからなるインダクタ部と、誘電体層3とコンデンサ導体4とからなるコンデンサ部をそれぞれ備えた構成となっていた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
実公昭60−17895号公報
上記した従来のノイズフィルタは、インダクタ導体とコンデンサ導体4をそれぞれ独立して形成する集中定数型のノイズフィルタの構造をしているため、インダクタ部とコンデンサ部との共振周波数帯域のみのノイズしか除去できず、その結果、広い周波数帯域でノイズを除去することが困難であるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、広い周波数帯域でノイズを除去することができるノイズフィルタを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の渦巻き状の第1の導体と、複数の渦巻き状の第2の導体と、前記第1の導体と第2の導体の一方もしくは両方を備えた複数の絶縁体層と、前記複数の第1の導体からなる一つのインダクタ導体と、前記複数の第2の導体からなる一つのコンデンサ導体と、前記インダクタ導体の両端部に接続された第1、第2の引出電極と、前記コンデンサ導体の一端部に接続された第3の引出電極とを備え、前記複数の絶縁体層は、その中に前記第1の導体と第2の導体の両方を同一面に備えた絶縁体層を複数有し、かつこの複数の絶縁体層は、それぞれ第2の導体を第1の導体に沿うように第1の導体の線間に形成したもので、この構成によれば、インダクタ導体を形成する第1の導体の大部分の横にコンデンサ導体を形成する第2の導体が位置することになり、そしてこの配置関係は複数の絶縁体層に形成されているため、第1の導体と第2の導体の線間の静電容量を分布定数的に得ることができ、これにより、広い周波数帯域でノイズを除去することができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、インダクタ導体を形成する第1の導体の一部と、前記第1の導体を設けた絶縁体層とは異なる絶縁体層に設けたコンデンサ導体を形成する第2の導体の一部とが、上面視にて重なるようにしたもので、この構成によれば、インダクタ導体とコンデンサ導体との間の静電容量を、絶縁体層の同一面に設けた第1、第2の導体間だけでなく、上下方向に設けられた第1、第2の導体間においても分布定数的に得ることができるため、広い周波数帯域でノイズを除去することができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、第3の引出電極を、第1、第2の導体の一方もしくは両方を備えた絶縁体層とは異なる別個の絶縁体層に設けたもので、この構成によれば、第1、第2の導体によって第3の引出電極の形成位置が制限されることがないため、第3の引出電極を形成し易くなるという作用効果が得られる。
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、第3の引出電極の面積を絶縁体層の面積と略同一としたもので、この構成によれば、インダクタ導体とコンデンサ導体との間の静電容量を、絶縁体層の同一面に設けた第1、第2の導体間だけでなく、第1の導体と第3の引出電極との間においても確実に発生させることができるため、広い周波数帯域でノイズを除去することができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項5に記載の発明は、特に、第3の引出電極を、インダクタ導体を形成する第1の導体と対向して形成するとともに、渦巻き状としたもので、この構成によれば、インダクタ導体とコンデンサ導体との間の静電容量を、絶縁体層の同一面に設けた第1、第2の導体間だけでなく、第1の導体と第3の引出電極との間においても静電容量を発生させることができるため、広い周波数帯域でノイズを除去することができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項6に記載の発明は、特に、全ての絶縁体層を同一材料で形成したもので、この構成によれば、層間剥離やクラックの発生を抑えることができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項7に記載の発明は、特に、絶縁体層として誘電材料を用いたもので、この構成によれば、誘電率の高い材料を用いることにより、低い周波数帯域で減衰させることができ、また誘電率の低い材料を用いることにより、高い周波数帯域で減衰させることができ、しかもインダクタ導体が渦巻き状に形成されているため、十分なインダクタンス値を得ることができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項8に記載の発明は、特に、絶縁体層として磁性材料を用いたもので、この構成によれば、磁性材料の透磁率によってインダクタンス値を調整することができるとともに、磁性材料が持つ比誘電率を利用することにより、十分な容量を得ることができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項9に記載の発明は、特に、第1の導体と第2の導体をめっきによって形成したもので、この構成によれば、第1の導体と第2の導体の形状を自由に形成することが容易であるため、導体の幅を広くしたり、導体の厚みを厚くすることにより、インダクタンス値や静電容量を容易に調整することができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項10に記載の発明は、特に、絶縁体層としてグリーンシートを用い、かつ第1、第2の導体を前記絶縁体層に転写するように設けたもので、この構成によれば、絶縁体層として柔らかいグリーンシートを用い、かつ第1、第2の導体は直接絶縁体層に形成しないため、転写したとき第1、第2の導体を絶縁体層にめり込ませることができ、これにより、第1、第2の導体間に絶縁体層を介在させることができるため、インダクタ導体とコンデンサ導体の短絡を確実に防止できるという作用効果が得られる。
