JP2002262135A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2002262135A
JP2002262135A JP2001059449A JP2001059449A JP2002262135A JP 2002262135 A JP2002262135 A JP 2002262135A JP 2001059449 A JP2001059449 A JP 2001059449A JP 2001059449 A JP2001059449 A JP 2001059449A JP 2002262135 A JP2002262135 A JP 2002262135A
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electronic camera
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JP2001059449A
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English (en)
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Toshiya Nakamura
俊也 中村
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Akio Terane
明夫 寺根
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、使い勝手を損ねることなく、小型
化、低コスト化を実現する電子カメラを提供することを
課題とする。 【解決手段】 コントロールパネルを廃止する。液晶モ
ニタ11が非表示状態にあるとき、十字キーボタン10
の上ボタン41、下ボタン42、右ボタン43及び左ボ
タン44のいずれかが押下されると、液晶モニタ11上
に撮影可能枚数が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ等の記録媒
体に撮影画像を記録する電子カメラに関し、特に電子カ
メラの表示操作の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な電子カメラでは、バッテリ等の
残量状態や撮影可能枚数などカメラの状態を示す状態情
報や、現在カメラに設定されている画質設定やフラッシ
ュの動作モードなどの撮影条件を示す情報は、カメラの
上面等に設けられ表示部材で構成されたコントロールパ
ネル(以下コンパネと略記)に表示されている。
【0003】このコンパネは、消費電力の小さいLCD
パネル等によって構成され、省電化が計られている。し
かしコンパネは、カメラの電源がオン状態にある間常時
表示状態にあるため、その消費電力は少なくない。電子
カメラでは、撮影処理、撮影画像データの加工、保存、
保存画像の再生と各処理は全て何らかの電子デバイスを
用いて行われる為、銀塩カメラに比して消費する電力が
極めて大きくなり、搭載されるバッテリや電池は大容量
の大型のものとならざるを得ない。しかしながら、携帯
性を高める為にはバッテリを極力小型化するべきであ
り、そのためには省電化の技術が重要な要素となってく
る。
【0004】また近年電子カメラは、多機能化の傾向に
あり、フラッシュの各種動作モード、マクロモード、セ
ルフタイマ等多くの撮影機能を備えることとなってい
る。そのため電子カメラには、撮影時に撮影条件として
これらの設定を行うために多数のボタンを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子カメラは通常、表
示部材として上記したカメラの状態情報を表示する為の
LCDパネルと、撮影画像を確認する為の大型のカラー
液晶ディスプレイの両方を有しているが、この両方を備
えることは、使い勝手上は優れているものの、カメラの
小型化・省電化の観点から見た場合望ましくはない。そ
のため、小型化・低消費電力化を指向してカラー液晶デ
ィスプレイを無くし、カメラの状態情報を表示するLC
Dパネルのみを設けた電子カメラも存在するが、これは
単に使い勝手を犠牲にしてカメラの小型化・省電化を実
現したに過ぎない。
【0006】また電子カメラに、各種の設定を行ったり
表示を行うための専用ボタンを設ければ使い勝手の上で
は便利になるが、全ての機能のそれぞれに対して専用ボ
タンを設けていたのではボタン数が多くなって煩雑にな
り、却って使用者に混乱を与えて使い勝手を低下させる
のみならず、ボタンを多数設けなければ無ければならな
い為カメラの小型化の大きな阻害要因となる。
【0007】本願は懸る事情に鑑みてなされたものであ
り、使い勝手を犠牲にせずに小型化、省電化を実現する
電子カメラを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明による電子カメラは、撮像手段、表示手段、
モードボタン、設定ボタン及び制御手段を備える。撮像
手段は、被写体を光電変換して撮像を行う。
【0009】表示手段は、上記撮像手段によって撮像さ
れた被写体を画像として表示可能であると共に特定の情
報を表示可能とする。モードボタンは、オンされたとき
設定内容の変更を開始するためのモードに入る。
【0010】設定ボタンは、上記モードに入った状態で
上記設定内容の変更を行うために用いられる。制御手段
は、上記モードに入った状態で上記設定ボタンが操作さ
れた場合には、上記設定内容の変更が行われ、上記モー
ドに入った状態で無いときに上記設定ボタンが操作され
た場合には、上記特定の情報を上記表示手段に表示させ
る。
【0011】この構成によれば、モード時に上記設定内
容の変更を行うために用いられる設定ボタンがモード時
以外に操作されると、表示手段上に撮影枚数に関する情
報等の特定情報が表示される。従って、電子カメラに備
わっているボタンに複数の機能が兼用されるので、少な
いボタン数の構成により使い勝手を損ねない電子カメラ
として構成できる。
【0012】また、上記制御手段は、上記表示手段が非
表示状態にある時、上記モードに入った状態で無いとき
