JP2005124749A - 収納トレー - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構造でありながら、必要に応じて用途の使い分けが可能な収納トレーを提供する。
【解決手段】少なくとも上方及び前方に開口したトレー1と、鏡板とを備え、トレー1の前方に着脱可能に鏡板2を取り付けてなる収納トレーTにおいて、前記トレー1の前方の開口端10に操作部11を設けることによりトレー1を単体として使用可能とするとともに、鏡板2を、前記操作部11を利用し且つ操作部11の機能を損なわずに取り付けることによっても使用可能としてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙類や書類、事務用品等の収納用に用いられる収納トレーに関するものである。
従来より、用紙類や書類、事務用品等の収納用に用いられる収納トレーは、保管用と仕分け用との2種類のものが用いられてきた。保管用の収納トレーとは、上面にのみ開口を有する箱形のもので、主に小物類の収納や、書類を離散し難く収納する用途に用いられるものである。一方、仕分け用の収納トレーとは、上面と前面とに開口を有するもので、書類等を前面の開口より取り出せる様に収納する用途に用いられている。
また、収納トレーの一部分を、係合部分を介して着脱可能な構造として、保管用のトレーと仕分け用のトレーとを共用するものが提案されている。そのようなもののなかには、特許文献1のように、鏡板と対面する立て板が着脱可能な収納トレーであって、立て板を取り付けて保管用とし、立て板をはずしてトレー本体を前後方向に反転させることにより仕分け用とする収納トレーが提案されている。
特開平8−66251号公報
しかしながら、特許文献1のような鏡板と対面する立て板を着脱可能としたものではトレーを掴むための操作部を別々に設けなければならず、収納トレーの構造がいきおい複雑なものとなってしまい、それによって生産コストにまで影響してしまう。
本発明は、このような不具合を解消することに着目したものであり、単純な構造でありながら、必要に応じて用途の使い分けが可能な収納トレーを提供する。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち、本発明に係る収納トレーは、少なくとも上方及び前方に開口したトレーと、鏡板とを備え、トレーの前方に着脱可能に鏡板を取り付けてなる収納トレーにおいて、前記トレーの前方の開口端に操作部を設けることによりトレーを単体として使用可能とするとともに、鏡板を、前記操作部を利用し且つ操作部の機能を損なわずに取り付けることによっても使用可能としてなることを特徴とする。
このようなものであれば、鏡板を取り付けることにより保管用とし、鏡板を取り外すことにより仕分け用とする選択が可能な収納トレーにおいて、使用者が指をかけてスライド操作を行う操作部を、保存用と仕分け用とで共通のものとすることができる。そのため、操作部を用途ごとに別途設ける必要がなく、収納トレーの構造を簡素化することができる。
操作部が前方の開口端の下側から指を挿入可能な深さ及び奥行き寸法を有する凹陥部を有するものであり、この凹陥部を形成する外壁に上方から鏡板を嵌め込むようにしているものであれば、鏡板及びトレーの係合箇所の構造を単純なものとすることができるので、生産コストの低減を図ることができる。また、操作部の下側から指を掛けることにより収納トレーを容易にスライドさせることができるとともに、操作部の奥行き寸法に対応した厚みを鏡板に持たせることができるため、鏡板を取り付けた収納トレーが掴みやすいものとなるので、持ち運びし易い収納トレーとすることができる。
操作部をトレーの略全幅に亘って設けているものであれば、引出操作がより行いやすいものとなる。
また、鏡板はトレーの前方の開口端を構成する外壁を利用して着脱可能に嵌め込んでいるものであれば、鏡板を、トレーの操作部のみならず外壁にも係わり合わせながら取り付けることができるため、例えば、操作部及び鏡板の上部を掴んで収納トレーを持ち運ぶ際に働く、鏡板及び外壁の上部が離反する力を確実に禁止することができる。具体的には、鏡板は外壁の前後方向を規制することによりトレーに取り付けるものであると、鏡板及び外壁の上部が離反する力をより確実に禁止することができる。さらに、鏡板はトレーの前方の開口端を上側から覆うものであれば、上記効果をより有効なものとすることができる。
