JP2005107278A - 液晶表示素子 - Google Patents

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君平 小林
Norihiro Arai
則博 荒井
Toshiharu Nishino
利晴 西野
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Abstract

【課題】視野角が広く、高コントラストの表示を得る。
【解決手段】観察側及びその反対側の一対の基板2,3の対向する内面それぞれに複数の画素Aを形成する電極4,5が設けられ、前記一対の基板2,3間に、液晶分子10aを実質的に垂直に配向させた誘電異方性が負の液晶材料からなる液晶層10が設けられた垂直配向型液晶素子1と、前記垂直配向型液晶素子1を挟んで配置された観察側及びその反対側の一対の偏光板14,15と、前記垂直配向型液晶素子1一対の偏光板14,15との間にそれぞれ配置された2枚のλ/4板16,17とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は液晶表示素子に関する。
液晶表示素子としては、互いに対向する観察側及びその反対側の一対の基板の対向する内面にそれぞれ、互いに対向する領域により複数の画素を形成する電極が設けられ、前記一対の基板間に、液晶分子を前記基板面に対して実質的に水平に倒伏した状態でツイスト配向させた誘電異方性が正の液晶材料からなる液晶層が設けられ、前記一対の基板の外面にそれぞれ対向させて観察側及びその反対側の一対の偏光板が配置されたTN(ツイステッド・ネマティック)型のものが広く利用されている(特許文献1参照)。
このTN型液晶表示素子は、液晶層の複屈折作用により入射光の偏光状態を制御して表示するものであり、ノーマリーホワイトモードの液晶表示素子では、前記画素の電極間に液晶分子を初期のツイスト配向状態に配向させるOFF電圧を印加したときに、入射光が液晶層により旋光されて観察側偏光板を透過し、その画素の表示が明表示になり、前記画素の電極間に液晶分子を基板面に対して実質的に垂直に立ち上がり配向させるON電圧を印加したときに、液晶層を透過した光が前記観察側偏光板により吸収され、画素の表示が暗表示になる。
特開平11―007048号公報
しかし、TN型液晶表示素子は、液晶分子が基板面に対して実質的に水平に倒伏した状態でツイスト配向しているため、表示の視野角が狭い。
また、前記TN型液晶表示素子は、基板近傍の液晶分子が水平配向膜による配向規制力を強く受け、ON電圧を印加しても水初期の水平配向状態からほとんど立ち上がらないため、ON電圧を印加したときも、液晶層が残留リタデーションをもっており、そのために、ノーマリーホワイトモードのTN型液晶表示素子は、暗表示の暗さが充分でなく、表示のコントラストが低い。
この発明は、視野角が広く、高コントラストの表示を得ることができる液晶表示素子を提供することを目的としたものである。
この発明の液晶表示素子は、互いに対向する観察側及びその反対側の一対の基板の対向する内面それぞれに、互いに対向する領域により複数の画素を形成する電極が設けられ、前記一対の基板間に、液晶分子を前記基板面に対して実質的に垂直に配向させた誘電異方性が負の液晶材料からなる液晶層が設けられた垂直配向型液晶素子と、前記垂直配向型液晶素子を挟んで配置された観察側及びその反対側の一対の偏光板と、前記垂直配向型液晶素子と前記一対の偏光板との間の少なくとも一方に配置されたλ/4板とを備えることを特徴とする。
この発明の液晶表示素子において、前記垂直配向型液晶素子は、前記一対の基板の内面にそれぞれ垂直配向膜が形成され、且つ前記一対の基板の内面のうち、少なくとも一方にラビング処理が施されているのが好ましい。
前記垂直配向型液晶素子は、前記一対の基板の内面にそれぞれ垂直配向膜が形成され、且つ前記一対の基板の内面がそれぞれ互いに平行な方向にラビング処理されているのがより好ましい。
また、前記垂直配向型液晶素子は、観察側とは反対側の基板の内面に設けられ、複数の画素をそれぞれ前記観察側から入射した光を前記観察側へ反射する反射表示部と前記反対側から入射した光を前記観察側へ透過させる透過表示部とに区分する反射手段をさらに備えているのが望ましい。
この発明の液晶表示素子は、前記垂直配向型液晶素子の液晶層の複屈折作用と、前記垂直配向型液晶素子と前記一対の偏光板との間の少なくとも一方に配置されたλ/4板の位相差とにより入射光の偏光状態を制御して表示するものであり、この液晶表示素子は、前記液晶層の液晶分子が基板面に対して実質的に垂直に配向しているため、視野角が広い。