に上記設定ボタンが操作された場合には、上記特定の情
報を上記表示手段に表示させた後、特定期間経過後に該
表示手段を非表示状態とする構成としてもよい。
【0013】この構成によれば、上記表示手段は、上記
特定情報を表示している特定期間のみ表示状態となって
いるので、表示手段による電力消費を抑えることが出来
る。また、上記設定ボタンは、押下によって右方向を指
示する右ボタン、押下によって左方向を指示する左ボタ
ン、押下によって上方向を指示する上ボタン及び押下に
よって下方向を指示する下ボタンを有すると共に、該右
ボタン、左ボタン、上ボタン及び下ボタンの内の少なく
とも1つ、例えば上ボタンと下ボタンをダイレクトボタ
ンとし、上記制御手段は、上記モードに入っていない状
態で、上記ダイレクトボタンが押下されたとき上記表示
手段に上記設定内容のうちの1つを変更する画面を表示
させ、上記ダイレクトボタン以外の設定ボタン、例えば
右ボタンと左ボタンが押下されたとき上記特定の情報を
上記表示手段に表示させる構成とすることも出来る。
【0014】この構成によれば、撮影者はダイレクトボ
タンを押下すれば使用頻度の高い設定を直接呼び出すこ
とが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明を実施する電子カメ
ラの概観を示しており、(a)は電子カメラの前面を、
(b)は電子カメラの前面に設けられているレンズバリ
アを開放したときの外観を、(c)は電子カメラの背面
を、また(d)は十字キーボタン部分を、それぞれ示し
ている。
【0016】レンズバリア1は、この電子カメラを使用
しない間(非使用時)のレンズ3等の保護のために設け
られているものであり、非使用時には同図(a)のよう
にレンズバリア1が閉止されることによって外部からの
衝撃に対してレンズ3等が保護され、この電子カメラを
使用するとき(使用時)には同図(b)のようにレンズ
バリア1が開放されてレンズ3等が外部に露出する。ま
た、この電子カメラにおいてはレンズバリア1が電子カ
メラの電源スイッチとしての機能を兼ねており、レンズ
バリア1が同図(b)のように開放されている間は電子
カメラの電源がオンとされている。
【0017】レリーズボタン2は、押下されることによ
って後述する撮像素子にそのとき結像している画像につ
いての撮影処理が行なわれる。尚同図の電子カメラで
は、レリーズボタン2は2段式となっており、半押し
(1stレリーズ)されるとAF(Auto Focus)処理を
行い、全押し(2ndレリーズ)されるとこれを撮影指
示として被写体像を撮影し、撮影画像を記録媒体に保存
する。
【0018】レンズ3は被写体像を撮像素子に結像させ
る。フラッシュ4は露光量が不足している場合などに被
写体を照明する。ファインダ窓5は、ファインダ7から
被写体を覗くための窓である。セルフタイマランプ6
は、いわゆるセルフタイマ撮影時に被写体に撮影のタイ
ミングを通知するためのランプである。
【0019】ファインダ7は光学ファインダであり、撮
影者が撮影する被写体像を観察するためのものである。
尚このファインダ7の横に電池の残量警告を行うLED
ランプ31を設け、後述する電池の残量警告時にこのL
EDランプ31を点灯してファインダ7を覗いている撮
影者に液晶モニタ11上の表示と共に警告を行う構成と
しても良い。
【0020】液晶モニタボタン8は、押下されることに
よって、液晶モニタ11の表示/非表示の切り替えや再
生モード(撮影済みである画像を液晶モニタ11に表示
させる動作をこの電子カメラに行わせる動作モード)の
オン・オフの切り替えが行なわれる。ここで、前述した
レンズバリア1が閉止されている状態でこの液晶モニタ
ボタンが押下されると、レンズバリア1の閉止状態とは
無関係に電子カメラの電源はオンとされて再生モードで
の動作が行なわれる。
【0021】メニュー表示/OKボタン9は、先に説明
した各種の撮影条件の変更指示をこの電子カメラに行う
ためのメニュー画面の液晶モニタ11への表示を行わせ
てメニューモードに入るときや、該メニュー画面の指示
に従ってなされた撮影条件の変更設定の確定の指示を行
うために押下操作される。
【0022】十字キーボタン10は、上ボタン41、下
ボタン42、右ボタン43及び左ボタン44の4つのボ
タンからなり、前述したメニュー画面が液晶モニタ11
に表示されているときの各種の撮影条件の変更指示、再
生モードにおける再生画像の切り替え指示、デジタルズ
ーム機能の使用時における拡大率の変更指示などを行う
ために押下操作される。またメニュー画面が表示されて
いない時にこの十字キーボタンの10を押下すると、後
述するように、撮影可能枚数等の表示を液晶モニタ11
上に行う。
【0023】本実施形態の電子カメラは、撮影条件の設
定に用いるボタンをカメラの外装面に設けたこの液晶モ
ニタボタン8、メニュー表示/OKボタン9及び十字キ
ーボタン10の3つのボタンに集約しており、これらの
みを操作することによって、後述するように電池の残量
や撮影可能枚数等の状態情報や設定されている撮影条件
の表示や設定変更を行うことができる。従って一般的な
電子カメラのように多数のボタンを備える必要がないの
で、小型化、低コスト化を実現することができる。
【0024】液晶モニタ11は、カラーの表示部材で、
撮影モード(被写体の撮影をこのカメラに行わせる動作
モード)時には撮影者からの指示に応じて撮像素子に結
像している被写体像の表示を行い、再生モード時には撮
影済みである画像を表示する。また、この電子カメラが
オンとされたときや撮影条件の変更がされたときに所定
の時間だけこの電子カメラの設定状態を示す情報を表示
する。また本実施形態における電子カメラでは、バッテ
リの状態や撮影可能枚数等、従来コンパネ上に表示して
いた情報を、後述するようにこの液晶モニタ11上に表
示することによりコンパネを省いた構成としている。
【0025】図2は、図1に示す電子カメラの内部構成
を示している。同図において図1に示したものに対応す
る構成要素には同一の符号を付している。同図におい
て、撮像処理部14、画像処理部15、SDRAM1
6、JPEG処理部17、SSFDC18、メインCP