本発明の請求項11に記載の発明は、一または複数の渦巻き状の第1の導体と、一または複数の渦巻き状の第2の導体と、前記第1の導体と第2の導体の一方もしくは両方を備えた複数の絶縁体層と、前記第1の導体からなる一つのインダクタ導体と、前記第2の導体からなる一つのコンデンサ導体と、前記インダクタ導体の両端部に接続された第1、第2の引出電極と、前記コンデンサ導体の一端部に接続された第3の引出電極とを備え、前記複数の絶縁体層は、その中に前記第1の導体と第2の導体の両方を備えた絶縁体層を有し、かつこの絶縁体層は、第1の導体と第2の導体とをこの絶縁体層を挟んで対向するように形成したもので、この構成によれば、絶縁体層を挟んでインダクタ導体を形成する第1の導体の大部分と対向する部分に、コンデンサ導体を形成する第2の導体を設けることができるため、第1の導体と第2の導体の線間に発生する静電容量を分布定数的に大きくすることができ、これにより、広い周波数帯域でノイズを除去することができるという作用効果が得られる。
本発明の請求項12に記載の発明は、一または複数の渦巻き状の第1の導体と、一または複数の渦巻き状の第2の導体と、前記第1の導体と第2の導体の一方もしくは両方を備えた複数の絶縁体層と、前記第1の導体からなる一つのインダクタ導体と、前記第2の導体からなる一つのコンデンサ導体と、前記インダクタ導体の両端部に接続された第1、第2の引出電極と、前記コンデンサ導体の一端部に接続された第3の引出電極とを備え、前記複数の絶縁体層は、その中に前記第1の導体と第2の導体の両方を同一面に備えた絶縁体層を一つ有し、かつこの一つの絶縁体層は、第2の導体を第1の導体に沿うように第1の導体の線間に形成したもので、この構成によれば、インダクタ導体を形成する第1の導体の大部分の横にコンデンサ導体を形成する第2の導体が位置することになり、これにより、第1の導体と第2の導体の線間の静電容量を分布定数的に得ることができるため、広い周波数帯域でノイズを除去することができるという作用効果が得られる。
以上のように本発明のノイズフィルタは、複数の渦巻き状の第1の導体と、複数の渦巻き状の第2の導体と、前記第1の導体と第2の導体の一方もしくは両方を備えた複数の絶縁体層と、前記複数の第1の導体からなる一つのインダクタ導体と、前記複数の第2の導体からなる一つのコンデンサ導体と、前記インダクタ導体の両端部に接続された第1、第2の引出電極と、前記コンデンサ導体の一端部に接続された第3の引出電極とを備え、前記複数の絶縁体層は、その中に前記第1の導体と第2の導体の両方を同一面に備えた絶縁体層を複数有し、かつこの複数の絶縁体層は、それぞれ第2の導体を第1の導体に沿うように第1の導体の線間に形成しているため、インダクタ導体を形成する第1の導体の大部分の横にコンデンサ導体を形成する第2の導体は位置することになり、そしてこの配置関係は複数の絶縁体層に形成されているため、第1の導体と第2の導体の線間の静電容量を分布定数的に得ることができ、これにより、広い周波数帯域でノイズを除去することができるという優れた効果を奏するものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜10に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるノイズフィルタを示す分解斜視図、図2は同ノイズフィルタを示す斜視図である。
図1、図2に示すように、本発明の実施の形態1におけるノイズフィルタは、複数の渦巻き状の第1の導体11a,11bと、複数の渦巻き状の第2の導体12a,12bと、前記第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bの両方を備えた複数の絶縁体層13と、前記複数の第1の導体11a,11bからなる一つのインダクタ導体14と、前記複数の第2の導体12a,12bからなる一つのコンデンサ導体15と、前記インダクタ導体14の両端部16a,16bに接続された第1、第2の引出電極17,18と、前記コンデンサ導体15の一端部19aに接続された第3の引出電極20とを備えている。そして前記複数の絶縁体層13は、それぞれ同一面に前記第1の導体11aと第2の導体12a、あるいは第1の導体11bと第2の導体12bを備え、かつ前記コンデンサ導体15を形成する第2の導体12a,12bはそれぞれインダクタ導体14を形成する第1の導体11a,11bに沿うように第1の導体11a,11bの線間に形成している。
前記第1の導体11a,11bは、渦巻き状に銀等の導電材料をめっきすることにより形成され、2枚の絶縁体層13の上面にそれぞれ一つずつ設けられている。そして、下方の絶縁体層13の上面に設けられた第1の導体11aの渦巻きの中心部21aと、上方の絶縁体層13の上面に設けられた第1の導体11bの渦巻きの中心部21bとが、絶縁体層13に設けられたバイア電極22aを介して接続され、一つのインダクタ導体14を形成している。
ここで、下方に位置する第1の導体11aの両端部は、渦巻きの中心部21aとインダクタ導体14の一端部16aとなる。また、上方に位置する第1の導体11bの両端部は、渦巻きの中心部21bとインダクタ導体14の他端部16bとなる。
前記第2の導体12a,12bは、渦巻き状に銀等の導電材料をめっきすることにより形成され、2枚の絶縁体層13の上面にそれぞれ一つ設けられている。そして、下方の絶縁体層13の上面に設けられた第2の導体12aの渦巻きの中心部23aと、上方の絶縁体層13の上面に設けられた第2の導体12bの渦巻きの中心部23bとが、バイア電極22bを介して接続され、一つのコンデンサ導体15を形成している。
