JP2005121248A - 冷却装置、故障診断システム及び故障診断方法 - Google Patents

冷却装置、故障診断システム及び故障診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 冷却装置の故障原因を安価なコストで把握すること。
【解決手段】 冷媒回路に流れる冷媒と、熱媒体回路に流れる熱媒体とを熱交換することで、負荷機器を冷却するようにした冷却装置において、フロン循環回路に流れる冷媒の態様、クーラント循環経路に流れる熱媒体の態様、圧縮機、圧送ポンプ等の運転態様を測定手段によって測定する。測定データが基準値を越えているか否かの異常を自己診断し、測定データ及び自己診断情報を無線送信回路28によってネットワーク30を介して携帯電話機33に無線送信する。そして、携帯電話機33に設けられたディスプレイ33aに測定データ及び自己診断情報を表示させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷却装置、故障診断システム及び故障診断方法に関するものである。
従来、冷却装置は、フロン等の冷媒が循環される冷媒回路と、工作機械等の熱源を冷却するクーラントが循環される熱媒体回路とを備えている。冷媒回路と熱媒体回路の途中には熱交換器が設けられ、熱交換器によってフロンとクーラントとが熱交換されるようになっている。この種の冷却装置に故障が生じた場合には、その故障原因を診断することができるようにした故障診断システムが知られている。すなわち、図4に示すように、冷却装置51には、運転態様を測定する検出センサが設けられ、その検出センサによって得られる測定データは専用パソコン52に入力される。そして、専用パソコン52からインターネット通信網53を介して遠隔地に設けられた監視コンピュータ54に測定データが送信され、この測定データに基づいて監視コンピュータ54は故障原因を診断し、その診断結果をインターネット通信網53を介して専用パソコン52のディスプレイ52aに表示させる。そして、ユーザーは専用パソコン52のディスプレイ52aに表示される情報に基づいて、冷却装置51を修理できるようになっている。
ところが、背景技術に示される冷却装置51における故障診断システムにおいては、冷却装置51をインターネット通信網53に接続するのに専用パソコン52を購入するため、イニシャルコストが高くなる。又、インターネット通信網53に接続するにあたりインターネットサービスプロバイダとの契約料がかかることや、冷却装置51からの測定データを常時得るためにパソコンの電源をONにしたままにしておくということから、ランニングコストも高い。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、ネットワークを利用して冷却装置の故障原因を安価なコストで把握することができる冷却装置、故障診断システム及び故障診断方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、冷媒回路に流れる冷媒と、冷媒回路とは別経路なる熱媒体回路に流れる熱媒体とを熱交換することで、熱媒体回路に接続された負荷機器を冷却するようにした冷却装置において、前記冷媒回路に流れる冷媒の態様、熱媒体回路に流れる熱媒体の態様、前記冷媒回路及び熱媒体回路それぞれに設けられている機器の運転態様を測定する測定手段と、前記測定手段による測定データが基準値を越えているか否かの異常を診断し、測定データに異常がある場合にその自己診断情報を出力する自己診断手段と、前記測定データ及び自己診断情報を、ネットワークを介して通信制御端末に無線送信する無線送信手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、冷媒の態様、熱媒体の態様及び機器の運転態様が測定手段によって測定され、測定データが自己診断手段によって基準値を越えているか否かが診断される。測定データが基準値を越えて異常と診断されると、そのときの測定データ及び自己診断情報が無線送信手段によって通信制御端末に出力される。このように、測定データ及び自己診断情報を無線送信できることから、冷却装置の設置場所の自由度が高くなる。