U19、フラッシュメモリ20及びLCDドライバ21
はいずれもバス26に接続されており、バス26を介し
て相互にデータの授受が行える。
【0026】バリアセンサ12はレンズバリア1の開閉
の状態を検出する。撮像素子13は例えばCCD(Char
ge Coupled Device )であり、レンズ3の作用により撮
像素子13上に結像している被写体像を光電変換して画
像を表現している電気信号を出力する。
【0027】撮像処理部14は、撮像素子13を駆動さ
せる制御を行うと共に、撮像素子13から出力される電
気信号に対し、ノイズ成分を低減させるCDS(Correl
atedDouble Sampling)や、信号レベルを安定化させる
AGC(Automatic Gain Control)、アナログ信号であ
る電気信号をデジタルデータである画像データに変換す
るAD(アナログ−デジタル)変換などの処理を施す。
【0028】画像処理部15は、撮像処理部14から出
力される画像データを表示若しくは記録するとき、ある
いはSSFDC18に記録されている画像データを再生
表示するときに、このような画像データで表現されてい
る画像の明暗・彩度・色合いなどを補正する等の画像処
理を施す。
【0029】SDRAM(Synchronous DRAM)16
は、JPEG処理部17による画像データ圧縮・伸張処
理における処理中の画像データの一時保存用として、画
像データをSSFDC18へ格納する前に退避させてお
くバッファとして、あるいはメインCPU19による制
御処理の実行のためのワークエリアとして、等の用途で
使用されるメモリである。
【0030】JPEG処理部17は、SDRAM16に
格納されている画像データをSSFDC18に記録する
ためのJPEG(Joint Photographic Experts Group)
方式によるデータ圧縮処理、及びJPEG方式による圧
縮処理が既に施されてSSFDC18に記録されている
画像データを表示するための画像圧縮データ伸張処理を
行う。
【0031】SSFDC(Solid State Floppy Disk Ca
rd)18は、いわゆるICメモリカードのひとつであ
り、画像データを記録する記録媒体として用いられる。
SSFDC18はこの電子カメラに着脱可能であり、こ
の電子カメラに装着されるとバス26に接続される。な
お、SSFDC18の代わりに他の規格のICメモリカ
ードや不揮発性記憶媒体をこの電子カメラで使用するよ
うに構成することももちろん可能である。
【0032】メインCPU19は中央演算処理部であ
り、フラッシュメモリ20に予め格納されている制御プ
ログラムを実行することでこの電子カメラ全体の動作を
制御する。フラッシュメモリ20は電気的に書き換え可
能なROMであり、メインCPU19により実行される
制御プログラムやこの電子カメラにおける撮影条件のデ
フォルト設定がこの電子カメラの製造時に予め記録され
ている。
【0033】LCDドライバ21は、液晶モニタ11を
駆動し、画像処理部15によって処理が施された後の画
像データで表現される画像を液晶モニタ11に表示させ
る。サブCPU22は、サブCPU22自体が有してい
る記憶部のROM領域に予め格納されている制御プログ
ラムを実行することによって、バリアセンサ12による
レンズバリア1の開閉状態の検出結果や入力指示部23
への操作結果に応じて電源部25になされるこの電子カ
メラの各部への電力の供給動作についての制御、入力指
示部23に対する指示操作の内容の検出、その検出結果
のメインCPU19への通知、及び時計機能(カレンダ
ー機能を含む)を実現させる処理などが行なわれる。更
に、サブCPU22自体が有している記憶部のRAM領
域に、この電子カメラにおける撮影条件についての撮影
者からの指示に基づくデフォルト設定からの変更の内容
が記憶される。
【0034】入力指示部23は図1におけるレリーズボ
タン2、液晶モニタボタン8、メニュー表示/OKボタ
ン9、十字キーボタン10の総称であり、サブCPU2
2によってこれらのボタンの押下操作が検出される。電
池24はこの電子カメラの各部で消費される電力の供給
源となるバッテリや1次電池である。
【0035】電源部25は、電池24の出力電圧を適切
な電圧に変換し、サブCPU22による制御に従ってこ
の電子カメラの各部に必要に応じて電力を供給する。な
お、電源部25によるサブCPU22への電力の供給に
ついては、この電子カメラの各部への電力の供給動作を
停止させようとする制御に従わずに継続される。そのた
め、この電子カメラの電源をオフとするような操作がな
されても、サブCPU22の有する記憶部の記憶内容
(撮影条件についてのデフォルト設定からの変更の内
容)は保持され、サブCPU22は制御処理の実行を継
続する。従って、この電子カメラの電源がオフの状態で
あってもレンズバリア1や入力指示部23の操作に基づ
く電源のオンの指示をサブCPU22で受け付けること
や時計機能に関する処理の継続が可能である。
【0036】本実施形態の電子カメラは以上のように構
成されている。本実施形態の電子カメラでは、表示部材
としてこの液晶モニタ11のみを備える構成とし、従来
コンパネ上に表示していたバッテリ状態や撮影可能枚数
などのカメラの状態表示をこの液晶モニタ11を巧みに
利用して表示することにより、撮影者による使い勝手を
何ら損なうこと無く省電化、小型化を実現する。一般的
な電子カメラでは状態情報を表示するコンパネは常時表
示状態にあるので、例えコンパネを構成するLCDパネ
ルの消費電力が小さくてもこれを廃止することにより大
きな省電効果を得られる。また、LCDパネル廃止した
ことにより、LCDパネルそのもののスペースはもちろ
ん、その実装配線、コネクタ、ドライバ等のスペースを
も大幅に削減出来、カメラの小型化に寄与できる。
【0037】図3は、液晶モニタ11上に表示される画
面の例を示す図である。本実施形態の電子カメラでは、
電源投入時や設定条件変更時等に撮影可能枚数や電池2
4の残量等従来コンパネ上に表示していた情報を液晶モ
ニタ11上に表示する。尚同図上に表示されている情報
は一例であり、実際に液晶モニタ11上に表示される情