そして、トレーに鏡板を取り付けた状態においても収納物の中身を好適に視認することができるように、鏡板が透明な板材からなるものとするのが好ましい。そして、ラベルを取り付ける箇所を別途設けなくて済むように、操作部の外壁及び鏡板の間にラベルを挟み込めるようなものが好ましい。そのラベルが鏡板の前方略全面に挟み込めるものであれば、鏡板全面に亘るような大型のラベルを用いることができるため、視認性が向上するとともに、鏡板全面に亘ってトレーの収納物を視認不能に遮蔽することができるので、ラベルの有無によって収納物の視認の可否を容易に選択することができる。
さらに、鏡板の上面側の略全幅に亘って指を挿入可能な深さ及び奥行き寸法の凹陥部を有する第2操作部を設けたものであれば、鏡板の上部を掴みやすいものとすることができる。
本発明に係る収納トレーの全体が樹脂からなるものとすれば、トレー全体を軽量に作ることができるとともに、低コストで生産することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、保管用と仕分け用とを選択することが可能な収納トレーにおいて、使用者が指をかけてスライド操作を行う操作部を、保存用と仕分け用とで共通のものとすることができる。そのため、操作部を用途ごとに別途設ける必要がなく、収納トレーの構造を簡素化することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る収納トレーTは、例えば、前面に開口する収納空間を有する図示しない収納家具に着脱可能に取り付けることが可能なものである。その収納家具は収納空間の立壁に、上下方向に所定間隔をもって水平方向に延びる複数のレールを有している。収納トレーTはそのうちの2本のレール間に上下方向への移動を規制されながら奥行き方向にスライド可能に取り付けられるものである。また、収納家具はこの分野で広く知られている周知のものである。
本実施形態に係る収納トレーTは、図1及び図2に示すように、トレー1と鏡板2とで構成されており、トレー1の前方の開口端10に設けられた操作部11に、鏡板2を着脱可能に取り付けてなるものである。そして、トレー1及び鏡板2は、外側からの視認性を良くするとともにコスト削減及び軽量化を図りながら必要十分な強度を得るように、透明の樹脂による一体成形としている。これらトレー1及び鏡板2の表面には、後述する箇所を除き、半透明状になるようその表面にシボ加工を施している。また、トレー1及び鏡板2はどちらも左右略対象の形状を有している。この図1は、鏡板2の前方略全面に亘る面積を有する短冊状の厚紙であるインデックスxを、トレー1と鏡板2との間に挟み込んだ状態を示している。
以下、トレー1及び鏡板2の構成について具体的に説明する。
トレー1は図2に示すように上面及び前面に開口を有する箱状体であって、開口端10に設けられた操作部11と、操作部11の後側に接続した底板12と、底板12の両端よりに立ち上がる左右両側板13、14と、底板12及び側板13、14の後端に接続した背面15とで構成されている。
操作部11は、樹脂板を上向き台形状に屈曲させることにより該台形の平面部分111の前側を真下に屈曲させて指掛け部112とするとともに、平面部分111の後側より斜め下へ傾斜する後傾斜壁113を構成することにより、指を下側から挿入させやすい凹陥部Yを形成している。操作部11の前端部、すなわち指掛け部112の下端部を底板12の位置より若干上側に位置させ、樹脂の厚みの2倍程度の寸法だけ前方に直角に折り曲げて鏡板止め114を形成している。この鏡板止め114には、鏡板2を取り付けた際に前記指掛け部112の外面112aの間に所定の空間を設けるための間隙突起115を2箇所に設けている。また、トレー1のみで使用する場合にマーカ等で直接書き込みを行うことやシールを貼ること等がし易いよう、前記平面部分111の上面右側に、長方形状のシボ無面f1を設けている。
底板12は、上面側を平面としているとともに、下面側には、たわみ強度を向上させるために、奥行き方向、幅方向に3等分する位置及び周縁の一部より、突条である底リブ121を突出させている。
側板13、14は、その前端部分においてトレー1の開口端10を構成する外壁131、141と、外壁131、141の後側においてやや内側に位置し、下側で底板12と接続した内壁132、142とで構成している。外壁131、141はトレー1の中で最も外側に位置し、内壁132、142とは中間壁133、143を介して接続している。