そして、この液晶表示素子は、前記液晶素子の液晶層が、液晶分子を基板面に対して実質的に垂直に配向させた誘電異方性が負の液晶材料からなっているため、前記画素の電極間にOFF電圧を印加したときに、液晶分子が初期の垂直配向状態に配向し、ON電圧を印加したときに、一対の基板間の全ての液晶分子が基板面に対して倒伏する方向に配向状態を変える。
そのため、この液晶表示素子によれば、前記画素の電極間に液晶分子を初期の垂直配向状態に配向させるOFF電圧を印加したときに、入射光を、前記液晶層を複屈折作用をほとんど受けずに透過させて前記λ/4板の位相差により偏光状態を制御して観察側の偏光板に入射させ、また、前記画素の電極間に液晶分子を基板面に対して倒伏配向させるON電圧を印加したときに、入射光を、前記液晶層の複屈折作用と前記λ/4板の位相差とにより偏光状態を制御して前記観察側の偏光板に入射させることができ、したがって、高コントラストの表示を得ることができる。
この発明の液晶表示素子において、前記垂直配向型液晶素子は、前記一対の基板の内面にそれぞれ垂直配向膜が形成され、且つ前記一対の基板の内面のうち、少なくとも一方にラビング処理が施されているのが好ましく、このようにすることにより、ON電圧を印加したときの液晶分子の倒伏方向を規定し、より高いコントラストを得ることができる。
前記垂直配向型液晶素子は、前記一対の基板の内面にそれぞれ垂直配向膜が形成され、且つ前記一対の基板の内面がそれぞれ互いに平行な方向にラビング処理されているのがより好ましく、このようにすることにより、ON電圧を印加したときの液晶分子の倒伏方向を前記ラビング方向に沿った方向に規定し、さらに高いコントラストを得ることができる。
また、前記垂直配向型液晶素子は、観察側とは反対側の基板の内面に設けられ、複数の画素をそれぞれ前記観察側から入射した光を前記観察側へ反射する反射表示部と前記反対側から入射した光を前記観察側へ透過させる透過表示部とに区分する反射手段をさらに備えているのが望ましく、このようにすることにより、外部環境の光である外光を利用する反射表示と、観察側とは反対側に配置される光源からの照明光を利用する透過表示との両方の表示を行なうことができる。
図1〜図4はこの発明の第1の実施例を示しており、図1は液晶表示素子の一部分の断面図である。
この実施例の液晶表示素子は、図1に示したように、垂直配向型液晶素子1と、前記液晶素子1を挟んで配置された観察側及びその反対側の一対の偏光板14,15と、前記液晶素子1と前記一対の偏光板14,15との間にそれぞれ配置された2枚のλ/4板16,17とを備えている。
前記垂直配向型液晶素子1は、互いに対向する観察側(図1において上側)及びその反対側(図1において下側)の一対の透明基板2,3と、前記一対の基板2,3の対向する内面それぞれに設けられ、互いに対向する領域により複数の画素Aを形成する透明電極4,5と、前記一対の基板2,3の一方、例えば観察側の基板2の内面に前記複数の画素Aにそれぞれ対応させて設けられた赤、緑、青の3色のカラーフィルタ6R,6G,6Bと、前記一対の基板2,3間に、液晶分子10aを前記基板2,3面に対して実質的に垂直に配向させて設けられた誘電異方性が負の液晶材料からなる液晶層10とにより構成されている。
この液晶素子1は、観察側基板2の内面に一枚膜状の対向電極4を設け、反対側基板3の内面に複数の画素電極5を行方向及び列方向にマトリックス状に配列させて設けたアクティブマトリックス液晶素子であり、前記複数の画素電極5は、前記反対側基板3の内面に設けられた複数のTFT7にそれぞれ接続されている。
なお、図1では前記TFT7を簡略化して示しているが、このTFT7は反対側基板3の基板面に形成されたゲート電極と、このゲート電極を覆って前記基板3の略全体に形成された透明なゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の上に前記ゲート電極と対向させて形成されたi型半導体膜と、前記i型半導体膜の両側部の上にn型半導体膜を介して形成されたソース電極及びドレイン電極とからなっている。
また、図1では省略しているが、前記反対側基板3の内面には、各行のTFT7にゲート信号を供給する複数のゲート配線と、各列のTFT7にデータ信号を供給する複数のデータ配線が設けられており、前記ゲート配線は、反対側基板3の基板面に前記TFT7のゲート電極と一体に形成されて前記ゲート絶縁膜により覆われ、前記データ配線は、前記ゲート絶縁膜の上に形成され、前記TFT7のドレイン電極につながっている。
そして、前記複数の画素電極5は、前記ゲート絶縁膜の上に形成され、前記TFT7のソース電極に接続されている。