報やその表示形式は、本発明が適用される電子カメラの
用途や装備される機能等に基づいて適宜な情報が適切な
形で表示される。また本実施形態の電子カメラでは、液
晶モニタ11が非表示状態(撮影対象を液晶モニタ11
上に表示しない状態)にあるときは、液晶モニタ11上
にこれらの情報が常時表示されるわけではなく、電源投
入時や設定条件変更時、あるいは後述するように残量警
告等異常状態をカメラから撮影者に警告を行う時や撮影
者が撮影条件やカメラの状態情報を確認するために情報
表示させる操作を行ったときに短時間(例えば5秒間)
表示される。これにより情報表示によって消費される電
力を最小限に抑えることが出来る。
【0038】図3において、は電池24の放電残量を
示す表示であり、の電池の絵の塗り潰されている面積
によってその残量を示している。また後述する様に、
の部分には、電池の残量が撮影が不可能な状態まで少な
くなった時、撮影者に残量の警告や撮影データがSSF
DC18に未記録であることを通知する警告が表示され
る。
【0039】は、SQ/HQ/SHQと現在設定され
ている撮影した被写体像を表現する画像データをSSF
DC18に記録するときの画像データの画質の設定を表
現するものであり、「SQ」は画像データがいわゆるV
GA相当(画素数640ドット×480ドット)の解像
度に1/8のデータ圧縮処理を施した画質、「HQ」及
び「SHQ」は画素数1280ドット×960ドットの
解像度に「HQ」は1/8の、「SHQ」は1/3のデ
ータ圧縮処理を施した画質で記録されることを示してい
る。
【0040】は、で表現される画質で画像データを
SSFDC18に記録した場合の撮影可能枚数の計算値
を示している。はフラッシュ4の動作モードを示す表
示である。フラッシュ4の動作モードには、例えば撮影
条件の設定状態や撮像素子13から出力される電気信号
などに基づいてメインCPU19がフラッシュ4を発光
させるか否かを判断する「オート」モード、被写体像の
明るさとは無関係にフラッシュ4を発光させる「強制発
光」モード、逆に被写体像の明るさとは無関係にフラッ
シュ4を発光させない「発光禁止」モード、フラッシュ
4を発光する直前に数回のプリ発光を行って、目の血管
にフラッシュの光が反射して瞳孔部分が赤く写ってしま
ういわゆる赤目現象を抑える「赤目軽減」モード、フラ
ッシュ4の発光を行わずにシャッターを一定時間開放す
る「夜景」モード等がある。
【0041】はマクロモード、すなわち、電子カメラ
から近い位置の被写体の撮影を行うための撮影モードを
示す表示であり、この表示がされているときにはこの電
子カメラがマクロモードに設定されていることを示して
いる。−1はドライブモードと称しているモードにこ
の電子カメラが設定されていることを示している。ドラ
イブモードは連続撮影によって得られる動画の記録を行
うモードである。また、−1のドライブモードを示す
表示がなされている位置には、−1の表示に代えて
−2に示す表示がなされることもある。この表示は、こ
の電子カメラがいわゆるセルフタイマ動作、すなわちレ
リーズボタン2の押下による撮影指示を行ってから所定
時間の経過後に撮像素子13に結像している被写体像を
表現する画像データの記録を行う動作モードに設定され
ていることを示すものである。
【0042】はいわゆるホワイトバランスの設定状態
を示す表示であり、の表示は晴天の屋外での撮影に適
したホワイトバランスに電子カメラが設定されているこ
とを示している。はこの電子カメラの備える自動露出
機能に基づく露出の決定値に対して撮影者により設定さ
れる露出の補正値を示す表示である。
【0043】は、この電子カメラの備えるデジタルズ
ームの倍率の設定を示す表示であり、中のスライドつ
まみの絵がT(最高倍率)とW(ズーム無し)との間の
どこに位置しているかによってデジタルズームの倍率の
設定が相対的に表示される。本実施形態の電子カメラ
は、撮影モード時に液晶モニタ11が非表示状態にある
ときは、電源投入時、設定条件変更時、或いは後述する
ような撮影者にバッテリ等の残量通知等のカメラに何ら
かの異常が生じた時にのみ液晶モニタ11上に状態情報
を表示する。またその際、液晶モニタ11が最も電力を
消費しない状態で表示を行う。
【0044】液晶モニタ11は、TFT(Then Film Tr
ansistor)やSTN(SynchronousTransport Module)
等の液晶パネル上のシャッターでバックライトの透過を
制御して画面上に表示を行う構成であるが、このシャッ
ターを構成するトランジスタの駆動状態によって消費電
力は決まる。
【0045】図4は、液晶パネル上に背景色として表示
した色とその時流れる電流の関係を示した図である。液
晶パネルは、シャッターを構成する全てのトランジスタ
がハイインピーダンス状態にあるとき消費電力が最も小
さくなるが、液晶パネルの構成により、そのときの表示
色は異なる。図4では、液晶パネルAは、背景色がブラ
ック(BK)の時、流れる電流がもっと少なく消費電力
が小さくなる。また液晶パネルB,Cは、それぞれ背景
色としてダークグレー(DG)、ライトグレー(RG)
の時最も消費電力が小さくなる。
【0046】液晶モニタ11が、どの色を表示している
ときが最も消費電力が小さいかは、その液晶パネルの種
類や液晶パネルの製造会社によって異なるので、どの色
の時最も消費電力が小さいかを計測等によって事前に調
べ、この色を警告時や情報表示時の表示画面の背景色に
用いる。
【0047】本実施形態では、電池24の残量警告等の
通知は、上記したように液晶モニタ11の消費電力がも
っとも小さくなるときの背景色上に通知したい内容の文
字やキャラクタを別の色で表示して通知する。この通知
内容を表示する表示色は、上記した背景色に対して最も
映える色が用いられる。表示色にはどの色を用いても、
液晶モニタ11の消費電力にはほとんど影響が無い。よ
ってこの色には、背景色に対して最も表示内容が目立つ
色が選択される。
【0048】図5は、背景色と表示色との組み合わせ例
を示す図である。同図では、液晶パネルAに対しては背
景色のブラックに対して通知内容を表示する表示の表示
色にはグリーンを用い、また液晶パネルB,Cに対して