内壁132、142のやや下側の箇所には、奥行き方向へ伸びるスライドリブ134、144が外方向へおよそ外壁131、141の位置までそれぞれ突出している。このスライドリブ134、144は、奥行き方向に延びる長方形状のリブ本体SRの内部に補強リブsrを適宜配した構成としている。特に、この補強リブsrはスライドリブ134、144の奥側3分の1程度の箇所まで短間隔で配することによりその強度を部分的に高めている。これは、トレー1を収納家具より引き出した状態では、スライドリブ134、144の奥側にトレー1及び収納物の重量が集中するからである。また、そのときにはスライドリブ134、144の奥端上部が収納家具のレールに当接することにより、トレー1及び収納物の重量を最も受けることとなる。そこで、スライドリブ134、144の奥端上部にリブの厚みを厚くした厚肉部134a、144aを設けてその強度を局所的に高めている。また、トレー1を収納家具に収納した状態において、収納家具のレールの前後端は、スライドリブ134、144の手前下側に設けられたストッパ134b、144b及び奥下側に設けられたスライダ134c、144cにより位置決めしている。このスライダ134c、144cはトレー1をスライドする際にレールと点で接触する作用を果たす。そのため、レールとスライドリブ134、144との摩擦を最小限に抑えた滑らかなスライド動作を可能としている。
側板13、14の奥行き方向に2等分及び3等分する位置には仕切孔shをそれぞれ配している。
背板15は、幅方向に2等分及び3等分する位置に仕切孔shを配している。
なお、このトレー1のみで上述の収納家具に取り付けることにより、トレー1をスライドさせない簡易棚板とするか、又は補助的にスライドさせるのみで収納物の出し入れをすることができる仕分け用トレーとすることができる。
鏡板2は、図3(A)及び図3(B)に示すように、上述したトレー1の開口端10を上方向から覆うことができるよう、下端側が開放された箱状体であり、前面板21と、上面部22と、背面部23と、側部24、25とで構成している。
収納トレーTを収納家具に収納した際に外部に露出する部分を前面板21として平坦な板で構成するとともに、その右上部分に、マーカ等で直接書き込みを行うことやシールを貼ること等がし易いよう、長方形状のシボ無面f2を設けている。また、前面板21は、その両側端を除いて若干窪んだ正面視略H形となっている。
上面部22は、収納トレーTの最上端となる上面視コの字状の上端面221と、前記コの字に囲まれた部分に設けた指を挿入可能な程度の凹陥部Y2を有する第2操作部222とで構成している。
背面部23は、その上端を上述した上端面221に接続するとともに、該接続箇所から若干下方において段231を形成し、その下側に背面板230を接続している。段231を幅方向に2等分及び3等分する位置にフック孔232を配するとともに、フック孔232よりやや下方には前記背板15と同様の仕切孔shを配している。ここで、この段231の高さ位置は鏡板2をトレー1に取り付けた際に背板15の上端に等しい高さ位置に設定されており、仕切孔shの位置は背板15に設けたものと高さ・幅方向ともに対応している。
側部24、25は、トレー1の外壁131、141を側方から覆うことにより収納トレーTの意匠的要素を構成している側面板241、251に、側面板241、251の前端部付近より内側へ突出する破線で示した前止め241a、251aと、側面板241、251の後端辺上側より内側へ突出する後止め241b、251bと、この後止め241b、251bの下方に隣接し、後方へ突出する抜け止め242、252とを配した構成としている。抜け止め242、252の先端部分はさらに内方へ逆3角形状に突出している。
トレー1に鏡板2を上方向から嵌め込み、図1に示す収納トレーTとするためには、鏡板2の側面板241、251の位置をトレー1の外壁131、141を両側から挟み込む幅方向位置に合わせ、トレー1の鏡板止め114の箇所に、前面板21の位置を合わせて、前面板21の下端辺が鏡板止め114に当接するまで下降させる。
この状態において、A−A断面図である図4に示すように、前面板21が鏡板止め114に当接するのみならず後方では背面板230の下端辺が後傾斜壁113に当接している。言い換えれば、鏡板2の前面板21及び背面板230が操作部11の外壁11aを前後より挟み込むように位置することにより、鏡板2は操作部11の機能を損なわずにトレー1に取り付けられている。また、前面板21と操作部11の前方にある指掛け部112の外面112aとの間に、間隙突起115が介在していることで厚紙が挿入可能な程度の間隙を形成しているとともに、その間隙を厚みとする前面板21の裏側略全域をインデックス領域Xとしている。また、インデックス領域Xの下端は前面板21と間隙突起115との間に、インデックス領域Xの上端は前面板21と第2操作部222との間に挟まれているため、インデックスxが前面板21の裏側に固定された状態となる。このインデックスxを使用する際は、該インデックスxと前面板21との間に別のラベルを挟み込むことや、インデックスxに書き込みを行ってインデックスx自体をラベルとして扱うこともできる。また、インデックスxを取り外した状態として、鏡板2を通して収納トレーTの収納物をある程度視認可能な状態とすることもできる。