請求項2に記載の発明では、冷媒回路に流れる冷媒と、冷媒回路とは別経路なる熱媒体回路に流れる熱媒体とを熱交換することで、熱媒体回路に接続された負荷機器を冷却するようにした冷却装置を診断する故障診断システムにおいて、前記冷媒回路に流れる冷媒の態様、熱媒体回路に流れる熱媒体の態様、前記冷媒回路及び熱媒体回路それぞれに設けられている機器の運転態様を測定する測定手段と、前記測定手段による測定データが基準値を越えているか否かの異常を診断し、自己診断情報を出力する自己診断手段と、前記測定データ及び自己診断情報を、ネットワークを介して無線送信する無線送信手段と、前記無線送信手段から送信される測定データ及び自己診断情報を受信するとともに、その測定データ及び自己診断情報を表示可能なディスプレイを有する通信制御端末とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、冷媒の態様、熱媒体の態様及び機器の運転態様が測定手段によって測定され、測定データが自己診断手段によって基準値を越えているか否かが診断される。測定データが基準値を越えて異常と診断されると、そのときの測定データと自己診断情報とが無線送信手段によって通信制御端末に無線送信される。そして、通信制御端末のディスプレイに測定データと自己診断情報とが表示され、それらの情報に基づいてユーザーやメンテナンスマン等は冷却装置の故障原因を把握することが可能になる。従って、測定データ及び自己診断情報を無線送信できることから、冷却装置の設置場所の自由度が高くなる。それとともに、測定データと自己診断データとを汎用性のある通信制御端末に送るようにしたため、冷却装置にパソコン等の高機能かつ高価な装置を接続せずに、冷却装置の故障原因を安価なコストで把握することができる。
請求項3に記載の発明では、前記無線送信手段から送信される測定データ及び自己診断情報を受信するとともに、その測定データ及び自己診断情報に基づいて、冷却装置の故障原因を診断する遠隔監視手段を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、遠隔監視手段によっても冷却装置の故障原因が診断されるため、冷却装置の故障原因を特定しやすくなる。
請求項4に記載の発明では、前記遠隔監視手段は、冷却装置の故障原因を診断した結果である遠隔診断情報を、前記ネットワークを介して前記通信制御端末に送信することを要旨とする。
この構成によれば、通信制御端末に遠隔診断情報を送信することができるため、遠隔監視手段以外の箇所で遠隔診断情報を通知させることができる。
請求項5に記載の発明では、前記通信制御端末は携帯電話機であることを要旨とする。
この構成にすれば、通信制御端末を携帯電話機としたため、無線通信可能な範囲であれば任意の場所で冷却装置の故障原因を把握することができる。又、パソコン等に比べて安価かつ汎用性のある携帯電話を用いて冷却装置の故障原因を把握することができるため、通信コストを安価に抑えることができる。
請求項6に記載の発明では、冷媒回路に流れる冷媒と、冷媒回路とは別経路なる熱媒体回路に流れる熱媒体とを熱交換することで、熱媒体回路に接続された負荷機器を冷却する冷却装置の故障診断方法において、前記冷媒回路に流れる冷媒の態様、熱媒体回路に流れる熱媒体の態様、前記冷媒回路及び熱媒体回路それぞれに設けられている機器の運転態様を測定手段によって測定し、それらの測定データが基準値を越えているか否かの異常を診断し、その診断結果に基づいて測定データ及び自己診断情報を無線送信手段によってネットワークを介して通信制御端末に無線送信し、この通信制御端末に設けられたディスプレイに測定データ及び自己診断情報を表示するようにしたことを要旨とする。
この構成によれば、冷媒の態様、熱媒体の態様及び機器の運転態様が測定手段によって測定され、測定データが自己診断手段によって基準値を越えているか否かが診断される。測定データが基準値を越えている場合には異常と診断されると、そのときの測定データと自己診断情報とが無線送信手段によって通信制御端末に無線送信される。そして、通信制御端末のディスプレイに測定データと自己診断情報とが表示され、それらの情報に基づいてユーザーやメンテナンスマン等は冷却装置の故障原因を把握することが可能になる。従って、測定データ及び自己診断情報を無線送信できることから、冷却装置の設置場所の自由度が高くなる。それとともに、測定データと自己診断データとを汎用性のある通信制御端末に送るようにしたため、冷却装置にパソコン等の高機能かつ高価な装置を接続せずに、冷却装置の故障原因を安価なコストで把握することができる。
請求項1に記載の発明によれば、測定データ及び自己診断情報を無線送信できるため、冷却装置の設置場所の自由度を向上できる。
請求項2〜6に記載の発明によれば、測定データ及び自己診断情報を無線送信できるため、冷却装置の設置場所の自由度を向上できるとともに、冷却装置の故障原因を安価なコストで把握することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、冷却装置11は、冷媒としてのフロンが循環可能に封入されかつ閉ループ状なる冷媒回路としてのフロン循環回路12を有している。フロン循環回路12上には、冷媒圧縮手段としての圧縮機13、冷媒凝縮手段としての凝縮器(コンデンサ)14、冷媒膨張手段としての電子膨張弁15が設けられている。そして、圧縮機13によって圧縮されたフロンガスは、凝縮器14によって液化される。液化されたフロンは、電子膨張弁15を通ることによって膨張気化されて急激に冷却される。