は背景色のダークグレー、ライトグレーに対して表示色
としてそれぞれイエロー、レッドが用いられる。またこ
の表示には、単に背景に対して映える表示表示色を用い
るだけではなく、より目立つように表示部分を縁取り表
示したり、反転表示(黒抜き表示)したりしても良い。
また1つの画面上に複数の通知内容を含む表示を行う場
合には、各通知内容毎にそれぞれ異なる色や表示方法を
用いてもよい。また残量警告等特に重要度が高い情報は
特別目立つ色や方法によって表示する構成としてもよ
い。
【0049】次に本実施形態の電子カメラにおける電池
24の残量警告表示について説明する。電子カメラで
は、撮影及び撮影内容の記録に多くの電力を使うので一
次電池やバッテリの残量が少なくなると撮影が出来なく
なる。これまでの電子カメラでは、一次電池やバッテリ
の残量をコンパネ上で常時表示していたが、本実施形態
の電子カメラにはコンパネを備えない構成なので、代わ
りにレリーズ時に電池24の残量のチェックを行い、残
量が撮影に十分でないときに液晶モニタ11上に警告表
示を行う。
【0050】電子カメラのレリーズでは、1stレリー
ズ時にAF処理を行い、2ndレリーズ時に撮影を行う
が、本実施形態の電子カメラでは、1stレリーズ時と
2ndレリーズ時のレリーズボタン2の押下検出時の2
度電池24の残量のチェックを行う。
【0051】電池24の残量チェックは、サブCPU2
2が電源部25の出力電圧値を監視し、出力電圧値が監
視電圧より上であるかどうかによって行われている。こ
のため、電池24の残量を正確に定量的にチェック出来
るわけではなく、また撮影の為の一連の処理のうち、撮
影画像データのSSFDC18への書き込み処理は非常
に電力を消費する処理であり、且つSSFDC18への
書き込みに失敗すると既に媒体内に記録されている他の
画像データを破壊する可能性がある為、書き込み処理は
確実に完了させなければならない。監視電圧を高く設定
する方法も考えられるが、この場合には個々の1次電池
やバッテリの出力電圧のばらつきを考慮するのが難しく
なる。よって、本実施形態では、撮影開始時の他にSS
FDC18への書き込み前にも再度電池24の残量チェ
ックを行い、出力電圧が監視電圧以下の場合には、液晶
モニタ11上に警告を表示すると共にSSFDC18へ
の書き込みを行わないようにする。
【0052】図6は、この撮影時の残量警告処理フロー
を示すフローチャートである。同図の処理は、液晶モニ
タ11が非表示状態に設定されていることを前提として
おり、電子カメラの電源がオンされた時にメインCPU
19がフラッシュメモリ20内の制御プログラムを実行
して実現される。
【0053】電源がオンされ撮影モードに入ると、本実
施形態の電子カメラは、ステップS1として、まずレリ
ーズボタン2が押されたかどうかキースキャンを開始す
る(ステップS1、N)。そしてレリーズボタン2から
信号が入力され1stレリーズされたことを認識すると
(ステップS1、Y)、サブCPU22に電源部25の
出力電圧のチェックを指示し、その結果電圧が規定値以
下であった場合(ステップS2、NG)、ステップS1
1として液晶モニタ11をオンにすると共に図7(a)
に例として示すような電池24の残量を警告する表示
を液晶モニタ11上に数秒間表示した後液晶モニタ11
をオフにして、撮影処理を行わずにステップS1のレリ
ーズボタン2のキースキャン処理に戻る。尚ファインダ
7の横に残量警告用のLEDランプ31を設ける構成の
場合、液晶モニタ11上の表示と共にLEDランプ31
を点灯して撮影者に警告を行う。またこのLEDランプ
31の代わりに、ファインダ7内部に警告ランプを設
け、この警告ランプを点灯する構成としても良い。ある
いは、液晶モニタ11上に図7(a)の表示を行うと共
にブザーを鳴らして警告する構成としても良い。
【0054】またステップS2で、バッテリチェックの
結果が問題なければ(ステップS2、Y)、ステップS
3としてAF処理を行った後、ステップS4として再度
サブCPU22に電源部25の出力電圧のチェックを指
示し、その結果電源部25の電圧が規定値以下に下がっ
ていれば、ステップS11で残量警告を行った後、処理
をステップS1に移す。
【0055】ステップS4の残量チェックでも問題が無
ければ(ステップS4、OK)、次にステップS5とし
て2ndレリーズが行われるかどうかレリーズボタン2
のキースキャンを行う(ステップS5、N且つステップ
S10、N)。またこの間、2ndレリーズが行われ
ず、かつレリーズボタン2が戻されて1stレリーズも
オフされた時には(ステップS5、N且つステップS1
0、Y)、ステップS1の1stレリーズ検出に処理を
戻す。
【0056】ステップS5でレリーズボタン2から信号
が入力され2ndレリーズが行われたことを認識すると
(ステップS5、Y)、ステップS6としてAE(Auto
Exposure )処理、撮像処理(フラッシュ発光を含
む)、画像信号処理、画像データのSDRAM16上の
バッファへの取り込み処理等の撮影処理を行う。このス
テップS6の処理が終了すると、残量チェックとしてサ
ブCPU22に電源部25の出力電圧のチェックを指示
し(ステップS7)、その結果電源部25の電圧が規定
値より上ならば(ステップS7、OK)、ステップS8
としてバッファ内の画像データをSSFDC18に記録
し、ステップS8が完了すると、ステップS9としてブ
ザー等によってユーザに撮影の完了を通知した後、処理
をステップS1に戻す。
【0057】またステップS7で撮影処理を行ったため
に電源部25の電圧が規定値以下に下がっていれば、ス
テップS12で液晶モニタ11をオンにすると共に図7
(b)に例として示すようなバッテリ警告の表示及び
撮影した画像データが未記録であることを示す表示を
赤等良く目立つ色で液晶モニタ11上に数秒間表示した
後(この時ステップS11の場合と同様、LEDランプ
31やファインダ7内部の警告ランプを点灯して撮影者
に電池24の残量警告を行ったり、液晶モニタ11上の
表示と共にブザーを鳴らして警告する構成としても良
い。)液晶モニタ11をオフにすると共に、バッファ上
