JP2005112317A - フェンダおよび車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 照明装置を備えたフェンダを提供すること。
【解決手段】 光源ユニット210は、発光体212、リフレクタ214、基台216およびユニット本体218を有する。光源ユニット210は、フェンダ本体250の基端部に、基端面252に開口するよう形成された収納部251に収納されている。収納部251の光入射部にはレンズ層251aが設けられ、発光体212の光を拡散する。フェンダ本体250は、光源ユニット210の発光体212からの光を前面257側に案内し、且つ、案内する光をタイヤ対向面254を除く表面の少なくとも一部から出射する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フェンダおよびフェンダを備える車両に関する。
従来、自転車、原付自転車、電動補助自転車、電動二輪車、および自動二輪車等の車両には、フロントタイヤまたはリアタイヤの泥よけとしてフェンダが設けられている。例えば、自転車におけるフロントフェンダは、特許文献1に示すように、フロントタイヤを支持するフロントフォークに、フロントタイヤの上部を覆うように取り付けられている。また、フロントフォークにはヘッドライトが取り付けられている。
原付自転車におけるフロントフェンダは、例えば、特許文献2に示すように、フロントカバーの下方に、自転車と同様に、フロントタイヤを支持するフロントフォークに、フロントタイヤの上部を覆うように取り付けられている。
また、この原付自転車のリアフェンダは、後端部にテールランプが取り付けられたボディカバーの下面に、リアタイヤを覆うように取り付けられている。
特開2000−335309号公報 特開2003−170880号公報
しかしながら、上述した各特許文献に示すように、従来の自転車、原付自転車等の車両では、ヘッドライト、バックライト、テールランプ等の照明装置とフェンダとは、それぞれ別個に設けられており、照明装置を備えたフェンダはなかった。近年、部品点数の見地から、および視覚的な観点から照明装置を備えたフェンダが望まれている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、照明装置を備えたフェンダを提供することを目的とする。
本発明のフェンダは、光源と、前記光源からの光を案内し、且つ、案内する光をタイヤ対向面を除く表面の少なくとも一部から出射するフェンダ本体とを有する構成を採る。
この構成によれば、光源から入射された光がタイヤ対向面を除く表面の少なくとも一部から出射されるため、フェンダ本体が照明装置となる。したがって、タイヤの上部を覆うように配置して泥よけの機能を有するとともに、照明装置の機能も有し、本来のヘッドライト、テールランプ、バックライト等の照明装置を別途設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができるとともに、美観の向上を図ることができる。
本発明のフェンダは、上記構成において、前記フェンダ本体の一端部には、前記光源を収納する収納部が形成されている構成を採る。
この構成によれば、フェンダ本体の一端部の収納部に光源が収納されるため、フェンダ本体内に光源が内蔵される。よって、フェンダ本体を所定の箇所に取り付けるだけで、照明装置を配置することができる。
本発明のフェンダは、上記構成において、前記収納部は開口部を有し、前記光源は、前記開口部を介して前記収納部に挿入されるユニット部材に設けられている構成を採る。
この構成によれば、光源が開口部を介して収納部内に挿入されるユニット部材に設けられているため、ユニット部材を収納部に挿入するだけで、収納部内に光源を容易に配置することができる。また、挿入部材の挿入方向の長さを変更すれば、光源を収納部内の所望の位置に容易に配置することができる。
本発明のフェンダは、上記構成において、前記フェンダ本体は光入射部を有し、この光入射部には、入射される光を拡散する拡散部が形成されている構成を採る。
この構成によれば、光入射部に光拡散部が形成されているため、フェンダ本体に入射する光を拡散してタイヤ対向面を除くフェンダ本体の表面に拡散させることができ、フェンダ本体全体を発光させることができる。
本発明のフェンダは、上記構成において、前記フェンダ本体の他端部には、光を出射する光出射面が形成されている構成を採る。
この構成によれば、収納部の光源の光を一端部で入射し、この入射された光を案内して他端部から出射するため、一端部の光源から他端部間の配線を行うことなく、他端部を発光させることができる。
本発明のフェンダは、上記構成において、前記フェンダ本体は、前記光源のコードがハンドルポスト下端に配線されるよう前記ハンドルポスト下部に配設される構成を採る。
この構成によれば、フェンダ本体をハンドルポスト下部に配設することで、光源のコードはハンドルポスト下端に配線されたため、光源のコードを、ハンドルポストを穿孔してハンドルポスト内に配線する必要がなく、ハンドルポスト内で回動する軸部材に干渉することなく配線することができる。また、フェンダ本体をハンドルポスト下部に配設した際に光源のコードはハンドルポストの下端に配線されるので、外部から見えにくい。
本発明のフェンダは、上記構成において、前記フェンダ本体の前記一端部は、車両本体に形成された凹部と嵌合するよう凸状に形成されている構成を採る。
この構成によれば、車両本体に形成された凹部に、凸状に形成されたフェンダ本体の一端部を嵌合することで、照明装置を備えたフェンダを容易に取り付けることができる。
本発明の車両は、請求項1から請求項7のいずれかに記載のフェンダを取り外し可能に設けた構成を採る。
この構成によれば、請求項1から請求項7のいずれかに記載のフェンダを取り外し可能に設けているため、タイヤの上部を覆うように配置して泥よけの機能を有するとともに、本来のヘッドライト、テールランプ、バックライト等の照明装置を別途設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができるとともに、美観の向上を図ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、フェンダに照明装置が備えられ、部品点数の削減を図ることができるとともに、美観の向上を図ることができる。
本発明の骨子は、車両が備えるフェンダに照明装置を設けることである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る車両の構成を示す側面図である。この図に示す車両は、バッテリにより駆動する電気駆動式二輪車(以下、「電動二輪車」という)である。
電動二輪車10では、下端部でフロントタイヤ11を支持するフロントフォーク12が、車両前端部に、上方に延在して設けられ、その上端部にはハンドル13が一体的に形成されている。また、フロントフォーク12は、中央部でハンドルポスト14(図2参照)に回動自在に支持されている。また、このハンドルポスト14には、車両後方に向かって下方に湾曲するネック部15の先端部が接合されている。
ネック部15は、フロントタイヤ11の車両後方側を覆うフェンダの機能を有している。このネック部15の基端部は、水平方向に延在する本体フレーム16のステップ部16aに内部が連通するように接合されている。
本体フレーム16は、その後端部で車両後方の端部でリアタイヤ17を回動自在に支持し、中央部に、リアタイヤ17の前方に配置され、上部にシート18が取り付けられた車両本体部19と、バッテリ20と、バッテリ20により駆動するモータ21とが配設されている。なお、図示しないが、モータ21とリアタイヤ17との間には、モータの駆動力をリアタイヤ17に伝達するシャフトドライブ機構(図示しない)が設けられている。
車両本体部19の後端面19aは、リアタイヤ17に沿って形成され、この後端面上部191には、リアフェンダ300が着脱可能に取り付けられている。
ここで、本実施の形態の中心的部材であるフェンダについて説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る電動二輪車の備えるフロントフェンダの斜視図、図3は、同フロントフェンダの側面図、図4は、同フロントフェンダの分解斜視図である。なお、図3は、フロントフェンダを示しやすいように、便宜上、フロントフェンダと側板部との間を縦に切断した図である。
図2〜図4に示すフロントフェンダ200は、ハンドルポスト14の下端部から車両前方に突出して取り付けられ、光源としての発光体212を有する光源ユニット210と、光源ユニット210が挿入される収納部251を有し、発光体212からの光を案内し、且つ、案内する光をタイヤ対向面を除くフェンダ本体表面の少なくとも一部から出射するフェンダ本体250とを有する。なお、ハンドルポスト14には、その両側に、互いに平行なフロントフォーク12の側板部121、122が配置されている。
この側板部121、122間には、互いに平行なブラケット123、124が架設され、これらブラケット123、124は、シャフト125を介してハンドルポスト14に軸着されている。この構成によりフロントフォーク12は、ハンドルポスト14に、シャフト125を中心に回動自在に支持された構成となっている。なお、ハンドルポスト14の下方では、ハンドルポスト14に接合されたネック部15の開口する先端部の下端部分が配置され、この下端部分を介してネック部15の内部は外部と連通している。
フロントフェンダ200は、基端部側をブラケット123にねじ等の止着部材127で止着することによりフロントフォーク12に着脱可能に取り付けられている。これにより、フェンダ本体250は、発光体のコードがハンドルポスト下端に配線されるようハンドルポスト下部に配設された状態となっている。なお、ここでいうハンドルポスト下端およびハンドルポスト下部は、ハンドルポスト14とともにブラケット123を含める。
詳細には、光源ユニット210は、図4に示すように、発光体212と、発光体212からの光を反射して一方向に出射させるリフレクタ214と、発光体212が取り付けられた基台216と、筒状のユニット本体218とを有し、フェンダ本体250の収納部251内に収納されている。
発光体212は、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode:以下、「LED」という)等であり、どのような発光色を有するものを用いても良い。
この実施の形態では、発光体212としての3つのLEDが、基台216の表面側に正三角形の頂点位置に取り付けられている。なお、このように光源を、複数の発光体で構成する場合、発光体のそれぞれを同一の色を発光するものとしてもよいが、それぞれが異なる色の光を発光するようにし、各発光体を切り替えることで、複数の色を発光するようにしてもよい。
基台216の表面には、発光体212が取り付けられている部分を除く部分にリフレクタ214が取り付けられている。また、基台216は、その背面側で、筒状のユニット本体218の先端側開口部218aに、先端側開口部218aを塞ぐようにはめ込まれている。
ユニット本体218は、内部に基台216に取り付けられる発光体212、ここではLEDのコード212aを通すことで外部から見えないように目隠ししている。なお、ユニット本体218は、例えば、リフレクタ214が銀色である場合、それに合わせて銀色にする構成が挙げられる。
この発光体212のコード212aは、ハンドルポスト14の下方、詳細には、ハンドルポスト下部に配置されたブラケット123の下面を通り、ネック部15内を介して、バッテリ20に接続されている。また、ユニット本体部218の先端側開口部218aの縁部は、先端に向かって厚みが薄くなるようにテーパが設けられ、リフレクタ214とともに発光体212の光を一方向に出射する。
また、ユニット本体218の基端側開口部218bは、ハンドルポスト14の外周面に対応して湾曲している。
フェンダ本体250は、フロントタイヤの上部を覆う形状を有する透明材により形成され、基端部側から先端部に向かって厚みが薄い側面視三角状のフロントブロック部250aと、フロントブロック部250aの基端部下方から突出する円盤状のフランジ部250bとを有する。なお、透明材としては、アクリル樹脂等が挙げられる。
詳細には、フェンダ本体250のフロントブロック部250aの基端面252は、ハンドルポスト14の外周面に沿う湾曲面であり、この湾曲面の下方からハンドルポスト14の下方に突出するフランジ部250bが形成されている。フランジ部250bは、ハンドルポスト14の外径と同一の外径を有する円盤状に形成されている。また、フランジ部250bの上面には、基端側で開口する溝状の切欠部263が形成されている。この切欠部263には、フェンダ本体250の収納部251内に収納される発光体212のコード212aが配線される。
また、フェンダ本体250の下面、つまり、タイヤ対向面254には、フェンダ本体250内部に入射した光を反射して、タイヤ対向面254以外の面に出射する反射層が形成されている。なお、反射層は塗装によりシボ加工されることで粗面とされ、光の反射率が向上されている。したがって、タイヤ対向面254の反射率は他の面(上面258、側面255、256)よりも大きくなっている。
また、フェンダ本体250において、タイヤ対向面254以外の表面、つまり、側面255、256、前面257および上面258はそれぞれ磨き加工が施され、光出射率が高くなっている。
基端面252には、フロントフェンダ200の基端部側、詳細には、フロントブロック部250aの基端部側に設けられた収納部251に連通する開口部260が形成され、この開口部260から光源ユニット210を挿入することにより光源ユニット210は収納部251内に収納されている。
収納部251の先端側部分、つまり、光源ユニット210の発光体212と対向する光入射部には、入射された光を拡散して前面257側に出射する凸状のレンズ層251aが一体的に形成されている。つまり、フェンダ本体250に収納部251を形成する際に、アクリル樹脂を所定形状に成形した後、基端部側から穿孔し、穿孔の先端が丸みを帯びる形状、つまり凸状にすることにより形成される。レンズ層251aは凸レンズとして別部材で構成してもよい。
このようにフロントフェンダ200は、光源ユニット210を透明で導光性を有するフェンダ本体250(フロントブロック部250a)の収納部251内に設けられているため、光源ユニット210の発光体212を発光させることにより、リフレクタ214により集光されてフェンダ本体250の前面257側に向かって出射される。出射された光は、レンズ層251aにより拡散されて出射される。出射された光が、フェンダ本体250により案内され、側面255、256および上面258から出射され、フロントフェンダ200全体を発光させる。
なお、フェンダ本体250において、タイヤ対向面254を除く表面のどの面に磨き加工を施してもよい。つまり、タイヤ対向面254を除く表面のどの面を光出射面としてもよい。例えば、フェンダ本体250において、タイヤ対向面254を除く所定の面のみに磨き加工を施し、光出射率を高くすることにより、所定の面から光を出射させることができる。つまり、自己の存在を知らせるスモールランプとして機能させることができる。また、フェンダ本体250の導光性を変更したり、レンズ層251aを拡散に代えて集光する機能を持たせたりすることによりフロントフェンダ200の光源ユニット210は、ヘッドライトとしても実施可能である。
フロントフェンダ200によれば、フェンダ本体250をハンドルポスト下部に配設することで、発光体212のコード212aはハンドルポスト14下端、言い換えれば、ハンドルポスト14下のブラケット123下端に配線されているため、発光体212のコード212aを、ハンドルポスト14を穿孔してハンドルポスト14内に配線する必要がない。つまり、ハンドルポスト14内で相対的に回動するシャフト125に干渉することなく配線することができる。また、発光体212のコード212aはハンドルポスト14の下端側に配線されるので、外部から見えにくい。
このように、フロントフェンダ200はハンドルポスト14の下端部に配設されているため、光源ユニット210の光源のコード212aは、ブラケット123の下に配置されるフランジ部250bの切欠部263内を通り、、ネック部15の先端部の開口する下端部分を介して、ネック部15内に導出されている。これにより、ハンドルポスト14自体を貫通させてフレームまで配置する必要がなく、その配線を容易に行うことができる。また、コード212aは、ネック部15の下端部分の開口を閉塞するフランジ部250bの切欠部263内に配線されているため、一層外部から見えにくく美観の向上が図られている。
また、ネック部15の先端部の下端部分はフランジ部250bにより閉塞され、外部からネック部15の内部が見えない。
また、フロントフェンダ200は、止着部材127によりブラケット123に着脱自在に取り付けられているため、容易に取り外すことができ、取り外して、光源ユニット210の変更、または、発光体212の変更、交換等を容易に行うことができる。光源ユニット210自体に、発光体212を発光させるバッテリが内蔵される構成にすれば、フロントフェンダ200を電動二輪車10本体に取り付ける際に、配線の作業を行う必要がなく、容易に取り付け作業を行うことができる。また、バッテリの交換も容易に行うことができる。
さらに、光源ユニット210のユニット本体218の全長を調整することにより、光源ユニット210を収納部251に収納した際に、ユニット本体218の先端部に設けられる発光体212は、収納部251内で位置決めされる。
なお、上記フロントフェンダ200は、止着部材127によりブラケット123に取り付けられる構成としたが、これに限らず、ラチェット式の取り付け構造により着脱自在に取り付けられるように構成してもよい。
例えば、フロントフェンダ200およびフロントフェンダ200が取り付けられる車両本体側の披取り付け部の一方に爪部、他方に、爪部と係合する披係止部を設け、押圧することにより爪部を弾性変形して係合状態を解除する構成としてもよい。また、フロントフェンダ200の取り付けは、接着剤、両面テープ等を用いて行うようにしてもよい。
次いで、本実施の形態の中心的部材であるリアフェンダについて説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係る電動二輪車の備えるリアフェンダの斜視図、図6は、同リアフェンダの側面図、図7は、同リアフェンダの分解斜視図である。
図1、図5〜図7に示すリアフェンダ300は、凸状に形成された一端部(基端部)301を車両本体部19の後端面上部191に形成された凹部192に挿入し、ねじ等の止着部材193を介して、後端面上部191に取り付けられている。なお、凹部192は水平方向に開口するように形成されている。
リアフェンダ300は、光源ユニット310と、光源ユニット310からの光を案内し、且つ、案内する光をタイヤ対向面を除く表面の少なくとも一部から出射するフェンダ本体350とを有する。
光源ユニット310は、リアフェンダ300の一端部を構成するフェンダ本体350の基端部301に設けられた収納部351に収納されている。なお、フェンダ本体350の先端部303は、リアフェンダ300の先端部であるとともに、車両の後端部でもある。
光源ユニット310は、図7に示すように、発光体312と、発光体312からの光を反射して一方向に出射させるリフレクタ314と、発光体312が取り付けられた基台316と、筒状のユニット本体318とを有する。なお、この実施の形態では、光源ユニット310は角柱状に形成されている。
発光体312は、例えば、LED等であり、どのような発光色を有するものを用いても良い。ここでは、6つのLEDを用いてなる。なお、このように光源を、複数の発光体で構成する場合、発光体のそれぞれを同一の色を発光するものとしてもよいが、それぞれが異なる色の光を発光するようにし、発光させる発光体を切り替えることで、複数の色を発光するようにしてもよい。
発光体312は、リフレクタ314とともに基台316に取り付けられ、この基台316の裏面からは発光体312のコード312aが導出されている。なお、コード312aは、車両本体部19を通りバッテリ20に接続されている。
リフレクタ314は、ここでは、基台316の表面に対して垂直な方向に光が出射されるように構成されている。また、基台316は、その背面側で、筒状のユニット本体318の先端側開口部318aに、先端側開口部318aを塞ぐようにはめ込まれている。
ユニット本体318では、内部を挿通するコード312aが外部から見えないように目隠ししている。なお、ユニット本体318は、例えば、リフレクタ314が銀色である場合、それに合わせて銀色にする構成が挙げられる。
フェンダ本体350は、リアタイヤ17の上部を覆う形状を有する透明材により形成されている。なお、透明材としては、アクリル樹脂等が挙げられる。
このフェンダ本体350は、基端部301と、基端部301と一体に成形され、基端部301内に配置された光源ユニット310からの光を先端部303に案内する導光部302とを有する。
導光部302は、円弧状に形成され、基端部側から中央部分まで厚みが漸次薄くなっている。
また、導光部302の先端部(リアフェンダ300の先端部303)の端面303aは鉛直面であり、磨き加工されることで光出射面となっている。つまり、端面303aは、発光体313の光出射方向に直交する面であり、もっとも光量を得られる有効面となっている。
さらに、導光部302の下面、つまりフェンダ本体350のタイヤ対向面305には、導光部302内部に入射した光を反射して、タイヤ対向面305以外の面に反射する反射層が形成されている。なお、反射層は塗装によりシボ加工されることで粗面とされ、光の反射率の向上が図られている。
また、導光部302において、側面307、308および上面309は、それぞれ磨き加工が施されて先端部303の端面303aより反射率が高く、光出射率が低い光出射面となっている。
収納部351は、基端部301側の端面301aに形成された開口部353を介して外部と連通してなる。
収納部351の先端側部分、つまり、光源ユニット310の発光体312と対向する光入射部は磨き加工が施されている。なお、この光入射部に、フロントフェンダ200の光入射部と同様に、入射された光を拡散して先端側に出射する凸状のレンズ層を一体的に形成してもよい。このようにレンズ層を形成すれば、上述した収納部251と同様の効果を得ることができる。
このようにリアフェンダ300は、光源ユニット310を透明で導光性を有するフェンダ本体350の収納部351内に設けられているため、光源ユニット310の発光体312を発光させることにより、リフレクタ314により集光されてフェンダ本体350の先端部303側、つまり、車両の後方に向かって出射される。
出射された光は、フェンダ本体350により案内され、側面307、308および上面309から出射されつつ、先端部303の端面303aから出射される。
これにより、先端部303の端面303a、つまり車両の後端面を最も光らせてテールランプやブレーキランプ等としつつ、かつリアフェンダ300全体を発光させることができる。
なお、フェンダ本体350において、所定の面のみに磨き加工を施し、光出射率を高くすることにより、所定の面から光を出射させることができる。また、フェンダ本体350の導光性を変更することにより出射量、つまり、発光量を変更することができる。
また、先端部(電動二輪車10の後端部)303の形状を変更することで、車両後端部での発光量にアクセントを付けることができる。その一例を図8に変形例として示す。図8はリアフェンダの変形例を示す図である。
図8に示すリアフェンダ300aは、図5〜図7に示すリアフェンダ300において、電動二輪車10の後端部である先端部303部分の上面309と、先端部(電動二輪車10の後端部)303の端面303aとの間に傾斜面303bを形成したものである。
傾斜面303bは磨き加工が施され光出射面となっている。このように先端部303に鉛直面と傾斜面303bとを有する構成とすれば、端面(車両の後端面)303aで強い光、傾斜面303bで端面30aよりやや弱い光を発することができ、後方へのアピール度を向上できる。
本実施の形態によれば、リアフェンダ300は、光源ユニット310が収納された一端部301が車両本体部19の後端面上部191に形成された凹部192内に挿入されることにより取り付けられているので、光源ユニット310の発光体312へのコード312aだけで、フェンダ本体の先端部303の端面303aから光を出射でき、先端部303の端面303a、つまり、車両の後端面まで配線を行う必要がない。
また、先端部303の端面303aを発光させる構成を、リアフェンダ300の一端部301を凹部192に挿入するだけで容易に行うことができる。さらに、凹部192内に一端部を挿入することにより、光源ユニット310は凹部192内で水平に配置されているため、後方に水平に延びるフェンダ本体350を後方から見た際に、フェンダ本体350とともに、発光体312が発する光も視認できるものとなる。
また、発光体312を白色発光するものとすれば、リアフェンダ300の先端部303の端面303aをバックアップランプとして用いることができる。また、光源ユニット310が、それぞれ異なる色を発光する発光体312を有する構成とすれば、場合に応じてリアフェンダ300の先端部(電動二輪車10の後端部)303の端面303aに様々な色を発光させることができる。リアフェンダ300のタイヤ対向面305、上面309および側面307、308に対してシボ加工を施し、車両後端面となる端面303aでの発光をより強めることもできる。
また、リアフェンダ300は、止着部材193により後端面上部191に着脱可能に取り付けられているため、容易に取り外すことができ、取り外して、光源ユニット310の変更、または、発光体312の変更、交換等を容易に行うことができる。
光源ユニット310自体に、発光体312を発光させるバッテリが内蔵される構成にすれば、リアフェンダ300を電動二輪車10本体に取り付ける際に、配線の作業を行う必要がなく、容易に取り付け作業を行うことができる。また、バッテリの交換も容易に行うことができる。
なお、上記フロントフェンダ200は、止着部材193により後端面上部191に取り付けられる構成としたが、これに限らず、ラチェット式の取り付け構造により着脱自在に取り付けられるように構成してもよい。また、リアフェンダ300の取り付けは、接着剤、両面テープ等を用いて行うようにしてもよい。
このように、本実施の形態の電動二輪車10が備えるフロントフェンダ200およびリアフェンダ300によれば、電動二輪車10のフロント側およびリア側で用いられる照明装置がフロントフェンダ200およびリアフェンダ300に設けられているので、従来と異なり照明装置と、フロントフェンダ若しくはリアフェンダとを別個に用意して取り付ける必要がなく、フロントフェンダ200若しくはリアフェンダ300を取り付けるだけで、フロント若しくはリアにおける照明装置を具備させることができる。これにより部品点数を少なくすることができ、さらに美観の向上を図ることができる。
特にリアフェンダ等、フェンダの先端部に照明装置が配置されている構成の車両と異なり、フェンダ先端までの配線を行う必要がなく、車両を容易に組み立てることができる。
また、フェンダ本体、250、350のタイヤ対向面254、305に形成される反射層は、シボ加工に形成されるものとしたが、これに限らず、光の反射率を向上させる方法であれば、どのような方法で形成されてもよい。例えば、金属光沢を有する塗装や、メッキを用いてもよい。
さらに、本実施の形態では、発光体212、312はそれぞれ、バッテリ20から電力が供給されるものとしたが、これに限らず、光源ユニット210、310のユニット本体218、318内にバッテリをそれぞれ配設し、これらバッテリから電力が供給される構成としてもよい。この場合、電動二輪車10等の車両にフロントフェンダ200、リアフェンダ300を取り付ける際に、さらに配線の手間を省くことができ、工数を削減して容易に取り付けられることができる。
なお、本実施の形態では、フロントフェンダ200は、ハンドルポスト14の車両前方に位置するようにフロントフォークに固定した構成としたが、これにかぎらず、ハンドルポスト14の下端部に直接取り付ける構成としてもよい。
本発明に係るフェンダは、照明装置を有し、自転車、原付自転車、電動補助自転車、三輪車、電動二輪車および自動二輪車等のフェンダを有する車両に用いられるものとして有用である。
本発明の実施の形態1に係るフェンダを有する電動二輪車の構成を示す側面図 同電動二輪車のフロントフェンダを説明するためのフロント部分の斜視図 同電動二輪車のフロントフェンダの側面図 同電動二輪車のフロントフェンダの分解斜視図 同電動二輪車のリアフェンダを説明するためのリア部分の斜視図 同電動二輪車のリアフェンダの側面図 同電動二輪車のリアフェンダの分解斜視図 同電動二輪車のリアフェンダの変形例を示す斜視図
符号の説明
10 電動二輪車
11 フロントタイヤ
12 フロントフォーク
14 ハンドルポスト
15 ネック部
17 リアタイヤ
19 車両本体部
127、193 止着部材
191 後端面上部
192 凹部
200 フロントフェンダ
210、310 光源ユニット
212、312 発光体
212a、312a コード
214、314 リフレクタ
216、316 基台
218、318 ユニット本体
250、350 フェンダ本体
251、351 収納部
251a レンズ層
254、305 タイヤ対向面
260、353 開口部
300、300a リアフェンダ
301 一端部
303a 端面

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を案内し、且つ、案内する光をタイヤ対向面を除く表面の少なくとも一部から出射するフェンダ本体と、
    を有することを特徴とするフェンダ。
  2. 前記フェンダ本体の一端部には、前記光源を収納する収納部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のフェンダ。
  3. 前記収納部は開口部を有し、
    前記光源は、前記開口部を介して前記収納部に挿入されるユニット部材に設けられていることを特徴とする請求項2記載のフェンダ。
  4. 前記フェンダ本体は光入射部を有し、
    この光入射部には、入射される光を拡散する拡散部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のフェンダ。
  5. 前記フェンダ本体の他端部には、光を出射する光出射面が形成されていることを特徴とする請求項2記載のフェンダ。
  6. 前記フェンダ本体は、前記光源のコードがハンドルポスト下端に配線されるよう前記ハンドルポスト下部に配設されることを特徴とする請求項1記載のフェンダ。
  7. 前記フェンダ本体の前記一端部は、車両本体に形成された凹部と嵌合するよう凸状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のフェンダ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のフェンダを取り外し可能に設けたことを特徴とする車両。
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