一方、観察側基板2の内面に設けられた赤、緑、青の3色のカラーフィルタ6R,6G,6Bは、前記観察側基板2の基板面に形成されており、前記対向電極4は、前記カラーフィルタ6R,6G,6Bの上に形成されている。
さらに、前記観察側基板2と反対側基板3の内面にはそれぞれ、前記電極4,5を覆って垂直配向膜8,9が形成されており、これらの基板2,3の内面、つまり前記垂直配向膜8,9の膜面は、互いに平行な方向にラビング処理されている。
前記観察側基板2と反対側基板3は、前記複数の画素Aがマトリックス状に配列する表示エリアを囲む枠状のシール材(図示せず)を介して接合されており、これらの基板2,3間の前記シール材により囲まれた領域に、誘電異方性が負の液晶材料、例えば誘電異方性が負のネマティック液晶が充填されて液晶層10が形成されている。
この液晶層10の液晶分子10aは、一対の基板2,3面に対して実質的に垂直に配向しており、前記複数の画素Aの電極4,5間にON電圧を印加したときに、前記基板2,3面に対し、前記ラビング方向に沿った方向に分子長軸を揃えて倒伏配向する。
そして、この実施例では、前記一対の基板2,3の間隙(垂直配向膜8,9間の間隙)と前記液晶材料とを選択することにより、ON電圧印加時、つまり液晶分子10aが前記ラビング方向に分子長軸を揃えて倒伏配向したときの液晶層10の液晶の屈折率異方性Δnと液晶層厚dとの積Δndの値を、Δnd=270±40nmに設定している。
また、前記観察側及び反対側の一対の偏光板14,15はそれぞれ、互いに直交する方向に透過軸と吸収軸を有する吸収偏光板であり、観察側偏光板14は、前記液晶素子1の観察側基板2の外面に対向させて配置され、反対側偏光板15は、前記液晶素子1の反対側基板3の外面に対向させて配置されている。
また、前記2枚のλ/4板16,17はそれぞれ、透過光の常光と異常光との間に1/4波長(140±40nm)の位相差を与える位相差板であり、その一方のλ/4板(以下、観察側λ/4板と言う)16は、前記液晶素子1の観察側基板2と前記観察側偏光板14との間に配置され、他方のλ/4板(以下、反対側λ/4板と言う)17は、前記液晶素子1の反対側基板3と前記反対側偏光板15との間に配置されている。
図2は前記液晶素子1の一対の基板2,3の内面(垂直配向膜8,9の膜面)のラビング方向2a,3aと、観察側及び反対側の偏光板14,15の透過軸14a,15aの向きと、観察側及び反対側のλ/4板16,17の遅相軸16a,17aの向きを示している。
図2のように、前記液晶素子1の一対の基板2,3の内面は、互いに平行で且つ同方向にラビング処理されており、観察側偏光板14は、その透過軸14aを前記一対の基板2,3の内面のラビング方向2a,3aに対して実質的に45°の角度で斜めに交差させて配置され、反対側偏光板15は、その透過軸15aを前記観察側偏光板14の透過軸14aと実質的に直交させて配置されている。
また、観察側λ/4板16は、その遅相軸16aを前記一対の基板2,3の内面のラビング方向2a,3aと実質的に平行にするか、あるいは実質的に直交させ、前記観察側偏光板14の透過軸14aに対して実質的に45°の角度で斜めに交差させて配置されており、反対側λ/4板17は、その遅相軸17aを前記観察側λ/4板16の遅相軸16a実質的に直交(一対の基板2,3の内面のラビング方向2a,3aと実施的に直交、あるいは実質的に平行)させ、前記反対側偏光板15の透過軸15aに対して実質的に45°の角度で斜めに交差させて配置されている。
この液晶表示素子は、前記液晶素子1の観察側及びその反対側の一対の基板2,3間に設けられた液晶層10の複屈折作用と、前記一対の基板2,3と観察側及びその反対側の偏光板14,15との間にそれぞれ配置された2枚のλ/4板16,17の位相差とにより入射光の偏光状態を制御して表示するものであり、この液晶表示素子は、前記液晶層10の液晶分子10aが基板2,3面に対して実質的に垂直に配向しているため、視野角が広い。
そして、この液晶表示素子は、前記液晶層10が、液晶分子10aを基板2,3面に対して実質的に垂直に配向させた誘電異方性が負の液晶材料からなっており、また前記基板2,3の内面に形成された垂直配向膜8,9は水平配向膜に比べて配向規制力が小さいため、前記画素Aの電極4,5間にOFF電圧を印加したときに、液晶分子10aが初期の垂直配向状態に配向し、ON電圧を印加したときに、一対の基板2,3間の全ての液晶分子10aが基板面に対して倒伏する方向に配向状態を変える。