のデータのSSFDC18への書き込みは行わず、ステ
ップS1のレリーズボタン2のキースキャン処理に戻
る。
【0058】この処理により、撮影時に、撮影者に対し
て電池24の残量の警告を効果的に行うことが出来、ま
た撮影は行ったが電池の残量不足によりSSFDC18
への記録を行わなかった場合も液晶モニタ11上に通知
されるので、撮影者は、撮影した画像が記録されなかっ
たことを認識できる。また電池24の残量が不足してい
るときのみ液晶モニタ11上に表示警告を行い、残量が
十分にあるときは何も行わないので、警告表示に用いる
電力も最小限に抑えることが出来る。また撮影した画像
データのSSFDC18への保存処理中に電池24の電
圧が下がって保存処理を失敗してSSFDC18内の保
存済みの画像データをも破壊するのを防ぐことが出来
る。
【0059】次に本実施形態の電子カメラに設定されて
いる撮影条件の確認について説明する。本実施形態の電
子カメラでは、コンパネを備えていないので、撮影者が
従来コンパネ上に表示されていた情報を確認したい場
合、十字キーボタン10等の入力指示部23を操作して
これらを液晶モニタ11上に表示させる。
【0060】図1(c)に示した十字キーボタン10
は、メニュー表示/OKボタン9が押下されて液晶モニ
タ11上に撮影条件の変更指示をこの行うためのメニュ
ー画面が表示された状態では、メニュー画面上での条件
の選択変更のために用いられるが、メニュー画面が表示
されていない状態でこの十字キーボタン10の4つのボ
タン、上ボタン41、下ボタン42、右ボタン43、左
ボタン44のいずれかのボタンを押下すると、予め決め
られた、撮影可能枚数など良く撮影者が参照する情報を
液晶モニタ11上に表示される。
【0061】図8は、十字キーボタン10押下時に撮影
可能枚数を液晶モニタ11上に表示する処理を示すフロ
ーチャートである。同図の処理は、メインCPU19が
フラッシュメモリ20内の制御プログラムを実行するこ
とによって行われる。尚以下の説明は、電子カメラの電
源入力後、撮影モードで各種操作を行った場合を前提と
している。
【0062】同図において、電子カメラの電源が入力さ
れると、まずステップS21として、レリーズボタン2
のキースキャンが行われる。そしてレリーズボタン2が
押下されていれば(ステップS21、Y)、図6に示し
たようなレリーズボタン2押下に対するレリーズシーケ
ンスを行う。
【0063】ステップS21でレリーズボタン2が押下
されていなければ(ステップS21、N)、次に液晶モ
ニタボタン8が押下されて液晶モニタ11が表示状態に
あるかどうかが調べられる。その結果、液晶モニタ11
が表示状態にある場合には(ステップS22、Y)、液
晶モニタ表示シーケンスに移る。この液晶モニタ表示シ
ーケンスでは、液晶モニタ11上に被写体像と共に図3
に示した各種情報を表示する。
【0064】ステップS22で液晶モニタ11が非表示
状態にある場合(ステップS22、N)、次にメニュー
表示/OKボタン9がキースキャンされ、メニュー表示
/OKボタン9が押下された場合には(ステップS2
3、Y)、メニューモードシーケンスに入り、各種設定
を選択する為のメニューを液晶モニタ11上に表示して
撮影者に設定変更を行わせる。
【0065】ステップS23で、メニュー表示/OKボ
タン9が押下されなければ、次にステップS24として
十字キーボタン10のキースキャンが行われる。その結
果十字キーボタン10の4つのキーのいずれもが押下さ
れなければ(ステップS24、N)、ステップS21に
処理を戻す。
【0066】ステップS24で十字キーボタン10のい
ずれかのボタンが押下されると(ステップS24、
Y)、ステップS25として液晶モニタ11をオンにす
ると共に図9に示すような撮影可能枚数を示す表示を
行う。尚撮影可能枚数は画像データの画質によって異な
るので、図9のように撮影可能枚数を示す表示と共に
現在設定されている画質を示す表示を同時に表示する
構成としてもよい。また、液晶モニタ11上の表示情報
は撮影可能枚数ではなく、これまで撮影してSSFDC
18内に記録されている画像の枚数を示す情報でもよ
く、あるいは電池24の残量を示す情報等他の情報でも
よい。
【0067】ステップS25による撮影可能枚数の表示
を開始してからの時間を計時し(ステップS26、
N)、5秒経過すると(ステップS26、Y)、ステッ
プS27として液晶モニタ11をオフにして表示を消す
と共に処理をステップS21に戻す。これにより、撮影
者が表示内容を確認するのに十分な特定時間の間のみ液
晶モニタ11がオン状態となるので、撮影可能枚数の表
示通知に要する電力が必要最小限に抑えられる。
【0068】この図8の処理により、コンパネを備えな
くても、撮影者は使い勝手を損なうことなく、撮影者は
液晶モニタ11上から撮影可能枚数等のカメラの状態情
報や設定情報を参照することができる。またこのカメラ
の状態情報を表示するボタンに十字キーボタン10を用
いるており、専用ボタンを新たに設ける必要が無いの
で、カメラに備える全スイッチ数を少なく出来、カメラ
の小型化、低コスト化を実現できる。
【0069】尚図8及び図9では十字キーボタン10の
押下によって表示される情報を撮影可能枚数及び画質を
示す情報としたが本実施形態では、液晶モニタ11上に
表示される情報はこれらのみに限定されるものではない
ことは言うまでもない。次に、十字キーボタン10の一
部にダイレクト機能を設定した場合について説明する。
【0070】上述した構成では十字キーボタン10の上
ボタン41、下ボタン42、右ボタン43、左ボタン4
4の4つのボタンのうちどのボタンが押下されても液晶
モニタ11上に撮影可能枚数を表示していたが、4つの
ボタンのうちいくつかに頻度の高い別の情報の表示や設
定を割り当てる構成とすることもできる。
【0071】例えば図1(d)に示すように、十字キー
ボタン10の4つボタンのうち上ボタン41及び下ボタ
ン42に、メニューモードで設定される設定の中でも頻
度の高いマクロの設定、及びフラッシュのモードの設定
の為の機能を割り当て(以下このようなダイレクト機能
が設定されたボタンをダイレクトボタンという)、これ