B−B断面図である図5及びC−C断面図である図6に示すように、側部25は、前止め251aによりインデックスxを収納するインデックス領域Xを前方に確保しつつ、当該前止め251aを外壁141の前端辺に当接させるとともに後止め251bを中間壁143に後側から当接させることにより、外壁141を前後方向より挟み込んでいる。言い換えれば、側部25により鏡板2がトレー1に前後方向に移動不能に取り付けられている。また、幅方向には、外壁141を外側から側面板251が当接するともに、内側から背面板230の側端辺が内壁142と当接することにより、鏡板2の側部25はトレー1の側板14を幅方向より挟み込んでいる。言い換えれば、側部25により鏡板2がトレー1に幅方向に移動不能に取り付けられている。勿論、左右の両側面板241、251が両外壁131、141を挟み込むことによっても同様の作用を得ている事は言うまでもない。さらに、外壁141の上端辺は、上面部22の側端部分に当接しているとともに、スライドリブ134、144の内部に抜け止め242、252が嵌合した状態となっている。そのため、トレー1と鏡板2は上下方向にも移動不能に取り付けられている。ここで、上述の通りトレー1及び鏡板2は左右略対称の形状を有するため、図示しない側部24及び外壁131の周辺の構造に関しても上記構造と同様である。
本実施形態に係る収納トレーTは、収納トレーTを幅方向及び奥行き方向にそれぞれ2等分及び3等分する位置に、上述した仕切孔shを利用して、図7及び8に示すような縦仕切3及び横仕切4をそれぞれ取り付けることができる。これら縦仕切3及び横仕切4は、側縁に設けた突起31、41を仕切孔shにそれぞれ嵌め入れることにより取り付けることができるものである。また、縦仕切3の場合、突起31に加え、両側縁の上端にフック32をそれぞれ設けており、フック32を背面部23のフック孔232及び背板15上端に掛けることにより、縦仕切3の取付状態を安定させるとともに、この縦仕切3を利用してトレー1と鏡板2とをさらに強く取り付けることができる。また、縦仕切3及び横仕切4はそれぞれスリット33、43を配している。縦仕切3及び横仕切4を交差させる際はこれらスリット33、44を嵌め合わせることにより、互いに干渉させることなく取り付けることができる。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る収納トレーTは、鏡板2を操作部11に着脱可能とすることにより、鏡板2を取り付けることにより保管用とし、鏡板2を取り外すことにより仕分け用のトレー1のみで使用する選択ができるとともに、保存用として収納トレーTとして使用する態様と、仕分け用としてトレー1のみで使用する態様とで操作部11を共通のものとすることができる。そのため、操作部11を用途ごとに別途設ける必要がなく、収納トレーTの構造を簡素化することができる。
操作部11が開口端10の下側から指を挿入可能な深さ及び奥行き寸法を有する凹陥部Yを有するものであり、この凹陥部Yを形成する外壁11aに、上方から鏡板2を嵌め込むようにしているので(図4)、鏡板2及びトレー1の係合部分の構造を単純なものとすることができるので、生産コストの低減を図ることができる。また、操作部11の奥行き寸法に対応した厚みを鏡板2に持たせることができるため、掴みやすく、持ち運びし易い収納トレーTとすることができる。加えて、指掛け部112の下端は底板12よりも上側に位置しているため、使用者は指を挿入し易くなっているとともに、操作部11の後部の後傾斜壁113は、指の動きに干渉しないような逃げ空間y(図4)を形成しているので、使用者が指掛け部112に指を掛けやすいものとなっている。
本実施形態では操作部11をトレー1の略全幅に亘って設けているので、使用者が開口端10の下側のどこを掴んでも収納トレーTを引き出せるようになっている。
また、操作部11及び鏡板2の上部を掴んで収納トレーTを持ち運ぶ際に、操作部11を支点として鏡板2及び外壁131、141の上部がそれぞれ離反する方向の力が働くが、本実施形態ではトレー1の開口端10を構成する外壁131、141を利用して鏡板2を着脱可能に嵌め込んでいるので、その力を確実に禁止している。具体的には、鏡板2は外壁131、141の前後方向を規制しながらトレー1に嵌め込んでいるので、より確実に前記離反する力を禁止することができる。さらに、鏡板2はトレー1の前方の開口端10を上側から覆うように嵌め込んでいるので、上記効果に加えて、トレー1の開口端10を鏡板2で覆い隠すことにより、収納トレーTとしての意匠的要素を向上させている。