なお、本実施形態において、凝縮器14は冷却水によってフロンを冷却凝縮するようにした水冷式を採用しているが、送風ファンによってフロンを冷却する空冷式に変更することが可能である。又、冷媒としてフロン以外に例えば二酸化炭素、プロパン、ブタン、アンモニアに変更することが可能である。更に、冷媒膨張手段としてのをキャピラリチューブ(細管)に変更することも可能である。
フロン循環回路12上において電子膨張弁15の下流側には、熱交換器16が設けられている。熱交換器16には、レーザー加工機や医療機器等の負荷機器(発熱機器)17を冷却するためのクーラント(熱媒体)が循環される熱媒体回路としてのクーラント循環経路18が接続されている。熱交換器16は、プレート式であって、図示しない複数枚の波形プレートを一定の間隔をおいて配置され、その波形プレートの間の隙間にフロンと、クーラントとが交互に流通される。そして、クーラント循環経路18を流れるクーラントは、熱交換器16を通過するときにフロン循環回路12を流れるフロンガスによって熱が奪われて冷却される。
前記クーラント循環経路18には、熱交換器16によって冷却されたクーラントが所定量貯留されるクーラント貯留槽19が設けられている。ここでは、クーラント貯留槽19を冷却装置11の内部に設けているが、冷却装置11の外部に配置することも可能である。クーラント貯留槽19内のクーラントは、圧送ポンプ20によって、熱交換器16と負荷機器17とに供給されるようになっている。そして、負荷機器17にクーラントが送られることにより、同負荷機器17に設けられた発熱源が冷却される。なお、クーラント循環経路18上には、負荷機器17に送るクーラントの圧送量を調節するためのバルブ21が設けられている。
フロン循環回路12上において熱交換器16の下流側には、気液分離器23が設けられている。気液分離器23は、熱交換器16を通過したガス状のフロンと液状のフロンとを分離するものであって、ガス状のフロンのみが圧縮機13に供給されるようになっている。
フロン循環回路12にはバイパス回路24が設けられ、その上流端は圧縮機13と凝縮器14との間に接続され、下流端は電子膨張弁15と熱交換器16との間に接続されている。バイパス回路24には開度量を調節可能な電磁弁25が設けられ、この電磁弁25が開かれると、圧縮機13を通過したフロンガスを、凝縮器14及び電子膨張弁15を回避して熱交換器16にバイパス供給できるようになっている。フロンガスをバイパスさせるようにしたのは、熱交換器16の冷却負荷が定格負荷よりも小さくなった場合に、熱交換器16に高温なるフロンを供給することで、熱交換器16内でクーラントが過冷却されて凍結するのを防止するためである。なお、は開度を可能なものに限らず、開度量が固定されているものに変更することも可能である。
次に、冷却装置11の電気的構成について説明する。
図1,図2に示すように、冷却装置11に設けられた自己診断手段としてのマイコン(マイクロコンピュータ)27の入力側には、第1温度センサT1、第2温度センサT2、第3温度センサT3、第4温度センサT4、第1圧力センサP1、第2圧力センサP2、第1電流検出器C1、第2電流検出器C2、水位検出センサK1が接続されている。マイコン27の出力側には、無線送信回路28、圧縮機13、電子膨張弁15、圧送ポンプ20、電磁弁25が接続されている。
第1温度センサT1は、クーラント循環経路18において圧送ポンプ20の下流側に設けられ、クーラント循環経路18内に流れるクーラントの温度を検出し、その検出信号をマイコン27に出力する。マイコン27は、第1温度センサT1からの検出信号に基づいて、圧縮機13の回転数を制御する。
第2温度センサT2は、フロン循環回路12上において熱交換器16の入口付近に設けられ、熱交換器16に流入する直前のフロンの温度を検出し、その検出信号をマイコン27に出力する。第3温度センサT3は、フロン循環回路12上において熱交換器16の出口付近に設けられ、熱交換器16から流出した直後のフロンの温度を検出し、その検出信号をマイコン27に出力する。そして、マイコン27は、両温度センサT2,T3によって検出される温度差を演算し、その温度差に基づいて電子膨張弁15及び電磁弁25の開度を制御する。
第4温度センサT4は、フロン循環回路12において圧縮機13の下流側に設けられ、圧縮機13を通過したフロンの温度を検出し、その検出信号をマイコン27に出力する。マイコン27は、第4温度センサT4及び第2圧力センサP2からの検出信号に基づいて、電子膨張弁15及び電磁弁25の開度を補正する。
第1圧力センサP1は、フロン循環回路12において気液分離器23の上流側に設けられ、圧縮機13の上流側におけるフロン循環回路12内の圧力を検出し、その検出信号をマイコン27に出力する。マイコン27は、第1圧力センサP1からの検出信号に基づいて、圧縮機13のモータの回転数を補正する。