ここで、下方に位置する第2の導体12aの両端部は、渦巻きの中心部23aとコンデンサ導体15の一端部19aとなる。また、上方に位置する第2の導体12bの両端部は、渦巻きの中心部23bとコンデンサ導体15の他端部19bとなる。
そして、前記下方の絶縁体層13は同一面においてコンデンサ導体15を形成する第2の導体12aを第1の導体11aに沿うように第1の導体11aの線間に形成している。同様に、前記上方の絶縁体層13も同一面においてコンデンサ導体15を形成する第2の導体12bを第1の導体11bに沿うように第1の導体11bの線間に形成している。このような構成とすることにより、第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bとの間に静電容量が発生し、コンデンサ部が構成される。
前記2枚の絶縁体層13は、BaTiO3やTiO2などの誘電材料、またはNi−Cu−Zn−Co系フェライトなどの磁性材料によりシート状に構成され、絶縁性を有している。そして、上方の絶縁体層13には2つのバイア電極22a,22bが、下方の絶縁体層13にはバイア電極22cがそれぞれ設けられている。なお、絶縁体層13の枚数は上下の1枚ずつの計2枚である必要は無く、複数であれば他の枚数であってもよい。
上記構成において、絶縁体層13として誘電材料を用いた場合、誘電材料が高誘電率を示すものであれば、発生する容量が大きくなるため、低い周波数帯域で減衰をさせることができる。一方、誘電材料が低誘電率を示すものであれば、発生する容量が小さくなるため、高い周波数帯域で減衰をさせることができる。なお、この場合、誘電体のペーストを、下方の絶縁体層13と第1、第2の導体11a,12aとの間や上方の絶縁体層13と第1、第2の導体11b,12bとの間に設けるようにしてもよい。
また、絶縁体層13として磁性材料を用いた場合、磁性材料の透磁率によりインダクタンス値を調整することができるとともに、磁性材料が持つ比誘電率(10〜15)を利用することにより、容量を得ることができる。
前記インダクタ導体14は、第1の導体11a,11bからなり、インダクタ部を構成する。また、インダクタ導体14の両端部16a,16bは、それぞれ第1、第2の引出電極17,18に接続されている。
前記コンデンサ導体15は、第2の導体12a,12bからなり、前記第1の導体11a,11b、すなわちインダクタ導体14とでコンデンサ部を構成する。また、このコンデンサ導体15の一端部19aは下方の絶縁体層13に設けられたバイア電極22cを介して第3の引出電極20に接続されている。一方、このコンデンサ導体15の他端部19bは電気的に接続される対象は無い。従って、コンデンサ導体15はその一端部19aを介してしか外部に引出されず、この外部に引出された部分はグランドに接続される。
すなわち、外部からの信号はインダクタ導体14のみに流入するが、インダクタ導体14とコンデンサ導体15との間の静電容量により、コンデンサ導体15にも電流が流れ、そしてコンデンサ導体15に入った電流はグランドに落される。
なお、コンデンサ導体15は断続することなく連続した一つの導体であるため、絶縁体層13の同一面に複数の第2の導体12a,12bを設ける必要は無く、さらに第3の引出電極20は一つで済むため、生産性、コストの面で有利である。
前記第1の引出電極17は、下方の絶縁体層13の上面に設けられ、前記第1の導体11aの一端部16aと接続されている。そしてこの第1の引出電極17は、銀等の導電材料をめっきしたり、印刷する等の方法によって形成する。
前記第2の引出電極18は、上方の絶縁体層13の上面に設けられ、前記第1の導体11bの他端部16bと接続されている。そしてこの第2の引出電極18も、前記第1の引出電極17と同様、銀等の導電材料をめっきしたり、印刷する等の方法によって形成する。
なお、前記第1、第2の引出電極17,18は、第1の導体11a,11bと同じ材料でかつ同時に形成するのが、生産性の上で好ましい。
前記第3の引出電極20は、下方の絶縁体層13の下面に設けられ、バイア電極22cとコンデンサ導体15の一端部19aを介して第2の導体12aに接続されている。そして、この第3の引出電極20は、2方向に分かれて外部に引出されている。またこの第3の引出電極20は、銀等の導電材料をめっきしたり、印刷する等の方法によって形成する。
また、前記第3の引出電極20の下面および上方の第1、第2の導体11b,12bの上面には、ダミー絶縁体層25がそれぞれ3枚設けられている。この場合、ダミー絶縁体層25は、必ずしも図1のように3枚に限られるものではない。そしてまた、ダミー絶縁体層25の材料は絶縁性を有するものであれば何でもよいが、絶縁体層13と同じ材料を用いれば、全ての絶縁体層を同一材料で形成できるため、層間剥離やクラックの発生を抑えることができる。
なお、前記第3の引出電極20は、第1、第2の導体11a,12aが設けられた下方の絶縁体層13の上面に設けても構わないが、下方の絶縁体層13の下面、すなわち下方の絶縁体層13とは異なる別個のダミー絶縁体層25の上面に設けるようにする方が好ましい。なぜならば、このようにした方が、第1、第2の導体11a,12aにより第3の引出電極20の形成位置が制限されることがなくなるため、第3の引出電極20を形成し易くなるからである。この場合、第3の引出電極20と、下方の絶縁体層13を介して対向する第1の導体11aとの間でさらに静電容量を発生させることができる。
