JP2005119618A - 車両挙動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ空気圧が低下した際に不適切な車両挙動制御を防止すること。
【解決手段】操舵角センサ46の出力に応じて車両の挙動を制御する車両挙動制御装置であって、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に操舵角センサ46の出力補正を行わない。これにより、タイヤの空気圧が所定値より低くハンドルを一定方向に切った状態で車両が直進し続けるような場合に操舵角センサの出力補正が禁止できる。このため、操舵角センサの出力補正が不適正に行われ、不適正な操舵角センサの出力に基づいて不適切な挙動制御が行われるようなことを防止できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両の挙動を制御する車両挙動制御装置に関するものである。
従来、タイヤ空気圧を考慮して車両の制御を行う制御装置として、特開平2−175403号公報に記載されるように、前後輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧検出手段を備え、そのタイヤ空気圧検出手段により検出されたタイヤ空気圧に基づいて輪荷重調整機構により所定車輪の輪荷重を変更するものが知られている。この制御装置は、タイヤ空気圧に基づいて所定車輪の輪荷重を変更することにより、車両のステアリング特性のアンダーステア傾向又はオーバーステア傾向をうち消してニュートラル化し、タイヤ空気圧が変動した際にも旋回時の走行安定性を確保しようとするものである。
特開平2−175403号公報
ところで、車両のヨーレイトなどに基づいて車両の挙動を制御する車両挙動制御においても、タイヤ空気圧が変動した場合にそのタイヤ空気圧の状態に応じて車両の挙動制御を行うことが望ましい。例えば、パンクなどの際、タイヤ空気圧が低下して車両状態が左右に一方に傾き、ハンドルを切った状態でも車両が直進し続ける場合がある。このような場合、車輪の転舵角と車両の進行方向が不一致となるため、そのような車輪の転舵角を基準としたハンドル操舵角に基づいて車両挙動制御を行うと、不適切な制御となり、所望の車両挙動制御が行えない。
そこで本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、タイヤ空気圧が低下した際に不適切な車両挙動制御を抑制できる車両挙動制御装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係る車両挙動制御装置は、操舵角センサの出力に応じて車両の挙動を制御する車両挙動制御装置において、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、操舵角センサの出力補正を抑制することを特徴とする。
この発明によれば、タイヤの空気圧が所定値より低くハンドルを一定方向に切った状態で車両が直進し続けるような場合に操舵角センサの出力補正が抑制される。このため、操舵角センサの出力補正が不適正に行われ、不適正な操舵角センサの出力に基づいて不適切な挙動制御が行われることを抑制できる。
また本発明に係る車両挙動制御装置は、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、操舵角センサの出力補正を行わないことを特徴とする。
この発明によれば、タイヤの空気圧が所定値より低くハンドルを一定方向に切った状態で車両が直進し続けるような場合に操舵角センサの出力補正を行わない。このため、操舵角センサの出力補正が不適正に行われ、不適正な操舵角センサの出力に基づいて不適切な挙動制御が行われることを防止できる。
また本発明に係る車両挙動制御装置は、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、挙動制御を開始するしきい値を上げて挙動制御が開始されにくくすることを特徴とする。
この発明によれば、タイヤの空気圧が所定値より低くハンドルを一定方向に切った状態で車両が直進し続けるような場合に挙動制御の開始しきい値を上げて挙動制御が開始されにくくすることにより、車輪の転舵角と車両の進行方向が一致しない状態において挙動制御が直ぐに行われることを抑制でき、不適切な挙動制御が行われることを防止することができる。