そして、トレー1に鏡板2を取り付けた状態においても収納物の中身を好適に視認することができるよう、鏡板2が透明な板材からなるものとしている。またそうすることで、鏡板2にはラベルたるインデックスxの取付箇所を別途設けることをせず、操作部11の外壁11a及び鏡板2の間にインデックス領域Xを設けてインデックスxを挟み込むようにしている。このインデックス領域Xは、インデックスxを鏡板2の略全面に差し込めるようにして、鏡板2の全面に亘るような大型のインデックスxを用いて収納トレーTの視認性を向上させている。併せて、インデックスxは収納トレーTの収納物を視認不能に遮蔽することも可能となるので、インデックスxを取り外して視認可能な状態とすれば共用のトレーとして、或いはインデックスx取り付けて視認不可能な状態とすれば個人用トレーとして用いることができるよう、収納トレーTの使い分けができるようになる。なお、収納トレーTの収納物を視認可能な状態としつつラベルを設けたい場合は、任意の大きさのインデックスxをインデックス領域Xに挟み込むか、シボ無し面f2を利用すればよい。
さらに、鏡板2の上面側の略全幅に亘って指を挿入可能な深さ及び奥行き寸法を有する凹陥部Y2を有する第2操作部222としているので、鏡板2の上部も掴みやすくなるので、収納トレーTの引出操作をさらに容易なものとすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、本発明に係る収納トレーは底面積や高さ寸法によって限定されるものではない。それ故に、収納トレーを取り付けようとする収納家具の大きさや収納する態様に合わせて、底面積や高さ寸法がそれぞれ異なるものであってもよい。また、上記実施形態に係る収納トレーは、スライドリブを介して収納家具と係わり合っていたが、例えば、底板を幅方向に突出させて、収納家具の上下のレール間に係わり合うようなものであっても良い。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本実施形態に係る収納トレーを示す斜視図。 同実施形態に係るトレーを示す斜視図。 同実施形態に係る鏡板を示す斜視図。 同実施形態に係るA−A断面図。 同実施形態に係るB−B断面図。 同実施形態に係るC−C断面図。 同実施形態に係る縦仕切を示す平面図。 同実施形態に係る横仕切を示す平面図。
符号の説明
1…トレー
10…前方の開口端(開口端)
11…操作部
11a…操作部の外壁(外壁)
13、14…側板
131、141…外壁
2 …鏡板
21…前面板
22…上面部
222…第2操作部
23…背面部
230…背面板
24、25…側部
241a、251a…前止め
241b、251b…後止め
T …収納トレー
Y、Y2 …凹陥部
X …インデックス領域
x …ラベル(インデックス)

Claims (11)

  1. 少なくとも上方及び前方に開口したトレーと、鏡板とを備え、トレーの前方に着脱可能に鏡板を取り付けてなる収納トレーにおいて、
    前記トレーの前方の開口端に操作部を設けることによりトレーを単体として使用可能とするとともに、
    鏡板を、前記操作部を利用し且つ操作部の機能を損なわずに取り付けることによっても使用可能としてなることを特徴とする収納トレー。
  2. 前記操作部が前記トレーの前方の開口端の下側から指を挿入可能な深さ及び奥行き寸法を有する凹陥部を有するものであり、この凹陥部を形成する外壁に上方から鏡板を嵌め込むようにしている請求項1に記載の収納トレー。
  3. 前記操作部を収納トレーの略全幅に亘って設けている請求項1又は2に記載の収納トレー。
  4. 前記鏡板は前記トレーの前方の開口端を構成する外壁を利用して着脱可能に嵌め込んでいる請求項1〜3の何れかに記載の収納トレー。
  5. 前記鏡板は前記外壁の前後方向を規制することによりトレーに取り付けるものである請求項4に記載の収納トレー。
  6. 前記鏡板は前記トレーの前方の開口端を上側から覆うものである請求項1〜5の何れかに記載の収納トレー。
  7. 前記鏡板が透明な板材からなる請求項1〜6の何れかに記載の収納トレー。
  8. 操作部及び鏡板の間にラベルを挟み込むようにしている請求項7に記載の収納トレー。
  9. ラベルを鏡板の前方略全面に亘って挟み込むようにしている請求項8に記載の収納トレー。
  10. 鏡板の上面側の略全幅に亘って指を挿入可能な深さ及び奥行き寸法の凹陥部を有する第2操作部を設けた請求項1〜9の何れかに記載の収納トレー。
  11. 全体が樹脂からなる請求項1〜10の何れかに記載の収納トレー。
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