JP2005130034A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】違和感なく使用に支障のない範囲でLCDのバックライトの消費電力を低減することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラのLCDのバックライトを、非省電力モードでは、図5(A)のように最適な輝度レベル(輝度設定1)で発光させる。一方、省電力モードでは、図5(B)のように最適な輝度レベルよりも使用に支障のない程度低減させた輝度レベル(輝度設定2)で発光させる。更に、操作が一定時間以上行われない場合には、輝度レベルを更に低減させる(輝度設定3)。
【選択図】 図5

Description

本発明は撮像装置に係り、特に撮影画像等を表示する液晶ディスプレイ(LCD)を備えたデジタルカメラ(電子カメラ)等の撮像装置に関する。
一般にデジタルカメラには、リアルタイムに撮影している画像(スルー画)や記録媒体の記録した画像等を表示する液晶ディスプレイ(以下、LCDという)が設けられている。デジタルカメラで使用されているLCDは透過型(又は半透過型)の液晶パネルを使用のものが多く、透過型のものでは液晶パネルの背面側に照明光を発光するバックライトが配置されている。
このようなLCDを備えたデジタルカメラでは、LCDのバックライトでの消費電力が多く、バッテリーの使用時間を短くする大きな要因となっている。そのため、一定時間以上無操作の場合にはLCDの表示をオフしてバックライトを消灯させたり、カメラ自体の電源をオフするなどして、電源をオンした状態で放置した場合等の無駄な消費電力をできるだけ低減し、バッテリーの使用時間が短くなるのを防止する省電力機能を備えているものがある。
また、特許文献1には、記録媒体に記録した画像をLCDに再生表示している際に操作が行われた直後からバックライトの明るさを徐々に暗くし、操作が行われると元の明るさに戻すようにしたデジタルカメラが提案されている。これによれば、省電力機能により画像再生中にLCDがオフするのを回避する操作を行う煩わしさが低減されると共に消費電力が低減されるという効果がある。
特開2002−123240号公報
しかしながら、上述のように一定時間以上無操作の場合にLCDや電源をオフする従来の省電力機能は、何らかの操作を行えば、LCDのバックライトは使用上で最適の明るさ(使用上の最大輝度)で発光し、消費電力は低減しない。そのため、例えば撮影モードにおいて標準的な使い方をしていれば省電力機能が働くことはほとんどなく、多くの電力が消費されている。即ち、電源をオンした状態で実質的にカメラを使用していないときの消費電力は低減されるが、それ以外での消費電力自体は低減されないため、バッテリーの実質的な使用時間を長くすることはできない。従って、ユーザがカメラの電源をオンにした状態で放置するなどの無駄な電力を消費しないように気を配る以上の省電力効果は得られない。
また、特許文献1に記載の省電力機能の場合、記録した画像を再生する再生モードで作動する機能であり、撮影モードでは同様の省電力機能は作動しない。また、再生モードにおいても実際にユーザが再生画像を見ている場合には、画像を見るのに支障をきたさない程度までバックライトの明るさが低下してから何らかの操作を行って元の明るさに戻すようにしたとしても、一旦、操作を行うとバックライトが最大の明るさに戻るため節電を意識しているユーザにとっては無駄に電力を消費しているともいえる。また、LCDに表示されている画像が徐々に暗くなるのは再生モードに限らず撮影モードで適用したとしても違和感がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、違和感なく使用に支障のない範囲でLCDのバックライトの消費電力を低減することができる撮像装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の撮像装置は、少なくとも撮影した画像を表示する液晶ディスプレイを備えた撮像装置において、省電力モードと非省電力モードとを備え、省電力モードに設定されている場合には非省電力モードに設定されている場合に比べて前記液晶ディスプレイのバックライトの輝度を使用に支障がない範囲で低減することを特徴としている。
本発明によれば、省電力モードに設定することによって使用に支障のない範囲でLCDのバックライトの輝度が低減されるため、使用上ほとんど違和感が無く、且つ、バックライトの消費電力を低減することができる。
また、請求項2に記載の撮像装置は、請求項1に記載の発明において、バッテリーを電源とすることを特徴としている。即ち、バッテリーで駆動される撮像装置ではバックライトの消費電力を低減することはバッテリー交換せずに撮影できる総撮影枚数の増加や駆動時間の延長に繋がるため特に有益である。