らのボタンが押下されると対応する設定を行うメニュー
が表示されるようにする。そして上ボタン41若しくは
下ボタン42が押下されると、そのボタンに割り付けら
れている機能に対応する情報が液晶モニタ11に表示さ
れ、ダイレクト機能が設定されていない右ボタン43若
しくは左ボタン44が押下されると上記したように撮影
可能枚数が表示されるようにする。
【0072】図10(a)は図1(d)に示したように
上ボタン41にダイレクトボタンとしてマクロ設定機能
が割り付けられて場合において、上ボタン41を押下し
た場合の液晶モニタ11の表示画面を示す。メニューモ
ードでない状態で上ボタン41が押下されると、液晶モ
ニタ11上にはマクロ設定用のメニュー51−1が表示
される。マクロ設定用のメニュー51には、マクロに対
して現在設定されている状態が52−1部分に表示され
(同図の場合マクロ画設定されていないことを示す
[切])、撮影者が右ボタン43や左ボタンを操作する
とこの52−1部分が図10(b)に示すように[切]
→[入]→[切]と切り替わる。撮影者は右ボタン43
/左ボタン44を操作して52−1部分に所望の設定が
表示されるとメニュー表示/OKボタン9を押下する
か、そのままの状態で所定の時間(例えば2秒間)放置
しておくことによって52−1部分に表示された状態が
マクロに対する新しい設定状態として設定される。
【0073】また十字キーボタン10の下ボタン42を
押下した場合も同様に、液晶モニタ11上には図10
(c)のようなフラッシュモード設定用のメニュー51
−2が表示される。この状態で撮影者が右ボタン43を
押下すると現在設定されているフラッシュモードを示す
部分52−2の表示が図10(d)に矢印で示す様にA
UTOモード→赤目軽減モード→強制発光モード→発光
禁止モード→夜景モード・・と、また左ボタン44を押
下すると同図の矢印とは逆方向にAUTOモード→夜景
モード・・とサイクリックに変更されて切り替わる。撮
影者は、52−2部分に所望の設定モードを示す表示が
表示されると、メニュー表示/OKボタン9を押下す
る、若しくはそのままの状態で所定の時間放置すること
によって52−2部分に表示されたモードを新しいフラ
ッシュのモードとしてカメラに設定する。
【0074】尚上記例では、ダイレクトボタンを上ボタ
ン41及び下ボタン42としたが、十字キーボタン10
の4つのボタンの内どのボタンをダイレクトボタンとす
る構成でも良いことが言うまでもない。また、ダイレク
トボタン押下後設定するモードの選択は右ボタン43と
左ボタン44で行っていたが、これを上ボタン41及び
下ボタン42で選択する構成としてもよい。
【0075】図11は、上記処理の処理フローを示すフ
ローチャートである。尚以下の説明では、図11のステ
ップS31、S32、S33及びS34で行われる処理
は、図8のステップS21、S22、S23及びS24
での処理と、またステップS35において押下されたボ
タンがダイレクトボタンでなかった場合に行われるステ
ップS36及びS37の処理は、ステップS25および
S26での処理と同じなので説明を省略する。
【0076】ステップS34において、十字キーボタン
10が押下されたことが認識され(ステップS34、
Y)、そのキーボタンが図1(d)の上ボタン41や下
ボタン42のような特定の設定操作が割り当てられたダ
イレクトボタンであった場合(ステップS35、Y)、
ステップS39として液晶モニタ11をオンにし対応す
る設定の設定画面を表示した後、ステップS40として
右ボタン43及び左ボタン44のキースキャンを行う。
【0077】ステップS40で、撮影者が右ボタン43
若しくは左ボタン44を押下すると(ステップS40、
Y)、ステップS44として液晶モニタ11上に表示し
た設定用のメニュー51の52部分の表示をサイクリッ
クに変更し、ステップS45として右ボタン43/左ボ
タン44押下からの時間の計時をリセットした後、ステ
ップS40の右ボタン43/左ボタン44のキースキャ
ン処理に戻る。
【0078】ステップS40で、右ボタン43若しくは
左ボタン44が押下されなかった時(ステップS40、
N)、次にステップS41としてメニュー表示/OKボ
タン9がキースキャンされる。ステップS41でメニュ
ー表示/OKボタン9が押下されず(ステップS41、
N)、また最後に右ボタン43若しくは左ボタン44が
押下されてから2秒経過していなければ(ステップS4
2、N)、ステップS40の右ボタン43/左ボタン4
4のキースキャンに処理を戻す。
【0079】ステップS41でメニュー表示/OKボタ
ン9が押下されたり(ステップS41、Y)、ステップ
S42で右ボタン43若しくは左ボタン44が最後に押
下されてから2秒が経過した場合(ステップS42、
Y)、撮影者による新規の設定の選択処理は完了したと
みなし、ステップS43として設定用メニュー51の5
2部分に表示されている状態を新しい設定状態として設
定した後ステップS38として液晶モニタ11をオフし
て表示されていた情報を非表示にした後、処理をステッ
プS31に戻す。
【0080】この処理により、1つのボタンに複数の機
能を割り当てることが出来、ボタン数を増やすことな
く、カメラの操作性を向上させることが出来る。また、
このダイレクトボタンは、1回押下しただけでは、液晶
モニタ11上に設定画面が表示されるのみで、設定の変
更そのものはその後に右ボタン43/左ボタン44を操
作して変更内容を選択した後、メニュー表示/OKボタ
ン9を押下する等して確定しなければならない。そのた
め、カメラが物に触れる等、撮影者がボタンの押下を認
識していない状況でダイレクトボタンが押下されても液
晶モニタ11上に表示が行われるだけで設定そのものは
変更されないので、撮影者の意に介さない設定変更が行
われるのを防ぐことが出来る。
【0081】
【発明の効果】本発明に基づく電子カメラでは、1つの
ボタンに複数の機能が兼用されており、一般的な電子カ
メラより操作ボタンの数を少なくすることが出来るの
で、電子カメラの小型化、低コスト化を実現することが
出来る。
【0082】またボタン操作によって表示された画面
は、特定期間を過ぎると非表示状態となるので、電子カ