第2圧力センサP2は、フロン循環回路12において凝縮器14の近傍に設けられ、凝縮器14によって液化されたフロンの圧力を検出し、その検出信号をマイコン27に出力する。マイコン27は、第2圧力センサP2からの検出信号に基づいて、フロンの圧力が所定値を越えないように凝縮器14の能力を制御する。
第1電流検出器C1は、圧送ポンプ20を駆動するモータの電流値を検出し、その検出信号をマイコン27に出力する。マイコン27は、第1電流検出器C1によって検出される電流値が所定値を越えた場合に圧送ポンプ20の駆動を停止する。第2電流検出器C2は、圧縮機13を駆動するモータの電流値を検出し、その検出信号をマイコン27に出力する。マイコン27は、第2電流検出器C2によって検出される電流値が所定値を越えた場合に圧縮機13のモータの駆動を停止する。
水位検出センサK1は、クーラント貯留槽19に設けられており、その内部に貯留されているクーラントの最低水位を検出し、その検出信号をマイコン27に出力する。マイコン27は、水位検出センサK1からの検出信号に基づいて、圧送ポンプ20の駆動を停止し、圧送ポンプ20が空転するのを防止する。
前記第1温度センサT1、第2温度センサT2、第3温度センサT3、第4温度センサT4、第1圧力センサP1、第2圧力センサP2、第1電流検出器C1、第2電流検出器C2、及び水位検出センサK1から測定手段が構成されている。詳しく言うと、第2温度センサT2、第3温度センサT3、第4温度センサT4、第1圧力センサP1、第2圧力センサP2がフロン循環回路12に流れる冷媒の態様を測定する測定手段に相当する。又、第1温度センサT1がクーラント循環経路18に流れるクーラントの態様を測定する測定手段に相当する。更に、第1電流検出器C1、第2電流検出器C2、水位検出センサK1が、フロン循環回路12及びクーラント循環経路18にそれぞれ設けられている機器である圧縮機13、圧送ポンプ20、クーラント貯留槽19の態様を測定する測定手段に相当する。
自己診断手段としてのマイコン27は、前記各温度センサT1,T2,T3,T4、各圧力センサP1,P2、各電流検出器C1,C2、水位検出センサK1によって得られた測定データが基準値を越えているいか否かの異常を診断し、基準値を越えている場合には診断結果を自己診断情報(変調情報)として無線送信回路28に出力する。自己診断情報としては、例えば「第1温度センサT1が基準値を越えている。」、或いは「第1圧力センサP1の圧力が基準値よりも小さい。」等といった極めて簡易な診断内容となっている。そのため、自己診断に関してマイコン27に負荷がかかることはほとんどない。なお、これらの診断内容は、診断内容がメンテナンスマンに容易に識別できるように、ローマ字や数字等によって記号化することも可能である。
無線送信回路28は、無線電話機能を有しており、前記測定データ及び自己診断情報を、地上基地局32を経由してネットワーク30に無線で送信する。自己診断情報については、それがマイコン27によってコード化されたものが送信されるようになっている。そして、ネットワーク30に送信された測定データ及び自己診断情報は、同ネットワーク30にサーバマシン36を介して接続されている通信制御端末としての固定電話機31に送信され、又、通信制御端末としての携帯電話機33に地上基地局34を介して無線で送信される。ここでの携帯電話機33は、PHS方式の電話も含まれる。更に、測定データ及び自己診断情報は、ネットワーク30にサーバマシン36を経由して接続されている遠隔監視コンピュータ(遠隔監視手段)35に専用の通信プロトコルにしたがって送信される。ここでのネットワーク30とは、携帯電話機33に利用される無線通信網と、インターネットと、固定電話機31に利用される地上通信網(一般回線通信網)とを含むすべてを言う。本実施形態において、測定データ及び自己診断情報は、いずれもテキストデータとなっている。前記測定データ及び自己診断情報をテキストデータとしたのは、固定電話機31及び携帯電話機33に対して送信するデータ量を少なくするためである。
マイコン27は、読み書き可能な図示しないメモリ及びCPUを備えており、メモリにはCPUが動作するための各種プログラムが記憶されている。又、メモリには無線送信回路28から送信される測定データ及び自己診断情報を、連絡先の固定電話機31及び携帯電話機33の電話番号やメールアドレスが記憶されているとともに、遠隔監視コンピュータ35のメールアドレスが登録されている。
図2に示すように、遠隔監視コンピュータ35には冷却装置11から送信される測定データや自己診断情報に基づいて冷却装置11の故障原因を診断するのに必要なプログラムが記憶されている。遠隔監視コンピュータ35は、冷却装置11の故障原因を診断した結果を遠隔診断情報としてネットワーク30を経由して、固定電話機31及び携帯電話機33に送信する。遠隔監視コンピュータ35は、ディスプレイ35aを備えており、このディスプレイ35aに測定データ、自己診断情報及び遠隔診断情報を表示できるようになっている。