図3は前記液晶分子10aのOFF電圧印加時とON電圧印加時の配向状態を示す模式図であり、この実施例では前記液晶素子1の一対の基板2,3の内面を互いに平行で且つ同方向にラビング処理しているため、前記液晶分子10aは、図3(a)に示したOFF電圧印加時の垂直配向状態から、ON電圧の印加により、図3(b)に示したように、前記基板2,3面に対し、前記ラビング方向2a,3aに沿った方向に分子長軸を揃えて倒伏したスプレイ配向状態またはベンド配向状態に配向する。
そのため、この液晶表示素子によれば、前記画素Aの電極4,5間に液晶分子10aを初期の垂直配向状態に配向させるOFF電圧を印加したときに、入射光を、前記液晶層10を複屈折作用をほとんど受けずに透過させ、前記λ/4板16,17の一方または両方の位相差により偏光状態を制御して観察側偏光板14に入射させ、また、前記画素Aの電極4,5間に液晶分子10aを基板2,3面に対して倒伏配向させるON電圧を印加したときに、入射光を、前記液晶層10の複屈折作用と前記λ/4板16,17の一方または両方の位相差とにより偏光状態を制御して前記観察側偏光板14に入射させることができ、したがって、高コントラストの表示を得ることができる。
図4は前記液晶表示素子の表示原理を示す模式図であり、前記液晶素子1の1つの画素Aの表示を示している。
この液晶表示素子は、その観察側とは反対側に配置される面光源19からの照明光を利用する透過表示を行なうものであり、図4において、(a)は前記画素Aの電極4,5間に液晶分子10aを初期の垂直配向状態に配向させるOFF電圧を印加したときの表示を示し、(b)は前記画素Aの電極4,5間に液晶分子10aを倒伏配向させるON電圧を印加したときの表示を示している。
この液晶表示素子の表示原理を説明すると、図4(a),(b)に矢線で示したように、前記面光源19からの照明光aは、反対側偏光板15によりその透過軸15aに平行な直線偏光aとされ、さらに反対側λ/4板17により、その光の進行方向から見て左右いずれか一方回りの円偏光aとされて液晶素子1の液晶層10に入射する。
そして、OFF電圧印加時は、前記液晶層10の液晶分子10aが実質的に垂直に配向しているため、前記反対側λ/4板17により円偏光aとされて前記液晶素子1に入射した光は、前記液晶層10を複屈折作用をほとんど受けずに前記円偏光aのまま透過して図4(a)のように前記液晶素子1の観察側に出射する。
前記液晶素子1の観察側に出射した前記円偏光aは、観察側λ/4板16により、前記反対側偏光板15を透過して入射した前記直線偏光aと実質的に同じ直線偏光aとされて観察側偏光板14に入射し、この観察側偏光板14により吸収され、前記OFF電圧を印加した画素Aの表示が黒の暗表示になる。
また、ON電圧印加時は、前記液晶層10の液晶分子10aが上述したように基板2,3面のラビング方向2a,3aに沿った方向に分子長軸を揃えて倒伏配向するため、前記反対側λ/4板17により円偏光aとされて前記液晶素子1に入射した光は、前記液晶層10の複屈折作用により偏光状態を変えて前記液晶素子1の観察側に出射する。
このON電圧印加時における前記液晶層10の複屈折作用は、液晶分子10aを倒伏配向させたときのΔndの値が上述したように270±40nmであるため、λ/2板と実質的に同じであり、したがって、前記反対側λ/4板17により円偏光aとされて液晶素子1に入射した光は、前記液晶層10により回転方向が逆の円偏光aとされて図4(b)のように前記液晶素子1の観察側に出射する。
前記液晶素子1の観察側に出射した前記円偏光aは、観察側λ/4板16により、前記反対側偏光板15を透過して入射した前記直線偏光aと実質的に直交する直線偏光aとされて観察側偏光板14に入射し、この観察側偏光板14を透過して観察側に出射し、前記OFF電圧を印加した画素Aの表示が前記カラーフィルタ6R,6G,6Bにより着色された赤、緑、青のいずれかの色の明表示になる。
すなわち、この液晶表示素子は、ノーマリーブラックモードの表示を行なうものであり、その表示は、OFF電圧の印加により液晶分子10aを初期の垂直配向状態に配向させたときに、最も暗い黒の暗表示になり、ON電圧の印加により前記液晶分子10aを倒伏配向させたときに、最も明るい明表示(カラーフィルタ6R,6G,6Bにより着色された赤、緑、青の表示)になる。
したがって、この液晶表示素子によれば、視野角が広く、高コントラストの表示を得ることができる。
また、この液晶表示素子は、前記液晶素子1の一対の基板2,3の内面にそれぞれ垂直配向膜8,9を形成し、且つそれぞれの内面(垂直配向膜8,9の膜面)を互いに平行な方向にラビング処理しているため、前記ON電圧を印加したときの液晶分子10aの倒伏方向を前記ラビング方向2a,3aに沿った方向に規定し、より高いコントラストを得ることができる。
図5はこの発明の第2の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図であり、この液晶表示素子は、観察側とは反対側の基板3の内面に、複数の画素Aをそれぞれ前記観察側から入射した光を前記観察側へ反射する反射表示部A1と前記反対側から入射した光を前記観察側へ透過させる透過表示部A2とに区分する反射手段11を設けた垂直配向型液晶素子1aを備えたものである。
前記反射手段11は、上述した図示しないゲート絶縁膜の上に複数の画素A毎に前記反射表示部A1に対応させて設けられた複数の鏡面反射膜11aからなっており、複数の画素電極5は、その一部分を前記反射膜8a上に重ねて前記ゲート絶縁膜の上に形成されている。
なお、この実施例では、前記反射膜8aを前記画素Aの略半分の領域に対応させて設け、前記複数の画素Aの略半分の領域を反射表示部A1とし、他の略半分の領域を透過表示部A2としている。
さらに、前記液晶素子1aの観察側の基板2の内面に前記複数の画素Aにそれぞれ対応させて設けられた赤、緑、青の3色のカラーフィルタ6R,6G,6Bにはそれぞれ、前記画素Aの反射表示部A1に部分的に対応する開口が設けられている。なお、この実施例では、前記カラーフィルタ6R,6G,6Bの開口を、前記反射表示部A1の略半分の領域に対応させて形成している。
そして、前記カラーフィルタ6R,6G,6Bの上には、透明絶縁膜からなる平坦化膜12が前記開口内に充填して形成されており、この平坦化膜12の上に対向電極4が形成されている。
また、前記液晶素子1aの一対の基板2,3の内面はそれぞれ垂直配向膜8,9が形成されており、これらの基板2,3の内面(垂直配向膜8,9の膜面)は、互いに平行で且つ同方向にラビング処理されている。
そして、前記一対の基板2,3間には、液晶分子10aを前記基板2,3面に対して実質的に垂直に配向させた誘電異方性が負の液晶材料からなる液晶層10が設けられており、この液晶層10のON電圧印加時、つまり液晶分子10aが前記ラビング方向に分子長軸を揃えて倒伏配向したときの液晶層10のΔndの値は、Δnd=195±40nmに設定されている。
また、この実施例の液晶表示素子は、前記液晶素子1aと観察側のλ/4板16との間に拡散層18を設けている。この拡散層18は、一方の面から入射した光を拡散させて他方の面から出射する前方拡散層であり、光拡散粒子が混入された粘着剤または樹脂フィルムからなっている。
なお、この実施例の液晶表示素子は、前記液晶素子1aの構造が上述した第1の実施例の液晶素子1と異なり、また、前記液晶素子1aと観察側のλ/4板16との間に拡散層18を備えているが、偏光板14,15とλ/4板16,17の配置状態は第1の実施例と同じであるから、重複する説明は省略する。
この液晶表示素子は、前記液晶素子1aの観察側とは反対側の基板3の内面に、前記複数の画素Aをそれぞれ前記観察側から入射した光を前記観察側へ反射する反射表示部A1と前記反対側から入射した光を前記観察側へ透過させる透過表示部A2とに区分する反射手段8を設けているため、外部環境の光である外光を利用する反射表示によるカラー画像表示と、観察側とは反対側に配置される面光源19からの照明光を利用する透過表示によるカラー画像表示との両方の表示を行なうことができる。
すなわち、この液晶表示素子は、観察側から入射し、観察側偏光板14と観察側λ/4板16とを透過して液晶素子1aに入射した光のうち、前記液晶素子1aの複数の画素Aの反射表示部A1に入射して液晶層10を透過した光を前記反射手段11の反射膜8aにより反射し、その反射光を前記液晶素子1aの液晶層10と観察側λ/4板16と観察側偏光板14とを再び透過させて前記観察側に出射する反射表示と、観察側とは反対側から入射し、反対側偏光板15と反対側λ/4板17とを透過して液晶素子1aに入射した光のうち、前記液晶素子1aの複数の画素Aの透過表示部A2に入射した光を、前記液晶層10と観察側λ/4板16と観察側偏光板14とを透過させて観察側に出射する透過表示とを行なう。
この液晶表示素子は、前記液晶素子1a液晶層10の液晶分子10aが基板2,3面に対して実質的に垂直に配向しているため、前記反射表示のときの透過表示のときも広い視野角が得られる。
そして、この液晶表示素子は、前記反射表示のときは、前記液晶素子1aの液晶層10の複屈折作用と観察側λ/4板16の位相差とにより入射光の偏光状態を制御して表示し、前記透過表示のときは、反対側λ/4板17の位相差と前記液晶素子1aの液晶層10の複屈折作用と観察側λ/4板16の位相差とにより入射光の偏光状態を制御して表示するが、前記液晶素子1aの液晶層10が、液晶分子10aを基板2,3面に対して実質的に垂直に配向させた誘電異方性が負の液晶材料からなっているため、いずれの表示のときも、電極4,5間にON電圧を印加したときに、一対の基板2,3間の全ての液晶分子10aが基板2,3面に対して倒伏する方向に配向状態を変える。
そのため、この液晶表示素子によれば、前記液晶素子1aの複数の画素Aの電極4,5間に液晶分子10aを初期の垂直配向状態に配向させるOFF電圧を印加したときに、入射光を、前記液晶層10を複屈折作用をほとんど受けずに透過させ、前記観察側λ/4板16位相差または前記反対側λ/4板17と観察側λ/4板16の両方の位相差により偏光状態を制御して観察側偏光板14に入射させ、また、前記画素Aの電極4,5間に液晶分子10aを基板2,3面に対して倒伏配向させるON電圧を印加したときに、入射光を、前記液晶層10の複屈折作用と、前記観察側λ/4板16位相差または前記反対側λ/4板17と観察側λ/4板16の両方の位相差前記λ/4板の位相差により偏光状態を制御して前記観察側偏光板14に入射させることができ、したがって、高コントラストの表示を得ることができる。
そして、この液晶表示素子では、上述したように、前記液晶素子1aの液晶分子10aが前記ラビング方向に分子長軸を揃えて倒伏配向したときの液晶層10のΔndの値を195±40nmに設定しているため、前記反射表示のときも透過表示のときも、OFF電圧の印加により液晶分子10aを初期の垂直配向状態に配向させたときに、最も暗い黒の暗表示になり、ON電圧の印加により前記液晶分子10aを倒伏配向させたときに、最も明るい明表示(カラーフィルタ6R,6G,6Bにより着色された赤、緑、青の表示)になるノーマリーブラックモードの表示を行なうことができる。
また、この液晶表示素子は、前記液晶素子1aの観察側とは反対側の基板3の内面に、複数の画素Aをそれぞれ反射表示部A1と透過表示部A2とに区分する反射手段8を設けているため、前記外光を利用する反射表示のときの偏光板による光吸収は、観察側の偏光板14による吸収だけであり、したがって、前記反射表示によるカラー画像も充分に明るくすることができる。
しかも、この液晶表示素子では、前記カラーフィルタ6R,6G,6Bにそれぞれ、前記画素Aの反射表示部A1に部分的に対応する開口を設けているため、前記反射表示のときに、複数の画素Aの反射表示部A1からそれぞれ、前記カラーフィルタ6R,6G,6Bにより着色された赤、緑、青のいずれかの色の着色光と、前記カラーフィルタ6R,6G,6Bの開口内を透過した非着色光とを出射させることができ、したがって、反射表示の明るさを前記非着色光により底上げし、さらに明るいカラー画像を表示することができる。
したがって、この液晶表示素子によれば、視野角が広く、高コントラストの表示を得ることができ、しかも、外光を利用する反射表示によるカラー画像表示と、観察側とは反対側に配置される面光源19からの照明光を利用する透過表示によるカラー画像表示との両方の表示を行なうことができるとともに、その両方のカラー画像を充分に明るくすることができる。
なお、前記面光源19は、外光を利用する反射表示のときに補助光源として利用することもでき、その場合も、前記反射表示と透過表示の両方がノーマリーブラックモードであるため、高コントラストの表示を得ることができる。
さらに、この液晶表示素子は、前記液晶素子1aと観察側λ/4板16との間に拡散層18を設けているため、前記反射表示のときに反射膜8aによる反射光を前記拡散層18により拡散させて出射し、反射表示をさらに明るくするとともに、反射表示と透過表示の両方の視野角をより広くすることができる。
なお、上記第2の実施例の液晶表示素子は、液晶素子1の複数の画素Aをそれぞれ反射表示部A1と透過表示部A2とに区分する反射手段11を、前記複数の画素A毎に前記反射表示部A1に対応させて設けた平坦な反射膜11aにより形成しているが、前記反射手段11を形成する反射膜の反射面に凹凸を形成し、前記拡散層18を省略してもよい。
図6はこの発明の第3の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図であり、この液晶表示素子は、反射面に凹凸を形成した反射膜11bにより反射手段11を形成した垂直配向型液晶素子1bを備えたものである。
この実施例において、前記液晶素子1bは、観察側基板2の内面に、複数の画素電極5と、TFT7及び図示しないゲート配線及びデータ配線とを設け、反対側基板3の内面に、前記反射手段8と、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ6R,6G,6Bと、平坦化膜12と、対向電極4とを設けたアクティブマトリックス液晶素子であり、前記反射手段11を形成する反射膜11bは、反対側基板3の基板面に設けられた、表面全体を凹凸面に形成した透明な凹凸面膜13の上に被着されている。
なお、この実施例の液晶表示素子は、液晶素子1bの構造が上述した第2の実施例の液晶素子1aと異なり、また、第2の実施例の液晶表示素子における拡散層18を省略しているが、前記液晶素子1bの液晶層10及び複数の画素Aの反射表示部A1のΔnd1と透過表示部A2のΔnd2の値は前記第2の実施例と同じであり、また一つの偏光板14,15と一つのλ/4板16,17の配置状態も第1及び第2の実施例と同じであるから、重複する説明は省略する。
この液晶表示素子は、前記液晶素子1bの複数の画素Aをそれぞれ反射表示部A1と透過表示部A2とに区分する反射手段11を、前記複数の画素A毎に前記反射表示部A1に対応させて設けられ、反射面に凹凸が形成された複数の反射膜11bにより形成しているため、外光を利用する反射表示をより明るくするとともに、その視野角をより広くすることができる。
また、この実施例では、前記液晶素子1bの反対側基板3の基板面に表面全体を凹凸面に形成した凹凸面膜13を設け、その上に前記反射膜11bを形成しているため、面光源19からの照明光を利用する透過表示のときも、前記凹凸面膜13により拡散された光を出射し、視野角を広くすることができる。
なお、この実施例では、前記凹凸面膜13の上に反射膜11bを被着させることにより前記反射膜11bの反射面に凹凸を形成しているが、前記反射膜11bの反射面に凹凸を形成する手段は他の手段によってもよく、また、前記透過表示のときは非拡散光を出射させるようにしてもよい。
また、上記各実施例では、前記液晶素子1,1a,1bの一対の基板2,3の内面(垂直配向膜8,9の膜面)を互いに平行で且つ同方向にラビング処理しているが、前記一対の基板2,3の内面のラビング処理は他の方向でもよく、また、前記ラビング処理は、前記一対の基板2,3のいずれか一方の内面だけに施してもよい。
図7はこの発明の第4の実施例を示す液晶分子10aのOFF電圧印加時とON電圧印加時の配向状態を示す模式図であり、この実施例は、液晶素子の一対の基板2,3の内面を互いに平行で且つ逆方向にラビング処理したものである。
この実施例のように、液晶素子の一対の基板2,3の内面を互いに平行で且つ逆方向にラビング処理した場合は、液晶分子10aが図7(a)に示したOFF電圧印加時の垂直配向状態から、ON電圧の印加により、図7(b)に示したように、一対の基板2,3のラビング方向2a,3aに沿った方向に分子長軸を揃えて倒伏した、非ツイストのホモジニアス配向状態に配向するため、ON電圧を印加したときの液晶分子10aの倒伏方向を前記ラビング方向に沿った方向に規定し、高いコントラストを得ることができる。
図8はこの発明の第5の実施例を示す液晶分子10aのOFF電圧印加時とON電圧印加時の配向状態を示す模式図であり、この実施例は、液晶素子の一対の基板2,3のいずれか一方、例えば反対側基板3の内面だけにラビング処理を施したものである。
この実施例のように、液晶分子10aのOFF電圧印加時とON電圧印加時の配向状態を示す模式図であり、この実施例のように液晶素子の一方の基板3の内面だけにラビング処理を施した場合は、液晶分子10aが図8(a)に示したOFF電圧印加時の垂直配向状態から、ON電圧の印加により、図8(b)に示したように、前記一方の基板3のラビング方向3aに沿った方向に分子長軸を揃えて略水平に倒伏し、且つラビング処理を施さない他方の基板2の内面に対して互いに逆向きの2つの方向に傾いた状態で配向するため、高いコントラストを得るとともに、表示の視野角をさらに広くすることができる。
図9はこの発明の第6の実施例を示す液晶分子10aのOFF電圧印加時とON電圧印加時の配向状態を示す模式図であり、この実施例は、液晶素子の一対の基板2,3の内面を斜めに交差する方向にラビング処理したものである。
この実施例のように、液晶素子の一対の基板2,3の内面を斜めに交差する方向にラビング処理した場合は、液晶分子10aが図8(a)に示したOFF電圧印加時の垂直配向状態から、ON電圧の印加により、図8(b)に示したように、一対の基板2,3のラビング方向2a,3aの交差角に応じた捩れ角でツイストして倒伏配向するため、高いコントラストを得ることができる。
なお、この実施例のように、ON電圧の印加により液晶分子10aをツイスト配向状態に倒伏配向させる場合は、ON電圧の印加時に液晶分子10aが65°±10°の捩れ角でツイストして倒伏配向するように一対の基板2,3のラビング方向2a,3aを設定し、一対の偏光板14,15を、それぞれの透過軸14a,15aを実質的に直交させ、且つ、いずれか一方の偏光板の透過軸を、その偏光板の配置側の基板のラビング方向と実質的に直交または平行にし、一対のλ/4板16,17を、それぞれの遅相軸16a,17aを実質的に直交させ、且つ、いずれか一方のλ/4板の遅相軸を、そのλ/4板の配置側の基板のラビング方向と実質的に45°の角度で交差させるのが好ましく、このようにすることにより、高いコントラストを得ることができる。
また、上述した各実施例の液晶表示素子は、液晶表示素子1,1a,1bの一対の基板2,3と観察側及び反対側の偏光板14,15との間にそれぞれλ/4板16,17を配置したものであるが、λ/4板は、一対の偏光板14,15の間に1枚だけ配置してもよい。
λ/4板を1枚とする場合、図1に示した透過表示を行なう液晶表示素子では、液晶素子1と観察側及びその反対側の一対の偏光板14,15との間のうち、いずれの側の偏光板との間にλ/4板を配置してもよく、また、図5及び図6に示した反射表示と透過表示の両方を行なう液晶表示素子では、液晶素子1a,1bと観察側偏光板14との間にλ/4板を配置すればよい。
また、上記各実施例の液晶表示素子は、アクティブマトリックス液晶素子1,1a,1bを備えたものであるが、液晶素子は、単純マトリックス型液晶素子でもよい。
この発明の第1の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図。 前記液晶表示素子の一対の基板のラビング方向と、観察側及び反対側の偏光板の透過軸の向きと、観察側及び反対側のλ/4板の遅相軸の向きを示す図。 第1の実施例における液晶分子のOFF電圧印加時とON電圧印加時の配向状態の模式図。 前記液晶表示素子の表示原理を示す模式図。 この発明の第2の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図。 この発明の第3の実施例を示す液晶表示素子の一部分の断面図。 この発明の第4の実施例を示す液晶分子のOFF電圧印加時とON電圧印加時の配向状態の模式図。 この発明の第5の実施例を示す液晶分子のOFF電圧印加時とON電圧印加時の配向状態の模式図。 この発明の第6の実施例を示す液晶分子のOFF電圧印加時とON電圧印加時の配向状態の模式図。
符号の説明
1,1a,1b…液晶素子、2,3…基板、4,5…電極、6R,6G,6B…カラーフィルタ、7…TFT、A…画素、A1…反射表示部、A2…透過表示部、8,9…垂直配向膜、2a,3a…ラビング方向、10…液晶層、10a…液晶分子、11…反射手段、11a,11b…反射膜、12…基板間隙調整用透明膜、13…凹凸面膜、14,15…偏光板、14a,15a…透過軸、16,17…λ/4板、16a,17a…遅相軸、18…拡散層、19…面光源。

Claims (4)

  1. 互いに対向する観察側及びその反対側の一対の基板の対向する内面それぞれに、互いに対向する領域により複数の画素を形成する電極が設けられ、前記一対の基板間に、液晶分子を前記基板面に対して実質的に垂直に配向させた誘電異方性が負の液晶材料からなる液晶層が設けられた垂直配向型液晶素子と、
    前記垂直配向型液晶素子を挟んで配置された観察側及びその反対側の一対の偏光板と、
    前記垂直配向型液晶素子と前記一対の偏光板との間の少なくとも一方に配置されたλ/4板と、
    を備えることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 垂直配向型液晶素子は、一対の基板の内面にそれぞれ垂直配向膜が形成され、且つ前記一対の基板の内面のうち、少なくとも一方にラビング処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 垂直配向型液晶素子は、一対の基板の内面にそれぞれ垂直配向膜が形成され、且つ前記一対の基板の内面がそれぞれ互いに平行な方向にラビング処理されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  4. 垂直配向型液晶素子は、観察側とは反対側の基板の内面に設けられ、複数の画素をそれぞれ前記観察側から入射した光を前記観察側へ反射する反射表示部と前記反対側から入射した光を前記観察側へ透過させる透過表示部とに区分する反射手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
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