メラの省電化を実現することが出来る。さらにボタン数
が少なくても、撮影者にとって使い勝手が良い電子カメ
ラを実現できる。
【0083】また撮影者は、撮影枚数に関する情報等頻
繁に参照する情報を簡単に表示手段上に表示することが
出来るので、通常の電子カメラに備えてあるコンパネを
廃止することが出来る。従って、廃止したコンパネ及び
その実装に必要な部品の分電子カメラを小型化、省電
化、低コスト化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する電子カメラの外観を示す図で
ある。
【図2】図1に示す電子カメラの内部構成を示す図であ
る。
【図3】液晶モニタに表示される画面の例を示す図であ
る。
【図4】液晶パネル上に背景色として表示した色とその
時流れる電流の関係を示した図である。
【図5】背景色と表示色との組み合わせ例を示す図であ
る。
【図6】残量警告処理フローを示すフローチャートであ
る。
【図7】液晶モニタ上に表示される残量警告表示の例を
示す図である。
【図8】十字キーボタン押下時に撮影可能枚数を液晶モ
ニタ上に表示する処理を示すフローチャートである。
【図9】液晶モニタ上に表示される撮影可能枚数を示す
表示画面例を示す図である。
【図10】ダイレクトボタン押下時に液晶モニタ上に表
示される設定メニューの例を示す図である。
【図11】ダイレクトボタンを備える構成のときの処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 レンズバリア 2 レリーズボタン 3 レンズ 4 フラッシュ 5 ファインダ窓 6 セルフタイマランプ 7 ファインダ 8 液晶モニタボタン 9 メニュー表示/OKボタン 10 十字キーボタン 11 液晶モニタ 12 バリアセンサ 13 撮像素子 14 撮像処理部 15 画像処理部 16 SDRAM 17 JPEG処理部 18 SSFDC 19 メインCPU 20 フラッシュメモリ 21 LCDドライバ 22 サブCPU 23 入力指示部 24 電池 25 電源部 26 バス 31 LEDランプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/232 H04N 5/232 Z // H04N 101:00 101:00 (72)発明者 寺根 明夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H054 AA01 BB07 2H100 AA18 CC05 CC07 2H102 AB34 BA12 BA16 CA34 5C022 AA13 AC03 AC13 AC16 AC18 AC32 AC42 AC69 AC73 AC77

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を光電変換して撮像を行う撮像手
    段と、 前記撮像手段によって撮像された被写体を画像として表
    示可能であると共に特定の情報を表示可能な表示手段
    と、 オンされたとき設定内容の変更を開始するためのモード
    に入るモードボタンと、 前記モードに入った状態で前記設定内容の変更を行うた
    めに用いられる設定ボタンと、 前記モードに入った状態で前記設定ボタンが操作された
    場合には、前記設定内容の変更が行われ、前記モードに
    入った状態で無いときに前記設定ボタンが操作された場
    合には、前記特定の情報を前記表示手段に表示させる制
    御手段とを備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記設定ボタンは、押下によって上方向
    を指示する上ボタン及び押下によって下方向を指示する
    下ボタンを備えることを特徴とする請求項1に記載の電
    子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記表示手段が非表示
    状態であって前記モードに入った状態で無いときに前記
    設定ボタンが操作された場合には、前記特定の情報を前
    記表示手段に表示させた後、特定期間経過後に該表示手
    段を非表示状態とすることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記設定ボタンは、押下によって右方向
    を指示する右ボタン、押下によって左方向を指示する左
    ボタン、押下によって上方向を指示する上ボタン及び押
    下によって下方向を指示する下ボタンを有すると共に、
    該右ボタン、左ボタン、上ボタン及び下ボタンの内の少
    なくとも1つをダイレクトボタンとし、前記制御手段
    は、前記モードに入っていない状態で、前記ダイレクト
    ボタンが押下されたとき前記表示手段に前記設定内容の
    うちの1つを変更する画面を表示させ、前記ダイレクト
    ボタン以外の設定ボタンが押下されたとき前記特定の情
    報を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項
    1から3のうちのいずれか1項に記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 前記上ボタン及び下ボタンの少なくとも
    1つが前記ダイレクトボタンであることを特徴とする請
    求項4に記載の電子カメラ。
  6. 【請求項6】 前記上ボタン及び下ボタンが前記ダイレ
    クトボタンであり、前記右ボタン及び左ボタンが前記ダ
    イレクトボタン以外の設定ボタンであることを特徴とす
    る請求項4又は5に記載の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 前記特定の情報は、撮影枚数に関する情
    報であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1
    項に記載の電子カメラ。
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