そして、前記第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12b、絶縁体層13、ダミー絶縁体層25を上述した構成で積層することにより、図2に示すような積層物26が得られる。この積層物26の両端部には、インダクタ導体14の両端部16a,16bに接続された第1、第2の引出電極17,18が引出され、かつ積層物26の両側部にはコンデンサ導体15の一端部19aと接続された第3の引出電極20が引出されている。また、積層物26の両端面には、第1、第2の引出電極17,18と接続された第1、第2の外部電極27,28が設けられ、かつ積層物26の両側面には、前記第3の引出電極20と接続された第3の外部電極29が設けられている。なお、第3の外部電極29は、積層物26の両側面と上下面の4面にわたって一体的に設けてもよい。
以下、前記第1の導体11a,11bおよび第2の導体12a,12bについて、より詳細に説明する。
上方の絶縁体層13を介して上下方向に隣接する第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bは、上面視にて重なるようにする。このような構成とすることにより、インダクタ導体14とコンデンサ導体15との間の静電容量を、下方の絶縁体層13の同一面に設けた第1の導体11aと第2の導体12aとの間、および上方の絶縁体層13の同一面に設けた第1の導体11bと第2の導体12bとの間だけでなく、上方の絶縁体層13を介して上下方向に設けられた第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bとの間においても発生させることができるため、より広い周波数帯域でノイズを除去することができる。
なお、前記第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bはめっきに限らず、印刷、蒸着等の他の方法を用いて形成してもよいが、めっきで形成すると、第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bの形状を自由に設定することが容易であるため、導体の幅を広くしたり、導体の厚みを厚くすることにより、インダクタンス値や静電容量を容易に調整することができる。さらに、印刷等の方法と比べて第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bの厚みを厚くできるため、第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bとの対向面積を大きくすることができ、これにより、コンデンサ部の静電容量をより大きくすることができる。従って、第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bの形成方法としては、めっきを用いる方が好ましい。
また、第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bをめっきで形成する場合、第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bを直接絶縁体層13に形成せずに、絶縁体層13としてグリーンシートを用い、かつこのグリーンシートからなる絶縁体層13に第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bを転写するようにすれば、絶縁体層13は柔らかいグリーンシートであるため、絶縁体層13に転写したとき、第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bを絶縁体層13にめり込ませることができ、これにより、第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bとの間に絶縁体層13を介在させることができる。この結果、インダクタ導体14とコンデンサ導体15の短絡を防止できる。そしてまた、第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bとの間には絶縁体層13が介在するため、絶縁体層13に溝を設け、この溝に第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bを設けたり、短絡防止用のシールド用の導体等を別途設けたりする必要はなくなり、これにより、生産性も向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態1におけるノイズフィルタの製造方法について説明する。
図1、図2において、まず、それぞれの原材料である誘電材料や磁性材料の粉体および樹脂からなる混合物により、方形の絶縁体層13、ダミー絶縁体層25をそれぞれ所定枚数作製する。このとき、絶縁体層13、ダミー絶縁体層25はすぐには焼成せず、グリーンシートの状態にしておく。
次に、1枚の絶縁体層13の1ヶ所、および別の1枚の絶縁体層13の2ヶ所に、レーザ、パンチングなどで孔あけ加工をし、この孔に銀を充填して、バイア電極22a〜22cを設ける。
次に、所定枚数のダミー絶縁体層25を積層し、最上部の上面に第3の引出電極20を印刷、めっき等によって形成する。
次に、第3の引出電極20の上面に、1ヶ所にバイア電極22cが設けられた1枚の絶縁体層13を配置する。
次に、この絶縁体層13の上面に、インダクタ導体14を構成する渦巻き状の第1の導体11aと、コンデンサ導体15を構成する渦巻き状の第2の導体12aを、めっきによって形成する。
この場合、第2の導体12aの他端部であるコンデンサ導体15の一端部19aが、バイア電極22cを介して第3の引出電極20と接続されるようにする。また、第1の導体11aの他端部であるインダクタ導体14の一端部16aと接続されるように絶縁体層13に第1の引出電極17を形成する。さらに、前記第2の導体12aは第1の導体11aに沿うように、第1の導体11aの線間に形成する。
次に、第1の導体11a、第2の導体12aの上面に、2ヶ所にバイア電極22a,22bが設けられた1枚の絶縁体層13を配置する。