また本発明に係る車両挙動制御装置は、車両の前後方向又は左右方向の加速度を検出する加速度センサの出力に応じて車両の挙動を制御する車両挙動制御装置において、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、加速度センサの出力補正を抑制することを特徴とする。
この発明によれば、タイヤの空気圧が所定値より低く車両が傾いた状態において加速度センサの出力補正が抑制される。このため、加速度センサの出力補正が不適正に行われ、不適正な加速度センサの出力に基づいて不適切な挙動制御が行われることを抑制できる。
また本発明に係る車両挙動制御装置は、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に加速度センサの出力補正を行わないことを特徴とする請求項4に記載の車両挙動制御装置。
この発明によれば、タイヤの空気圧が所定値より低く車両が傾いた状態において加速度センサの出力補正を行わない。このため、加速度センサの出力補正が不適正に行われ、不適正な加速度センサの出力に基づいて不適切な挙動制御が行われることを防止できる。
また本発明に係る車両挙動制御装置は、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、挙動制御を開始するしきい値を上げて挙動制御が開始されにくくすることを特徴とする。
この発明によれば、タイヤの空気圧が所定値より低く一定速度で直進走行しているときに加速度センサから所定の加速度が出力されるような場合に挙動制御の開始しきい値を上げて挙動制御が開始されにくくする。これにより、車両に実際に加わる加速度と加速度センサの出力値が一致しない状態において挙動制御が直ぐに行われることを抑制でき、不適切な挙動制御が行われることを防止することができる。
また本発明に係る車両挙動制御装置は、車両のヨーレイトを検出するヨーレイトセンサの出力に応じて車両の挙動を制御する車両挙動制御装置において、車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出手段と、車両の左右の車輪速度の偏差に基づいて推定されるヨーレイト推定値を用いて演算処理を行う演算処理手段とを備え、その演算処理手段が空気圧検出手段により検出された空気圧が所定の空気圧値より低い場合にヨーレイト推定値に代えてヨーレイトセンサの出力値を用いて演算処理を行うことを特徴とする。
その際、演算処理手段がヨーレイトセンサの異常検出を行う異常検出処理手段である場合に有効である。
このような発明によれば、空気圧検出手段により検出された空気圧が所定の空気圧値より低い場合にヨーレイト推定値に代えてヨーレイトセンサの出力値を用いて演算処理を行うことにより、タイヤの空気圧低下により現実のヨーレイトに対しヨーレイト推定値のズレが大きくなるおそれがあり、そのようなヨーレイト推定値を用いて不適切な演算処理を行われることを防止することができる。
本発明によれば、タイヤ空気圧が低下した際に不適切な車両挙動制御を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
図1は本発明の第一実施形態に係る車両挙動制御装置の構成概要図であり、図2はその車両挙動制御装置におけるブレーキ系統の油圧回路図である。
図1、図2に示されるように、本実施形態に係る車両挙動制御装置は、各車輪15FL、15FR、15RR、15RL(添字FL、FR、RR、RLはそれぞれ左前輪、右前輪、左後輪、右後輪に対応する構成要素を表し、以下、4輪全てに対応する構成要素を一度に表すときは車輪15FL〜15RRのように記載するものとする。)に設けられたホイルシリンダ31FL〜31RRへの供給油圧を制御するブレーキECU1を備えている。また、車両挙動制御装置は、各ホイルシリンダ31FL〜31RRへ供給する油圧を生成するハイドロブースタ2と、ブレーキECU1からの指示に基づいて油圧を制御するブレーキアクチュエータ3とを備えている。
ブレーキECU1には、後述するブレーキ系統内における各個所の油圧を検出するためのマスタ圧センサ32、33、ホイルシリンダ圧センサ34FL〜34RR、アキュムレータ圧センサ27、28の各油圧センサの出力信号と、車両状態量、操舵量を検出するための各センサ、例えば、各車輪に設けられ、車輪速を検出する車輪速センサ16FL〜16RR、車両のヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ42、車両の横方向加速度を検出する横加速度センサ44、運転者が操舵した操舵角を検出する操舵角センサ46、車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧センサ47の各出力信号が入力されている。さらにブレーキECU1は、アクチュエータ3内の各ソレノイド弁35FL〜35RR、36FL〜36RR、37〜40およびポンプ24の動作を制御する機能を有している。
ハイドロブースタ2は、ブレーキペダル11に接続され、ブレーキ踏力に応じた油圧を生成するとともに、この油圧を増圧するブースタ機能を併せ持つマスタシリンダ21を中心に構成され、作動油であるブレーキフルードを貯留するリザーバ22と、リザーバ22から供給されるブレーキフルードの油圧を高める電動式のポンプ24と、このポンプ24で発生した高圧を蓄えるアキュムレータ23と、ポンプ24で生成された圧力が所定以上の高圧に達したときにブレーキフルードをリザーバ22に返送するためのリリーフ弁25とを備えている。そしてアキュムレータ23とブレーキアクチュエータ3との間にアキュムレータ圧センサ27、28が配置されている。アキュムレータ圧センサ27と28は異なる測定レンジを有している。
ブレーキアクチュエータ3は、各ホイルシリンダ31FL〜31RRへの供給油圧を制御するものであって、各ホイルシリンダ31FL〜31RRに対応して保持用のリニアソレノイド弁35FL〜35RRと減圧用のリニアソレノイド弁36FL〜36RRとホイルシリンダ圧検出用のホイルシリンダ圧センサ34FL〜34RRとを備えている。また、システムフェイル時にマスタシリンダ21からの供給油圧を供給するための切替ソレノイド弁37〜40と、マスタシリンダ圧を検出するマスタ圧センサ32、33とを備えている。
保持用のリニアソレノイド弁35FL〜35RRと減圧用のリニアソレノイド弁36FL〜36RRはいずれも対応するソレノイド弁同士が直列に接続され、その中間から分岐された配管が対応するホイルシリンダ31FL〜31RRへと接続されている。これらの配管上にはそれぞれホイルシリンダ圧センサ34FL〜34RRが配置されている。これらの保持用のリニアソレノイド弁35FL〜35RRと減圧用のリニアソレノイド弁36FL〜36RRの両端がそれぞれアキュムレータ23とリザーバ22との間に並列に接続されている。
またマスタシリンダ21から延びる2本の配管にはそれぞれマスタ圧センサ32、33が配置され、切替ソレノイド弁37、38を介してホイルシリンダ31FR、31RRへと延びる配管に接続されている。さらに、前輪のホイルシリンダ31FRと31FLとは切替ソレノイド弁39を介して、後輪のホイルシリンダ31RRと31RLとは切替ソレノイド弁40を介してそれぞれ接続されている。
ここで、リニアソレノイド弁35FL〜35RR、36FL〜36RRはいずれもOFF時に閉止、ON時にはその制御電流に比例して流量を制御するものであり、切替ソレノイド弁37〜40はいずれもOFF時には開、ON時には閉止動作を行うものである。
したがって、システムフェイル時には、リニアソレノイド弁35FL〜35RR、36FL〜36RRはいずれも閉止しているが、切替ソレノイド弁37〜40はいずれも開放しているので、マスタシリンダ2で生成された油圧が各ホイルシリンダ31FL〜31RRへと直接供給されることで、必要な制動力を確保することが可能な構成となっている。
通常時においては、ブレーキECU1は、各ホイルシリンダ31FL〜31RRに付与される油圧がそれぞれ設定した制御油圧Pcになるようホイルシリンダ圧センサ34FL〜34RRの検出値を参照してリニアソレノイド弁35FL〜35RRと36FL〜36RRおよびポンプモータ24の作動を制御する。
具体的に右前輪15FRの場合を例に説明すると、現在のホイルシリンダ圧Pmが制御油圧Pcより低い場合、すなわち増圧が必要な場合(以下、増圧モードと呼ぶ)には、減圧用のリニアソレノイド弁36FLを閉じ、保持用のリニアソレノイド弁35FRを開くことで、アキュムレータ23側の高圧のブレーキフルードをホイルシリンダ31FRへと供給することでその圧力を増加せしめる。
また、現在のホイルシリンダ圧Pmが制御油圧Pcに一致し、保持する必要がある場合(以下、保持モードと呼ぶ)には、各リニアソレノイド弁35FL、36FRを閉じることでブレーキフルードがホイルシリンダ31FR側から抜けないように保持してその圧力を保持する。
そして、現在のホイルシリンダ圧Pmが制御油圧Pcより高い場合、すなわち減圧が必要な場合(以下、減圧モードと呼ぶ)には、減圧用のリニアソレノイド弁36FLを開き、保持用のリニアソレノイド弁35FRを閉じることで、ホイルシリンダ31側からブレーキフルードの一部をリザーバ22へと返送することでその圧力を低下せしめる。
なお、図2のアクチュエータ3では、保持・減圧用にリニアソレノイド弁を用いているが、切替ソレノイド弁を用いてデューティ制御等により制御油圧の制御を行ってもよい。また、ホイルシリンダ31の油圧制御を行うアクチュエータとしては、図2のアクチュエータ3に限られるものではなく、ホイルシリンダ31の油圧を制御できるものであれば他の構成、構造のものであってもよい。
次に、本実施形態の車両挙動制御装置の動作について説明する。
本実施形態に係る車両挙動制御装置は、基本的な車両挙動制御として、操舵角センサ46の出力に応じて車両の挙動を制御するものであり、例えばハンドルの操舵角、車速、車両のヨーレイト、車両の横加速度に基づいて車両の旋回状態を判断し、必要に応じてブレーキECU1がホイルシリンダ31FL〜31RRの付与される油圧を適宜調整し、車両の旋回時における挙動を制御する。
また、本実施形態に係る車両挙動制御装置は、基本的な車両挙動制御を実施するに際し、図3に示す制御処理を行う。
図3のS10に示すように、まず車両が直進状態であるか否かが判断される。この判断は、ヨーレイトセンサ42の出力信号に基づいて行われる。ここで、車両が直進状態でないと判断されたときには、リセット処理が行われた後(S12)、制御処理を終了する。リセット処理は、ヨーレイト偏差ΔYrの積算回数nにゼロを格納して積算回数nをリセットする処理である。
一方、S10にて車両が直進状態であると判断されたときには、ヨーレイト偏差ΔYrの積算回数nが所定回数T1により小さいか否かが判断される(S14)。所定回数T1は、予めブレーキECU1に設定される設定値である。ヨーレイト偏差ΔYrの積算回数nが所定回数T1により小さいと判断されたときには、ヨーレイト偏差ΔYrの積算値Yacc(n)として、前回の積算値Yacc(n−1)に今回のヨーレイト偏差ΔYrを加えた値が格納され、積算回数nとしてn+1が格納される(S16)。そして、S10に戻る。
ここで、ヨーレイト偏差ΔYrは、現実のヨーレイトとヨーレイト目標値との差、即ち|Yr−YrRef|により算出される。Yrは、現実のヨーレイト値であり、ヨーレイトセンサ42の出力信号に基づく値である。YrRefは、ヨーレイト目標値であり、例えばハンドルの操舵角と車速に基づいて算出される値である。
一方、S14にてヨーレイト偏差ΔYrの積算回数nが所定回数T1により小さくないと判断されたときには、ヨーレイト偏差ΔYrの平均値K1として、積算値Yacc(n)を積算回数T1で除した値が格納される(S18)。
そして、S20に移行し、タイヤの空気圧が所定の圧力以下に低下しているか否かが判断される。タイヤの空気圧は、空気圧センサ47の出力信号に基づく圧力である。所定の圧力は、予めブレーキECU1に設定される設定値である。この場合、四輪のタイヤのうち一つでもタイヤ空気圧が所定の圧力以下に低下していれば、空気圧低下と判断することが好ましい。
そして、タイヤの空気圧が所定の圧力以下に低下していないと判断されたときには、車両挙動制御の開始しきい値Thvscとして、Thvsc1が格納される(S22)。Thvsc1は、車両がタイヤ空気圧低下のない通常状態であるときに用いられる制御開始しきい値であり、予めブレーキECU1に設定されている。
そして、操舵角補正許可条件が成立しているか否かが判断される(S24)。操舵角補正許可条件としては、たとえば操舵角センサ46が正常に作動することなどが設定される。操舵角補正許可条件が成立していないと判断されたときには、制御処理を終了する。一方、操舵角補正許可条件が成立していると判断されたときには、操舵角補正処理が行われる(S26)。操舵角補正処理は、操舵角センサ46の出力ゼロ点を補正する処理であり、車両が直進している状態における操舵角センサ46の出力をゼロに設定する処理である。
一方、S20にてタイヤの空気圧が所定の圧力以下に低下していると判断されたときには、車両挙動制御の開始しきい値Thvscとして、Thvsc1+Thvsc2が格納される(S28)。Thvsc2は、制御開始しきい値の増加分であり、制御開始しきい値Thvscに加えることにより、車両挙動制御が直ぐには作動しにくい状態となる。このThvsc2は、予めブレーキECU1に設定されている。このThvsc2としては、図4に示すように、ヨーレイト偏差平均値K1に基づいて設定することが好ましい。例えば、ヨーレイト偏差平均値K1が大きいほど、Thvsc2の値を大きく設定することが好ましい。そして、S28の処理終了後、操舵角補正を行うことなく、制御処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る車両挙動制御装置によれば、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合、操舵角センサ46の出力補正を行わない。これにより、タイヤの空気圧が所定値より低くハンドルを一定方向に切った状態でも車両が直進し続けるような場合には、操舵角センサ46の出力補正が行われないこととなる。従って、操舵角センサ46の出力補正が不適正に行われ、その不適正なセンサ出力に基づいて不適切な挙動制御が行われることを防止することができる。
また、本実施形態に係る車両挙動制御装置によれば、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、挙動制御を開始するしきい値Thvscを上げて挙動制御が開始されにくくしている。これにより、車輪の転舵角と車両の進行方向が一致しない状態において挙動制御が直ぐに行われることを抑制でき、不適切な挙動制御が行われることを防止することができる。
なお、本実施形態では、車両のタイヤの空気圧が所定値より低いときに操舵角センサ46の出力補正を行わない場合について説明したが、本発明に係る車両挙動制御装置は、そのようなものに限られるものではなく、車両のタイヤの空気圧が所定値より低いときに操舵角センサ46の出力補正を抑制するものであってもよい。例えば、車両のタイヤの空気圧が所定値より低いときには、直ちに操舵角センサ46の出力補正を禁止するのではなく、その他の条件を満たす場合にのみ、操舵角センサ46の出力補正を禁止するものであってよい。
(第二実施形態)
次に第二実施形態に係る車両挙動制御装置について説明する。
本実施形態に係る車両挙動制御装置は、図1及び図2に示す第一実施形態に係る車両挙動制御装置と同様なハード構成を有しており、第一実施形態に係る車両挙動制御装置と同様な基本的な車両の挙動制御を行うものである。しかし、本実施形態に係る車両挙動制御装置は、車両のタイヤ空気圧の低下時に加速度センサの出力補正を行わない点で、第一実施形態に係る車両挙動制御装置と異なっている。
図5に本実施形態に係る車両挙動制御装置における制御処理のフローチャートを示す。
図5のS40に示すように、まず車両が停止状態であるか否かが判断される。この判断は、車輪速センサ16の出力信号に基づいて行われる。ここで、車両が停止状態でないと判断されたときには、リセット処理が行われた後(S42)、制御処理を終了する。リセット処理は、横加速度GYの積算回数mにゼロを格納して積算回数mをリセットする処理である。
一方、S40にて車両が停止状態であると判断されたときには、横加速度GYの積算回数mが所定回数T2により小さいか否かが判断される(S44)。所定回数T2は、予めブレーキECU1に設定される設定値である。横加速度GYの積算回数mが所定回数T2により小さいと判断されたときには、横加速度GYの積算値GYacc(m)として、前回の積算値GYacc(m−1)に今回の横加速度GYを加えた値が格納され、積算回数mとしてm+1が格納される(S46)。そして、S40に戻る。ここで、横加速度GYは、横加速度センサ44の出力信号に基づく値である。
一方、S44にて横加速度GYの積算回数mが所定回数T2により小さくないと判断されたときには、横加速度GYの平均値K1として、積算値GYacc(m)を積算回数T2で除した値を格納する(S48)。
そして、S50に移行し、タイヤの空気圧が所定の圧力以下に低下しているか否かが判断される。タイヤの空気圧は、空気圧センサ47の出力信号に基づく圧力である。所定の圧力は、予めブレーキECU1に設定される設定値である。この場合、四輪のタイヤのうち一つでもタイヤ空気圧が所定の圧力以下に低下していれば、空気圧低下と判断される。
そして、タイヤの空気圧が所定の圧力以下に低下していないと判断されたときには、車両挙動制御の開始しきい値Thvscとして、Thvsc1が格納される(S52)。Thvsc1は、車両がタイヤ空気圧低下のない通常状態であるときに用いられる制御開始しきい値であり、予めブレーキECU1に設定されている。
そして、加速度補正許可条件が成立しているか否かが判断される(S54)。加速度補正許可条件としては、たとえば横加速度センサ44が正常に作動することなどが設定される。加速度補正許可条件が成立していないと判断されたときには、制御処理を終了する。一方、加速度補正許可条件が成立していると判断されたときには、加速度補正処理が行われる(S26)。加速度補正処理は、横加速度センサ44の出力ゼロ点を補正する処理であり、車両停止状態において横加速度センサ44の出力をゼロに設定する処理である。
一方、S50にてタイヤの空気圧が所定の圧力以下に低下していると判断されたときには、車両挙動制御の開始しきい値Thvscとして、Thvsc1+Thvsc3が格納される(S58)。Thvsc3は、制御開始しきい値の増加分であり、制御開始しきい値Thvscに加えることにより、車両挙動制御が直ぐには作動しにくい状態となる。このThvsc3は、予めブレーキECU1に設定されている。このThvsc3としては、図6に示すように、ヨーレイト偏差平均値K2に基づいて設定することが好ましい。例えば、横加速度の平均値K2が大きいほど、Thvsc3の値を大きく設定することが好ましい。そして、S58の処理終了後、加速度補正を行うことなく、制御処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る車両挙動制御装置によれば、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合、横加速度センサ44の出力補正を行わない。これにより、車両が停止しており横加速度を受けていない状態で横加速度センサ44が横加速度を検出するような場合には、横加速度センサ44の出力補正が行われないこととなる。従って、横加速度センサ44の出力補正が不適正に行われ、その不適正なセンサ出力に基づいて不適切な挙動制御が行われることを防止することができる。
また、本実施形態に係る車両挙動制御装置によれば、車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、挙動制御を開始するしきい値Thvscを上げて挙動制御が開始されにくくしている。これにより、車両に実際に加わる加速度と加速度センサの出力値が一致しない状態において挙動制御が直ぐに行われることを抑制でき、不適切な挙動制御が行われることを防止することができる。
なお、本実施形態では、車両のタイヤの空気圧が所定値より低いときに横加速度センサ44の出力補正を行わない場合について説明したが、本発明に係る車両挙動制御装置は、そのようなものに限られるものではなく、車両のタイヤの空気圧が所定値より低いときに横加速度センサ44の出力補正を抑制するものであってもよい。例えば、車両のタイヤの空気圧が所定値より低いときには、直ちに横加速度センサ44の出力補正を禁止するのではなく、その他の条件を満たす場合にのみ、横加速度センサ44の出力補正を禁止するものであってよい。
また、上述の本実施形態では、車両のタイヤの空気圧が所定値より低いときに横加速度センサ44の出力補正を抑制、禁止する場合について説明したが、本発明に係る車両挙動制御装置は、そのようなものに限られるものではなく、車両のタイヤの空気圧が所定値より低いときに車両の前後方向の加速度を検出する加速度センサの出力補正を抑制又は禁止するものであってもよい。
(第三実施形態)
次に第二実施形態に係る車両挙動制御装置について説明する。
本実施形態に係る車両挙動制御装置は、図1及び図2に示す第一実施形態に係る車両挙動制御装置と同様なハード構成を有しており、第一実施形態に係る車両挙動制御装置と同様な基本的な車両の挙動制御を行い、図3に示す第一実施形態に係る車両挙動制御装置と同様な制御処理又は図5に示す第二実施形態に係る車両挙動制御装置と同様な制御処理を行うものである。
そして、本実施形態に係る車両挙動制御装置は、車両のタイヤの空気圧に応じて図7に示すような演算処理を行うものである。
図7のS70に示すように、タイヤの空気圧が所定の圧力以下に低下しているか否かが判断される。タイヤの空気圧は、空気圧センサ47の出力信号に基づく圧力値である。所定の圧力は、予めブレーキECU1に設定される設定値である。
そして、タイヤの空気圧が所定の圧力以下に低下していないと判断されたときには、車両の左右の車輪速度の偏差に基づいて推定される推定値がヨーレイト推定値として格納される(S72)。すなわち、ヨーレイト推定値Yrvwとして、(Vwr−Vwl)/Tradが格納される。Vwrは右車輪の車輪速度、Vwlは左車輪の車輪速度、Tradは車両の左右輪間の距離である。
一方、タイヤの空気圧が所定の圧力以下に低下していると判断されたときには、ヨーレイト推定値Yrvwとして、ヨーレイトセンサ42の出力信号に基づくヨーレイト値Yrが格納される(S74)。そして、制御処理を終了する。
このような本実施形態に係る車両挙動制御装置によれば、タイヤの空気圧が所定の空気圧値より低い場合に車輪速度に基づいて推定されたヨーレイト推定値に代えてヨーレイトセンサ42の出力値をヨーレイト推定値としてセットする。そして、このヨーレイトセンサ42を用いて所定の演算処理を行うことにより、不適切な演算処理が行われることを防止することができる。
すなわち、タイヤの空気圧が所定の空気圧値より低い場合には、その空気圧低下に起因して現実のヨーレイトに対し車輪速度に基づくヨーレイト推定値のズレが大きくなるおそれがある。このような不適正なヨーレイト推定値を用いて演算処理を行うと不適切な演算結果を生ずるおそれがある。これに対し、車輪速度に基づく推定値に代えてヨーレイトセンサ42により検出されるヨーレイト値をヨーレイト推定値として用いることにより不適切に演算処理が行われることを防止することができる。
特に、その演算処理がヨーレイトセンサ42の異常検出を行う異常検出処理である場合に有効である。つまり、タイヤの空気圧の低下に起因して正常作動しているヨーレイトセンサ42が異常として検出されてしまうような事態を回避することができる。
本発明の第一実施形態に係る車両挙動制御装置の構成概要図である。 図1の車両挙動制御装置における油圧回路図である。 図1の車両挙動制御装置における制御処理のフローチャートである。 図3の制御処理における挙動制御しきい値の設定処理の説明図である。 第二実施形態に係る車両挙動制御装置における制御処理のフローチャートである。 図5の制御処理における挙動制御しきい値の設定処理の説明図である。 第三実施形態に係る車両挙動制御装置における制御処理のフローチャートである。
符号の説明
1…ブレーキECU、2…ハイドロブースタ、3…ブレーキアクチュエータ、15FL〜15RR…各車輪、16FL〜16RR…車輪速センサ、11…ブレーキペダル、21…マスタシリンダ、22…リザーバ、23…アキュムレータ、24…ポンプ、25…リリーフ弁、27、28…アキュムレータ圧センサ、31FL〜31RR…ホイルシリンダ、32、33…マスタ圧センサ、34FL〜34RR…ホイルシリンダ圧センサ、35FL〜35RR…保持用リニアソレノイド弁、36FL〜36RR…減圧用リニアソレノイド弁、37〜40…切替ソレノイド弁、42…ヨーレイトセンサ、44…横加速度センサ、46…操舵角センサ、47…タイヤ空気圧センサ。

Claims (7)

  1. 操舵角センサの出力に応じて車両の挙動を制御する車両挙動制御装置において、
    前記車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、前記操舵角センサの出力補正を抑制すること、
    を特徴とする車両挙動制御装置。
  2. 前記車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、操舵角センサの出力補正を行わないことを特徴とする請求項1に記載の車両挙動制御装置。
  3. 前記車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、挙動制御を開始するしきい値を上げて前記挙動制御が開始されにくくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両挙動制御装置。
  4. 車両の前後方向又は左右方向の加速度を検出する加速度センサの出力に応じて車両の挙動を制御する車両挙動制御装置において、
    前記車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、前記加速度センサの出力補正を抑制すること、
    を特徴とする車両挙動制御装置。
  5. 前記車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に前記加速度センサの出力補正を行わないことを特徴とする請求項4に記載の車両挙動制御装置。
  6. 前記車両のタイヤの空気圧が所定値より低い場合に、挙動制御を開始するしきい値を上げて前記挙動制御が開始されにくくすることを特徴とする請求項4又は5に記載の車両挙動制御装置。
  7. 車両のヨーレイトを検出するヨーレイトセンサの出力に応じて車両の挙動を制御する車両挙動制御装置において、
    前記車両のタイヤの空気圧を検出する空気圧検出手段と、
    前記車両の左右の車輪速度の偏差に基づいて推定されるヨーレイト推定値を用いて演算処理を行う演算処理手段とを備え、
    前記演算処理手段は、前記空気圧検出手段により検出された空気圧が所定の空気圧値より低い場合に、前記ヨーレイト推定値に代えて前記ヨーレイトセンサの出力値を用いて演算処理を行うこと、
    を特徴とする車両挙動制御装置。
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