また、請求項3に記載の撮像装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記省電力モードに設定されている場合において、所定の操作が所定時間以上行われない場合には、前記バックライトの輝度を更に低減することを特徴としている。
本発明によれば、撮像装置が電源オンの状態で放置された場合等の無駄な消費電力を低減することができ、バッテリーの使用時にはバッテリー交換せずに撮影できる総撮影枚数の増加や駆動時間の延長に繋がる。
また、請求項4に記載の撮像装置は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1に記載の発明において、記録媒体に画像を記録するための撮影モードと、前記記録媒体に記録した画像を前記液晶ディスプレイに再生表示する再生モードとを備え、前記省電力モードに設定されている場合において、前記撮影モードに設定されているときのみ前記バックライトの輝度を低減することを特徴としている。本発明は、再生モードのときには省電力よりも再生画像を最適な明るさで表示することを優先したものである。
また、請求項5に記載の撮像装置は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1に記載の発明において、被写体の明るさに応じて前記バックライトの輝度の低減量を変更することを特徴としている。即ち、バックライトの輝度を低減する場合であっても被写体が明るければバックライトを明るく、被写体が暗ければバックライトを暗くすることによってLCDの画像の見易さを損なうことなくバックライトの消費電力を低減することができる。
また、請求項6に記載の撮像装置は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1に記載の発明において、夜景の撮影時に適した撮影条件に自動設定して撮影を行う夜景モード、又は、ストロボを強制発光させるストロボ強制発光モードに設定されている場合には、前記バックライトの輝度の低減量を大きくすることを特徴としている。即ち、夜景モードやストロボ強制発光モードでは被写体が暗く、LCDを使用しない場合が多いと考えられるため、できるだけバックライトの消費電力を低減するようにしている。
本発明によれば、違和感のなく使用に支障のない範囲でLCDのバックライトの消費電力を低減することができる。
以下添付図面に従って本発明に係る撮像装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1、図2は、それぞれ本発明が適用されるデジタルカメラの一実施の形態を示す正面斜視図と背面斜視図である。
図1に示すように本実施の形態のデジタルカメラ10のカメラボディ12は、横長の四角い箱状に形成されており、その正面には撮影レンズ14、ストロボ16、ファインダ窓18等が設けられており、上面にはレリーズボタン20、電源スイッチ22、モードダイヤル24が設けられている。
また、図2に示すようにカメラボディ12の背面には、液晶ディスプレイ(LCD)26、ファインダ接眼部28、ズームボタン30、マクロボタン32、ストロボボタン34、MENU/OKボタン36、BACKボタン38、表示ボタン40等が設けられている。
撮影レンズ14は、沈胴式のズームレンズであり、カメラの電源をオン(撮影モードをオン)にすると、カメラボディ12の正面から繰り出される。一方、カメラの電源をオフにすると、カメラボディ12内に沈胴する。撮影レンズ14が沈胴すると、カメラボディ12の前面はフラットになり、撮影レンズ14は図示しないレンズバリアで覆われる。
レリーズボタン20は、「半押し」と「全押し」とからなるいわゆる2段ストロークタイプの押しボタンであり、例えば、静止画の撮影モード時には「半押し」でAF(自動焦点調整)、AE(自動露出調整)等が作動し、「全押し」で記録画像の撮影が実行される。
電源スイッチ22は、横方向にスライドし、カメラの電源をオフする位置、カメラの電源を再生モードでオンする位置、及び、カメラの電源を撮影モードでオンする位置の3つの位置で切り替わるようになっている。
LCD26は、再生モード時には、図示しない記録メディアに記録した撮影画像を表示する再生用モニタ等として使用されると共に、撮影モード時には、リアルタイムの撮影画像(スルー画)を表示する電子ビューファインダ等として使用される。また、各種設定を行うためのメニュー画面なども表示される。
モードダイヤル24は、回動可能となっており、電源スイッチ22が撮影モードでオンされた場合に、モードダイヤル24の設定位置によって撮影モードの種類が設定される。撮影モードの種類には、例えば、静止画を撮影する静止画の撮影モードと、動画を撮影する動画の撮影モードとがあり、更に静止画の撮影モードには、シャッタースピード、絞り値等の撮影条件を自動で設定するオートモード、それらの撮影条件の設定をマニュアルで行うマニュアルモード、人物撮影、風景撮影、スポーツ撮影、夜景撮影のように各撮影シーンに応じて適切な撮影条件に自動設定する各撮影モード(人物モード、風景モード、スポーツモード、夜景モード)などがある。