次に、この上方の絶縁体層13の上面に、インダクタ導体14を構成する渦巻き状の第1の導体11bと、コンデンサ導体15を構成する渦巻き状の第2の導体12bを、めっきによって形成する。
この場合、下方の絶縁体層13の上面に設けられた第1の導体11aの渦巻きの中心部21aと、上方の絶縁体層13の上面に設けられた第1の導体11bの渦巻きの中心部21bとが、バイア電極22aを介して接続されるようにして一つのインダクタ導体14を形成する。これと同様に、下方の絶縁体層13の上面に設けられた第2の導体12aの渦巻きの中心部23aと、上方の絶縁体層13の上面に設けられた第2の導体12bの渦巻きの中心部23bとが、バイア電極22bを介して接続されるようにして一つのコンデンサ導体15を形成する。また、インダクタ導体14の他端部16bと接続するように上方の絶縁体層13に第2の引出電極18を形成する。さらに、前記第2の導体12bは第1の導体11bに沿うように、第1の導体11bの線間に形成する。
なお、前記第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bの形成方法は、別途用意したベース板(図示せず)に所定パターン形状の導体をめっきによって形成し、その後、この導体をグリーンシート状態の絶縁体層13に転写する。
次に、第1の導体11b、第2の導体12bの上面に、所定枚数のダミー絶縁体層25を積層し、積層物26を得る。
なお、上記製造工程において、製造上の効率を向上させるために、絶縁体層13、ダミー絶縁体層25に第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bをそれぞれ複数設けた後、各個片に切断するようにして、同時に複数の積層物26を得るようにしてもよい。
次に、積層物26を所定の温度、時間で焼成する。
次に、積層物26の両端面に、第1、第2の引出電極17,18と接続されるように第1、第2の外部電極27,28を、両側面に第3の引出電極20と接続されるように第3の外部電極29を、それぞれ銀を印刷することによって形成する。
最後に、第1〜第3の外部電極27〜29の表面にめっきによってニッケルめっきを、さらにニッケルめっきの表面にめっきによってすずやはんだなどの低融点金属めっきをそれぞれ形成する。
上記した本発明の実施の形態1においては、2個の渦巻き状の第1の導体11a,11bと、2個の渦巻き状の第2の導体12a,12bと、前記第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bを備えた2枚の絶縁体層13と、前記2個の第1の導体11a,11bからなる一つのインダクタ導体14と、前記2個の第2の導体12a,12bからなる一つのコンデンサ導体15と、前記インダクタ導体14の両端部16a,16bに接続された第1、第2の引出電極17,18と、前記コンデンサ導体15の一端部19aに接続された第3の引出電極20とを備え、前記2枚の絶縁体層13は、下方の絶縁体層13が第1の導体11aと第2の導体12aを同一面に形成し、かつ上方の絶縁体層13が第1の導体11bと第2の導体12bを同一面に形成し、そしてこの2枚の絶縁体層13は、第2の導体12aを第1の導体11aに沿うように第1の導体11aの線間に形成するとともに、第2の導体12bを第1の導体11bに沿うように第1の導体11bの線間に形成しているため、インダクタ導体14を形成する第1の導体11a,11bの大部分の横にコンデンサ導体15を形成する第2の導体12a,12bは位置することになり、そしてこの配置関係は、第1の導体11aと第2の導体12a、第1の導体11bと第2の導体12bという具合に複数形成されているため、第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bとの対向面積を大きくすることができ、これにより、第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bは静電容量で容量結合し、これらの線間の静電容量を分布定数的に得ることができるとともに、静電容量も大きくできるため、広い周波数帯域でノイズを減衰させ、除去することができる。
なお、上記本発明の実施の形態1におけるノイズフィルタにおいては、第1の導体11a,11b、第2の導体12a,12bをそれぞれ2個設けているが、複数であれば他の個数でもよい。この場合、3個以上設けるようにすれば、インダクタ導体14とコンデンサ導体15との間の静電容量をより大きくすることができる。
また、第1の導体11a,11bが設けられた下方および上方の絶縁体層13には必ず第2の導体12a,12bを設けているが、第1の導体11a,11bのみ、あるいは第2の導体12a,12bのみが形成された他の絶縁体層13を別途設けてもよい。この場合、第1の導体11a,11bのみが形成された別個の絶縁体層13を設ければ、インダクタ部のインダクタンス値を大きくすることができる。
そしてまた、第3の引出電極20は、図1に示すように2方向に分かれて外部に引出すようにしているが、1方向に引出しても構わない。
さらに、2枚の絶縁体層13は、それぞれ同一面に、第1の導体11aと第2の導体12aのみ、あるいは第1の導体11bと第2の導体12bのみを設けているが、さらに同一面に前記第1の導体11a,11bを介して第2の導体12a,12bと対向するように、あるいは第2の導体12a,12bを介して第1の導体11a,11bと対向するように渦巻き状の第3の導体を設けるようにしてもよい。
さらにまた、下方の絶縁体層13には第1の導体11aと第2の導体12aの両方を設けているが、第1の導体11aと第2の導体12aの両方が設けられた下方の絶縁体層13と、第2の導体12aのみが設けられた他の絶縁体層13とを交互に積層してもよい。