ここでの遠隔診断情報は、自己診断情報よりも更に詳しい診断内容となっている。遠隔診断情報の具体的内容としては、例えば「熱交換器内が凍結するおそれがあります。」或いは「クーラント貯留槽内の水位が低下しているため、圧送ポンプの駆動が停止されています。」等のメッセージパターンが挙げられる。前記遠隔診断情報をテキストデータとしたのは、固定電話機31及び携帯電話機33に対して送信するデータ量を少なくするためである。なお、遠隔診断情報の内容としては、冷却装置11の故障原因を示唆することに加え、その故障原因を解消するために交換する部品を示唆することを含めることも可能である。
固定電話機31は、インターネットによる電子メールを受信可能なもの(例えば、(株)NTTが提供するLモード(登録商標)に対応したもの。)となっている。固定電話機31はディスプレイ31aを備えており、このディスプレイ31aには、電子メールで送られる前記測定データ、自己診断情報、遠隔診断情報が文字で表示されるようになっている。
携帯電話機33は、インターネットによる電子メールを受信可能なもの(例えば、(株)NTTドコモが提供するiモード(登録商標)に対応したもの。)となっている。携帯電話機33はディスプレイ33aを備えており、このディスプレイ33aには、上述した測定データ、自己診断情報、遠隔診断情報のテキストデータが電子メールで送信されるようになっている。携帯電話機33のディスプレイ33aには、測定データ、自己診断情報、遠隔診断情報が文字で表示される。
次に、上記のように構成された冷却装置11における故障診断システムの診断方法について図3(a),(b)のフローチャートに基づいて説明する。図3(a)は冷却装置11による処理内容を示し、図3(b)は遠隔監視コンピュータ35による処理内容を示す。
冷却装置11に設置された各温度センサT1,T2,T3,T4、各圧力センサP1,P2、各電流検出器C1,C2、水位検出センサK1によって得られる測定データが定期的にマイコン27に出力される。図3(a)に示すように、マイコン27は、得られた測定データが予め設定された基準値を越えていなければ冷却装置11が正常であると判定し(S1)、冷却装置11の制御を通常どおり維持しつつ正常な測定データを一定時間ごとに記憶する(S2)。上記の処理は、ユーザーによって冷却装置11の稼働スイッチ(図示しない)がOFF操作されることがない限り繰り返される(S3)。
前記S1において、マイコン27は、測定データが基準値を越えていれば冷却装置11が正常であると判定し、冷却装置11に設けられている表示灯を点灯させたり、アラームを作動させたりして異常であることをユーザーに報知する。それとともに、固定電話機31、携帯電話機33、遠隔監視コンピュータ35に異常な測定データを一括で送信できるようにデータを整理する(S4)。そして、マイコン27は、異常なデータと、基準値を越えた測定データが何であるかを示す自己診断情報とがネットワーク30を経由して固定電話機31及び携帯電話機33にそれぞれ送信され、異常な測定データ及び自己診断情報は、固定電話機31及び携帯電話機33のディスプレイ31a,33aに表示される(S5)。冷却装置11をメンテナンスマン(サービスマン)は、そのディスプレイ31a,33aに表示される異常な測定データと自己診断情報を見て冷却装置11の故障原因がどこにあるのかを把握することができる。
又、マイコン27は、異常な測定データと自己診断情報とを遠隔監視コンピュータ35にも送信する(S5)。そして、マイコン27は、異常な測定データと自己診断情報とが遠隔監視コンピュータ35に送信されているか否かを、ネットワーク30を経由して送信される遠隔監視コンピュータ35からの返答信号を受信することにより確認する。
図3(b)に示すように、遠隔監視コンピュータ35は、測定データ及び自己診断情報を受信すると(S11)、冷却装置11に返答信号を返信する(S12)。続いて、遠隔監視コンピュータ35は、異常な測定データ及び自己診断情報が遠隔監視コンピュータ35のディスプレイ35aに一覧形式で表示できるように、或いはどこに所在する冷却装置11に異常が生じているかを識別できるように異常データを整理する(S13)。その後、遠隔監視コンピュータ35は、異常な測定データと自己診断情報とを、データベースに記憶されている故障診断基準データと照合し(S14)、どのような内容で異常が生じているか故障原因を推定する(S15)。そして、遠隔監視コンピュータ35は、推定される故障内容から、冷却装置11を構成するどの部品を交換するのが適切であるかを選定するとともに、どこのメンテナンスマンが適切であるか連絡先を選定する(S16)。適切なメンテナンスマンを選定する基準としては、異常を起こしている冷却装置11の所在地に近い営業所のメンテナンスマンとなっている。
遠隔監視コンピュータ35は、メンテナンスマン(サービスマン)に診断結果を、遠隔診断情報としてネットワーク30を通し電子メールで固定電話機31及び携帯電話機33に送信する。通報する内容としては、異常を起こしている冷却装置11の所在地、ユーザー名、推定される故障原因、冷却装置11を修理する際に交換が必要と予想される部品名と部品管理番号となっている。これらの情報は、メンテナンスマンの所有する固定電話機31と携帯電話機33の各ディスプレイ31a,33aに表示される(S17)。そして、メンテナンスマンは、そのディスプレイ31a,33aに表示された遠隔診断情報を確認する。これにより、この遠隔診断情報が送られる以前に、冷却装置11から送られる測定データ及び自己診断情報を見て冷却装置11の故障原因がどこにあるかを把握した内容と比較し、メンテナンスマンは冷却装置11の故障原因の特定を絞り込む。
遠隔診断情報が送信された後、遠隔監視コンピュータ35は、固定電話機31及び携帯電話機33に対し、遠隔診断情報が送信されているか否かを、固定電話機31及び携帯電話機33からの着信信号を受信することにより確認する(S18)。この着信信号を遠隔監視コンピュータ35が受信していなければ、別のメンテナンスマンが所有する固定電話機31及び携帯電話機33に対して遠隔診断情報を送信する。つまり、先に遠隔診断情報を送信した固定電話機31及び携帯電話機33とは異なる連絡先の固定電話機31及び携帯電話機33に遠隔診断情報を送信する(S19)。
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)冷却装置11をメンテナンスマンが所有する固定電話機31や携帯電話機33に、冷却装置11から異常な測定データと自己診断情報とが送信される。これにより、冷却装置11の運転状況を把握することができ、どこに故障原因があるかを早期に判断することができるため、冷却装置11を極めて短時間で復帰させることができる。
(2)冷却装置11は異常な測定データ及び自己診断情報を無線で送信できるため、有線でそれら測定データや自己診断情報を送信する場合と比較して、冷却装置11の設置場所の自由度を高くすることができる。
(3)冷却装置11からの異常な測定データ及び自己診断情報は、遠隔監視コンピュータ35にも送られ、遠隔監視コンピュータ35によって、異常な測定データ及び自己診断情報に基づいて冷却装置11の故障原因が診断され、その診断結果である遠隔診断情報が固定電話機31及び携帯電話機33にそれぞれ送信されるようになっている。従って、測定データ及び自己診断情報に基づいてメンテナンスマンが冷却装置11の故障原因を診断することに加え、遠隔監視コンピュータ35によっても診断することができるため、冷却装置11の故障原因をよりいっそう絞り込むことができる。
(4)遠隔監視コンピュータ35は、冷却装置11の故障原因のみならず、推定される故障内容から交換部品を選定指示するため、メンテナンスマンが異常を起こしている冷却装置11が設置されている現場に到着してから交換部品を取り寄せる必要がない。これにより、修理にかかるタイムラグを少なくすることができる。それとともに、メンテナンスマンは、少なくとも遠隔監視コンピュータ35によって選定指示される交換部品を持って異常を起こしている冷却装置11が設置されている現場に出向すればよいため、必要以上の交換部品を用意する必要がない。従って、メンテナンスマンの出向にかかる負担を軽減することができる。
(5)遠隔監視コンピュータ35は、遠隔診断情報の1つとして、異常を起こしている冷却装置11の所在地に近いメンテナンスマンを自動的に選定している。そのため、異常を起こしている冷却装置11に対して、短時間でメンテナンスマンを出向させることができる。しかも、メンテナンスマンに対し連絡がとれない場合には、別のメンテナンスマンに遠隔診断情報を送信することができる。そのため、冷却装置11の故障が長時間放置されるのを防止することができる。
(6)冷却装置11にて自己診断される内容としては、検出される測定データが基準値を越えているかという判断であって、冷却装置11は遠隔監視コンピュータ35のように詳細な故障診断機能がない。つまり、冷却装置11の詳細な故障診断は、製造メーカ等に設置される1つの遠隔監視コンピュータ35によってなされるため、それぞれの冷却装置11に遠隔監視コンピュータ35と同程度の診断機能を有する高価な監視コンピュータを設ける必要がない。従って、冷却装置11の製造コストダウン化及び小型化を図ることができ、例えば冷却装置11が複数台ある場合に、ユーザーとって負担となるイニシャルコストを下げることができる。
(7)冷却装置11からの測定データ及び自己診断情報を、汎用性がありしかもパソコンと比較して安価なる固定電話機31と携帯電話機33に送信し、それらのディスプレイ31a,33aに表示するようにした。これにより、冷却装置11の故障原因を安価なコストで把握することができる。
(8)固定電話機31や携帯電話機33に対し、冷却装置11から送られる測定データ及び自己診断情報と、遠隔監視コンピュータ35から送られる遠隔診断情報とはテキストデータとなっているため、データ通信量を節約することができる。従って、冷却装置11の故障原因を把握するのに必要な通信コストをさらに下げることができる。
(9)遠隔監視コンピュータ35によって診断された遠隔診断情報を、固定電話機31と携帯電話機33のディスプレイ31a,33aに、測定データ及び自己診断情報と合わせて表示させることができるため、メンテナンスマンにとって分かりやすくすることができる。
(10)冷却装置11の運転状況を把握するのに、Lモード対応の固定電話機31や携帯電話機33を利用しているため、専用のパソコンと専用回線を設ける場合と比較してコストを低減することができる。特に携帯電話機33によって冷却装置11の測定データや自己診断情報を確認する事ができるため、地上基地局34からの電波が届く範囲である限り、場所を選ばす確認することができる。
(別の実施形態)
本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、通信制御端末として固定電話機31及び携帯電話機33の以外にも、PDA(Personal Digital Assistance)にすることも可能である。
・前記実施形態では、遠隔監視コンピュータ35から遠隔診断情報を電子メールで送信し、それを携帯電話機33のディスプレイ33aに表示するようにしたが、電子メールに換えて、遠隔監視コンピュータ35から故障診断結果を固定電話機31や携帯電話機33のスピーカに流すボイスメールに変更してもよい。
・前記熱交換器16によって熱交換されるのはクーラント循環経路18に流れるクーラントであったが、このクーラントのような液体以外に流体であれば任意に変更してもよく、エア等の気体に変更することが可能である。
・遠隔監視コンピュータ35、Lモードに対応している固定電話機31、iモードに対応している携帯電話機33のうち少なくともいずれか1つを省略してもよい。
・前記実施形態では、遠隔監視コンピュータ35、固定電話機31、携帯電話機33それぞれのディスプレイ31a,33aに表示される測定データ、自己診断情報及び遠隔診断情報をテキストデータとしたが、画像で表示するようにしてもよい。測定データ、自己診断情報及び遠隔診断情報を、文字や画像で表示するのに加え、ボイスメール等の音声で通知するようにしてもよい。この場合には、固定電話機31、携帯電話機33、遠隔監視コンピュータ35に内蔵されたスピーカから予め登録しておいた音声パターンを発するようにしてもよい。
・遠隔監視コンピュータ35とは異なる別のパソコン(パーソナルコンピュータ)を設け、このパソコンに冷却装置11の故障原因を診断するのに必要なプログラムを記憶させておく。そして、携帯電話機33が受信した冷却装置11からの測定データ及び自己診断情報をパソコンに転送し、パソコンに遠隔監視コンピュータ35と同程度の診断を行わせるようにしてもよい。
・前記実施形態では、冷却装置11で得られる異常な測定データ及び自己診断情報を、ネットワーク30を経由して携帯電話機33に直接送信するのを無くし、遠隔監視コンピュータ35のみに送信してもよい。この場合には、遠隔監視コンピュータ35によって診断される遠隔診断情報のみが、固定電話機31と携帯電話機33の各ディスプレイ31a,33aに表示される。
・前記実施形態では、冷却装置11に異常が生じている場合のみ、ネットワーク30経由で測定データを遠隔監視コンピュータ35に送信するようにしたが、冷却装置11が正常に稼働している場合であっても、遠隔監視コンピュータ35が冷却装置11から測定データを積極的に得るようにしてもよい。この構成にすれば、冷却装置11が異常であるときの測定データと、正常であるときの測定データとを、遠隔監視コンピュータ35でも識別することができる。
・ 前記実施形態では、サーバマシン36と遠隔監視コンピュータ35とを別々に構成したが、サーバの機能を有する遠隔監視コンピュータ35のみとしてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に示す。
[1]冷媒回路に循環される冷媒を圧縮する冷媒圧縮手段と、前記冷媒圧縮手段によって圧縮された冷媒を凝縮する冷媒凝縮手段と、前記冷媒凝縮手段によって凝縮された冷媒を膨張させる冷媒膨張手段と、前記冷媒回路とは別経路であって発熱部を有する負荷機器に接続されている熱媒体回路に流れる熱媒体と前記冷媒膨張手段によって膨張された冷媒との間で熱交換する熱交換器とを備え、冷媒回路に流れる冷媒と、冷媒回路とは別経路なる熱媒体回路に流れる熱媒体とを前記熱交換器によって熱交換することで、熱媒体回路に接続された負荷機器を冷却するようにした冷却装置において、前記冷媒回路に流れる冷媒の態様、熱媒体回路に流れる熱媒体の態様、前記冷媒回路及び熱媒体回路それぞれに設けられている機器の運転態様を測定する測定手段と、前記測定手段による測定データが基準値を越えているか否かの異常を診断し、自己診断情報を出力する自己診断手段と、前記測定手段によって得られる測定データ及び前記自己診断手段によって得られる自己診断情報を、ネットワークを介して通信制御端末に無線送信する無線送信手段とを備えたことを特徴とする冷却装置。
一実施形態における冷却装置の概略図。 冷却装置を診断する故障診断システムの概略図。 (a)は冷却装置の処理を示すフローチャート、(b)は遠隔監視コンピュータの処理を示すフローチャート。 従来の技術を示す故障診断システムの概略図。
符号の説明
11…冷却装置、12…フロン循環回路(冷媒回路)、13…圧縮機(機器)、17…負荷機器、18…クーラント循環経路(熱媒体回路)、19…クーラント貯留槽(機器)、20…圧送ポンプ(機器)、27…マイコン(自己診断手段)、28…無線送信回路(無線送信手段)、30…ネットワーク、31…固定電話機(通信制御端末)、31a…ディスプレイ、33…携帯電話機(通信制御端末)、33a…ディスプレイ、35…遠隔監視コンピュータ(遠隔監視手段)、35a…ディスプレイ、C1…第1電流検出器(測定手段)、C2…第2電流検出器(測定手段)、P1…第1圧力センサ(測定手段)、P2…第2圧力センサ(測定手段)、T1…第1温度センサ(測定手段)、K1…水位検出センサ(測定手段)、T2…第2温度センサ(測定手段)、T3…第3温度センサ(測定手段)、T4…第4温度センサ。

Claims (6)

  1. 冷媒回路に流れる冷媒と、冷媒回路とは別経路なる熱媒体回路に流れる熱媒体とを熱交換することで、熱媒体回路に接続された負荷機器を冷却するようにした冷却装置において、
    前記冷媒回路に流れる冷媒の態様、熱媒体回路に流れる熱媒体の態様、前記冷媒回路及び熱媒体回路それぞれに設けられている機器の運転態様を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定データが基準値を越えているか否かの異常を診断し、測定データに異常がある場合にその自己診断情報を出力する自己診断手段と、
    前記測定データ及び自己診断情報を、ネットワークを介して通信制御端末に無線送信する無線送信手段と
    を備えたことを特徴とする冷却装置。
  2. 冷媒回路に流れる冷媒と、冷媒回路とは別経路なる熱媒体回路に流れる熱媒体とを熱交換することで、熱媒体回路に接続された負荷機器を冷却するようにした冷却装置を診断する故障診断システムにおいて、
    前記冷媒回路に流れる冷媒の態様、熱媒体回路に流れる熱媒体の態様、前記冷媒回路及び熱媒体回路それぞれに設けられている機器の運転態様を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定データが基準値を越えているか否かの異常を診断し、自己診断情報を出力する自己診断手段と、
    前記測定データ及び自己診断情報を、ネットワークを介して無線送信する無線送信手段と、
    前記無線送信手段から送信される測定データ及び自己診断情報を受信するとともに、その測定データ及び自己診断情報を表示可能なディスプレイを有する通信制御端末とを備えたことを特徴とする故障診断システム。
  3. 前記無線送信手段から送信される測定データ及び自己診断情報を受信するとともに、その測定データ及び自己診断情報に基づいて、冷却装置の故障原因を診断する遠隔監視手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の故障診断システム。
  4. 前記遠隔監視手段は、冷却装置の故障原因を診断した結果である遠隔診断情報を、前記ネットワークを介して前記通信制御端末に送信することを特徴とする請求項3に記載の故障診断システム。
  5. 前記通信制御端末は携帯電話機であることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一項に記載の故障診断システム。
  6. 冷媒回路に流れる冷媒と、冷媒回路とは別経路なる熱媒体回路に流れる熱媒体とを熱交換することで、熱媒体回路に接続された負荷機器を冷却する冷却装置の故障診断方法において、
    前記冷媒回路に流れる冷媒の態様、熱媒体回路に流れる熱媒体の態様、前記冷媒回路及び熱媒体回路それぞれに設けられている機器の運転態様を測定手段によって測定し、それらの測定データが基準値を越えているか否かの異常を診断し、その診断結果に基づいて測定データ及び自己診断情報を無線送信手段によってネットワークを介して通信制御端末に無線送信し、この通信制御端末に設けられたディスプレイに測定データ及び自己診断情報を表示するようにしたことを特徴とする故障診断方法。
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