ズームボタン30は、上下方向に揺動するようになっており、例えば撮影モード時においてズームボタン30を上方に操作するとズーム倍率が上がり、下方に操作するズーム倍率が下がる。
マクロボタン32、ストロボボタン34、MENU/OKボタン36、BACKボタン38、及び、表示ボタン40はいずれも押しボタン式となっており、マクロボタン32は、撮影モード時においてマクロ撮影をオンからオフ又はオフからオンに切り替える場合に押下操作される。また、再生モード時には、1コマ前の画像の表示に切り替えるコマ戻しボタンとして機能する。
ストロボボタン34は、撮影モード時においてストロボモード(自動発光/赤目軽減/強制発光/発光禁止)を切り替える場合に押下操作される。また、再生モード時には、1コマ後の画像の表示に切り替えるコマ送りボタンとしても機能する。
MENU/OKボタン36は、各種設定等を行うためのメニュー画面をLCD26に表示させる場合に押下操作される。LCD26にメニュー画面を表示させた場合に、ズームボタン30、マクロボタン32、及び、ストロボボタン34が十字キーと同様に機能し、項目の選択等が行われる。また、MENU/OKボタン36は、選択した項目の確定や動作の実行等を指示する場合にも使用される。
BACKボタン38は、LCD26にメニュー画面を表示させて設定を行っている場合に、選択した項目の取消しや1つ前の操作状態に復帰させる場合に押下操作される。
表示ボタン40は、LCD26の表示形態を切り替える場合に押下操作される。
図3は、上記デジタルカメラ10の一部構成を示すブロック図である。同図において、デジタルカメラ10の全体の動作はCPU50によって統括制御されており、CPU50は、上記カメラボディ12に配置されたレリーズボタン20、電源スイッチ22、モードダイヤル24等の各種操作部品を介してユーザ操作を受入する操作部52からの入力に応じた処理を実行する。尚、カメラボディ12に配置され、CPU50によってその操作が認識される操作部品に対するユーザ操作を、以下、ボタン操作という。
CPU50以外の各構成部において、撮像素子(例えばCCD)54では、撮影レンズ14により受光面上に結像された被写体像を光電変換する処理が行われ、撮像素子54からの出力信号が詳細な構成を省略した撮像回路56に取り込まれる。撮像回路56では、撮像素子54から取り込んだ信号に対して相関二重サンプリング、A/D変換、ホワイトバランス調整、ガンマ補正などの所要の処理が施され、所定形式の画像データが生成される。液晶ドライバ58では、LCD26の液晶パネル60の表示制御が行われ、VRAM62に一時的に格納された画像データの画像が液晶パネル60に表示される。
圧縮伸長回路64では、非圧縮の画像データを例えばJPEG方式で圧縮し、又は、圧縮された画像データを伸長する処理が行われる。メディアコントロール回路66では、図示しないカードスロットに装填されたメモリカード68(スマートメディア等)のデータ書込み/読出しを制御する処理が行われる。
尚、CPU50、撮像回路56、液晶ドライバ58、VRAM62、圧縮伸長回路64、メディアコントロール回路66のそれぞれの間ではバス74を介してデータのやり取りが行われるようになっている。
静止画の撮影モードにおいて、レリーズボタン20が押されていないか、又は、半押しされている場合には、撮像素子54及び撮像回路56から連続して取り込まれるコマ画像の画像データが1コマずつVRAM62に順次転送され、その画像データの画像が液晶ドライバ58によってLCD26の液晶パネル60に表示される。これによって、LCD26にリアルタイムに撮影されている画角確認用のスルー画が表示される。レリーズボタン20が全押しされた場合には、そのときに撮像素子54及び撮像回路56から取り込まれた1コマ分の画像データが圧縮伸長回路64に転送され、JPEG方式で圧縮処理される。そして、その圧縮された画像データがメディアコントロール回路66に転送されメモリカード68に記録される。また、レリーズボタン20が全押しされて取り込まれた画像データはVRAM62にも転送され、液晶ドライバ58によってLCD26の液晶パネル60に記録画像確認用のプレビュー画像として表示される。
動画の撮影モードにおいては、録画停止中の場合には静止画の撮影モード時と同様にLCD26にスルー画が表示される。レリーズボタン20が全押しされると、もう一度、全押しされるまでの録画実行中の間、撮像素子54及び撮像回路56から連続するコマ画像の画像データが順次取り込まれ、圧縮伸長回路64によって例えばモーションJPEG方式で圧縮処理されてメディアコントロール回路66によりメモリカード68に記録される。また、録画実行中に取り込まれた画像データはVRAM62にも転送されてその画像がLCD26の液晶パネル60に表示される。
再生モード時では、操作部52の操作により指定された静止画又は動画の画像データがメディアコントロール回路66によりメモリカード68から読み出され、圧縮伸長回路64により伸長処理されてVRAM62に転送される。そして、VRAM62に転送された画像データの画像が液晶ドライバ58によってLCD26の液晶パネル60に表示される。
また、MENU/OKボタン36が押されてLCD26にメニュー画面を表示する場合やその後の選択操作に応じた画面をLCD26に表示する場合にはそれらの画面を構成する画像データはCPU50によって生成されてVRAM62に転送され、液晶ドライバ58によって液晶パネル60に表示される。
ところで、LCD26には透過型又は半透過型の液晶パネル60を背面側から照明するバックライト70が配設されており、省電力モードの場合には、CPU50によりそのバックライト70の明るさ(輝度)がバックライト駆動回路72を介して制御され、バックライト70の消費電力が低減されるようになっている。また、省電力モードは、操作部52のMENU/OKボタン36を押してLCD26にメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面で所定の操作を行うことによってオン/オフを設定することができるようになっている。
図4は、バックライト70及びバックライト駆動回路72の一実施の形態の構成を示した回路図である。同図に示すようにバックライト70の光源である例えば2つのLED70A、70Bが、カメラボディ12内に装填された図示しないバッテリーの出力電圧を昇圧するDC・DCコンバータ80の出力端子に直列に接続され、抵抗R0を介して接地電位に接続される。また、抵抗R0と接地電位との間には、並列に2つ抵抗R1、R2が接続されると共に、各抵抗R1、R2に直列にそれぞれトランジスタTr1、Tr2のコレクタ−エミッタ間が接続される。各トランジスタTr1、Tr2のベースにはそれぞれ抵抗r1、r2を介してCPU50の信号出力端子1、2が接続される。
従って、CPU50の信号出力端子1、2から出力する信号電圧をHIGHレベルとLOWレベルとで切り替えることによってトランジスタTr1、Tr2のオン/オフが切り替わる。そして、それによってLED70A、70Bに流れる電流の大きさが変化するため、バックライト70の輝度を消灯のレベルを除いて3つのレベルで変更することができるようになっている。尚、バックライト70の3つの輝度レベルを輝度設定1〜3の輝度レベルとして表すものとする。
CPU50は、バックライト70を輝度設定1の輝度レベルで発光させる場合、信号出力端子1、2の両方からHIGHレベルの信号を出力する。これにより、各トランジスタTr1、Tr2がオンとなり、抵抗R0〜R2の全てに電流が流れるため、バックライト70のLED70A、70Bに最大の電流が流れ、バックライト70が使用上において最大輝度で発光する。この状態は、LCD26の使用上において最適な明るさと考えられるレベルである。
バックライト70を輝度設定2の輝度レベルで発光させる場合には、信号出力端子1からHIGHレベルの信号を出力し、信号出力端子2からLOWレベルの信号を出力する。これにより、トランジスタTr1がオンとなり抵抗R0と抵抗R1に電流が流れる一方、トランジスタTr2がオフとなり抵抗R2に電流が流れないため、バックライト70は最大輝度よりも低い輝度で発光する。
バックライト70を輝度設定3の輝度レベルで発光させる場合には、信号出力端子1、2の両方からLOWレベルの信号を出力する。これにより、各トランジスタTr1、Tr2がオフとなり、抵抗R0のみに電流が流れて抵抗R1、R2に電流が流れないため、バックライト70は発光状態のうちでは最小輝度で発光する。
尚、バックライト70を消灯させる場合にはDC・DCコンバータ80の動作を停止させてLED70A、70Bに供給する電流を停止させる。
CPU50は、撮影モードであって省電力モードがオフの場合、又は、再生モードの場合、バックライト70の輝度を上記輝度設定1の輝度レベルに設定する。即ち、図5(A)に示すようにバックライト70の輝度を最大に設定しLCD26を最適と考えられる明るさにすると共に、その状態を電源がオンの限り維持する。
一方、撮影モードであって省電力モードがオンの場合には、電源がオンされた直後、又は、ボタン操作(操作部52に対する何らかのユーザ操作)が行われてから一定時間(本実施の形態では10秒間)は図5(B)に示すようにバックライト70の輝度を上記輝度設定2の輝度レベルに設定する。そして、ボタン操作が行われず一定時間、即ち、10秒が経過すると、バックライト70の輝度を輝度設定3のレベルに切り替える。
ここで、輝度設定2の輝度レベルは、輝度設定1のときの最大輝度(例えば170〜200カンデラ程度)に対して使用に支障のない範囲で輝度を低減したレベルであり、例えば、輝度設定1のときの最大輝度を200カンデラとすると、輝度設定2のときはそれよりも20〜30カンデラ程度低減したレベル(輝度設定1のときの最大輝度に対して10〜15パーセント程度低減したレベル)となる。この輝度設定2の輝度レベルでは、一般に直接比較してみないと輝度設定1のときとの差が認識できない程度である一方、バックライト70での消費電力が輝度設定1のときが250mW程度とすると輝度設定2のときがそれより30mW程度低減し、バックライト70での消費電力が十数パーセントも低減される。従って、ユーザが省電力モードと非省電力モードの違いをLCD26の明るさで視認する以上に省電力効果が大きい。
また、輝度設定3の輝度レベルは、輝度設定2のときの約2分の1の輝度レベルであり、LCD26が暗くなったことを他のレベルと比較しなくても認識できるレベルであるが、バックライト70での消費電力は輝度設定2のときの約5分の1に低減される。従って、省電力効果は極めて大きく、例えば、電源をオンした状態で放置された場合の無駄な消費電力を低減する効果がある。
尚、本実施の形態では撮影モードかつ省電力モードにおいて、ボタン操作が行われずに10秒経過すると輝度設定2から輝度設定3の輝度レベルに移行し、その後、ボタン操作が行われるまで輝度設定3の輝度レベルで維持されるようになっているが、ボタン操作が行われずに例えば30秒経過した場合(輝度設定3の輝度レベルに移行してから20秒経過した場合)に、LCD26のバックライト70や撮像系などの電源をオフし、ボタン操作があると再起動できるスリープモードの状態に移行してもよい。また、輝度設定2から輝度設定3の輝度レベルへの移行を行うことなく、輝度設定2の輝度レベルの状態で所定時間無操作の場合にはスリープモードの状態、又は、スリープモードのようにバックライト70を完全に消灯させた状態に移行してもよい。ただし、このように突然、LCD26の表示が見えなくなるよりも本実施の形態のように輝度設定3の輝度レベルに移行してから更にバックライト70を消灯させるようにした方がユーザにとって好適と考えられる。
次に、バックライト70の制御に関するCPU50の処理手順を図6のフローチャートで説明する。電源スイッチ22が撮影モード又は再生モードでオンされてCPU50が動作を開始するとCPU50は、バックライト70を輝度設定1の輝度レベルで発光させる(ステップS10)。続いて、省電力モードに設定され、且つ、撮影モードか否かを判定する(ステップS12)。NOと判定した場合にはこの判定処理を繰り返す。一方、YESと判定した場合にはバックライト70を輝度設定2の輝度レベルで発光させる(ステップS14)。
続いてボタン操作が無く、一定時間(10秒)経過したか否かを判定する(ステップS16)。NOと判定している間はこの判定処理を繰り返す。一方、YESと判定した場合にはバックライト70を輝度設定3の輝度レベルで発光させる(ステップS18)。尚、輝度設定3の輝度レベルに移行した際に、節電中であることを示す文字や図形をLCD26に表示させるようにしてもよい。例えば、「節電中」という文字をLCD26の画面中央に表示させてもよい。また、ステップS16において、カメラボディ12に設けられた全ての操作部品を対象としていずれかの操作部品に対するユーザ操作が行われたか否かを判定するのでは、特定の操作部品に限定してユーザ操作が行われたか否かを判定するようにしてもよい(次のステップS20でも同様)。
次にCPU50は、ボタン操作があるか否かを判定する(ステップS20)。NOと判定した場合にはこの判定処理を繰り返す。一方、YESと判定した場合には、ステップS14に戻り、バックライト70を輝度設定2のレベルで発光させる。
以上、上記実施の形態では、再生モードの場合にはバックライト70の輝度を低減することなくLCD26に再生表示する画像を明るく表示した方が好適と考え、撮影モードの場合だけ省電力モードを有効にし、バックライト70の輝度を低減するようにしたが再生モードにおいても同様に省電力モードの場合にはバックライト70の輝度を低減するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、周囲の明るさとは関係なく、省電力モードの場合にバックライト70の輝度を一定量低減するようにしたが、被写体の明るさでバックライト70の輝度の低減量を変更するようにしてもよい。即ち、被写体の明るさはカメラ周囲の明るさと同等と考えられ、カメラ周囲が暗ければバックライト70が暗くてもLCD26の画像を確認できると考えられる。従って、例えば、撮像素子54により撮像して得られた画像データに基づいて被写体の明るさを検出し、検出した明るさに基づいて、被写体が明るい程、上記輝度設定2の輝度レベルを高くし、暗い程、上記輝度設定2の輝度レベルを暗くするようにしてもよい。輝度設定2の輝度レベルだけでなく輝度設定3の輝度レベルも変更してもよい。
また、ユーザが選択したモードによってバックライト70の輝度の低減量を変更するようにしてもよく、例えば、撮影モードのうち長時間露光となる夜景モードが選択された場合や、ストロボ16を強制発光させるストロボ強制発光モードが選択された場合のように被写体が暗いと判断されるような場合には、LCD26のスルー画で画角確認を行うより光学的なファインダを使用した方が被写体が確認しやすいため(LCD26は使用しないと考えられるため)、上記輝度設定2の輝度レベルをそれらのモード以外のときより低くする(低減量を大きくする)ようにしてもよい。上記輝度設定3の輝度レベルにも同様に変更してもよい。
また、上記実施の形態では、撮影モードで、且つ、省電力モードの場合には、LCD26に画角確認用のスルー画が表示されている場合や撮影実行時の記録画像確認用のプレビュー画像が表示されている場合に関係なく、バックライト70の輝度を一定量低減するようにしたが、スルー画を表示している場合とプレビュー画像を表示している場合とでパックライト70の輝度の変更するようにしてもよい。例えば、プレビュー画像を表示している場合にはスルー画を表示している場合よりバックライト70の輝度を明るくしてもよい。
また、上記実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明は、他の形態の撮像装置に適用することができる。例えば、カメラ付き携帯におけるLCDのバックライトの制御をカメラ使用時において上記実施の形態と同様に行うことができる。
本発明が適用されるデジタルカメラの一実施の形態を示す正面斜視図 本発明が適用されるデジタルカメラの一実施の形態を示す背面斜視図 本実施の形態のデジタルカメラの一部構成を示すブロック図 LCDのバックライト及びバックライト駆動回路の一実施の形態の構成を示した回路図 LCDのバックライトの輝度を非省電力モードと省電力モードとで比較して示した図 LCDのバックライトの制御に関するCPUの処理手順を示したフローチャート
符号の説明
10…デジタルカメラ、12…カメラボディ、14…撮影レンズ、16…ストロボ、18…ファインダ窓、20…レリーズボタン、22…電源スイッチ、24…モードダイヤル、26…液晶ディスプレイ(LCD)、28…ファインダ接眼部、30…ズームボタン、32…マクロボタン、34…ストロボボタン、36…MENU/OKボタン、38…BACKボタン、40…表示ボタン、50…CPU、52…操作部、54…撮像素子、56…撮像回路、58…液晶ドライバ、60…液晶パネル、62…VRAM、64…圧縮伸長回路、66…メディアコントロール回路、68…メモリカード、70…バックライト、72…バックライト駆動回路、70A、70B…LED、80…DC・DCコンバータ、R1〜R2、r1、r2…抵抗、Tr1、Tr2…トランジスタ

Claims (6)

  1. 少なくとも撮影した画像を表示する液晶ディスプレイを備えた撮像装置において、
    省電力モードと非省電力モードとを備え、
    省電力モードに設定されている場合には非省電力モードに設定されている場合に比べて前記液晶ディスプレイのバックライトの輝度を使用に支障がない範囲で低減することを特徴とする撮像装置。
  2. バッテリーを電源とすることを特徴とする請求項1の撮像装置。
  3. 前記省電力モードに設定されている場合において、所定の操作が所定時間以上行われない場合には、前記バックライトの輝度を更に低減することを特徴とする請求項1又は2の撮像装置。
  4. 記録媒体に画像を記録するための撮影モードと、前記記録媒体に記録した画像を前記液晶ディスプレイに再生表示する再生モードとを備え、前記省電力モードに設定されている場合において、前記撮影モードに設定されているときのみ前記バックライトの輝度を低減することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1に記載の撮像装置。
  5. 被写体の明るさに応じて前記バックライトの輝度の低減量を変更することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1に記載の撮像装置。
  6. 夜景の撮影時に適した撮影条件に自動設定して撮影を行う夜景モード、又は、ストロボを強制発光させるストロボ強制発光モードに設定されている場合には、前記バックライトの輝度の低減量を大きくすることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1に記載の撮像装置。
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