また、上記本発明の実施の形態1とは別個の例として、図3に示すように、ダミー絶縁体層25に設けられた第3の引出電極20の面積を絶縁体層13の面積と略同一とすれば、第3の引出電極20と、第1の導体11a,11bとの間においても静電容量が発生するため、これらの間においても静電容量を発生させることができる。この場合、略同一としたのは、第3の引出電極20は、外部に引出す部分以外は、外部に露出させてはならないし、他の電極を同一ダミー絶縁体層25に設けるときは、この他の電極と導通しないようにする必要があり、全く同一にはできないときがあるからである。そしてまた、第3の引出電極20の面積を絶縁体層13の面積と略同一とすれば、絶縁体層13の面積を最大限大きくできるため、第3の引出電極20と第1の導体11a,11bとを確実に対向させることができ、これにより、発生する静電容量も多くすることができる。
さらに、上記本発明の実施の形態1とは別個の例として、図4に示すように、第3の引出電極20を、インダクタ導体14を形成する第1の導体11aと対向してダミー絶縁体層25に形成するとともに、渦巻き状の形状にすれば、インダクタ導体14とコンデンサ導体15との間の静電容量を、絶縁体層13の同一面に設けられた第1の導体11aと第2の導体12aの間だけでなく、第1の導体11aと第3の引出電極20との間においても浮遊容量を発生させることができるため、広い周波数帯域でノイズを除去することができる。
なお、図3、図4は、図面を簡略化するため、第3の引出電極20とダミー絶縁体層25のみを示している。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項11に記載の発明について説明する。
図5は本発明の実施の形態2におけるノイズフィルタの分解斜視図である。なお、上記本発明の実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明は省略する。
図5において、本発明の実施の形態2が本発明の実施の形態1と相違する点は、本発明の実施の形態1がインダクタ導体14を形成する第1の導体11aとコンデンサ導体15を形成する第2の導体12aとを下方の絶縁体層13の同一面に設けているのに対し、本発明の実施の形態2は、第1の導体11aと第2の導体12aとが上方の絶縁体層13を挟んで対向するように、第1の導体11aを上方の絶縁体層13の上面に設けるとともに、第2の導体12aを下方の絶縁体層13の上面に設けた点である。
この場合、第1の導体11aの渦巻きの中心部21aはバイア電極22aを介して第2の引出電極18に接続し、かつ第2の導体12aの一端部であるコンデンサ導体15の一端部19aは、バイア電極22bを介して第3の引出電極20に接続する。なお、前記第2の引出電極18は最上方の絶縁体層13の上面に、第3の引出電極20は最下方の絶縁体層13の下面にそれぞれ形成する。
このような構成にすることによって、絶縁体層13を挟んでインダクタ導体14を形成する第1の導体11aの大部分と対向する部分に、コンデンサ導体15を形成する第2の導体12aを設けることができるため、第1の導体11aと第2の導体12aの線間に発生する静電容量を分布定数的に大きくすることができ、これにより、広い周波数帯域でノイズを除去することができるという効果が得られる。
なお、上記本発明の実施の形態2におけるノイズフィルタにおいては、絶縁体層13を挟んで対向するように形成された第1の導体11aと第2の導体12aはそれぞれ一個としたが、第1の導体11a、第2の導体12aをそれぞれ複数個設けてもよい。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項12に記載の発明について説明する。
図6は本発明の実施の形態3におけるノイズフィルタの分解斜視図である。なお、上記本発明の実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明は省略する。
図6において、本発明の実施の形態3が本発明の実施の形態1と相違する点は、本発明の実施の形態1が第1の導体11a,11bと第2の導体12a,12bの両方を同一面に備えた絶縁体層13を複数設けているのに対し、本発明の実施の形態3は、第1の導体11aと第2の導体12aの両方を同一面に備えた絶縁体層13を一つにした点である。
この場合、第1の導体11aの渦巻きの中心部21aはバイア電極22aを介して第2の引出電極18に接続し、かつ第2の導体12aの一端部であるコンデンサ導体15の一端部19aは、バイア電極22bを介して第3の引出電極20に接続する。なお、図6においては第2の引出電極18は第3の引出電極20と共に、絶縁体層13の下面に形成しているが、上方のダミー絶縁体層25に形成してもよい。
このような構成にすることによって、インダクタ導体14を形成する第1の導体11aの大部分の横にコンデンサ導体15を形成する第2の導体12aが位置することになるため、第1の導体11aと第2の導体12aの線間の静電容量を分布定数的に得ることができ、これにより、広い周波数帯域でノイズを除去することができるという効果が得られる。
なお、上記本発明の実施の形態1〜3におけるノイズフィルタにおいては、第3の引出電極20を絶縁体層13の下面、すなわち下方のダミー絶縁体層25の上面に設けているが、上方のダミー絶縁体層25、あるいは上方の絶縁体層13の上面に設けるようにしてもよい。
また、インダクタ導体14、コンデンサ導体15は一つとしたが、これらを複数設けてアレイタイプのノイズフィルタとしてもよく、一方、ノイズフィルタとして機能しないインダクタ導体、コンデンサ導体を、同一パッケージ内に設けてもよい。
本発明に係るノイズフィルタは、広い周波数帯域でノイズを除去することができ、携帯電話、情報機器等のノイズ対策が必要な電子機器等に有用である。
本発明の実施の形態1におけるノイズフィルタの分解斜視図 同ノイズフィルタの斜視図 同ノイズフィルタの他の例を示す主要部の斜視図 同ノイズフィルタの他の例を示す主要部の斜視図 本発明の実施の形態2におけるノイズフィルタを示す分解斜視図 本発明の実施の形態3におけるノイズフィルタを示す分解斜視図 従来のノイズフィルタを示す分解斜視図
符号の説明
11a,11b 第1の導体
12a,12b 第2の導体
13 絶縁体層
14 インダクタ導体
15 コンデンサ導体
17 第1の引出電極
18 第2の引出電極
20 第3の引出電極

Claims (12)

  1. 複数の渦巻き状の第1の導体と、複数の渦巻き状の第2の導体と、前記第1の導体と第2の導体の一方もしくは両方を備えた複数の絶縁体層と、前記複数の第1の導体からなる一つのインダクタ導体と、前記複数の第2の導体からなる一つのコンデンサ導体と、前記インダクタ導体の両端部に接続された第1、第2の引出電極と、前記コンデンサ導体の一端部に接続された第3の引出電極とを備え、前記複数の絶縁体層は、その中に前記第1の導体と第2の導体の両方を同一面に備えた絶縁体層を複数有し、かつこの複数の絶縁体層は、それぞれ第2の導体を第1の導体に沿うように第1の導体の線間に形成したノイズフィルタ。
  2. インダクタ導体を形成する第1の導体の一部と、前記第1の導体を設けた絶縁体層とは異なる絶縁体層に設けたコンデンサ導体を形成する第2の導体の一部とが、上面視にて重なるようにした請求項1記載のノイズフィルタ。
  3. 第3の引出電極を、第1の導体と第2の導体の一方もしくは両方を備えた絶縁体層とは異なる別個の絶縁体層に設けた請求項1記載のノイズフィルタ。
  4. 第3の引出電極の面積を絶縁体層の面積と略同一とした請求項3記載のノイズフィルタ。
  5. 第3の引出電極を、インダクタ導体を形成する第1の導体と対向して形成するとともに、渦巻き状とした請求項3記載のノイズフィルタ。
  6. 全ての絶縁体層を同一材料で形成した請求項1記載のノイズフィルタ。
  7. 絶縁体層として誘電材料を用いた請求項1記載のノイズフィルタ。
  8. 絶縁体層として磁性材料を用いた請求項1記載のノイズフィルタ。
  9. 第1の導体と第2の導体をめっきによって形成した請求項1記載のノイズフィルタ。
  10. 絶縁体層としてグリーンシートを用い、かつ第1、第2の導体を前記絶縁体層に転写するように設けた請求項9記載のノイズフィルタ。
  11. 一または複数の渦巻き状の第1の導体と、一または複数の渦巻き状の第2の導体と、前記第1の導体と第2の導体の一方もしくは両方を備えた複数の絶縁体層と、前記第1の導体からなる一つのインダクタ導体と、前記第2の導体からなる一つのコンデンサ導体と、前記インダクタ導体の両端部に接続された第1、第2の引出電極と、前記コンデンサ導体の一端部に接続された第3の引出電極とを備え、前記複数の絶縁体層は、その中に前記第1の導体と第2の導体の両方を備えた絶縁体層を有し、かつこの絶縁体層は、第1の導体と第2の導体とをこの絶縁体層を挟んで対向するように形成したノイズフィルタ。
  12. 一または複数の渦巻き状の第1の導体と、一または複数の渦巻き状の第2の導体と、前記第1の導体と第2の導体の一方もしくは両方を備えた複数の絶縁体層と、前記第1の導体からなる一つのインダクタ導体と、前記第2の導体からなる一つのコンデンサ導体と、前記インダクタ導体の両端部に接続された第1、第2の引出電極と、前記コンデンサ導体の一端部に接続された第3の引出電極とを備え、前記複数の絶縁体層は、その中に前記第1の導体と第2の導体の両方を同一面に備えた絶縁体層を一つ有し、かつこの一つの絶縁体層は、第2の導体を第1の導体に沿うように第1の導体の線間に形成したノイズフィルタ。
JP2003364253A 2003-10-24 2003-10-24 ノイズフィルタ Expired - Fee Related JP4622231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364253A JP4622231B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 ノイズフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364253A JP4622231B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 ノイズフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005130242A true JP2005130242A (ja) 2005-05-19
JP4622231B2 JP4622231B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=34643282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003364253A Expired - Fee Related JP4622231B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 ノイズフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4622231B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007128934A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノイズフィルタ
US8514049B2 (en) 2008-10-30 2013-08-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component
JP2014049756A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 薄膜型コモンモードフィルタ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH037413A (ja) * 1989-03-23 1991-01-14 Takeshi Ikeda Lcノイズフィルタ
JPH0416012A (ja) * 1990-05-10 1992-01-21 Takeshi Ikeda ノイズ・フイルタ
JPH0430615A (ja) * 1990-05-24 1992-02-03 Takeshi Ikeda ノイズ・フイルタ
JP2000235921A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複合部品およびその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH037413A (ja) * 1989-03-23 1991-01-14 Takeshi Ikeda Lcノイズフィルタ
JPH0416012A (ja) * 1990-05-10 1992-01-21 Takeshi Ikeda ノイズ・フイルタ
JPH0430615A (ja) * 1990-05-24 1992-02-03 Takeshi Ikeda ノイズ・フイルタ
JP2000235921A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複合部品およびその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007128934A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd ノイズフィルタ
US8514049B2 (en) 2008-10-30 2013-08-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component
JP2013254977A (ja) * 2008-10-30 2013-12-19 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
JP5387579B2 (ja) * 2008-10-30 2014-01-15 株式会社村田製作所 電子部品
JP2014049756A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 薄膜型コモンモードフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4622231B2 (ja) 2011-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7155499B2 (ja) 積層型電子部品およびその製造方法
JP5617635B2 (ja) 積層型電子部品
JP2006294724A (ja) 複合電子部品およびその製造方法
KR20130049875A (ko) 적층형 인덕터 및 그 제조방법
JP2012256757A (ja) Lc複合部品及びlc複合部品の実装構造
KR20120122590A (ko) 칩형 코일 부품
JP2014022723A (ja) チップ素子、積層型チップ素子及びその製造方法
JP2004072006A (ja) 積層コモンモードノイズフィルタ
JP2009231307A (ja) コモンモードノイズフィルタ
KR101983149B1 (ko) 적층형 인덕터 및 그 제조 방법
JP5994108B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
KR101565705B1 (ko) 인덕터
JP2010034171A (ja) 積層型コイル
JP2006294723A (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP4622231B2 (ja) ノイズフィルタ
JP6363444B2 (ja) 積層型コンデンサ
JP4317179B2 (ja) 積層型フィルタ
KR101963267B1 (ko) 적층 인덕터 및 그 실장기판
JP2009099698A (ja) 積層型コイル部品
JP2012138535A (ja) 積層型電子部品
JP2016157897A (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP4788419B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP5119837B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP2013135109A (ja) コモンモードノイズフィルタ
KR100344626B1 (ko) 칩 인덕터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060906

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20061012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101018

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees